JP2511060Y2 - 2室空調装置 - Google Patents

2室空調装置

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JP2511060Y2
JP2511060Y2 JP6887891U JP6887891U JP2511060Y2 JP 2511060 Y2 JP2511060 Y2 JP 2511060Y2 JP 6887891 U JP6887891 U JP 6887891U JP 6887891 U JP6887891 U JP 6887891U JP 2511060 Y2 JP2511060 Y2 JP 2511060Y2
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air
passage
damper
room
intake
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JP6887891U
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時男 梶本
伸一 今井
正晴 長野
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Sanden Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室と脱衣室等の隣接
する2室の暖房に適する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の2室空調装置を図面を参照
して説明する。図2において、第1の空調空間である脱
衣室100と第2の空調空間である浴室200とは壁1
50を挟んで隣接している。図中、壁150の上方およ
び下方とには、それぞれ孔151および孔152とが形
成されていて、両孔により脱衣室100と浴室200と
は互いに連通している。従来の空調装置は、孔151側
に脱衣室100および浴室200をそれぞれ臨む吸気口
1および吸気口2を有する通気路5と、孔152側に脱
衣室100および浴室200をそれぞれ臨む送気口3お
よび送気口4を有する通気路6と、通気路5と通気路6
とを互いに連通する通気路7とを有する。通気路7に
は、ファン8が備えられている。ファン8は通気路7と
壁150との間隙に備えられたモータ9の回転軸と連結
している。モータ9の回転によりファン8が通気動作を
行うと、脱衣室100および浴室200の空気は吸気口
から吸入され通気路7を通気し送気口から送出される。
通気路7にはまた、ヒータ10が備えられていて、通気
路7を通気する空気は加熱される。通気路5には、第1
のダンパである吸気ダンパ11が備えられている。吸気
ダンパ11は、支点11aを中心に角度αだけ可動であ
る。一方、通気路6には、第2のダンパである送気ダン
パ12が備えられている。送気ダンパ12は、支点12
aを中心に角度βだけ可動である。そして、吸気ダンパ
11および送気ダンパ12の角度の設定によって、脱衣
室100、浴室200、および両室に対する暖房のモー
ドが切り替えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の装置を設置する
場合、吸気口を備えるための孔および送気口を備えるた
めの孔との2つの孔を壁に設ける必要があった。このた
め、設置工事に手間取るという問題があった。本考案の
課題は、設置工事の作業性のよい2室空調装置を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、孔を有
する壁を介して互いに隣接する第1および第2の空調空
間の空調を行う2室空調装置であって、前記第1の空調
空間を臨む第1の送気口と、前記第1の空調空間を臨む
第1の吸気口と、前記第2の空調空間を臨む第2の送気
口と、前記第2の送気口の周囲に配設され、前記第2の
空調空間を臨む第2の吸気口と、前記孔を貫通して延在
し、前記第1および前記第2の送気口を互いに連通する
第1の通気路と、前記第1の通気路の周囲に配設され、
前記第1および前記第2の吸気口を互いに連通する第2
の通気路と、前記第1および前記第2の通気路を互いに
連通する第3の通気路と、前記第3の通気路に備えら
れ、前記第1および前記第2の吸気口から空気を吸入さ
せ前記第1および前記第2の送気口から空気を送出させ
るファンと、前記第3の通気路に備えられたヒータと、
前記第1の通気路に備えられ、前記第1および第2の送
気口から送出される空気量の割合を調整する第1のダン
パと、前記第2の通気路に備えられ、前記第1および前
記第2の吸気口から吸入される空気量の割合を調整する
第2のダンパとを有することを特徴とする2室空調装置
が得られる。
【0005】
【作用】第1および第2の空調空間を仕切る壁に形成さ
れた1つの貫通孔に、第2の送気口と第2の吸気口とが
併せて形成されることになる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。図1a,b,およびcはそれぞれ本実施例によ
る2室空調装置の側断面図、平面図、およびA−A断面
図である。図中、従来例と同一あるいは相当部分には同
一符号を付している。図1において、第1の空調空間で
ある脱衣室100と第2の空調空間である浴室200と
は壁150を挟んで隣接している。図中、壁150には
孔151が形成されていて、脱衣室100と浴室200
とは互いに連通している。本実施例による空調装置は、
脱衣室100側に開口した吸気口1および送気口3と、
壁150の孔151より突出して浴室200側に開口す
る吸気口2および送気口4とを有する。吸気口2は送気
口4の外周に形成されている。吸気口1と吸気口2とは
通気路5によって連通されている。送気口3と送気口4
とは通気路6によって連通されている。そして、通気路
5と通気路6とは通気路7によって互いに連通されてい
る。また、通気路5は、通気路7と壁150との間隙の
うち後述するモータ9とその近傍を除いた空間に形成さ
れている。通気路7には、ファン8が備えられている。
ファン8は通気路7と壁150との間隙に備えられたモ
ータ9の回転軸と連結している。モータ9の回転により
ファン8が流気動作を行うと、脱衣室100および浴室
200の空気は吸気口から吸入され通気路7を通気し送
気口から送出される。通気路7にはまた、ヒータ10が
備えられていて、通気路7を通気する空気は加熱され
る。通気路6には、第1のダンパである送気ダンパ12
が備えられている。送気ダンパ12は、支点12aを中
心軸に回動する。一方、通気路5には、第2のダンパで
ある吸気ダンパ11が備えられている。吸気ダンパ11
は、支点11aを中心軸に回動する。本実施例では、吸
気ダンパ11および送気ダンパ12の角度の設定によっ
て、脱衣室100、浴室200、および両室(2室)に
対する暖房のモードが切り替えられる。
【0007】次に、同図を参照して本装置の動作を説明
する。装置の電源(図示せず)がオンされると、ヒータ
10が発熱を開始する。他方、モータ9が回転しファン
8が流気を開始する。図1は、2室暖房モードを示す。
このモードにおいては、吸気ダンパ11および送気ダン
パ12は中立位置に設定されている。吸気口1および2
からそれぞれ脱衣室100および浴室200の空気が吸
気され通気路5を通気し、吸気ダンパ11によって通気
路7に導入される。通気路7に導入された空気はヒータ
10によって加熱される。加熱された空気は、送気ダン
パ12によって振り分けられ通気路6を通気して送気口
3および送気口4からそれぞれ脱衣室100および浴室
200に送気される。これにより、脱衣室100および
浴室200では矢印101および矢印102で示すよう
な空気の循環が生じる。以後、両室の室温が所望の温度
に上昇するまで暖房がなされる。尚、吸気ダンパ11お
よび送気ダンパ12との設定角度を調整することによ
り、脱衣室100と浴室200との暖房の割合を任意に
調整することができる。次に、脱衣室暖房モードでは、
吸気ダンパ11は図中左側(二点鎖線で示す)に、送気
ダンパは図中水平状態(二点鎖線で示す)に設定され
る。これにより、脱衣室100の空気のみが吸気口1か
ら吸気され、2室暖房モードと同様に加熱され、送気口
3のみから脱衣室100に送出される。脱衣室100で
は矢印101で示すような空気の循環が生じ、室温が所
望の温度に上昇するまで暖房がなされる。次に、浴室暖
房モードでは、吸気ダンパ11は図中右側(二点鎖線で
示す)に、送気ダンパ12は図中直立状態(二点鎖線で
示す)に設定される。これにより、浴室200の空気の
みが吸気口2から吸気され、2室暖房モードと同様に加
熱され、送気口4のみから浴室200に送出される。浴
室200では矢印201で示すような空気の循環が生
じ、室温が所望の温度に上昇するまで暖房がなされる。
このように本装置では、吸気ダンパおよび送気ダンパの
設定によって被暖房室に対してのみ吸気および送気を行
うことができる。尚、吸気ダンパ11および送気ダンパ
12の設定は、機械的あるいは電磁的に行なうことがで
きる。また、両ダンパの動作をリンクさせることによ
り、所望する被暖房室を選択するのみで吸気および送気
の割合を設定できるようにしてもよい。
【0008】以上述べたように本装置では吸気口2が送
気口4の周囲に形成されているから、壁150に設ける
べき孔が1つでよい。尚、吸気口は送気口の同心外周に
限らず隣接して設けることも可能である。また、本実施
例では通気路5をファン8と壁150との間隙を利用し
て備え、壁に対する厚みを従来例と同様にさせている
が、通気路の配置状態はこれに限定されるものではな
い。
【0009】
【考案の効果】本考案による2室空調装置は、吸気口が
送気口の周囲に形成されているため、被設置場所である
壁には孔を1つ設ければよく、設置作業を簡素化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による2室空調装置を説明す
るための図である。
【図2】従来の2室空調装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1、2 吸気口 3、4 送気口 5、6、7 通気路 8 ファン 10 ヒータ 11 吸気ダンパ 12 送気ダンパ 100 脱衣室 150 壁 200 浴室

