JP2509483B2 - 長尺物のスライダ−位置決め方法、スライダ−機構および長尺物の連続曲げ加工装置 - Google Patents

長尺物のスライダ−位置決め方法、スライダ−機構および長尺物の連続曲げ加工装置

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JP2509483B2 JP3174764A JP17476491A JP2509483B2 JP 2509483 B2 JP2509483 B2 JP 2509483B2 JP 3174764 A JP3174764 A JP 3174764A JP 17476491 A JP17476491 A JP 17476491A JP 2509483 B2 JP2509483 B2 JP 2509483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺物をクランプし
て搬送するスライダ−位置決め方法、スライダ−機構お
よび軸線方向に進退自在なセンタ−ガイドを不要時後退
させることによって、長尺物の連続曲げ加工を可能とし
た長尺物の連続曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】センタ−ガイド、曲げロ−ラを備えたベ
ンダ−ヘッドをメインフレ−ム上に3個または5個並設
した長尺物の連続曲げ加工装置が知られており、ベンダ
−ヘッドの数に応じてスリ−ヘッドまたはファイブヘッ
ドの連続曲げ加工装置と称されている。
【0003】この連続曲げ加工装置では、ベンダ−ヘッ
ドのセンタ−ガイドは軸線方向に進退自在にそれぞれ構
成され、3個または5個のベンダ−ヘッドのうち、曲げ
加工を行わないベンダ−ヘッドのセンタ−ガイドは後退
されて、曲げ加工での長尺物の軌跡(長尺物の曲げ軌
跡)から除かれる。
【0004】連続曲げ加工装置において、長尺物はその
径に応じて1〜10本ずつ搬入され、位置決めストッパ−
に当接するまで送られて長尺物の前端が整列される。ク
ランプ手段の装着されたスライダ−がメインフレ−ムの
長手方向(搬送方向)にスライド可能に設けられてお
り、長尺物は整列した状態でスライダ−にクランプされ
る。
【0005】スリ−ヘッド、ファイブヘッドのいずれに
おいても、通常、中央のベンダ−ヘッドは固定され、左
右のベンダ−ヘッドは移動可能となっている。
【0006】たとえば、フ−プ筋をスリ−ヘッドの連続
曲げ加工装置で成形する場合を仮定すると、左右のベン
ダ−ヘッド(可動のベンダ−ヘッド)がフ−プ筋の加工
形状(縦辺+横辺の長さ等)に応じて位置決めされる。
【0007】そして、左右のベンダ−ヘッドで長尺物両
端のフック加工が行われ、スライダ−が長尺物を把持し
たままスライドされて長尺物を所定位置に搬送する。そ
の後、長尺物の搬送に連動して中央のベンダ−ヘッド
と、左右のベンダ−ヘッドのうち、搬入サイドのベンダ
−ヘッドとを適当に動作させれば、曲げ加工が連続的に
施されて所望のフ−プ筋が成形される。
【0008】スリ−ヘッド、ファイブヘッドのいずれに
おいても、可動のベンダ−ヘッドの位置を一旦設定すれ
ば、曲げ加工中可動のベンダ−ヘッドをさらに移動させ
る必要がなく、スリ−ヘッドの場合でも、スライダ−の
スライドによる長尺物の搬送に連動してベンダ−ヘッド
を動作させるだけで連続曲げ加工が行える。そのため、
スライダ−のスライド、ベンダ−ヘッドの動作を制御す
れば、所定の曲げ加工が何度でも繰り返され、同一形状
の成形品(たとえばフ−プ筋)が多数成形できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】位置決めについていえ
ば、上記のように、可動のベンダ−ヘッドの位置を一旦
設定すれば、スライダ−をスライドさせるだけで連続曲
げ加工が行え、フ−プ筋成形の場合でも、連続曲げ加工
の一サイクル中に、スライダ−は左右方向に往復1回ス
ライドされる。
【0010】スライダ−の駆動手段として、ある程度の
精度が要求される場合、通常、サ−ボモ−タが採用され
