JP2511348Y2 - 逆止弁部材 - Google Patents
逆止弁部材Info
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- JP2511348Y2 JP2511348Y2 JP7668290U JP7668290U JP2511348Y2 JP 2511348 Y2 JP2511348 Y2 JP 2511348Y2 JP 7668290 U JP7668290 U JP 7668290U JP 7668290 U JP7668290 U JP 7668290U JP 2511348 Y2 JP2511348 Y2 JP 2511348Y2
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- Japan
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- valve
- valve body
- check valve
- valve member
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は流体の逆流を阻止するための逆止弁に用いら
れる部材に係り、特に弁座及び弁体が一体に成形されて
なる逆止弁部材に関する。
れる部材に係り、特に弁座及び弁体が一体に成形されて
なる逆止弁部材に関する。
[従来の技術] 逆止弁は、周知の通り、弁体を有する弁座に対し、着
座自在な弁体を付設したものであり、順流方向には流体
の流通を許容し、逆流方向に対しては弁体が弁座に着座
して弁孔を塞ぐことにより逆流を阻止するよう構成され
ている。
座自在な弁体を付設したものであり、順流方向には流体
の流通を許容し、逆流方向に対しては弁体が弁座に着座
して弁孔を塞ぐことにより逆流を阻止するよう構成され
ている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の逆止弁部材は、弁座と弁体とが別体であり、少
なくとも2部品が必要であった。このような複数部品よ
りなる逆止弁部材は、例えば、弁体の直径が約1cm以下
の小径のものである場合、逆止弁の組み立て作業がきわ
めて煩瑣なものとなり、組み立て作業効率が悪い。ま
た、部品の製造の手間もかかり、部品コストが嵩む。
なくとも2部品が必要であった。このような複数部品よ
りなる逆止弁部材は、例えば、弁体の直径が約1cm以下
の小径のものである場合、逆止弁の組み立て作業がきわ
めて煩瑣なものとなり、組み立て作業効率が悪い。ま
た、部品の製造の手間もかかり、部品コストが嵩む。
[課題を解決するための手段] 本考案の請求項(1)の逆止弁部材は、弁孔を有する
弁座と、該弁孔の開閉用の弁体とを有する逆止弁部材に
おいて、該弁体は、可撓性の支持部を介して弁座に繋っ
ており、かつ該逆止弁部材は、弁体、支持部及び弁体が
一体とされた板状の可撓性材料の成形体であり、該弁体
が弁座に重なるように支持部から折り返し可能であるこ
とを特徴とするものである。
弁座と、該弁孔の開閉用の弁体とを有する逆止弁部材に
おいて、該弁体は、可撓性の支持部を介して弁座に繋っ
ており、かつ該逆止弁部材は、弁体、支持部及び弁体が
一体とされた板状の可撓性材料の成形体であり、該弁体
が弁座に重なるように支持部から折り返し可能であるこ
とを特徴とするものである。
請求項(2)の逆止弁部材は、弁座及び支持部の当接
面同志のうち一方には凸部が設けられ、他方には該凸部
と係合可能な凹部が設けられているものである。
面同志のうち一方には凸部が設けられ、他方には該凸部
と係合可能な凹部が設けられているものである。
[作用] 本考案の逆止弁部材においては、弁体が弁座に対して
重なる方向に支持部の部分から折り返して逆止弁の弁凾
に組み込む。
重なる方向に支持部の部分から折り返して逆止弁の弁凾
に組み込む。
本考案の逆止弁部材は、弁体及び弁座が一体の成形物
よりなり、一部品にて構成されるから、その製造が容易
である。また、単に弁体が弁座に重なるように折り返す
だけで弁凾に組み込めるから、逆止弁の組み立て作業も
平易でかつ短時間で行なえる。
よりなり、一部品にて構成されるから、その製造が容易
である。また、単に弁体が弁座に重なるように折り返す
だけで弁凾に組み込めるから、逆止弁の組み立て作業も
平易でかつ短時間で行なえる。
特に、請求項(2)の逆止弁部材においては、弁体を
折り返した際に凹部と凸部とを嵌合させることにより、
きわめて容易に弁体を弁孔に正対する正規位置に位置さ
せることが可能となる。
折り返した際に凹部と凸部とを嵌合させることにより、
きわめて容易に弁体を弁孔に正対する正規位置に位置さ
せることが可能となる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る逆止弁部材の平面図、
第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図ないし
第5図は使用方法の説明図である。
第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図ないし
第5図は使用方法の説明図である。
この実施例に係る逆止弁部材は、弁孔1を有する弁座
2と、該弁座2に対し支持部3を介して繋っている弁体
