JP2510541Y2 - 車両用ロッカ装置 - Google Patents
車両用ロッカ装置Info
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- JP2510541Y2 JP2510541Y2 JP1991030142U JP3014291U JP2510541Y2 JP 2510541 Y2 JP2510541 Y2 JP 2510541Y2 JP 1991030142 U JP1991030142 U JP 1991030142U JP 3014291 U JP3014291 U JP 3014291U JP 2510541 Y2 JP2510541 Y2 JP 2510541Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- case
- locking
- vehicle
- plunger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、旅客車の車体の壁面な
どに設けられ、旅客が自由に利用することが出来る小型
のロッカ装置に関するものである。
どに設けられ、旅客が自由に利用することが出来る小型
のロッカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両などを利用しての旅行におい
て、食堂,洗面所,トイレなどを利用する場合には、貴
重品の盗難を避けるために、財布,定期入れ,キャッシ
ュカードやクレジットカードのカード入れ,その他高価
な品物をすべて肌身離さず持って座席を離れなければな
らないのが実情である。
て、食堂,洗面所,トイレなどを利用する場合には、貴
重品の盗難を避けるために、財布,定期入れ,キャッシ
ュカードやクレジットカードのカード入れ,その他高価
な品物をすべて肌身離さず持って座席を離れなければな
らないのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、座席を離れる
都度、これら貴重品をすべて身につけて移動することは
不便であり、又、移動中にとり落とす危険性もあるの
で、各旅客がそれぞれ個別に貴重品を保管する小型のロ
ッカ装置が各座席の近傍に設置されていれば、身軽に移
動できて便利であり、貴重品の盗難を心配する気苦労も
ない。本考案はかかる課題を解決することを目的として
おり、各旅客者の座席の近傍に設置され、各旅客者がそ
れぞれ個別に利用することができる小型のロッカ装置を
提供するものである。
都度、これら貴重品をすべて身につけて移動することは
不便であり、又、移動中にとり落とす危険性もあるの
で、各旅客がそれぞれ個別に貴重品を保管する小型のロ
ッカ装置が各座席の近傍に設置されていれば、身軽に移
動できて便利であり、貴重品の盗難を心配する気苦労も
ない。本考案はかかる課題を解決することを目的として
おり、各旅客者の座席の近傍に設置され、各旅客者がそ
れぞれ個別に利用することができる小型のロッカ装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の車両用ロッカ装置は、前面に開口する空間
部を形成し上面にテーブルが設けられる装置本体を車両
の内壁面に固着し、上記装置本体の内部に、施錠装置と
暗証番号により該施錠装置を施錠,解錠する制御装置を
設け、上記装置本体の開口の下端部にヒンジを設け、底
壁と該底壁の全周縁より上方に延びる周壁とを有し上部
が開口するケースの下端部を上記ヒンジに枢着すると共
に、上記装置本体の内壁面の下方に枢着され上記周壁の
外側面に係合するばね支持部材と上記内壁面の上方に固
着されたばね支持部材との間にばねを張架することによ
り上記ケースを上記装置本体内に閉じる方向に付勢し、
上記ケースに上記施錠装置に係脱する係合部を設け、上
記周壁の前面に上記ケースを前傾させる手掛け部と上記
暗証番号を投入するキースイッチを設けた。
に、本考案の車両用ロッカ装置は、前面に開口する空間
部を形成し上面にテーブルが設けられる装置本体を車両
の内壁面に固着し、上記装置本体の内部に、施錠装置と
暗証番号により該施錠装置を施錠,解錠する制御装置を
設け、上記装置本体の開口の下端部にヒンジを設け、底
壁と該底壁の全周縁より上方に延びる周壁とを有し上部
が開口するケースの下端部を上記ヒンジに枢着すると共
に、上記装置本体の内壁面の下方に枢着され上記周壁の
外側面に係合するばね支持部材と上記内壁面の上方に固
着されたばね支持部材との間にばねを張架することによ
