JP2508422Y2 - 感光体ドラム - Google Patents

感光体ドラム

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JP2508422Y2
JP2508422Y2 JP12196090U JP12196090U JP2508422Y2 JP 2508422 Y2 JP2508422 Y2 JP 2508422Y2 JP 12196090 U JP12196090 U JP 12196090U JP 12196090 U JP12196090 U JP 12196090U JP 2508422 Y2 JP2508422 Y2 JP 2508422Y2
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photosensitive drum
flange
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joint
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公啓 吉野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は画像形成装置に装着される感光体ドラムにフ
ランジを取付けるための接合手段の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に普及型の画像形成装置に装着される感光体ドラ
ムは出来るだけ安価な構造とするために例えば茶筒状に
形成されたAl合金基材に有機半導体の感光層をティッピ
ングした感光体ドラムの開口した側端部に合成樹脂材を
用い駆動伝達用の歯車等を外周面に設けてリング状に成
型されたフランジが取付けられている。
そして、前記フランジ側に取付けられる例えばAl合金
材等を用いて導電体となした支軸部材と前記感光体の他
端面に設けられている支軸とによって前記画像形成装置
に取付けられ前記フランジの歯車を介して前記感光体ド
ラムに駆動伝達されるようになっている。従来、前記フ
ランジは前記感光体ドラムの内周面に圧入するか又はア
ロンアルファ或はセメダイン300などの接着剤を用いて
接着し前記感光体ドラムと一体的に接合するようにして
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
通常、画像形成装置に設けられる駆動源の回転を確実
に感光体ドラムに伝達するには前述したそれぞれの接合
部分は少くとも50Kg・cmのトルクに耐える構造となって
いなければならない。
前述の如く前記フランジを前記感光体に圧入する場合
は圧入時に該感光体ドラムが変形したり、周面の感光体
面に傷を付けたりする恐れがあるばかりでなく互に異な
る材質を用いそれぞれの熱膨張係数が異っているので環
境温度(−10℃〜60℃)変化の影響を受けて接合部分が
ゆるんだり、変形が生じたりする。また、アロンアルフ
ァやセメダイン300などの接着剤によって接合した場
合、それぞれの接着剤のもつ物性上十分に接着剤を塗布
することがむづかしく部分的な接着となっている。
また、上記接着剤は前述した環境温度変化に対して弱
く、加えて互にその膨張係数が異っているためにクラッ
クが入り易く接合部分が剥離したりする。
従って、若し接合部分にゆるみや接着剤の剥離が生ず
ると前述した回転トルクに耐えられなくなり、ついには
前記感光体ドラムが回転ムラを起こしたり回転不能とな
って機能上大きな支障を来すことになる。
また、前記感光体ドラムの密閉された内部には現像処
理されたのちの廃トナーを収容するようになっているこ
ともあるので仮に接合個所のゆるみや剥離によって生じ
た隙間から該廃トナーが外部に飛散して記録紙に転写さ
れる画像を汚染したりして、この場合は機内汚れの原因
ともなっている。
本考案はこのような問題点を解決して互に異る材質を
用いて接合しても環境温度変化や前述した回転伝達トル
クに支障なく耐えることのできる感光体ドラムとフラン
ジとを接合する接着剤とその接合部分の構造とを提供す
ることを課題目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は、少なくとも一方の側端部にフランジを有
する画像形成装置用の円筒状感光体ドラムにおいて、該
フランジの感光体ドラムの内周面に接合する面および該
ドラムの円筒状側端部の内周面に、凹状部を設け、該両