4とが合成樹脂やゴム等の可撓性材料で一体に成形され
たものである。なお、支持部3と弁座2との付根部分に
は、第2図の下面側からスリット5が切り込まれてい
る。
2と、該弁座2に対し支持部3を介して繋っている弁体
4とが合成樹脂やゴム等の可撓性材料で一体に成形され
たものである。なお、支持部3と弁座2との付根部分に
は、第2図の下面側からスリット5が切り込まれてい
る。
なお、弁座2と弁体4とは第2図の上面側が面一とな
るように平板状に一体成形されている。
るように平板状に一体成形されている。
このように構成された逆止弁部材は、第3図ないし第
5図の如く支持部3の付根のスリット5の部分から弁体
4が弁座2に折り重なるように折り返されて逆止弁の弁
凾6に組み込まれる。第3図は逆流方向に流体が流通し
ようとした場合の状態に係るものであり、弁体4は弁座
2に着座し、弁孔1を塞いでいる。第4図は順流方向に
流体が流れている状態を示すものである。この状態にあ
っては、支持部3が弾性的に反り返る如く変形し、弁体
4が弁座2から離反し、弁孔1内を流体が流通する。
5図の如く支持部3の付根のスリット5の部分から弁体
4が弁座2に折り重なるように折り返されて逆止弁の弁
凾6に組み込まれる。第3図は逆流方向に流体が流通し
ようとした場合の状態に係るものであり、弁体4は弁座
2に着座し、弁孔1を塞いでいる。第4図は順流方向に
流体が流れている状態を示すものである。この状態にあ
っては、支持部3が弾性的に反り返る如く変形し、弁体
4が弁座2から離反し、弁孔1内を流体が流通する。
第6図は本考案の異なる実施例に係る逆止弁部材の平
面図、第7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図であ
る。本実施例では、弁体4が弁座2に重なるように支持
部3がスリット5の部分から折り返された際に、相互に
嵌合するように凹部7と凸部8がそれぞれ弁体2及び支
持部3に設けられている。本実施例では、凹部7が弁体
2に設けられ、凸部8が支持部3に設けられているが、
逆に弁体2に凸部を設け、支持部3に凹部を設けても良
い。
面図、第7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図であ
る。本実施例では、弁体4が弁座2に重なるように支持
部3がスリット5の部分から折り返された際に、相互に
嵌合するように凹部7と凸部8がそれぞれ弁体2及び支
持部3に設けられている。本実施例では、凹部7が弁体
2に設けられ、凸部8が支持部3に設けられているが、
逆に弁体2に凸部を設け、支持部3に凹部を設けても良
い。
第6、7図に示した逆止弁部材にあっては、支持部3
がスリット5の部分から折り返された際に、凹部7と凸
部8とが係合することにより弁体4の位置決めを図るこ
とができる。このため、逆止弁部材の弁凾への組み込み
作業が一層簡単になる。また、弁体2が確実に弁孔1を
閉止するようになるので、逆止弁の信頼性も向上する。
がスリット5の部分から折り返された際に、凹部7と凸
部8とが係合することにより弁体4の位置決めを図るこ
とができる。このため、逆止弁部材の弁凾への組み込み
作業が一層簡単になる。また、弁体2が確実に弁孔1を
閉止するようになるので、逆止弁の信頼性も向上する。
上記実施例ではいずれも弁体4は平板状とされている
が、本考案では第8図や第11図の如く支持部3と弁体4
の少なくとも一方が湾曲したものとされても良い。な
お、第8図の逆止弁部材はスリット5の部分から折り返
された時に弁体4が弁座2から離反した状態となる。そ
して、逆流方向の流体圧がかかった場合にのみ弁体4が
弁孔1を塞ぎ、順流状態及び流体の流通停止状態におい
ては弁体4が弁座2から離反し、弁孔1が開放した状態
となる。
が、本考案では第8図や第11図の如く支持部3と弁体4
の少なくとも一方が湾曲したものとされても良い。な
お、第8図の逆止弁部材はスリット5の部分から折り返
された時に弁体4が弁座2から離反した状態となる。そ
して、逆流方向の流体圧がかかった場合にのみ弁体4が
弁孔1を塞ぎ、順流状態及び流体の流通停止状態におい
ては弁体4が弁座2から離反し、弁孔1が開放した状態
となる。
第9図及び第10図はそれぞれ本考案のさらに異なる実
施例に係る逆止弁部材の断面図である。第9図では、弁
体の板面と弁座2の板面とが斜めに交叉するように一体
成形されている。第10図の実施例では、弁体4の板面と
弁座2の板面がほぼ直交するように一体成形されてい
る。第9図及び第10図の実施例によれば、弁体4を折り
返して弁座2に重ね合わせることがきわめて容易であ
る。
施例に係る逆止弁部材の断面図である。第9図では、弁
体の板面と弁座2の板面とが斜めに交叉するように一体
成形されている。第10図の実施例では、弁体4の板面と
弁座2の板面がほぼ直交するように一体成形されてい
る。第9図及び第10図の実施例によれば、弁体4を折り
返して弁座2に重ね合わせることがきわめて容易であ
る。
なお、本考案は弁体4の直径が約1cm以下程度の小型
の逆止弁部材に適用するのにきわめて好適である。
の逆止弁部材に適用するのにきわめて好適である。
上記実施例では、弁座2及び弁体4はいずれも円形と
されているが、楕円形、方形、六角形、八角形など各種
形状とすることができる。
されているが、楕円形、方形、六角形、八角形など各種
