JP2509146Y2 - 巾 木 - Google Patents

巾 木

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JP2509146Y2
JP2509146Y2 JP1989010636U JP1063689U JP2509146Y2 JP 2509146 Y2 JP2509146 Y2 JP 2509146Y2 JP 1989010636 U JP1989010636 U JP 1989010636U JP 1063689 U JP1063689 U JP 1063689U JP 2509146 Y2 JP2509146 Y2 JP 2509146Y2
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JP1989010636U
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Inventor
光昭 成田
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橋本フォーミング工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭の壁面やショールーム等の間仕切
りで床面の長手方向に沿って取付施工する巾木の改良に
関するものである。
従来の技術 従来、この種の巾木としては第3図で示す如く中空な
巾木本体1の正面側に電気プラグ2を装備し或いは電話
線やテレビのアンテナ線等の如きケーブル3を内部に挿
通させて配置するものがあり、その前部側には電気プラ
グを所望位置に調整移動させまたはケーブル3を挿通す
るべく長手方向に沿って所定幅の開口部4を設け、その
開口部4を着脱可能な嵌込みカバー5で遮蔽するよう構
成したものが知られている(特開昭57−8号)。
然し、これでは電気プラグ2を長手方向で所望位置に
調節移動し、或いは別のケーブル3を挿通する度に嵌込
みカバー5を所定長さに切断したり、或いはその全長に
沿って着脱交換しなければならないから嵌込みカバー5
の取換えに手間が掛り、また、カバーを取り付けたあと
の見栄えも良好なものと言うことができない。
考案が解決しようとする課題 本考案は、カバーで巾木本体の内部を簡単に開閉でき
て施工後の見栄えも良く保持する巾木を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 本考案の請求項1に係る巾木は、内部に空間を有する
長尺な巾木本体と、巾木本体の前部側に開閉可能に設け
たカバーとを有する巾木で、 巾木本体は電気絶縁性を有すると共に、剛性を有する
硬質の合成樹脂から形成され、 カバーは可撓性を有し局部的に変形可能な材料から略
板状に形成され、 前記カバーは巾木本体の前部側下部が自由端となり、
巾木本体の前部側上部の継手を中心に回転して開閉可能
に設けられ、 これにより、カバーの閉状態で巾木本体の下端部と自
由端との間から、自由端を局部的に変形させて巾木本体
の内部の空間からコード類の引き出しが可能に構成され
ている。
本考案の請求項2に係る巾木においては、巾木本体と
カバーとはフィルムヒンジを介して一体に形成され、こ
のフィルムヒンジが継手となるよう構成されている。
作用 本考案の請求項1に係る巾木では、巾木本体の前部側
上部の継手を中心に、カバーを継手を中心として回転す
るだけで巾木本体の内部を長手方向に沿って開放するこ
とができるから簡単に操作できるばかりでなく、電話線
やテレビのアンテナ線等のケーブルを含めて電気プラグ
も巾木本体の内部空間に収容して前部側を実質的に全体
に閉鎖することができるため、見栄え上も良好なものに
保てる。
そのカバーは局部的に変形可能な可撓性を有する材料
で形成したので、上述した電話線やテレビのアンテナ線
等のケーブルまたは電気プラグに差し込むコンセント等
のコードを含むコード類の引出し位置ではカバーの下端
の自由端を局部的に変形させ、他の位置は閉状態にし
て、この変形してできた巾木本体の下端部との隙間より
引き出すことが可能になる。
本考案の請求項2に係る巾木では、フィルムヒンジを
介してカバーを巾木本体の長手方向前部側に一体に形成
し、このフィルムヒンジを継手とすることによりカバー
を含む全体を一部品で構成することができる。
実施例 以下、第1,2図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
図面で示す巾木は、一般家庭の壁面やショールーム等
