JP2510467Y2 - ゴム・プラスチック絶縁ケ―ブルの接続部形成用モ―ルドブロック - Google Patents

ゴム・プラスチック絶縁ケ―ブルの接続部形成用モ―ルドブロック

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JP2510467Y2
JP2510467Y2 JP6321790U JP6321790U JP2510467Y2 JP 2510467 Y2 JP2510467 Y2 JP 2510467Y2 JP 6321790 U JP6321790 U JP 6321790U JP 6321790 U JP6321790 U JP 6321790U JP 2510467 Y2 JP2510467 Y2 JP 2510467Y2
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昭太郎 吉田
正一 長谷川
正之 丹
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルの
接続部における補強絶縁体の形成に用いるモールドブロ
ックに関するものである。
[従来の技術] ゴム・プラスチック絶縁電力ケーブルの接続方式の一
つに、押出しモールド方式(EMJ)がある。
しかし、この方式は、押し出し工程および架橋工程に
おける加熱と冷却に時間がかかり、そのために全体の施
工時間が長くかかる欠点があった。
その欠点を解消するため、 補強絶縁体と同形・同大のモールドブロックでかつ
複数に分割されたものであり、 それら分割体の内面
と分割面ならびにそれらの近傍だけが架橋剤入り未架橋
で、その他の部分は架橋済みのもの、 を予め製作しておき、そのようなものを利用して、補強
絶縁体を形成する技術が提案されている(特願平1−29
3430号参照)。
上記の部分的に架橋されたモールドブロックの製造方
法を簡単に述べると、次のとおりである。
(1)始めに、未架橋のモールドブロック分割体を製作
する。
それには、第5図(a)のように、外枠12と中子14と
の間に、補強絶縁体と同形同大のキャビティ16を有する
金型18を用いる。
この金型18をヒーター20によつて予熱しておいて、押
出し機22によって内部に架橋剤入り絶縁材料24(ポリエ
チレンなど)を押し出し注入する。
絶縁材料24は未架橋の状態にしておく。
(2)外枠12を外して補強絶縁体と同形・同大の未架橋
のモールドブロック26とし(同図b)、それを、中心軸
を通る仮想平面28によって2分割し、分割体30A,30Bを
得る(同図c)。
(3)次にそれら分割体30A,30Bの部分的架橋を行うの
であるが、それには同図(d)(e)に示した冷却手段
32を使用する。
この冷却手段32は、上記の中子14とほぼ同形・同大の
中空管34とチャンネル型のつば36とを組み合わせた形状
のもので、その中に冷媒を流せるようにしたものであ
り;その上下両側に、分割体30A,30Bをそれぞれ接触さ
せる。すると、隙間なく密着する。
(4)その外側に架橋管38をかぶせ、ヒーター40により
加熱し、同時に圧力媒体42(窒素ガスなど)を架橋管38
内に導入し、加圧する。
そのとき、上記の冷却手段32を動作させておく。
すると、分割体30A,30Bの、冷却手段32に接する面お
よびその近傍は、冷却されて未架橋の状態に留まり、そ
の他の部分だけが架橋される。
その後冷却して、一部未架橋の分割体30A,30Bを得
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記の方法の実施に際して、適当な温度条件
を見つけるのが難しい。そのため、加熱側と冷却側の能
力や温度条件により、未架橋にすべき部分を架橋させて
しまったり、架橋すべき部分を充分に架橋できなかった
りする可能性がある。
[課題を解決するための手段] 第1図(a)のように、モールドブロック78を、 ケーブル導体接続部11およびその付近のケーブル絶
縁体13に接する部分を含み、かつ架橋剤入り未架橋のも
のからなる内層ブロック58と、 それ以外の部分からなり、かつ架橋済みの外層ブロ
ック76、 とにより構成する。
すなわち、内層ブロック58と外層ブロック76とを別々
に製作し、それを組み合わせてモールドブロック78とす
る。
[作用] 内層ブロック58と外層ブロック76とが別々になってい
るので、それぞれの架橋度が保障される。
[実施例] 内層ブロック58と外層ブロック76は次のように製作す
る。
(1)内層ブロック58の製作: 第1図(b)のように、中子44と外枠46とからなる金
型48を用いる。そのキャビティ50は、ケーブル導体接続
部11およびその付近のケーブル絶縁体13に接する適当範
囲の、補強絶縁体の一部に相当する部分と同形同大であ
る。
この金型48をヒーター52によつて予熱しておいて、押
出し機54によって内部に架橋剤入り絶縁材料56(ポリエ
チレンなど)を押し出し注入する。
絶縁材料56は未架橋の状態にしておく。
外枠46を外して、中心軸を通る仮想平面59によって2
分割して、分割体58A,58Bからなる内層ブロック58を得
る(同図c)。
