JP2511409Y2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
- Publication number
- JP2511409Y2 JP2511409Y2 JP1989122988U JP12298889U JP2511409Y2 JP 2511409 Y2 JP2511409 Y2 JP 2511409Y2 JP 1989122988 U JP1989122988 U JP 1989122988U JP 12298889 U JP12298889 U JP 12298889U JP 2511409 Y2 JP2511409 Y2 JP 2511409Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- inner drum
- outer peripheral
- clothes dryer
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は衣類等の乾燥を行なう衣類乾燥機に関するも
のである。
のである。
従来の技術 従来の衣類乾燥機において、衣類を投入するドラム
は、鋼板または合成樹脂により形成されていたが、ドラ
ムは一重構造であった。
は、鋼板または合成樹脂により形成されていたが、ドラ
ムは一重構造であった。
考案が解決しようとする課題 ドラム内に投入された衣類はドラムの回転によりドラ
ム胴部内面に衝突し衝突音を発生するため鋼板製ドラム
を使用した場合は運転音が大となる。また合成樹脂製ド
ラムを使用した場合は、運転音は低減できるが、ヒータ
ーからの熱風により衣類に油等の附着があった際の衣類
の発火による衣類乾燥機および家屋の類焼の危険性があ
った。また鋼板製ドラムの胴部内周面に合成樹脂製内周
ドラムを貼付し略二重胴部を有する構成のものもある
が、ヒーターの熱による膨張および停止時の冷却により
合成樹脂製内周ドラムが剥離し、衣類の損傷を来す等の
弊害があった。
ム胴部内面に衝突し衝突音を発生するため鋼板製ドラム
を使用した場合は運転音が大となる。また合成樹脂製ド
ラムを使用した場合は、運転音は低減できるが、ヒータ
ーからの熱風により衣類に油等の附着があった際の衣類
の発火による衣類乾燥機および家屋の類焼の危険性があ
った。また鋼板製ドラムの胴部内周面に合成樹脂製内周
ドラムを貼付し略二重胴部を有する構成のものもある
が、ヒーターの熱による膨張および停止時の冷却により
合成樹脂製内周ドラムが剥離し、衣類の損傷を来す等の
弊害があった。
本考案は上記課題を解決するもので衣類乾燥機のドラ
ムによる攪拌にて生ずる衣類ドラムとの衝撃音を減じ、
静音化を図ると同時に、ドラム内発火による類焼を防止
すると共に衣類の損傷を無くすことを目的とする。
ムによる攪拌にて生ずる衣類ドラムとの衝撃音を減じ、
静音化を図ると同時に、ドラム内発火による類焼を防止
すると共に衣類の損傷を無くすことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案の衣類乾燥機は、外
枠内に回転自在に設けられたドラムを有し、このドラム
は合成樹脂よりなる内ドラムと、この内ドラムの外方を
覆う鋼板製の前ドラム、外周ドラム及び後ドラムよりな
り、前記内ドラムはその前方に穴を設けた外周フランジ
部を備えて前記前ドラムと固定されるとともに、一端が
この穴に挿通して前記軸方向において前記内ドラムと外
周ドラムを固定し、かつ他端は前記内ドラムの後面に略
Ｌ字状に形成して内ドラムと固定して前記内ドラムの胴
部外周軸方向に内ドラムと外周ドラムが一定の空隙を保
持する外周ドラム取付板を設けたものである。
枠内に回転自在に設けられたドラムを有し、このドラム
は合成樹脂よりなる内ドラムと、この内ドラムの外方を
覆う鋼板製の前ドラム、外周ドラム及び後ドラムよりな
り、前記内ドラムはその前方に穴を設けた外周フランジ
部を備えて前記前ドラムと固定されるとともに、一端が
この穴に挿通して前記軸方向において前記内ドラムと外
周ドラムを固定し、かつ他端は前記内ドラムの後面に略
Ｌ字状に形成して内ドラムと固定して前記内ドラムの胴
部外周軸方向に内ドラムと外周ドラムが一定の空隙を保
持する外周ドラム取付板を設けたものである。
作用 上記構成によれば、衣類乾燥機運転時のドラム内面と
衣類との衝突は衣類対合成樹脂となると共に衝突面であ
るドラム胴部外周には空隙を有しその外周を外ドラムが
覆っており、発生音が低減されると共に、外周空隙部に
よって音を緩衝させることにより静音化が図れる。ま
た、ドラム外周は鋼板により覆われていることにより、
ドラム内で発火した場合にもドラム外への類焼を防止で
きるものである。
衣類との衝突は衣類対合成樹脂となると共に衝突面であ
るドラム胴部外周には空隙を有しその外周を外ドラムが
覆っており、発生音が低減されると共に、外周空隙部に
よって音を緩衝させることにより静音化が図れる。ま
た、ドラム外周は鋼板により覆われていることにより、
ドラム内で発火した場合にもドラム外への類焼を防止で
きるものである。
また、外周ドラムの取り付けは前ドラムおよび後ドラ
ムの外周部に設けられた溝部に前後端部を嵌入させると
同時に内ドラム前方外周フランジ部に一端を挿通された
外周ドラム取付板に胴部をねじ固定することにより、熱
による膨張，収縮によって生ずるドラムのひずみが吸収
されドラムの変形が防止されるものである。
ムの外周部に設けられた溝部に前後端部を嵌入させると
同時に内ドラム前方外周フランジ部に一端を挿通された
外周ドラム取付板に胴部をねじ固定することにより、熱
