JPH0716742B2 - 長尺物の連続曲げ加工装置 - Google Patents

長尺物の連続曲げ加工装置

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JPH0716742B2
JPH0716742B2 JP63332578A JP33257888A JPH0716742B2 JP H0716742 B2 JPH0716742 B2 JP H0716742B2 JP 63332578 A JP63332578 A JP 63332578A JP 33257888 A JP33257888 A JP 33257888A JP H0716742 B2 JPH0716742 B2 JP H0716742B2
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拓一郎 石原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、軸線方向に進退自在なセンターガイドを備
え、複数のバーダーヘッドのセンターガイドを、不要
時、後退させることによって、長尺物の連続的な曲げ加
工を可能とした長尺物の連続曲げ加工装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、長尺物の曲げ加工装置において、鉄筋、鉄パイ
プのような長尺物は、センターローラのようなセンター
ガイドと、センターガイドの回りを回動可能な曲げロー
ラとの間に配設される。そして、曲げローラがセンター
ガイドの回りを回動(公転)することによって、長尺物
を所望の角度に曲げている。ここで、曲げ加工時、セン
ターガイド、曲げローラ間に挟持されて曲げられる長尺
物は、側方に逃げようとするため、ストッパに長尺物を
当接させて、長尺物の逃げを防止している。
曲げ加工として、直角曲げ(90°曲げ)、フック曲げ
(135°曲げ)、アンカー曲げ(180°曲げ)等があり、
長尺物については、これらの曲げ加工を連続的に行なう
連続曲げ加工が、広く行なわれている。たとえば、鉄筋
の両端をアンカー曲げすれば、アンカー筋(曲げ加工
数:2)が成形される。ここで、曲げ角度を135°とすれ
ば、両端に135°のフックが形成され、2つのフック曲
げに2つの直角曲げを組合せると、スタラップ筋(曲げ
加工数:4)が成形される。また、2つのフック曲げに3
つの直角曲げを加えると、フープ筋(曲げ加工数:5)が
成形される。そして、アンカー筋、スタラップ筋、フー
プ筋は、柱筋、梁筋として、広く使用されている。
このような連続的な曲げ加工を効率よく行なうために、
センターガイド、曲げローラを備えたベンダーヘッド
を、メインフレーム上に並設した長尺物の連続曲げ加工
装置が、知られている。通常行なわれる連続曲げ加工と
しては最も加工数の多いフープ筋(加工数:5)に対応し
て、一般に、連続曲げ加工装置は、5つのベンダーヘッ
ドを並設した、いわゆる、ファイブヘッドタイプに構成
されている。この種の連続曲げ加工装置では、ベンダー
ヘッドのセンターガイドは軸線方向に進退自在に構成さ
れる。そして、長尺物の送りを妨げないように、曲げ加
工を行なわないベンダーヘッドのセンターガイドは、後
退させて、曲げ加工での長尺物の軌跡(長尺物の曲げ軌
跡)から除かれる。
このような構成の長尺物の連続曲げ加工装置によって、
たとえば、フープ筋は以下のようにして成形される。
成形されるフープ筋のフック(端部)、縦片、横片の長
さをそれぞれa,L,Wとすれば(第17図(F)参照)、5
つのベンダーヘッド114-1〜114-5は、フープ筋の形状に
応じて、第17図(A)に示すように、所定距離、つま
り、距離a′,L′,W′,L′,W′,a′それぞれ離反して並
設される。
5つのベンダーヘッド114-1〜114-5を所定位置に設定し
た後、まず、全てのセンターガイド22を前進させたま
ま、両端のベンダーヘッド114-1,114-5の曲げローラ24
を約135°相反する方向に回動させると、鉄筋の両端が1
35°折曲されて、両端のフック曲げが同時に行なわれる
(第17図(B)参照)。
その後、両サイドのベンダーヘッド114-1,114-5のセン
ターガイド22を後退させて、鉄筋の曲げ軌跡から除去し
た後(後退位置にあるセンターガイドを×で示す、第17
図(C)参照)、2番目、4番目のベンダーヘッド114-
2,114-4の曲げローラをそれぞれ約90°回動させれば、
2つの直角曲げが同時になされる(第17図(D)参
照)。
さらに、ベンダーヘッド114-2のセンターガイド22を後
退させ(第17図(E)参照)、中央のベンダーヘッド11
4-3の曲げローラ24を約90°回動させて最後の直角曲げ
を行なえば、第17図(F)に示すように、所望のフープ
筋が成形できる。
このような連続曲げ加工装置によれば、センターガイド
の進退動作、曲げローラの回動動作を適当に制御するこ
とによって、鉄筋のような長尺物が連続的に曲げられ、
長尺物の曲げ加工が迅速、容易に行なえる。
また、両端のベンダーヘッド114-1,114-5を、フック曲
げの後、2番目、4番目のベンダーヘッド114-2,114-4
の位置に移動させて、直角曲げを行なってもよい。この
ような構成では、ベンダーヘッド114-2,114-4が省略で
き、長尺物の連続曲げ加工装置は、3つのベンダーヘッ
ドを備えれば足り、スリーヘッドタイプに構成できる。
〔発明が解決しようとする課題〕 5つのベンダーヘッドを並設した構成(ファイブヘッド
タイプ)では、ベンダーヘッド、鉄筋が、加工品の最終
形状(曲げパターン)に応じた所定位置に一旦設定され
れば、曲げ加工中、長尺物に送りを加えたり、ベンダー
ヘッドを移動させることなく、連続的な曲げ加工が行な
え、加工の複雑なフープ筋も迅速、容易に成形される。
しかし、ベンダーヘッドが5つも必要となるため、長尺
物の連続曲げ加工装置が、構成的に複雑化するととも
に、安価に生産できない。
また、ファイブヘッドタイプでは、センターのベンダー
ヘッドから左右に寸法をとって、第2、第4のベンダー
ヘッドの位置を設定し、それから、さらに、左右に寸法
を取って第1、第5のベンダーヘッドの位置を設定しな
ければならない。そのため、ベンダーヘッドの位置決め
が煩雑で時間を要する。また、最初の寸法どりを間違え
ると、全部やりなおさなければならない。さらに、誤差
が積算され、大きな誤差が最外方のベンダーヘッド(第
1、第5のベンダーヘッド)に生じて、正確な位置決め
が難しい。
これに対して、両端のベンダーヘッドを、曲げ加工中に
移動させる構成とすれば、3つのベンダーヘッドから長
尺物の連続曲げ加工装置が構成できる。このスリーヘッ
ドタイプでは、フック曲げを行なう両端の位置と、直角
曲げを行なう内方位置との間で、左右のベンダーヘッド
を、曲げサイクル毎に、一度ずつ往復動すれば、フープ
筋が成形できる。
ところで、フープ筋は、中程度のビルの建築工事におい
ても、5,000〜30,000本程度必要とされ、5本ずつ同時
に加工するとしても、1,000〜6,000回の曲げサイクルが
繰り返される。そのため、スリーヘッドタイプの長尺物
の連続曲げ加工装置においては、曲げサイクルの数に対
応して、左右のベンダーヘッドを、1,000〜6,000回、往
復動させる必要がある。このようなベンダーヘッドの手
動による調整は煩雑であり、高い作業性が確保できな
い。
さらに、公知の長尺物の連続曲げ加工装置では、長尺物
の送りだけでなく、ベンダーヘッドの送りも手動で調整
されており、正確な位置決めが容易に行なえず、高い加
工精度が得られない。
両端のベンダーヘッドを制御手段によって機械的に移動
するように構成すれば、ベンダーヘッドを手動で移動さ
せる構成での欠点が解消できる。しかし、センターガイ
ド、曲げローラを備えたベンダーヘッドは、比較的重
く、重いベンダーヘッドの往復動を正確に制御しなけれ
ばならない。そのため、比較的大きく、精度の高いモー
タを有してベンダーヘッドの制御手段を構成する必要が
あり、長尺物の連続曲げ加工装置が、高い剛性のもとで
耐久性にすぐれた構成とする必要があり、構成的に複雑
化するとともに、重量化する。また、連続曲げ加工装置
を移動の毎に確実に固定しなければならない。
また、矩形比(長辺/短辺)の大きな細長いフープ筋
が、建築物の壁構造等として最近多用されている。ここ
で、短辺を小さくすれば、矩形比の大きな細長いフープ
筋が得られ、薄い壁構造が可能となる。しかし、ベンダ
ーヘッドが構造的に大きいため、フープ筋の短辺として
250mm程度が限界とされ、壁構造の一層の薄型化の障害
となっている。
また、連続曲げ装置において、ベンダーヘッドの位置設
定は、長尺物の最終形状(曲げパターン)、曲げ径(曲
げ加工された長尺物の円弧部の曲率半径)、長尺物の径
