JP2510135B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

衣料用液体洗浄剤組成物

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JP2510135B2 JP62127584A JP12758487A JP2510135B2 JP 2510135 B2 JP2510135 B2 JP 2510135B2 JP 62127584 A JP62127584 A JP 62127584A JP 12758487 A JP12758487 A JP 12758487A JP 2510135 B2 JP2510135 B2 JP 2510135B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、アルミノ珪酸塩を含み透明感や白濁感のな
さに優れた衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
従来技術 アルミノ珪酸塩を含む液体系の洗浄剤組成物として
は、衣料用の液体ヘビー洗剤などが知られている。衣料
用ヘビー洗剤においてアルミノ珪酸塩はキレートビルダ
ーとして使用される。
アルミノ珪酸塩は水不溶性であるため、これらの液体
洗浄剤組成物は、その用途や商品形態により要求の度合
いが異なるが、良好な透明感や、白濁感のなさ、あるい
は分散安定性などが要求される。
A型ゼオライト、Y型ゼオライトなどのアルミノ珪酸
塩を衣料用の液体洗剤に配合することは公知であり、例
えば、特開昭60−101200号公報には液体洗浄剤組成物に
おいて、Y型ゼオライトと水溶性ビルダーを併用し、か
つpHを抑制することにより、分散安定性が改善されるこ
とが示されている。しかし、Y型ゼオライトはカルシウ
ムイオン捕捉能が小さいため、十分な洗浄力が得られな
い。
一方、A型ゼオライトは、カルシウムイオン捕捉能は
大きいが、液体洗浄剤組成物に配合すると不透明で白濁
状の外観を呈し好ましくない。
発明の目的 本発明は、水不溶性物質としてアルミノ珪酸塩を含有
する衣料用液体洗浄剤組成物において、アルミノ珪酸塩
に要求されるキレートビルダー能を損なうことなく、透
明感ないし白濁感等を改善することを目的とする。
発明の構成 本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、界面活性剤と水
不溶性粉体とを含有する衣料用液体洗浄剤組成物におい
て、水不溶性粉体としてカルシウムイオン捕捉能が100g
CaO−mg/g(無水物基準)以上で屈折率が1.445〜1.461
のアルミノ珪酸塩をキレートビルダーとして配合したこ
とを特徴とする。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性
剤または双性イオン界面活性剤などが用いられる。
アニオン性界面活性剤としては、通常のスルホネート
系、サルフェート系、ホスフェート系のアニオン性界面
活性剤および石鹸が使用される。スルホネート系アニオ
ン性界面活性剤としては、C8〜22の直鎖または分枝鎖
のアルキルベンゼンスルホン酸塩、C8〜22の長鎖アル
キルスルホン酸塩、C8〜22の長鎖オレフィンスルホン
酸塩などが挙げられる。また、サルフェート系アニオン
性界面活性剤としては、C8〜22の直鎖または分枝鎖の
アルキルないしアルケニル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレン(EO=1〜7モル)直鎖または分枝鎖アルキ
ルないしアルケニル(C8〜22)エーテル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレン(EO=1〜7モル)直鎖また
は分枝鎖アルキル(C8〜18)フェニルエーテル硫酸エ
ステル塩などが挙げられる。ここでEOは、エチレンオ
キサイドの平均付加モル数を示す。また、ホスフェート
系アニオン性界面活性剤としては、C8〜22のモノアル
キル(またはアルケニル)、ジアルキル(またはアルケ
ニル)あるいはセスキリン酸塩、ポリオキシエチレン
(EO=1〜7モル)モノアルキル(またはアルケニ
ル)、ジアルキル(またはアルケニル)あるいはセスキ
リン酸塩(各アルキルまたはアルケニル基の炭素数:C
8〜22)などが挙げられる。石鹸としては、C8〜24
飽和または不飽和脂肪酸塩が挙げられる。これらのアニ
オン性界面活性剤の対イオンとしての陽イオンは、例え
ばナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのアルカル
