JP2509269Y2 - 産業車両の荷役制御装置 - Google Patents

産業車両の荷役制御装置

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JP2509269Y2
JP2509269Y2 JP1251291U JP1251291U JP2509269Y2 JP 2509269 Y2 JP2509269 Y2 JP 2509269Y2 JP 1251291 U JP1251291 U JP 1251291U JP 1251291 U JP1251291 U JP 1251291U JP 2509269 Y2 JP2509269 Y2 JP 2509269Y2
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JP1251291U
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Inventor
唯志 斉藤
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は産業車両に設けられた
荷役装置の荷役作業速度を制御する荷役制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来フォークリフトトラックのような産
業車両に設けられた荷役装置は,図5に示すような油圧
回路により動作が制御されるようになっている。すなわ
ち油圧ポンプaより吐出された油圧は操作弁bよりリフ
トシリンダc及びチルトシリンダdへ供給されるように
なっていて,リフトシリンダcによりインナマスト及び
フォークが上下動されるようになっており,チルトシリ
ンダdによりマストが前後にチルトされるようになって
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような産業車両
の荷役装置では,操作弁bによりリフトシリンダcやチ
ルトシリンダdへ供給する油圧の流量を制御することに
より荷役作業速度を制御しているが,オペレータが未熟
だったり不慣れな場合,荷役物の状態に応じた最適な荷
役作業速度を選択することが難しく,その結果荷役物が
荷崩れを起して荷役作業ができなくなったり,荷役物が
フォーク上より落下して破損するなどの不具合があっ
た。この考案は上記不具合を改善する目的でなされたも
ので,未熟者や不慣れなオペレータでも安全に荷役が行
えるようにした産業車両の荷役制御装置を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために,車体の前部に荷役装置が装着された産業
車両において,上記荷役装置のインナマストに上下方向
に色分けされた色ラベルを,またインナマストに沿って
上下動されるフィンガーボードに,上記色ラベルを検出
する色識別センサを設けると共に,この色識別センサが
検出した上記色ラベルの色に応じて荷役装置の荷役作業
速度を制御するようにしたものである。
【0005】
【作用】この考案は上記構成により,荷役物の揚高が高
くなるとチルト速度を遅くし,また荷役物が下降するの
に従い下降速度を遅くすることができるため,未熟なオ
ペレータや不慣れなオペレータでも安全に荷役作業が行
えるようになる。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図4に示す
図面を参照して詳述する。図1及び図2は荷役装置の油
圧回路を示すもので,これらの図において1はフォーク
リフトトラックのような産業車両の車体,2は該車体1
の前部に装着された荷役装置を示す。上記荷役装置2は
下端が車体1側に枢着されたアウタマスト3と,リフト
シリンダ4によりアウタマスト3に沿って上下動自在な
インナマスト5よりなり,このインナマスト5にフィン
ガーボード6が上下動自在に支承されていると共に,上
記フィンガーボード6にフォーク7が取付けられてい
る。また上記アウタマスト3と車体1の間にはチルトシ
リンダ8が設けられていて,このチルトシリンダ8によ
りアウタマスト3及びインナマスト5が前後方向へチル
トできるようになっている。
【0007】一方図中10は油圧ポンプで,この油圧ポン
プ10より吐出された油圧は,操作弁11より管路12を経て
上記リフトシリンダ4と,管路13,14を経て上記チルト
シリンダ8へそれぞれ供給されるようになっていると共
に,各管路12,13,14の途中には電磁比例流量制御弁1
5,16がそれぞれ設けられている。そしてこれら流量制
御弁15,16は,フィンガーボード6に取付けられた色識
別センサ17からの信号により制御されるようになってい
る。
【0008】上記色識別センサ17は図1に示すようにイ
ンナマスト5の前面と対向するように設けられていて,
インナマスト5の前面に設けられた色ラベル18を検出す
るようになっている。上記色ラベル18はフォーク7の下
降速度及びアウタマスト3のチルト速度を設定するため
のもので,次のように色分けされている。
【0009】すなわちフォーク7の下降速度を設定する
色ラベル18は,図3に示すようにフォーク7の下降速度
がv1 とv2 の2段階に設定できるようになっていて,
1は例えば青色に,そしてv2 は黄色と赤色に色分け
されており,色識別センサ17が青色を検出すると色識別
センサ17の電流を増幅する増幅器(図示せず)より制御
電流i1 が流量制御弁15へ出力され,黄色及び赤色を色
識別センサ17が検出すると増幅器より上記制御電流i1
より大きい制御電流i2 が流量制御弁15へ出力されるよ