り上記ケースを上記装置本体内に閉じる方向に付勢し、
上記ケースに上記施錠装置に係脱する係合部を設け、上
記周壁の前面に上記ケースを前傾させる手掛け部と上記
暗証番号を投入するキースイッチを設けた。
【0005】
【作用】上記のように構成された車両用ロッカ装置は、
手掛け部を手前に引いて解錠されているロッカ装置のケ
ースを前倒しにして開くと、ケースの上部の開口が露出
するので、ケースの内部に物品を格納することができ、
手掛け部を手放すと、ばねに付勢されているケースが自
動的に装置本体内に閉じられる。 このばねは、装置本体
の内壁面とケースの周壁の外面との間の隙間に設けられ
ているので、ケースの開閉を妨げない。 次に、ケースの
前面のキースイッチを操作して旅客の選択した暗証番号
を投入すると、制御装置が暗証番号を記憶すると共に、
制御装置から施錠信号を受けた施錠装置が係合部を係止
して車両用ロッカ装置が施錠される。
手掛け部を手前に引いて解錠されているロッカ装置のケ
ースを前倒しにして開くと、ケースの上部の開口が露出
するので、ケースの内部に物品を格納することができ、
手掛け部を手放すと、ばねに付勢されているケースが自
動的に装置本体内に閉じられる。 このばねは、装置本体
の内壁面とケースの周壁の外面との間の隙間に設けられ
ているので、ケースの開閉を妨げない。 次に、ケースの
前面のキースイッチを操作して旅客の選択した暗証番号
を投入すると、制御装置が暗証番号を記憶すると共に、
制御装置から施錠信号を受けた施錠装置が係合部を係止
して車両用ロッカ装置が施錠される。
【0006】車両用ロッカ装置から物品を取り出すに
は、キースイッチを操作して施錠時と同じ暗証番号を投
入すると、制御部が暗証番号の一致を確認して解錠信号
を施錠装置に送り、施錠装置が解錠されてケースを開く
ことができる。一方、記憶された暗証番号はクリヤーさ
れるので、車両用ロッカ装置を再使用する場合には、物
品を格納したケースを閉じた後に、新たに暗証番号を投
入する。
は、キースイッチを操作して施錠時と同じ暗証番号を投
入すると、制御部が暗証番号の一致を確認して解錠信号
を施錠装置に送り、施錠装置が解錠されてケースを開く
ことができる。一方、記憶された暗証番号はクリヤーさ
れるので、車両用ロッカ装置を再使用する場合には、物
品を格納したケースを閉じた後に、新たに暗証番号を投
入する。
【0007】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は車両用ロッカ装置の縦断面図、図2は車
両用ロッカ装置の一部破断正面図、図3は車両用ロッカ
装置の平面図、図3は車両の内壁面に取り付けられた車
両用ロッカ装置の斜視図である。図3に示すように、車
両用ロッカ装置は、車体の内壁面に取り付けられる装置
本体1の上面にテーブル2が設けられ、乗客はテーブル
2を物品の載置台として利用することができる。
すると、図1は車両用ロッカ装置の縦断面図、図2は車
両用ロッカ装置の一部破断正面図、図3は車両用ロッカ
装置の平面図、図3は車両の内壁面に取り付けられた車
両用ロッカ装置の斜視図である。図3に示すように、車
両用ロッカ装置は、車体の内壁面に取り付けられる装置
本体1の上面にテーブル2が設けられ、乗客はテーブル
2を物品の載置台として利用することができる。
【0008】装置本体1の内部には、図1に示すよう
に、上部に施錠装置3を収容する収容室4が設けられ、
収容室4の下方には、前面に開口し中央を縦方向の仕切
り板24により2個に仕切られる空間部5が形成され、
空間部5の前面の開口の下端縁部にヒンジ6が設けら
れ、ヒンジ6にケース7の外壁8の下端部が枢着され、
ケース7は、ヒンジ6を支点として、実線に示す閉鎖位
置から鎖線に示す開放位置まで回動可能である。
に、上部に施錠装置3を収容する収容室4が設けられ、
収容室4の下方には、前面に開口し中央を縦方向の仕切
り板24により2個に仕切られる空間部5が形成され、
空間部5の前面の開口の下端縁部にヒンジ6が設けら
れ、ヒンジ6にケース7の外壁8の下端部が枢着され、
ケース7は、ヒンジ6を支点として、実線に示す閉鎖位
置から鎖線に示す開放位置まで回動可能である。
【0009】ケース7の外壁8は、ほぼ四角形の底壁8
aの全周囲から上方に、前壁8b,後壁8c及び両側壁
8dより成る周壁が周設され、外壁8の内側に、L字形
に形成された内壁9が取り付けられ、内壁9の内部に貴
重品などの格納スペースが形成される。内壁9の前端部
は、前壁8bの上端部に固着される固着部の先に屈曲延
設される手掛け部10が形成され、内壁9と前壁8bと
