JP2509679Y2 - スピ―ドスプレ―ヤの噴頭装置 - Google Patents

スピ―ドスプレ―ヤの噴頭装置

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JP2509679Y2
JP2509679Y2 JP3776991U JP3776991U JP2509679Y2 JP 2509679 Y2 JP2509679 Y2 JP 2509679Y2 JP 3776991 U JP3776991 U JP 3776991U JP 3776991 U JP3776991 U JP 3776991U JP 2509679 Y2 JP2509679 Y2 JP 2509679Y2
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nozzle pipe
nozzle
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spray
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堅二 小林
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スピードスプレーヤ
の噴頭装置に係り、詳しくは左右側方散布又は上方散布
の場合の散布幅を調整自在なスピードスプレーヤの噴頭
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピードスプレーヤの噴頭装置で
は、左側ノズルパイプ、右側ノズルパイプ及び上側ノズ
ルパイプが、噴頭の周方向へ重複しないように、それぞ
れ左辺側、右辺び上辺側に配設され、複数個のノズルを
長手方向の配列で取り付けられている。そして、分水器
からの散布液の供給がノズルパイプごとに開閉コックに
より制御されるようになっており、個々のノズルごとに
開閉しなくても、左方散布、右方散布及び上方散布を切
替自在になっている。
【0003】しかし、一方において、従来のスピードス
プレーヤの噴頭装置では、ノズルごとの散布液の噴出及
び中止を切り替えることが困難となっているため、左方
散布、右方散布及び上方散布の散布幅は、それぞれ左側
ノズルパイプ、右側ノズルパイプ及び上側ノズルパイプ
の長さに一義的に決まってしまい、調整することが無理
となっている。被散布対象としての棚作り作物の幅及び
立ち木の高さは種々あるので、適切な散布を行なうため
に、散布幅はノズルパイプの長さに因る制約を受けるこ
となく、調整可能であることが望ましい。
【0004】実公平1−9654号公報では、噴頭にお
ける薬剤散布を複数の系統に分け、各系統では噴頭の周
方向全体にわたって網羅するように1本又は複数本のノ
ズルパイプを設け、系統の切替により散布幅を調整自在
とする噴頭装置が開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】実公平1−9654号
公報の噴頭装置では、種々の散布幅が選択できるように
するには、それに応じて系統数を増やさなければなら
ず、噴頭幅の増大及び分水器の大型化につながってしま
う。
【0006】この考案の目的は、各ノズルパイプごとに
散布液の供給を制御可能にして、左方散布、右方散布及
び上方散布の際に個々のノズルごとの開閉操作を省いた
スピードスプレーヤの噴頭装置において、適切な全周散
布を確保しつつ、散布幅の調整が、噴頭幅の増大及び分
水器の大型化を招来することなく、また、ノズルパイプ
の長さに制約されずに、実施可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の前提
となるスピードスプレーヤ(10)の噴頭装置では、左側ノ
ズルパイプ(28)、右側ノズルパイプ(30)、及び上側ノズ
ルパイプ(32)が、噴頭(24)の左辺側、右辺側及び上辺側
にそれぞれ配設され、複数個のノズル(34)を長手方向の
配列で取り付けられ、かつ個々に散布液の供給を制御さ
れる。そして、この考案のスピードスプレーヤ(10)の噴
頭装置では、上側ノズルパイプ(32)と左側ノズルパイプ
(28)及び右側ノズルパイプ(30)とは噴頭(24)の周方向へ
部分的な重複範囲(36)を有している。重複範囲(36)にお
けるノズル(34)は開閉手段(47)により散布液の噴出を個
々に調整可能となっている。
【0008】
【作用】左方散布、右方散布及び上方散布の切替は左側
ノズルパイプ28、右側ノズルパイプ30及び上側ノズルパ
イプ32ごとに散布液の供給を制御することにより行なわ
れる。
【0009】下方を除く全周散布を行なう場合は、左側
