JP2510815Y2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2510815Y2
JP2510815Y2 JP1989139439U JP13943989U JP2510815Y2 JP 2510815 Y2 JP2510815 Y2 JP 2510815Y2 JP 1989139439 U JP1989139439 U JP 1989139439U JP 13943989 U JP13943989 U JP 13943989U JP 2510815 Y2 JP2510815 Y2 JP 2510815Y2
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JP
Japan
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elastic member
annular
ink reservoir
temporary
temporary ink
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JP1989139439U
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JPH0377684U (ja
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正幸 川崎
貴 田村
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
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Priority to KR1019910700539A priority patent/KR0153462B1/ko
Priority to PCT/JP1990/001239 priority patent/WO1991004873A1/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキタンクとペン先との間に介在し、縦断面櫛歯状
の一時的インキ溜め溝を形成する複数の板状部材を配列
してなる一時的インキ溜め部材と、インキタンクの内孔
に形成した環状の内方突出部との間に、環状の弾性部材
を介在させてなる筆記具に関する。
(従来の技術) 上記した種の筆記具は、一般に生インキ式筆記具と呼
ばれ、万年筆、小管式筆記具、化粧具など多数種の筆記
具として使用されている。一時的インキ溜め部材として
も、その機能を十分に発揮するよう形状面、構造面にわ
たり種々検討が加えられている。しかし、この一時的イ
ンキ溜め部材の取り付けが悪い場合など、しばしばイン
キタンクのインキが一時的インキ溜め部材の後部から軸
内壁を伝わって漏れ出してしまう欠点がある。インキタ
ンク内孔に形成した内方突出部と一時的インキ溜め部材
の板状部材との間にパッキング部材を使用したものがあ
る。実公昭62−28457号の第1図に示されているような
ものである。
(考案が解決しようとする課題) 環状の弾性部材が部品の寸法ばらつきを十分に吸収で
きず、インキ漏れ防止が不足したり、一時的インキ溜め
部材に加える当接力により、一時的インキ溜め部材の機
能を損なってしまうことである。
即ち、一時的インキ溜め部材などが有する寸法ばらつ
き、特に長さ方向のばらつきによって、組み立て後の弾
性部材と一時的インキ溜め部材との当接力は大きくばら
ついてしまう。この当接力が強すぎると一時的インキ溜
め部材の変形、特に一時的インキ溜め溝の溝幅変化を生
じ、一時的インキ溜め部材の所期の機能を阻害してしま
う。ここで、よく知られているように、一時的インキ溜
め部材は形状的にきわめて繊細に設計されている。
それゆえ、本考案は、寸法ばらつきがあっても、イン
キ漏れを確実に抑えられ、また、一時的インキ溜め部材
を変形して機能を阻害することも極力防止できる筆記具
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、インキタンクとペン先との間に介在し、縦
断面櫛歯状の一時的インキ溜め溝を形成する複数の板状
部材を配列してなる一時的インキ溜め部材と、インキタ
ンクの内孔に形成した環状の内方突出部との間に、環状
の弾性部材を介在させてなる筆記具において、前記環状
の弾性部材は、前記一時的インキ溜め部材の最後部の板
状部材より後部に形成された突出筒部に嵌着固定されて
いると共に、前記インキタンクの内孔に、前記環状の弾
性部材が外力を受けていない状態の外径より小径の弾性
部材圧入部を形成し、また、この弾性部材圧入部に前記
環状の内方突出部を形成し、更に、前記環状の弾性部材
が環状の内方突出部に密接状態を保ちつつ乗り上げ可能
となしたことを特徴とする筆記具を要旨とする。
(作用) 環状の弾性部材は、インキ漏れを抑えるための当接力
をインキタンクの内孔の小径部として形成される弾性部
材圧入部との間で働かせる。この力は実質的に径方向の
ものであるため、一時的インキ溜め溝の変形は無視でき
る。これに対し、一時的インキ溜め部材に長さ方向の寸
法ばらつきがある場合は、インキタンクの内孔の弾性部
材圧入部後方における環状突出部を弾性部材が乗り上げ
ることができるので、両者の当接位置関係は変化可能で
あり一時的インキ溜め部材に不要な不可がかかりにくく
なっている。
(実施例) 添付第1図、第2図に一例を示す。
参照符号1は適宜ペン先であり、チップホルダー2に
突出固定されている。チップホルダー2は、軸筒3の先
端に、空気孔を確保して圧入等により突出固定されてい
る。また、チップホルダー2の内孔にはインキ誘導芯体
4が挿入されており、チップホルダー2の後端に圧入等
により固着した一時的インキ溜め部材5の中心孔を延在
し、軸筒3の後部内孔をそのまま使用したインキタンク
6に到っている。一時的インキ溜め部材5の縦断面櫛歯
状となる一時的インキ溜め溝5aを形成するよう配列され
ている板状部材5cの更に後方の突出筒部5dに環状の弾性
部材7が嵌められている。第2図に拡大して示したよう
に、この弾性部材7が配置される部分において、軸筒3
の内壁は小径の弾性部材圧入部3aとなっており、弾性部
材7の挿入にあたって、この弾性部材圧入部3aに到るま
では軸筒3の内壁との間で力は加わらないが、この小径
部のところに到り、弾性部材7は中心に向かう力を受け