金属またはアルカリ土類金属イオン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなど
のアルカノールアミン、アンモニウムなどである。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン
(EO=1〜25モル)直鎖または分枝鎖アルキルまたは
アルケニル(C8〜18)エーテル、ポリオキシエチレン
(EO=1〜25モル)アルキルまたはアルケニル(C
8〜18)フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンブロックコポリマーなどのオキシアルキ
レン付加化合物、C8〜24の飽和または不飽和脂肪酸ア
ルカノールアミドまたはそのアルキレンオキサイド付加
物、C12〜14の第三級アミンオキシドなどが挙げられ
る。
両性界面活性剤としては、ジメチルジアルキル(C
8〜18)カルボキシメチルアンモニウムベタイン、ジア
ルキル(C8〜18)アミノアルキレンカルボン酸塩、2
−アルキル−1−カルボキシ−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリウムベタインなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、下記の一般式
(I)、(II)、(III)で表されるものが挙げられ
る。
(式中のR1、R2、R3、R4の少なくとも1つはC12〜24
アルキルまたはアルケニル基であり、その他はC1〜4
のアルキル基またはビトロキシアルキル基あるいはベン
ジル基を表わし、Xはハロゲンを表わす。) (式中のR5とR6はC12〜24のアルキル基またはアルケニ
ル基、R7はC1〜4のアルキル基またはビトロキシアル
キル基あるいはベンジル基、R8はHまたはCH3、nは1
〜5の整数、Xはハロゲンを表わす。) (式中のR9とR10はC12〜24のアルキル基またはアルケ
ニル基、lおよびmは1〜20の整数、Xはハロゲンを表
わす。) アルミノ珪酸塩としては屈折率が1.445〜1.461のもの
が用いられる。このような低屈折率のアルミノ珪酸塩
は、例えば珪酸ナトリウム水溶液とアルミン酸ナトリウ
ム水溶液とを混合して混合水溶液とし、熱水結晶化する
ことにより結晶性アルミノ珪酸塩を常法により製造する
に当たって、アルミン酸ナトリウム水溶液のアルカリ分
のモル比(Na2O/Al2O3)と、珪酸ナトリウム水溶液のア
ルカリ分のモル比(Na2O/SiO2)との比を、(Na2O/Al2O
3)/(Na2O/SiO2)=1.5〜7.0の範囲とし、かつ混合水
溶液の組成をモル比で4.1〜8Na2O:1Al2O3:2.9〜4SiO2:3
0〜180H2Oとすることにより製造できる。この製法の詳
細は特願昭61−151037号公報に記載されている。
屈折率が低いアルミノ珪酸塩は、さらに、上記と同様
に常法により製造するに際し、アルミン酸ナトリウム水
溶液および珪酸ナトリウム水溶液中のFe量を著しく低減
させ、かつ、混合水溶液の組成モル比を2〜4Na2O:1Al2
O3:2〜2.8SiO2:30〜75H2Oとしたり(特願昭61−120458
号)、水溶性ホウ酸ナトリウムを混合し、以下のモル比
の水溶液から熱水合成する(特願昭61−120459号)こと
により得られる。
aNa2O・Al2O3・bSiO2・cB2O3・dH2O (a=2.0〜4.0 b=2.0〜2.8 c=0.01〜0.1 d=30〜75) 上記アルミノ珪酸塩は、いずれも100CaO−mg/g(無水
物基準)以上の高いカルシウムイオン捕捉能を有する。
アルミノ珪酸塩としては、結晶性および無定形のいず
れもが用いられる。
衣料用液体洗浄剤組成物におけるアルミノ珪酸塩の機
能は、キレートビルダーであり、組成として以下のもの
が例示される。
(1)衣料用の液体洗剤組成物 (a)界面活性剤:20〜50重量%。
(b)カルシウムイオン捕捉能が100CaO−mg/g(無水物
換算)以上で、かつ、屈折率が1.445〜1.461のアルミノ
珪酸塩:1〜20重量%。
衣料用液体洗剤組成物において用いられる(a)界面
活性剤は、既に説明したものと同じである。(a)界面
活性剤は、単独で用いても、2種以上組合せてもよく、
そ配合量は20〜50重量%が好適であり、好ましくは25〜
40重量%である。
この量が20重量%未満では洗浄力が弱く、また、50重
量%を超えると組成物の粘度が上昇し使用上好ましくな
い。
(b)成分のアルミノ珪酸塩としては、カルシウムイ
オン捕捉能が100CaO−mg/g(無水物基準)以上で、か