による膨張，収縮によって生ずるドラムのひずみが吸収
されドラムの変形が防止されるものである。
実施例 以下、本考案の実施例を第１図〜第７図を参照して説
明する。第７図に衣類乾燥機の全体構成を示す。すなわ
ち、外枠２内に回転自在にドラム３を配し、ドラム後方
に送風ファン４を配し、前記ドラム３および送風ファン
４は駆動モータ５により駆動される。前記送風ファン４
の回転により通風路６を経由しヒーター７を通過し熱風
はドラム３内に送り込まれる。第１図および第２図にド
ラム３の詳細構成を示す。すなわち合成樹脂製の内ドラ
ム3aの外方を鋼板製の前ドラム3b,後ドラム3c、および
外周ドラム3dにて覆っており、前ドラム3bおよび後ドラ
ム3cの外周部にはそれぞれ溝部3e,3fが形成され、外周
ドラム3dの前後端部が前記溝部3e,3fに嵌入されてい
る。また、外周ドラム3dは内ドラム胴部外周に巻着され
るものであり、この胴部端面は継部にて重ね合せられ、
内ドラム3aの前後端部を継ぐ鋼板製外周ドラム取付板3g
にねじ固定される。８はドラム回転時の後方支持軸受で
ある。内ドラム3aと外周ドラム3dとの間には空隙部９が
形成されている。第４図は内ドラム3a、前方外周部にお
ける内ドラム3aと前ドラム3bおよび外周ドラム3dの取り
付け状態を示す要部断面図であり、内ドラム3aと前ドラ
ム3bはタッピンゲねじ10にてその外周部にて締め付け固
定されている。第５図は内ドラム3a後方外周部における
内ドラム3aと後ドラム3c、および外周ドラム3dの取り付
け状態を示す要部断面図であり、内ドラム3aと後ドラム
3cとはタッピングねじ11にてその外周部を締め付け固定
されている。第６図は外周ドラム取付板3gと内ドラム3a
の前方での取り付け状態を示す要部断面図であり、外周
ドラム取付板3gの前方端は内ドラム前方の外周フランジ
部に設けられた凹部穴12に挿通され、外周面は、外周ド
ラム3dの重ね合せ部内面と接するように形成され、タッ
ピングねじ13aにより外周ドラム3dの固定に供される。
また第７図は外周ドラム取付板3gと内ドラム3aの後方で
の取り付け状態を示す要部断面図であり、外周ドラム取
付板3gは内ドラム3aの後方に設けられた凹部締付ねじ穴
にタッピングねじ14にて固定され、前述のように外周ド
ラム3dがタッピングねじ13bにより外周ドラム取付板3g
に固定されている。
明する。第７図に衣類乾燥機の全体構成を示す。すなわ
ち、外枠２内に回転自在にドラム３を配し、ドラム後方
に送風ファン４を配し、前記ドラム３および送風ファン
４は駆動モータ５により駆動される。前記送風ファン４
の回転により通風路６を経由しヒーター７を通過し熱風
はドラム３内に送り込まれる。第１図および第２図にド
ラム３の詳細構成を示す。すなわち合成樹脂製の内ドラ
ム3aの外方を鋼板製の前ドラム3b,後ドラム3c、および
外周ドラム3dにて覆っており、前ドラム3bおよび後ドラ
ム3cの外周部にはそれぞれ溝部3e,3fが形成され、外周
ドラム3dの前後端部が前記溝部3e,3fに嵌入されてい
る。また、外周ドラム3dは内ドラム胴部外周に巻着され
るものであり、この胴部端面は継部にて重ね合せられ、
内ドラム3aの前後端部を継ぐ鋼板製外周ドラム取付板3g
にねじ固定される。８はドラム回転時の後方支持軸受で
ある。内ドラム3aと外周ドラム3dとの間には空隙部９が
形成されている。第４図は内ドラム3a、前方外周部にお
ける内ドラム3aと前ドラム3bおよび外周ドラム3dの取り
付け状態を示す要部断面図であり、内ドラム3aと前ドラ
ム3bはタッピンゲねじ10にてその外周部にて締め付け固
定されている。第５図は内ドラム3a後方外周部における
内ドラム3aと後ドラム3c、および外周ドラム3dの取り付
け状態を示す要部断面図であり、内ドラム3aと後ドラム
3cとはタッピングねじ11にてその外周部を締め付け固定
されている。第６図は外周ドラム取付板3gと内ドラム3a
の前方での取り付け状態を示す要部断面図であり、外周
ドラム取付板3gの前方端は内ドラム前方の外周フランジ
部に設けられた凹部穴12に挿通され、外周面は、外周ド
ラム3dの重ね合せ部内面と接するように形成され、タッ
ピングねじ13aにより外周ドラム3dの固定に供される。
また第７図は外周ドラム取付板3gと内ドラム3aの後方で
の取り付け状態を示す要部断面図であり、外周ドラム取
付板3gは内ドラム3aの後方に設けられた凹部締付ねじ穴
にタッピングねじ14にて固定され、前述のように外周ド
ラム3dがタッピングねじ13bにより外周ドラム取付板3g
に固定されている。
以上のように構成したことにより、合成樹脂と鋼板と
の熱膨張差を合成樹脂ドラム側に一端を挿通した外周ド
ラム取付板により吸収しドラム外周は鋼板にて覆われつ
つ、その内面胴部にて合成樹脂面を有し、かつ胴部にお
いて内ドラムと外周ドラムとの間に空隙を有するドラム
が得られる。
の熱膨張差を合成樹脂ドラム側に一端を挿通した外周ド
ラム取付板により吸収しドラム外周は鋼板にて覆われつ
つ、その内面胴部にて合成樹脂面を有し、かつ胴部にお
いて内ドラムと外周ドラムとの間に空隙を有するドラム
が得られる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、衣類乾燥機運転時に発
生すドラム内面と衣類との衝突音を、胴部を形成する合
成樹脂製内ドラムおよびその外方に形成された空隙部に
よる緩衝効果により低減できると共に、ドラム内での不
慮の発火による機体その他への類焼防止が可能となるう
えに、運転，停止時の温度差によるドラムの変形防止が
可能となる。さらに、ドラム内面が合成樹脂製であるこ