ノズルパイプ28、右側ノズルパイプ30及び上側ノズルパ
イプ32のすべてへ散布液を供給するとともに、重複範囲
(36)において散布液を噴出するノズル(34)が噴頭(24)の
周方向へ重複しないように、重複範囲(36)におけるノズ
ル(34)からの散布液の噴出を開閉手段(47)により適宜中
止する。
【0010】上方散布を行う場合は、散布液を上側ノズ
ルパイプ(32)へ供給する。そして、散布幅の調整は、重
複範囲(36)における上側ノズルパイプ(32)のノズル(34)
からの散布液の噴出及び中止を開閉手段(47)により適宜
変更することにより行う。散布幅は、上側ノズルパイプ
(32)の端側のノズル(34)から順次閉じていくことにより
縮小する。
【0011】左方散布又は右方散布を行なう場合は、散
布液を左側ノズルパイプ(28)又は右側ノズルパイプ(30)
へ供給する。そして、散布幅の調整は、重複範囲(36)に
おける左側ノズルパイプ28又は右側ノズルパイプ30のノ
ズル(34)からの散布液の噴出及び中止を開閉手段(47)に
より適宜変更することにより行う。散布幅は、左側ノズ
ルパイプ28又は右側ノズルパイプ30において上側ノズル
パイプ(32)側の端のノズル(34)から順次閉じていくこと
により縮小する。
【0012】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図4はスピードスプレーヤ10の概略側面図であ
る。スピードスプレーヤ10は、前輪12及び後輪14により
走行自在なフレーム16を有し、フレーム16には、前側か
ら順番に、運転者が運転操作のために乗り込む運転席1
8、薬液を貯留する薬液タンク20、エンジン(図示せ
ず)や動力噴霧機38(図1)等を備える動力部22、霧滴
状薬液を吐出する噴頭24、及び後方から吸入した空気を
噴頭24へ送出する送風機26が載置される。
【0013】図1はスピードスプレーヤ10の上方から見
て噴頭24を左右へ展開した図である。図1において下側
及び上側はスピードスプレーヤ10の前側及び後ろ側に対
応する。左側ノズルパイプ28、右側ノズルパイプ30及び
上側ノズルパイプ32は、噴頭24のそれぞれ左辺側、右辺
側及び上辺側に配設され、長手方向へ等間隔で複数個の
ノズル34を取り付けられている。左側ノズルパイプ28と
上側ノズルパイプ32、及び上側ノズルパイプ32と右側ノ
ズルパイプ30は、端部において噴頭24の周方向へ部分的
な重複範囲36を形成している。動力噴霧機38は、薬液タ
ンク20(図4)から吸入した薬液を、ホース40を介して
分水器42へ送る。分水器42と左側ノズルパイプ28、右側
ノズルパイプ30及び上側ノズルパイプ32は各ホース44を
介して個々に接続されており、分水器42への各ホース44
の接続部にはそれぞれ開閉コック46が設けられ、各開閉
コック46の操作により左側ノズルパイプ28、右側ノズル
パイプ30及び上側ノズルパイプ32への薬液の供給を個々
に制御可能になっている。
【0014】図1においてXは盲栓47を表す記号であ
り、重複範囲36における左側ノズルパイプ28、右側ノズ
ルパイプ30及び上側ノズルパイプ32の各ノズル34は盲栓
47の装着及び取り外しを選択されるようになっている。
盲栓47を装着されるノズル34は薬液の噴出を中止され、
盲栓47を取り外されたノズル34は、重複範囲36以外のノ
ズル34と同様に噴板(噴孔付き)を装着されて、薬液を
噴出するようになっている。
【0015】実施例の作用について説明する。左方散
布、右方散布及び上方散布の切替は、個々の開閉コック
46の開閉の切替により分水器42から左側ノズルパイプ2
8、右側ノズルパイプ30及び上側ノズルパイプ32への薬
液の供給を制御して、行なう。
【0016】下方を除く全周散布を行なう場合は、全部
の開閉コック46を開いて、左側ノズルパイプ28、右側ノ
ズルパイプ30及び上側ノズルパイプ32の全部へ薬液を供
給するとともに、重複範囲36において薬液を噴出するノ
ズル34が噴頭24の周方向へ重複しないように、重複範囲
36における所定のノズル34、例えば重複範囲36における
上側ノズルパイプ32の全部のノズル34には、噴板の代わ
りに盲栓47を装着して、そのノズル34からの薬液の噴出
を中止させる。
【0017】このような全周散布において、重複範囲36
における盲栓47の装着したノズル34を適切に選択して、
左側ノズルパイプ28、右側ノズルパイプ30及び上側ノズ
ルパイプ32の各々又は特定のものにおける散布幅を、全
周散布の次の散布対象に対して適合するような値に予め
設定しておくと、そのような散布対象の所へスピードス
プレーヤ10が来たときは、開閉コック46の切替により所
