JP2510252Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2510252Y2
JP2510252Y2 JP1990065313U JP6531390U JP2510252Y2 JP 2510252 Y2 JP2510252 Y2 JP 2510252Y2 JP 1990065313 U JP1990065313 U JP 1990065313U JP 6531390 U JP6531390 U JP 6531390U JP 2510252 Y2 JP2510252 Y2 JP 2510252Y2
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JP
Japan
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tank
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outlet
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JP1990065313U
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宗一 加藤
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株式会社ゼクセル
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカウンタフロー型のヒータコア等の熱交換器
に関する。
(従来の技術) 近年、車両用空気調和装置のヒータコア等の熱交換器
は、コンパクト化と同時に高性能化が要求されており、
このため高性能化を目的とするカウンタフロー型熱交換
器が例えば実開昭63−154962号公報、実開昭63−5293号
公報、実開昭62−131268号公報により既に提案されてい
る。
例えば、実開昭63−154962号公報に依る熱交換器は、
第3図及び第4図に示すように、夫々熱媒体の入口通路
102及び出口通路103が内部に形成された1対のタンク10
1a,101bが並設接合されると共に、これらのタンクはエ
ンドプレート104に突合せ接合されている。このエンド
プレート104を貫通してチューブ群105が入口、出口通路
102,103に夫々挿入されている。
更に、上記実開昭63−5293号公報及び実開昭62−1312
68号公報に依る熱交換器は、内部が入口通路と出口通路
とに仕切られた一体のタンクに内部が左側熱媒体通路と
右側熱媒体通路とに仕切られたチューブを挿通し接合し
た構成を有している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記実開昭63−154962号公報の熱交換
器では、タンク101a,101bの幅は、コンパクト化の面か
らコルゲートフィン107の幅になるべく近づけるべく狭
くなっている(第4図)。そのため、タンク101a,101b
の上面に設けられ入口。出口通路に挿入される入口、出
口パイプ108,109は、直径を細くせざるを得ず、その結
果、通水抵抗が増大するという問題点がある。
又、第4図において、タンク101a,101bをチューブ105
とフィン106とから成るコア部110にろう付により接合す
る際、タンク101a,101bの仕切り部111とエンドプレート
104との間に隙間(図中A部)が生じ、該隙間を介して
熱媒体の入口通路102から出口通路103への又はその逆方
向への洩れが生じる虞れがあり、かかる洩れ防止及びろ
う付性の向上を図るには、タンクの仕切部111とエンド
プレート104の寸法精度を厳密に管理する必要がある。
一方、前記実開昭63−5293号公報及び実開昭63−1312
68号公報のように仕切部が一体に形成されたタンクにチ
ューブを挿通する構造のものは、チューブ挿通孔をプレ
ス加工により形成することが困難であると云う問題点が
ある。
本考案は上述の問題点に鑑みて為されたもので、コン
パクトでありながら、入口、出口パイプの通水抵抗の低
減が図れると共にろう付性及びタンク部の加工性、組み
付け性が向上した熱交換器を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案に依れば、上述の目的は、入口通路及び出口通
路が内部に形成されたタンク部と、前記入口、出口通路
に夫々連通して前記タンク部に装着された入口パイプ及
び出口パイプとを備えた熱交換器において、前記タンク
部を、前記入口、出口通路形成空間を画成し且つ前記各
入口、出口パイプに対向する部分を当該パイプの反対側
に偏移させた仕切壁が一体に形成された単一部材から成
る中間部材と、前記入口パイプ及び出口パイプが装着さ
れたタンクプレートと、エンドプレートとにより構成
し、前記仕切壁の上面及び下面が夫々前記中間部材と同
一平面上にあるように形成し、前記中間部材を前記タン
クプレートとエンドプレートとの間にサンドイッチ状に
挟装し互いに接合したことにより達成される。
(作用) タンク部を構成するタンクプレート、中間部材及びエ
ンドプレートは、中間部材がその前記タンクプレート及
びエンドプレート間にサンドイッチ状に挟装されろう付
により互いに接合される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基づき詳
細に説明する。
先ず、第2図は、本考案に係る熱交換器のタンク部の
構成を示す略斜視図である。熱交換器1は、カウンタフ
ロー型熱交換器で、コア部2とタンク部3とにより構成
されている。
コア部2は、交互に積層して互いに接合されたチュー
ブエレメント4とコルゲートフィン5とから形成されて
いる。該コア部2の上端には、タンク部3が設けられて
いる。該タンク部3は、中間部材6と、該中間部材6の
上端部に嵌装されたタンクプレート7と、該中間部材6
の下端部に嵌装されたエンドプレート8との3つの部材
により構成され、これらの部材はろう付等により互いに
接合されている。
更に、タンク部3の内部には、熱媒体の入口通路9及
び出口通路10が仕切壁11により画成されている。
第1図に示すように、タンク部3の中間部材6は、略
直方体の単一部材から成り、4つの側壁12と、中間部材
6の略幅方向中央で長手方向に延び該側壁12により囲ま
れた矩形空間を長手方向に入口、出口通路形成空間9a,1
0aを画成する仕切壁11とが一体に形成される。前記側壁
