JP2509398B2 - 積層体からなる容器 - Google Patents

積層体からなる容器

Info

Publication number
JP2509398B2
JP2509398B2 JP3142859A JP14285991A JP2509398B2 JP 2509398 B2 JP2509398 B2 JP 2509398B2 JP 3142859 A JP3142859 A JP 3142859A JP 14285991 A JP14285991 A JP 14285991A JP 2509398 B2 JP2509398 B2 JP 2509398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
weight
container
polyolefin
gasoline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3142859A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04366636A (ja
Inventor
一彦 蓑輪
陽平 蔭山
憲二 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP3142859A priority Critical patent/JP2509398B2/ja
Publication of JPH04366636A publication Critical patent/JPH04366636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509398B2 publication Critical patent/JP2509398B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコールを含有する
ガソリンに対する透過防止能に優れた積層体で構成され
た、アルコール含有ガソリン用容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリオレフィンとナイロンと
の積層体は、自動車用のガソリンタンクを始めとする液
状炭化水素の容器に用いた場合、優れた透過防止能があ
ることが認められている。しかし、最近の石油資源の枯
渇と大気汚染防止等の観点から、アルコールを含有した
ガソリンの使用が始まっているが、従来のポリオレフィ
ンとナイロンとの積層体を、このアルコール含有ガソリ
ンの容器に用いた場合には、ナイロンがアルコールで膨
潤するために、透過防止能が著しく低下して、致命的な
欠陥となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
コール含有ガソリンに対する透過防止能に優れた積層体
で構成された容器、例えば自動車用燃料として使用され
るアルコール含有ガソリン用のタンクのような容器を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述の目的を達成するために種々の検討を重ねた結果、
ポリオレフィンを最外層(表面層)とし、高ニトリル樹
脂を中間層とするとともに、エポキシ基を含有するエチ
レン系単量体をグラフト重合させたポリオレフィンから
なる層を接着層とした積層体から構成された容器が、驚
くべきことにアルコールを含有したガソリンに対して優
れた透過防止能を有することを見い出した。本発明は、
かかる知見に基いて完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、(a)ポリオレフィ
ンを主成分とする最外層,(b)不飽和ニトリル単量体
の含有量が50重量%以上である高ニトリル樹脂からな
る中間層、及び(c)エポキシ基を含有するエチレン系
単量体をグラフト重合させたポリオレフィンからなる接
着層を有する積層体で構成されてなるアルコール含有ガ
ソリン用容器を提供するものである。
【0006】本発明の積層構造の容器において、(a)
最外層(表面層、すなわち、容器である積層体の両面を
構成する層を意味する。)は、ポリオレフィンを主成分
とする樹脂により形成される。ここで、用いることので
きるポリオレフィンは、各種のものがあるが、例えば、
ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレン等、炭素
数2〜8のオレフィン単量体の単独重合体、さらにはこ
れらのオレフィンの二種以上あるいは他のコモノマーと
の共重合体等を包含する。特に、ポリエチレンあるいは
エチレンを含有する共重合体が好適であり、具体的に
は、高,中及び低密度ポリエチレンが挙げられる。な
お、この最外層(a)は、ポリオレフィンを主成分とし
て含有する樹脂であればよいが、一般には、ポリオレフ
ィンを約60〜97重量%の割合で含有するものが好ま
しく、約80〜96重量%の割合で含有するものが最も
