JP2510420Y2 - 加硫装置における加熱・加硫媒体の供給装置 - Google Patents

加硫装置における加熱・加硫媒体の供給装置

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JP2510420Y2
JP2510420Y2 JP6086191U JP6086191U JP2510420Y2 JP 2510420 Y2 JP2510420 Y2 JP 2510420Y2 JP 6086191 U JP6086191 U JP 6086191U JP 6086191 U JP6086191 U JP 6086191U JP 2510420 Y2 JP2510420 Y2 JP 2510420Y2
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heating
vulcanization
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vulcanizing
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暢彦 入江
俊文 村上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタイヤ等のエラストマ物
品の加硫プレスにおける加熱・加圧媒体の供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特願昭63−31332号,特願昭63
−31333号として特許出願されているローリングイ
ンブラダー型の加硫装置を図4乃至図6について説明す
る。金型1の加硫室に生タイヤ2を装着すると共に、上
方内端部21が上部ブラダー保持部10にて保持されか
つ下方内端部22が下部ブラダー保持部11にて保持さ
れるブラダー3を、シェーピング内圧充填により、生タ
イヤ2を金型1の内面近くに沿わせた状態とし、続い
て、金型1を閉じスチーム等の加熱媒体をブラダー内に
供給して該タイヤ2を加熱加圧し、該タイヤ2が所定の
温度に達したとき、又は所定時間を経過したとき、上記
加熱媒体の供給を停止し、次に、窒素等のガスを加圧媒
体として上記加熱媒体と同一又は高い圧力で加熱工程の
残り時間終了まで供給して、上記タイヤ2の温度を所定
温度に維持し加硫を完了させるものである。なお、金型
1は上型1aとした型1bとからなる。
【0003】しかして、上部ブラダー保持部10は、セ
ンターポスト41上端、即ち装置中心部上方位置に配設
され、リング体42と、ブロック体43と、該ブロック
体43に取付けられる吹出ノズル45と、を備え、該リ
ング体42とブロック体43とでもって上部クランプリ
ング48が形成され、該リング体42とブロック体43
とがボルト12で固着されて、ブラダー3の上方内端部
21が挟持状に保持される。また、吹出ノズル45は、
リング状であって、ブロック体43に着脱可能に嵌め込
まれ、該ブロック体43との間に環状の空室44を形成
する。さらに、該吹出ノズル45には、該空室44と加
硫室6とを連通する吹出口4が開設されている。そし
て、この吹出口4は、周方向に沿って所定間隔で複数個
形成されている。この吹出口4の向き,数,口径はタイ
ヤサイズに合ったものが選択される。
【0004】また、ブロック体43には、スチーム等の
加熱媒体を空室44に供給する供給通路40が接続さ
れ、該供給通路40はバグウェルを貫通して、弁101
を経由してスチーム源に連結される。従って、この通路
40からの加熱媒体Sが、空室44を介して吹出口4か
ら加硫室内に水平方向に吹き出される。吹出ノズル45
は、吹出口4がタイヤ内部の赤道E又はその近傍に向っ
て水平方向に開口するものが複数個用意される。
【0005】従って、タイヤの上半部と下半部とが均等
にスチーム噴流が当って均等加熱が行なえる。また、吹
出口4の吹出路4aは、半径方向に対して傾斜してお
り、該吹出口4から吹き出される加熱媒体は周方向に旋
回する。なお、スチーム供給通路40は上記実施例では
センターポスト41の外側に設けたが、これに代えてセ
ンターポスト41内に設けてもよい。
【0006】そして、バグウェル46には、窒素等の不
活性ガスの供給通路50が配設され弁100を経由して
供給される。また、該供給通路50は、該バグウェル4
6に内部形成された環状供給中継室51に連通連結され
る。さらに、該中継室51は、周方向に沿って所定間隔
に配設される複数の供給通路52に連通連結され、該供
給通路52の上方開口部には、ガス吹出用の吹出ノズル
54がボルト56を介してバグウェル46の上端部に着
脱可能に取付けられている。そして、この吹出ノズル5
4には、供給通路52と加硫室とを連通する吹出口5
が、周方向に沿って所定間隔で複数個開設されている。
即ち、供給通路50からの加圧媒体は中継室51を介し
て複数の供給通路52に入り、吹出口5から加硫室内に
上方に向って吹き出される。
【0007】この吹出ノズル54は、リング状であっ
て、吹出口5が装置中心部上方位置からタイヤ2の上方
側壁部25にわたる区域Qのうちの所望の部位に向って
上向きに開口するものが複数個用意され、加圧媒体Gは
矢印の如くタイヤ内部空間6内を横切って斜め上方向に
向って吹き出される。このように加圧媒体(ガス)は装
置中心部下方位置から加硫室内の上方に向けて吹き出さ
れるので、ガス流がタイヤ内部空間6内を通過する距離
が長く、従って、スチームとの混合攪拌効果が一層大き
くなり、タイヤ内部空間6の温度差が解消される。吹き
出された加圧媒体は周方向に旋回するように、吹出路5
aは半径方向に対して傾斜している。
【0008】上記の構成(スチームを装置中心部から水
平方向の吹き出すこと及びガスを装置中心部下方位置か
ら上方向に吹き出すこと)に加えて、加硫室内にドレー
ン排出機構13を付設併用することもできる。即ち、ド
レーン排出機構13は、バグウェル46に挿通される排
出通路としてのパイプ71と、該パイプ71に連通連結
されると共に内部に中室を形成した円孤状の揺動アーム
72と、該揺動アーム72の先端に連通連結されて加硫
室下部(下方側壁部)に位置づけされる細径パイプ73
と、を備える。パイプ71は弁103を経由してドレー