る。サ−ボモ−タでスライダ−を駆動させれば、スライ
ダ−の送り(スライド)が正確に得られるとともに、再
現性に優れ、位置ずれを考慮することなく、同一の成形
加工が繰り返し行える。
【0011】しかし、サ−ボモ−タは精密機器であり、
温度、湿度という使用環境の影響を受けやすい。また、
サ−ボモ−タはボ−ルねじのようなドライブシャフトと
組み合わせて組み込まれ、ドライブシャフトが鉄筋から
の剥離片のような塵芥によって損傷しやすく、ドライブ
シャフトが損傷すると、正確な送りがもはや確保できな
い。
【0012】そのため、使用環境(温度:-50〜40°C
、温度:30〜90%等)が限定され、サ−ボモ−タを採用
したスライダ−機構付の連続曲げ加工装置は、室内に据
え付けて適切な使用環境を維持することを要求されてい
る。しかし、現実には、ユ−ザ−は連続曲げ加工装置の
使用環境をさほど考慮せず、許容される環境以外で使用
することが多いため、スライダ−の正確な送りが確保し
難い。
【0013】また、サ−ボモ−タは比較的高価であるた
め、サ−ボモ−タで駆動する構成のスライダ−機構が高
価となり、連続曲げ加工装置の高価格化を招いている。
【0014】この発明は、サ−ボモ−タを使用すること
なく正確な送りの確保できるスライダ−位置決め方法お
よびスライダ−機構の提供を目的としている。
【0015】また、この発明は、正確な送りを確保でき
る安価な連続曲げ加工装置の提供を別の目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、使用環境の影響を受け難い空気
を利用している。つまり、空圧シリンダを使用し、伸長
位置(最前進位置)、後退位置(初期位置)間の位置決
めは、ピストンをストッパ−に突き当てて行い、ストッ
パ−はたとえば油圧シリンダを利用してロックされる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0018】正面図を示す図1からわかるように、長尺
物の連続曲げ加工装置10は、形鋼を組み合わせて形成さ
れたメインフレ−ム12を具備し、このメインフレ−ム上
に、この発明に係るスライダ−機構14をはじめとする各
種の構成部材が配設されている。
【0019】たとえば、3個のベンダ−ヘッド16(16-1
〜16-3) がメインフレ−ム12の長手方向(左右方向)に
並設され、左右のベンダ−ヘッド16-1、16-3 はメインフ
レ−ムにスライド可能に、中央のベンダ−ヘッド16-2は
メインフレ−ムに固定して、それぞれ設けられている。
【0020】ベンダ−ヘッド16の構成はこの発明の要旨
でなく、たとえば特公平02-034220号公報に開示するよ
うに公知であるため、詳細な説明は省略する。
【0021】概略的に述べると、ベンダ−ヘッド16は、
ほぼ水平に配設されて軸線方向に進退自在なセンタ−ガ
イド、たとえば、センタ−ロ−ラと、センタ−ロ−ラの
回りを回動して長尺物18を曲げる曲げロ−ラとをそれぞ
れ備えて構成されている。
【0022】曲げロ−ラは、長尺物18を垂直面で上方に
曲げるように水平なセンタ−ロ−ラの回りを回動(公
転)するため、スライダ−機構14が長尺物18をクランプ
して搬送するとき、上方に曲げられた長尺物がセンタ−
ロ−ラに突き当たる虞れがある。そのため、スライダ−
機構14のスライドに先立って、対応するセンタ−ロ−ラ
が後退される。なお、実施例では、左のベンダ−ヘッド
16-1、中央のベンダ−ヘッド16-2の曲げロ−ラは時計方
向に、右のベンダ−ヘッド16-3の曲げロ−ラは反時計方
向にそれぞれ回動可能となっている。
【0023】左右のベンダ−ヘッド16-1、16-3 は、成形
すべき形状に合わせて、ハンドル操作による手動で適当
にスライドされる。そして、ベンダ−ヘッド16-1、16-3
のためのドライブシャフトは設けられない。
【0024】実施例では、長尺物18を図1の右方から搬
入して左方に搬送する構成となっているため、位置決め
ストッパ−20が左のベンダ−ヘッド16-1の左サイドで、