によって異なる。そして、ベンダーヘッドの位置が、設
計図、作業工程表等に表示されないことも多く、現場の
オペレーターの臨機応変な処置が望まれている。ベンダ
ーヘッドの位置が設計図、作業工程表等に表示されてい
なければ、オペレーターは、曲げパターン、曲げ径、長
尺物の径を考慮し、計算によって個々のベンダーヘッド
の位置を求めて、ベンダーヘッドを所定位置に設定しな
ければならない。しかし、曲げパターン、曲げ径、長尺
物の径の組合せが、かなりの数となるため、ベンダーヘ
ッドの位置設定が煩雑となり、大きな負担となって、作
業効率を低下させるとともに、計算ミスを生じて不良品
発生の一因となっている。そして、ベンダーヘッドの位
置設定が容易に行なえる長尺物の連続曲げ加工装置は、
いまだ提供されていない。
この発明は、スリーヘッドタイプにも拘らず、両端のベ
ンダーヘッドを所定位置に一旦設定すれば、長尺物に送
りを加えるだけで、一連の曲げ加工が連続して行なえ、
かつ、ベンダーヘッドの位置設定が容易に行なえる、長
尺物の連続曲げ加工装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、この発明の長尺物の連続曲げ
加工装置によれば、3つのベンダーヘッドのうち、左右
のベンダーヘッドが、中央のベンダーヘッドを挟んで移
動可能に配設される。そして、コンベックスが、スケー
ル先端を中央のベンダーヘッドに係止可能に、左右の可
動なベンダーヘッドにそれぞれ取付けられている。長尺
物の径に応じた目盛の記されたスケールプレートが、そ
の目盛とコンベックスのスケールとを計測可能に左右の
可動なベンダーヘッドに配設される。また、長尺物を挟
持し、搬送するスライディングクランプが、左右いずれ
かのサイドでメインフレームにスライド可能に設けら
れ、さらに、曲げパターンとその曲げパターンに対応し
て利用されるベンダーヘッドの種類を曲げパターンに併
記した曲げパターン表が用意されている。
〔作用〕
この構成では、ベンダーヘッドを3つとしたため、構成
が簡略化され、連続曲げ加工装置が軽量化される。ま
た、左右のベンダーヘッドの移動、スライディングクラ
ンプの利用によって、ベンダーヘッドの数を越えたスタ
ラップ筋、フープ筋の加工が可能となる。
さらに、コンベックス、曲げパターン表、スケールプレ
ートを組合せ、適切な表示を加えることによって、一見
して認識される表示のもとで、ベンダーヘッドの位置決
めが容易に行え、現場での作業員の負担が軽減される。
曲げパターン表から読まれる曲げパターンに対応して、
左右のベンダーヘッドの移動距離として、成形品の縦
辺、横辺、横辺+縦辺、縦辺+縦辺のいずれをとるべき
かの表示をスケールプレートに記せば、位置決めが一層
容易になる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図に示すように、この発明に係る長尺物の連続曲げ
加工装置10は、型鋼等を組合せて形成されたメインフレ
ーム12を具備し、このメインフレーム上に、ベンダーヘ
ッド14、ドライブシャフト16、スライディングクランプ
18、位置検出手段49等が配設されている。
3つのベンダーヘッド14(14-1〜14-3)が、メインフレ
ーム12の長手方向に並設され、左右のベンダーヘッド14
-1,14-3はメインフレーム上を移動可能に、中央のベン
ダーヘッド14-2はメインフレームに固定して、それぞれ
設けられている。
第2図、第3図を見るとよくわかるように、各ベンダー
ヘッド14は、ほぼ水平に配設されて軸線方向に進退可能
なセンターガイド、たとえば、センターローラ22と、セ
ンターローラの回りを回動(公転)する曲げローラ24と
を備えて構成されている。センターローラ22はシリンダ
25のピストン26の先端の回りに遊嵌されたカラー23を持
ち、ガイド孔28がピストン先端面の中央に穿設されてい
る。しかし、小径の長尺物に対しては、カラー23を除去
し、ピストン26をセンターガイドとして利用してもよ
い。また、ガイド孔28に遊嵌されるガイドピン30が、ガ
イド孔に対向して、ブラケット13に設けられている。セ
ンターローラ22は、ピストン26の前進、後退(進退)に
伴って軸線方向に移動し、前進位置において、ガイドピ
ン30が、センターローラのガイド孔28に遊嵌してセンタ
ーローラを支持する。そのため、センターローラ22は両
持ち梁形状となり、側方からの押力に対して大きな抵抗
力を持つ強固な構造が得られる。
第3図に示すように、曲げローラ24はシャフト32に回転
可能に装着され、曲げローラの脱落を防止するように、
ストッパ34がシャフトの先端面に固定されている。シャ
フト32は、止めねじ36によって、クランクアーム38に固
定されている。クランクアーム38は、ピストン26の先端
で、センターローラのカラー23の回りに遊嵌され、ギヤ
40が、キー39によって、クランクアームに固定されてい
る。そして、モータ42のモータシャフト44に固定された
ギヤ46が、ギヤ40に噛合されている。このような構成で
は、モータ42の駆動力は、モータシャフト44、ギヤ46,4
0を介してクランクアーム38に伝達されて、クランクア
ームを揺動し、クランクアームの揺動に伴って、曲げロ
ーラ24は垂直面内でセンターローラ22の回りを回動す
る。
なお、外径の異なる複数の曲げローラ24が準備される。
そして、センターローラ22との間で鉄筋48を確実に挟持
したまま曲げるように、鉄筋48の径の大小に応じて、最
適な曲げローラ24が、選択されて、ローラシャフト32に
取付けられ、曲げローラ24、センターローラ22の最適な
組合せによって、曲げ加工が行なわれる。
長尺物、たとえば、鉄筋48をセンターローラ22、曲げロ
ーラ24間に配設し、センターローラ22を前進させて、ガ
イド孔28、ガイドピン30を遊嵌させた後、曲げローラ24
が回動して曲げ加工が行なわれる。たとえば、第4図
(A),(B)に示すように、センターローラ22の回り
で曲げローラ24が、たとえば、時計方向にほぼ135°回
動すると、曲げローラの回動に伴って、鉄筋48の端部が
曲げられ、135°のフック48aとなる。ここで、曲げロー
ラ24が、垂直面内を上方に回動するため、水平面上に位
置する鉄筋の端部は、垂直面で上方に曲げられ、垂直面
上方に移動する。なお、第1図からわかるように、実施
例では、左サイド、中央のベンダーヘッド14-1,14-2の
曲げローラ24は時計方向に、右サイドのベンダーヘッド
14-3の曲げローラは反時計方向に回動するように、構成
されている。
このように、鉄筋48(長尺物)が、水平面でなく、垂直
面、しかも、上方に曲げられる構成では、オペレータが
長尺物に接触して負傷する虞れが減少する。また、鉄筋
48の移動する軌跡が垂直面にあるため、水平面でのデッ
ドスペースが少なくなり、連続曲げ加工装置10が小型化
でき、据付け面積が小さくなる。
曲げ加工のとき、曲げローラ24が鉄筋48をセンターロー
ラ22に押圧しながら、回動するため、大きな押力が側方
からセンターローラに作用する。しかし、実施例では、
前進位置において、センターローラ22は、ガイドピン30
によって保持され、両持ち梁形状となっているため、側
方からの大きな押力にも耐え、センターローラの変形、
破損が十分に防止される。
ドライブシャフト16は、第1図、第5図、第6図に示す
ように、中央の固定のベンダーヘッド14-2の下方でメイ
ンフレーム12に設けられて右方に延出している。このド
ライブシャフト16は、たとえば、外周面にねじ部17を持
ち、回転可能、しかし、軸線方向に対して移動不能に、
メインフレームの一対のブラケット12a間に架設されて
いる。ドライブシャフト16の左端に、モータ50のモータ
シャフト52が、カップリング51を介して、連結され、ド
ライブシャフトはモータの起動に伴って駆動、回転され
る。モータ50として、サーボモータ、パルスモータ等を
使用したり、モータにインバータを組合せて使用でき
る。
また、ドライブシャフトの回転数を検出し、モータ50と
協働してスライディングクランプ18の位置を調整するよ
うに、位置検出手段49が設けられている。実施例では、
位置検出手段49はエンコーダー53を備え、エンコーダー
は、カップリング54を介して、ドライブシャフト16の右
端に連結されている。エンコーダー53の検出したドライ
ブシャフト16の回転数は、モータ50にフィードバックさ
れ、それによて、モータの回転を制御し、ドライブシャ
フト上のスライディングクランプ18の動きが調整され
る。
スライディングクランプ18は、ドライブシャフトのねじ
部17に噛合するねじ部を内蔵してドライブシャフト上に
装着されている。そのため、モータ50を起動して、ドラ
イブシャフト16を駆動、回転させると、ドライブシャフ