とから、ドラムの耐食性の向上も図れるという効果が得
られる。
生すドラム内面と衣類との衝突音を、胴部を形成する合
成樹脂製内ドラムおよびその外方に形成された空隙部に
よる緩衝効果により低減できると共に、ドラム内での不
慮の発火による機体その他への類焼防止が可能となるう
えに、運転，停止時の温度差によるドラムの変形防止が
可能となる。さらに、ドラム内面が合成樹脂製であるこ
とから、ドラムの耐食性の向上も図れるという効果が得
られる。
第１図は本考案の実施例の衣類乾燥機のドラムの断面
図、第２図は同ドラムの分解斜視図、第３図は同ドラム
前方での構成を示す要部断面図、第４図は同ドラム後方
での構成を示す要部断面図、第５図は同外周ドラム取付
板と内ドラムとの前方での取り付け構成を示す要部断面
図、第６図は同外周ドラム取付板と内ドラムとの後方で
の取り付け構成を示す要部断面図、第７図は同衣類乾燥
機の縦断面図である。 ２……外枠、３……ドラム、3a……内ドラム、3b……前
ドラム、3c……後ドラム、3d……外周ドラム、3g……外
周ドラム取付板。
図、第２図は同ドラムの分解斜視図、第３図は同ドラム
前方での構成を示す要部断面図、第４図は同ドラム後方
での構成を示す要部断面図、第５図は同外周ドラム取付
板と内ドラムとの前方での取り付け構成を示す要部断面
図、第６図は同外周ドラム取付板と内ドラムとの後方で
の取り付け構成を示す要部断面図、第７図は同衣類乾燥
機の縦断面図である。 ２……外枠、３……ドラム、3a……内ドラム、3b……前
ドラム、3c……後ドラム、3d……外周ドラム、3g……外
周ドラム取付板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−86399（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−17695（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−168097（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】外枠内に回転自在に設けられたドラムを有
し、このドラムは合成樹脂よりなる内ドラムと、この内
ドラムの外方を覆う鋼板製の前ドラム、外周ドラム及び
後ドラムよりなり、前記内ドラムはその前方に穴を設け
た外周フランジ部を備えて前記前ドラムと固定されると
ともに、一端がこの穴に挿通して前記軸方向において前
記内ドラムと外周ドラムとを固定し、かつ他端は前記内
ドラムの後面に略Ｌ字状に形成して内ドラムと固定して
前記内ドラムの胴部外周軸方向に内ドラムと外周ドラム
が一定の空隙を保持する外周ドラム取付板を設けた衣類
乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989122988U JP2511409Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989122988U JP2511409Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0362587U JPH0362587U (ja) | 1991-06-19 |
| JP2511409Y2 true JP2511409Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31670985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989122988U Expired - Lifetime JP2511409Y2 (ja) | 1989-10-19 | 1989-10-19 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2511409Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9758919B2 (en) | 2010-08-09 | 2017-09-12 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for treating laundry |
| US9096965B2 (en) * | 2010-08-09 | 2015-08-04 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for treating laundry having a ring shaped circular guide |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5855914Y2 (ja) * | 1980-05-16 | 1983-12-22 | 三洋電機株式会社 | 衣類乾燥機用ドラム |
| JPS5786399A (en) * | 1980-11-20 | 1982-05-29 | Hitachi Ltd | Clothing drier |
| JPS6417695U (ja) * | 1987-07-21 | 1989-01-27 |
-
1989
- 1989-10-19 JP JP1989122988U patent/JP2511409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0362587U (ja) | 1991-06-19 |
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