ホルダ−22が中央のベンダ−ヘッド16-2、右のベンダ−
ヘッド16-3の間で、メインフレ−ム12上に移動可能にそ
れぞれ設けられている。なお、幅の狭いフ−プ筋の成形
等においては、ホルダ−22は省略される。
【0025】位置決めストッパ−20、ホルダ−22は公知
の構成をしており、同一長さの1〜10本の長尺物18が右
方から連続曲げ加工装置10に搬入され、ホルダ−上、曲
げロ−ラ上を滑って左方に送られる。そして、長尺物18
の先端が位置決めストッパ−20に当接することによって
一連の長尺物が整列される。位置決めストッパ−20の位
置は長尺物18の全長に対応して予め決められる。
【0026】図1からわかるように、スライダ−機構14
は、長尺物18をクランプして搬送するスライダ−23を備
え、クランプ手段24がスライダ−に装着されている。ク
ランプ手段24は公知の構成、たとえば、水平面に設けら
れた前後移動用シリンダを駆動し遮蔽ブロックを伸ばし
て長尺物18の上方を覆った後、垂直面に位置する昇降用
シリンダ25を駆動し押圧ブロックを上昇させて、遮蔽ブ
ロック、押圧ブロック間で長尺物を挟持するように構成
されている。
【0027】図2〜図5に示すように、ガイドシャフト
26、レール27がメインフレーム12上に並設されて
おり、スライダー23は、ガイドシャフトに遊嵌され、
2個一組のローラ28によってレールに上下から懸架さ
れている。空圧シリンダ30がメインフレーム12の左
半部に配設され、図6からわかるように、空圧シリンダ
のピストン32の先端はスライダー23に連結されてい
る。
【0028】空圧シリンダ30を駆動して、そのピストン
32を伸縮させると、ピストンの伸縮に連動してスライダ
−23がロ−ラ28を転動させながらガイドシャフト26にガ
イドされてレ−ル27上をスライドされる。
【0029】なお、スライダー23のスライド範囲がメイ
ンフレ−ム12のほぼ右半部全域にわたるため、空圧シリ
ンダ30としてストロ−クの長いものが採用される。
【0030】また、図2、図3に示すように、無端部
材、たとえばエンドレスチェーン34が、空圧シリンダ
のピストン32と同一方向に駆動可能に、メインフレー
ム12の右半部でレール27の下方に配置されている。
つまり、スプロケット36がメインフレーム12の前面
の右端および中央にそれぞれ設けられ、これらのスプロ
ケット間にエンドレスチェーン34が架設されている。
【0031】エンドレスチェ−ン34の端は直接相互に連
結されておらず、ストッパ−38にたとえばボルト止めに
され、ストッパ−を介在して無端状に連結されている。
ストッパ−38は突き当て部38a を有した略L字形に形成
され、突き当て部はスライダ−23の進路上にのびてスラ
イダ−と突き当て可能に位置している。
【0032】ショックアブゾ−バ−40が、スライダ−2
3、ストッパ−38のいずれか一方、実施例ではストッパ
−の突き当て部38a に対向してスライダ−に設けられて
いる(図2参照)。このショックアブゾ−バ−40は、突
き当て時の衝撃を吸収して、突き当てによるスライダ−
23、ストッパ−38の破損、変形を防止している。また、
センサ−がショックアブゾ−バ−40に内蔵されており、
センサ−でショックアブゾ−バ−、ストッパ−38の当接
を感知して、スライダ−23が所定位置にスライドしたこ
とを確認した後、対応するベンダ−ヘッド16が動作して
所定の曲げ加工が行われる。
【0033】ハンドルホイ−ル41が左のスプロケット36
のシャフトに固定されており、ハンドルホイ−ルを回転
すると、エンドレスチェ−ン34は、ピストン32の伸縮方
向つまりはスライダ−23のスライド方向に駆動され、エ
ンドレスチェ−ンの駆動に伴って、ストッパ−38が動か
される。ストッパ−38の移動距離は、たとえば、スライ
ダ−23に設けたインデックスと、ストッパ−上のスケ−
ルとによって確認される。
【0034】ハンドルホイ−ル41でストッパ−38を移動
させる代わりに、他の手段でストッパ−を移動させても
