JP2508182Y2 - スペアタイヤの支持構造 - Google Patents
スペアタイヤの支持構造Info
- Publication number
- JP2508182Y2 JP2508182Y2 JP1989013827U JP1382789U JP2508182Y2 JP 2508182 Y2 JP2508182 Y2 JP 2508182Y2 JP 1989013827 U JP1989013827 U JP 1989013827U JP 1382789 U JP1382789 U JP 1382789U JP 2508182 Y2 JP2508182 Y2 JP 2508182Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spare tire
- radiator
- center frame
- spare
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスペアタイヤの支持構造に関するものであ
る。
る。
(従来の技術) ミッドシップエンジン車、リアエンジン車等の車両で
はフロントボンネット下方にラジエタを設け、このラジ
エタの後方に収納室を形成し、該収納室にスペアタイヤ
を収納している。
はフロントボンネット下方にラジエタを設け、このラジ
エタの後方に収納室を形成し、該収納室にスペアタイヤ
を収納している。
(考案が解決しようとする課題) 従って従来の構造では、ラジエタを通る風は前記収納
室の前壁に当たって後方へ抜けにくくなり、ラジエタの
冷却効率を向上させることが難しいという不具合があっ
た。
室の前壁に当たって後方へ抜けにくくなり、ラジエタの
冷却効率を向上させることが難しいという不具合があっ
た。
本考案は、斯かる従来の不具合に鑑み成されたもので
あり、その目的とする処はラジエタの冷却効率を向上さ
せることのできるスペアタイヤの支持構造を提供する。
あり、その目的とする処はラジエタの冷却効率を向上さ
せることのできるスペアタイヤの支持構造を提供する。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本考案はミッドシップエンジ
ン車もしくはリアエンジン車のフロントボンネット2下
方にラジエタ18を設け、該ラジエタ18の後方でスペアタ
イヤ35を支持したスペアタイヤの支持構造において、フ
ロント部のクロスメンバーをなすフロントフレームとダ
ッシュボードロア間に車体の前後方向に延在するフロン
トセンターフレームを設け、該フロントセンターフレー
ムに棒状の支持部材を溶接固定し、この支持部材によっ
てスペアタイヤを支持したことを特徴とする。
ン車もしくはリアエンジン車のフロントボンネット2下
方にラジエタ18を設け、該ラジエタ18の後方でスペアタ
イヤ35を支持したスペアタイヤの支持構造において、フ
ロント部のクロスメンバーをなすフロントフレームとダ
ッシュボードロア間に車体の前後方向に延在するフロン
トセンターフレームを設け、該フロントセンターフレー
ムに棒状の支持部材を溶接固定し、この支持部材によっ
てスペアタイヤを支持したことを特徴とする。
(作用) スペアタイヤを棒状部材で支持するので、ラジエタを
通る風が抜け易くなり、これによりラジエタの冷却効率
を高めることができ、また、フロントセンターフレーム
によって通風性と強固な支持を確保することができる。
通る風が抜け易くなり、これによりラジエタの冷却効率
を高めることができ、また、フロントセンターフレーム
によって通風性と強固な支持を確保することができる。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づいて説明
する。
する。
第1図は乗用車の前部側面図を示す。この乗用車はミ
ッドシップエンジン車で、エンジンは車体後部に載置し
ている。
ッドシップエンジン車で、エンジンは車体後部に載置し
ている。
車室1の前方にはフロントボンネット2を開閉自在に
取付け、車室1の前部のダッシュボードロア3とフロン
トフレームF間には車体の前後方向に延在するフロント
センターフレーム4を設ける。
取付け、車室1の前部のダッシュボードロア3とフロン
トフレームF間には車体の前後方向に延在するフロント
センターフレーム4を設ける。
第2図はフロントセンターフレーム4の斜視図を示
し、この図にも示すようにフロントセンターフレーム4
は左右2本のフレーム5,6で構成されている。
し、この図にも示すようにフロントセンターフレーム4
は左右2本のフレーム5,6で構成されている。
又、このフレーム5,6は第3図(第2図のIII-III線断
面図)に示すようにアルミ材を押し出し成形して断面が
目字状になるように形成してある。
面図)に示すようにアルミ材を押し出し成形して断面が
目字状になるように形成してある。