好ましい。
【0007】次に、本発明の積層構造の容器において、
(b)中間層(内層、即ち、容器である積層体の内部を
構成する層を意味する。)は、不飽和ニトリル単量体の
含有量が50重量%以上である高ニトリル樹脂により形
成される。この高ニトリル樹脂の不飽和ニトリル単量体
は、下の構造式で示されるα,β不飽和ニトリルモノ単
量体であり、
【0008】
【化1】
【0009】(但し、Rは水素原子,炭素数1〜4の低
級アルキル基またはハロゲン原子である)具体的には、
アクリロニトリル,メタクリロニトリル,エタクリロニ
トリル,α−クロロアクリロニトリル,α−フルオロア
クリロニトリルなどがある。なお、種々の目的で共重合
される場合があり、例えば溶融成形を可能とするために
共重合される場合、コモノマーとして、不飽和カルボン
酸エステル,ビニルエステル,ビニルエーテル,ビニル
ケトン,α−オレフィン,芳香族ビニルなどがあり、接
着性を付与するために共重合される場合、コモノマーと
して、不飽和カルボン酸やその無水物などがある。上記
不飽和カルボン酸エステルは下記の構造式で示される単
量体であり、
【0010】
【化2】
【0011】(但し、R1 は水素原子,炭素数1〜6の
アルキル基またはハロゲン原子であり、R2 は炭素数1
〜30のアルキル基である)具体的には、メチルアクリ
レート,エチルアクリレート,プロピルアクリレート,
ブチルアクリレート,アミルアクリレートやヘキシルア
クリレート,メチル−α−クロロアクリレート,エチル
−α−クロロアクリレートなどがある。ビニルエステル
には、ビニルアセテート,ビニルプロピオネート,ビニ
ルブチレートなどがあり、中でもビニルアセテートが好
適である。更にビニルエーテルには、メチルビニルエー
テル,エチルビニルエーテル,プロピルビニルエーテ
ル,ブチルビニルエーテル,メチルイソプロペニルエー
テル,エチルイソプロペニルエーテルなどがあり、中で
もメチルビニルエーテル,エチルビニルエーテル,プロ
ピルビニルエーテル,ブチルビニルエーテルが好適であ
る。またα−オレフィンは下記の構造式で示される単量
体である。
【0012】
【化3】
【0013】但しR3 ,R4 はそれぞれ炭素数1〜7の
アルキル基であり、具体的には、イソブチレン;2−メ
チルブテン−1;2−メチルペンテン−1;2−メチル
ヘキセン−1;2−メチルオクテン−1;2−エチルブ
テン−1;2−プロピルペンテン−1;2,4,4−ト
リメチルペンテン−1などとその混合物であり、なかで
もイソブチレンが好適である。芳香族ビニルには、スチ
レン,α−メチルスチレン,ビニルトルエン,ビニルキ
シレン,インデンなどがあり、なかでも、スチレンが好
適である。これらは単独であるいは2種以上を混合して
不飽和ニトリル単量体と共重合される。
【0014】更に前記のごとく接着性付与、即ち最外層
や中間層との接着性付与のため不飽和カルボン酸やその
無水物が用いられ、具体的にはアクリル酸,メタクリル
酸,マレイン酸,無水マレイン酸などがあげられる。ま
た共重合は、共役ジエンの単独重合体や共重合体などの
ゴム存在下で重合してもよい。共役ジエン単量体には、
1,3−ブタジエン;イソプレン;クロロプレン;ブロ
モプレン;シアノプレン;2,3−ジメチル−1,3−
ブタジエン;2−エチル−1,3−ブタジエン;2,3
−ジエチル−1,3−ブタジエンなどがあり、中でも、
1,3−ブタジエンやイソプレンが好適である。共役ジ
エンのコモノマーには前述で示したような
【0015】
【化4】
【0016】あるいはビニルエーテルやビニルエステル
などがあり、共役ジエン含量が50〜100重量%のゴ
ムであり、具体的には、ブタジエン−アクリロニトリル
共重合体,イソプレン−アクリロニトリル共重合体,ポ
リブタジエンなどがある。なお、不飽和ニトリル単量体
の含有量が50%未満のものでは、バリヤー性が不十分
であるため好ましくない。
【0017】さらに、本発明の積層構造の容器におい
て、(c)接着層(これは、上記(a)最外層と(b)
中間層とを接着する層を意味する。)は、エポキシ基を
含有するエチレン系単量体をグラフト重合体させたポリ
オレフィンから形成される。この接着層は、中間層を構
成する高ニトリル樹脂との反応性を有する接着剤であっ
て、(a)最外層を構成するポリオレフィンと前記高ニ
トリル樹脂の溶融ブレンドの界面の接着性を付与する機
能を有するポリオレフィンである。具体的には、ポリオ
レフィンにエポキシ基を含有するエチレン系単量体をグ
ラフト重合させることによって得られる。グラフト重合
反応の方法としては、キシレン,トルエン等の芳香族炭
化水素化合物、ヘキサン,ヘプタン等の脂肪族炭化水素
化合物等の溶媒中でポリオレフィン,エポキシ基を含有
するエチレン系単量体及びラジカル重合開始剤を加熱混
合させて製造する方法がある。また、ポリオレフィン,
エポキシ基を含有するエチレン系単量体及びラジカル重
合開始剤をあらかじめ本質的に架橋しない条件で混合さ