よい。また、ストッパ−38をエンドレスチェ−ンのよう
な無端部材に連結することなく移動可能としてもよい。
しかし、無端部材を利用すれば、構成的に簡単化でき
る。
【0035】ハンドルホイ−ル41を回転してストッパ−
38を適当な位置に動かした後、ストッパ−38に位置ずれ
を生じないように、ストッパ−が強固にロックされる。
そして、空圧シリンダ30を駆動し、後退位置からピスト
ン32を伸長させてスライダ−23をスライドさせれば、ス
ライダ−はストッパ−の突き当て部38a に突き当てら
れ、ピストンのストロ−クの途中でスライダ−の前進が
阻まれる。
【0036】このようにロックしたストッパ−38にスラ
イダ−23を突き当て、空圧シリンダ30の押圧力に抗して
スライダ−の前進を阻止する構成では、ストッパ−の位
置(突き当て位置)を適宜設定することにより、ストロ
−クの途中でスライダ−を確実に停止でき、スライダ−
の位置が任意に設定できる。
【0037】また、スライダ−23を空圧シリンダ30でス
ライドさせる構成では、作動媒体である空気が圧縮され
難いため、温度、湿度のような使用環境が変動しても、
空圧変動を生じることなく、所定の送りが確保できる。
そのため、ユ−ザ−は、使用環境を考慮することなく、
連続曲げ加工装置10を使用できる。そして、スライダ−
23にドライブシャフトを組み合わせる必要もなく、鉄筋
の剥離片等の塵芥によるドライブシャフトの損傷を考慮
することもない。
【0038】なお、ピストン32を後退位置に一旦戻し、
ストッパ−38を別の位置に移動しロックした後、ピスト
ンを再度伸長させて、スライダ−23の位置が変えられ
る。
【0039】実施例では空圧シリンダ30にオイルコン
バーター42を連結している。図8に示すように、空圧
シリンダ30のピストンサイドのチャンバー30aをオ
イルコンバーター42のオイルチャンバーに連通させて
オイル(油)で充填させている。他方、空圧シリンダ3
0のピストンヘッドサイドのチャンバー30bは、二位
置電磁弁44を介在してオイルコンバーター42のエア
ーチャンバーに連通され、コンプレッサーCで加圧空気
を流路に供給している。
【0040】このように、オイルコンバ−タ−付空圧シ
リンダ30を採用すれば、ピストンサイドのチャンバ−30
a に充満されたオイルによって、スライダ−23の円滑な
スライドが確保され、スライダ−の速度が一定化され
る。
【0041】なお、オイルコンバ−タ−付空圧シリンダ
30において、油(オイル)を使用しているが、油は緩衝
媒体として機能し、スライダ−23の位置決めに油は直接
関与していない。そのため、使用環境によって油の粘度
が変動しても、スライダ−23の位置決めに悪影響を及ぼ
すことはない。
【0042】スライダ−23がストッパ−38に突き当たっ
たとき、ストッパ−が位置ずれを生じると、ストッパ−
の位置決めが正確に行えない。そのため、所定位置に移
動したストッパ−38をその位置に確実にロックする必要
がある。
【0043】実施例では、図4、図9からわかるよう
に、油圧シリンダ50をストッパー38にほぼ直交させ
てストッパーのサイドに配設し、そのピストン52に対
向してストッパーの向こう側に固定板54を設け、ピス
トン先端に摩擦板56を取り付けている。
【0044】そのため、油圧シリンダ50を駆動し、ピス
トン52を伸長させれば、ピストン先端の摩擦板56と固定
板54との間でストッパ−が挟持され、ロックされる。特
に、ストッパ−38をサイドから挟持してロックしている
ため、大きな摩擦力(ロック力)が得られ、空圧ピスト
ン30の押圧力に抗してストッパ−を強固にロックでき
る。
【0045】ストッパ−38をロックする構成は図示のも
のに限定されず、たとえば、ハンドルホイ−ル41または
エンドレスチェ−ン34をロックして、ストッパ−を間接
的にロックしてもよい。
【0046】しかし、実施例のようにストッパ−38を直
接ロックすれば、ストッパ−の位置ずれが生じ難く、ス
トッパ−の位置が正確に決まり、結局、スライダ−23の
位置が正確に設定できる。