うになっている。
【0010】またチルト速度を設定する色別ラベル18は
図4に示すようにチルト速度がv1,v2 ,v3 の3段
階に設定できるようになっていて,v1 は例えば青色
に,v2 は黄色に,そしてv3 は赤色に色分けされてお
り,上から赤色,黄色,青色の順に表示されていて,色
識別センサ17が青色を検出すると増幅器より流量制御弁
16へ制御電流i1 が,黄色を検出すると制御電流i
2 が,そして赤色を検出すると制御電流i3 がそれぞれ
出力されるようになっている。なおi3 <i2 <i1
関係にある。
【0011】次に作用を説明すると,いまフォーク7上
に載設された荷役物20をある高さより下降すべく操作弁
11を下降方向へ操作すると,リフトシリンダ4のボトム
側の油が流量制御弁15を介してタンク21へドレンされ,
荷役物20がフォーク7とともに下降すると共に,フィン
ガーボード6に取付けられた色識別センサ17がインナマ
スト5に設けられた色ラベル18を検出する。そして色ラ
ベル18の赤色及び黄色を検出している間は増幅器より流
量制御弁15に電流i2 が出力されて荷役物20はv2 の下
降速度で下降されると共に,荷役物20が地上近くに達す
ると,色識別センサ17が青色を検出し,増幅器より流量
制御弁15へ制御電流i1 が出力される。これによってタ
ンク21へドレンされる油の流量が流量制御弁15により絞
られて下降速度がv1 まで減速し,遅い速度で着地する
ため,荷崩れを起したり,荷役物20が転倒するのを防止
することができる。
【0012】また荷役作業中操作弁11によりチルト操作
を行うと,荷役物20の揚高が高い場合色識別センサ17が
色ラベル18の赤色を検出している。これによって増幅器
より流量制御弁16に制御電流i3 が出力されているた
め,チルトシリンダ8はチルト速度v3 の遅い速度でア
ウタマスト3をチルトするようになり,荷役物20の揚高
が高い場合でも安全にチルトできる。同様に荷役物20の
揚高が中または低の場合も中速のチルト速度v2 または
高速のチルト速度チルト速度v1 でアウタマスト3がチ
ルトされるようになり,荷役物20の揚高に適した作業速
度で自動的にチルト制御が行えるようになる。
【0013】なお図1に示すようにリフトシリンダ4の
底部に荷重センサ23を設けて,この荷重センサ23がリフ
トシリンダ4のボトム側の油圧より検出した荷役荷重が
予め設定した荷重以下の場合はフォーク7上に荷役物20
がないものと判断して,各流量制御弁15,16が全開とな
るような制御電流を供給するようにすれば,従来と同様
な速度で荷役作業が可能である。またチルト操作を行う
操作弁11にはエンジン停止中に誤ってチルトレバーに触
れても,マストが前傾されないよう図1に示すようなチ
ルトロック弁25が設けられているが,エンジンが停止さ
れると流量制御弁16に供給される制御電流が0になるよ
うにして流量制御弁16を遮断するようにすれば,チルト
ロック弁25を設けなくともチルトロックが行えるように
なる。
【0014】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように,荷役物
の揚高に応じて下降速度やチルト速度などの荷役作業速
度が自動的に設定されるため,未熟なオペレータや不慣
れなオペレータが荷役作業を行っても荷崩れを起した
り,荷役物を落下させて破損するなどの不具合を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる産業車両の荷役制御
装置の油圧回路図である。
【図2】同荷役制御装置のリフト回路も含んだ回路図で
ある。
【図3】リフト下降速度と制御電流の関係を示す線図で
ある。
【図4】チルト速度と制御電流の関係を示す線図であ
る。
【図5】従来の荷役制御装置の回路図である。
【符号の説明】
1 車体 2 荷役装置 3 アウタマスト 4 リフトシリンダ 5 インナマスト 6 フィンガーボード 8 チルトシリンダ 15 流量制御弁 16 流量制御弁 17 色識別センサ 18 色ラベル

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1の前部に荷役装置2が装着された
    産業車両において,上記荷役装置2のインナマスト5に
    上下方向に色分けされた色ラベル18を,またインナマス
    ト5に沿って上下動されるフィンガーボード6に,上記
    色ラベル18を検出する色識別センサ17を設けると共に,
    この色識別センサ17が検出した上記色ラベル18の色に応
    じて荷役装置2の荷役作業速度を制御するようにしてな
    る産業車両の荷役制御装置。
  2. 【請求項2】 荷役物20をリフトするリフトシリンダ4
    及びアウタマスト3をチルトするチルトシリンダ8と,
    これらシリンダ4,8を制御する操作弁3の間に流量制
    御弁15,16を設けて,上記色識別センサ17が検出した色
    信号に応じてこれら流量制御弁15,16を制御してなる請
    求項1記載の荷役制御装置。
JP1251291U 1991-02-15 1991-02-15 産業車両の荷役制御装置 Expired - Lifetime JP2509269Y2 (ja)

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JPH051796U JPH051796U (ja) 1993-01-14
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