JP2508474Y2 - 敷ふとん - Google Patents

敷ふとん

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JP2508474Y2
JP2508474Y2 JP7425393U JP7425393U JP2508474Y2 JP 2508474 Y2 JP2508474 Y2 JP 2508474Y2 JP 7425393 U JP7425393 U JP 7425393U JP 7425393 U JP7425393 U JP 7425393U JP 2508474 Y2 JP2508474 Y2 JP 2508474Y2
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JP
Japan
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sweat
cotton
deodorant
fibers
futon
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JP7425393U
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JPH0739618U (ja
Inventor
甚五郎 西川
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Nishikawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Sangyo Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、敷ふとんに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の敷ふとんはカード掛けしたウエブ
を繊維方向を交差して折り畳むか、適宜複数重ね合せて
側地でくるんたものが永く使用されていたが、積層した
繊維ウエッブ間に発泡ウレタンフォームを中芯として入
れたものも使用されるようになった。
【0003】しかしながら、前者にあっては、放湿性の
点で完全なものでなく、使用に際して吸収した汗,その
他の水分がふとんわた内に滞溜し、長期の使用によって
は、汗臭を生じ、或いは褥瘡の原因となることがあっ
た。また、後者にあっては、身体の重量分布に完全に対
応しにくく、底突感を生ずることもあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
みて、通気性を有し、内部に水分が滞溜せず、発臭作用
が生ぜず使用中に底突感を生ずることがない敷ふとんを
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】熱可塑性エラストマーを
一成分とする弾性複合繊維を含む短繊維を繊維同志混絡
させ、各繊維同士の交接点において熱融着させてなる吸
汗固わたの上面に、突起を列設し、かつ下面は平面と
し、該吸汗固わたの上下両面に消臭わたを重ね、下面に
重ねた消臭わたの表面に、多空間クッション編組体を重
ねてなる上記積層体外周を側地で被った。
【0006】
【作用】吸汗固わたが、熱可塑性エラストマーを一成分
とする弾性複合繊維を含む短繊維を、繊維同志混絡さ
せ、各繊維同士の交接点において熱融着させ板状に形成
してあり、その上面に複数の突起を突出し列設してある
ために、身体を横たえたときに吸汗固わたを構成する繊
維は体重が加わっても繊維間にずれがなく、多空間のま
ま体重を受け止めるために底突感がなく、上面に突出し
ている突起が体圧バランスよく身体を支える。
【0007】多空間クッション編組体は、互に平行して
編立られた2枚の基部材を有し、前記2枚の基部材を結
ぶ連結糸により。2枚の基部材がが間隔を有して支えら
れており、極めて通気性に秀れ、夏期に、多空間クッシ
ョン編組体を上面にして敷ふとん使用すると蒸れ感を生
じない。
【0008】
【実施例】本考案敷ふとんの実施の一例を図面と共に次
に説明する。
【0009】本考案敷ふとん1は、吸汗固わた2,消臭
わた3,4,多空間クッション編組体5よりなる積層体
6を側地7で被ってなるものである。
【0010】吸汗固わた2は、熱可塑性エラストマーを
シースに、ポリエチレンテレフタレートをコアとしたシ
ース・コア型複合繊維の短繊維と中空断面ポリエチレン
テレフタレートの短繊維とを混綿し、熱処理することに
より、複合繊維同志及び複合繊維と短繊維との交叉点が
熱可塑性エラストマーにより融着一体化され、繊維間に
多空間を有する対圧縮性を有する固わたである。
【0011】吸汗固わた2はその一面に複数の突起21
を列設している。図1の例では突起21の突出した頂部
22は側面形状が台形をなして延在しているが、頂部2
2は図2Cに示す如く複数の最も突出した部分23が小
間隔を置いて存在するようにしても良く、また、その他
の突出構造でも良い。このような構造にすることにより
体圧を広い範囲の突起頂部が受けることになりピンポイ
ント状の頂部を持つ突起よりも体圧バランスを良好に保
ち身体を支えることが出来る。
【0012】消臭わた3,4は消臭成分を適宜担体に担
持させてなる消臭作用物質、抗菌防臭防かび性に富む薬
剤等を天然或いは合成繊維わたに付着させてなり、吸汗
