JP2509287B2 - ダイヤル錠 - Google Patents

ダイヤル錠

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JP2509287B2
JP2509287B2 JP63066773A JP6677388A JP2509287B2 JP 2509287 B2 JP2509287 B2 JP 2509287B2 JP 63066773 A JP63066773 A JP 63066773A JP 6677388 A JP6677388 A JP 6677388A JP 2509287 B2 JP2509287 B2 JP 2509287B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ドア、書類箱、金庫などの施錠をするため
のダイヤル錠に関する。
(従来の技術) 従来、所定の解錠番号にダイヤルを合わせることによ
って、ストッパーが外れて解錠可能となしうるダイヤル
錠が知られており、多用されている。
このダイヤル錠は、ダイヤル軸に遊嵌された複数枚の
係止リングがその突起を介して係合されており、ダイヤ
ルの数字が解錠番号と合致したときに、各係止リングの
切欠部が一致し、ストッパーが外れて解錠しうるように
なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来の上記ダイヤル錠は、ダイヤルとダイ
ヤル軸とは係合位置が固定され、位置替えが不可能であ
り、部外者等にダイヤル解錠番号を知られた場合(例え
ば、中古住宅購入の場合)や、第三者にいたずらされた
場合には、ダイヤル錠の解錠番号の変更が不可能とな
り、ダイヤル錠そのものを交換しなければならないとい
う問題があった。
すなわち、解錠番号を変えるためには係止リングを交
換すればよいが、その場合、専門家であってもダイヤル
錠の錠ケースを分解しなければならず、一度分解すると
再び復元することは困難である。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、錠ケースを分解すること
なく容易に解錠番号を変更することができるダイヤル錠
を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明では次の技術的手段
を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、錠ケース2,3に
回転自在に設けたダイヤル軸6の外端部に、外面側に多
数のダイヤル数字65が周方向一定間隔おきに付された円
形のダイヤル5の中心部が固定されたダイヤル錠におい
て、 前記ダイヤル5の中心部に、前記ダイヤル数字65の総
数と同じ数のスプライン溝61を各ダイヤル数字65と対応
する周方向位置に形成してなる嵌合孔62が設けられ、こ
の嵌合孔62に、前記ダイヤル軸6の外端部に形成したス
プライン軸66が嵌合されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記構成に加えて、
ダイヤル5は、その外面側から内面側に向かってスプラ
イン軸66の先端中心部に螺合された固定ねじ19によって
ダイヤル軸6に固定されており、この固定ねじ19の頭部
を隠すためのダイヤルキャップ90が前記ダイヤル5の外
面側に設けられていることを特徴とする。
更に、請求項3に記載の発明は、上記構成に加えて、
ダイヤル5の外周縁に同ダイヤル5の内面側に突出する
フランジ部57Aが形成され、このフランジ部57Aの先端部
が錠ケース2,3側に形成した環状溝57に嵌合されている
ことを特徴とする。
(作 用) 解錠番号を変更する場合、ダイヤル5をダイヤル軸6
から抜き出し、この状態から、ダイヤル軸6をそのまま
にして元の嵌入位置に対して所望のダイヤル数字65にく
るまでダイヤル5をダイヤル軸6に対して回す。その
後、改めてダイヤル軸6に嵌合し直すことにより、ダイ
ヤル5の解錠番号が変更される。
この場合、ダイヤル5の嵌合孔62には、ダイヤル数字
65の総数と同じ数のスプライン溝61が各ダイヤル数字65
と対応する周方向位置に形成されているので、ダイヤル
数字65の変更後にダイヤル数字65の周方向表示位置がダ