ンラインヘ接続されている。バグウェル46には、加硫
工程終了後短時間に加硫媒体を排出する弁102を備え
た排出回路が装備されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。ガス供給は弁100より、スチ
ーム供給は弁101より供給されメインドレーンは弁1
02より、加硫中のタイヤサイドウォール部分のドレー
ンは、弁103より排出されるようになっている。
【0010】そして、加硫中の加熱・圧力保持期間中に
温度が低下した時は弁101よりスチームを補給し、他
の弁は閉じられている。又圧力が低下した時は弁100
よりガスを補給し、他の弁は閉じられている。このよう
にガス又はスチームを交互に補給する際に混合ガスは充
満しているので補給されたガス又はスチームによる加硫
室内の混合・攪拌はあまり行なわれず補給にとどまって
しまうことになる。
【0011】小型タイヤでは10分前後、大型タイヤで
は1時間前後の加熱・加圧保持期間中に温度低下、圧力
低下を生じた際には、供給口側よりスチームあるいはガ
スを必要に応じて補給しているが、排出口側が閉鎖状態
の為、補給されたスチームあるいはガスがタイヤ加硫室
内で充分な混合が実施されにくく、より高精度な圧力・
温度制御という観点から改善の必要性がある。
【0012】本考案は、生タイヤの加熱・加圧保持期間
中の圧力低下、温度低下時におけるスチーム、又はガス
の補給の際に、好適な混合と攪拌を行うことのできる加
熱・加圧媒体の供給装置を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】生タイヤの加硫中に加熱
・加圧媒体の温度,圧力が低下した際に、加硫室から排
出される媒体に高温,高圧の供給側媒体を、噴流ポンプ
を介して、混合し加硫室内に供給する。
【0014】
【作用】加硫室内の媒体を部分的に排出しながら加熱・
加圧媒体を供給するため、少量の圧力媒体又は加熱媒体
を補給する際にも、加硫室内における混合攪拌が有効に
行われ、高精度の圧力・温度制御を行うことができる。
【0015】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図3について説明
する。金型及びブラダー保持機構等の構成は図4乃至図
6に示した従来装置と同一であり、従来装置と異なる個
所は、噴流ポンプ104及びスチームガス等のラインな
ので、主として変更個所について説明する。
【0016】図1乃至図3において、加硫装置の供給通
路40に、本流と支流を有する噴流ポンプ104を設置
する。噴流ポンプ104の本流入口側にスチーム供給・
補給ラインと、ガス補給ラインとを配置し、ガス補給ラ
インは弁105を経由し、スチーム供給・補給ラインは
弁101経由とする。
【0017】また、噴流ポンプ104の支流側に加硫室
内排出口側より分岐したラインを設置する。このような
装置において、スチーム供給時及び補給時には、噴流ポ
ンプ104の本流(スチーム)が、加硫室内に連通した
支流経由で混合ガスを循環しつつ補給され、ガス補給時
には、噴流ポンプ104の本流(ガス)が加硫室内の混
合ガスを支流経由で循環しつつ補給でき、タイヤ加硫室
内の混合ガスの攪拌循環を促進することができる。従っ
て、より高度な圧力、温度制御が可能となる。
【0018】
【考案の効果】本考案による加硫装置における加熱・加
硫媒体の供給装置は、エラストマ物品内部の加硫室内へ
の加熱・加圧媒体の供給口及び、排出口を備えた加硫装
置に於いて、供給口側と排出口側配管を合流させ、その
合流点に噴流ポンプを設置し、供給側媒体と排出口側媒
体を混合して加硫室内に供給するように構成したことに
より、次の効果を有する。
【0019】初期の加熱・加圧工程時の大量のスチーム
及びガスの混合攪拌が実現できると共に、所定温度、圧
力に達した後、同温度、圧力に保持されている間に、温
度低圧、圧力低下が発生し、圧力媒体又は加熱媒体を少
量補給する時にも効果的な混合攪拌が可能となる。従っ
て、より精度の高い圧力・温度制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加硫装置を断面で示した本考案の実施例の全体
構成図である。
【図2】図1の左半分を示す図である。
【図3】図1の右半分を示す図である。
【図4】加硫装置を断面で示した従来技術の全体構成図
である。
【図5】図4の左半分を示す図である。
【図6】図4の右半分を示す図である。
【符号の説明】
104 噴流ポンプ 101 スチーム供給・補給ラインの弁 105 ガス補給ラインの弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラストマ物品内部の加硫室内への加熱
    ・加圧媒体の供給口及び、排出口を備えた加硫装置に於
    いて、供給口側と排出口側配管を合流させ、その合流点
    に噴流ポンプを設置し、供給側媒体と排出口側媒体を混
    合して加硫室内に供給するように構成したことを特徴と
    する加硫装置における加熱・加硫媒体の供給装置。
JP6086191U 1991-08-01 1991-08-01 加硫装置における加熱・加硫媒体の供給装置 Expired - Lifetime JP2510420Y2 (ja)

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JPH0513713U JPH0513713U (ja) 1993-02-23
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JP6331610B2 (ja) * 2014-04-07 2018-05-30 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの加硫方法
JP6331648B2 (ja) * 2014-04-23 2018-05-30 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの加硫方法および加硫システム

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