固わた2の突起7に接するものは300g/m2 程度の
ものを用いることにより突起7の身体に対する過度の圧
迫を防ぎ、吸汗固わた2の突起7の反対面である平面に
重ねるものは、100g/m2 程度とし、それに重ねる
多空間クッション編組体5と共に夏期使用時のむれを防
止する。
【0013】多空間クッション編組体5は、その一例を
あげると図3に示す如く経メリヤスで編成されたものが
ある。合成樹脂モノフィラメント糸51を用い経編機に
より基部材52,53及び交差糸54を同時に一体に編
成してなるもので、複数の経糸51が互いにループを結
合した状態で連続した亀甲状の編目を作ってなる基部材
52,53を平行状態に2枚構成し、前記2枚の基部材
52,53は基部材自体を構成した経糸51を互いに対
向する基部材52,53間で受け渡しすることによって
交差糸54を作り該交差糸54によって両基部材52,
53を所定間隔に保っている。
【0014】この多空間クッション編組体5は上記の如
く基部材52,53が亀甲状であり、かつ基部材52,
53を交差糸54が支えているものであるため空間の極
めて多い通気性のあるものとなり、且つ、使用糸51に
合成繊維モノフィラメントを用いているために適宜の柔
軟性と弾性を有している。
【0015】上記の消臭わた3,吸汗固わた2,消臭わ
た4,多空間クッション編組体5よりなる積層体6を適
宜側地7で被って敷ふとん1とする。
【0016】本考案敷ふとん1を使用するときは、吸汗
固わた2の突起21が上面に位置するようにすると体重
は、消臭わた3を介して吸汗固わた2の突起21が支え
ることになるが、吸汗固わた2は、吸汗固わた2の上面
に、突出させた頂部が側面形状で台形をなすよう延在し
ている突起を列設しその面に消臭わたを重ねたものであ
るために、荷重が加わっても繊維同志の交接点は不動の
状態にあるために、短繊維間にずれが生ずることは全く
なく、短繊維の前記熱融着点間の繊維の弾性或いは強力
で体重を支えることになり、吸汗固わた2内の空隙率を
減少することなく強固に体重を支え、かつ、その空隙内
に身体から蒸発した水分を保留する。上記吸汗固わた2
内の空隙内への吸湿吸汗作用とは別に、吸汗固わた2上
面に突起21間の空間は、空気の流路ともなり、適宜空
気の入れ代えが行なわれ、かつ、上記突起2は、前記し
た短繊維の交点の熱融着により強固な組織となっている
ためにウレタンフォームの如き圧迫による押し潰しの現
象は生ずることがなく、突起上面の消臭わたの厚味を適
宜選択することにより身体に程良いマッザージ効果を与
えることにもなる。
【0017】夏期に本考案敷ふとんを使用するときは、
多空間クッション編組体5が上面に位置するようにして
使用することにより、身体の直近の位置に空間を作るこ
とができ、冷感を得ることが出来る。そして消臭わたは
長期の使用に当っても、汗臭その他の臭気を吸収し敷ふ
とんより臭気を発するのを防止している。
【0018】
【考案の効果】本考案敷ふとんは、吸汗固わたを、熱可
塑性エラストマーを一成分とする弾性複合繊維を含む短
繊維を繊維同志混絡させ、各繊維同士の交接点において
熱融着させてなるために、 体重が加わっても短繊維の交接点が移動することな
く、間隔の短い交接点間の繊維の耐屈曲性,弾性等によ
り体重を支えることになり、吸汗固わた内の空隙率を減
少することがない。 強固に体重を支え、使用中底付き感を生ずることな
く所謂へたりの生ずることはない。本考案敷ふとんは、
吸汗固わたの上面に、突起を列設しその上面を消臭わた
で被ったために、 突起が体圧バランスを保って身体を支え、一部の身
体部分のみが沈むようなことがない。 突起間に空気通路が形成され、蒸れ間を生じない。
本考案敷ふとんは、積層体内に消臭わたを挿入してある
ために、 長期間の使用によっても、汗臭を発し不快感を生ず
ることがない。等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案敷ふとんを分解した状態の斜視図。
【図2】吸汗固わたの突起部分の拡大図で、Aは側面視
断面、Bは正面視断面、Cは他の実施例の側面図。
【図3】多空間クッション編組体を示し、Aは斜視図、
B,Cは断面図である。
【符号の説明】
1 敷ふとん 2 吸汗固わた 3,4 消臭わた 5 多空間クッション編組体 6 積層体 7 側地 21 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーを一成分とする弾
    性複合繊維を含む短繊維を繊維同志混絡させ、各繊維同
    士の交接点において熱融着させてなる吸汗固わたの上面
    に、突起を列設し、かつ下面は平面とし、該吸汗固わた
    の上下両面に消臭わたを重ね、下面に重ねた消臭わたの
    表面に、多空間クッション編組体を重ねてなる上記積層
    体外周を側地で被ってなる敷ふとん。
JP7425393U 1993-12-27 1993-12-27 敷ふとん Expired - Lifetime JP2508474Y2 (ja)

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JPH0739618U JPH0739618U (ja) 1995-07-18
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