の間に制御部収容室11が形成され、内壁9の後端部
は、後壁8cの下部の内壁面に固着される。
aの全周囲から上方に、前壁8b,後壁8c及び両側壁
8dより成る周壁が周設され、外壁8の内側に、L字形
に形成された内壁9が取り付けられ、内壁9の内部に貴
重品などの格納スペースが形成される。内壁9の前端部
は、前壁8bの上端部に固着される固着部の先に屈曲延
設される手掛け部10が形成され、内壁9と前壁8bと
の間に制御部収容室11が形成され、内壁9の後端部
は、後壁8cの下部の内壁面に固着される。
【0010】制御部収容室11には、前壁8bの内壁面
に取り付けられる基板12aと基板12aに取り付けら
れる電気機器12b(図6参照)により構成される制御
装置12が設けられる。
に取り付けられる基板12aと基板12aに取り付けら
れる電気機器12b(図6参照)により構成される制御
装置12が設けられる。
【0011】前壁8bの表面には、キー操作部13が設
けられる。キー操作部13は暗証番号を入力するキース
イッチ14と、入力された暗証番号を一時的に表示する
表示部15とを有し、入力された暗証番号は制御装置1
2に送られる。
けられる。キー操作部13は暗証番号を入力するキース
イッチ14と、入力された暗証番号を一時的に表示する
表示部15とを有し、入力された暗証番号は制御装置1
2に送られる。
【0012】図2の左半分は正面図を示し、右半分は図
1のB−B断面を示す。図1及び図2の右半分に示すよ
うに、ケース7の側壁8dの外面に軸17が設けられ、
装置本体1の内壁面1aに設けられた支軸18にばね支
持部材19が枢着され、ばね支持部材には軸17が係合
する凹部と切り起こして折り返されるばね支持片20が
形成される。ばね支持部材19の上方には、装置本体1
の内壁面1aにばね支持部材21が固着され、ばね支持
部材21に形成されたばね支持片22とばね支持片20
にばね23が張架されるので、ばね支持部材19は図1
の実線で示す位置に付勢され、ばね支持部材19に軸1
7を押動されるケース7が図1の実線位置で示す閉鎖位
置に付勢される。ばね23は、装置本体1の内壁面1a
とケース7の外面との間に形成される隙間に設けられて
いるので、ケース7の開閉を妨げない。
1のB−B断面を示す。図1及び図2の右半分に示すよ
うに、ケース7の側壁8dの外面に軸17が設けられ、
装置本体1の内壁面1aに設けられた支軸18にばね支
持部材19が枢着され、ばね支持部材には軸17が係合
する凹部と切り起こして折り返されるばね支持片20が
形成される。ばね支持部材19の上方には、装置本体1
の内壁面1aにばね支持部材21が固着され、ばね支持
部材21に形成されたばね支持片22とばね支持片20
にばね23が張架されるので、ばね支持部材19は図1
の実線で示す位置に付勢され、ばね支持部材19に軸1
7を押動されるケース7が図1の実線位置で示す閉鎖位
置に付勢される。ばね23は、装置本体1の内壁面1a
とケース7の外面との間に形成される隙間に設けられて
いるので、ケース7の開閉を妨げない。
【0013】施錠装置3は、図1のA−A断面図である
図5、図1のC−C断面図である図6、図5のD矢視図
である図7、図5のE矢視図である図8、図9の斜視図
に示すように、収容室4の内壁面に固着されたL字形の
取付け金具25に、屈曲した基台26が取り付けられ
る。基台26の形状は、図9に示すように、連結板26
aの両端部から側壁26b,26cがほぼ直角に屈曲し
て延設され、側壁26b,26cの端部から台板部26
d,26eがほぼ直角に屈曲延設され、一方の台板部2
6dの端部から側壁26fが屈曲延設される(図5参
照)。
図5、図1のC−C断面図である図6、図5のD矢視図
である図7、図5のE矢視図である図8、図9の斜視図
に示すように、収容室4の内壁面に固着されたL字形の
取付け金具25に、屈曲した基台26が取り付けられ
る。基台26の形状は、図9に示すように、連結板26
aの両端部から側壁26b,26cがほぼ直角に屈曲し
て延設され、側壁26b,26cの端部から台板部26
d,26eがほぼ直角に屈曲延設され、一方の台板部2
6dの端部から側壁26fが屈曲延設される(図5参
照)。
【0014】台板部26d,26eはほぼ同一平面であ
り、側壁26b,26c,26fは相互に平行である。
台板部26eにはソレノイド27が固着され、ソレノイ
ド27のプランジャ28先端部に駆動片29が固着さ
れ、駆動片29に設けられた摺動突起30が、台板部2
6eに設けられた長孔31に挿入される。台板部26e
の端縁には、施錠装置3の制御部を構成する基板32