せ、得られる混合物を押出機,バンバリーミキサー,ニ
ーダー等の合成樹脂の分野で一般的に使われている混練
機を使用して溶融混合させることにより製造する方法等
を挙げることができる。この後者の製造方法は、操作
性,経済性の点から好んで採用されている。
【0018】後者の製造方法の場合、グラフト重合の条
件については、ポリオレフィンの劣化,エポキシ基を有
するエチレン系単量体の分解,ラジカル重合開始剤の分
解温度等を考慮して適宜選定されるが、一般的には100
〜350 ℃であり、150 〜300℃が好適である。本発明に
おいて、グラフト重合反応に使用されるエポキシ基を含
有するエチレン系単量体としては、一般式(a)
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R5 は同一でも異なってもよく、
ビニル基,アリル基等のエチレン性不飽和結合を有する
炭素数2〜8の炭化水素基を示す。)で表わされる不飽
和グリシジルエステル類、および下記一般式(b)
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R5 は前記と同じである。)で表
わされる不飽和グリシジルエーテル類等が挙げられる。
具体的な化合物としては、グリシジルアクリレート,グ
リシジルメタクリレート,アリルグリシジルエーテル,
メタクリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0023】また、グラフト重合反応に使用されるラジ
カル重合開始剤としては、ラジカル重合開始剤の一分半
減期温度が、通常100 ℃以上であり、好ましくは105 ℃
以上で、特に120 ℃以上のものが好適である。その代表
例としては、ジクミルパーオキサイド;ベンゾイイルパ
ーオキサイド;ジ−第3級−ブチルパーオキサイド;
2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3級−ブチル−パー
オキシ)ヘキサン等の有機過酸化物が挙げられる。これ
らのエポキシ基を含有するエチレン系単量体ならびにラ
ジカル重合開始剤のポリオレフインに対する使用割合
は、通常下記の通りである。
【0024】エポキシ基を含有するエチレン系単量体
は、0.01〜5.0重量部であり、好ましくは0.05〜3.
0重量部で、特に0.1〜2.0重量部が好適である。エポ
キシ基を含有するエチレン系単量体が0.01重量部未満
では、接着性が不十分である。一方、5.0重量部を超え
ると、グラフト重合反応の際、分解または架橋反応が併
発し、製造が困難になるばかりでなく、接着性が低下す
る。
【0025】そして、ラジカル重合開始剤は、0.001
〜1.0重量部であり、好ましくは0.01〜1.0重量部
で、特に、0.01〜0.5重量部が好適である。ラジカル
重合開始剤が0.001重量部未満では、グラフト重合反
応が十分でなく、一方、1.0重量部を超えると、分解及
び架橋反応が起こるため好ましくない。
【0026】本発明の積層構造の容器は、基本的には上
記(a)最外層,(b)中間層および(c)接着層より
構成される。そして、それぞれの厚みについては特に限
定するものではないが、(a)最外層、すなわち、容器
壁の両表面層の合計厚みは、全厚みの50〜99.8%の
範囲が好ましく、(b)中間層は0.1〜40%の範囲と
し、(c)接着層は0.1〜1 0 %の範囲で使用するのが
好ましい。
【0027】本発明の積層構造の容器を製造するには、
一般のポリオレフィンの分野において実施されているよ
うな成形方法が適用できるが、最内外層,中間層および
接着層を構成する樹脂を5層の共押出吹き込み成形する
方法が最も代表的であり、好ましい成形方法である。
に、他のT−ダイ成形,インフレーション成形,射出成
形,スタンピング成形等の方法も利用できる。例えば、
最内外層,中間層および接着層の各肉薄物(フィルム,
シート)を成形し、これらの各肉薄物を接着させること
によって積層体を製造し、次いでこの積層体を用いて真
空成形法,圧空成形法またはプレス成形法によって容器
を製造することができる。
【0028】本発明の積層構造の容器はアルコール含有
ガソリンに対する耐性に優れると共に、透過防止能に優
れているために、このガソリンが使用される分野の容
器、例えば、自動車用燃料タンクとして有用である。
【0029】
【実施例】さらに、本発明を実施例および比較例により
詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例によって
限定されるものではない。
【0030】なお、以下の実施例および比較例では、本
発明の積層構造の容器のガソホールバリアー性試験を行
うため、該容器の積層構造と同じ構成の積層体を製造
し、該積層体について上記試験を行った。ここに製造さ
れる積層体は、内径40mmの押出機3台からなる共押
出シート成形機を用いて成形された厚さ1mmの3種5