トの回転に伴なって、スライディングクランプ18はドラ
イブシャフト上を右方または左方に移動される。ここ
で、スライディングクランプ18の移動距離はドライブシ
ャフト16の回転数に、その移動方向はドライブシャフト
の回転方向に依存する。なお、ガイドバー55が、一対の
ブラケット12a間でドライブシャフト16と平行に架設さ
れている。そして、軸受56を利用して、スライディング
クランプ18がガイドバー55に支持されている。
このように、ガイドバー55、ドライブシャフト16の双方
に支持されることによって、スライディングクランプ18
は、回転することなく、ガイドバーにガイドされて、ド
ライブシャフト16上を移動される。スライディングクラ
ンプ18の移動範囲は、メインフレーム12上のリミットス
イッチ59によって規制される(第6図参照)。
ドライブシャフト16は、ドライブシャフトの回転に連動
して、スライディングクランプ18を移動させる構成であ
れば足り、図示の構成に限定されない。たとえば、鋼球
(ボール)を介在したボールねじを、ドライブシャフト
16、スライディングクランプ18間に形成した構成として
もよい。
スライディングクランプ18はサポートプレート57を持
ち、クランプ機構58が、第7図に示すように、サポート
プレート上に設けられている。そして、鉄筋48は、スラ
イディングクランプ18上のクランプ機構58に挟持され
て、スライディングクランプとともに移動し、所定距離
搬送される。
第8図、第9図に示すように、クランプ機構58は、軸線
方向に移動可能な遮蔽ブロック60と、遮蔽ブロックとの
間で鉄筋48を挟持する昇降可能な押圧ブロック62とを組
合せて構成されている。つまり、フレーム64に、軸線方
向移動用シリンダ70、昇降用シリンダ72がそれぞれ固定
され、各シリンダのピストン71,73の先端に、遮蔽ブロ
ック60、押圧ブロック62がそれぞれ固定されている、遮
蔽ブロック60の遊嵌される一対の角孔66が、対向してフ
レーム64に設けられ、一対のガイドピン68が左右両サイ
ドから角孔内にそれぞれ延出している。そして、ガイド
ピン68の遊嵌される長溝状のガイド孔69が、遮蔽ブロッ
ク60の左右両側面の先端から中央にかけてそれぞれ形成
され、遮蔽ブロックは、ガイドピンにガイドされて軸線
方向で前後に円滑に移動される。
このように、軸線方向に移動可能な遮蔽ブロック60と、
昇降可能な押圧ブロック62とを組合せたクランプ機構58
では、簡単な構成にも拘らず、鉄筋48がそれらの間で確
実に挟持できる。また、構成が簡単なため、クランプ機
構58が容易にユニット化できる。
一点鎖線で示すように、大径の鉄筋48に対しては、スペ
ーサー67が遮蔽ブロック60の下面にボルト止めされる。
そのため、スペーサーとともに遮蔽ブロック60が挿通す
るように、角孔66は上下方向に十分な大きさを有して形
成されている。また、押圧ブロック62は、昇降用シリン
ダ72のピストン73に、たとえば、螺着によって固定され
たスペーサー76と、スペーサー上面の取付け孔77に嵌合
されたギザプレート78とから形成されている。ギザプレ
ート78は、無数の小さなギザギザからなるを山型の凹凸
刃を表面に備えて成形されている。そして、押圧ブロッ
ク62の昇降をガイドする一対のガイドプレート79が、ス
ペーサーの両サイドでフレーム64に設けられている。
このように、ギザプレート78を設けた構成では、ギザプ
レートの山型の凹凸刃を利用して、遮蔽ブロック60、押
圧ブロック62間で鉄筋48が確実に挟持できる。また、昇
降用シリンダ72を上下させることによって、多数の鉄筋
48が同時に確実に挟持できる。なお、鉄筋48の径に応じ
て、昇降用シリンダ72を上下して、ガイドの目盛に合せ
れば、ピストン73の延出距離を小さくでき、鉄筋の挟持
が迅速、確実に行なえる。
スライディングクランプ18に装着されたクランプ機構58
は、ギザプレート78の山型の凹凸刃により、多数の鉄筋
を確実に挟持して、同一距離同時に搬送している。
また、押圧機構74がベンダーヘッド14に設けられ、多数
の鉄筋48を同時に挟持して、曲げ加工時の鉄筋48の逃げ
を防止している。押圧機構74は、遮蔽ブロック60、スペ
ーサ76、ギザプレート78の代りに、L型のブロックをピ
ストン73に螺着した点を除いて、クランプ機構58と同様
な構成をしており、L型のブロックの先端で鉄筋を押圧
している。そして、各ベンダーヘッド14の押圧機構74
は、ストッパーとして機能する。実施例では、左サイ
ド、中央のベンダーヘッド14-1,14-2の曲げローラ24は
時計方向に、右サイドのベンダーヘッド14-3は反時計方
向に回動可能に構成されている。そのため、第1図にお
いて、昇降用シリンダ72の位置からわかるように、押圧
機構74は、ベンダーヘッド14-1,14-2に対して右サイド
に、ベンダーヘッド14-3に対して左サイドにそれぞれ設
けられている。
上記のように、中央のベンダーヘッド14-2を固定し、こ
のベンダーヘッドに隣接してドライブシャフト16をメイ
ンフレーム12に設けている。そのため、ドライブシャフ
ト16上のスライディングクランプのクランプ機構58に挟
持され、搬送される鉄筋48は、ベンダーヘッド14-2の位
置を基準として位置決めされる。従って、中央のベンダ
ーヘッド14-2に対して、鉄筋48の位置が相対的に設定で
き、鉄筋の送りが迅速、容易に調整できる。
ベンダーヘッド14-1〜14-3のうち、中央のベンダーヘッ
ド14-2がメインフレーム12に固定されているのに対し
て、両サイドのベンダーヘッド14-,14-3は、中央のベン
ダーヘッドを挟んで、移動可能に設けられている。たと
えば、ベンダーヘッド14-1,14-3は、上記スライディン
グクランプ18のための搬送手段と同様な構成によって、
移動可能とされる。つまり、第5図、第6図に示すモー
タ50、ドライブシャフト16、エンコーダ53の組合せが、
たとえば、中央のベンダーヘッド14-2の両サイドにほぼ
対称に配設される。そして、スライディングクランプ18
の代りに、可動のベンダーヘッド14-1または14-3を、ド
ライブシャフト16にそれぞれ装着した構成とすることが
できる。この構成では、各ドライブシャフト16のねじれ
方向はそれぞれ逆となり、モータ50を駆動することによ
り、ベンダーヘッド14-1,14-3は、所定距離移動され
る。
無論、スライディングクランプ18について述べたよう
に、ボールねじをドライブシャフト16、ベンダーヘッド
14-1,14-3間に設けた構成としてもよい。また、ドライ
ブシャフト16、モータ50をベンダーヘッド14-1,14-3に
独立してそれぞれ設けた構成としてもよい。
モータ50が起動し、ドライブシャフトが回転されると、
フレーム上の一対のレール82上を転動ローラ84が転動し
て(第3図参照)、ガイドバー55にガイドされ、ベンダ
ーヘッド14-1,14-3がメインフレーム上を移動される。
さらに、第1図に示すように、長尺物の連続曲げ加工装
置10は、位置決めストッパー86と補助ホルダー88とを具
備している。実施例では、鉄筋48が右から左に搬送され
る構成となっているため、位置決めストッパー86、補助
ホルダー88は、左のベンダーヘッド14-1、右のベンダー
ヘッド14-3の左サイドでメインフレーム12にそれぞれ取
付けられている。位置決めストッパー86、補助ホルダー
88は、公知の構成をしており、右方から左方に搬送され
た鉄筋48の先端は、位置決めストッパーに当接して位置
決めされる。また、鉄筋48は、補助ホルダー88上を摺動
されて、左方に送られる。位置決めストッパー86、補助
ホルダー88の取付け位置は、手動で適宜調整できる。そ
して、実施例とは逆に、鉄筋48を左方から右方に搬送す
る場合、位置決めストッパー86、補助ホルダー88は、左
のベンダーヘッド14-1、右のベンダーヘッド14-3の右サ
イドにそれぞれ配設される。
また、第1図、第10図に示すように、コンベックス92
(92-1,92-3)が左右の可動のベンダーヘッド14-1,14-3
にそれぞれ取付けられている。コンベックスケース94が
ベンダーヘッド14-1,14-3にボルト止めされ、コンベッ
クス92は、スケール93を中央のベンダーヘッド方向に延
出可能に、コンベックスケース内に収納され、止めボル
トによって固定されている。コンベックス92として、た
るみを生じさせることのないように、ちぢむ方向に牽引
力の作用するコンベックスを利用するとよい。
なお、コンベックスケース94を利用せず、コンベックス
のスケールを、中央のベンダーヘッドから左右のベンダ
ーヘッドまでの距離を測定可能に、メインフレームの長
手方向で、対応するベンダーヘッド方向に延ばしてメイ
ンフレーム上にそれぞれ粘着等によって直接取付けても