が、台板部26eに対してほぼ直角に取付けられ、制御
部の施錠信号によりプランジャ28がソレノイド27よ
り突出する方向に移動し、解錠信号により没入方向に移
動する。
り、側壁26b,26c,26fは相互に平行である。
台板部26eにはソレノイド27が固着され、ソレノイ
ド27のプランジャ28先端部に駆動片29が固着さ
れ、駆動片29に設けられた摺動突起30が、台板部2
6eに設けられた長孔31に挿入される。台板部26e
の端縁には、施錠装置3の制御部を構成する基板32
が、台板部26eに対してほぼ直角に取付けられ、制御
部の施錠信号によりプランジャ28がソレノイド27よ
り突出する方向に移動し、解錠信号により没入方向に移
動する。
【0015】第2プランジャ33は大径部33aと小径
部33bとを有し、大径部33aは側壁26bに設けら
れた孔に、小径部33bは側壁26cに設けられた孔に
挿入され、大径部33aと側壁26cとの間にばね34
が挿入される。従って、第2プランジャ33はプランジ
ャ28の先端に当接する方向に付勢される。
部33bとを有し、大径部33aは側壁26bに設けら
れた孔に、小径部33bは側壁26cに設けられた孔に
挿入され、大径部33aと側壁26cとの間にばね34
が挿入される。従って、第2プランジャ33はプランジ
ャ28の先端に当接する方向に付勢される。
【0016】側壁26cに設けられた孔及び側壁26f
に設けられた孔を貫通する枢軸35には、施錠部材36
が枢着され、施錠部材36の一側に設けられたボス部3
6aにばね37が巻回され、ばね37の一端37aが施
錠部材36に、他端37bが台板部26eの端部に設け
られた起立片38に係止される。従って、施錠部材36
は矢印R方向に付勢され、施錠部材36に設けられた突
起39が起立片38に当接するまで回動し、突起39が
第2プランジャ33の矢印S方向に移動を阻止している
が、施錠部材36が矢印Rの反対方向に回動すると、突
起39が第2プランジャ33の先端より外れるので、第
2プランジャ33の矢印S方向に移動が可能になる。
に設けられた孔を貫通する枢軸35には、施錠部材36
が枢着され、施錠部材36の一側に設けられたボス部3
6aにばね37が巻回され、ばね37の一端37aが施
錠部材36に、他端37bが台板部26eの端部に設け
られた起立片38に係止される。従って、施錠部材36
は矢印R方向に付勢され、施錠部材36に設けられた突
起39が起立片38に当接するまで回動し、突起39が
第2プランジャ33の矢印S方向に移動を阻止している
が、施錠部材36が矢印Rの反対方向に回動すると、突
起39が第2プランジャ33の先端より外れるので、第
2プランジャ33の矢印S方向に移動が可能になる。
【0017】施錠部材36には切欠凹部40が設けら
れ、ケース7の内壁9の上部にU字形状に形成された係
合部41の両端部が固着され、ケース7を図1の実線位
置に回動すると、係合部41が切欠凹部40に係入して
施錠部材36を図9に示す矢印Rの反対方向に回動し、
施錠部材36の側面に突出する突起部47が扉スイッチ
48を押動する。そして、第2プランジャ33が突出す
ると、第2プランジャ33が、施錠部材36の矢印R方
向の回動を阻止する。ケース7の内壁9には、装置本体
1に吸着するマグネット42が設けられる(図1参
照)。
れ、ケース7の内壁9の上部にU字形状に形成された係
合部41の両端部が固着され、ケース7を図1の実線位
置に回動すると、係合部41が切欠凹部40に係入して
施錠部材36を図9に示す矢印Rの反対方向に回動し、
施錠部材36の側面に突出する突起部47が扉スイッチ
48を押動する。そして、第2プランジャ33が突出す
ると、第2プランジャ33が、施錠部材36の矢印R方
向の回動を阻止する。ケース7の内壁9には、装置本体
1に吸着するマグネット42が設けられる(図1参
照)。
【0018】装置本体の側面に設けられたシリンダ錠4
3は、緊急時に機械的に解錠するもので、乗客が施錠し
た後に暗証番号を忘れて解錠不能になったような場合
に、車掌がシリンダ錠43にキーを差込み、シリンダ錠
43のロータを回動すると、ロータの先端部に固着され
たレバー44が回動する。
3は、緊急時に機械的に解錠するもので、乗客が施錠し
た後に暗証番号を忘れて解錠不能になったような場合
に、車掌がシリンダ錠43にキーを差込み、シリンダ錠
43のロータを回動すると、ロータの先端部に固着され
たレバー44が回動する。
【0019】レバー44はL字形に屈曲された先端に傾
斜部44aが設けられ、レバー44が回動すると、傾斜
