JP2511017Y2 - ブレ―キシュ― - Google Patents

ブレ―キシュ―

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JP2511017Y2
JP2511017Y2 JP1988032557U JP3255788U JP2511017Y2 JP 2511017 Y2 JP2511017 Y2 JP 2511017Y2 JP 1988032557 U JP1988032557 U JP 1988032557U JP 3255788 U JP3255788 U JP 3255788U JP 2511017 Y2 JP2511017 Y2 JP 2511017Y2
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JP
Japan
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lining
rim
brake shoe
peripheral surface
sliding
Prior art date
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JP1988032557U
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English (en)
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JPH01136730U (ja
Inventor
寿樹 飯柴
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Nisshinbo Holdings Inc
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Nisshinbo Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等に用いられるドラムブレーキ用の
ブレーキシューに関するものである。
(従来の技術) ブレーキシューの作動円滑化と摺動部の異音防止を図
るため、特公昭44-5904号公報に示されているように、
リムの側部に直角に形成した摺動部を設け、この摺動部
を静止部材に対して面接触するようにすると共に、前記
面接触部にグリースを塗布するドラムブレーキが知られ
ている。
又、制動時の発熱や、浸水等によりグリースが流出し
てしまうという、グリースの効能低下を防ぐために、静
止部材にグリース溜りを設けることも、特公昭57-29090
号公報により知られている。
又、外周面にライニングの固着される弧状のリム部
と、このリム部の内周面に周方向に沿って延設されたウ
ェブ部を有する断面T字状の弓型ブレーキシューを板金
材の屈曲にて形成してなるドラムブレーキのブレーキシ
ューにおいて、前記ウェブ部の周方向端面から略レ字状
に屈曲してリム部外面の周方向端縁部を覆うようにあて
金を固着したドラムブレーキのブレーキシューも、特開
昭57-76333号公報によって知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上述した特公昭44-5904号公報に示され
た摺動部にはライニングの位置決め機能がなく、又、特
公昭57-29090号公報に示されている従来の静止部材に設
けたグリース用の溝は、単にグリースの貯留機能を有す
るのみで、ライニングの張位置を確認するような機能は
なかったから、ブレーキシューを製造する場合に、ライ
ニングの張位置を常に正確にするということが困難であ
るという問題点があった。
又、特開昭57-76333号公報のあて金9による位置決め
は、第3図(ロ)において、ライニング8の右側への位
置決めは可能であるが、ライニング8は左側へは自由に
移動できるから、ライニングの周方向の片側しか位置決
めできないという問題点があると共に、あて金9は、ラ
イニング8の有効摩耗に支障を与えるという問題点があ
った。すなわちライニング8の外周は回転するブレーキ
ドラムと摺動して、徐々に摩耗していくが、あて金9の
リム部外周側の面は、ライニング8の内周面より外側に
位置しているため、ライニング8の完全摩耗の前にあて
金9の外面がドラムの内周面と接触するので、そのあて
金9の厚さに相当する分ライニング8が有効に利用でき
ない。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案においては、リム
の側部をその外周面に対し内周側へ略直角に折曲した摺
動部を複数形成し、このリムの外周面にライニングを固
着し、前記摺動部が静止部材上を摺動するブレーキシュ
ーにおいて、前記ライニングの端部と対向した少なくと
も1ヶ所の前記摺動部のシュー側面に、ライニングの円
周方向張位置の両側許容範囲を視認できると共に、静止
部材との間に塗布するグリースを貯留できる溝を形成し
てブレーキシューを構成する。
又、リムの側部をその外周面に対し内周側へ略直角に
折曲した摺動部を複数形成し、このリムの外周面にライ
ニングを固着し、前記摺動部が静止部材上を摺動するブ
レーキシューにおいて、前記ライニング側面の任意に位
置に付与した表示線と対向した少なくとも1ヶ所の前記
摺動部のシュー側面に、ライニングの円周方向張位置の
両側許容範囲を視認できると共に、静止部材との間に塗
布するグリースを貯留できる溝を形成してブレーキシュ
ーを構成する。
(作用) 上述のように本考案においては、静止部材上を摺動す
るブレーキシューのリム側部の摺動部にリムの外周に固
着するライニングのリム円周方向の張位置視認用及び静