ている。また、弾性部材7の後肩部7aに当接するよう軸
3には内方に向かう環状突出部3bが設けられている。本
例の環状突出部3bは前側壁面がテーパー状となってお
り、第2図に示したものは、このテーパー状前側壁面の
途中まで当接しているが、例えば、寸法ばらつきで、も
っと長い一時的インキ溜め部材5が使用された場合に
は、弾性部材7が、このテーパー状前側壁面と当接しな
がら更に後方に位置するよう配置されることになる。即
ち、弾性部材7が、環状突出部3bのテーパー状前側壁面
に乗り上げた状態となっても、弾性部材7は、中心に向
かう力を受けており、その液密性は確保され、一時的イ
ンキ溜め部材5の板状部材5cには無理な力もかからず、
一時的インキ溜め機能を損なうこともない。仮に、相当
に長い一時的インキ溜め部材5を設置することになって
も、環状突出部3bの内縁部にまで位置することができ、
液密性は確保されつつ一時的インキ溜め機能を阻害され
ない。
次に、第3図は第2図相当図であり、他の一例を示
す。本例の環状突出部3bは垂直壁的前側壁面を有するも
のとしてある。この前側壁面の角部が弾性部材7の後肩
部7aに食い込むように当接している。寸法ばらつきで、
もっと長い一時的インキ溜め部材5が使用された場合に
は、この食い込み量が増加する。更に長い一時的インキ
溜め部材5が使用された場合には、前例のもの同様、弾
性部材7は環状突出部3bの内縁部にまで位置するように
なる。尚、環状突出部3bの内径は、見かけ上インキタン
クの底部分(図示省略)にまで延在するごとく、インキ
タンク後部の内径と同一面を形成している。また、参照
符号8はキャップ、9はキャップ8内に収容した気密保
持用の弾性体である。
これら2例で示したように、弾性部材7が環状突出部
3bに密接状態を保ちつつ乗り上げ可能となしたことによ
り、一時的インキ溜め部材5に相当の長さばらつきがあ
っても、弾性部材7を環状突出部3bの内縁部にまで位置
できるものとし、これによって過度の力を一時的インキ
溜め部材5に加わらないようにすることが要点である
が、以上の外にも種々なせ、例えば、環状の弾性部材7
の形状は適宜であり、きわめて柔軟性に富むものの場合
には、第4図に例示したように、まずは、自身の変形
(長手方向の圧縮変形)で長さばらつきを吸収し、更に
大きなばらつきには第3図のような変形をするものとす
ることもできるし、また、第1図に図示の一時的インキ
溜め部材5は、弾性部材7を嵌める部分である突出筒部
5dに長手方向のスリット5bを延在させ、このスリット5b
によるインキ吸引で、インキ漏れ防止をしなければいけ
ない壁面を少なくしたが、必ずしもスリット5bを延在さ
せなくてもよく、更には、変換可能なインキタンクを有
するものにも適用でき、環状突出部を形成する部位も、
適宜複部品とされる軸の部品であればよい。
(考案の効果) 本考案の筆記具は、一時的インキ溜め部材などに寸法
ばらつきがあっても、インキ漏れを確実に抑えられ、ま
た、一時的インキ溜め部材を変形して機能を阻害するこ
とも極力防止でき、加えて、寸法ばらつきを吸収できる
ので組み立て上も好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例を示す縦断面図、第2図は第1図
のA部拡大図、第3図は他の一例を示す第2図相当図、
第4図は変形の一例を示す第2図相当図。 1……ペン先、2……チップホルダー、3……軸筒、3a
……小径部、3b……環状突出部、4……インキ誘導部
材、5……一時的インキ溜め部材、5a……一時的インキ
溜め溝、5b……スリット、5c……板状部材、5d……突出
筒部、6……インキタンク、7……弾性部材、7a……後
肩部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキタンクとペン先との間に介在し、縦
    断面櫛歯状の一時的インキ溜め溝を形成する複数の板状
    部材を配列してなる一時的インキ溜め部材と、インキタ
    ンクの内孔に形成した環状の内方突出部との間に、環状
    の弾性部材を介在させてなる筆記具において、前記環状
    の弾性部材は、前記一時的インキ溜め部材の最後部の板
    状部材より後部に形成された突出筒部に嵌着固定されて
    いると共に、前記インキタンクの内孔に、前記環状の弾
    性部材が外力を受けていない状態の外径より小径の弾性
    部材圧入部を形成し、また、この弾性部材圧入部に前記
    環状の内方突出部を形成し、更に、前記環状の弾性部材
    が環状の内方突出部に密接状態を保ちつつ乗り上げ可能
    となしたことを特徴とする筆記具。
JP1989139439U 1989-09-29 1989-11-30 筆記具 Expired - Lifetime JP2510815Y2 (ja)

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JP1989139439U JP2510815Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 筆記具
KR1019910700539A KR0153462B1 (ko) 1989-09-29 1990-09-27 필기구
PCT/JP1990/001239 WO1991004873A1 (en) 1989-09-29 1990-09-27 Writing utensil
US07/678,322 US5217313A (en) 1989-09-29 1990-09-27 Writing instrument
DE69027421T DE69027421T2 (de) 1989-09-29 1990-09-27 Schreibgerät
EP90914414A EP0446371B1 (en) 1989-09-29 1990-09-27 Writing utensil
US07/945,402 US5352051A (en) 1989-09-29 1992-09-16 Writing instrument

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JPH0526829Y2 (ja) * 1985-08-02 1993-07-07

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