JP2509620Y2 - 電動車 - Google Patents

電動車

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JP2509620Y2
JP2509620Y2 JP1989045445U JP4544589U JP2509620Y2 JP 2509620 Y2 JP2509620 Y2 JP 2509620Y2 JP 1989045445 U JP1989045445 U JP 1989045445U JP 4544589 U JP4544589 U JP 4544589U JP 2509620 Y2 JP2509620 Y2 JP 2509620Y2
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悦郎 大西
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セイレイ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は例えばX線装置などを搭載する電動車に関す
る。
「従来の技術」 従来、実開昭57−183086号公報に示す如く、チョッパ
回路を形成するトランジスタが発生ノイズによって誤動
作するのを防ぐ技術があった。また実開昭55−162338号
公報に示す如く、コレクタ・エミッタ間の電圧検出によ
り、トランジスタの過負荷による故障を防ぐ技術があっ
た。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、オン信号がでないようにロックした
り、オフにするものであるから、登坂途中で、車輪を駆
動するモータをサーキットプロテクタによって制御する
場合、過負荷によってサーキットプロテクタがロックさ
れたりオフになると、前記モータの駆動が中止され、車
重によって車体が坂を下降することになり、極めて危険
である。例えば、走行モータによって無段変速機を介し
て車輪を駆動する台車において、坂道登坂時に走行変速
操作が高速側に行われると、走行モータが過負荷にな
り、サーキットプロテクタが切になり、走行モータ出力
軸が停止後、重力による台車の下降動作によって走行モ
ータが逆転し、台車が坂道を逆走する等の不具合があっ
た。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、車輪を駆動する走行モータと、該
モータに駆動電源を印加制限するサーキットプロテクタ
とを備える電動車において、前記モータの負荷電流を検
出するセンサと、前記モータが逆転動作する値以上でサ
ーキットプロテクタが切作動する値以下の負荷電流範囲
内で前記モータを作動させる電流制限回路を設けると共
に、登坂時の走行モータ負荷が所定以上に大きくなった
ときに車輪の逆転並びにサーキットプロテクタの切動作
を防ぐ電流値に前記モータを駆動する走行制御回路を設
け、登坂途中で前記センサの検出結果に基づき前記モー
タの電源電流値を自動的に切換えてモータを駆動維持す
るように構成したことを特徴とする。
「作用」 従って、前記走行モータが過負荷になったとき、前記
センサの検出結果に基づき走行モータの電源電流値が自
動的に切換わるから、登坂走行時、走行変速誤操作など
によって走行モータが過負荷になっても、サーキットプ
ロテクタが切動作するのを防止し得ると共に、走行モー
タを登坂方向に駆動維持し得、走行モータの保護並びに
登坂時の逆走防止を容易に行い得、安全に取扱い得るも
のである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は要部の説明図、第2図は全体の側面図、第3図は平
面説明図であり、左右一対の駆動車輪(1)(1)と遊
転車輪(2)(2)とで台車(3)を支持する共に、台
車(3)後側に操向操作部(4)を備え、台車(3)後
側にオペレータが立って台車(3)に追従して歩くよう
に構成している。
また、台車(3)上面に支柱(5)を立設させ、該支
柱(5)にX線装置(6)を取付けると共に、車輪
(2)を駆動する走行モータ(7)並びにリングコーン
無段変速ミッション(8))を台車(3)に搭載してい
る。
さらに、第4図乃至第6図にも示す如く、変速操作並
びに前後進切換を行う可動クリップ(9)と、ブレーキ
レバー(10)と、クラッチレバー(11)を、操向操作部
(4)に配設させ、支軸(12)を介してグリップ(9)
を回転自在に取付け、引張リンク(13)を介してグリッ
プ(9)に変速ワイヤ(14)を連結させ、またグリップ
(9)の正逆転により択一的にオン作動させる前進及び
後進スイツチ(15)(16)を設けると共に、ブレーキワ
イヤ(17)を連結させるブレーキレバー(10)の制動操
作でオンになるデッドマンスイツチ(18)を設けてい
る。
そして、上記の車輪(1)駆動系には、第7図に詳細
構造を図示している走行ミッション(8)が介装され、
その走行ミッション(8)中にはリングコーン無段変速
機(19)が組み込まれている。
第7図において、リングコーン無段変速機(19)は、
走行ミッション(8)全体の入力部に組み込まれ、その
