JP2510831Y2 - 土木工事用防砂シ―ト - Google Patents

土木工事用防砂シ―ト

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JP2510831Y2
JP2510831Y2 JP3793590U JP3793590U JP2510831Y2 JP 2510831 Y2 JP2510831 Y2 JP 2510831Y2 JP 3793590 U JP3793590 U JP 3793590U JP 3793590 U JP3793590 U JP 3793590U JP 2510831 Y2 JP2510831 Y2 JP 2510831Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は土木工事用防砂シートに関するもので、新規
な埋立用堤体の法面に敷設し、その上から土砂等を投入
して埋め立てる際、土圧による引張力を吸収してシート
の破損が防止できる防砂シートを提供するものである。
〔従来の技術〕
埋立用堤体の法面に敷設される防砂シートの先行技術
として、特公昭59-30844号公報に記載の防砂板が挙げら
れる。この防砂板は法面に敷設するシート材に対し法肩
に平行あるいは略平行に複数条の弛み部を設け、この弛
み部の両側のシート材を連結体によって連結するに際
し、下部の連結体を上部の連結体より切断し易くするか
剥離し易くしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の防砂板における連結体を、シート材の弛み
部の両側に固定するに際し、下部の連結体を上部の連結
体より順次切断し易くするか剥離し易くするように設け
ることは技術的に大変むずかしく、また面倒なものであ
る。
また、従来の防砂板は、連結体を切断または剥離させ
ることを前提としており、この連結体が切断または剥離
してシート材の弛み部が伸びた後は土圧が直にシート材
に加わるという問題点があった。
また、シート材を広い法面に敷設する際、シート材の
下面に空気が入り込み、この空気はシート材が広いため
なかなか抜けないものである。特に土砂を底部より埋め
立てていくとシート材と法面との間の空気が順に上方に
移動し法肩部において大きな空気溜りとなってシート材
と法面との密着度が悪くなり、作業もしにくくなる。
さらに、この種のシート材は、法面に敷設してから土
砂を投入する迄に数ヶ月間放置される場合が多く、この
間に波寄せにより連結体が切断してしまうことがあり、
この場合には弛み部は伸びきってしまい当初の目的を果
さなくなってしまう。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来技術のように連結体を切断または剥離
させるものではなく、伸び率の異なる材料の組み合せに
より上部より下部の方を伸びやすくすることによって前
記の諸問題を解決したものである。
すなわち、本考案は、長尺状軟質塩化ビニール製シー
ト(以下単に「シート」と略称する)に複数条の弛み
部…を長手方向と直交的に設けるとともに該シート
とは別体の、前記シートよりも伸び率の大きい軟質
塩化ビニール製シート片(以下単に「シート片」と略称
する)…の両端部を、前記各弛み部…を跨いで
固定′することにより、シート自体に大幅な伸縮機
能を持たせたこと、および上記シートの上端部に脱気
孔を設けて、土砂投入による空気溜りを防止したことを
特徴とする土木工事用の防砂シートである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基き説明する。図中
は法面の上から下へ敷設するシートで、長手方向に対
し直交的に第2図に示すような弛み部…が適宜間隔
にて複数設けられており、この弛み部には、該シート
とは別体の、伸び率が前記シートより充分大きいシー
ト片…が、該弛み部…を跨いで溶着固定′
されているものである。上記シートと、別体の伸び率
の大きいシート片…との伸び率は、前者の伸び率に
対し後者の伸び率が約2〜3倍程度のものである。また
弛み部…における弛ませ方は特に限定するものでは
ないが、シート片…における弛み部…を跨ぐ方
向の溶着間隔に対し、弛ませる側のシートの溶着部
と′との間隔を約2〜3倍として、弛み部…が伸
びた際においてもシート片…の許容伸びの範囲内の
寸法としておけば、シート自体としての土圧や寄せ波
による張力を吸収する機能が保てる。
なお、上記のシート片…は、同一厚さで一定幅の
ものを適宜裁断し、上方程全体として溶着長さが長くな
るように弛み部を跨いで溶着するものである。上記シー
ト片…の一片の長さは特に限定されるものではない
が、図示のように一つの弛み部に対しては同一長さのも
のを複数枚(3枚)設け、下方の弛み部に行くに従い一
片の長さを順次短くしたものを同数設けるようにすれ
ば、シート全体としてバランスよく張力が受けられる
ことになる。しかし、このシート片…の取付け形態
や数は特に限定されるものではない。
なお、図中はシートの上端近くに設けられた脱気
孔で、この孔の上面には、織布等の通気性を有するラッ
プシートが融着により固定されている。
〔作用〕
本考案に係る土木工事用防砂シートは、第4図のよう
に法面の頂面に、多数のシートの上端部を、フラッ
トバーにて固定し、該シートの下端部を法面に沿って
垂下敷設した後、土砂を底部から投入するものである
が,この土砂の投入に伴い、シートには下方から土圧
が加わり、この圧力はシートに対する引張力として上部
の法肩部において集中的に受けることになる。この際シ
ートの下方に加わる圧力は下方の弛み部およびこれ
を跨いで設けられたシート片の伸びにより吸収、緩和
されシートの上部に迄伝わらない。
その後順次土砂を投入した場合においても、前記と同
様に順次上方の弛み部がシート片と共に伸びて引張
力を吸収、緩和し、シートの破断、切損を防止する。
この際下方の弛み部程伸びやすくしておくと土圧に対す
る上下のバランスがとれたものとなり、また、上部に土
砂の入り込まない脱気孔を設けてあるため、下方から
の埋立てによってシート下面に生じる空気溜りは徐々に
上方に押し上げられ該脱気孔より逃げるので、シート内
に空気溜まりができず安定した土盛りができる。
さらに、土砂投入前の寄せ波に対しても、シート片
の伸縮により引張力が吸収、緩和されるため長期の放置
に対してもシートの機能が損われることはない。
〔考案の効果〕
したがって、本考案においては、これまで法肩部およ
び頂部にかかる引張力を考慮して必要以上に高強度とし
ていたシートが、薄いものでも破断しなくなったので加
工が容易になりコストも安価となった。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は土木用防
砂シートの平面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は同B−B断面図、第4図は使用状態の縦断側面図
である。 1……長尺状軟質塩化ビニール製シート 2……弛み部、3……軟質塩化ビニール製シート片 4……脱気孔、5……通気性のあるラップシート 6……法面、7……フラットバー

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状軟質塩化ビニール製シートに複数
    条の弛み部…を長手方向と直交的に設けるとともに
    該シートとは別体の、前記軟質塩化ビニール製シート
    よりも伸び率の大きい軟質塩化ビニール製シート片
    …の両端部を、前記各弛み部…を跨いで固定し
    てなる土木工事用防砂シート。
  2. 【請求項2】請求項1記載の土木工事用防砂シートにお
    いて、シート片…の固定部の長さを、シートの
    長手方向の上方から下方の各弛み部…に行くに従い
    順次短かくした土木工事用防砂シート。
  3. 【請求項3】請求項1記載の土木工事用防砂シートにお
    いて、シート片…の弛み部を跨ぐ固定部と′と
    の間隔を、シートの弛み部…が伸びた際において
    も該シート片…の許容伸びの範囲内の寸法とした土
    木工事用防砂シート。
  4. 【請求項4】請求項1記載の土木工事用防砂シートにお
    いて、長手方向の上端部に土砂の侵入しない脱気孔を
    設けた土木工事用防砂シート。
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