JP2508546Y2 - パラボラアンテナの角度調整装置 - Google Patents

パラボラアンテナの角度調整装置

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JP2508546Y2
JP2508546Y2 JP1991018130U JP1813091U JP2508546Y2 JP 2508546 Y2 JP2508546 Y2 JP 2508546Y2 JP 1991018130 U JP1991018130 U JP 1991018130U JP 1813091 U JP1813091 U JP 1813091U JP 2508546 Y2 JP2508546 Y2 JP 2508546Y2
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小川文義
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イワブチ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、衛星放送受信用パラボ
ラアンテナの角度調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として、例えば、実公昭64−1
768号公報所載のものがある。
【0003】同公知例の場合、仰角の調整装置は、支柱
の上端に固定した取付基枠の側板に同一円弧上に列設し
た多数の透孔の中から適宜な透孔を選定し、ボルト、ナ
ットにより取付板を取付基枠に仮止めしておおよその仰
角を定めた後、取付基枠の中央片に固定した支持枠に貫
通した仰角調整ボルトをスパナ等の工具で回動して微調
節を行う構造としてあり、また、方位角の調整構造は、
取付けるパラボラアンテナの下端が地表面に当接せぬよ
う一定の高さ(通常1m前後)をもたせた前記支柱の下
端と地表等に設置した基礎材との接続ボルトを回転ガイ
ドとして行う装置となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】パラボラアンテナの設
置場所(地方)の緯度および経度によって仰角および方
位角を調整し、アンテナを電波到来方向に適正に対向さ
せる必要があるため、その調整手順としては、おおよそ
の方位を決めて取付装置を地面あるいは屋上に設置し、
次におおよその仰角を定めて仮止め後、該装置にアンテ
ナを取付け、しかる後に仰角および方位角の微調整を数
回繰り返して適正位置を定めた上で固定終了するのが一
般的であるが、世界中のどの国において使用した場合で
もアンテナを電波到来方向に適正に対向可能ならしめる
ためには、仰角の調整範囲が約90°有ることが必要で
ある。
【0005】しかして、前記従来例の構造であると、仰
角調整にあたっては、取付基枠の上端に固定した支持枠
の高さを物理的に一定以上取れない(アンテナ背面が当
接して仰角調整範囲が減じる。)ので、微調節ボルトを
短くせざるを得ず、微調節の範囲も自ずと少なくなる。
従ってその分をボルト取付基枠の側板に列設する透孔の
数を多くすることで対処している。因に前記従来例の場
合、微調節ボルトの仰角調節角度は±5°程度で、よっ
て前記透孔のピッチは10°程度となり、少なくとも9
個の透孔が必要となり加工的にも、加工上の点において
も無駄がでる。また、方位角の調整にあたっては、一
旦、基礎材と接続ボルトおよびナットを緩めておいて操
作を行う必要があり、その際に該下端からアンテナの重
心位置までの距離が遠く、しかも偏心しているためアン
テナの重量により取付装置全体がアンテナ方向にやや傾
斜するので、この状態で微調整を行っても、あくまでも
支柱が傾斜した状態においてアンテナの方位が適正位置
になったということで、その後、前記のボルト、ナット
を本締めすると支柱が垂直状態に変位してアンテナの向
きは適正位置からずれてしまい易い欠点がある。
【0006】また、微調整操作時において仰角調整と方
位角調整を交互に繰返し行うのであるが、既述した通り
従来例は両装置間が遠く離れており、都度立ったりしゃ
がんだりを繰り返し作業をする必要があり作業性が悪
い。
【0007】本考案は斯様な従来例の欠点を改良せんと