(2)外層ブロック76の製作: 第1図(d)のように、中子60と外枠62からなる金型
64を使用する。中子60は上記の内層ブロック58を取り付
けた中子44と同形同大であり(同図c)、外枠62は第5
図(a)の外枠12と同じものである。
したがつて、形成されるキャビティ66は、補強絶縁体
から、上記の内層ブロック58を除いた部分と同形同大で
ある。
この金型64をヒーター68によつて予熱しておいて、押
出し機70によって内部に架橋剤入り絶縁材料72(ポリエ
チレンなど)を押し出し注入する。
外枠62を外して、未架橋の外層ブロック74を得(同図
e)、それを、中心軸を通る仮想平面75によって2分割
し、未架橋の分割体74A,74Bを得る。
その未架橋の分割体74A,74Bを、つば79を持つ中子80
の上下両側に密着させ、その外側に架橋管82をかぶせ、
ヒーター84により加熱し、同時に圧力媒体86(窒素ガス
など)を架橋管82内に導入し、加圧架橋して(同図f,
g)、架橋された外層ブロックの分割体76A,76Bを得る。
(3)以上の内層ブロック58と外層ブロック76とを、第
1図(a)のように、ケーブル10の導体接続部11および
その付近のケーブル絶縁体13上に組み立ててモールドブ
ロック78を構成する。
そしてその上に、公知の架橋管を組み立て(図示せ
ず)、加熱モールドして、接続部の補強絶縁体を形成す
る。
[別の実施例] 上記のように、外層ブロック76の製作に際しては、ま
ず未架橋の外層ブロック74を製作し(第2図a)、その
後2分割していた。
しかし、この方法によると、分割面において切断工具
の厚みtだけ失うことになり(第2図b)、後で分割体
を組み立てる際に、隙間ができてしまう。
そこで、第3図(a)(b)のように、下枠88と上枠
90とからなる金型92で、正確に未架橋の外層ブロック74
の半分に相当するキャビティ94を持つものを使用し、未
架橋の外層ブロックの分割体74Aと74Bとを別々に製作す
る(第4図a,b)。
このようにすれば、接着面に隙間ができず、良好な接
着性が得られる。
[考案の効果] モールドブロックを、 ケーブル導体接続部およびその付近のケーブル絶縁
体に接する部分を含み、かつ架橋剤入り未架橋のものか
らなる内層ブロックと、 それ以外の部分からなり、かつ架橋済みの外層ブロ
ック、 とにより構成するので、 それぞれの架橋度が設計どおりに保障される。
その結果、補強絶縁体の形成に際して、ブロック界
面、ブロックとケーブルを完全に接着させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の実施例にかかるもので、 第1図の(a)はケーブル上に内層ブロック58と外層ブ
ロック76とからなるモールドブロック78を組み立てた状
態の説明図で、 同図の(b)〜(g)は内層ブロック58及び外層ブロッ
ク76の製作工程の説明図、 第2図(a)(b)は未架橋の外層ブロック74の2分割
により隙間が生じることの説明図、 第3図(a)(b)は外層ブロックの異なる製作方法の
説明図、 第4図(a)(b)は第3図の方法により製作した未架
橋の外層ブロック74A(または74B)の説明図、 第5図(a)〜(e)は従来におけるモールドブロック
の製作工程を順に示した説明図。 10:ケーブル、11:ケーブル導体接続部 12,46,62:外枠 13:ケーブル絶縁体 14,44,60,80:中子 16,50,66,94:キャビティ 18,48,64,92:金型 20,40,52,68,84:ヒーター 22,54,70:押出し機 24,56,72:架橋剤入り絶縁材料 26:未架橋のモールドブロック 28,59,75:仮想平面 30A,30B:分割体、32:冷却手段 34:中空管、36:つば 38,82:架橋管、42,86:圧力媒体 58:内層ブロック 74:未架橋の外層ブロック 76:外層ブロック、78:モールドブロック 88:下枠、90:上枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル接続部における補強絶縁体と同形
    ・同大で、かつ中心軸を通る平面によって分割された分
    割体からなり、ケーブル導体接続部およびその付近のケ
    ーブル絶縁体上に装着され、加熱加圧されることによっ
    て、ゴム・プラスチック絶縁ケーブル接続部の補強絶縁
    体を形成する、モールドブロックにおいて、 前記ケーブル導体接続部およびその付近のケーブル絶縁
    体に接する部分を含む内層ブロックと、それ以外の部分
    からなる外層ブロックとの組合せからなり、前記内層ブ
    ロックは架橋剤入り未架橋のものであり、前記外層ブロ
    ックは架橋済みのものである、ゴム・プラスチック絶縁
    ケーブルの接続部形成用モールドブロック。
JP6321790U 1990-05-18 1990-05-18 ゴム・プラスチック絶縁ケ―ブルの接続部形成用モ―ルドブロック Expired - Lifetime JP2510467Y2 (ja)

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