凹状部の凹状面同志をホットメルトで接着したことを特
徴とする画像形成装置用感光体ドラムによって達成され
る。
〔実施例〕
本考案の1実施例を第1図(a)のフランジの形状を
示す側面図と第1図(b)の感光体ドラムの形状とホッ
トメルトの塗布状態とを示す側断面図と第2図(a),
(b)及び第3図(a),(b)のフランジと感光体ド
ラムとの接合状態を示す断面図と第4図の感光体ドラム
に接合されたフランジのホットメルトの接着状態を示す
側面図と第5図の感光体ドラムにフランジの抜け防止を
設けた形状を示す側断面図と第6図の感光体ドラムにホ
ットメルトを塗布する方法を示す側断面図とによつて説
明する。
しかし本考案は本実施例に限定されるものではない。
第1図(b)に示すようにAl合金等の基材を用いて茶
筒状に形成された感光体ドラム6の外周面には例えば有
機半導体の感光体層がディッピングされその外筒部と一
体の側面部には突起状の支軸6aが設けられている。
そして前記感光体ドラム6の開口されている側端部6b
の内周面には例えば円周を12等分して任意の幅と深さを
有する角形の長溝7が該側端部6bから内周面母線上にそ
れぞれ所定の長さを有して設けられている。
一方、フランジ1はプラスティック材を用いた成型部
材で第1図(a)に示すように左前端部に所定の幅を有
する駆動伝達用の歯車2が全周面に亘って設けられ、該
歯車2の右側面2aに段溝4を施し更にその右方に前記感
光体ドラム6の内周面に嵌め合わされる接合部5とが一
体的に設けられてリング状に形成されている。
そして前記フランジ1の前記接合部5には図に示すよ
うに前記感光体ドラム6に設けられている前記長溝7と
対応するように例えば円周を12等分して凸形の突起3と
凹形の溝3aとを交互に設け該突起3は前記感光体ドラム
6の前記長溝7と嵌め合うようにその幅と高さとを有
し、前記凹形の溝3aは該長溝7とほぼ同寸法の幅と深さ
とを有してそれぞれ前記接合部5を横断して平行に設け
られている。また、前記接合部5の右端部には適宜な角
度の円錐面5aが形成されている。
そして、前記感光体ドラム6の内周面に設けられた前
記長溝7を横断するようにホットメルト8による接着材
が塗布されている。
前記ホットメルト8はアロンアルファやセメダイン30
0に比し即乾性ではないので塗布し易く、かつ比較的柔
軟性に富んでいて環境温度変化に対しても強い物性を有
しかつ感光体の性能に影響を及ぼすことはない。そし
て、前記ホットメルト8を塗布するには第6図に示すよ
うに該感光体ドラム6の前記前端面6bを塗布器10のホル
ダ11の突当て面11aに矢印方向から押し当ててホールド
したのち、一端を前記長溝7に臨ませ他端を200℃前後
に加熱溶融したホットメルトタンク13に接続したパイプ
12と該ホットメルト8を抽出する抽出バルブ14とによっ
て、前記パイプ12の前記長溝7に臨ませて固定した該パ
イプ12の先端から適量の前記ホットメルト8を送り出し
前記ホルダ11を回転しながら該各長溝7を横断して筋状
に盛り上げるように塗布される。
この塗布作業は前記感光体ドラム6を前記ホルダ11へ
の取付け、取外しや前記ホットメルト8の塗布などの一
連の工程は総て自動的に行われるので該感光体ドラム8
の感光体面を汚したり、傷を付けたりすることはない。
このように形成され前記ホットメルト8が塗布された
前記感光体ドラム6と前記フランジ1とを接合するに
は、前記フランジ1の前記突起3と該感光体ドラム6の
前記長溝7とを嵌め合せるようにして該フランジ1を矢
印方向から挿入し該フランジ1の前記円錐面5aと前記接
合部面5とによって、塗布されている前記ホットメルト
8をこすりながら押し込み該フランジ1の前記歯車2の
右側面2aを突当て面として前記感光体ドラム6の前記側
端部6bに突当てて接合する。
このようにして接合した前記感光体ドラム6と前記フ
ランジ1とは第2図(a),(b)に示すように該感光
体ドラム6の前記長溝7と前記フランジ1のそれぞれの
突起3とが歯車状に嵌合した接合面や各対向する前記凹
形の溝3aと前記長溝7との間に前記ホットメルト8が流
入して充填されると共に第4図に示すように前記円錐面
5aと前記感光体ドラム6の内周面との間にも該ホットメ
ルト8がそれぞれの全周面に亘って充填される。
従って前記感光体ドラム6と前記フランジ1との接合
部分には隙間なく充填される前記ホツトメルト8によっ
て前述した回転トルクに十分耐え得ると共に環境温度変
化に対しても割れを起こすことなく安定した接合が可能
となる。
