JP2510565Y2 - 鞄類のロック装置 - Google Patents

鞄類のロック装置

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JP2510565Y2
JP2510565Y2 JP8032489U JP8032489U JP2510565Y2 JP 2510565 Y2 JP2510565 Y2 JP 2510565Y2 JP 8032489 U JP8032489 U JP 8032489U JP 8032489 U JP8032489 U JP 8032489U JP 2510565 Y2 JP2510565 Y2 JP 2510565Y2
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JP
Japan
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latch
lock
damper
locking device
lid
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JP8032489U
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JPH0320671U (ja
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睦雄 黒崎
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この本考案は、靴類のロック装置に関し、特に掛金の
耐久性を向上する技術に関する。
《従来の技術》 一般に普及しているアタッシュケースには、把持部を
挟んでケース本体および蓋側に一対のロック装置が設け
られている。
このロック装置は、周知のように蓋側に回動可能に連
結され、かつ常時アンロック方向に付勢される掛金と、
ケース本体側にあって、蓋が閉じられた状態で前記掛金
を着脱可能に受け入れてこれをロック状態に保持する錠
前および錠前のロック解除機構とを備えている。
第6図は従来の掛金の一例を示している。この掛金1
は、蓋側にリベット締めされるベースプレート2に突設
された一対のブラケット部3にヒンジ軸4を介して回動
可能に連結されている。また、この掛金1はヒンジ軸4
の外周に介在された巻バネ5の一端側に係合し、巻バネ
5のバネ圧により常に跳ね上げ方向、すなわちアンロッ
ク方向に付勢されている。
そして、蓋を閉じた状態で、指先などで掛金1をロッ
ク側に回動操作すると、掛金1の回動端に設けられた略
コ字形のストライカ1aが本体側に設けられた図示しない
ロック用錠前に係合し、その状態でロック状態で保持さ
れる。また、蓋を開く場合には、前記錠前に設けたロッ
ク解除用ボタンを指先で引けば、ストライカ1aが掛外さ
れ、掛金1はバネ圧によってアンロック方向に急速に回
動する。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、この種のロック装置においては、以下
の欠点が指摘されていた。
ロック解除時において、掛金1は巻バネ5のバネ圧に
より急速に回動して、前記ブラケット部3の背面側に形
成された段部に強い衝撃およびパチンという音をともな
って衝突する。そして、この種の掛金1は一般に鋳造で
できており、また手との馴染みを考慮した大きさにしか
できないため、この種の衝突の繰返しで壊れ易く、また
衝撃の繰り返しで巻バネ5の耐久性も低いものとなって
いた。
さらに、蓋を開けるたびにパチンという衝撃音が発生
することは必ずしも好ましいものでないことも指摘され
ている他、指などに当たって痛い思いをする場合もあっ
た。
この考案は、以上の欠点を解消するものであって、開
放時における掛金の急激な回動を防止し、衝撃による破
損や音の発生をなくした靴類のロック装置を提供するこ
とを目的としている。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、互いに閉じ合
わされる物品の一方側に回動可能に連結され、かつ常時
アンロック方向に付勢される掛金と、前記物品の他方側
にあって、双方が閉じられた状態で前記掛金を着脱可能
に受け入れてこれをロック状態に保持する錠前と、前記
錠前のロック解除機構と、前記掛金に係合してアンロッ
ク方向の付勢力を減衰させるダンパー機構とを備えた鞄
類のロック装置であって、上記ダンパー機構は、前記掛
金の回動に連動する軸部とハウジングとの間に介在され
る流体により、前記掛金のアンロック方向への付勢力を
減衰させたものである。
《作用》 以上の構成によれば、掛金はバネ圧によるアンロック
方向への回動操作時に、ダンパー機構による緩衝作用に
よって回動方向の付勢力が減衰されるため、緩慢な回動
がなされる。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図乃至第5図において、アタッシュケース10の把
持部12を挟む左右には一対のロック装置14が設けられて
いる。
前記各ロック装置14は蓋10aの開閉端側に設けられた
掛金16と、ケース本体10b側に設けられた錠前18と、錠
前18に付設されたロック解除ボタン20とを備えている。
掛金16は、ベースプレート22の先端に一体化された一
対のヒンジブラケット22aにヒンジ軸24を介して回動可
能に支持されている。ベースプレート22はプレス成形体
からなるもので、蓋10a側にリベットなどを介して固着
されている。ヒンジブラケット22aの一方の側面におい
て、前記ヒンジ軸24の外周には掛金16をアンロック方向
に付勢する付勢手段としての巻バネ26が配置されてい
る。これに対し、ヒンジブラケット22aの他方側側面に
はダンパー機構としてのオイルダンパー28が配置されて
いる。そして、巻バネ26,オイルダンパー28およびベー
スプレート22はカバー30によって覆われ、このカバー30
を前記ベースプレート22とともにリベットなどを介して
蓋10aに固定している。
前記カバー30の前部中央には前記掛金16を露出すると
ともに、ストッパを兼用した切欠き30aが形成されてい
る。
前記掛金16は、鋳造成形品であって、前記ヒンジ軸24