よい。
第10図からよくわかるように、中央のベンダーヘッド14
-2に係止片96がボルト止めされ、左方のコンベックス92
-1のスケール先端の引掛片93-1aが、係止片の右端に、
右方のコンベックス92-3のスケール先端の引掛片93-3a
が係止片の左端に係止可能とされる。たとえば、引掛片
93-1aを係止片96の右端に係止させて、左方のベンダー
ヘッド14-1を移動させれば、ベンダーヘッド14-1の移動
に伴って、コンベックスのスケール93-1が伸縮する。そ
のため、スケール93-1の目盛を読取ることによって、固
定のベンダーヘッド14-2に対するベンダーヘッド14-1の
移動距離が容易に把握される。他方、引掛片92-3aを係
止片96の左端に係止させて、右方のベンダーヘッド14-3
を移動させれば、スケール93-3の目盛から、ベンダーヘ
ッド14-3の移動距離が容易に把握される。
係止片96をベンダーヘッド14-2を設けず、ベンダーヘッ
ド14-2に形成された凹凸部に、スケール先端の引掛片93
-1a,93-3aを係止させる構成としてもよい。
このように、コンベックス92(92-1,92-3)が、左右の
可動のベンダーヘッド14-1,14-3にそれぞれ装着されて
いるため、ベンダーヘッド14-1,14-3の移動距離が対応
するコンベックスのスケールから直接かつ容易に把握で
きる。
また、第1図に示すように、コントロールボックス98
が、メインフレーム12の左端に隣接して配置され、曲げ
パターン表99がコントロールボックスの前面に取付けら
れている。曲げパターン表99は、たとえば、薄いアクリ
ル板、鋼板等から形成され、第11図に示すように、代表
的な曲げパターンが多数、実施例では15個、図示され
る。曲げパターン1〜15と、その曲げパターンに対応し
て作動されるベンダーヘッド、スライディングクランプ
の移動の有無およびその移動方向が一見して認識できる
ように、曲げパターン表99は構成されている。曲げパタ
ーン表99では、ベンダーヘッド14-1,14-2,14-3は、A,B,
Cと簡略化して表示され、たとえば、曲げパターン1,2
が、ベンダーヘッドB、つまり、中央のベンダーヘッド
14-2を利用して曲げ加工されることが、曲げパターン表
から容易に理解される。また、曲げパターン13によれ
ば、ベンダーヘッドA,B,Cの全てが利用されるととも
に、スライディングクランプ18が、まず、右方にセット
された後、左方に移動し、鉄筋48を搬送して、フープ筋
が成形されることがわかる。
このように、曲げパターン表99を設けることにより、曲
げパターンに対応して作動されるベンダーヘッド14の種
類、スライディングクランプ18の移動の有無、移動する
場合の移動方向が一見して認識され、所望の加工手順が
容易に理解できる。図示の曲げパターン表99は一例であ
り、曲げパターンの数、配列等は図示のものに限定され
ない。また、曲げパターン表99はコントロールボックス
98の前面に取付けられているが、その取付け位置はこれ
に限定されない。
曲げパターンに対応した電気回路を選択する切換えスイ
ッチ100が、曲げパターン表99の中央に回動可能に取付
けられている。切換えスイッチ100は、曲げパターンに
対応した電気回路、たとえば、シーケース制御回路を選
択し、所定の加工手順での曲げ加工を可能とするよう
に、構成されている。たとえば、切換えスイッチ100に
よって、曲げパターン13が選択されれば、ベンダーヘッ
ド14-1(A),14-3(C)による曲げ加工、スライディ
ングクランプ18の右方移動、ベンダーヘッド14-2
(B),14-3(C)による曲げ加工、スライディングク
ランプ18の左方移動、ベンダーヘッド14-2(B)による
曲げ加工のためのシーケース制御回路が、それぞれ順次
閉じられ、所定の加工手順に従った連続曲げ加工が可能
とされる。
曲げパターン表100の曲げパターン1,2のように、中央の
固定のベンダーヘッド14-2(B)のみを利用する曲げ加
工(曲げ加工数:1)においては、センターローラ22の径
や鉄筋48の径と無関係にベンダーヘッドの位置が設定さ
れる(使用するベンダーヘッドが固定のベンダーヘッド
14-2(B)であるため、実際は、鉄筋の位置が定められ
る)。しかし、それ以外の曲げパターン3〜15のよう
に、ベンダーヘッドを2個以上使用する曲げ加工(曲げ
加工数:2以上)においては、ベンダーヘッド間の距離
(固定のベンダーヘッド14-2(B)に対する可動のベン
ダーヘッド14-1(A),14-3(C)の相対的な位置)
は、曲げ径、鉄筋48の径に関する。具体的には、ベンダ
ーヘッドのセンターローラ22の中心を基準に、ベンダー
ヘッドの位置が設定される。
たとえば、2個のベンダーヘッドのセンターローラ22の
径を2r、鉄筋の径をDとすれば、ベンダーヘッド間の距
離は、曲げ加工後の鉄筋の外形寸法に比較して、2(r
+D)だけ短くなる。そのため、固定のベンダーヘッド
14-2(B)に対する可動のベンダーヘッド14-1(A),1
4-3(C)の移動距離、つまり、設定位置は、センター
ローラ径、鉄筋径によって異なり、センターローラ径、
鉄筋径の変化に伴って、ベンダーヘッド14-1(A),14-
3(C)の設定位置を修正する必要がある。しかし、通
常、センターローラ径は鉄筋径の4倍とされている。
また、曲げの種類、つまり、直角曲げ(90°曲げ)、フ
ック曲げ(135°曲げ)、アンカー曲げ(180°曲げ)に
よっても、鉄筋48の全長(切り寸法)が異なる。
たとえば、第13図(A)に示すように、直角曲げにおい
て、センターローラ径2r(40mm,2r=4D)、鉄筋径D(1
0mm)とすれば、軸芯での円弧部の長さLは、39.25mm
(2π(r+D/2)×90/360)=2×3.14×25×1/4=3
9.25)となる。しかし、第13図(B)に示すように、同
一条件のフック曲げでは、軸芯での円弧部の長さL′
は、58.875mm(2π(r+D/2)×135/360)となる。ま
た、図示しないが、アンカー曲げにおいては、軸芯での
円弧部の長さは、78.5mm(39.25×2)となる。
そのため、たとえば、曲げ加工前の鉄筋の右端に対する
ベンダーヘッドの位置(ベンダーヘッド14-3(C)のセ
ンターローラ22の中心)は、直角曲げで109.25mm、フッ
ク曲げで128.875mm、アンカー曲げで148.5mm左寄りとな
る。
たとえば、曲げパターン13のようなフープ筋の曲げ加工
において、縦辺、横辺をそれぞれL,Wとし、ベンダーヘ
ッド14-1(A),14-2(B)を曲げローラの時計方向の
回動、ベンダーヘッド14-3(C)を曲げローラの反時計
方向の回動とすれば、ベンダーヘッド14-1(A),14-3
(C)の設定位置は、L+W-4D、L+W-(4D+2r)とな
る。ここで、通常、センターローラの径2rは4Dであるた
め、ベンダーヘッド14-1(A)の設定位置は、L+W-8D
となる。
オペレータが、鉄筋径、曲げパターン考慮し、計算し
て、ベンダーヘッド14-1(A),14-3(C)の設定位置
を求めなければならない。しかし、このような計算は煩
雑であるとともに、計算ミスを生じやすい。そのため、
この発明では、鉄筋径、曲げパターンを考慮したスケー
ルプレート102を用意し、スケールプレートから、ベン
ダーヘッド14-1(A),14-3(C)の設定位置が、一見
して認識できるように、連続曲げ装置10を構成してい
る。
実施例では、センターローラの径を鉄筋径の4倍、ベン
ダーヘッド14-1(A),14-2(B)の曲げローラを時計
方向に回動し、ベンダーヘッド14-3(C)の曲げローラ
を反時計方向に回動するととしている。そのため、ベン
ダーヘッド14-1(A),14-3(C)の曲げローラの回動
方向によってスケールプレート102の目盛が異なり、ベ
ンダーヘッド14-1(A)用のスケールプレート102-1
と、ベンダーヘッド14-3(C)用のスケールプレート10
2-3とが用意される。
スケールプレート102-1,102-3は、コンベックスのスケ
ール93-1,93-3の目盛に整列して計測可能な目盛を有し
て構成され、目盛は曲げ加工される鉄筋の径に対応して
形成される。第14図、第15図に示すように、実施例で
は、スケールプレート102-1,102-3は、前面(立面)、
上面の双方に目盛を持つ矩形断面形状に形成されている
が、形状はこれに限定されず、たとえば、部分円形断
面、三角形断面としてもよい。
曲げパターンに応じた曲げ加工の手順は、予め決めら
れ、第11図の曲げパターン表の切換えスイッチ100で曲
げパターンを選択することによって、曲げ加工の手順が
決められる。つまり、選択した曲げパターンに応じて、
ベンダーヘッド14-1(A),14-3(C)が、縦辺、横辺
