JP2510016B2 - キ―入力装置 - Google Patents

キ―入力装置

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JP2510016B2 JP2004437A JP443790A JP2510016B2 JP 2510016 B2 JP2510016 B2 JP 2510016B2 JP 2004437 A JP2004437 A JP 2004437A JP 443790 A JP443790 A JP 443790A JP 2510016 B2 JP2510016 B2 JP 2510016B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えば操作パネルに配設された各キーのキー
コードをマイクロプロセッサで読取るキー入力装置に係
わり、特にキー操作された時点で該当キーのキーコード
を静的に読取れることから、内外の放射雑音が性能に影
響を受ける測定装置において、有益なキー入力装置に関
する。
[従来の技術] 多数のキーが配設されたキーボードからキー操作され
たキーのキーコードを読取るキー入力装置は例えば第4
図に示すように構成されている。マトリックス状に配列
された各キーに対して信号線を縦横に配線して、各信号
線の交点にキー操作に応動する接点を介在させている。
そして、キーボード制御回路1からデコード回路2を介
して例えば横方向の各信号線3に予め設定された時間間
隔で走査信号ROW0〜ROW7を出力する。それと同時に縦方
向の各信号線4の検出信号COLUMO〜COLUM7をデコードし
て、キー操作されたキーを特定する。そして、キー操作
されたキーが特定されると、キーボード制御回路1はMP
U(マイクロプロセッサ)5に対して割込信号IRQを送出
する。MPU5は割込信号IRQを受領すると、キーボード制
御回路1にラッチされているキーコードを読取る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら第4図に示したキー入力装置においても
まだ解決すべき次のような問題があった。
すなわち、キー操作の応答性能を向上させるためには
キーボード制御回路1から出力される走査信号ROW0〜RO
W7の時間間隔を短縮する必要がある。通常のパーソナル
コンピュータにおいては、この時間間隔は約数msであ
る。このように、キーボード上において、操作者がキー
を押したか又は離したかにかかわらず、常時前述した時
間間隔でTTLレベルの走査信号ROU0〜ROW7を出力してい
る。したがって、この走査信号ROW0〜ROW7および検出信
号COLUM0〜COLUM7が放射雑音として周囲に常時電磁放射
されている。
一方、空気中の微弱電波を検出する測定装置において
も、各種測定条件を設定したり、測定操作を実行するた
めに操作パネル上に多数のキーが配設されている。した
がって、この操作パネルに配設された各キーのキー操作
状態を監視するために前述した第4図に示したキー入力
装置をこの測定装置内に組込むと、検出された微弱電波
に走査信号ROW0〜ROW7および検出信号COLUM0〜COLUM7に
よる放射雑音が混入して、測定装置全体の測定精度が低
下する問題が生じる。
また、放射雑音が他の測定機に悪影響を及ぼす懸念が
ある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、各キー毎にキー操作時のみレベル変化するキー信号
を取出し、このキー信号を優先順位付けてキーコード化
することによって、キー操作の応答性能を低下させるこ
となく、キーの押下げ操作と該当キーの押下げ解放操作
とを区別して検出でき、また外部に高周波の放射雑音が
出力されるのを防止できるキー入力装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明のキー入力装置は、
複数のキーと、この各キー毎に専用の出力線を有し、各
キーのオン・オフ動作に応動してレベル変化する各キー
信号を出力するキー信号発生部と、このキー信号発生部
から出力されたキー信号をキーコード化して出力すると
共に、複数のキー信号がレベル変化をしたときには予め
設定された優先順位が高い入力端子に入力されたキー信
号のキーコードを優先出力し、かつ優先順位が最下位の
入力端子を使用禁止したコード発生部と、このコード発
生部からのキーコード出力の変化に応動してラッチ信号
および割込信号を出力するキー動作検出回路と、このキ
ー動作検出回路から出力されるラッチ信号に応動して、
コード発生部から出力されるキーコードをラッチするラ
ッチ回路と、キー動作検出回路から出力された割込信号