イヤル軸6に対してずれることがなく、変更後において
も適正な解錠番号が指標される。
また、常時は、ダイヤル5の外面側に設けたダイヤル
キャップ90が固定ねじ19の頭部を隠すので、ダイヤル5
が当該固定ねじ19によってダイヤル軸6に固定されてい
ることが外部から判断することはできない。
一方、上記のようにダイヤル5を錠ケース2,3の外側
で取り外し自在とすると、ダイヤル軸6の挿通部から入
った埃や水分によって錠ケース2,3内の機構を早期に傷
めるおそれがある。
請求項3に記載の発明は、これを防止するためのもの
であって、ダイヤル5の外周縁に設けたフランジ部57A
の先端部が錠ケース2,3側に形成した環状溝57に嵌合さ
れていて、これによってダイヤル軸6の挿通部へ埃や水
分が浸入するのを防止している。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図面において、1はダイヤル錠で、錠本体2、蓋3、
鉤形カンヌキ4、ダイヤル5、ダイヤル軸6、係止リン
グ7,8,9、スペーサー10、クリックばね11、リング押圧
ばね12、ストッパースライドレバー13、カンヌキ係止ス
トッパー14、スライドレバー係止片15、レバー付勢ばね
16、カンヌキ押出ばね17、係止片付勢ばね18及びダイヤ
ル固定ねじ19から成っている。
なお、本実施例では、半割り状に形成された上記錠本
体2と蓋3とをその開口側で互いに接合することによ
り、上部に上記鉤形カンヌキ4を出退自在に有しかつ外
部に上記ダイヤル5を回転自在に有する錠ケースが形成
される。
前記錠本体2は、第8図〜第11図に示されているよう
に、中央には、上面がスライド支承面20とせられた筒状
のダイヤル軸嵌合凹所21が形成されると共にスライド支
承台22及び摺動案内壁23,24を備えたスライド嵌入凹所2
5が形成され、右側には上下方向に延びる略半円筒状の
カンヌキ基部嵌入凹所26が上側から形成され、左側上部
には上下方向に延びかつ前記嵌入凹所26と平行な略半円
筒状のカンヌキ係止部嵌入凹所27が形成されている。
さらに、錠本体2の左側壁中央部にはスライドレバー
13の押動操作部28を貫通させる切欠部29が形成され、該
切欠部29の下側に前記係止片15及び係止片付勢ばね18の
嵌入凹部30が設けられ、該凹部30と前記カンヌキ基部嵌
入凹所26の間には、レバー付勢ばね嵌入凹所31が形成さ
れ、該凹所31にはレバー付勢ばね係止突起32,33が突設
され、第4図および第5図に示すようにレバー付勢ばね
16が嵌装されている。
なお、上記カンヌキ嵌入凹所26,27の下端部には蓋3
との嵌合固着用孔34,35を備えた嵌合突起部36,37が設け
られ、カンヌキ基部嵌入凹所26には下端に蓋固着ピン嵌
入孔を形成する半割孔38が形成されると共に上部内側寄
にはカンヌキ抜出ストッパー39が嵌着されている。ま
た、前記カンヌキ係止部嵌入凹所27には、スライドレバ
ー係止片15の摺動案内溝40が上下方向に設けられると共
に、カンヌキ係止ストッパー14の摺動切欠部41が設けら
れている。
前記蓋3は、第12図〜第14図に示すように、中央にダ
イヤル軸挿通孔42が設けられ、その内側外周にクリック
ばね接触面43及び放射状の多数の凹溝44が設けられてお
り、左側には錠本体2の前記凹所26に対応してカンヌキ
基部嵌入凹所45が設けられ、右側には同様に前記凹所27
に対応してカンヌキ係止部嵌入凹所46が形成され、さら
に右側壁中央部に押動操作部28を貫通させる切欠部47が
設けられている。
また、切欠部47の下側には前記係止片15の嵌入凹所48
が設けられると共に係止片摺動案内溝49が設けられ、さ
らにカンヌキ係止部嵌入凹所46には係止片摺動案内溝50
が設けられている。
さらに、前記カンヌキ嵌入凹所45,46には、前記錠本
体2の嵌合突起部36,37に対応して、嵌合固着用孔51,52
を備えた嵌合突起部53,54が設けられ、カンヌキ基部嵌
入凹所45には下端にピン嵌入孔を形成する半割孔55が形
成されると共に上部内側寄には前記ストッパー39の嵌合
孔56が設けられている。
そして、蓋3の上面3Aには、ダイヤル軸挿通孔42と同
心状に、ダイヤル周端縁嵌入用の環状溝57が設けられて
いる。
前記鉤形カンヌキ4は、その基端部外周に抜止周溝58
及び案内切欠部59が設けられ、前記抜出ストッパー39に
係止され、かつ回転可能とせられており、係止部端内側
には、前記カンヌキ係止ストッパー14が嵌合係止される
嵌合切欠部60が設けられている。
前記ダイヤル5は、第15図及び第16図に示されている
ように、鍋蓋状を呈し、中央には下側(内側)にスプラ
イン溝61が10条設けられたダイヤル軸嵌合孔62が形成さ
れ、上側に固定ねじ挿通孔63が設けられると共にその外
周にキャップ嵌着凹部64が形成され、さらにその外周
に、ダイヤル数字(0〜9)65が前記スプライン溝61に
対応して刻設されている。
すなわち、ダイヤル5の中心部の嵌合孔62は、ダイヤ
ル数字65の総数と同じ数のスプライン溝61を有し、この
スプライン溝61は各ダイヤル数字65と対応する周方向位
置に形成されている。
また、ダイヤル5の外周縁には、同ダイヤル5の内面
側に突出するフランジ部57Aが形成され、このフランジ
部57Aの先端部が蓋3の外面に形成した環状溝57に嵌合
され、これによってダイヤル軸6の挿通部への埃や水分
の浸入を防止している。
第17〜20図に示すように、前記ダイヤル軸6は錠ケー
ス2,3の外側に突出する外端部にスプライン軸66を備え
ており、このスプライン軸66は前記ダイヤル5のスプラ
イン溝61に嵌合可能とされている。
従って、固定ねじ19を取り外してダイヤル5をダイヤ
ル軸6から抜き出し、この状態からダイヤル軸6をその
ままにして元の嵌入位置に対して所望のダイヤル数字65
にくるまでダイヤル5をダイヤル軸6に対して回した
後、改めてダイヤル軸6に嵌合し直すことにより、ダイ
ヤル5の解錠番号を変更することができる。
ダイヤル軸6の外周面の対向位置には、軸方向に延び
る係止溝67が形成され、ダイヤル軸6の先端中心部には
固定ねじ19螺着用のねじ孔68が設けられている。従っ
て、ダイヤル5は、ダイヤル軸6外端部のスプライン軸
66に嵌入された後、ダイヤル5の外面側から内面側に向
かい前記ねじ孔68に固定ねじ19を螺合することにより、
ダイヤル軸6に固定されるようになっている。
そして、このダイヤル軸6に、前記係止リング7,8,
9、スペーサー10、クリックばね11及びリング押圧ばね1
2が外嵌されており、係止リング9、スペーサー10及び
クリックばね11の嵌合孔69,70,71に突設された係止突片
72,73,74が、ダイヤル軸6の係止溝67に軸方向摺動可能
に嵌合されている。
したがって、各リング7〜9は、スペーサー10を介し
てリング押圧ばね12により下方に押圧され、クリックば
ね11は、蓋3のクリックばね接触面43に押付けられてお
り、係止リング7,8が回転並びに軸方向摺動可能となっ
ている。
前記各係止リング7〜9は第21図〜第23図に示すよう
に平板状で、同一径の外周面7A,8A,9Aを備え、該周面7A
〜9Aに同一形状・寸法の解錠切欠75,76,77が設けられ、
係止リング7には前記外周面7Aから半径方向外方に所定
長さだけ約半周にわたって突出されて係止部78,79が形
成されており、係止リング8には同様に外周面8Aに突起
が設けられて係止部80,81が形成されている。これら解
錠切欠75〜77、及び係止部78〜81の位置、間隔は、ダイ
ヤル数字65の刻設角度に対応して形成され、3桁の数字
の組合わせを多数設けることができ、さらに、係止リン
グ7〜9の表、裏を変更することによって、組合わせを
倍増させることができる。
なお、解錠切欠75〜77は、解錠番号とダイヤル数が合
致したときに、すべてが一致するようになっている。
前記クリックばね11は、第25図〜27図に示すように、
平板状リング体の外周2方向に突部11Aを備えたもの
で、該突部11Aに上向突出状の突起82が形成され、この
突起82が蓋3の凹溝44に出入して、カチッカチッという
音を発するようになっている。
前記ストッパースライドレバー13は、第28図〜第30図
に示すように、方形板の一端縁に板状のレバー押動操作
部28が突設されており、中央部には前記操作部28の長手
方向と同方向(レバー摺動方向)に長いダイヤル軸貫通
長孔83が設けられ、該長孔83と前記操作部28端間の上面
にリング係止爪84が突設されている。
そして、該係止爪84には、前記長孔83と直交方向のレ
バー付勢ばね係合切欠部85が設けられ、前記付勢ばね16
の一端が嵌入係合されて、ストッパースライドレバー13
が第4図〜第6図に矢印(イ)で示す方向に常時付勢さ
れ、第4図に実線で示す状態に保持されている。
また、ストッパースライドレバー13のカンヌキ挿入側
端上面には、カンヌキ係止ストッパー14が固着され、該
ストッパー14の係止端部14Aが、前記錠本体2及び蓋3
の両カンヌキ係止部嵌入凹所27,46内に臨入せられ、カ
ンヌキ4の嵌合切欠部60に嵌合するようになっている。
なお、前記リング係止爪84は、第6図に示すように、
各係止リング7〜9の解錠切欠75,76,77が上下方向の同
一位置に一致したとき、その拘束が解除されて、ストッ
パースライドレバー13の内方向(図中矢印(ロ)方向)
移動を可能とし、前記レバー押動操作部28を図中矢印
(ロ)方向に押すことによって、ストッパースライドレ
バー13と共にカンヌキ係止ストッパー14が摺動して鉤形
カンヌキ4の嵌合切欠部60から抜け出し、係止状態が解
除される。
前記スライドレバー係止片15は、第31図及び第32図に
示されているように、帯状板の一端部を反対方向に二度
折曲して、ストッパースライドレバー13の二段係止部86
を形成し、該係止部86の一側にガイド突起87を設けると
共にその下端部に係止付勢ばね18の係合突起88が設けら
れており、上端部の前記突起87と反対側にガイド突起89
が設けられている。
そして、前記係止片15は、ガイド突起87が前記蓋3の
摺動案内溝49に嵌入され、ガイド突起89が前記錠本体2
の摺動案内溝40に嵌入され、図中矢印(ハ)(ニ)方向
に摺動可能であり、常時矢印(ハ)方向に、係止片付勢
ばね18により付勢されている。
なお、鉤形カンヌキ4が矢印(ハ)方向に抜出したと
きにおいても、スライドレバー係止片15は、前記二段係
止部86の上側面が、リング係止爪84に当接しており、ス
トッパースライドレバー13の図中矢印(ロ)方向への摺
動によってリング係止爪84による拘束が解かれて、図中
矢印(ロ)方向に前記ばね18の付勢力によって摺動せし
められ、前記二段係止部86によってリング係止爪84を拘
束し、ストッパースライドレバー13の復帰動作を停止す
るようになっている。
90はダイヤルキャップで、ダイヤル5の中央に設けら
れたキャップ嵌着凹部64に嵌着され、ダイヤル固定ねじ
19が外部から見えないようになっている。
また、錠本体2と蓋3とは、組立時に両者の嵌合固着
孔34,35,51,52内にピン(図示省略)等を嵌入して分解
不能に固着される。
上記本発明の実施例によれば、第1図〜第4図は施錠
状態を示しており、鉤形カンヌキ4の嵌合切欠部60に、
ストッパー14の係止端部14Aが嵌入係合され、各リング
7〜9の解錠切欠75〜77が不揃いで、外周面7A〜9Aいず
れかがリング係止爪84側にあって、レバー押動操作部28
を図中矢印(ロ)方向に押し込んでも、係止リング7〜
9に阻止されて動かず、したがって、施錠状態が保持さ
れる。
そこで、解錠する場合、ダイヤル5を回転させると、
ダイヤル軸6と共に係止リング7〜9、スペーサー10、
クリックばね11及びリング押圧ばね12が同時に回転し、
解錠番号の数字を指定された方向にダイヤル5を順次回
転させると、クリックばね11により発音し、前記リング
係止爪84に両係止リング7,8の係止部78〜81のうちのそ
れぞれ1つが当接し、解錠番号通りにダイヤル5が合致
すると、解錠切欠75〜77がリング係止爪84に対向して、
ストッパースライドレバー13が摺動可能な状態すなわ
ち、解錠状態になる。
なお、係止リング7,8の係止部78〜81が、リング係止
爪84に当接しても、この係止リング7,8はダイヤル軸6
に遊嵌され、前記ばね12によってスペーサー10を介して
係止リング9に圧接されて共廻りしているため、ダイヤ
ル5は自在に回転する。
このように、解錠可能状態になれば、レバー押動操作
部28を、図中矢印(ロ)方向に押し込むと、鉤形カンヌ
キ4の嵌合切欠部60からストッパー係止端部14Aが抜け
出し、同時に、カンヌキ押出ばね17によって、カンヌキ
4が図中矢印(ハ)方向に押し出されるとともに、スラ
イドレバー係止片15がその付勢ばね18によって、カンヌ
キ4と同方向に押動せられ、前記係止片15の二段係止部
86が第5図に示されているように、リング係止爪84と係
止せしめると共に、リング係止爪84が係止リング7〜9
の解錠切欠75〜77内に嵌入し第5図の状態が保たれる。
この状態においては、鉤形カンヌキ4は、基部端の抜
止周溝58がカンヌキ抜出ストッパー39に係止され、該周
溝58をガイドとして、回転自在となり、他方ダイヤル5
は回転できない状態になる。
次いで、施錠を行なう場合は、カンヌキ係止部をその
嵌入凹所27,46に合わせた後、カンヌキ押出ばね17の弾
力に抗して図中矢印(ニ)方向に押し込むと、カンヌキ
係止部端4Aがスライドレバー係止片15の先端を、係止片
付勢ばね18の弾力に抗して押し込むため、前記係止片15
の二段係止部86がリング係止爪84の係止を解除する。
これと同時に、レバー付勢ばね16の弾力によって、ス
トッパースライドレバー13が図中矢印(イ)方向に摺動
され、カンヌキ係止ストッパー14の係止端部14Aが、カ
ンヌキ4の嵌合切欠部60に嵌入係合され、施錠状態にな
る。
このようにして、施錠状態になると、ダイヤル5を任
意に回転させて、各係止リング7〜9の解錠切欠75〜77
を分解させ、リング外周面7A〜9Aがリング係止爪84に対
向する状態とし、レバー押動操作部28を図中矢印(ロ)
方向に押動しても、リング係止片84がリング外周面7A〜
9Aに当接して、動かないようにすることによって施錠操
作が完了する。
上記実施例によれば、各係止リング7〜9は、平板状
で外周に設けた係止部78〜81が、各々単独にリング係止
爪84に係合するので、動作が円滑かつ確実でしかも各リ
ング7〜9の表、裏を使用して解錠番号の組合わせ数を
倍増させることができ、クリックばね11を備えているの
で発音してダイヤル軸6の回動確認が可能であると共
に、リング押圧ばね12のばね押えを兼用でき、しかも、
リング押圧ばね12はクリックばね11の押圧をも兼用して
いるため構造が簡単となる。
また、係止リング7〜9の解錠状態において、レバー
押動操作部28を押すことによって、カンヌキ4をその押
出ばね17によって自動的に押し出すことができ、レバー
係止片15によってリング係止爪84の復帰動を拘束してカ
ンヌキ係止ストッパー14の係止解錠状態を保持すること
が可能であり、しかも、鉤形カンヌキ4の押込みによっ
て、リング係止爪84の拘束を自動的に解錠して復帰動さ
せることができる。
第33図は、本発明をドアのハンドル錠に採用した例の
概略外観図を示し、91はドアハンドル、92はハンドル取
付板、93はハンドル軸、94はハンドル軸93に固着された
ストッパーリング、95はダイヤル錠、96はストッパーで
前記実施例のカンヌキ係止ストッパー14に相当し、前記
ストッパーリング94の嵌合切欠部97に嵌入係合しうるよ
うになっている。
98は解錠レバーで前記実施例のレバー押動操作部28に
相当する。なお、前記実施例におけるカンヌキ4に代わ
るものがストッパーリング94であり、その他のダイヤル
錠の構成は同一であり、作用効果も同一であるから詳細
説明は省略する。
本発明は、前記実施例に限らず、金庫、書類箱、扉の
他形式のダイヤル錠として採用することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ダイヤル5の
中心部に、ダイヤル数字65の総数と同じ数のスプライン
溝61を各ダイヤル数字65と対応する周方向位置に形成し
てなる嵌合孔62が設けられ、この嵌合孔62に、ダイヤル
軸6の外端部に形成したスプライン軸66が嵌合されてい
るので、ダイヤル5のみをダイヤル軸6から取り外して
ダイヤル軸6に対する周方向取付位置を変更することに
より、錠ケース2,3を分解することなく容易に解錠番号
を変更でき、しかも、変更後にダイヤル数字65の周方向
表示位置がずれることもなく、解錠番号を適正に変更す
ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ダイヤルキャ
ップ90が固定ねじ19の頭部を隠し、ダイヤル5が当該固
定ねじ19によってダイヤル軸6に固定されていることが
外部から判断できないため、他者の悪戯等によって解錠
番号が変更されるのを未然に防止できる。
更に、請求項3に記載の発明によれば、ダイヤル5の
外周縁に設けたフランジ部57Aが錠ケース2,3側に形成し
た環状溝57に嵌合されているので、ダイヤル5を錠ケー
ス2,3の外側で取り外し自在としたことに伴って生じる
ダイヤル軸6の挿通部への埃や水分の侵入を未然に防止
でき、ひいては当該ダイヤル錠1の耐久性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は中央縦断
側面図(第2図A−A線断面)、第2図は正面図、第3
図は側面図、第4図は施錠状態の蓋を除去した内面図、
第5図は解錠状態の蓋を除去した内面図、第6図は第4
図のB−B線断面図、第7図は解錠状態の錠本体を除去
した内面図、第8図は錠本体の内面図、第9図は第8図
のC−C線断面図、第10図は第8図のD−D線断面図、
第11図は第8図のE−E線断面図、第12図は蓋の内面
図、第13図は第12図のF−F線断面図、第14図は第12図
のG−G線断面図、第15図はダイヤルの中央縦断面図、
第16図は蓋の内面図、第17図はダイヤル軸の側面図、第
18図は第17図の拡大平面図、第19図はダイヤル軸への係
止リング嵌着状態を示す一部縦断側面図、第20図は第19
図のH−H線断面図、第21図〜第23図は係止リングの平
面図、第24図はスペーサーの平面図、第25図はクリック
ばねの平面図、第26図は第25図の正面図、第27図は第25
図のI−I線断面拡大図、第28図はストッパースライド
レバーの平面図、第29図は第28図のJ−J線断面図、第
30図は第28図の左側面図、第31図はレバー係止片の平面
図、第32図は第31図の左側面図、第33図はドアハンドル
錠への採用例を示す概略正面図である。 1……ダイヤル錠、2……錠本体、3……蓋、5……ダ
イヤル、6……ダイヤル軸、19……固定ねじ、57……環
状溝、57A……フランジ部、61……スプライン溝、62…
…嵌合孔、65……ダイヤル数字、66……スプライン軸、
90……ダイヤルキャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−187059(JP,U) 実開 昭51−33190(JP,U) 実開 昭63−17255(JP,U) 実公 昭8−18126(JP,Y1) 実公28841(大正15年)(JP,Y1 T) 特許5260(JP,C1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠ケース(2)(3)に回転自在に設けた
    ダイヤル軸(6)の外端部に、外面側に多数のダイヤル
    数字(65)が周方向一定間隔おきに付された円形のダイ
    ヤル(5)の中心部が固定されたダイヤル錠において、 前記ダイヤル(5)の中心部に、前記ダイヤル数字(6
    5)の総数と同じ数のスプライン溝(61)を各ダイヤル
    数字(65)と対応する周方向位置に形成してなる嵌合孔
    (62)が設けられ、この嵌合孔(62)に、前記ダイヤル
    軸(6)の外端部に形成したスプライン軸(66)が嵌合
    されていることを特徴とするダイヤル錠。
  2. 【請求項2】ダイヤル(5)は、その外面側から内面側
    に向かってスプライン軸(66)の先端中心部に螺合され
    た固定ねじ(19)によってダイヤル軸(6)に固定され
    ており、この固定ねじ(19)の頭部を隠すためのダイヤ
    ルキャップ(90)が前記ダイヤル(5)の外面側に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のダイヤル
    錠。
  3. 【請求項3】ダイヤル(5)の外周縁に同ダイヤル
    (5)の内面側に突出するフランジ部(57A)が形成さ
    れ、このフランジ部(57A)の先端部が錠ケース(2)
    (3)側に形成した環状溝(57)に嵌合されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のダイヤル錠。
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