のどの部分の曲げをどのような順序で行なうかが予め決
定されている。そして、予め決められた曲げ加工の手順
に対応して、それぞれの曲げパターンにおけるベンダー
ヘッド14-1(A),14-3(C)の移動距離(計測距離)
が、スケールプレート102-1,102-3に表示されている。
曲げパターンによって、ベンダーヘッド14-1(A),14-
3(C)の移動距離も異なり、スケールプレート102-1,1
02-3上の記号「タ」、「ヨ」は、最終形状における鉄筋
48の縦辺、横辺の外形寸法を示し、「タ+ヨ」は、縦
辺、横辺の和を、「タ+タ」は縦辺、縦辺の和を示して
いる。無論、スケールプレート102-1,102-3上の表示
は、図示のものに限定されず、他の種々な表示方法を採
用してもよい。
ベンダーヘッド14-1(A)のスケールプレート102-1に
ついて述べると、第14図からわかるように、たとえば、
曲げパターン8,11,12について、スケールプレート102-1
の上面の目盛104-1が、コンベックス92-1のスケール93-
1(第10図参照)の目盛に整列されて曲げ加工が行なわ
れる。つまり、曲げパターン8においては、縦辺の長さ
相当分の長さ、たとえば、縦辺が600mmであれば、コン
ベックス92-1のスケール93-1の目盛600が、目盛104-1の
対応する鉄筋径の目盛に整列するまで、ベンダーヘッド
14-1(A)が移動される。つまり、鉄筋径が10mmであれ
ば、目盛104-1の目盛10が、コンベックス92-1のスケー
ル93-1の目盛600に整列される。同一の目盛104-1を使用
する場合であっても、曲げパターン11,12においては、
横辺の長さ相当分だけ、ベンダーヘッド14-1(A)が移
動される。また、曲げパターン9,10,13〜15において
は、スケールプレート102-1の前面の目盛104-1′が利用
される。そして、たとえば、縦辺600mm、横辺500mm、鉄
筋径10mmとすれば、曲げパターン9,10においては、縦辺
の2倍の長さ(1200mm)、曲げパターン13〜15において
は、縦辺+横辺の長さ(1100mm)に対応するコンベック
ス92-1のスケール93-1の目盛1200または1100に、スケー
ルプレート104-1′の目盛10が整列するまで、ベンダー
ヘッド14-1(A)が移動される。
また、ベンダーヘッド14-3(C)のスケールプレート10
2-3についても同様に、第15図に示すように、曲げパタ
ーン3〜10については、スケールプレート102-3上面の
スケール104-3の目盛が、曲げパターン11〜15について
は、スケールプレート102-3前面のスケール104-3′の目
盛が利用される。そして、曲げパターン3〜10において
は、横辺の長さ(500mm)に対応するコンベックス92-3
のスケール93-3の目盛500に、スケールプレート102-3′
の目盛10が整列するまで、ベンダーヘッド14-3(C)が
移動される。また、曲げパターン10〜15においては、縦
辺+横辺の長さ(1100mm)に対応するコンベックス92-3
のスケール93-3の目盛1100に、スケールプレート102-
3′の目盛10が整列するまで、ベンダーヘッド14-3
(C)が移動される。
このように、センターローラ径(鉄筋径の4倍)、鉄筋
径、曲げパターンの種類を考慮し、修正を加えてベンダ
ーヘッド14-1(A),14-3(C)を予め計算したスケー
ルプレート102が設けられている。そのため、オペレー
タは、縦辺、横辺の長さに応じて、ベンダーヘッド14-1
(A),14-3(C)を移動すれば足り、鉄筋径、曲げパ
ターンの種類を考慮した修正を考える必要がない。その
ため、鉄筋径、曲げパターンの種類を考慮した計算を、
異なる鉄筋径、曲げパターンごとに行なう必要もなく、
オペレータは、煩雑な計算から開放され、正確な連続曲
げ加工が迅速に行なえる。
第16図(F)に示す形状のフープ筋は、上記構成の連続
曲げ加工装置10により、以下のようにして成形される。
この形状のフープ筋は、曲げパターン表99から曲げパタ
ーン13と認識される。曲げパターン表99の曲げパターン
13から、このフープ筋の曲げ加工には、ベンダーヘッド
14-1(A)〜14-3(B)のすべてが利用されるととも
に、スライディングクランプ18が、右方および左方に移
動されることが一見して理解される。
フープ筋の加工手順として種々考えられるが、上述した
公知の構成での加工手順と同様に、以下のような加工手
順を採用する。
(1)まず、鉄筋両端のフック曲げは、ベンダーヘッド
14-1,14-3によって同時に行なう。
(2)次に、ベンダーヘッド14-2,14-3によって、鉄筋
の両サイドでの直角曲げを同時に行なう。
(3)最後に、ベンダーヘッド14-2によって、鉄筋中央
の直角曲げを行なう。
まず、曲げ加工される鉄筋48の全長Lは、2(縦辺+横
辺+フック)−(6Dないし10D)から求められる。(6D
ないし10D)の値は、曲げ加工時の伸びを考慮し、通
常、オペレータが経験的に求め、実施例では、64.5mm
(6.45D)として、鉄筋48の全長Yを2335.5mmとしてい
る。
ベンダーヘッド14-2が鉄筋48のほぼ中央に位置するよう
に、位置決めストッパー86の位置が設定される。そし
て、たとえば、10mm径の鉄筋48が、補助ホルダー88にの
せられ、左方に押されて、鉄筋の先端が位置決めストッ
パー86に当接される。10mm径の鉄筋48においては、9本
の鉄筋が補助ホルダー88に積載できるが、5本の鉄筋を
図示する。
それから、ベンダーヘッド14-1,14-3用のモータ50をそ
れぞれ起動し、ドライブシャフト16を駆動、回転させ、
フックの長さa(100mm)に応じた長さa′(128.875m
m、第13図(B)参照)だけ、鉄筋の先端および後端か
ら内方に位置するように、左右のベンダーヘッド14-1,1
4-3が移動される(第16図(A)参照)。
ベンダーヘッド14-1,14-3の移動は、以下のようにして
行なわれる。第10図に実線で示すように、ベンダーヘッ
ド14-1のコンベックスのスケール先端の引掛片93-1a
は、通常、スケールプレート102-1の右端に係止されて
待機している。また、ベンダーヘッド14-3のコンベック
スのスケール先端の引掛片93-3aは、通常、スケールプ
レート102-3の左端に係止されてそれぞれ待機してい
る。たとえば、まず、引掛片93-1aが、スケールプレー
ト102-1から離脱され、第10図に一点鎖線で示すよう
に、中央の固定のベンダーヘッドの係止片96の右端に係
止される。
当該フープ筋の曲げパターンは13であるため、スケール
プレート102-1より、曲げパターン13では、縦辺と横辺
の和、つまり、1100mmがベンダーヘッド14-1の設定位置
であることが認識される。そのため、スケール93-1の目
盛1100が、スケールプレート102-1の前面の目盛104-1′
の10に整列されるまで、ベンダーヘッド14-1が移動され
る。なお、ベンダーヘッド14-1,14-2間の距離は、正確
には、第16図にL′+W′で示すように、1058.5mmとな
り、スケール93-1の目盛1100と一致しない。これは、ス
ケール93-1の目盛が、ベンダーヘッド14-2の右端とベン
ダーヘッド14-1の右端との距離(1058.5mm)と、スケー
ルプレートプレート102-1の右端とスケールプレートプ
レート102-1の目盛10との距離(41.5mm)との合計とな
るからである。つまり、ベンダーヘッド14-1,14-2間の
距離(1058.5mm)は、1100-41.5(約4D)となってい
る。
エンコーダー53がドライブシャフト16の回転数を検出し
て、ベンダーヘッド14-1の移動距離が把握され、ベンダ
ーヘッドが所定距離移動すると、モータ50は停止され
る。この発明によれば、所定位置に一旦移動されたベン
ダーヘッド14-1は、曲げ加工中、その位置に固定され、
再度移動させる必要は全くない。
次に、ベンダーヘッド14-3を移動させるために、まず、
引掛片93-3aが、スケールプレート102-3から離脱され、
第10図に二点鎖線で示すように、中央の固定のベンダー
ヘッドの係止片96の左端に係止される。引掛片93-3aの
離脱を容易にするために、図示のように、係止片98、ス
ケールプレート102-1,102-3の角を面取加工するとよ
い。ベンダーヘッド14-3のスケールプレート102-3か
ら、曲げパターン13では、縦辺と横辺の和、つまり、11
00mmがベンダーヘッド14-3の設定位置であることがわか
る。そのため、スケール93-3の目盛1100が、スケールプ
レート102-3の前面の目盛104-3′の10に整列されるま
で、ベンダーヘッド14-3が移動される。第16図にL′+
W′で示すベンダーヘッド14-2,14-3間の距離は、1019.