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔を有する壁を介して互いに隣接する第
    1および第2の空調空間の空調を行う2室空調装置であ
    って、前記第1の空調空間を臨む第1の送気口と、前記
    第1の空調空間を臨む第1の吸気口と、前記第2の空調
    空間を臨む第2の送気口と、前記第2の送気口の周囲に
    配設され、前記第2の空調空間を臨む第2の吸気口と、
    前記孔を貫通して延在し、前記第1および前記第2の送
    気口を互いに連通する第1の通気路と、前記第1の通気
    路の周囲に配設され、前記第1および前記第2の吸気口
    を互いに連通する第2の通気路と、前記第1および前記
    第2の通気路を互いに連通する第3の通気路と、前記第
    3の通気路に備えられ、前記第1および前記第2の吸気
    口から空気を吸入させ前記第1および前記第2の送気口
    から空気を送出させるファンと、前記第3の通気路に備
    えられたヒータと、前記第1の通気路に備えられ、前記
    第1および第2の送気口から送出される空気量の割合を
    調整する第1のダンパと、前記第2の通気路に備えら
    れ、前記第1および前記第2の吸気口から吸入される空
    気量の割合を調整する第2のダンパとを有することを特
    徴とする2室空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通気路の所定部分が、前記フ
    ァンと前記壁との間隙に設けられたことを特徴とする請
    求項1記載の2室空調装置。
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