つ、屈折率が1.445〜1.461の範囲のものが用いられる。
屈折率が1.461を越えると、液体洗剤組成物の透明性が
著しく劣る。また、屈折率が1.461未満であってもカル
シウムイオン捕捉能が100CaO−mg/0(無水物基準)未満
では、洗浄力の点で問題が生じる。例えば、Y型ゼオラ
イトの屈折率は1.455であるが、カルシウムイオン捕捉
能が100CaO−mg/g(無水物基準)未満であるため、洗浄
力が十分でない。
(b)アルミノ珪酸塩の粒子径としては、特に5μm
未満であることが好ましい。
(b)成分のアルミノ珪酸塩は、衣料用液体洗剤組成
物中に1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%配合され
る。配合量が1重量%未満では、キレートビルダーとし
ての効果が発現されない。一方、20重量%を超えると、
界面活性剤が高濃度であるため組成物粘度が上昇し、商
品価値を損ない好ましくない。
液体洗剤組成物中には、さらに必要に応じて任意成分
を配合することができる。任意成分としては、一般に洗
剤組成物に用いられる増泡剤、アルカリビルダー、キレ
ートビルダー、酵素、蛍光増白剤、ハイドロトロープ
剤、防カビ剤、無機塩、色素、香料などが挙げられる。
上記の衣料用の液体洗浄剤組成物は、優れた洗浄力を
有し、そのうえ、水不溶性のキレートビルダーを含有す
るにもかかわらず、実質的に透明な外観を有しており、
商品価値が高いものである。
発明の効果 本発明によれば、界面活性剤を含む衣料用液体洗浄剤
組成物に対して、水不溶性粉体を配合するに際し、水不
溶性キレートビルダー粉体として屈折率が1.445〜1.461
のアルミノ珪酸塩を用いることにより、液体洗浄剤組成
物の洗浄力を損なうことなく、その透明感や白濁感のな
さを改善することができ、商品価値の高い液体系の洗浄
剤が実現できる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する
が、これに先だって各実施例で用いた低屈折率アルミノ
珪酸塩の合成例を示す。
低屈折率アルミノ珪酸塩の合成例 アルカリ分のモル比が2.5であるアルミン酸ナトリウ
ム水溶液(Na2O14.2%、Al2O39.3%)430gとアルカリ分
のモル比が0.8である珪酸ナトリウム水溶液(Na2O12.0
%、SiO214.0%)500gを40℃で混合撹拌し、熱水結晶化
させて屈折率1.445のアルミノ珪酸塩約250gを得た。
屈折率1.458、および1.460のアルミノ珪酸塩も、アル
ミン酸ナトリウム水溶液と珪酸ナトリウム水溶液とのア
ルカリ分のモル比をかえて、同様に方法で調整した。
実施例1(衣料用液体洗剤) 後記第1表に示すような水不溶性キレートビルダーを
用いて、第2表に示す成分組成の液体洗剤組成物を調製
し、洗浄力および透明性を評価した。
また、比較のために本発明以外の組成物を調製して同
様に評価した。各評価方法は次の通りである。
・洗浄力 US.Testing社のTerg−O−Tometerを洗浄装置として
使用し、これにタンパク質配合湿式人工汚垢布10枚とセ
バム布、清浄メリヤス布を入れ浴比30倍に合わせ、120
r.p.mで25℃10分間洗浄する。洗浄液は、洗剤濃度0.1%
のもの900mlを用い、すすぎは900mlの水で3分間行な
う。使用水は3゜DHのものを用いた。洗浄力は次式で算
出する。
なお、本洗浄力試験法は、油化学30,432(1981)「新
しい人工汚垢に関する研究(第1報)」に準ずる。
・透明性 組成物100mlを直径5cmのガラスビンに入れ、液を通し
て反対側に置いた文字を識別しうるか否かによって評価
した。
○:明らかに識別できる △:どうにか識別できる ×:識別できない ・カルシウムイオン捕捉能 水不溶性ビルダー1g(無水物)をCaO濃度300mg/の
水溶液に分散させて撹拌し、10分後の水溶液中の残存Ca
イオンを定量し、計算から水不溶性ビルダー1g当りのCa
Oに換算したカルシウムイオン捕捉量を求めた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤と水不溶性粉体とを含有する衣
    料用液体洗浄剤組成物において、 該水不溶性粉体としてカルシウムイオン捕捉能が100gCa
    O−mg/g(無水物基準)以上で屈折率が1.445〜1.461の
    アルミノ珪酸塩をキレートビルダーとして配合したこと
    を特徴とする衣料用液体洗浄剤組成物。
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