部44aに押された摺動突起30がプランジャ28と共
に、図9に示す矢印Sの反対方向に移動し、プランジャ
28に当接する第2プランジャ33が同方向に移動し、
施錠部材36が回動可能になり施錠装置3が解錠される
ようになっている。
斜部44aが設けられ、レバー44が回動すると、傾斜
部44aに押された摺動突起30がプランジャ28と共
に、図9に示す矢印Sの反対方向に移動し、プランジャ
28に当接する第2プランジャ33が同方向に移動し、
施錠部材36が回動可能になり施錠装置3が解錠される
ようになっている。
【0020】以上のように構成された車両用ロッカ装置
の作用を、図10の施錠及び解錠動作のフローチャート
を参考にしながら説明する。なお、フローチャートに記
載したステップ番号をSにて示した。車両用ロッカ装置
は、図4に示すように、車両の窓45の下方の内壁面に
取り付けられるので、座席46にすわった乗客が、上面
のテーブル2の上に小物を載置することができる。
の作用を、図10の施錠及び解錠動作のフローチャート
を参考にしながら説明する。なお、フローチャートに記
載したステップ番号をSにて示した。車両用ロッカ装置
は、図4に示すように、車両の窓45の下方の内壁面に
取り付けられるので、座席46にすわった乗客が、上面
のテーブル2の上に小物を載置することができる。
【0021】乗客が座席46から離れる必要が生じ、貴
重品を車両用ロッカ装置に保管する場合には、先ず、使
用する車両用ロッカ装置の手掛け部10を手前に引く。
施錠装置3は解錠されているので、ソレノイド27のプ
ランジャ28が図9に示す矢印Sの反対方向に移動して
おり、プランジャ28に当接している第2プランジャ3
3も同方向に移動し、第2プランジャ33が施錠部材3
6に干渉しない位置に退避している。従って、施錠部材
36は回動可能であり、ケース7の係合部41が施錠部
材36の係合凹部40から外れ、ケース7がヒンジ6を
支点として回動し、図1の鎖線位置まで引き出される。
重品を車両用ロッカ装置に保管する場合には、先ず、使
用する車両用ロッカ装置の手掛け部10を手前に引く。
施錠装置3は解錠されているので、ソレノイド27のプ
ランジャ28が図9に示す矢印Sの反対方向に移動して
おり、プランジャ28に当接している第2プランジャ3
3も同方向に移動し、第2プランジャ33が施錠部材3
6に干渉しない位置に退避している。従って、施錠部材
36は回動可能であり、ケース7の係合部41が施錠部
材36の係合凹部40から外れ、ケース7がヒンジ6を
支点として回動し、図1の鎖線位置まで引き出される。
【0022】鎖線位置のケース7は上部の開口が露出し
ているので、貴重品をケース7内に入れ易い。乗客が貴
重品をケース7に格納した後に手掛け部10を手放す
と、ばね23の引張力によりケース7が実線の閉鎖位置
に回動して車両用ロッカ装置の前壁8bが閉鎖され、ケ
ース7の係合部41が施錠装置3の係合凹部40に係入
する。
ているので、貴重品をケース7内に入れ易い。乗客が貴
重品をケース7に格納した後に手掛け部10を手放す
と、ばね23の引張力によりケース7が実線の閉鎖位置
に回動して車両用ロッカ装置の前壁8bが閉鎖され、ケ
ース7の係合部41が施錠装置3の係合凹部40に係入
する。
【0023】乗客がキー操作部13の0から9までの数
字マークのついたキースイッチ14を押すと番号が入力
され(S2)、入力された番号は表示部15に一時的に
表示される。そして、4回キースイッチ14を押すと4
桁の暗証番号が入力され(S3)、メモリボタン14b
(図2参照)を押し(S4)、且つ、ケース7が完全に
閉鎖されていることを扉スイッチ48によって検知され
ていると(S5)、制御装置12の施錠信号により施錠
装置3が施錠され(S6)、暗証番号は制御装置12に
記憶され(S7)、表示部15に表示された番号が消え
る。ただし、施錠されるまでにクリアボタン14aを押
すと(S1)、リセットされ、入力した番号はクリアさ
れ、表示部15の番号も消える。
字マークのついたキースイッチ14を押すと番号が入力
され(S2)、入力された番号は表示部15に一時的に
表示される。そして、4回キースイッチ14を押すと4
桁の暗証番号が入力され(S3)、メモリボタン14b
(図2参照)を押し(S4)、且つ、ケース7が完全に
閉鎖されていることを扉スイッチ48によって検知され
ていると(S5)、制御装置12の施錠信号により施錠
装置3が施錠され(S6)、暗証番号は制御装置12に
記憶され(S7)、表示部15に表示された番号が消え
る。ただし、施錠されるまでにクリアボタン14aを押