また、前記感光体ドラム6内に収容されている廃トナ
ーが外部に飛散することもないのでこのことに起因する
記録紙の汚染や機内汚れも防がれる。
また、第3図(a),(b)に示すように前記フラン
ジ1の接合部5に総て突起3を設けて前記感光体ドラム
6の前記長溝7に嵌め合せ前述したと同じような方法に
よって前記ホットメルト8を塗布して接合してもよい。
また、該フランジ1の前記突起3に代えて総て凹形の
溝3aとし前記感光体ドラム6の前記長溝7と対向するよ
うに嵌め合せそれぞれの溝と接合部分の周面に前記ホッ
トメルト8が充填されることによって接合しても前述し
た第2図(a),(b)と同等の効果が得られる。
そしてまた、図示を省略するが前記フランジ1の接合
部5に設けた前記突起3や前記凹形の溝及び前記感光体
ドラム6の前記長溝7に代えてそれぞれの接合部分に比
較的荒いメッシュの荒し面を施し、前述した塗布方法と
同じようにして該感光体ドラム6の端部内周面に前記ホ
ットメルト8を塗布したのち該フランジ1を挿入し該ホ
ットメルト8が互の荒し面と該フランジ1の前記円錐面
5aとに充填されることによって接合する方法でも前述し
た実施例と同等の効果が得られる。
また、第5図に示すように前記感光体ドラム6の内周
面に筋状の突起9を前記長溝7に直交して設け、前記フ
ランジ1の弾性を利用し該突起9に抗して挿入し該フラ
ンジ1の前記段溝4に該突起9を嵌め合わせ前述と同様
にして塗布された前記ホットメルト8によって抜け止め
の役割を果たすようにすれば前記感光体ドラム6と前記
フランジ1とを一体的に接合する上で一層効果的であ
る。
なお、前記感光体ドラム6は有機半導体を用いて説明
したがセレン感光体や他の感光体を用いてもさしつかえ
ない。
また、前記感光体ドラム6は茶筒状に形成されて開口
する側端部6bに前記フランジ1を接合するようにしたが
円筒状に形成されて開口する両側端部に対象に前述と同
様な長溝7を設けた感光体ドラム6と前記フランジ1と
を前記ホットメルト8によって接合してもよい。
このようにして前記フランジ1が接合された前記感光
体ドラム6の前記支軸6aと該フランジ1に一体的に取付
けられる導電性を有する支軸(図示せず)とによって前
記画像形成装置に装着され、該装置の駆動伝達機構と前
記歯車2とが接続されることによって駆動源の回転が該
歯車2を介して前記感光体ドラム6に伝達される。
〔考案の効果〕
本考案による各接合部の構造とホットメルトとを用い
て接着した感光体ドラムとフランジとの接合によって極
めて安価に感光体ドラムが構成されると共に画像形成装
置の回転駆動が確実に感光体ドラムに伝達される接合強
度を備え、かつ環境温度変化による剥離や割れにも十分
耐え得る接合が可能となった。また、前記感光体ドラム
内に収容される廃トナーの飛散も全く起らなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の1実施例によるフランジの形状
を示す側面図。 第1図(b)は本考案の1実施例による感光体ドラムの
形状ホットメルトの塗布状態を示す側断面図。 第2図(a)は本考案の1実施例による感光体ドラムと
フランジの接合状態を示す断面図。 第2図(b)は同接合部分の拡大図。 第3図(a)は本考案の他の実施例による感光体ドラム
とフランジとの接合状態を示す断面図。 第3図(b)は同接合部分の拡大図。 第4図は本考案の1実施例によるフランジと感光体ドラ
ムの内周面にホットメルトが充填された状態を示す側断
面図。 第5図は本考案の1実施例による感光体ドラムにフラン
ジの抜け防止を設けた形状を示す側断面図。 第6図は本考案の1実施例による感光体ドラムにホット
メルトを塗布する方法を示す側断面図。 1……フランジ、2……歯車 3……突起、3a……凹形の溝 4……段溝、5……接合部 5a……テーパ、6……感光体ドラム 7……長溝、8……ホットメルト 10……ホットメルト塗布器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の側端部にフランジを有す
    る画像形成装置用円筒状感光体ドラムにおいて、 該フランジの感光体ドラムの内周面に接合する面および
    該ドラムの円筒状側端部の内周面に凹状部を設け、 該両凹状部の凹状部同志をホットメルトで接着したこと
    を特徴とする画像形成装置用感光体ドラム。
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