JPH0815365B2 - フロアコンセント - Google Patents

フロアコンセント

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JPH0815365B2
JPH0815365B2 JP60246871A JP24687185A JPH0815365B2 JP H0815365 B2 JPH0815365 B2 JP H0815365B2 JP 60246871 A JP60246871 A JP 60246871A JP 24687185 A JP24687185 A JP 24687185A JP H0815365 B2 JPH0815365 B2 JP H0815365B2
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outlet
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mounting plate
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JP60246871A
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征久 森本
健二 古藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はフロアコンセント、さらに詳しくは、主とし
てフリーアクセスフロアの床上に露出して配設されるフ
ロアコンセントに関するものである。
[背景技術] 一般にこの種の露出型のフロアコンセントにおいて
は、第33図に示すように、プラグが接続されるコンセン
トユニット33′が床に固定される器具本体30′に一体に
設けられているものであって、施工時においては器具本
体30′内に設けられたコンセントユニット33′の端子部
に対して結線を行なう必要があり、狭い場所での結線作
業を行なう必要があるから、結線作業が面倒である。ま
た、フリーアクセスフロアでは電源線以外に電話線やコ
ンピュータのデータを伝送する信号線等のケーブルが配
設されており、これらの各種ケーブルに対応して異なる
種類のコンセントユニット33′を備えたフロアコンセン
トが必要となるものであるが、器具本体30′とコンセン
トユニット33′とが一体化されているものであるから、
異なる種類のフロアコンセントを作成する場合にはフロ
アコンセント全体の設計変更が必要となり、製品の種類
の拡大が容易に行なえないという問題がある。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の主な目的とするところは、コンセントユニットを備え
た取付プレートを床に固定される器具本体に対して着脱
自在とすることにより、施工時に器具本体からコンセン
トユニットを分離して結線作業を容易に行なえるように
したフロアコンセントを提供することにあり、他の目的
とするところは、コンセントユニットを備えた取付プレ
ートを器具本体に着脱自在に装着することにより、取付
プレートのみを交換すれば異種のケーブルに対応させる
ことができるようにし、部品の共用化により製品の品種
拡大が容易に行なえるようにしたフロアコンセントを提
供することにある。
[発明の開示] (構成) 本発明は、床上に露出して配設されるフロアコンセン
トにおいて、床に固定される器具本体を対向する両側部
に側片を立設して上方に開放された断面略コ字形に形成
し、器具本体の側片を立設していない各側部の底面に係
合溝を設けると共に各側片の両側端部の内面に上端部に
固定片を突設し、コンセントユニットを備えた取付プレ
ートの下端部に係合爪を下方へ突設すると共に取付プレ
ートの両側端部の内面の上端部に取付片を突設し、両側
片の側端間に取付プレートを配設して係合溝に係合爪を
係合し、固定片と取付片を上下に重ねると共に上方から
固定ねじをねじ込んで両片を結合することによって、器
具本体に取付プレートを着脱自在に装着し、各側片の内
面に上下方向の保持溝を設けると共に、セパレータの両