すと(S1)、リセットされ、入力した番号はクリアさ
れ、表示部15の番号も消える。
【0024】施錠信号により施錠装置3のソレノイド2
7のプランジャ28は図9に示す矢印S方向に移動し、
プランジャ28に当接している第2プランジャ33が同
方向に押動され、第2プランジャ33の先端が施錠部材
36の回動を阻止する位置に突出し、施錠部材36は回
動不能になり、係合部41と係合凹部40とが係合状態
に保持され、施錠装置3が施錠状態になる。
7のプランジャ28は図9に示す矢印S方向に移動し、
プランジャ28に当接している第2プランジャ33が同
方向に押動され、第2プランジャ33の先端が施錠部材
36の回動を阻止する位置に突出し、施錠部材36は回
動不能になり、係合部41と係合凹部40とが係合状態
に保持され、施錠装置3が施錠状態になる。
【0025】乗客が車両用ロッカ装置から貴重品を取り
出すには、0から9までの数字マークのついたキースイ
ッチ14を押すと番号が入力され(S9)、入力された
番号は表示部15に一時的に表示される。
出すには、0から9までの数字マークのついたキースイ
ッチ14を押すと番号が入力され(S9)、入力された
番号は表示部15に一時的に表示される。
【0026】そして、4回キースイッチ14を押して4
桁の番号を入力すると(S10)、制御装置12で暗証
番号との比較が行われ、両者が一致すると(S11)、
制御装置12の解錠信号により施錠装置3が解錠され
(S12)、制御装置12に記憶されていた暗証番号が
クリアされる(S13)。入力した或いは入力中の番号
を消去するには、クリアボタン14aを押して(S8)
リセットし、もう一度番号を入力しなおせばよい。
桁の番号を入力すると(S10)、制御装置12で暗証
番号との比較が行われ、両者が一致すると(S11)、
制御装置12の解錠信号により施錠装置3が解錠され
(S12)、制御装置12に記憶されていた暗証番号が
クリアされる(S13)。入力した或いは入力中の番号
を消去するには、クリアボタン14aを押して(S8)
リセットし、もう一度番号を入力しなおせばよい。
【0027】制御部12の解錠信号により、ソレノイド
27のプランジャ28が図9に示す矢印Sの反対方向に
移動し、プランジャ28に当接している第2プランジャ
33が同方向に移動し、第2プランジャ33の先端が施
錠部材36の回動を阻止しない位置に退避し、施錠部材
36が回動可能になり、ケース7を手前に引くとケース
7が図1の鎖線位置まで開かれるので、貴重品を取出す
ことが出来る。車両用ロッカ装置を再使用する場合に
は、上記の動作を繰り返す。
27のプランジャ28が図9に示す矢印Sの反対方向に
移動し、プランジャ28に当接している第2プランジャ
33が同方向に移動し、第2プランジャ33の先端が施
錠部材36の回動を阻止しない位置に退避し、施錠部材
36が回動可能になり、ケース7を手前に引くとケース
7が図1の鎖線位置まで開かれるので、貴重品を取出す
ことが出来る。車両用ロッカ装置を再使用する場合に
は、上記の動作を繰り返す。
【0028】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、車両の乗客は座席を離れるときには、手掛け部を手
前に引く簡単な操作でケースが前傾して上部の開口が露
出するので、貴重品を車両用ロッカ装置に容易に格納す
ることが出来、手掛け部を手放すと自動的にケースが閉
鎖位置に回動する。 ケースを閉鎖方向に付勢するばね
は、装置本体の内壁面とケースの外面との間に形成され
る隙間に設けられているので、ケースの開閉を妨げな
い。 ケースの前面のキースイッチにより暗証番号を入力
して車両用ロッカ装置を施錠及び解錠できるので操作が
簡単であり、鍵を形態する面倒もなく利用でき、貴重品
の盗難を心配する気苦労もなく身軽に移動できるので便
利である。又、車両用ロッカ装置は小型であり、車両の
内壁面に取り付けることにより、上面が常に小物を載置
するテーブルとして使用でき、テーブルの下のデッドス
ペースがロッカ装置として有効に活用されることにな
る。
で、車両の乗客は座席を離れるときには、手掛け部を手
前に引く簡単な操作でケースが前傾して上部の開口が露
出するので、貴重品を車両用ロッカ装置に容易に格納す
ることが出来、手掛け部を手放すと自動的にケースが閉
鎖位置に回動する。 ケースを閉鎖方向に付勢するばね
は、装置本体の内壁面とケースの外面との間に形成され
る隙間に設けられているので、ケースの開閉を妨げな
い。 ケースの前面のキースイッチにより暗証番号を入力