5mmであり、スケール93-3の目盛(1100mm)と一致しな
い。これは、スケール93-3の目盛が、ベンダーヘッド14
-2の右端とベンダーヘッド14-3の左端との距離(938.75
mm)と、スケールプレート102-3の左端とスケールプレ
ート102-3の目盛10との距離(80.75mm)と、の合計とな
っているからである。つまり、ベンダーヘッド14-2,14-
3間の距離(1019.25mm)は、1100-80.75(約8D)とな
る。
ベンダーヘッド14-1の移動と同様に、ベンダーヘッド14
-3についても、エンコーダー53がドライブシャフト16の
回転数を検出して、ベンダーヘッド14-3の移動距離が把
握され、ベンダーヘッドが所定距離移動すると、モータ
50は停止される。所定位置に一旦移動されたベンダーヘ
ッド14-3は、ベンダーヘッド14-1と同様に、曲げ加工
中、その位置に固定され、再度移動する必要は全くな
い。なお、ベンダーヘッド14-1,14-3の移動距離の差39.
25mmは、中央のベンダーヘッド14-2の曲げローラ22の回
転方向を時計方向としているためであり、その差39.25m
mは、第13図(A)からわかるように、円弧部の長さ(3
9.25mm)に一致する。
ベンダーヘッド14-1,14-3を所定位置に移動させた後、
スライディングクランプ18に装着されたクランプ機構58
の前後移動用シリンダ70を駆動し、ピストン71を前進さ
せ、ピストン先端の遮蔽ブロック60をフレームの角孔66
に遊嵌させる(第8図、第9図参照)。すると、遮蔽ブ
ロック60によって、鉄筋48の上部が覆われる。その後、
昇降用シリンダ72を駆動し、ピストン73、押圧ブロック
62を上昇させて、遮蔽ブロック60、押圧ブロック間に鉄
筋48を挟持する。スライディングクランプ18のクランプ
機構58は、曲げ加工中、鉄筋48を挟持し続ける。また、
ベンダーヘッド14-1〜‐14-3に装着された押圧機構74の
昇降用シリンダ70を駆動させ、ピストン先端のL型ブロ
ックの先端で鉄筋を押圧する。
それから、ベンダーヘッド14-1〜14-3のうち、曲げ加工
を行なうベンダーヘッド14-1,14-3の各シリンダ25を駆
動して、ピストン26を前進させ、ピストン先端のガイド
孔28をメインフレームのガイドピン30に遊嵌させ、セン
ターローラ22によって鉄筋48の上方を覆う(第3図参
照)。被加工物(長尺物)が、直径10mm程度の小径の鉄
筋48とすれば、カラー23がピストン26に装着されず、ピ
ストンをセンターローラ(センターガイド)として曲げ
加工が行なわれる。
その後、モータ42を起動させると、モータの駆動力は、
モータシャフト44、ギヤ46,40を介して、クランクアー
ム38に伝達され、ピストン26の回りで、クランクアーム
が揺動される。クランクアーム38の揺動に伴って、曲げ
ローラ24が、センターローラ22との間に鉄筋48を挟持し
ながら、センターローラの回りを約135°回動される。
すると、鉄筋48の両端は垂直面で上方に曲げられ、フッ
ク48aが鉄筋の両端に形成される(第16図(B)参
照)。
ベンダーヘッド14-1,14-3について、曲げローラ24のシ
リンダ42を駆動し、ベンダーヘッド14-1,14-3の曲げロ
ーラ24を初期位置に復帰させる。また、ベンダーヘッド
14-1について、センターローラのシリンダ25を駆動し、
ピストン26とともにセンターローラを後退させて、初期
位置に戻す。図面上での理解を容易にするために、初期
位置に後退したセンターローラ22を×で示す。ベンダー
ヘッド14-1のセンターローラ22の後退によって、鉄筋端
部のフック48aの搬送路上での障害物がなくなり、右方
への鉄筋の搬送(送り)が可能となる。また、ベンダー
ヘッド14-1〜14-3の各押圧機構74のシリンダ72を駆動
し、L型ブロックを下降させて、鉄筋48の押圧を解除
し、ベンダーヘッド14-1〜14-3の各押圧機構74に対し
て、鉄筋48をフリーとする。しかし、スライディングク
ランプ18のクランプ機構58は、鉄筋48を挟持し続ける。
それから、スライディングクランプ用モータ50を起動
し、ドライブシャフト16を回転させて、スライディング
クランプ18が、フープ筋の縦辺にほぼ等しい距離X′だ
け、右方に移動される。実施例では、フープ筋の縦辺に
相当する長さ(609.25mm)、鉄筋48を右方に延出させる
ように、スライディングクランプ18は、579.25mm(距離
X′)右方に移動される(外形寸法を対象としているた
め〜609.25-20(センターローラの半径)‐10(鉄筋
径)=579.25)。ドライブシャフト16の回転数を検出す
ることによって、スライディングクランプ18の移動距離
が把握され、スライディングクランプが579.25mm移動す
ると、モータ50は停止され、スライディングクランプ上
のクランプ機構58に挟持された鉄筋48は、右方に579.25
mm送られる(第16図(B),(C)参照)。
鉄筋48が右方に距離X′(579.25mm)送られると、第16
図(C)からわかるように、鉄筋48の右端のフックは、
縦辺にほぼ等しい距離(609.25mm)だけ、ベンダーヘッ
ド14-3から右方に離反される。また、縦辺+横辺にほぼ
等しい距離(1058.5+30=L′+W′)だけベンダーヘ
ッド14-2から左方に位置した鉄筋48の左端のフックは、
579.25mm右方に移動し、ベンダーヘッド14-2から距離
W′(509.25mm=1088.8-579て25)の位置に移動され
る。
フープ筋の縦辺Lに対応した距離X′(579.25mm)だけ
鉄筋48を送った後、ベンダーヘッド14-2,14-3の押圧機
構74のシリンダ72を駆動し、L型ブロックによって鉄筋
48を再度押圧する。
それから、ベンダーヘッド14-2,14-3のシリンダ25を駆
動してセンターローラ22を前進させる。そして、モータ
42を起動しクランクアーム38を揺動して、曲げローラ24
を約90°回動させると、鉄筋48に2つの直角曲げが同時
に施される(第16図(D)参照)。すると、フープ筋の
縦辺が鉄筋48の右端に、フープ筋の横辺が鉄筋の左端に
それぞれ形成される。
直角曲げの後、上記と同様に、ベンダーヘッド14-2,14-
3の押圧機構74のシリンダ72を駆動して、鉄筋48の押圧
を解除する。また、ベンダーヘッド14-2,14-3の曲げロ
ーラ24を初期位置に戻すとともに、センターローラ22を
後退させる。
それから、モータ50を起動し、ドライブシャフト16を回
転させて、スライディングクランプ18を上記と同一距離
X′(579.25mm)だけ左方に移動させて、スライディン
グクランプが初期位置に戻される(第16図(E)参
照)。すると、第16図(E)からわかるように、ベンダ
ーヘッド14-2,14-3によって曲げられた鉄筋48は、ベン
ダーヘッド14-2の左方に距離X′送られ、フープ筋は、
ベンダーヘッド14-2に対して、609.25mm左方に位置する
こととなる(579.25+20(センターローラの半径)+10
(鉄筋の径)=609.25)。ここで、ベンダーヘッド14-3
のセンターローラ22は、事前に後退して、鉄筋48の搬送
軌跡上から除かれているため、鉄筋は、ベンダーヘッド
14-3のセンターローラ22に妨げられることなく、左方に
送られる。そして、ベンダーヘッド14-2の押圧機構74に
よって鉄筋48を押圧した後、ベンダーヘッド14-2のセン
ターローラ22、曲げローラ24によって、鉄筋の中央を直
角曲げする。すると、ベンダーヘッド14-2の左方で垂直
方向にフープ筋の縦辺が、右方で水平方向にフープ筋の
横片が同時に形成され、縦辺600mm、横辺500mm、フック
100mmの所望形状のフープ筋が成形される(第16図
(F)参照)。
このように、この発明によれば、鉄筋48のような長尺物
を積載し、搬送するスライディングクランプ18が、所定
の距離、たとえば、フープ筋の縦辺にほぼ相当する距離
だけ一往復するだけで、曲げ工数5のフープ筋が、3回
の曲げで成形できる。つまり、ベンダーヘッド14-1,14-
3の位置を、縦辺、横辺の長さに応じて、一旦位置決め
すれば、スライディングクランプ18を一度往復させるだ
けで、同一形状のフープ筋の一連の曲げ加工が、連続的
に行なえる。そのため、中程度のビルの建築工事におい
て必要な5,000〜30,000本のフープ筋を、たとえ、5本
ずつ同時に曲げ加工するとした場合の1,000〜6,000回の
曲げ加工も迅速、容易に行なえ、高い作業性のもとで、
曲げ加工が行なえる。
スライディングクランプ18は、ドライブシャフト16の回
転に連動して移動され、ドライブシャフトの回転を、た
とえば、エンコーダー53によって検出して、スライディ
ングクランプの位置を調整している。そのため、スライ