の間仕切りで床面近くの長手方向に沿って取付け施工さ
れるものであり、巾木本体10は第1図で示すように全長
に亘って中空状に形成されている。その巾木本体10の内
部には第2図で示す如くコンセントCを連結する電気プ
ラグPを備え付け、また、電話線やテレビのアンテナ線
等のケーブルT1も挿通させて収容することができる。こ
のコンセントCを差し込み或いは電気プラグPを巾木本
体10の長手方向に沿って位置移動させ、また、ケーブル
T1を挿通可能にするべく、巾木本体10の前部側には手を
挿入可能な間隔で開放できるようにするカバー11が巾木
本体10の長手方向に沿って備え付けられている。
そのカバー11は巾木本体10の前板部10aから下側に向
けて延長させてフィルムヒンジ12で一体成形するとよ
く、或いは蝶番等の継手を用いて開閉回転可能に備え付
けることもできる。また、このカバー11は下端寄りの内
面から水平方向に突出するフック部13を背板部10bから
延長する底板部10cの突端側と嵌め合せることにより開
閉自在に係着することができる。その下端の自由端11a
と巾木本体10の下端部との間からコンセントCのコード
T2を巾木本体10の外部に引き出せるようにするべく、カ
バー11はプラスチック,ゴム等の可撓性を有する材料で
局部的に変形可能に形成することもできる。
この巾木本体10内には電気プラグ等を内部に装備する
ものであるから、硬質塩化ビニル樹脂等の絶縁性の合成
樹脂を用いて押出し成形等を形成されている。また、そ
の巾木本体10の内部は所定の間隔14を隔て前板部10aと
背板部10bから水平方向に突出する仕切壁15a,15bで長手
方向に沿って二つの空間16a,16bに区画することにより
中空状に成形することができる。
この巾木本体10の内部には、電気プラグPの本体を上
部側空間16aに位置させて差込み口側を下部側空間16bに
向けることにより装備されている。その内部を区画する
仕切壁15a,15bには電気プラグPの本体に設けた凹部を
嵌め合せることにより、電気プラグPが巾木本体10の長
手方向に沿って摺動移動可能に嵌込み配置されている。
この仕切り壁15a,15bを含めて、巾木本体10の前板部10a
から背板部10bは樹脂肉厚内に接続させて埋込み装着し
た鋼板等の板部材17で補強されている。
その電気プラグPの本体を収容する上部側空間16aに
は、電源と接続する導体18a,18bが一部を露出させるこ
とにより上下に相対向して巾木本体10の長手方向に沿っ
て配置されている。この導体18a,18bは、電気プラグP
の引出し端子e1,e2を接触させて電源と導通可能に組み
付けられている。また、電源は壁面内に埋込み配置され
る接続器の引込線(図示せず)と導体18a,18bの端末と
を接続することにより導体18a,18bと電気的に導通する
よう取り付けることができる。
この巾木本体10の下部側空間16bは、電話線,テレビ
のアンテナ線等のケーブルT1を内部に挿通させて配置さ
れている。そのケーブルT1はカバー11に近寄るよう落下
してこないように挾込み支持するべく、巾木本体10の背
板部10bからは下り勾配に傾斜させて舌片19を内側面に
突出成形するとよい。
このように構成する巾木は、巾木本体10の長手方向に
沿って背板部10bの内側面から定間隔毎に適宜な壁面個
所に螺入するねじSで締付け固定することにより一般家
庭の壁面やショールーム等に設置する間仕切りの床面寄
りに沿って取り付けることができる。その取付けにあた
って或いは事後に、電気プラグPの設置位置を調整しま
たはコード類T1,T2を挿通するときに巾木本体10の前部
側をカバー11の下端の自由端11aで開放することにより
作業を行うことができる。このカバー11は、フック部13
を巾木本体10の底板部10cの前端から外せば継手12を中
心として、第2図の破線で示すように簡単に回移動させ
ることができる。また、作業後は元のようにフック部13
を底板部10cの前端に掛け止めることにより内部を隠蔽
するよう閉鎖させることができる。
カバー11を開いた状態で、この巾木本体10の前部側よ
り内部に手を差込み、この内部に装備された電気プラグ
Pを仕切壁15a,15bに沿って長手方向に沿ってスライド
移動させれば電気プラグPは簡単に位置変更や調整する
ことができる。この際に、電気プラグPは引出し端子
e1,e2が導体18a,18bと常時接触することになるから、
電源と電気的な導通を保てるようになる。また、その手
の出し入れにあたっては巾木本体10の下部側16bに電話
線やテレビのアンテナ線等のケーブルT1が挿通されてい