止部材との間に塗布するグリース貯留用の溝を形成した
から、本考案のブレーキシューはグリースの貯留機能の
他に、ライニング張位置の許容範囲を明示する機能を併
有するから、本考案によれば、グリースによる潤滑性能
の向上を図ると共に、ライニングの張位置を常に正確に
することにより粗悪品の流出を防止して制動性能の安定
化を図ることができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図は、ドラムブレーキ用のブレーキシ
ュー1を示すもので、このブレーキシュー1はリム2と
ウェブ3を溶接等で断面T字状に結合して形成されてお
り、リム2の外周面にはライニング4が固着されてい
る。
又、リム2の両側部には、摺動部12,12′,12″が静止
部材(図示せず)上を摺動するようにリム2を直角に折
曲して形成されている。本実施例では摺動部12,12′,1
2″がリム2の周方向の両端と中央部の3ヶ所において
リム2の両側にそれぞれ形成されているが、この摺動部
12,12′,12″は静止部材上を摺動するリム2の片側のみ
の3ヶ所にだけ設けるようにしてもよい。
尚、第1図は図面を簡略化するため、3ヶ所の摺動部
12,12′,12″にそれぞれ異なる実施例を示してある。
先ず、第1図の上方の摺動部12と第3図により、本考
案による第1の実施例を説明する。
本実施例の摺動部12には、ライニング4の張位置のず
れを許容する間隔Aの両外側に2本の凹状の溝12aを形
成してある。
次に、第1図の下方の摺動部12′と第4図により、本
考案による第2の実施例を説明する。
本実施例の摺動部12′には、周方向に幅広の一つの凹
陥した溝12′aが形成されており、この溝12′aの幅A
が、ライニング4の張位置の許容範囲になっている。
次いで、第1図の中央の摺動部12″と第5図により、
本考案による第3の実施例を説明する。
本実施例の摺動部12″には、2つの切り欠き溝12″a
が形成されており、この溝12″aの間隔Aをライニング
4の張位置の許容範囲として設定すると共に、ライニン
グ4の側面には張位置表示用の線14等の目印を印加して
ある。なおこの目印としてはライニング4の周方向の中
央に限らず、ライニング4の両端部に設けてもよい。更
に上述した3つの実施例は、それぞれ単独で使用しても
よいし、また組み合わせて使用してもよい。
(考案の効果) 本考案は、上述の通りであるから、次のような効果を
得ることが出来る。
(イ) ラインニングの周方向端面や中央部の目印と、
リム摺動部に形成した溝との相対位置で、ライニングの
張位置の良否を容易に目視により確認出来るため、粗悪
品の流出が無くなり、制動性能が安定する。
(ロ) リムの摺動部の溝にグリースが長期に亘って貯
留されるので、ブレーキシューの円滑な作動の維持と不
快な摺動音を防止することができる。
(ハ) 前記した第1実施例の溝12aの深さを深くした
り、第3実施例に示す切り欠き溝12″aの場合には、リ
ムの彎曲成形を高効率なローラー加工で行うことが出来
る。
すなわち、リムをウェブに溶接する際には、ライニン
グとの密着性を確保するため、平板状のリムをウェブの
外周の彎曲に対応する形状に予め曲げ加工しておく必要
がある。このとき、リムの外周部は伸び、内側に折曲さ
れた摺動部は縮む。
従って、従来は摺動部にしわが生じないようにプレス
の押し型により、単発的に曲げ加工していた。
これに対して本考案によれば、縮む部分の肉が溝部に
容易に逃げるため、例えば回転ローラによる自動曲げ加
工が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブレーキシューの正面図、 第2図は第1図のII-II断面図、 第3図は第1図のIII矢視図、 第4図は第1図のIV矢視図、 第5図は第1図のV矢視図である。 1……ブレーキシュー 2……リム 3……ウェブ 4……ライニング 12,12′,12″……摺動部 12a,12′a,12″a……溝 14……線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リムの側部をその外周面に対し内周側へ略
    直角に折曲した摺動部を複数形成し、このリムの外周面
    にライニングを固着し、前記摺動部が静止部材上を摺動
    するブレーキシューにおいて、前記ライニングの端部と
    対向した少なくとも1ヶ所の前記摺動部のシュー側面
    に、ライニングの円周方向張位置の両側許容範囲を視認
    できると共に、静止部材との間に塗布するグリースを貯
    留できる溝を形成したことを特徴とするブレーキシュ
    ー。
  2. 【請求項2】リムの側部をその外周面に対し内周側へ略
    直角に折曲した摺動部を複数形成し、このリムの外周面
    にライニングを固着し、前記摺動部が静止部材上を摺動
    するブレーキシューにおいて、前記ライニング側面の任
    意の位置に付与した表示線と対向した少なくとも1ヶ所
    の前記摺動部のシュー側面に、ライニングの円周方向張
    位置の両側許容範囲を視認できると共に、静止部材との
    間に塗布するグリースを貯留できる溝を形成したことを
    特徴とするブレーキシュー。
JP1988032557U 1988-03-14 1988-03-14 ブレ―キシュ― Expired - Lifetime JP2511017Y2 (ja)

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杉田稔「位置決め技術」(昭50、11、30)日刊工業新聞社P4

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