側縁を保持溝に差し込んで側片間にセパレータを着脱自
在に装着して成ることを特徴とするものである。
(実施例) 第6図に示すように、基礎床1上に複数の支持体2が
配設され、モジュール化された平板状の床パネル3が複
数の支持体2上に跨がる形で載設されることにより基礎
床1と床パネル3との間に配線スペース5を有したフリ
ーアクセスフロアが形成される。支持体2はI型に形成
されており、床パネル3の4隅に対応して配設される。
基礎床1と床パネル3との間の配線スペース5では支持
体2以外の部分がすべてケーブル4の通り道として利用
できるようになっている。つまり、床パネル3の下側の
大部分がケーブル4の通り道に利用できるのである。床
パネル3と壁面6との間に形成される隅部には幅木7が
配設される。ケーブル4としては、電源線4a、信号線4
b、電話線4c等があり、互いに異なる種類のケーブル4
同士が混触しないように、異種のケーブル4の交差部分
においてはケーブル4同士を立体交差させるセパレータ
8が設けられている。床パネル3の適所にはそれぞれ必
要に応じて埋込型のフロアコンセント10a、ポール型コ
ンセント10b等が設けられ、壁面6には壁コンセント10
c、幅木7には幅木コンセント10dが必要に応じて設けら
れる。これらのコンセント10にはそれぞれケーブル4が
接続され、各コンセント10はそれぞれ対応するケーブル
4の種類に応じたコンセントユニットを備えている。す
なわち、コンセント10としては、後述するように単一種
類のコンセントユニットを備えたものや複数種類のコン
セントユニットを組み合わせて備えたものが用意され
る。ケーブル4は適所でジョイント器具11を介して接続
されており、電源線4a用のジョイント器具11としては第
9図(a)に示すような電源線分岐器11aが用いられ、
信号線4b用としては第9図(c)に示すような信号線分
岐器11b、電話線4c用としては第9図(b)に示すよう
な電話線分岐器11cあるいはコンセント10に内蔵された
電話線中継器11dが用いられる。ここで電源線4aは3分
岐、他のケーブル4は2分岐としているが、これに限定
されるものでない。コンセント10は必要に応じて送り配
線用の端子が設けられたものが用いられ、他のコンセン
ト10への送り配線が行なわれる。すなわち、この種のコ
ンセント10もジョイント器具11として作用する。電話線
4cの引き込み部分には電話交換機9が設けられる。支持
体2としては上述のようにそれぞれ独立して配設される
ものの他、1枚の床パネル3に対応した大きさにモジュ
ール化されたシートに床パネル3の4隅に対応する位置
でそれぞれ支柱が一体に立設されたものを用いることも
でき、このように複数の支柱が一体に結合された支持体
2では床パネル3と同様に単位モジュールを順次配設す
れば、フリーアクセスフロアを容易に構成できるもので
ある。
壁コンセント10cは、壁内にケーブル4が配設された
既設のコンセントの他に、フリーアクセスフロアの配線
スペース5を通して配線されたケーブル4に接続される
ものがあり、この種の壁コンセント10cは第7図に示す
ように、器具本体12が壁面6から突出した形で取り付け
られている。器具本体12に接続されるケーブル4は、床
パネル3と器具本体12との間で壁面6に沿って配設され
た配線ダクト13内に収められる。したがって、壁コンセ
ント10cの設置位置の変更や増設にあたっては、壁コン
セント10cを壁面6に取り付けるとともに、基礎床1と
床パネル3との間の配線スペース5を通って配線された
ケーブル4を壁コンセント10cに接続し、壁面6におけ
るケーブル4の露出部分を配線ダクト13で覆えばよいの
である。壁コンセント10cとしては、電源線4a、信号線4
b、電話線4c等のうちの1種類のケーブル4のみが接続
される単一種類のコンセントユニットを備えたものの
他、それらのコンセントユニットが複合された組み合わ
せコンセントがあり、組み合わせコンセントの場合に
は、各コンセントユニットの種類に応じて壁コンセント
10c内がセパレータ14で仕切られる。また、このような
壁コンセント10cに用いられる配線ダクト13内もセパレ
ータ15により仕切られる。セパレータ14,15を設けるこ