層多層シートである。そして、以下に使用したポリオレ
フィン,高ニトリル樹脂及び接着剤の基本的構造を示し
た。
【0031】(A)層の成分(高密度ポリエチレン) 密度:0.945(JIS K6760) HLMI:5.0g/10分(JIS K6760に準拠
して測定。なお荷重は21.6kg)
【0032】(B)層の成分(高ニトリル樹脂) アクリロニトリル−ブタジエンゴム10重量部の存在下
に、アクリロニトリル70重量部,メチルアクリレート
15重量部,アクリル酸5重量部の混合物を乳化重合し
てなるアクリロニトリルの含有率が約70重量%の高ニ
トリル樹脂
【0033】(C)層の成分(接着剤) (C−1)MIが1.0g/10分である高密度ポリエチ
レン100重量部に対して、グリシジルメタクリレート
(GMA)を0.2重量部、パーヘキサ25B(日本油脂
社製)を0.02重量部をあらかじめヘンシェルミキサー
で混合した。得られた混合物を内径40mmの単軸押出
機を使用して樹脂温度260℃で溶融混練し、GMAを
グラフト重合させて製造したポリエチレン (C−2)GMAに代えグリシジルアクリレート(ユニ
オンカーバイド社製)を用いた他は(C−1)と同条件
でグラフト重合させたポリエチレン
【0034】(その他の樹脂)市販の6−ナイロン
(D)及び単軸押出機を使用し、ポリエチレンに無水マ
レイン酸(MAH)とジクミルパーオキサイドとをあら
かじめ混合したものを溶融混練して製造したMAHグラ
フトポリエチレン(E)
【0035】なお、バリヤー性試験(比較のため、ガソ
リンについても行った)は直径6cm,深さ2.5cmの
カップの中に30ccの (1) トルエン/イソオクタン=50/50(容量%)の
混合溶媒・・・・ガソリンに対応 または、 (2) トルエン/イソオクタン/メタノール=45/45
/10(容量%)の混混合溶媒・・・・アルコール含有
ガソリン(ガソホール)に対応 を入れ、成形したシートを完全に漏れないように取り付
け、40℃のオーブンの中にカップを逆さまにして置
き、その重量の経時変化を測定し、単位厚み(1m
m),単位表面積(1m2 ) ,24時間の重量変化であ
る透過係数(P)を求めた。
【0036】実施例1 上記(A)層(高密度ポリエチレン),(B)層(高ニ
トリル樹脂)及び(C)層((C−1)の接着剤)を用
い、 A/C−1/B/C−1/A=47/1.5/3/1.5/
47(厚み比) なる構成の共押出シートを作成して、バリヤー性試験を
行った。
【0037】実施例2 厚み比を、A/C−1/B/C−1/A=48/1.5/
1/1.5/48とした以外は、実施例1と同様にシート
を作成して、バリヤー性試験を行った。
【0038】実施例3 C層として(C−2)の接着剤を用いた以外は、実施例
1と同様にシートを作成して、バリヤー性試験を行っ
た。
【0039】比較例1 上記(A)層(高密度ポリエチレン),(D)層(6−
ナイロン)及び(E)層(MAHグラフトポリエチレ
ン)を用い、 A/E/D/E/A=47/1.5/3/1.5/47(厚
み比) なる構成の共押出シートを作成して、バリヤー性試験を
行った。
【0040】比較例2 上記(A)層(高密度ポリエチレン),(B)層(高ニ
トリル樹脂)を用い、 A/B/A=48.5/3/48.5(厚み比) なる構成の共押出シートを作成して、バリヤー性試験を
行った。
【0041】比較例3 上記(A)層(高密度ポリエチレン)のシートを作成し
て、バリヤー性試験を行った。
【0042】実施例及び比較例で得られた積層体につい
て実施したバリヤー性試験の結果は、第1表に示した通
りである。本発明の積層体は、ガソリン及びガソホール
に対して、顕著なバリヤー性が見られる。しかし、比較
例では、ガソリン及びガソホールに対してバリヤー性が
全くないか、あるいは、ガソリン及びガソホールに対し
て同時に、満足の行くバリヤー性は得られず、本発明の
積層体のバリヤ−性の優れていることが判る。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の積層体は、自動車用燃料、特
に、アルコール含有ガソリンに対する透過防止能(バリ
ヤー性)に極めて優れたものであるため、このようなア
ルコール含有ガソリンを燃料とする自動車用の燃料タン
ク等の素材として有効に利用され、その工業的利用価値
は、極めて大なるものがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−52648(JP,A) 特開 昭56−117652(JP,A) 特開 昭61−25837(JP,A) 特開 昭57−153064(JP,A) 特開 昭60−63243(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリオレフィンを主成分とする最外
    層,(b)不飽和ニトリル単量体の含有量が50重量%
    以上である高ニトリル樹脂からなる中間層、及び(c)