に応動して、ラッチ回路にラッチされたキーコードを読
取るマイクロプロセッサとを備えたものである。
[作用] このように構成されたキー入力装置によれば、キーが
キー押下操作されると、コード発生部から該当キーに対
応するキーコードが出力され、ラッチ回路へ印加され
る。そして、コード発生部からキーコードが出力される
とキー動作検出回路が作動して、ラッチ回路へラッチ信
号を送出すると共にマイクロプロセッサへ割込信号を送
出する。よって、ラッチ回路は印加されたキーコードを
ラッチし、マイクロプロセッサはラッチ回路にラッチさ
れたキーコードを読取る。また、該当キーの押下状態を
解除した場合においても、該当キーのキーコードがマイ
クロプロセッサにて読取られる。
逆に、キー操作されない限り、キー信号発生回路,コ
ード発生部等は静的状態を維持しているので、外部に放
射雑音を出力することはない。
また、同時に複数のキーをキー操作した場合は、優先
順位の高いキーに対応するキーコードが優先出力される
ので、重要なキー操作ミスを未然に防止できる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例のキー入力装置を示す概略構成図であ
る。例えば63個のキー1が配設された操作パネルに組込
まれたキー信号発生回路2から各キー1のオン・オフ動
作に応動してレベル変化する63本のキー信号が優先順位
エンコーダ3,ビット検出回路4および桁検出回路5から
なるコード発生部6へ入力される。コード発生部6から
出力された操作キーに対応する6ビット(ビット検出回
路4の3ビットと桁検出回路の3ビット)からなる1個
のキーコードはラッチ回路7へ印加される。また、コー
ド発生部6から出力された6ビットのキーコードはキー
動作検出回路8へ入力される。
キー動作検出回路8へ入力された6ビットのキーコー
ドはデコーダ回路9で3ビットにデコードされて、各レ
ベル変化検出回路10,11,12へ入力される。いずれか一つ
のレベル変化検出回路10,11,12から出力されたレベル変
化検出信号は割込信号発生回路13にて1ビットの割込信
号iに変換されてMPU(マイクロプロセッサ)14の割込
端子INTへ印加されると共に、ラッチ回路7へラッチ信
号bとして送出される。
ラッチ信号hが入力されたラッチ回路7はコード発生
部6から印加されているキーコードをラッチする。ま
た、割込信号iが入力されたMPU14はラッチ回路7にラ
ッチされたキーコードを読取る。そして、読取ったキー
コードに対応する例えば測定条件を測定部15へ設定する
とともに記憶部16へ記憶する。
第2図(a)はキー信号発生部2およびコード発生部
6の詳細回路図である。キー信号発生回路2内において
は、63個の各キー1の押下げ動作で閉成される63個の各
接点3aの一端にそれぞれに抵抗2bを介して電圧5Vが印加
され、他端は接地されている。したがって、一つのキー
1を押下げると該当キーのキー信号がLレベルとなり、
このキー1を離すとHレベルへ戻る。
キー信号発生回路2から出力された63個のキー信号は
8群に分割されてそれぞれコード発生部6の優先順位エ
ンコーダ3を構成する直列接続された8個のプライオリ
ティエンコーダ(IC素子番号74HC148)3a〜3hのそれぞ
れの入力端子D0〜D7へ入力される。各エンコーダ3a〜3h
は同一構成であり、入力端子D0〜D7に入力された8ビッ
トのデータを3ビットのデータに変換して出力端子A0〜
A2から出力する。すなわち、一つのキー信号がLレベル
になると、そのキー信号を3ビットのデータで特定する
ことができる。なお、このエンコーダ3a〜3hにおいて
は、複数のキー信号が同時にLレベルに変化した場合
は、入力端子D0〜D7の番号の大きい方の入力端子のキー
信号のみがLレベルに変化したと見なして、このキー信
号を3ビットのデータとして出力端子A0〜A2から出力す
る。また、出力端子A0〜A2からキー操作されたキー信号
のビットデータが出力されると、出力端子E0からHレベ
ル信号が出力されるとともに、信号検出端子SGからLレ
ベル信号が出力される。
また、エンコーダ3a〜3hの各出力端子E0から出力され
たHレベル信号は左側に位置する優先順位の低いキーの
キー信号が入力されるエンコーダ3a〜3hの入力端子E1へ
イネーブル信号として入力される。よって、右方のエン
コーダの優先順位が左方のエンコーダの優先順位より高
くなる。したがって、同時にキー操作された場合のキー
の優先順位はキー番号が高いほうが優先順位が高くな
る。よって、例えば63番目のキー信号が最も優先順位が
高く、1番目のキー信号が最も優先順位が低くなる。
さらに、最下位優先順位のエンコーダ3aの最下位入力