とにより異種ケーブル4間を分離して混触を避けること
ができるのである。壁コンセント10cのコンセントユニ
ットには、電源接続用、コンピュータ等のデータ信号
用、テレビのアンテナターミナル、電話線接続用等があ
り、データ信号用としては、第8図(a)に示すような
RS232C規格やRS422規格に対応したコンセントユニット1
6a、同図(b)に示すような丸型ピンプラグに対応した
コンセントユニット16bなどがある。
床パネル3と壁面6との間に形成された隅部には床パ
ネル3の一辺の長さと等しい長さを有した幅木7が配設
され、この幅木7を壁面6と床パネル3との間の隅部に
沿って配設することにより、隅部が全長に亘って幅木7
で覆われる。幅木7は第10図に示すように、床パネル3
に対して傾いた形で配設され、床パネル3と壁面6と幅
木7とに囲まれた部分に配線スペース20が形成される。
配線スペース20は幅木7の内周面において上下方向に延
設されたセパレータ21によって仕切られており、壁面6
に近い方の配線スペース20aには電源線4aが配線され、
壁面6から離れた方の配線スペース20bには電話線4cが
配線されている。このようにセパレータ21を設けている
ことにより、異種ケーブル4間の混触が防止されるので
ある。幅木7の適所には幅木コンセント10dが設けられ
ており、幅木コンセント10dにはセパレータ21により仕
切られた各配線スペース20a,20bに対応してそれぞれ異
なるコンセントユニットが設けられている。つまり、幅
木コンセント10dにおいて壁面6に近い部分には電源用
コンセントユニット22aが設けられ、壁面6から離れた
部分には電話用コンセントユニット22bが設けられる。
幅木コンセント10dは送り端子を備えており、配線スペ
ース20内で幅木コンセント10d同士の送り配線を行なう
ことにより、幅木コンセント10dが増設できるようにな
っている。すなわち、幅木7は床パネル3と同様にモジ
ュール化されているから、幅木コンセント10dの位置変
更や増設、あるいは廃止等の施工を行なう際には、対応
する箇所の幅木7を取り替え、適宜送り配線を行なえば
よいものであり、仕様の変更に柔軟に対処できるのであ
る。
床パネル3には埋込型のフロアコンセント10a、ポー
ル型コンセント10b、露出型のフロアコンセント10e、あ
るいは回転式のラインコンセント10fが設けられる。
ポール型コンセント10bは、床パネル3上に立設され
るものであって、机の背部などに設けられる。ポール型
コンセント10bとしては、第11図に示すように高さが一
定のもの、および第12図に示すように上下に伸縮自在と
なったものがあり、それぞれ複数のコンセントユニット
を備えている。すなわち、第11図(a)に示すものは床
パネル3に立設された支柱25の上端部の片面に電源用の
コンセントユニット26aが2個口設けられたものであ
り、同図(b)は支柱25の上端部の片面に電源用のコン
セントユニット26aが2個口と電話用のコンセントユニ
ット26bが2個口設けられたもの、同図(c)は支柱25
の上端部の片面に電源用のコンセントユニット26aが2
個口と電話用のコンセントユニット26bが1個口とアン
テナターミナルである信号用コンセントユニット26cが
1個口設けられていたものである。また、同図(c)に
おいては支柱25の下端部内に電源線4aに介装されるノイ
ズフィルタ27が収納されている。このようにノイズフィ
ルタ27をポール型コンセント10b内に一体に収納してい
ることにより、コンセントユニット26aに接続されるコ
ンピュータ等の機器からの雑音が電源線4aで伝送される
ことが防止されるのである。第5図に示すポール型コン
セント10bは支柱25の中央部に上下の伸縮自在となった
蛇腹体28を備えたものであって、蛇腹体28の上方で支柱
25にコンセントユニットが形成されたものである。すな
わち、机の高さに合わせて支柱25を伸縮させることによ
り、コンセントユニットを所望の高さ位置に設定できる
ようにしているのである。このポール型コンセント10b
の支柱25の上部には電源用コンセントユニット26aが2
