JP2511032Y2 - バタフライ弁の弁開度調整装置 - Google Patents

バタフライ弁の弁開度調整装置

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JP2511032Y2
JP2511032Y2 JP1989125610U JP12561089U JP2511032Y2 JP 2511032 Y2 JP2511032 Y2 JP 2511032Y2 JP 1989125610 U JP1989125610 U JP 1989125610U JP 12561089 U JP12561089 U JP 12561089U JP 2511032 Y2 JP2511032 Y2 JP 2511032Y2
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Inventor
耕一 家城
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株式会社 巴技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バタフライ弁の弁開度の調整装置に関し、
特に手動で開閉操作が可能で、弁開度を任意の角度位置
に選定できるようにした弁開度調整装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、バタフライ弁の弁体の開度調整装置として、 (イ)弁開度を連続的に自由に選定できるようにした
もの、 (ロ)弁開度を非連続的に所定角度に固定できるよう
にしたもの、 の2種類に大別できる。
第5図(a)は上記(イ)の型に属する従来例のレバ
ー操作部の要部断面図であって、フランジボス1を貫通
して取付けた弁棒2の外端に、ハンドアーム3を取付
け、該アーム3に、先端を円錐状部4aに形成したねじ棒
4を螺合したハンドル(レバー)5を取付け、該ハンド
ル5を一方向(例えば右方向)に回わすことにより、上
記先端円錐状部4aを前進させ、上記フランジボス1上部
の2枚の鍔6、6間の環状溝7に旋回可能に嵌合された
同図(b)に示す分割固定駒8、8の円錐孔9内に、楔
状に押し込んで該分割固定駒8、8を強制拡開させ、上
記環状溝7内に圧着して固定させるようにし、また、ハ
ンドル5を逆方向(例えば左方向)に回わすことによ
り、上記分割固定駒8、8を緩めて環状溝7内で自由に
移動できるようにし、このような状態でハンドル5を旋
回して弁棒2を回わし、図示しない弁体を任意の開度に
開閉できるようになっている。(実公昭45−11883号公
報参照) また、第6図(a)及び(b)は、上記(ロ)の型に
属する従来例(本出願人の出願に係るもの)を示す正面
図及び平面図であって、弁体11を開閉自在に軸支する弁
棒12の外端に回転方向を一体にして、アダプタ13を装着
し、該アダプタ13に主レバー14を回転(旋回)方向を一
体にし且つ上下方向に軸ピン15を介して駆動自在に取付
け、主レバー14の先端に、開度板16のノッチ17に嵌合す
るフック部18を形成して構成されている。図中、10は弁
本体、10aは弁軸筒、14aは補助レバー、19は目盛板であ
る。
上記の構成により、主レバー14を軸ピン15を軸にして
上下方向に枢動させ、主レバー14と開度板16との係合を
係合自在となし、弁開閉時、上記係合を解除した後、補
助レバー14aを介して、主レバー14を旋回させて弁棒12
を回動させ、再び主レバーのフック部18をノッチ17に係
合させて弁棒12を固定するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した第1の従来例((イ)の型式)は、弁体の開
度を自由に選定することができる利点がある反面、弁棒
の固定手段が、ねじ機構によって行われているため、緩
み易く、且つ一度緩むと弁開度が定まらないという問題
点があった。
また、上記第2の従来例((ロ)の型式)では、弁開
度は主レバー14の先端のフック部18と開度板16のノッチ
17との嵌合(かみ合い)によって固定される利点がある
反面、弁開度は、ノッチ17の数(通常10ないし20)に限
定されるという問題点があった。
本考案は、上記第1及び第2の両従来例における利点
(長所)を兼備し、弁開度を自由に選定できるばかりで
なく、仮にねじ部が緩んでも、弁開度を一定の範囲(許