望の散布幅へ速やかに切替えることができる。
【0018】上方散布を行なう場合は、上側ノズルパイ
プ32に対応する開閉コック46のみを開いて、薬液を上側
ノズルパイプ32へ供給し、上側ノズルパイプ32に係るノ
ズル34から薬液の噴出を行なう。図2はスピードスプレ
ーヤ10が上方散布を行なっている場合を示す。スピード
スプレーヤ10の左右の樹木48は、スピードスプレーヤ10
の上方を覆うように、枝葉を有している。上方散布の散
布幅Aを調整する場合は、重複範囲36における上側ノズ
ルパイプ32のノズル34の盲栓47の装着を選択する。上側
ノズルパイプ32の端側のノズル34から盲栓47を順次装着
して、そのノズル34からの薬液の噴出を中止していくこ
とにより散布幅Aが縮小する。
【0019】左方散布、右方散布又は左右散布を行なう
場合は、上側ノズルパイプ32に対応する開閉コック46は
閉じるとともに、左側ノズルパイプ28及び右側ノズルパ
イプ30に対応する開閉コック46の開閉を選択して、薬液
を左側ノズルパイプ28のみ、右側ノズルパイプ30のみ、
又は左側ノズルパイプ28及び右側ノズルパイプ30の両方
へ供給し、左側ノズルパイプ28及び/又は右側ノズルパ
イプ30に係るノズル34から薬液の噴出を行なう。図3は
スピードスプレーヤ10が左右散布を行なっている場合を
示す。スピードスプレーヤ10の左右の立ち木50は、枝葉
を左右へはあまり伸ばしていない。左右の散布幅Aを調
整する場合は、重複範囲36における左側ノズルパイプ28
又は右側ノズルパイプ30のノズル34の盲栓47の装着を選
択する。左側ノズルパイプ28又は右側ノズルパイプ30の
上側ノズルパイプ32側の端のノズル34から盲栓47を順次
装着していき、そのノズル34からの薬液の噴出を中止し
ていくことにより散布幅Aが縮小する。
【0020】図示の実施例では、噴板に代えて盲栓47を
ノズル34に装着するか否かによりノズル34からの薬液の
噴出を中止するか実施するかを切り替えるが、重複範囲
36における各ノズル34と左側ノズルパイプ28、右側ノズ
ルパイプ30及び上側ノズルパイプ32との接続部に開閉弁
を設け、盲栓47の代わりに使用することができる。
【0021】
【考案の効果】この考案では、各ノズルパイプごとに散
布液の供給が制御されるので、左方散布、右方散布及び
上方散布を切替える際に、ノズルごとに開閉する手間を
省略しつつ、次の効果を備える。 (a)上側ノズルパイプが左右の端部においてそれぞれ
左側ノズルパイプ及び右側ノズルパイプと噴頭の周方向
へ部分的に重複し、この重複範囲におけるノズルは開閉
手段により散布液の噴出を個々に開閉自在になっている
ので、下方を除く全周散布では、重複範囲の一方の側の
ノズルパイプにおけるノズルからの散布液の噴出を中止
して、支障のない散布を行なうことができる。 (b)左方散布、右方散布及び上方散布の散布幅は、そ
れぞれ左側ノズルパイプ、右側ノズルパイプ及び上側ノ
ズルパイプにおける重複範囲のノズルからの散布液の噴
出を制御して、調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピードスプレーヤの上方から見て噴頭を左右
へ展開した図である。
【図2】スピードスプレーヤが上方散布を行なっている
場合を示す図である。
【図3】スピードスプレーヤが左右散布を行なっている
場合を示す図である。
【図4】スピードスプレーヤの概略側面図である。
【符号の説明】
10 スピードスプレーヤ 24 噴頭 28 左側ノズルパイプ 30 右側ノズルパイプ 32 上側ノズルパイプ 34 ノズル 36 重複範囲 47 盲栓(開閉手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側ノズルパイプ(28)、右側ノズルパイ
    プ(30)、及び上側ノズルパイプ(32)が、噴頭(24)の左辺
    側、右辺側及び上辺側にそれぞれ配設され、複数個のノ
    ズル(34)を長手方向の配列で取り付けられ、かつ個々に
    散布液の供給を制御されるスピードスプレーヤ(10)の噴
    頭装置において、前記上側ノズルパイプ(32)と前記左側
    ノズルパイプ(28)及び前記右側ノズルパイプ(30)とは前
    記噴頭(24)の周方向へ部分的な重複範囲(36)を有し、こ
    の重複範囲(36)におけるノズル(34)は開閉手段(47)によ
    り前記散布液の噴出を個々に調整可能となっていること
    を特徴とするスピードスプレーヤの噴頭装置。
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