個口設けられている。上述の実施例におけるコンセント
ユニットの組み合わせは一例であって、必要に応じて他
種の組み合わせが用いられるのは勿論のことである。
露出型のフロアコンセント10eは第1図に示すよう
に、上方に開放された略コ字形の器具本体30と、器具本
体30の上面を覆うカバープレート31と、器具本体30の側
面を覆う取付プレート32と、取付プレート32に取り付け
られ各種ケーブル4に対応するコンセントユニット33と
から構成される。取付プレート32は各種コンセントユニ
ット33に応じて用意され、第2図(a)に示すように電
源用のレセプタクル33aを備えたもの、同図(b)のよ
うに電話用のモジュラージャック33bを備えたもの、同
図(c)のようにテレビ用のアンテナターミナル33cを
備えたものなどが形成される。取付プレート32は上述の
ように、器具本体30の両側面に装着されるのであって、
1つの器具本体1に同種のコンセントユニット33を備え
た一対の取付プレート32、または異種のコンセントユニ
ット33を備えた一対の取付プレート32を装着することに
より、目的に応じたフロアコンセント10eを構成するこ
とができる。器具本体30の側面開口周縁には取付プレー
ト32の裏面を係止する段部34が形成され、器具本体30の
底面において段部34に対応する部分には一対の係合溝35
が形成される。また、器具本体30の両側の側片30aの上
部内周面には各取付プレート32に対応して各一対の固定
片36が形成され、固定片36の先端部にはねじ孔37が形成
されている。取付プレート32には係合溝35に対応して係
合爪38が下方に突設され、また取付プレート32の上部裏
面には固定片36に対応して取付片39が突設される。しか
して、取付プレート32の係合爪38を器具本体30の係合溝
35に係合させるとともに、取付プレート32の周部裏面を
器具本体30の段部34に当接させれば、器具本体30内周面
に突設された固定片36と取付片39とが上下に重複するの
である。この状態で上方から取付片39の先端部に形成さ
れた挿通孔40を通して固定片36のねじ孔37に固定ねじ41
を螺入すれば、取付プレート32が器具本体30に固定され
るのである。カバープレート31は下方に開放された薄箱
状に形成されており、器具本体30の上面に被嵌され、適
宜方法で器具本体1に固定される。器具本体30の下面か
らは、第3図に示すように、固定筒42が延設されてお
り、基礎床1と床パネル3との間の配線スペース5に配
線されたケーブル4はこの固定筒42内を通して器具本体
30内に導入されるようになっている。固定筒42の下部外
周面にはねじ部43が形成されており、床パネル3に穿設
された透孔44に固定筒42を挿通するとともに、床パネル
3の下方に突出する部分で固定筒42のねじ部43にナット
45を螺合させることにより、器具本体30が床パネル3上
に固定されるようになっている。
器具本体30の両側片30aにはそれぞれ保持溝46を介し
て上下方向に走る一対の保持リブ47が突設されており、
第4図に示すように、器具本体30内を2室に仕切る平板
状のセパレータ48の周部を器具本体30の両側片30aに形
成された保持溝46に装着してセパレータ48を器具本体30
内に固定できるようにしている。このようなセパレータ
48を装着することにより、第5図に示すように、各コン
セントユニット33に接続されるケーブル4同士の混触が
防止されるのである。
回転式のラインコンセント10fは、第13図に示すよう
に、床パネル3の一所に固定された固定プレート17から
回転アーム18が床パネル3に沿う方向に延設され、回転
アーム18が固定プレート17に設けられた支軸の回りで回
転自在となったものであって、回転アーム18の先端部に
は床パネル3に転接するローラ19が設けられている。回
転アーム18内には複数のコンセントユニット29が配設さ
れており、コンセントユニット29の差し込み部が回転ア
ーム18の上面に露出している。回転アーム18内のコンセ
ントユニット29としては電源用、信号用、電話用等各種
のものが必要に応じて複合して設けられる。
埋込型のフロアコンセント10aは以下のように構成さ
