JPH0318749Y2 - - Google Patents

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JPH0318749Y2
JPH0318749Y2 JP2097787U JP2097787U JPH0318749Y2 JP H0318749 Y2 JPH0318749 Y2 JP H0318749Y2 JP 2097787 U JP2097787 U JP 2097787U JP 2097787 U JP2097787 U JP 2097787U JP H0318749 Y2 JPH0318749 Y2 JP H0318749Y2
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rim
shoe
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brake shoe
inner circumferential
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はドラムブレーキに用いられるブレーキ
シユーに関するものである。
従来技術 ドラムブレーキにおいては、一般に、帯板状か
つ円弧状のシユーリムを有するブレーキシユー
が、そのシユーリムの側端部においてバツキング
プレートに突設されたレツジ部の突出端面と当接
しつつ案内されることにより、バツキングプレー
ト上に径方向の移動可能に配設されている。
かかるブレーキシユーの一種に、板状素材を打
ち抜いて帯板状のシユーリム部材を成形する際
に、そのシユーリム部材の長手方向所定部分に側
端面から幅方向において所定距離突き出す突出部
を形成し、この突出部を円弧上に曲成されたシユ
ーリム部材の内周側へ曲成することにより、この
曲成された突出部のシユーリム幅方向外側に位置
する外面において前記レツジ部の突出端面と当接
させられるように構成されたものがある。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、かかるブレーキシユーにおいて
は、シユーリム部材の打抜き成形時に前記のよう
な突出部を形成することに起因して、材料歩留り
を充分に得難いという問題があつた。
また、かかるブレーキシユーを備えたドラムブ
レーキにおいて、ブレーキシユーの内周方向への
一定限度以上の移動をそのブレーキシユーとバツ
キングプレートとの係合に基づいて阻止しようと
する場合には、たとえば実開昭61−126123号公報
に記載されているように前記レツジ部のバツキン
グプレート内周側の部分にその突出端面から更に
突き出すストツパ部を別個に設けたり、あるいは
バツキングプレートの他の部分に所定のストツパ
部を別個に設けねばならないという問題があつ
た。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であつて、その要旨とするところは、帯板状かつ
円弧状のシユーリムを有し、そのシユーリムの側
端部がバツキングプレートに突設されたレツジ部
の突出端面と当接しつつ案内されることにより、
そのバツキングプレート上に径方向の移動可能に
配設されたドラムブレーキ用ブレーキシユーにお
いて、前記シユーリムの側端部の長手方向所定部
分をそのシユーリムの内周方向へ曲成することに
より、そのシユーリムの幅方向外側に位置する外
面がシユーリムの側端面より所定寸法だけ幅方向
内側に位置し且つその外面が前記レツジ部の突出
端面と当接させられる当接部を設けるとともに、
シユーリムの当接部が設けられていない部分の内
周面と前記レツジ部の側面との当接に基づいて前
記ブレーキシユーの内周方向への一定限度以上の
移動を阻止するようにしたことにある。
作用および考案の効果 このようにすれば、レツジ部の突出端面と当接
させられる当接部が、そのシユーリム幅方向外側
に位置する外面がシユーリムの側端面より所定寸
法だけ幅方向内側に位置する状態で設けられるよ
うになつているので、前記当接部を形成するため
にシユーリムを構成する部材の打抜き成形時にお
いて従来のような突出部を形成することを不要と
し得る。これにより、ブレーキシユーの材料歩留
りを従来に比べて一層向上し得る。
また、シユーリムの当接部が設けられていない
部分の内周面とレツジ部の側面との当接に基づい
てブレーキシユーの内周方向への一定限度以上の
移動が阻止されるので、レツジ部等にブレーキシ
ユーの前記移動を阻止するためのストツパ部を別
個に設ける必要がない。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案が適用されたブレ
ーキシユーを備えたドラムブレーキの要部を示す
図であつて、10は有底円筒状を成す回転ドラム
(第2図においては図示せず)である。回転ドラ
ム10は、その内周側において図示しない非回転
部材に回転可能に支持されたハブ(図示せず)に