容範囲)内に保持できるようにしたバタフライ弁を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、弁体を開閉
自在に軸支する弁棒(12)の外端に回転方向を一体にし
てアダプタ(23)を装着し、該アダプタにレバー(14)
を回転方向を一体にし且つ上下方向に駆動自在に取付
け、レバーの先端に、開度板(26)のノッチに嵌合する
フック部(18)を設けたバタフライ弁において、上記レ
バー(14)を、先端フック部(18)が常時開度板(26)
に当接するように付勢すると共に、上記アダプタ(23)
に側方に延出された腕部(23a)を設け、該腕部の端部
(23b)を、開度板(26)に設けられた案内溝(22)に
沿って移動できるようにし、該腕部の端部(23b)を上
記案内溝(22)の任意の位置にねじ部材(25)を介して
固定できるようにしたことを特徴としている。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されているので、弁開度を
調節変更したいときには、アダプタ腕部端部のねじ部材
を緩めたのち、レバーをばね(付勢力)に抗して押し上
げ、レバー端部のフック部を開度板から離した状態で旋
回し、それに伴って、アダプタ側方の腕部端部が開度板
の案内溝に沿って移動する。そして、所望の弁開度にな
った位置で、上記アダプタ腕部端部を案内溝内に蝶ねじ
等の固定ねじ部材によって固定する。
上記のようにして、弁開度が任意の位置にねじ部材を
介して固定できる。
また、上記腕部端部を案内溝内に固定するねじ部材
が、仮に緩るんでも、レバーは常時、先端フック部を開
度板に当接するように付勢されているので、弁棒に取付
けられたアダプタを介してレバーが旋回方向に移動(角
度変位)しようとしても、上記フック部は開度板の近傍
のノッチに嵌合してそれ以上移動せず、この位置に固定
される。
従って、固定ねじ部材の緩みによる影響も許容範囲内
に止めることが可能となる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を、図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すバタフライ弁の弁
開度調整装置の平面図、第2図は、第1図II−II線断面
図であって、図中、第6図(a)(b)に記載した符号
と同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。
図において、弁棒12の外端に、キー12aを介して回転
(旋回)方向を一体にしてアダプタ23が装着され、該ア
ダプタ23には、側方に向って延びる腕部23aが一体に形
成され、また、該アダプタ23の前方(図で左方)上部に
設けられた軸ピン15を介して、主レバー14が上下方向に
回動できるように、ほぼ中央部で支持して取付けられて
いる。これによって、主レバー14とアダプタ23とは、弁
棒12の回りに回転(旋回)方向に関して一体化されてお
り、主レバー14を水平面内で回転(旋回)するとき、ア
ダプタ23を介して弁棒12を回転できるようになってい
る。
一方、弁軸筒10aの上面には開度板26が固着され、該
開度板26の上面には、図示しない目盛板が取付けられて
おり、また周縁には複数個のノッチ17が形成されてい
る。また該ノッチ17を設けていない側の開度板26には、
前記アダプタ23の腕部23aの端部23bを案内する案内溝22
が形成され、該案内溝22と腕部の端部23bとは、第4図
に示すようなストッパボルト25aと蝶ナット25bとからな
る固定ねじ部材25によって任意の位置に締付けて固定で
きるようになっている。
また、上記アダプタ23と、主レバー14とは、弁棒12に
関して軸ピン15と反対側に内装されたコイルばね27によ
って、先端フック部18が常時開度板23のノッチ側の面と
当接するように付勢されている。
また、アダプタ23は、裏面を第3図に示すように、キ
ー溝23cと前記キー12aとによって弁棒12と回転方向を一
体にしており、また間隙を隔てて対設された締付け片23
dを貫通するボルトによって、アダプタと弁棒とが一体
に締結されている。第4図において、28aはスプリング
ワッシャ28bはレバーアダプタである。
次に作用について説明すると、弁開度を調節変更する
必要が生じたときには、アダプタ腕部23aの端部23bの蝶
ナット25bを緩めた後、主レバー14を、ばね27の付勢力