ディングクランプ18の位置調整によって、長尺物の送り
が機械的に行なえ、自動化できる。特に、固定されたベ
ンダーヘッド14-2の位置を基準として、長尺物の位置が
設定されるため、ベンダーヘッド14-2に対して、長尺物
の位置が相対的に設定される。そのため、スライディン
グクランプ18の移動を手動で行なって長尺物を送る公知
の構成に比較して、この発明では、鉄筋の送りが正確、
迅速に行なえ、一連の連続的な曲げ加工が、高精度のも
とで、迅速、容易に行なえる。
また、このようにスライディングクランプ18を移動させ
る構成では、スライディングクランプが軽量であるた
め、小型で安価なモータによって、スライディングクラ
ンプを搬送できる。
長尺物の送りを自動化したこの発明の構成では、センタ
ーローラ22、曲げローラ24、クランプ機構の遮蔽ブロッ
ク60、押圧ブロック62の動きとともに、ドライブシャフ
トのモータ50の動きをプログラム化して制御すれば、高
度の自動化が可能となる。そのため、1,000〜6,000回の
曲げ加工の繰り返しも容易に行なえる。
加工に先立つベンダーヘッド14-1,14-3の移動は、一連
の曲げ加工について、一度行なえばよく、この移動は容
易に行なえるため、自動化する必要は少ない。しかし、
鉄筋48の全長、ベンダーヘッド14-1,14-2間および14-2,
14-3間の距離を入力すると、ベンダーヘッド14-1,14-3
が、所望の位置に自動的に移動するプログラムによっ
て、ベンダーヘッド14-1,14-3の移動を制御してもよ
く、このような構成では、自動化が一層促進される。
無論、長尺物を自動的に送るこの発明の長尺物の連続曲
げ加工装置10によれば、フープ筋の成形だけでなく、ア
ンカー筋、スタラップ筋等の他の曲げ加工も迅速、容易
に行なえる。つまり、第16図(B)から理解されるよう
に、両端を曲げた時点で曲げ加工を終了すれば、アンカ
ー筋が成形される。また、第16図(D)から理解される
ように、両端の曲げに加えて、2つの直角曲げを行なっ
た時点で曲げ加工を終了すれば、スタラップ筋が成形さ
れる。
そして、上記のように、この発明では、曲げパターン表
99から対象とする曲げ加工のパターン(曲げパターン)
がわかり、曲げパターンに対応して、利用されるベンダ
ーヘッド14の種類(番号)が、認識される。そして、ベ
ンダーヘッド14の移動量として、スケールプレート102
から縦辺、横辺、縦辺+横辺、縦辺+縦辺、の
いずれをとればよいかが容易に理解される。そして、対
応するベンダーヘッドのコンベックスのスケールの引掛
片93-1a,93-3aを固定のベンダーヘッドの係止片96に係
止して、ベンダーヘッド14-1,14-3を移動し、コンベッ
クスのスケール93-1,93-3の目盛を、長尺物(鉄筋48)
の径の目盛に整列させれば、ベンダーヘッドは所定位置
に設定される。
このような曲げ加工では、ベンダーヘッド14の移動量と
して、縦辺、横辺に、センターローラ径、長尺物(鉄筋
48)の径、曲げパターンによる修正を、縦辺、横辺に考
慮する必要がない。そして、ベンダーヘッド14の移動量
として、縦辺、横辺の値がそのまま採用でき、複雑な計
算を行なう必要が皆無となる。そのため、ベンダーヘッ
ド14が所定位置に正確、迅速に設定でき、曲げ加工が高
い効率のもとで行なえる。また、ベンダーヘッド14の移
動量の計算違いによる不良品の発生もなく、高い歩留り
で加工が行なえる。上述したように、公知の長尺物の連
続曲げ加工装置をスリーヘッドとすれば、曲げ加工中
に、両サイドのベンダーヘッドを移動させる必要があ
る。また、ベンダーヘッドを移動させずに曲げ加工する
には、ファイブヘッドとする必要がある。
しかし、ファイブヘッドとすれば、構成的に複雑化し、
長尺物の連続曲げ加工装置が安価に生産できない。ま
た、ファイブヘッドでは、ベンダーヘッドの位置決めが
煩雑で時間を要するとともに、最初の寸法どりを間違え
ると、全部の寸法どりをやりなおさなければならない。
さらに、誤差が積算され、大きな誤差が最外方のベンダ
ーヘッドに生じて、正確な位置決めが難しい。
これに対して、この発明によれば、スリーヘッドにも拘
らず、所定位置に一旦移動したベンダーヘッドを曲げ加
工中移動させる必要がなく、スリーヘッド、ファイブヘ
ッド双方の欠点を除去した長尺物の連続曲げ加工装置が
得られる。
さらに、ベンダーヘッドの間隔によって、形成可能な短
片の長さが決定する公知の構成では、ベンダーヘッドが
構造的に大きいため、小さな短辺が形成できず、十分に
薄い短長辺形のフープ筋が得られない。しかし、この発
明では、スライディングクランプが、長尺物を挟持、搬
送している。そして、スライディングクランプは、ベン
ダーヘッドほど構造的に大型化せず、ベンダーヘッドに
接近した位置で、曲げ加工が行なえる。そのため、従
来、250mm程度の細長いフープ筋が限度であったのに対
して、この発明によれば、80mm程度の短辺の曲げも容易
に行なえ、十分に細長いフープ筋が得られるため、壁構
造の薄型化が促進される。
上記のフープ筋の曲げ加工からわかるように、この発明
の連続曲げ加工装置10による曲げ加工は、概略、以下の
ようになり、これから、曲げ加工でのコンベックス、曲
げパターン表、スケールプレート、ベンダーヘッドの相
互関係、相互作用等が容易に理解される。
曲げ加工されるべき形状(最終形状)が、どの曲げ
パターン形状に分類されているかを曲げパターン表から
求める(第11図参照)。曲げパターン形状13の場合を例
示する。
曲げパターンから、(1)どの曲げ加工に、3つの
ベンダーヘッドのうちのどのベンダーヘッドが利用され
るか、(2)スライディングクランプが利用されるの
か、利用されるなら左右どちらに移動されるのかが認識
される。……(1)第11図からスライディングクランプ
は利用され、左右に移動される。このように、曲げパタ
ーン表の曲げパターンから使用されるベンダーヘッドが
わかる。
中央のベンダーヘッドが長尺物の中央に位置するよ
うに長尺物を設定する。
スケールプレートから可動のベンダーヘッドの設定
位置を求める。……曲げパターン13()は、第15図の
スケールプレートのに該当し、「タ+ヨ」
より、縦辺(600mm)、横辺(500mm)の和つまり1100mm
がベンダーヘッド14-1(A)の設定位置となる。このよ
うに、スケールプレートの表示から、ベンダーヘッドの
設定位置がわかる。
スケールプレートでの該当する曲げパターンの記さ
れた面での長尺物の径の目盛にコンベックスのスケール
の目盛の値が整列するまで、ベンダーヘッドを移動させ
る。……「タ+ヨ」は、第15図の面104-3′にあ
り、長尺物の径が10mmであれば、面104-3′の目盛10
に、コンベックス92-1のスケール93-1の1100mmの目盛が
整列するまで、左のベンダーヘッド14-1(A)が移動さ
れる。同様にして、右のベンダーヘッド14-3(C)も移
動される。このように、スケールプレートの目盛(長尺
物の径)とコンベックスのスケールの目盛とが整列する
までベンダーヘッドを移動させてベンダーヘッドが設定
される。
所定の曲げ加工を行なう。……長尺物を固定し、曲
げローラ24を駆動して両端のフック曲げを同時に行な
う。
スライディングクランプが長尺物を挟持したまま、
所定距離(計算によって求められる)、所定の方向に移
動される。……スライディングクランプは左右に移動さ
れるが、どちらの方向に先に移動させてもよい。
所定の曲げ加工を行なう。……たとえば、スライデ
ィングクランプをまず右に移動させ、右のベンダーヘッ
ド14-3(C)で直角曲げをしてから、スライディングク
ランプを左に移動させ、中央のベンダーヘッド14-2
(B)で直角曲げをする。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものではなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものの全てこの発
明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、実施例では、位置検出手段49は、エンコーダ
ー53によってドライブシャフト16の回転数を検出してい
るが、エンコーダー以外の回転数センサーを利用しても
よい。また、回転数センサーでなく、位置センサーによ
って、スライディングクランプ18、または、可動なベン
ダーヘッド14-1,14-3の位置を直接検出するように、位
置検出手段49を構成してもよい。
この発明の技術思想は、ファイブヘッドの長尺物の連続
曲げ加工装置にも応用できる。たとえば、異なる二種
類、たとえば、A,Bの連続曲げ加工を交互に煩雑に行な
う場合には、第1、第5のベンダーヘッドが対になって
移動するとともに、第2、第4のベンダーヘッドが対に
なって移動するように、5つのベンダーヘッドを並設す