形状とすることができる。
[効果] 以上の通り、本考案の逆止弁部材は弁体及び弁座並び
に支持部が一体の成形物よりなるから、その製造が容易
である。また、弁体が弁座に重なるように折り返すだけ
で、弁凾に組み込むことができるから、逆止弁の組み立
て作業もきわめて容易でしかも短時間で行なえるように
なり、逆止弁の組み立てコスト、部品コストの低減を図
ることができる。
に支持部が一体の成形物よりなるから、その製造が容易
である。また、弁体が弁座に重なるように折り返すだけ
で、弁凾に組み込むことができるから、逆止弁の組み立
て作業もきわめて容易でしかも短時間で行なえるように
なり、逆止弁の組み立てコスト、部品コストの低減を図
ることができる。
特に、請求項(2)の逆止弁部材によると、凹部と凸
部との嵌合により、弁体を折り返した際の弁体の位置決
めを行なうことができる。
部との嵌合により、弁体を折り返した際の弁体の位置決
めを行なうことができる。
第1図は本考案の実施例に係る逆止弁部材の平面図、第
2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図及び第4
図はそれぞれ弁体を折り返して弁箱に組み込んだ状態を
示す断面図、第5図は弁体が折り返された逆止弁の平面
図、第6図は別の実施例に係る逆止弁部材の平面図、第
7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図、第8図、第9
図、第10図及び第11図はそれぞれ異なる実施例に係る逆
止弁部材の断面図である。 1……弁孔、2……弁座、3……支持部、4……弁体、
5……スリット、6……弁凾、7……凹部、8……凸
部。
2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図及び第4
図はそれぞれ弁体を折り返して弁箱に組み込んだ状態を
示す断面図、第5図は弁体が折り返された逆止弁の平面
図、第6図は別の実施例に係る逆止弁部材の平面図、第
7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図、第8図、第9
図、第10図及び第11図はそれぞれ異なる実施例に係る逆
止弁部材の断面図である。 1……弁孔、2……弁座、3……支持部、4……弁体、
5……スリット、6……弁凾、7……凹部、8……凸
部。
Claims (2)
- 【請求項1】弁孔を有する弁座と、該弁孔の開閉用の弁
体とを有する逆止弁部材において、該弁体は、可撓性の
支持部を介して弁座に繋っており、かつ該逆止弁部材
は、弁体、支持部及び弁体が一体とされた板状の可撓性
材料の成形体であり、該弁体が弁座に重なるように支持
部から折り返し可能であることを特徴とする逆止弁部
材。 - 【請求項2】弁座及び支持部の当接面同志のうち一方に
は凸部が設けられ、他方には該凸部と係合可能な凹部が
設けられている請求項(1)の逆止弁部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7668290U JP2511348Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 逆止弁部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7668290U JP2511348Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 逆止弁部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0434567U JPH0434567U (ja) | 1992-03-23 |
JP2511348Y2 true JP2511348Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31618373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7668290U Expired - Fee Related JP2511348Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 逆止弁部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511348Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2260905C (en) * | 1996-07-19 | 2008-11-18 | Robert B. Chaffee | Valve for inflatable objects |
KR102134989B1 (ko) * | 2019-01-24 | 2020-07-16 | 강성일 | 일체형 체크밸브 |
-
1990
- 1990-07-19 JP JP7668290U patent/JP2511348Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434567U (ja) | 1992-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |