JP2904694B2 - サイドバーロック装置 - Google Patents

サイドバーロック装置

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JP2904694B2
JP2904694B2 JP29954093A JP29954093A JP2904694B2 JP 2904694 B2 JP2904694 B2 JP 2904694B2 JP 29954093 A JP29954093 A JP 29954093A JP 29954093 A JP29954093 A JP 29954093A JP 2904694 B2 JP2904694 B2 JP 2904694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイドバーロック装置、
特に、その内部機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サイドバーロック装置としては、
例えば、特開平1−299968号公報に記載のものが
ある。すなわち、キーシリンダにキーが挿入されていな
いとき、キーシリンダから突出するタンブラおよびサイ
ドバーがケースの係合溝に係合し、キーシリンダの回動
を阻止する。そして、キーシリンダのキー溝内にキーが
挿入されたとき、タンブラがキーシリンダのスロット内
に引き込まれ、同一直線上に並んだ全タンブラの当接部
内にサイドバーの端部が嵌合する。このため、サイドバ
ーがキーシリンダの外周面よりも内側に移動し、ケース
に対するサイドバーの係合が解除されるので、前記キー
を回すと、キーシリンダが回動して解錠される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
構成からなるサイドバーロック装置は、そのサイドバー
の移動距離がタンブラに設けた当接部の深さ寸法にすぎ
ず、サイドバーの移動距離が小さい。このため、確実な
係脱動作が得にくく、誤動作が生じやすいという問題点
があった。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、確実な係脱
動作が得られ、誤動作が生じないサイドバーロック装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、メインロータと、このメインロータのスリ
ット孔にスライド自在に収納されたタンブラと、前記メ
インロータの凹所に嵌合され、前記タンブラの位置決め
用切り欠き部に嵌合可能なサイドバーと、前記メインロ
ータに回動自在に装着され、舌部で前記サイドバーを押
圧して前記メインロータ内に付勢する一方、係止用爪部
をリアロータに係止可能な一対のレバーとからなり、前
記レバーの回動軸心からリアロータに係止する係止用爪
部の作用点までの距離を、前記レバーの回動軸心からサ
イドバーを付勢する舌部の作用点までの距離よりも長く
した構成としてある。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、サイドバーの移
動量がレバーを介して拡大されることになる。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる一実施例を図1ないし
図3の添付図面に従って説明する。本実施例にかかるサ
イドバーロック装置は、大略、筒状ホルダー10と、こ
の筒状ホルダー10に回動自在に収納されるメインロー
タ20と、このメインロータ20の後端部に係合可能に
組み付けられるリアロータ70と、このリアロータ70
をコイルバネ80を介して前記ホルダー10に抜け止め
するキャップ90とからなるものである。
【0008】前記ホルダー10は、後述するメインロー
タ20を収納できる円筒形状を有し、キー挿入孔11を
有する鍔部12を前方の開口部に設ける一方、後方の開
口両側縁部から一対の位置決め用腕部13,14を軸心
に沿って延在し、さらに、前記ホルダー10は、その内
周上下面に一対のクリック用溝部15,15を設けてあ
る。なお、16は係止用爪部である。
【0009】前記メインロータ20は、略円柱形状の外
形を有し、その前方端面から後述するキー100を挿入
できるキー孔21を軸心に沿って設けてあり、その前方
端面の上下縁部に、後述するロータカバー30を係合す
る係止用突起22a,22bを設けてある。
【0010】また、メインロータ20には、その対向す
る両側面を径方向に貫通し、かつ、前記キー孔21に連
通するスリット孔23a〜23hが所定のピッチで並設
されている。
【0011】さらに、メインロータ20は、その上面中
央部に、前記キー孔21およびスリット孔23a〜23
hにそれぞれ連通し、かつ、後述するサイドバー50を
嵌合できる凹所24を設けてある。この凹所24の両側
には後述する左,右レバー61,62を回動可能に収納
する長溝25a,25bが平行に設けられている。
【0012】そして、メインロータ20は、その後方端
面の両側縁部に一対の係止用突起26a,26bを有す
るとともに、その下方側に切り欠き溝27を設けてあ
る。また、メインロータ20は、その下面に、スプリン
グ64を介してクリック用ボール65を嵌合できる嵌合
孔28が設けられている(図2)。
【0013】前記ロータカバー30は、その中央部にキ
ー100を挿通できる中央孔31を有し、その上下縁部
に、メインロータ20の係止用突起22a,22bにそ
れぞれ係合する切り欠き部32,33を有している。な
お、具体的には図示していないが、メインロータ20に
はロータカバー30の中央穴31をふさぐ方向にばね付
勢されたシャッターが配設され、雨水やほこりを遮るよ
うになされている。
【0014】前記メインロータ20のスリット孔23a
〜23hには、正面略ロ字形のタンブラ41〜48が挿
入される。このタンブラ41〜48は、その外周下方縁
部に係止用突起41a〜48a(奥側は図示せず)をそ
れぞれ有し、その内周縁部に位置決め用突起41b〜4
8b(奥側は図示せず)をそれぞれ備えているととも
に、その上端縁部に位置決め用切り欠き部41c〜48
cを設けてある。さらに、タンブラ41〜48の両側端
面はメインロータ20の外周面と同一の曲率を有してい
る。なお、タンブラ41〜48の位置決め用切り欠き部
41c〜48cは、位置決め用突起41b〜48bが所
定のキーのキー溝に嵌合したときに同一直線上に並ぶよ
うに形成されている。
【0015】前記サイドバー50は、前記凹所24に嵌
合可能な平面形状を有し、その前後面から圧接用突部5
1,52を側方に延在するとともに、その下面に断面略
三角形の突条53を突設してある(図3)。
【0016】前記左,右レバー61,62は、一対の舌
部61a,61bおよび62a,62bをそれぞれ内側
に突設したもので、その後端部から、係止用爪部61c
および62cと、レバー用スプリング63を挾持する延
在部61dおよび62dとをそれぞれ延在している。そ
して、左,右レバー61,62の回動軸心から後述する
リアロータ70に係止する係止用爪部61c,62cの
作用点までの距離は、左,右レバー61,62の回動軸
心からサイドバー50を付勢する舌部61a,61bお
よび62a,62bの作用点までの距離よりも長い。
【0017】リアロータ70は、前記メインロータ20
の後端部に嵌合可能な形状を有し、図3に示すように前
方内周面に一対の係止用突起71,72を突設する一
方、後方端面の中央部に連結用軸部73を突設するとと
もに、その外周面を囲むように環状突部74が突設さ
れ、コイルスプリング80を収納できる環状溝75が形
成されている。
【0018】次に、前述の構成部品からなる本実施例の
組立方法について説明する。まず、前記メインロータ2
0の係止用突起22a,22bにロータカバー30の切
り欠き部32,33を係合してキー孔21の前方開口部
を覆う。
【0019】そして、前記メインロータ20のスリット
孔23a〜23hにスプリング40を介してタンブラ4
1〜48を両側から交互にスライド自在に挿入する。
【0020】ついで、前記メインロータ20の凹所24
にサイドバー50を嵌合し、その長溝25a,25bに
左,右レバー61,62をそれぞれ回動可能に収納する
とともに、メインロータ20の切り欠き溝27にスプリ
ング63を配して延在部61d,62dを外方に押し広
げる。これにより、舌部61a,61bおよび62a,
62bが、前記サイドバー50の突部51および52を
それぞれ上方から押圧し、サイドバー50を下方側に付
勢する。
【0021】さらに、前記メインロータ20の嵌合孔2
8にスプリング64を介してクリック用ボール65を組
みつけた後、前記ホルダー10内にメインロータ20を
収納する。これにより、スリット孔23a〜23hにス
ライド自在に挿入され、かつ、スプリング40のバネ力
によって外方に付勢されたタンブラ41〜48の外方端
面が、ホルダー10の内周面に圧接する。
【0022】一方、リアロータ70の環状溝75にコイ
ルスプリグ80を組み込んで環状キャップ90を嵌合
し、ついで、前記リアロータ70を、ホルダー10に収
納したメインロータ20の後端部に嵌合するとともに、
前記環状キャップ90から延在した抜け止め部91の係
合孔92を、前記ホルダー10の係止用爪部16に係合
して抜け止めすることにより、組立作業が完了する。
【0023】なお、組立作業が完了した状態では、コイ
ルバネ80の両端部81,82が、環状キャップ90の
切り欠き縁部93,94に係止し、リアロータ70のガ
タツキを防止する。
【0024】また、図1に示すように、本実施例に使用
されるキー100は、キー本体101の表裏面に蛇行す
るキー溝102(裏側のキー溝102は図示せず)をそ
れぞれ形成したもので、その先端部には、タンブラ41
〜48の位置決め用突起41b〜48bとの係合を容易
にするため、平面略三角形のガイド溝103が形成され
ている。
【0025】次に、本実施例にかかるサイドバーロック
装置の動作について説明する。まず、適正なキー100
をロータカバー30の中央孔31からメインロータ20
のキー孔21に挿入すると、ガイド溝103を介してタ
ンブラ48の突起48b(図示せず)がキー溝102に
滑り込み、タンブラ48がスプリング40のバネ力に抗
して内方にスライドする。
【0026】さらに、キー100を押し込むと、前述と
同様に、タンブラ47〜41の位置決め用突起47b〜
41bがキー溝102に滑り込み、これによってタンブ
ラ47〜41が内方に順次移動する。そして、キー10
0の挿入が完了すると、タンブラ48〜41の位置決め
用突起48b〜41bが蛇行するキー溝102の所定の
位置に位置決めされるとともに、タンブラ41〜48の
位置規制用切り欠き部41c〜48cが同一直線上に並
ぶ。このため、左,右レバー61,62によって下方側
に付勢されているサイドバー50の突条53がタンブラ
41〜48の切り欠き部41c〜48cに落ち込む。こ
の結果、図3に示すように、左,右レバー61,62が
外方に回動し、係止用爪部61c,62cがリアロータ
70の突起71,72にそれぞれ係止する。
【0027】そして、コイルバネ80のバネ力に抗して
キー100を回すと、左,右レバー61,62の係止用
爪部61c,62cを介してリアロータ70が回動し、
その軸部73に接続した図示しない他の構成部品を駆動
してロックを解除し、所定の位置に達したときにクリッ
ク用ボール65がクリック用溝部15,15に係合して
所望のクリック感が得られる。
【0028】なお、本実施例によれば、左,右レバー6
1,62の回動軸心からリアロータ70に係止する係止
用爪部61c,62cの作用点までの距離が、左,右レ
バー61,62の回動軸心からサイドバー50を付勢す
る舌部61a,61bおよび62a,62bの作用点ま
での距離よりも長い。このため、舌部61a,61bお
よび62a,62bの作用点における移動量が小さくて
も、リアロータ70の突起71,72に対する左,右レ
バー61,62の係止用爪部61c,62cの係止量が
大きく、確実に係脱できるので、誤動作を防止できると
いう効果がある。
【0029】次に、不適正なキーを挿入すると、前述と
同様、不適正なキーのキー溝内にタンブラ48〜41の
位置決め用突起48b〜41bが順次滑り込み、タンブ
ラ48〜41が内方に順次スライドする。しかし、この
場合には、切り欠き部41c〜48cが同一直線上に並
ばないので、サイドバー50の突条53が前記切り欠き
部41c〜48cに落ち込まない。このため、左,右レ
バー61,62が回転できず、係止用爪部61c,62
cが外方に開かないので、係止用爪部61c,62cが
リアロータ70の突起71,72に係止できない。この
結果、キー100を回しても、メインロータ20だけが
回動し、コイルバネ80によって位置規制されたリアロ
ータ70は回動しない。
【0030】また、ドライバーの先端部をメインロータ
20のキー孔21に挿入して無理やり回しても、タンブ
ラ41〜48の外方端面がホルダー10の内周面に圧接
しているにすぎないので、前述と同様、メインロータ2
0が空回りするだけであり、無理やり回動させることに
よる盗難を防止できる。さらに、本実施例によれば、無
理やり回動させることによる高荷重がメインロータに負
荷されることがないので、メインロータ等を樹脂材で成
形でき、生産コストを低減できるという利点がある。
【0031】なお、前述の実施例では、タンブラ41〜
48の位置決め用切り欠き部41c〜48cが同一直線
上に並ぶ場合について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、これらは蛇行していてもよい。ただし、この場合に
は、サイドバー50の突状53も同様に蛇行している必
要があることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかるサイドバーロック装置によれば、メインロータ
内におけるサイドバーの移動量がレバーを介して拡大さ
れるので、リアロータの突起に対するレバーの係止用爪
部の係止量を大きくでき、確実に係脱できるので、誤動
作を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるサイドバーロック装置の一実
施例を示す分解斜視図である。
【図2】 前記実施例の要部分解断面図である。
【図3】 前記実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
10…ホルダー、20…メインロータ、21…キー孔、
23a〜23h…スリット孔、24…凹所、41〜48
…タンブラ、41b〜48b…位置決め用突起、41c
〜48c…位置決め用切り欠部、50…サイドバー、5
3…突条、61,62…左,右レバー、61a,61
b,62a,62b…舌部、61c,62c…係止用爪
部、70…リアロータ、71,72…突起、100…キ
ー、102…キー溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインロータと、このメインロータのス
    リット孔にスライド自在に収納されたタンブラと、前記
    メインロータの凹所に嵌合され、前記タンブラの位置決
    め用切り欠き部に嵌合可能なサイドバーと、前記メイン
    ロータに回動自在に装着され、舌部で前記サイドバーを
    押圧して前記メインロータ内に付勢する一方、係止用爪
    部をリアロータに係止可能な一対のレバーとからなり、 前記レバーの回動軸心からリアロータに係止する係止用
    爪部の作用点までの距離を、前記レバーの回動軸心から
    サイドバーを付勢する舌部の作用点までの距離よりも長
    くしたことを特徴とするサイドバーロック装置。
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