入力軸(20)を電動機(7)の回転軸(21)に直結し、
出力軸(22)側にはクラッチギヤ(23)を摺動自在に嵌
装し、該クラッチギヤ(23)から動力断続自在にデフ機
構(24)のリングギヤ(25)に動力伝達し、デフ機構
(24)を経た動力で走行ミッション(8)の左右出力軸
(26)(26)を駆動し、左右出力軸(26)(26)から最
終減速チェン(27)(27)を介して上記駆動車輪(1)
(1)に動力伝達してそれぞれをテファレンシャル駆動
するようになっている。
なお、リングコーン無段変速機(19)は、上記入力軸
(20)側に配設される入力円板(28)と、出力軸(22)
側に配置される出力円板(29)と、両板(28)(29)の
間に配設される遊星コーン(30)郡と、遊星コーン(3
0)の円錐面に摩擦係合する変速リング(31)等からな
り、変速リング(31)には変速シフト軸(32)に嵌着さ
れたシフター(33)が係り合わされ、変速シフト軸(3
2)の摺動移動により変速リング(31)が移動されて遊
星コーン(30)の円錐面との摩擦係合位置が変えられる
ことにより出力軸(22)側に取出される回転動力が無段
変速されるようになっているものである。
また、変速シフト軸(32)は、それと走行ミッション
のケース壁との間に介装される復帰バネ(34)によって
変速リング(31)を0出力位置に戻すように弾圧附勢さ
れており、その0出力位置は、変速シフト軸(32)の軸
端部に関連設置された調整機構(35)により調節設定で
きると共に、変速フック(36)と、バネ(37)で連結す
る変速アーム(38)(39)とを介し、シフト軸(32)に
変速ワイヤ(14)を連結させ、グリップ(9)の正逆転
によりシフト軸(32)を引出して増速するように構成し
ている。
また、シフタ(40)を介してクラッチギヤ(23)にク
ラッチレバー(11)を連結させ、ギヤ(23)の動力伝達
をレバー(11)により断続操作すると共に、リングコー
ン無段変速機の出力軸(22)の反対端部は走行ミッショ
ン(8)のケース外に突出され、その突出端部にはパー
キングブレーキ(41)が装設されて、該パーキングブレ
ーキ(41)にブレーキワイヤ(17)を連結させ、ブレー
キレバー(10)によって操作できるようになっているの
である。
さらに、第1図の如く、マイクロコンピュータで構成
する走行制御回路(42)に入力インターフェース(43)
を介して前記各スイッチ(15)(16)(18)を接続させ
ると共に、ノットゲート(44)…及びアンドゲート(4
5)…から走行駆動回路(46)に出力させる制御回路(4
2)の前進及び後進信号によりオンにするダーリントン
型パワートランジスタ(47)…を設け、電源スイッチ
(48)及びサーキットプロテクタ(49)から入力させる
バッテリ(50)電源を各トランジスタ(47)…を介して
モータ(7)に印加させ、モータ(7)を正逆転駆動す
るように構成している。
また、前記モータ(7)の負荷電流を検出するシャン
ト抵抗型のセンサ(51)を設けると共に、定格負荷(12
アンペア)を検出する定格コンパレータ(52)と、過負
荷(30、40、60アンペア)を検出する過負荷コンパレー
タ(53)(54)(55)と、前記モータ(7)が逆転動作
する値以上でサーキットプロテクタ(49)が切作動する
値以下の負荷電流範囲内で前記モータ(7)を作動させ
る電流制限回路であるナンドゲート(56)を設ける。
そして、定格コンパレータ(52)を介してセンサ(5
1)をナンドゲート(56)に、また過負荷コンパレータ
(53)(54)(55)を介してセンサ(51)を制御回路
(42)に夫々接続させるもので、負荷電流により設定さ
れる制御回路(42)からのチョッパ時間指令出力により
ナンドゲート(56)を制御すると共に、このナンドゲー
ト(56)出力によりアンドゲート(45)(45)を制御
し、タイマ動作とチョッパ動作でトランジスタ(47)の
オン時間並びにモータ(7)に印加する電流値を制限
し、登坂途中で車体重量により逆走してモータ(7)が
逆転される値以上の電流値で、サーキットプロテクタ
(49)が切作動する値以下の電流値でモータ(7)を駆
動維持するように構成している。
上記から明らかなように、車輪(1)を駆動する走行
モータ(7)と、該モータ(7)に駆動電源を印加制限
するサーキットプロテクタ(49)とを備える電動車にお
いて、前記モータ(7)の負荷電流を検出するセンサ
(51)と、前記モータ(7)が逆転動作する値以上でサ
ーキットプロテクタ(49)が切作動する値以下の負荷電
流範囲内で前記モータ(7)を作動させる電流制限回路
であるナンドゲート(56)を設けると共に、登坂時の走
行モータ(7)負荷が所定以上に大きくなったときに車
輪(1)の逆転並びにサーキットプロテクタ(49)の切
動作を防ぐ電流値に前記モータ(7)を駆動する走行制
御回路(42)を設け、登坂途中で前記センサ(51)の検
出結果に基づき前記モータ(7)の電源電流値を自動的
に切換えてモータ(7)を駆動維持するように構成して
いる。
本実施例は上記の如く構成しており、グリップ(9)
操作によりスイッチ(15)(16)をオンにして前後進さ