【0047】実施例では、ストッパ−38に面する摩擦板
56の面を凹凸面とし、摩擦板の摩擦力(ロック力)を増
加させて、強固なロックを確保している。ストッパ−38
に面する固定板54の面を凹凸面としたり、ゴム板をスト
ッパ−38との対向面で摩擦板56、固定板にそれぞれ固着
して、摩擦力を増加させてもよい。
【0048】油圧シリンダ50でストッパ−38をロックし
ているが、油圧シリンダの代わりに空圧シリンダを使用
してもよい。しかし、油圧シリンダ50でストッパ−38を
ロックすれば、大きな押圧力のもとで確実にロックでき
る。
【0049】この発明のスライダ−の位置決め方法、ス
ライダ−機構は、長尺物の連続曲げ加工装置に適すると
はいえこれに限定されず、長尺物をクランプして搬送す
る種々の装置(たとえば、搬送装置)にも応用できるこ
とはいうまでもない。
【0050】上述した実施例は、この発明を説明するも
のであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発
明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこ
の発明に含まれることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】上記のように、この発明の長尺物スライ
ダ−位置決め方法およびスライダ−機構では、空圧シリ
ンダの作動媒体である空気が圧縮され難いため、温度、
湿度のような使用環境に影響されることなく、長尺物の
送りが確保できる。
【0052】無端部材の駆動によってストッパーが所定
位置に容易に設定でき、ストッパーの位置を適宜設定す
れば、ストロークの途中でスライダーを確実に停止で
き、スライダーの位置が任意に設定される。
【0053】また、サ−ボモ−タを利用していないた
め、スライダ−機構が安価に構成でき、たとえば、長尺
物の連続曲げ加工装置にスライダ−機構を装着すれば安
価な長尺物の連続曲げ加工装置が得られる。
【0054】スライダーそのものをストッパーに突き当
てているため、スライダー上の長尺物の径、本数等に拘
らず、偏心加重の発生が防止される。また、空圧シリン
ダが突き当て時の衝撃を吸収して突き当て時の破損、変
形が防止される。
【0055】ストッパ−のサイドに設けた油圧シリンダ
のピストン先端の摩擦板と、固定板との間にストッパ−
を挟持してロックすれば、大きな摩擦力(ロック力)が
得られ、空圧シリンダの押圧力に抗してストッパ−を強
固にロックできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の長尺物のスライダ−機構の装着され
た長尺物の連続曲げ加工装置の概略正面図である。
【図2】長尺物の連続曲げ加工装置に装着された長尺物
のスライダ−機構の左半部の一部破断の概略正面図であ
る。
【図3】長尺物の連続曲げ加工装置に装着された長尺物
のスライダ−機構の右半部の一部破断の概略正面図であ
る。
【図4】長尺物の連続曲げ加工装置に装着された長尺物
のスライダ−機構の左半部の一部破断の概略平面図であ
る。
【図5】長尺物の連続曲げ加工装置に装着された長尺物
のスライダ−機構の右半部の一部破断の概略平面図であ
る。
【図6】ガイドシャフト、空圧シリンダを示す長尺物の
スライダ−機構の左半部の部分正面図である。
【図7】ガイドシャフト、空圧シリンダを示す長尺物の
スライダ−機構の右半部の部分正面図である。
【図8】オイルコンバ−タ−付空圧シリンダの概略回路
図である。
【図9】長尺物の連続曲げ加工装置に装着された長尺物
のスライダ−機構の一部破断の左端面図である。
【符号の説明】
10 長尺物の連続曲げ加工装置 12 メインフレ−ム 14 スライダ−機構 16 ベンダ−ヘッド 18 長尺物 20 位置決めストッパ− 23 スライダ− 24 スライダ−のクランプ手段 30 空圧シリンダ 32 空圧シリンダのピストン 34 エンドレスチェ−ン(無端部材) 38 ストッパ− 38a ストッパ−の突き当て部 40 ショックアブゾ−バ− 41 ハンドルホィ−ル 42 オイルコンバ−タ− 50 ロック用の油圧シリンダ 52 油圧シリンダのピストン 54 固定板 56 摩擦板