端子D0は+5Vの電源に接続され、キー信号入力が禁止さ
れている。
各エンコーダ3a〜3hの各出力端子A0のロー(L)アク
ティブの出力信号はビット検出回路4を構成する8入力
端子を有したオアゲート4aへ入力され、同じく、各エン
コーダ3a〜3hの各出力端子A1の出力信号はビット検出回
路4のオアゲート4bへ入力され、さらに、各エンコーダ
3a〜3hの各出力端子A2の出力信号はビット検出回路4の
オアゲート4cへ入力される。前述したように1番から63
番までの各キー信号は優先順位が付されているので、各
オアゲート4a〜4cへ入力される8本の出力信号が同時に
Lレベルになることはない。すなわち、このビット検出
回路4は、各エンコーダ3a〜3hの各入力端子A0〜A7へ入
力される8個のキー信号のうちいずれのキー信号がLレ
ベルに変化したかを示す3ビットのビット信号を出力す
る。
また、各エンコーダ3a〜3hの信号検出端子SGから出力
される信号は前記各エンコーダ3a〜3hと同一構成の桁検
出回路5の各入力端子D0〜D7へ入力される。この場合、
複数のエンコーダ3a〜3hの信号検出端子SGから同時にL
ベル信号が出力されることはないので、いずれのエンコ
ーダ3a〜3hからLレベル信号が送出されたかを示す3ビ
ットの桁信号が出力端子A0,A1,A2から出力される。さら
に、桁検出回路5の信号検出端子SGの出力信号はインバ
ータ5aでレベル反転されて、前記ラッチ回路7へ送出さ
れる。
ビット検出回路4から出力された3ビットのビット信
号および桁検出回路5から出力された3ビットの桁信号
は、ラッチ回路7の各入力端子A0〜A2,A3〜A5へ印加さ
れる。すなわち、ビット信号と桁信号との合計6ビット
で1番から63番までのキー1のキー信号を特定できる。
よって、この6ビットの信号でもって各キー1に与えら
れたキーコードを特定できる。また、この6ビットの信
号はキー動作検出回路8内のデコーダ回路9へ入力され
る。
第2図(b)は、キー動作検出回路8およびMPU14を
示す詳細回路図であり、第3図はキー動作検出回路8お
よびMPU14の動作を示すタイムチャートである。
デコーダ回路9は入力端子D1〜D6へ入力された6ビッ
トの信号を3ビットの信号に圧縮して出力端子A0,A1,A2
から出力する。各出力端子A0,A1,A2から出力された各出
力信号はそれぞれレベル変化検出回路12,11,10へ入力さ
れる。
各レベル変化検出回路12,11,10はそれぞれ入力信号の
信号レベルが変化することを検出する回路であり、例え
ばレベル変化検出回路12においては、インバータ12a,排
他的論理論ゲート12,D型フリップフロップ12cとで構成
されている。すなわち、第3図に示すように、デコーダ
9の出力端子A0の出力信号aが例えば時刻t0でLレベル
へ変化した場合には、インバータ12aの出力信号bの変
化時刻は応答特性等によって時刻t0より若干遅れる。し
たがって、遅れ時間に相当する時間幅を有したパルス信
号cが排他的論理輪ゲート12bからフリップフロップ12c
のクロック端子へ印加される。その結果、フリップフロ
ップ12cからLレベルのレベル変化検出信号dが割込信
号発生回路13内のオアゲート13bへ送出される。他のレ
ベル変化検出回路11,10も同じ動作を実行する。
オアゲート13aから出力されたレベル変化検出信号e
は単安定回路13bへ入力される。単安定回路13bはレベル
変化検出信号eが入力すると、その入力時刻から抵抗と
コンデンサとの時定数回路で定まる規定時間TS(=10m
s)だけLレベルとなる信号fを次のフリップフロップ1
3cのクロック端子へ送出する。フリップフロップ13cは
単安回路13bにて規定時間TSだけ遅延されたレベル変化
検出信号gを割込信号iとしてMPU14の割込端子INTへ印
加すると同時に、オアゲート13dを介してラッチ回路7
のラッチ端子LEへラッチ信号hとして印加する。
なお、前記単安定回路13bにて設定される規定時間TS
キー操作時に発生するチャタリングによる信号レベル変
化を次のキー操作による信号レベル変化と区別して、誤
動作を防止するために設けている。
しかして、オアゲート13a,単安定回路13b,フリップフ
ロップ13c,およびオアゲート13dは、レベル変化検出回
路10,11,12から出力されたレベル検出信号に応動してラ
ッチ信号hおよひ割込信号iを出力する割込信号発生回
路13を構成する。
ラッチ回路7は、ラッチ端子LEにラッチ信号hが入力
されると、入力端子A0〜A5に印加されているビット信号
と桁信号とからなる6ビット信号をキーコードとしてラ
ッチする。
割込信号i入力に応動してMPU14の読出/書込(R/W)