せるもので、登坂時、低下する走行力を補うためグリッ
プ(9)操作により高速にすると、モータ(7)負荷が
大きくなるが、第8図のフローチャートに示す如く、セ
ンサ(51)及び各コンパレータ(52)〜(55)を介して
モータ(7)が電流値に換算されてモータ(7)の過負
荷が検出される。
そして、第9図に示すサーキットプロテクタ(49)の
特性線図に示す如く、印加電流と印加時間が反比例する
状態でサーキットプロテクタ(49)が切作動するので、
二点鎖線で囲む範囲内で電流値と時間を設定し、第10図
に示すモータ(7)負荷線図に表わすように、サーキッ
トプロテクタ(49)が切作動する状態にまでモータ
(7)負荷電流が大きくなったとき、台車(3)が自重
で坂道を逆走しない程度にまでモータ(7)負荷電流値
を降下させ、電流制限動作を行わせる。
即ち、各コンパレータ(53)(54)(55)によりモー
タ(7)の負荷電流範囲を検出し、ナンドゲート(56)
出力をローレベルからハイレベルに切換えるタイマ動作
によりチョッパ時間を選定し、制御回路(42)のタイマ
動作とコンパレータ(52)出力によりナンドゲート(5
6)をハイレベル出力とし、アンドゲート(45)(45)
を制御し、モータ(7)に印加する電流値と時間を規制
する電流制限動作を行うもので、登坂途中でモータ
(7)が過負荷となっても、台車(3)重量の転動力に
抗してモータ(7)を駆動でき、台車(3)の逆走を防
ぐと共に、モータ(7)の負荷電流を低くしてサーキッ
トプロテクタ(49)が切作動するのを防いでいる。
また、グリップ(9)により再び前後進操作すること
により、ナンドゲート(56)出力により電流制限動作が
リセットされると共に、センサ(51)及びコンパレータ
(52)〜(55)の過負荷検出により、再びナンドゲート
(56)出力による電流制限動作が開始されるものであ
る。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、車輪(1)
を駆動する走行モータ(7)と、該モータ(7)に駆動
電源を印加制限するサーキットプロテクタ(49)とを備
える電動車において、前記モータ(7)の負荷電流を検
出するセンサ(51)と、前記モータ(7)が逆転動作す
る値以上でサーキットプロテクタ(49)が切作動する値
以下の負荷電流範囲内で前記モータ(7)を作動させる
電流制限回路(56)を設けると共に、登坂時の走行モー
タ(7)負荷が所定以上に大きくなったときに車輪
(1)の逆転並びにサーキットプロテクタ(49)の切動
作を防ぐ電流値に前記モータ(7)を駆動する走行制御
回路(42)を設け、登坂途中で前記センサ(51)の検出
結果に基づき前記モータ(7)の電源電流値を自動的に
切換えてモータ(7)を駆動維持するように構成したも
ので、前記走行モータ(7)が過負荷になったとき、前
記センサ(51)の検出結果に基づき走行モータ(7)の
電源電流値が自動的に切換わるから、登坂走行時、走行
変速誤操作などによって走行モータ(7)が過負荷にな
っても、サーキットプロテクタ(49)が切動作するのを
防止できると共に、走行モータ(7)を登坂方向に駆動
維持でき、走行モータ(7)の保護並びに登坂時の逆走
防止を容易に行うことができ、安全に取扱うことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す制御回路図、第2図は
全体の側面図、第3図は平面説明図、第4図乃至第6図
は部分説明図、第7図は走行駆動説明図、第8図はフロ
ーチャート、第9図はサーキットプロテクタの特性線
図、第10図はモータの負荷電流線図である。 (1)……車輪 (7)……走行モータ (42)……走行制御回路 (49)……サーキットプロテクタ (51)……センサ (56)……ナンドゲート(電流制限回路)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪(1)を駆動する走行モータ(7)
    と、該モータ(7)に駆動電源を印加制限するサーキッ
    トプロテクタ(49)とを備える電動車において、前記モ
    ータ(7)の負荷電流を検出するセンサ(51)と、前記
    モータ(7)が逆転動作する値以上でサーキットプロテ
    クタ(49)が切作動する値以下の負荷電流範囲内で前記
    モータ(7)を作動させる電流制限回路(56)を設ける
    と共に、登坂時の走行モータ(7)負荷が所定以上に大
    きくなったときに車輪(1)の逆転並びにサーキットプ
    ロテクタ(49)の切動作を防ぐ電流値に前記モータ
    (7)を駆動する走行制御回路(42)を設け、登坂途中
    で前記センサ(51)の検出結果に基づき前記モータ
    (7)の電源電流値を自動的に切換えてモータ(7)を
    駆動維持するように構成したことを特徴とする電動車。
JP1989045445U 1989-04-18 1989-04-18 電動車 Expired - Lifetime JP2509620Y2 (ja)

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