に抗して、対向突部14a、14a(第2図)が当接するまで
押し下げ、レバー先端部のフック部18を開度板26から離
した状態で、弁棒12の回りに旋回すると、これにつれて
アダプタ23側方の腕部23aの端部23bが開度板26の案内溝
22に沿って移動する。そして、所望の弁開度まで旋回し
た位置で、上記腕部の端部23bを案内溝22内に、蝶ナッ
ト25bを締付けて固定する。これによって、弁開度が任
意の位置に固定できる。
また、上記腕部の端部23bを案内溝22内に固定してい
る蝶ナット25bが仮に緩んだとしても、主レバー14は常
時、先端部のフック部18を開度板26のノッチ部17に当接
するようにばね27で付勢されているので、主レバー14が
弁棒12、アダプタ23を介して仮に旋回方向に移動(変
位)しても、該フック部18は隣接したノッチ部17と嵌合
して、それ以上の弁体の角度・変位が阻止される。
従って、蝶ナット25bの緩みによる影響を最小限の許
容範囲内に納めることが可能である。
上記した実施例において弁棒12を回わすレバーを、主
レバー14と補助レバー14aに分離した構造について説明
したが、一体であってもよい。
また、アダプタ腕部の端部23bと開度板26の案内溝22
とのねじによる固定手段を、蝶ナット25bによる締結機
構について説明したが、一例に過ぎないことはいうまで
もない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、弁棒の外端に
回転方向を一体にして装着されたアダプタに、回転方向
を一体にし、且つ上下方向に枢動自在にレバーを取付
け、該レバー先端に開度板のノッチに嵌合するフック部
を設けたバタフライ弁において、上記レバーを、先端フ
ック部が常時開度板に当接するように付勢すると共に、
上記アダプタに側方に延出された腕部を設け、該腕部の
端部を、開度板に設けられた案内溝に沿って移動できる
ようにし、該腕部端部を上記案内溝の任意の位置に固定
ねじ部材を介して固定できるようにしたことにより、弁
体の開度を手動操作により、容易に、連続的に任意の角
度に調節できるばかりでなく、仮りにねじ部が緩んで
も、弁開度を許容範囲内に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すバタフライ弁の弁開度
調整装置の平面図、第2図は第1図II−II線断面図、第
3図は要部の裏面図、第4図は要部断面図、第5図
(a)及び(b)は従来例を示す要部断面図及び要部斜
視図、第6図(a)及び(b)は他の従来例を示す正面
図及び平面図である。 12……弁棒、15……軸ピン、17……ノッチ、18……フッ
ク部、22……案内溝、23……アダプタ、23a……腕部、2
3b……端部、26……開度板、27……コイルばね、25……
固定ねじ部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体を開閉自在に軸支する弁棒(12)の外
    端に回転方向を一体にしてアダプタ(23)を装置し、該
    アダプタにレバー(14)を回転方向を一体にし且つ上下
    方向に駆動自在に取付け、レバーの先端に、開度板(2
    6)のノッチに嵌合するフック部(18)を設けたバタフ
    ライ弁において、上記レバー(14)を、先端フック部
    (18)が常時開度板(26)に当接するように付勢すると
    共に、上記アダプタ(23)に側方に延出された腕部(23
    a)を設け、該腕部の端部(23b)を、開度板(26)に設
    けられた案内溝(22)に沿って移動できるようにし、該
    腕部の端部(23b)を上記案内溝(22)の任意の位置に
    ねじ部材(25)を介して固定できるようにしたことを特
    徴とするバタフライ弁の弁開度調整装置。
JP1989125610U 1989-10-30 1989-10-30 バタフライ弁の弁開度調整装置 Expired - Lifetime JP2511032Y2 (ja)

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KR100931064B1 (ko) * 2009-04-21 2009-12-10 노성근 레버 고정 장치를 구비한 버터플라이 밸브

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