端子から出力されたHレベルの読出信号iはインバータ
15aにてレベル反転され、アンドゲート15bへ入力され
る。アンドゲート15bの他方の入力端子にはMPU14から出
力される操作パネルを選択するパネル選択信号(PEL)
kが入力される。したがって、パネル選択信号(PEL)
kがLレベルへ変化した時刻t2にてラッチ回路7の選択
端子OEがLレベルとなる。しかして、MPU14はデータバ
スを介してラッチ回路7にラッチされているキーコード
を読取る。
ラッチ回路7の選択端子OEへ読出信号jが印加される
と同時に、この読出信号はキー動作検出回路8の各フリ
ップフロップ10c,11c,12c,13cのセット状態をクリアす
る。そして、割込信号iを元のHレベルへ戻す。
MPU14によるキーコードの読取処理が終了した後、時
刻t3にてパネル選択信号(PEL)kがHレベルへ戻る
と、、ラッチ信号hも元のHレベルへ戻る。
そして、時刻t4にて押す下げたキーが離されると、デ
コーダ回路9から出力されている該当キーに対応する出
力信号aがLレベルからHレベルへ立上がる。そして、
レベル検出回路12でその立上時の信号レベル変化を検出
する。したがって、それ以降の割込信号発生回路13の各
回路13a,13b,13c,13dの動作は前記出力出力信号aが時
刻t0で立下った場合と同様の手順で、該当キーのキーコ
ードがMPU14に読取られる。
このように構成されたキー入力装置において、操作パ
ネルに配列された任意のキー1を押下げると、該当キー
1のキーコードがMPU14に読取られる。また、該当キー
1の押下げ状態を解除すると、解除された時点で、解除
された該当キーのキーコードがMPU14にて読取られる。
すなわち、コード発生部6,キー動作検出回路8,ラッチ
回路7等のキー入力装置を構成する各構成部材は、キー
1がキー操作された時のみ動作し、操作者がキー操作を
実行していない期間は何等動作を行っていなくて、全く
静的状態を維持している。したがって、第4図に示すよ
うな一定時間間隔で走査信号を常時出力していないの
で、外部に放射雑音が放出されることはない。よって、
たとえこのキー入力装置を微弱電波を測定する測定機に
組込んだとしても測定結果に雑音が混入することはない
ので、測定精度を大幅に向上できる。
また、放射雑音電波が出力されないので、他の測定機
に悪影響を与えることを未然に防止できる。
また、コード発生部6として優先順位エンコーダ3を
採用しているので、操作パネルに配列する各種のキーに
優先順位を付け、例えば重要なキーとさほど重要でない
キーとを同時に押した場合には、重要なキーのみが優先
して受付けられるようにしている。したがって、重要な
キー操作ミスを未然に防止できる。
さらに、優先順位エンコーダ3を構成する最下位順位
のエンコーダ3a内のさらに最下位順位の入力端子D0に+
5Vの電圧を印加して、強制的にHレベルに設定して、キ
ー信号入力を禁止している。すなわち、最下位順位を含
めて全部のキーのキー信号が優先順位エンコーダ3の各
入力端子に接続されていた場合、第3図に示すようにキ
ーが押されても離されてもMPU14に割込信号iが印加さ
れる。割込信号iが入力されると、MPU14は無条件にラ
ッチ回路7にラッチされているキーコードを読取る。し
かし、キーが押されていないというのは、仮に番号0番
のキーが存在して、その0番のキーをキースイッチとし
て使用した場合には、押されていないキーコードとキー
が押されている状態とが同一キーコードになる。具体的
に説明すると、最下位順位の優先順位エンコーダ3aは、
D0〜D7の8個の入力端子とA0〜A2の3個の出力端子とを
有する。したがって、入力端子に0番のキー信号を入力
した場合、8個のキー全部が押されていない全部の入力
端子D0〜D7がHレベル状態と、0番から7番までの各キ
ーがそれぞれ押された状態の8つの状態との合計9つの
信号状態が存在する。しかし、出力端子は3個であるの
で、3ビットすなわち8信号状態しか表現できない。し
たがって、この優先順位エンコーダ(IC素子番号74HC14
8)3aにおいては、全部の入力端子D0〜D7がHレベル状
態と入力端子D0のみがLレベル状態とを同一出力信号状
態にしている。
したがって、0番のキーを押下げると、入力端子D0の
みがLレベルとなり、各出力端子はA0=H,A1=H,A2=H
となり、また信号検出端子はSG=L、出力端子はE0=H
となる。
さらに、0番のキーの押下状態を解除すると、すなわ
ち、全部の入力端子D0〜D7がHレベル状態に戻ると、各
出力端子はA0=H.Al=H,A2=Hとなる。また、信号検出
端子はSG=H、出力端子はE0=Lとなる。
さらに、優先順位エンコーダ3aの信号検出端子SGの出