れる。第15図は埋込型のフロアコンセント10aの分解斜
視図を示すものであり、床パネル3の所定の位置に穿設
された開口部3aを介してフロアコンセント10aが床パネ
ル3内に配設されるものである。フロアコンセント10a
は床パネル3内に配置されるボディ51と、床パネル3の
上面と略面一に配置されるカバー54とから構成されてい
る。ボディ51は上面が開口された箱状に形成されてお
り、ボディ51の上端周囲には上記開口部3aの周縁上面に
載置するためのフランジ51aが一体に側方へ突出形成し
てある。ボディ51内の一側部には矩形状のコンセントユ
ニット52が配設してあり、このコンセントユニット52の
一面にプラグの栓刃が挿入される2つの差し込み部52a
が設けられている。また、コンセントユニット52の両側
には回動軸が突設されており、この回動軸がボディ51の
内壁面に軸支されて、差し込み部52aが側面乃至上面に
向くようにコンセントユニット52が回動自在に配設され
ている。
ボディ51内の略中央の底部には基礎床1の上面に配線
されているケーブル4と接続される端子部56が配置され
る。この端子部56の接続部に対応してボディ51の側壁に
凹部58が形成されており、この凹部58内にケーブル4を
挿入してその導体を凹部58側に露出している接続部に接
続するようにしている。また、この端子部56は送り配線
が可能であり、送り配線用の接続部が形成してある。
尚、第15図に示す実施例ではケーブル4を横方向から差
し込むようにしているが、図中の二点鎖線のように縦方
向からできるようにしても良い。コンセントユニット52
と端子部56とはコンセントユニット52が回動するために
可撓性の電線62により接続している。そして、コンセン
トユニット52と端子部56との間はプラグが収納される空
間57としている。フリーアクセスフロアに配線されるケ
ーブル4は、電源線、情報信号のデータが送られる信号
線、電話線、TV信号が送られる信号線等があり、これら
用途に応じてコンセントユニット52と端子部56が設けら
れており、その用途に応じて取り替えを可能としてい
る。フランジ51aの両側には皿ビス状の取付ねじ59が挿
通する挿通孔が穿孔されており、またこの挿通孔の両側
にL字型の係止穴60が夫々穿孔されている。ボディ51を
床パネル3に取付固定するはさみ固定金具61は第15図及
び第19図に示すように、平板状に形成され、その両側を
上方へ折り返した上端縁を凹凸状に形成し、更に、両側
端部より上方へ突出するL型片61aを夫々形成してい
る。このL型片61aを夫々フランジ51aの係止穴60に挿入
して係止し、はさみ固定金具61をフランジ51aに仮保持
するようにしている。しかして、ボディ51の床パネル3
への取付は、はさみ固定金具61をボディ51の側面がわに
寄せて開口部3aに上から挿入し、次いで取付ねじ59を挿
通孔を介してはさみ固定金具61のねじ孔に螺着して螺進
していけば、はさみ固定金具61が上方へ移動し、第19図
に示すように、はさみ固定金具61の凹凸部分が床パネル
3の開口部3aの周縁下面に食い込み、このはさみ固定金
具61とフランジ51aとで床パネル3の開口部3a周縁を挟
持することでボディ51が床パネル3に取付固定されるこ
とになる。
ボディ51の上面の開口部に覆設されるカバー54は、第
15図に示すように枠状に形成されており、カバー54の開
口部の周縁部分は一段凹んだ段部54aが形成してある。
この段部54aにねじ穴が穿孔されていて、該カバー54を
ボディ51に取り付けるための取付ねじ63が挿通されて、
ボディ51のフランジ51aに設けられたねじ孔64に夫々螺
着することにより、カバー54がボディ51に取り付けられ
ることになる。カバー54の開口部は扉体55によって閉塞
される。この扉体55は単に段部54aの上面に載置しても
良く、また、扉体55の端部に軸を突設し、この軸をカバ
ー54に穿孔して軸穴に挿入して、扉体55を回動自在に軸
支するようにしても良い。そして、扉体55は段部54aの
上面に載置されることで、カバー54の開口部は閉塞され
るものである。このように、ボディ51にカバー54を取り