するもので、安価に提供でき、しかも微調整が一人で容
易に行えるパラボラアンテナの角度調整装置を提供する
ことを目的として案出したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】基板と該基板の相対する
両側に立設した側板とから成る支持基枠の基板を、受支
盤上に載置して水平方向回動自在に枢着し、該枢着部を
中心とする同心円上に沿わせて前記基板に複数個の長孔
を設け、この長孔と前記受支盤に設けた透孔を貫通させ
た第一締付螺子の先端にナット材を螺合し、該ナット材
中の前記基板の上面側に配置したものに螺子孔を横設
し、この螺子孔に、頭部を前記基板に立設した受圧部片
に受止させた第一調整螺子の先端を螺合すると共に、前
記支持基枠の側板にはパラボラアンテナの背面に突設し
た取付板を回動自在に枢着し、該枢着部を中心とする円
弧に沿う長孔を前記側板に設け、該長孔と前記取付板に
設けた透孔に貫通させた第二締付螺子の先端を、側板間
にわたした仲介杆の端部の螺子孔に螺合し、頭部を前記
側板間にわたした受圧杆に受止させた第二調整螺子の先
端を、前記仲介杆の中間部に設けた螺子孔に螺合した構
成とする。
【0009】
【実施例】図面は本考案に係るパラボラアンテナの角度
調整装置の一実施例を示し、図1は正面図、図2は図1
A−A線に沿う断面図、図3は同B−B線に沿う断面
図、図4は同C−C線に沿う断面図である。
【0010】図中1は、支柱2の上端に設けた受支盤
で、該受支盤1上に支持基枠3を載置して水平方向回動
自在に枢着してある。
【0011】支持基枠3は基板4と該基板4の両側に立
設した側板5,5とから成り、基板4の中央に透孔6を
設け、該透孔6を貫通させた枢着螺子7の先端を前記受
支盤1に設けた第一透孔8を貫通させ、第一透孔8より
突出する螺子7の先端にナット9を螺合して支持基枠3
を前記の通り受支盤1に回動自在に組付けてある。
【0012】また、支持基枠3の基板4には、前記第一
透孔8を中心とする同心円上に沿わせて長孔10,1
0,10,10を設け、該長孔10,10,10,10
と受支盤1に設けた第二透孔11,11,11,11に
第一締付螺子12,13,13,13を貫通させ、第二
透孔11より突出する第一締付螺子13の先端にはナッ
ト14を螺合し、長孔10より突出する第一締付螺子1
2の先端にはナット材15を螺合してある。
【0013】ナット材15には螺子孔16を設け、この
螺子孔16に第一調整螺子17の先端を螺合してある。
【0014】第一調整螺子17は、断面六角状の頭部1
8の中間部に設けた細径部19を備え、該細径部19を
支持基枠3の基板4に立設して受圧部片20に設けた切
欠部19aに受支させてあり、受圧部片20の近傍には
規制片21を止着し、該規制片21を頭部18の直上に
位置させて第一調整螺子17を位置規制してある。
【0015】支持基枠3の前記側板5,5には外面側に
おいて取付板22,22を軸螺子23,23およびナッ
ト24,24によって回動自在に枢着し、また、軸螺子
23,23を中心とする円弧に沿うようにして前記側板
5,5に長孔25,25を設けてある。
【0016】図示26,26は前記取付板22,22の
透孔25を通じてこの長孔25,25に貫通させた第二
締付螺子で、該第二締付螺子26,26の長孔25,2
5より突出する先端に、前記側板5,5間上方に介在さ
せた断面コ形の仲介杆27の両端に係合したナット材2
8,28を螺合し、仲介杆27はこのナット材28およ
び前記第二締付螺子26を介して側板5,5間にわたし
て配置されている。
【0017】そして、仲介杆27の中間部にはナット挾
持片30を固設し、該挾持かた30と仲介杆27で構成
される間隙にナット材29を係合し、前記の第二調整螺
子31の先端を挾持片30を通じてこのナット材29に
螺合してある。
【0018】第二調整螺子31は、前記第一調整螺子1
7と同様に、断面六角形状の頭部32の中間部に設けた
細径部33を備え、該細径部33を前記側板5,5間に
わたした受圧杆34と中間部に設けた切欠部34aに係
合受支させてある。
【0019】この第二調整螺子31の頭部32の直上に
は前記受圧杆34に止着した規制片21を配してある。
【0020】取付板22はパラボラアンテナ50の背面