して車両用ロッカ装置を施錠及び解錠できるので操作が
簡単であり、鍵を形態する面倒もなく利用でき、貴重品
の盗難を心配する気苦労もなく身軽に移動できるので便
利である。又、車両用ロッカ装置は小型であり、車両の
内壁面に取り付けることにより、上面が常に小物を載置
するテーブルとして使用でき、テーブルの下のデッドス
ペースがロッカ装置として有効に活用されることにな
る。
【図1】車両用ロッカ装置の縦断面図である。
【図2】車両用ロッカ装置の要部破断正面正面図であ
る。
る。
【図3】車両用ロッカ装置の平面図である。
【図4】車体の内壁面に取り付けられた車両用ロッカ装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図5のD矢視図である。
【図8】図5のE矢視図である。
【図9】施錠装置の斜視図である。
【図10】車両用ロッカ装置の施錠及び解錠動作のフロー
チャート図である。
チャート図である。
1 装置本体 2 テーブル 3 施錠装置 5 空間部 6 ヒンジ 7 ケース 8 外壁 9 内壁 10 手掛け部 12 制御装置 13 キー操作部 14 キースイッチ 23 ばね 26 基台 27 ソレノイド 28 プランジャ 33 第2プランジャ 34 ばね 35 枢軸 36 施錠部材 37 ばね 40 係合凹部 41 係合部 43 シリンダ錠 44 レバー 45 窓 46 座席
Claims (1)
- 【請求項1】 前面に開口する空間部を形成し上面にテ
ーブルが設けられる装置本体を車両の内壁面に固着し、
上記装置本体の内部に、施錠装置と暗証番号により該施
錠装置を施錠,解錠する制御装置を設け、上記装置本体
の開口の下端部にヒンジを設け、底壁と該底壁の全周縁
より上方に延びる周壁とを有し上部が開口するケースの
下端部を上記ヒンジに枢着すると共に、上記装置本体の
内壁面の下方に枢着され上記周壁の外側面に係合するば
ね支持部材と上記内壁面の上方に固着されたばね支持部
材との間にばねを張架することにより上記ケースを上記
装置本体内に閉じる方向に付勢し、上記ケースに上記施
錠装置に係脱する係合部を設け、上記周壁の前面に上記
ケースを前傾させる手掛け部と上記暗証番号を投入する
キースイッチを設けたことを特徴とする車両用ロッカ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991030142U JP2510541Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用ロッカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991030142U JP2510541Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用ロッカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124545U JPH04124545U (ja) | 1992-11-13 |
JP2510541Y2 true JP2510541Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31913812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991030142U Expired - Lifetime JP2510541Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 車両用ロッカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510541Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH025355U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-12 | ||
JPH0265646U (ja) * | 1988-11-09 | 1990-05-17 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP1991030142U patent/JP2510541Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124545U (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960423 |