12の上下面と前記仕切壁11の上下面とは、同一レベルに
形成されている。
仕切壁11はその略長手方向中央部に対して両半部が互
いに反対側にオフセットした形状を有する。即ち、その
出口パイプ14に対向すべき部分11aは入口通路形成空間9
a側に偏移し、一方、入口パイプ13に対向すべき部分11b
は出口通路形成空間10a側に偏移しており、従って、入
口、出口パイプ13,14として径の大きいものを使用可能
としている。
更に、前記中間部材6は一体の単一部材であるため例
えばアルミの押し出し成型による製作が可能である。
又、タンクプレート7は、薄板をプレス加工して形成
され、矩形の平坦な水平の上壁7aの周囲から4つの側壁
7bが垂直に下垂したコ字状断面を有し、前記中間部材6
に外嵌している。前記タンクプレート7の平坦な上壁7a
には、入口、出口パイプ13,14が前記中間部材6の入
口、出口通路形成空間9a,10aに夫々対応する位置で挿通
している。
又、エンドプレート8はタンクプレート7と同様に薄
板をプレス加工して形成され、矩形の底壁8aの周囲から
4つの側壁8bが垂直に立上ったコ字状断面を有する。
前記エンドプレート8の底壁8aの幅方向中央部8cは中
間部材6の仕切壁11に当接し、その両側には、多数の通
孔8dが2列に穿設され、これら通孔8dには、チューブエ
レメント4の上端が挿通される。
尚、タンクプレート7の幅方向略中央部には2個の凹
部15,15が形成され。これらの凹部15,15はタンクプレー
ト7を中間部材6に組付ける際にタンクプレート7の内
面上の突起として中間部材11の仕切壁11の両側面に係合
してタンクプレート7の中間部材に対し位置決めするの
に用いられる。
上述のように形成された3つのタンク構成部材のう
ち、中間部材6は、一体形成してあるため上下面を高い
平面度に加工することができる。又、エンドプレート8
は、1枚の薄板から成るため、通孔8dのプレス加工を簡
単に行うことができる。更に、各々薄板から成るタンク
プレート7及びエンドプレート8は中間部材6の上下面
に突合せ圧接したときに適度に平坦状に変形して中間部
材の平坦な上下面になじむのでろう付性が向上する。
次に上述の3つの部材からタンク部3を組立てる方法
について説明する。
前記中間部材6に上下方向からタンクプレート7及び
エンドプレート8を嵌装し、上下方向から治具で押えて
前者をタンドイッチ状に挟持し、次いでこれら3つの部
材をろう付により互いに接合する。このように上下一方
向からの押えであるため、組付性が高いと共にタンク構
成部材には他方向へのモーメントが作用せず仕切壁11か
らタンクプレート7の上壁7aやエンドプレート8の底壁
8aが浮き上がることがなく、且つ両プレート7,8が上下
方向から中間部材7に嵌装されていることにより、これ
ら2つの部材が中間部材6に対して、横方向にズレるこ
とがなく、自動的に位置決めされる。従って、仕切壁11
の上下面と、上壁7aと底壁8aとは確実に所定位置に密着
保持されるので、寸法精度がそれ程高くなくともろう付
性が飛躍的に向上し、熱媒体の洩れも発生しない。
尚、タンクプレート8を前記中間部材に嵌装させた際
には前述の凹部15が部材相互の位置決めをし易くする。
更に、仕切壁11の入口、出口パイプ13,14に対向する
部分11a,11bは夫々反パイプ側に偏移させて形成され、
しかも、該仕切壁11は二重ではなく、1枚構造であるた
め熱交換器のコンパクト化にもかかわらず、入口、出口
パイプに対して十分な取付スペースを確保することがで
き、通水抵抗の低減が図れる。又、仕切壁11が二重でな
いのでチューブエレメント4と仕切壁11との間隔が十分
に確保でき、該チューブエレメント4へのろう材の流入
が防止できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る熱交換器は、入口
通路及び出口通路が内部に形成されたタンク部と、前記
入口、出口通路に夫々連通して前記タンク部に装着され
た入口パイプ及び出口パイプとを備えた熱交換器におい
て、前記タンク部を、前記入口、出口通路形成空間を画
成し且つ前記各入口、出口パイプに対向する部分を当該
パイプの反対側に偏移させた仕切壁が一体に形成された
単一部材から成る中間部材と、前記入口パイプ及び出口
パイプが装着されたタンクプレートと、エンドプレート
とにより構成し、前記仕切壁の上面及び下面が夫々前記
中間部材と同一平面上にあるように形成し、前記中間部
材を前記タンクプレートとエンドプレートとの間にサン
ドイッチ状に挟装し互いに接合したので、入口、出口パ
イプの通水抵抗の低減が図れると共に、仕切壁のろう付
性が向上し、タンク部の加工性及び組付性が向上できる
と云う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る熱交換器のタンク部
の分解斜視図、第2図は本考案に係る熱交換器の斜視
図、第3図は従来の熱交換器の一例を示す略斜視図、第
4図は同熱交換器のタンク部の横断面図である。 5…タンク部、6…中間部材、7…タンクプレート、8
…エンドプレート、9…入口通路、10…出口通路、11…
仕切壁、13…入口パイプ、14…出口パイプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口通路(9a)及び出口通路(10a)が内
    部に形成されたタンク部(3)と、前記入口、出口通路
    (9a,10a)に夫々連通して前記タンク部(3)に装着さ
    れた入口パイプ(13)及び出口パイプ(14)とを備えた
    熱交換器において、前記タンク部(3)を、前記入口、
    出口通路(9a,10a)形成空間を画成し且つ前記各入口、
    出口パイプ(13,14)に対向する部分(11b,11a)を当該
    パイプ(13,14)の反対側に偏移させた仕切壁(11)が
    一体に形成された単一部材から成る中間部材(6)と、
    前記入口パイプ(13)及び出口パイプ(14)が装着され
    たタンクプレート(7)と、エンドプレート(8)とに
    より構成し、前記仕切壁(11)の上面及び下面が夫々前
    記中間部材(6)の上面及び下面と同一平面上にあるよ
    うに形成し、前記中間部材(6)を前記タンクプレート
    (7)とエンドプレート(8)との間にサンドイッチ状
    に挟装し互いに接合したことを特徴とする熱交換器。
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