固定されており、その回転ドラム10の開口側に
は、円板状を成すバツキングプレート12が対向
する状態で前記非回転部材に固定されている。こ
のバツキングプレート12上には、帯板状かつ円
弧状を成すシユーリム14と、そのシユーリム1
4の内周面に突設されたシユーウエブ16と、シ
ユーリム14の内周面に固着されたライニング1
8とをそれぞれ備えた一対のブレーキシユー20
(一方のみ図示)が図示しないシユーホルドダウ
ン装置により径方向の移動可能に支持されてお
り、ブレーキシユー20(ライニング18)の外
周面は回転ドラム10の内周面と僅かな間隙を有
して対向させられている。両ブレーキシユー20
の相対向する各一端部(第2図中右端部)はバツ
キングプレート12上に固定されたホイールシリ
ンダ22の両端部とそれぞれ係合させられている
とともに、両ブレーキシユー20の各他端部はバ
ツキングプレート12上に固定されたアンカ24
(第1図においては図示せず)の側面と図示しな
いスプリングの付勢力に従つてそれぞれ当接させ
られている。なお、26はリターンスプリングで
ある。かかるドラムブレーキにおいて、ホイール
シリンダ22に液圧が供給されると、両ブレーキ
シユー20がリターンスプリング22の付勢力に
抗して互いに拡開されて回転ドラム10の内周面
にそれぞれ押し付けられることにより制動が行わ
れる。第2図はこのときの状態を示している。
上記シユーリム14の長手方向の両端部および
中間部であつて且つ幅方向両側には、第1図およ
び第2図に示すように、シユーリム14幅方向外
側に位置する外面がシユーリム14両側端面から
所定寸法Lだけそれぞれ幅方向内側に位置する状
態で、シユーリム14内周方向へ所定距離突き出
す突起28がそれぞれ設けられており、シユーリ
ム14幅方向の一方の側に位置する各突起28の
前記外面が、バツキングプレート12の外周部に
各突起28とそれぞれ対応する位置において一体
に突設された複数(本実施例においては3個)の
レツジ部30の突出端面とそれぞれ当接させられ
ている。これにより、前記ホイールシリンダ22
の作動に伴つて、シユーリム14の前記突起28
外面がレツジ部30の突出端面と当接しつつ案内
されて、ブレーキシユー20がバツキングプレー
ト12上において径方向に移動させられる。この
場合において、ホイールシリンダ22が非制動状
態とされて両ブレーキシユー20がリターンスプ
リング26の付勢力に従つて一定限度以上縮径さ
せられたときには、シユーリム14の突起28が
設けられていない部分の内周面、専らホイールシ
リンダ22側の突起28近傍に位置する内周面あ
るいは中間部の突起28近傍に位置する内周面が
レツジ部30のバツキングプレート12外周側に
位置する側面と当接させられることにより、それ
以上のブレーキシユー20の内周方向への移動が
阻止される。上記所定寸法L、レツジ部30の前
記側面のバツキングプレート12径方向における
位置およびその側面のバツキングプレート12周
方向の長さ寸法などが予めそのように決定されて
いるのである。本実施例においては、上記突起2
8が当接部を構成している。
上記ブレーキシユー20は以下のようにして製
造されたものである。先ず、第3図において実線
にて示すように、板状素材から帯板状のシユーリ
ム部材32をプレス加工により打ち抜く。このと
き、長手方向両端部からそれぞれ所定距離内側の
部分および長手方向中間部において長手方向に互
いに所定距離隔てた部分に、両側端面から幅方向
内側に向かつて延びる所定深さの切欠34,36
および切欠38,40をそれぞれ形成する。次い
で、シユーリム部材32を円弧状に曲成する際に
或いはそれとは別に、シユーリム部材32側端部
であつて且つ前記切欠34,36のそれぞれ外側
に位置する部分および切欠38,40間に位置す
る部分をシユーリム部材32内周方向へそれぞれ
曲成することにより、前記突起28を形成する。
このとき、曲成された突起28のシユーリム部材
32軸方向外側の外面はシユーリム部材32の側
端面から前記所定寸法Lだけ幅方向内側に位置さ
せられるとともに、突起28の前記内周方向への
突出寸法はブレーキシユー20を径方向において
必要かつ充分に案内し得る寸法とされる。前記切
欠34,36,38,40の各深さ寸法が予めそ
のようにそれぞれ決定されているのである。次い
で、突起28が形成され且つ円弧状に曲成された
シユーリム部材32の内周面にシユーウエブ16
を構成する部材を、外周面にライニング18をそ
れぞれ固着することにより、上記ブレーキシユー
20を得る。
ここで、従来においては、たとえば第3図にお
いて一点鎖線にて示すように、打抜き成形時にお
いてシユーリム部材に前記のような深い切欠3
4,36,38,40を形成することなく、シユ
ーリム部材の側端部にその側端面から幅方向に比
較的大きく突き出す突出部50を形成し、この突
出部50をシユーリム内周方向へ曲成することが
行われている。このため、上記突出部50を形成
することに起因して、シユーリム部材、ひいては