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物をクランプして搬送するスライダ
    ーを空圧シリンダのピストンに連結してスライドさせ、
    無端部材に固着されて空圧シリンダのピストンの進退方
    向に移動し、ロックされたストッパーに、スライダーを
    突き当ててスライダーの位置決めを行う長尺物のスライ
    ダー位置決め方法。
  2. 【請求項2】 長尺物をクランプして搬送するスライダ
    ーと; スライダーをピストンに連結してスライドさせる空圧シ
    リンダと; 空圧シリンダのピストンと同一方向に駆動される無端部
    材と; スライダーの進路上に位置してスライダーの突き当てら
    れる突き当て部を有して無端部材に固着され、無端部材
    の駆動に伴ってシリンダのピストンと同一方向に移動し
    ロックされるストッパーと; を備えた長尺物のスライダー機構。
  3. 【請求項3】 センサーの内蔵されたショックアブゾー
    バーをスライダー、ストッパーのいずれか一方に設けた
    請求項2記載の長尺物のスライダー機構。
  4. 【請求項4】 対向する固定板との間でストッパーを挟
    持しロックする摩擦板をピストン先端に取り付けて、ス
    トッパーのサイドに配設された油圧シリンダをさらに具
    備した請求項2または3記載の長尺物のスライダー機
    構。
  5. 【請求項5】 長尺物をクランプして搬送するスライダ
    ー機構と;軸線方向に進退自在なセンターガイドとセン
    ターガイドの周りを回動して長尺物を上方に曲げる曲げ
    ローラとを備えてメインフレーム上に並設された複数の
    ベンダーヘッドと;を具備し、スライダー機構で所定位
    置に搬送した長尺物を適当なベンダーヘッドによって連
    続的に曲げ加工する長尺物の連続曲げ加工装置におい
    て、スライダー機構が 長尺物をクランプして搬送するスライダーと; スライダーをピストンに連結して連動させる空圧シリン
    ダと; 空圧シリンダのピストンと同一方向に駆動される無端部
    材と; スライダーの進路上に位置しスライダーの突き当てられ
    る突き当て部を有して無端部材に取り付けられたストッ
    パーと; を備えて構成されたことを特徴とする長尺物の連続曲げ
    加工装置。
  6. 【請求項6】 長尺物をクランプして搬送するスライダ
    ー機構と;軸線方向に進退自在なセンターガイドとセン
    ターガイドの周りを回動して長尺物を上方に曲げる曲げ
    ローラとを備えてメインフレーム上に並設された複数の
    ベンダーヘッドと;を具備し、スライダー機構で所定位
    置に搬送した長尺物を適当なベンダーヘッドによって連
    続的に曲げ加工する長尺物の連続曲げ加工装置におい
    て、スライダー機構が 長尺物をクランプして搬送するスライダーと; スライダーをピストンに連結して連動させるオイルコン
    バーター付空圧シリンダと; 空圧シリンダのピストンと同一方向に駆動される無端部
    材と; スライダーの進路上に位置しスライダーの突き当てられ
    る突き当て部を有して無端部材に取り付けられたストッ
    パーと; センサーを内蔵しスライダー、ストッパーのいずれか一
    方に配設されたショックアブゾーバーと; を備えて構成されたことを特徴とする長尺物の連続曲げ
    加工装置。
JP3174764A 1991-06-20 1991-06-20 長尺物のスライダ−位置決め方法、スライダ−機構および長尺物の連続曲げ加工装置 Expired - Fee Related JP2509483B2 (ja)

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