    エポキシ基を含有するエチレン系単量体をグラフト重合
    させたポリオレフィンからなる接着層を有する積層体で
    構成されてなるアルコール含有ガソリン用容器。
JP3142859A 1991-06-14 1991-06-14 積層体からなる容器 Expired - Lifetime JP2509398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3142859A JP2509398B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 積層体からなる容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3142859A JP2509398B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 積層体からなる容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04366636A JPH04366636A (ja) 1992-12-18
JP2509398B2 true JP2509398B2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=15325276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3142859A Expired - Lifetime JP2509398B2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 積層体からなる容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509398B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56117652A (en) * 1980-02-22 1981-09-16 Asahi Chemical Ind Novel laminate
JPS57153064A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Sumitomo Chem Co Ltd Adhesive resin composition
JPS5952648A (ja) * 1982-09-20 1984-03-27 新神戸電機株式会社 ガスバリヤ−性シ−ト
JPS6063243A (ja) * 1983-09-19 1985-04-11 Mitsui Petrochem Ind Ltd 高接着性組成物
JPS6125837A (ja) * 1984-07-16 1986-02-04 日本石油化学株式会社 新規多層構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04366636A (ja) 1992-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4397916A (en) Laminated multilayer structure
JPH0713221B2 (ja) 改良した共押出しできる接着剤及びそれからの製品
JPH08325425A (ja) グラフト化されたポリオレフィンを基剤とする同時押出バインダー
US5114795A (en) Multilayered high barrier packaging materials method for the preparation thereof
JP2509398B2 (ja) 積層体からなる容器
US5296554A (en) Adhesive resin composition
JP3088192B2 (ja) 積層体
JP3050974B2 (ja) 積層体
JP2542751B2 (ja) 層状構造体
JPH0577370A (ja) 積層体
JP2989899B2 (ja) アルコール含有ガソリン用容器
JPH06278256A (ja) 積層体
EP0483736A2 (en) Resin composition
JPH05286082A (ja) 積層体
JPH05286083A (ja) 層状構造体
JPH06106690A (ja) 積層体
JPH1095912A (ja) 多層構造体およびその用途
JP2548254B2 (ja) 積層物用接着剤
JPH0441537A (ja) ポリエチレン系樹脂組成物
JP2525875B2 (ja) 接着剤
JP2972844B2 (ja) 樹脂組成物
JPH07251484A (ja) 積層体
JPS6310606A (ja) 変性オレフイン系重合体の製造方法
JPH04246446A (ja) 接着性樹脂組成物
JPS5914058B2 (ja) ナイロンとの接着性良好なポリオレフィン組成物