力信号はキー押下げ時(L)とキー解放時(H)とで変
化するが、この信号検出端子SGの出力信号は桁検出回路
5における先頭の入力端子D0へ印加されている。しか
し、この桁検出回路5は優先順位エンコーダ3aと同一構
成を有しているので、この先頭の入力端子D0の信号状態
がHレベル又はLレベル変化したとしても、この桁検出
回路5の出力端子A0〜A2の信号状態は変化しない。
その結果、マイクロプロセッサ14が、割込信号iに応
動して、ラッチ回路7にラッチされているキーコードを
読取ったとしても、同一キーコードとなり、キー信号の
変化を検知できない。
なお、他の優先順位エンコーダ3b〜3hにおける先頭の
入力端子D0についても同様なことがいえるが、他の優先
順位エンコーダ3b〜3hの信号検出端子SGの出力信号は桁
検出回路5の先頭以外の各入力端子D1〜D7へ印加されて
いる。したがって、キー押下時にラッチ回路7にラッチ
されるA0〜A5のキーコードとキー解放時にラッチ回路7
にラッチされるA0〜A5のキーコードとが異なる。
この場合、マイクロプロセッサ14が、割込信号iに応
動して、ラッチ回路7にラッチされているキーコードを
読取った場合は、キー押下時とキー解放時とで異なるキ
ーコードを読取ることが可能である。
したがって、本願実施例においては、最下位順位の優
先順位エンコーダ3aの0番のキーに相当する入力端子D0
を使用禁止にて、0番のキーに相当するキーコードが読
まれた時はキーが押されていないと判断するようにして
いる。
[発明の効果] 以上説明したような本発明のキー入力装置によれば、
各キー毎にキー操作時のみレベル変化する各キー信号を
取出し、この各キー信号を優先順位を付けてコード化す
ることによって、キー操作の応答性能を低下させること
なく、外部に高周波の放射雑音が出力されるのを未然に
防止でき、このキー入力装置が組込まれた各種機器や他
の機器に対して該当機器が実行しようとする機能に対し
て悪影響を与えることを防止できる。特に、放射雑音の
影響を受けやすい測定装置には有効である。さらに、コ
ード発生部において、優先順位が最下位の入力端子を使
用禁止にしている。したがって、各キーの押下げ操作と
該当キーの押下げ解放操作とを区別して検出でき、例え
ばシフトキーの機能のように一つのキーを押下げ状態で
他のキーを操作する等の組合わせキー操作が可能とな
り、このキー入力装置の適用範囲を大幅に拡張できる。
同様に、キーの押下げ操作と該当キーの押下げ解放操
作とを区別して検出しているので、キーの押下と押下げ
解放との間の期間を同一キーが繰返し押されたと認識
し、例えばカーソル移動キー等のように、キーを押し続
けることによって同一動作を連続して実行させるリピー
ト機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わるキー入力装置の概略
構成を示すブロック図、第2図(a)(b)は同実施例
装置の詳細回路図、第3図は同実施装置の動作を示すタ
イムチャート、第4図は従来のキー入力装置を示すブロ
ック図である。 1……キー、2……キー信号発生回路、3……優先順位
エンコーダ、4……ビット検出回路、5……桁検出回
路、6……コード発生部、7……ラッチ回路、8……キ
ー動作検出回路、9……デコーダ回路、10,11,12……レ
ベル変化検出回路、13……割込信号発生回路、14……MP
U。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のキー(1)と、 この各キー毎に専用の出力線を有し、各キーのオン・オ
    フ動作に応動してレベル変化する各キー信号を出力する
    キー信号発生部(2)と、 このキー信号発生部から出力されたキー信号を入力し、
    キーコード化して出力すると共に、複数のキー信号がレ
    ベル変化をしたときには予め設定された優先順位が高い
    入力端子に入力されたキー信号のコードを優先出力し、
    かつ優先順位が最下位の入力端子を使用禁止したコード
    発生部(6)と、 このコード発生部からのキーコード出力の変化に応動し
    てラッチ信号および割込信号を出力するキー動作検出回
    路(8)と、 このキー動作検出回路から出力されるラッチ信号に応動
    して、前記コード発生部から出力されるキーコードをラ
    ッチするラッチ回路(7)と、 前記キー動作検出回路から出力された割込信号に応動し
    て、前記ラッチ回路にラッチされたキーコードを読取る
    マイクロプロセッサ(14)と を備えたキー入力装置。
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