ても、下部側16bの内部空間を更に小さく区画する舌片1
9でケーブルT1を挾込み支持することによりケーブルT1
で邪魔されることがない。
また、電気プラグPと接続するコンセントCのコード
T2は、カバー11がプラスチック,ゴム等の可塑性を有す
る材質で局的に変形可能に形成されているから、カバー
11が巾木本体10の前部側下部10cの下端部と、カバー11
の下端の自由端11aとが嵌り込んだ閉状態で、自由端11a
の一部を変形させることにより巾木本体10の下端部との
間に隙間を作り、その隙間より引き出すことができる。
従って、外部から巾木本体10の内部に水やゴミ,埃等の
侵入防止に有効である。
なお、巾木本体10の長手方向端末側は掛止爪等で係着
するエンドキャップで封止することができる。また、巾
木本体10の上板部10dは空間10eを隔てしかも前板部10a
に向って傾斜する斜面を持って成形するとよい。その上
方から人が踏付けたり或いは物が落下しても上板部10d
の斜面に沿って滑るところから、電気プラグPや導体18
a,18bを収容する巾木本体10の上部側16aを変形させるの
を避けることができる。
この上板部10dと背板部10bとの隅角個所には段部10f
を設け、その段部10fには端末側を差込んだ壁紙等を壁
面に貼着すれば見切線を美麗に仕上げることができる。
更に、背板部10dから底板部10cに至る隅角個所は角を取
って斜めに形成すれば壁面や床面との間に間隔を保って
取り付け得るから、平面性がない場所や壁面と床面とが
直角に交差していない場所にも巾木本体を変形させずに
施工することができる。
考案の効果 以上の如く、請求項1に係る巾木に依れば、巾木本体
の前部側を巾木本体の前部側上部の継手を中心に回転し
て開閉可能なカバーで閉鎖するから、カバーを開いた状
態で電気プラグを巾木本体の長手方向に沿ってスライド
移動させることができ、カバーを離脱させての着脱は不
要である。また、電気プラグにコンセントを差込み或い
は電話線やテレビのアンテナ線等を内部に挿通するとき
でも作業を容易にできるばかりでなく、それらを巾木本
体の内部空間に全て収容させて装備できる。更に、コー
ド類を引き出す部分以外ではカバーを閉状態にし、コー
ド類を引き出す部分ではカバーの自由端の一部だけを変
形させて、そこにできた隙間からコード類を引き出し可
能にしたので見栄えを良好に保ててしかも水やゴミ,埃
等の侵入を防止することができる。
請求項2に係る巾木に依れば、カバーが巾木本体とフ
ィルムヒンジを介して一体成形されているので、別途の
継手を必要とせず、全体を一部品で構成でき、簡単に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る巾木の本体を示す断端斜視図、第
2図は同巾木の応用例を示す側断面図、第3図は従来例
に係る巾木の断端斜視図である。 10:巾木本体、11:カバー、12:継手、T1,T2:コード
類。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に空間を有する長尺な巾木本体(10)
    と、巾木本体(10)の前部側に開閉可能に設けたカバー
    (11)を有する巾木において、 巾木本体(10)は電気絶縁性を有すると共に、剛性を有
    する硬質の合成樹脂から形成され、 カバー(11)は可撓性を有し局部的に変形可能な材料か
    ら略板状に形成され、 前記カバー(11)は巾木本体(10)の前部側下部が自由
    端(11a)となり、巾木本体(10)の前部側上部の継手
    (12)を中心に回転して開閉可能に設けられ、 これにより、カバー(11)の閉状態で巾木本体(10)の
    下端部と自由端(11a)との間から、自由端(11a)を局
    部的に変形させて巾木本体(10)の内部の空間からコー
    ド類(t1,t2)の引き出しが可能としたことを特徴とす
    る巾木。
  2. 【請求項2】巾木本体(10)とカバー(11)とはフィル
    ムヒンジを介して一体に形成され、このフィルムヒンジ
    が継手(12)になっていることを特徴とする請求項1記
    載の巾木。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5713770U (ja) * 1980-06-30 1982-01-23
JPS6434819U (ja) * 1987-08-25 1989-03-03

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