付けるようにして、所謂ボディ51とカバー54とを分離型
としていることで、床面とフロアコンセント10aの色調
が合わない場合など、カバー54のみを簡単に取り替える
ことができるため、床面と違和感なく取り付けることが
できるものである。
カバー54の上面の所定の位置にはプラグのコードを押
さえてコードの張力を除去するコード止め部65がねじ66
により取着されている。すなわち、このコード止め部65
は第20図及び第21図に示すように、カバー54の上面に螺
設されたねじ孔68にコード止め部65の挿通孔65aを介し
てねじ66を螺着することでカバー54に固定されるもので
ある。コード止め部65は断面略L字型に形成されてお
り、この実施例ではコンセントユニット52の差し込み部
52aが2つ形成されていることと対応して、2本のコー
ド67を挿通させるための下面が開口した挿通孔69が夫々
平行に形成されている。挿通孔69の一方は外側に開口
し、他方はボディ51内がわに開口している。挿通孔69の
内周面にはコード67押さえ用のリブ70が一体に形成され
ており、このリブ70により第21図に示すようにコード67
の表面を押さえ付けて、コード67を固定している。従っ
て、フロアコンセント10aからはコード67のみが出るの
みで、床パネル3上の配線がスッキリし、また、コード
67に足を引っ掛けてもコンセントユニット52に直接力が
加わらず、コンセントユニット52の絶縁体の破損、及び
プラグの抜けの防止を図ることができるものである。ま
た、コード止め部65の内側の面には第22図に示すよう
に、金属片からなる引掛部71が形成してあり、この引掛
部71は断面を略く字型に形成してコード止め部65の側面
に取着してあり第23図に示すように扉体55のコード止め
部65の逃げ用に形成した切欠部55aの端縁を引っ掛け係
止するようにしている。また、引掛部71は単に三角形状
の突条としても良い。
第24図はコード止め部65を扉体55に一体に形成したも
のであり、コード止め部65の挿通孔65aにねじ66を挿通
してカバー54のねじ孔68に螺着することで、扉体55をカ
バー54の固定するようにしている。この場合、カバー54
の上面にコード67が位置する部分に凹部72が形成してあ
り、この凹部72にコード67を置いて扉体55を閉じること
によりコード止め部65の下面によりコード67を押さえ付
け、コード67を固定している。また、ねじ66で組み立て
る他、コード止め部65の外側面に金属片からなる引掛部
71を上記と同様に形成し、第25図に示すようにカバー54
の内側面に係合凹所73を形成し、この係合凹部73に扉体
55のコード止め部65の引掛部71を係合して、扉体55をカ
バー54に止めるようにしても良い。このように、コード
止め部65を用いて扉体55をカバー54乃至ボディ51に止め
るようにしているため、部品の構成が簡単に取り付け手
間が少ないものである。
第26図は扉体55の上面に化粧プレート74配設した状態
を示すものであり、扉体55の四隅に係止孔77を穿孔し、
この係止孔77に挿入して係合するL字型の弾性を有する
係合片75を一体に垂設している。また、化粧プレート74
の両端縁には取り外し用の切欠76が形成してある。この
切欠76にドライバー等の先端を差し込み、化粧プレート
74を外すものである。第27図は化粧プレート74の両側の
端縁に夫々係合片75を側方へ一体に突設し、カバー54の
内側にはこの係合片75が挿入される係止孔77を穿設した
ものである。化粧プレート74をたわませて係合片75をカ
バー54の係止孔77に挿入することで、化粧プレート74を
カバー54に容易に取り付けることができる。従って、化
粧プレート74をカバー54に容易に着脱できるので、化粧
プレート74の取り替えが容易となり、床面との色調を簡
単に合わせることができるものである。
次に、フロアコンセント10aのコンセントユニット52
にプラグ53を装着する場合について説明する。まず、第
16図に示すように扉体55をあけてコンセントユニット52
の差し込み部52aが上面に向くように回動させる。プラ
グ53を差し込んだ後は、コンセントユニット52を元に回