を中心に挿通した筒状スペーサー32を嵌合する回動基部
としての筒状部16aと、筒状部16aの外周に一体的に延長
された掛金本体部16bと、本体部16bの回動先端に一体化
された略コ字形のストライカ16cとからなっている。そ
して、前記本体部16bと筒状部16aの接合端両側には切欠
き16dが形成されている。
前記巻バネ26は、その一端側26aが対応する前記切欠
き16dを通じて前記掛金16の本体部16bに係止され、他端
側26bがベースプレート22の面上に係止されて、掛金16
を常時、アンロック方向に付勢している。
また、前記オイルダンパー28は、ごく小さなものであ
って、前記ヒンジ軸24の延長軸24aを中心に挿通したダ
ンパーロータ28aと、ダンパーロータ28aを回転可能に支
持するダンパーハウジング28bと、軸部であるダンパー
ロータ28aのロータ軸とダンパーハウジング28bの回動接
触面とに介在されるシリコンオイルなどの粘性油28c、
およびダンパーハウジング28bの開口端内周に介在され
るシール用のO−リング28dとからなっている。
また、ダンパーロータ28aの回動先端には係止突起28a
−1が一体に突出形成されている。この係止突起28a−
1は前記掛金16に形成された対応する切欠き16dに係合
している。
さらに、ダンパーハウジング28bの後端には、前記蓋1
0aの対応外面に着座する回り止め用の突起28b−1が一
体に突設されている。
そして、このオイルダンパー28は、前記カバー30を被
せることによって、他部分に対する各部の結合関係を保
持する。
そして、このオイルダンパー28は、前記カバー30を被
せることによって、他部品に対する各部の結合関係を保
持する。
以上の構成において、掛金16が閉じ、ロックされてい
る状態からロック解除ボタン20を引くと、ストライカ16
cが錠前18から掛外され、掛金16は巻バネ26のバネ圧に
よってアンロック方向に急速に回動しようとするが、こ
れと係合したダンパーロータ28aも回動される。
したがって、このダンパーローク28aのロータ軸とダ
ンパーハウジング28b間の粘性抵抗によってその回動は
緩慢となり、ゆっくりした動作で回動し、掛金16の本体
部16bの背面が前記カバー30に形成された切欠き30aの縁
に当接することで停止する。
なお、以上の実施例ではダンパー機構をオイルダンパ
ーで構成したが、シリンダピストン形のエアーダンパー
を採用することもできる。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したとおり、この考案
による鞄類のロック装置にあっては、掛金がダンパー機
構によりゆっくりとした動作でアンロック方向に回動す
るため、以下の効果を有している。
掛金は、従来の如く衝突による衝撃がないため、掛金
自体または巻バネを痛めることがなく、耐久性を向上で
きる。同様に、衝撃音による不快感をなくし、動作に高
級感をもたらすことができる。
また、この考案によれば、掛金を含む既存のロック装
置の基本構造を大幅に変更することなく、以上のような
ダンパー機構による緩衝効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるロック装置を装備したアタッ
シュケースの斜視図、第2図は前記ロック装置の掛金の
構成を示す分解斜視図、第3図は前記掛金構成を組立状
態で示す一部断面斜視図、第4図はその正断面図、第5
図はその側面図、第6図は従来の掛金の構成を示す分解
斜視図である。 1……アタッシュケース 10a……蓋 10b……ケース本体 14……ロック装置 16……掛金 18……錠前 20……ロック解除ボタン 22……ベースプレート 22a……ヒンジブラケット 24……ヒンジ軸 26……巻バネ(付勢手段) 28……オイルダンパー(ダンパー機構) 28a……ダンパーロータ(軸部) 28b……ダンパーハウジング(ハウジング) 28c……粘性油(流体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに閉じ合わされる物品の一方側に回動
    可能に連結され、かつ常時アンロック方向に付勢される
    掛金と、前記物品の他方側にあって、双方が閉じられた
    状態で前記掛金を着脱可能に受け入れてこれをロック状
    態に保持する錠前と、前記錠前のロック解除機構と、前
    記掛金に係合してアンロック方向の付勢力を減衰させる
    ダンパー機構とを備えた鞄類のロック装置であって、 上記ダンパー機構は、前記掛金の回動に連動する軸部と
    ハウジングとの間に介在される流体により、前記掛金の
    アンロック方向への付勢力を減衰させたことを特徴とす
    る鞄類のロック装置。
JP8032489U 1989-07-07 1989-07-07 鞄類のロック装置 Expired - Lifetime JP2510565Y2 (ja)

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JP8032489U JP2510565Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 鞄類のロック装置

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JP8032489U JP2510565Y2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 鞄類のロック装置

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JPH0320671U JPH0320671U (ja) 1991-02-28
JP2510565Y2 true JP2510565Y2 (ja) 1996-09-11

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ID=31625279

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JPH0320671U (ja) 1991-02-28

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