に設けた基枠51に螺子止めし、パラボラアンテナ50
の背面より突設するように配してある。
【0021】本考案はパラボラアンテナの方位角と仰角
を調整するものであるが、実施例装置の方位角調整は、
第一調整螺子17を操作することによって行う。
【0022】第一調子螺子17を回動させると第一調整
螺子17はナット材15に沿って進退し、この進退の結
果、頭部18は支持基枠3の基板4に立設した受圧部片
20をパラボラアンテナ50に接近する方向に押圧し、
或いは離開する方向に引き、これに連れてナット材15
は第一締付螺子12を中心に回動し、かつ、支持基枠3
は枢着ねじ7を中心に回動し、従って、パラボラアンテ
ナ50の方位角調整が行われ、各第一締付螺子12,1
3,13,13を締め付けることによって方位角方向の
位置が設定される。
【0023】また、仰角調整は、第二調整螺子31を回
動させると、該第二調整螺子31は頭部18の細径部が
基板4に立設した受圧部片20の切欠19aに係合受支
されているため該第二調整螺子31自身は回動すれど進
退はしないため、必然的にその先端に螺合したナット材
29が第二調整螺子31に沿って進退する。従って、該
ナット材29を組付けた仲介杆27が該ナット材29と
共に進退することとなる。前記ナット材29に仲介杆お
よびナット材28を介して接続した第二締付螺子26は
長孔25に沿って動作し、この結果は取付板22は軸螺
子23を中心に回動し、パラボラアンテナ50の仰角調
整が行われ、第二締付螺子26を締め付けることによっ
てパラボラアンテナ50の仰角方向の位置設定作業を終
える。
【0024】
【考案の効果】本考案は前記の通りの構成であるから、
パラボラアンテナの方位角および仰角の調整作業位置を
ほぼ同じ位置に配することができ、従って、角度調整作
業を円滑にすばやく行え作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図。
【図2】図1A−A線断面図。
【図3】図1B−B線断面図。
【図4】図1C−C線断面図。
【符号の説明】
1 受支盤 3 支持基枠 4 基板 5 側板 10 長孔 11 第二透孔 12 第一締付螺子 13 第一締付螺子 14 ナット材 15 ナット材 16 螺子孔 17 第一調整螺子 18 第一調整螺子の頭部 20 受圧部片 22 取付板 25 長孔 26 第二締付螺子 27 仲介杆 28 ナット材 29 ナット材 34 受圧杆 35 透孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と該基板の相対する両側に立設した
    側板とから成る支持基枠の基板を、受支盤上に載置して
    水平方向回動自在に枢着し、該枢着部を中心とする同心
    円上に沿わせて前記基板に複数個の長孔を設け、この長
    孔と前記受支盤に設けた透孔を貫通させた第一締付螺子
    の先端にナット材を螺合し、該ナット材中の前記基板の
    上面側に配置したものに螺子孔を横設し、この螺子孔
    に、頭部を前記基板に立設した受圧部片に受止させた第
    一調整螺子の先端を螺合すると共に、前記支持基枠の側
    板にはパラボラアンテナの背面に突設した取付板を回動
    自在に枢着し、該枢着部を中心とする円弧に沿う長孔を
    前記側板に設け、該長孔と前記取付板に設けた透孔に貫
    通させた第二締付螺子の先端を、側板間にわたした仲介
    杆の端部の螺子孔に螺合し、頭部を前記側板間にわたし
    た受圧杆に受止させた第二調整螺子の先端を、前記仲介
    杆の中間部に設けた螺子孔に螺合したパラボラアンテナ
    の角度調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5427804A (en) * 1977-07-29 1979-03-02 Riso Kagaku Corp Method and material for photoengraving
JPS61288502A (ja) * 1985-06-14 1986-12-18 Toshiba Corp アンテナ方向調整装置

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