動させて第17図に示すようにプラグ53をボディ51の空間
57内に収納する。プラグ53を空間57内に収納することに
より、床面からの飛び出しを無くしている。そして、コ
ード止め部65によりコード67を押さえて固定し、第18図
に示すように扉体55を閉めて、カバー54の開口部を閉塞
する。従って、プラグ53はフロアコンセント10aのボデ
ィ51内に収納されて、床面より飛び出さないため、美観
上見栄えが良く、また、コード67のみが出るので、床面
上の配線がスッキリすると共に、コード67は床面に添っ
て配線されるため、コード67を足に引っ掛けるという危
険も少なくなるものである。また、コンセントユニット
52を回転式としているために、プラグ53を差し込む際、
差し込み部52aが上向きになるプラグ53が差し込みやす
くなるものであり、また、プラグ53を差し込んだ後、プ
ラグ53をボディ51内に収納でき、床面からの飛び出しが
なく、床面がスッキリして足に引っ掛ける危険もないも
のである。
第28図はコンセントユニット52に電源とデータあるい
は電話用の差し込み部52aを設けたフロアコンセント10a
の実施例を示し、第29図はコンセントユニット52に100V
電源で接地付きの差し込み部52aを2つ形成したフロア
コンセント10aの実施例を示し、第30図はコンセントユ
ニット52にデータ用と電話用の差し込み部52aを形成し
たフロアコンセント10aの実施例を示している。第31図
は電源と電話用のコンセントユニット52を夫々設けたフ
ロアコンセント10aの実施例を示すものである。尚、第2
8図乃至第31図に示したフロアコンセント10aはカバー54
及び扉体55等を上記実施例とは少し異ならしめた例を示
しているが、機能は同じである。また、第32図はコンセ
ントユニット52にTV信号を受けるための差し込み部52a
を設けたフロアコンセント10aの実施例を示している。
以上のように、フリーアクセスフロアの配線スペース
5にケーブル4が配線されるとともに、そのケーブル4
が床パネル3や壁面6や幅木8等に配線されたコンセン
ト10に接続されるのであって、第14図に示すように、そ
れらのコンセント10を利用して、コンピュータや電話機
等のいわゆるOA(オフィスオートメーション)機器23が
接続されるのである。また、これらのOA機器23を設置し
た机24を配置替えするときには、床パネル3を外してケ
ーブル4の配線を適宜変更してコンセント10の位置を変
更すればよいのであり、上述したようにケーブル4の途
中にケーブル4を着脱自在に接続するジョイント器具11
が設けられていることによりケーブル4の配線変更が容
易に行なえるものであり、OA機器23の配置変更が容易に
行なえるのである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、床上に露出して配設されるフ
ロアコンセントにおいて、床に固定される器具本体を対
向する両側部に側片を立設して上方に開放された断面略
コ字形に形成し、両側片の側端間において器具本体の他
の対向する両側部にコンセントユニットを備えた取付プ
レートを着脱自在に装着しているので、コンセントユニ
ットを備えた取付プレートを床に固定される器具本体に
対して着脱自在としたことにより、施工時に器具本体か
らコンセントユニットを分離して結線作業が容易に行な
えるという利点を有する。また、コンセントユニットを
備えた取付プレートを器具本体に着脱自在に装着したこ
とにより、取付プレートのみを交換すれば異種のケーブ
ルに対応させることができるのであり、部品の共用化に
より製品の品種拡大が容易に行なえるという利点を有す
るものである。さらに、器具本体の側片を立設していな
い各側部の底面に係合溝を設けると共に各側片の両側端
部の内面の上端部に固定片を突設し、取付プレートの下
端部に係合爪を下方へ突設すると共に取付プレートの両
側端部の内面の上端部に取付片を突設し、両側片の側端
間に取付プレートを配設して係合溝に係合爪を係合し、
固定片と取付片を上下に重ねると共に上方から固定ねじ
をねじ込んで両片を結合するようにしたので、器具本体