ブレーキシユーの材料歩留りを充分に得難いとい
う問題があつたのである。
これに対し、本実施例によれば、シユーリム部
材32の打抜き成形時に従来のような突出部50
を形成することなく、側端面が略面一に打ち抜か
れたシユーリム部材32の側端部の長手方向所定
部分をシユーリム内周方向へ単に曲成することに
より前記突起28が形成されるので、シユーリム
部材32、ひいてはブレーキシユー20の材料歩
留りが従来に比べて一層向上する。
また、本実施例によれば、ブレーキシユー20
の内周方向への一定限度以上の移動が、レツジ部
30の内周側の部分にその突出端面から更に突き
出す従来のようなストツパ部を別個に設けたり、
あるいはバツキングプレート12の他の部分に所
定のストツパ部を別個に設けたりすることなく、
シユーリム14の突起28が設けられていない部
分の内周面とレツジ部30のバツキングプレート
12外周側に位置する側面との当接に基づいて容
易かつ確実に阻止される。
また、本実施例によれば、ブレーキシユー20
の長手方向両端部側におけるシユーリム14内周
面とレツジ部30側面との当接に基づいて、ブレ
ーキシユー20の第2図中左右方向の移動(ず
れ)を効果的に防止し得る利点がある。
なお、前述の実施例においては、ブレーキシユ
ー20の長手方向の三箇所に突起28(当接部)
が設けられているが、必ずしもその必要はなく、
たとえばホイールシリンダ22側あるいは中間部
の一箇所にのみ本考案の当接部を設け、他の箇所
は従来と同様に構成しても良い。
また、前述の実施例においては、シユーリム1
4の幅方向両側に突起28が設けられているが、
必ずしもその必要はなく、少なくともレツジ部3
0と当接する側だけに設けられておれば良い。
また、前述の実施例においては、レツジ部30
は各突起28とそれぞれ対応する位置において三
個設けられているが、必ずしもその必要はなく、
たとえば、シユーリム14の内周面に沿つてその
シユーリム14と略同様の長さを有する円弧状に
形成されていても良い。
また、前述の実施例においては、LT型ドラム
ブレーキのブレーキシユーに本考案が適用された
場合について説明したが、本考案はLT型ドラム
ブレーキ以外の他のドラムブレーキのブレーキシ
ユーにおいても適用し得ることは勿論である。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−視断面に相当する図で
あつて、要部を示す図である。第2図は本考案が
適用されたブレーキシユーを備えたドラムブレー
キの一例を示す図であつて、要部を示す図であ
る。第3図は第2図のブレーキシユーのシユーリ
ムを構成する部材の曲成前の状態を示す図であつ
て、従来の場合と比較して示す図である。 12:バツキングプレート、14:シユーリ
ム、20:ブレーキシユー、28:突起(当接
部)、30:レツジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯板状かつ円弧状のシユーリムを有し、該シユ
    ーリムの側端部がバツキングプレートに突設され
    たレツジ部の突出端面と当接しつつ案内されるこ
    とにより、該バツキングプレート上に径方向の移
    動可能に配設されたドラムブレーキ用ブレーキシ
    ユーにおいて、 前記シユーリムの側端部の長手方向所定部分を
    該シユーリムの内周方向へ曲成することにより、
    該シユーリムの幅方向外側に位置する外面が該シ
    ユーリムの側端面より所定寸法だけ幅方向内側に
    位置し且つ該外面が前記レツジ部の突出端面と当
    接させられる当接部を設けるとともに、該シユー
    リムの該当接部が設けられていない部分の内周面
    と前記レツジ部の側面との当接に基づいて前記ブ
    レーキシユーの内周方向への一定限度以上の移動
    を阻止するようにしたことを特徴とするドラムブ
    レーキ用ブレーキシユー。
JP2097787U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH0318749Y2 (ja)

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JP2097787U JPH0318749Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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JPH0721996Y2 (ja) * 1989-02-16 1995-05-17 株式会社ダイワ製作所 施回制動装置

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JPS63128331U (ja) 1988-08-22

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