るとよい。この構成では、第1、第5のベンダーヘッド
を中央のベンダーヘッドに組合せてAの連続曲げ加工
が、第2、第4のベンダーヘッドを中央のベンダーヘッ
ドに組合せてBの連続曲げ加工が、交互に迅速に行なえ
る。
〔発明の効果〕
上記のように、この発明に係る長尺物の連続曲げ加工装
置によれば、3つのベンダーヘッドのうち、両サイドの
ベンダーヘッドが、中央のベンダーヘッドを挟んで、電
動、手動を問わず、移動可能に配設され、スライディン
グクランプが、長尺物を挟持してスライド可能に設けら
れている。
このような構成では、両サイドのベンダーヘッドを縦
辺、横辺に応じた位置に一旦設定すれば、スライディン
グクランプを曲げ加工毎に一度往復させるだけで、フー
プ筋のような加工数の多い曲げ加工も、連続的に行なえ
る。そのため、曲げ加工の1,000〜5,000回の繰り返し
も、迅速、容易に行なえ、高い作業性が確保される。
そして、5つでなく3つのベンダーヘッドを持てば足り
るため、長尺物の連続曲げ加工装置は、構成的に簡単
化、軽量化され、安価に生産できる。
また、スライディングクランプは、ベンダーヘッドに比
較して軽量であるため、スライディングクランプ搬送用
モータとして、小型で安価なモータが使用できる。
さらに、この発明の長尺物の連続曲げ加工装置によれ
ば、曲げ加工の自動化が容易にはかれる。
そして、曲げパターン表から対象とする曲げパターンが
わかり、曲げパターンに対応して、利用されるベンダー
ヘッドの種類(番号)が認識され、ベンダーヘッドの移
動量として、縦辺、横辺、縦辺+横辺、縦辺+
縦辺のいずれをとればよいかが、スケールプレートから
容易に理解される。また、対応するベンダーヘッドのコ
ンベックスのスケールの引掛片を中央の固定のベンダー
ヘッドに係止して、可動のベンダーヘッドを移動し、コ
ンベックスのスケールの目盛を、長尺物の径の目盛に整
列させれば、ベンダーヘッドは所定位置に設定される。
このような曲げ加工では、ベンダーヘッドの移動量とし
て、長尺物の径、曲げのパターンの相違による修正を考
慮する必要がなく、ベンダーヘッドの移動量として、縦
辺、横辺の値がそのまま採用でき、複雑な計算を行なう
必要がない。そのため、ベンダーヘッドが所定位置に正
確、迅速に設定でき、曲げ加工が高い効率のもとで行な
える。また、ベンダーヘッドの移動量の計算違いによる
不良品の発生もなく、高い歩留りで加工が行なえる。
また、この発明では、構造的に小型のスライディングク
ランプが、長尺物を挟持、搬送しているため、ベンダー
ヘッドに接近した位置で、曲げ加工が行なえる。そのた
め、80mm程度という極めて短辺の曲げも容易に行なえ、
十分に細長いフープ筋の加工も可能となり、壁構造の薄
型化が促進される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る長尺物の連続曲げ加工装置の
概略平面図、 第2図、第3図は、第1図のII−II、III−IIIに沿っ
た、長尺物の連続曲げ加工装置の断面図、 第4図(A),(B)は、曲げ加工における曲げローラ
の動きを示す、ベンダーヘッドの概略正面図および概略
左側面図、 第5図、第6図は、スライダー周辺における、長尺物の
連続曲げ加工装置の部分平面図および部分正面図 第7図は、第1図の線VII−VIIに沿った、長尺物の連続
曲げ加工装置の概略断面図、 第8図は、クランプ機構の一部破断の側面図、 第9図は、第8図のIX−IXに沿った、クランプ機構の断
面図、 第10図は、コンベックス、スケールプレートを示す、長
尺物の連続曲げ加工装置の破断平面図、 第11図は、コントロールボックスに取付けられた曲げパ
ターン表の正面図、 第12図は、長尺物の外形寸法とベンダーヘッド間の距離
との関係を示す模式図、 第13図(A),(B)は、直角曲げ、フック曲げにおけ
る長尺物の端部の見掛け上の長さと軸芯での長さとの関
係を示す模式図、 第14図は、左方のベンダーヘッドに取付けられたるスケ
ールプレートの斜視図、 第15図は、右方のベンダーヘッドに取付けられるスケー
ルプレートの斜視図、 第16図(A)〜(F)は、フープ筋の曲げ加工におけ
る、この発明の長尺物の連続曲げ加工装置の概略作動
図、 第17図(A)〜(F)は、フープ筋の曲げ加工におけ
る、公知のファイブヘッドタイプの長尺物の連続曲げ加
工装置の概略作動図である。 10:長尺物の連続曲げ加工装置、12:メインフレーム、14
(14-1〜14-3):ベンダーヘッド、16:ドライブシャフ
ト、18:スライディングクランプ、22:ベンダーヘッドの
センターローラ(センターガイド)、23:センターロー
ラのカラー、24:ベンダーヘッドの曲げローラ、25,70,7
2:シリンダ、26,71,73:ピストン、38:クランクアーム、
40,46:ギヤ、42,50:モータ、48:鉄筋(長尺物)、49:位
置検出手段、53:エンコーダー、58:クランプ機構、60:
クランプ機構の遮蔽ブロック、62:クランプ機構の押圧
ブロック、74:押圧機構、86:位置決めストッパー、88:
補助ホルダー、92(92-1,92-2):コンベックス、93(9
3-1,93-3):コンベックスのスケール、93-1a,93-3a:ス
ケール先端の引掛け片、96:中央のベンダーヘッド上の
引掛片、98:コントロールボックス、100:曲げパターン
表、102(102-1,102-3):スケールプレート、104(104
-1,104-1′,104-3,104-3′):スケールプレート上の目
盛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平に配設され軸線方向に進退自在な
    センターガイドと、センターガイドの回りを上方に回動
    する曲げローラとをそれぞれ備えて、メインフレームの
    長手方向に並設された3つのベンダーヘッドを備えた長
    尺物の連続曲げ加工装置において、 3つのベンダーヘッドのうち、左右のベンダーヘッド
    が、固定された中央のベンダーヘッドを挟んで移動可能
    にメインフレームに配設され、 長尺物を挟持し搬送するスライディングクランプが、左
    右いずれかのサイドでメインフレームにスライド可能に
    設けられ、 コンベックスが、中央のベンダーヘッドから左右のベン
    ダーヘッドまでの距離を測定可能に左右のベンダーヘッ
    ドにそれぞれ取付けられ、 曲げパターンを図示するとともに、その曲げパターンに
    対応して利用されるベンダーヘッドの種類を曲げパター
    ンに併記した曲げパターン表が設けられ、 長尺物の径に応じた目盛の記されたスケールプレート
    が、その目盛とコンベックスのスケールとを計測可能
    に、左右のベンダーヘッドに配設されていることを特徴
    とする長尺物の連続曲げ加工装置。
  2. 【請求項2】ほぼ水平に配設され軸線方向に進退自在な
    センターガイドと、センターガイドの回りを上方に回動
    する曲げローラとをそれぞれ備えて、メインフレームの
    長手方向に並設された3つのベンダーヘッドを備えた長
    尺物の連続曲げ加工装置において、 3つのベンダーヘッドのうち、左右のベンダーヘッド
    が、固定された中央のベンダーヘッドを挟んで移動可能
    にメインフレームに配設され、 長尺物を挟持し搬送するスライディングクランプが、左
    右いずれかのサイドでメインフレームにスライド可能に
    設けられ、 ケース方向に牽引力の作用するコンベックスが、そのケ
    ースを左右のベンダーヘッドにそれぞれ固定し、その先
    端を中央のベンダーヘッドに係止して中央のベンダーヘ
    ッドから左右のベンダーヘッドまでの距離を測定可能に
    取付けられ、 曲げパターンを図示するとともに、その曲げパターンに
    対応して利用されるベンダーヘッドの種類を曲げパター
    ンに併記した曲げパターン表が設けられ、 長尺物の径に応じた目盛の記されたスケールプレート
    が、その目盛とコンベックスのスケールとを計測可能
    に、左右のベンダーヘッドに配設され、曲げパターン表
    から読まれる曲げパターンに対応して、左右のベンダー
    ヘッドの移動距離として、成形品の縦辺、横辺、横辺+
    縦辺、縦辺+縦辺のいずれをとるべきかの表示がスケー
    ルプレートに記されていることを特徴とする長尺物の連
    続曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】スライディングクランプの移動方向を曲げ
    パターン表にさらに併記した請求項1または2記載の長
    尺物の連続曲げ加工装置。
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