の係合溝に取付プレートの係合爪を上方から差し込んで
係合した後に、上下に重ね合わせた取付プレートの取付
片と器具本体の固定片の上方から固定ねじをねじ込むこ
とによって取付プレートを器具本体に取り付けることが
でき、取付プレートの上端部と下端部を器具本体に結合
させて強固に取付プレートを取り付けるにあたって、下
端部は係合作業で行なうことができてねじ込み作業は取
付プレートの上端部のみで済み、しかも床面で行なうね
じ込み作業は床の上方からの操作でおこなうことがで
き、取付プレートを容易な作業で強固に取り付けること
ができるものである。しかも、器具本体の各側片の内面
に上下方向に保持溝を設けると共に、セパレータの両側
縁を保持溝に差し込んで側片間にセパレータを着脱自在
に装着するようにしたので、両側片の側端間において器
具本体の両側部に装着されるコンセントユニットに接続
されるケーブルをセパレータで分離することができ、ケ
ーブル同士が器具本体内で混触することを防止すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図
(a)(b)(c)はそれぞれ同上における取付プレー
トの一例を示す斜視図、第3図は同上の分解断面図、第
4図は同上の他の構成例を示す分解斜視図、第5図は同
上の断面図、第6図は本発明に係るフロアコンセントの
一例を示す概略構成図、第7図は同上に使用する壁コン
セントの一例を示す斜視図、第8図(a)(b)はそれ
ぞれ同上に使用する壁コンセントにおけるコンセントユ
ニットの一例を示す斜視図、第9図(a)(b)(c)
はそれぞれ同上に使用するジョイント器具を示す斜視
図、第10図は同上における幅木部分の断面図、第11図
(a)(b)(c)はそれぞれ同上に使用するポール型
コンセントの一例を示す斜視図、第12図(a)(b)は
同上に使用する伸縮自在なポール型コンセントを示す斜
視図、第13図は同上に使用する回転式ラインコンセント
を示す斜視図、第14図は同上の使用形態を示す斜視図、
第15図は同上に使用するフロアコンセントの分解斜視
図、第16図乃至第18図は同上のプラグを差し込む場合の
説明図、第19図は同上の取付状態を示す断面図、第20図
は同上のコード止め部の分解斜視図、第21図は同上の断
面図、第22図は同上の斜視図、第23図は同上の断面図、
第24図は同上のコード止め部の他の実施例を示す斜視
図、第25図は同上の要部断面図、第26図は同上の化粧プ
レートの取付状態を示す分解斜視図、第27図は同上の化
粧プレートの他の実施例の分解斜視図、第28図乃至第32
図は他のフロアコンセントの例を示す斜視図、第33図は
従来例を示す斜視図である。 1は基礎床、3は床パネル、4はケーブル、10eはフロ
アコンセント、30は器具本体、30aは側片、31はカバー
プレート、32は取付プレート、33はコンセントユニッ
ト、35は係合溝、36は固定片、38は係合爪、39は取付片
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床上に露出して配設されるフロアコンセン
    トにおいて、床に固定される器具本体を対向する両側部
    に側片を立設して上方に開放された断面略コ字形に形成
    し、器具本体の側片を立設していない各側部の底面に係
    合溝を設けると共に各側片の両側端部の内面の上端部に
    固定片を突設し、コンセントユニットを備えた取付プレ
    ートの下端部に係合爪を下方へ突設すると共に取付プレ
    ートの両側端部の内面の上端部に取付片を突設し、両側
    片の側端間に取付プレートを配設して係合溝に係合爪を
    係合し、固定片と取付片を上下に重ねると共に上方から
    固定ねじをねじ込んで両片を結合することによって、器
    具本体に取付プレートを着脱自在に装着し、各側片の内
    面に上下方向の保持溝を設けると共に、セパレータの両
    側縁を保持溝に差し込んで側片間にセパレータを着脱自
    在に装着して成ることを特徴とするフロアコンセント。
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