フレーム5,6の後端には後部ブラケット7を固着し、
又、フレーム5,6の前端には前部ブラケット8,9を取付け
る。前部ブラケット8,9は前端側が互いに接近するよう
に屈曲し、その前端には円筒形の支持部12を形成する。
この支持部12には第1図に示すように鉄製のパイプ14を
固定し、このパイプ14の中間部には牽引用のフック16を
設ける。本実施例では前記パイプ14の下端をジャッキア
ップポイントとして構成している。
又、フレーム5,6の前端には前部ブラケット8,9を取付け
る。前部ブラケット8,9は前端側が互いに接近するよう
に屈曲し、その前端には円筒形の支持部12を形成する。
この支持部12には第1図に示すように鉄製のパイプ14を
固定し、このパイプ14の中間部には牽引用のフック16を
設ける。本実施例では前記パイプ14の下端をジャッキア
ップポイントとして構成している。
前記パイプ14の後方には第1図に示すようにラジエタ
18を設け、又、左側のフレーム5の側方には第2図に示
すようにアンチロックブレーキ装置のポンプの支持板20
を設ける。
18を設け、又、左側のフレーム5の側方には第2図に示
すようにアンチロックブレーキ装置のポンプの支持板20
を設ける。
又、フレーム5,6の後部よりには支持板22を架設し、
この支持板22上にバッテリー24を載置する。
この支持板22上にバッテリー24を載置する。
フレーム5,6の略中央にはアルミ製の中空パイプで構
成した棒状の支持部材26を設け、該支持部材26は後部パ
イプ27と前部パイプ28,28とから成る。後部パイプ27は
第2図に示すように中央部27aと、左右部27b,27bから成
り、左右部27b,27bの下端は後方へ屈曲し、フレーム5,6
に溶着される。前部パイプ28は後端が後部パイプ27に固
定され、ここから前方へ延出し、更に内方、下方へ延出
し、その下端は前方に延出してフレーム5,6に溶着され
る。
成した棒状の支持部材26を設け、該支持部材26は後部パ
イプ27と前部パイプ28,28とから成る。後部パイプ27は
第2図に示すように中央部27aと、左右部27b,27bから成
り、左右部27b,27bの下端は後方へ屈曲し、フレーム5,6
に溶着される。前部パイプ28は後端が後部パイプ27に固
定され、ここから前方へ延出し、更に内方、下方へ延出
し、その下端は前方に延出してフレーム5,6に溶着され
る。
前記中央部27aには取付部30を設け、この取付部30の
前面に設けた板部材31にはナット32を固設する。このナ
ット32はスペアタイヤ35を取付けるためのものであり、
この取付けは第1図に示すようにスペアタイヤ35のディ
スク部35aに形成した取付孔35bに前方からボルト37を挿
入するとともに、このボルト37の先端側を前記ナット32
に螺合させることで行う。
前面に設けた板部材31にはナット32を固設する。このナ
ット32はスペアタイヤ35を取付けるためのものであり、
この取付けは第1図に示すようにスペアタイヤ35のディ
スク部35aに形成した取付孔35bに前方からボルト37を挿
入するとともに、このボルト37の先端側を前記ナット32
に螺合させることで行う。
以上の支持部材26とスペアタイヤ35は第1図に示すよ
うに前記ラジエタ18の後方に位置する。
うに前記ラジエタ18の後方に位置する。
従ってラジエタ18を通過する風はスペアタイヤ35の周
縁部を通って後方へ流れ、支持部材26を通過していく。
縁部を通って後方へ流れ、支持部材26を通過していく。
ところで本実施例ではラジエタ18の後方に設けた支持
部材26を棒状の部材(パイプ)で構成したので、ラジエ
タ18を通過する風の流れを干渉するものを最少限度にと
どめることができる。即ち従来のよにラジエタ後方にス
ペアタイヤ収納用の室を形成した場合、この室の前壁に
より前記風は後方へ流れにくくなるが、本実施例では支
持部材26が棒状なので、風は容易に支持部材26を通過し
ていく。従って本実施例の構造によればラジエタ18を通
過する風が流れ易くなるので、ラジエタ18の冷却効率を
向上させることができる。
部材26を棒状の部材(パイプ)で構成したので、ラジエ
タ18を通過する風の流れを干渉するものを最少限度にと
どめることができる。即ち従来のよにラジエタ後方にス
ペアタイヤ収納用の室を形成した場合、この室の前壁に
より前記風は後方へ流れにくくなるが、本実施例では支
持部材26が棒状なので、風は容易に支持部材26を通過し
ていく。従って本実施例の構造によればラジエタ18を通
過する風が流れ易くなるので、ラジエタ18の冷却効率を
向上させることができる。
又、本実施例ではダッシュボードロア3から前方へ向
けてフロントセンターフレーム4を設けているので、車
体の剛性をより向上させることができる。又、このフロ
ントセンターフレーム4でバッテリー24、スペアタイヤ
35、アンチロックブレーキ装置のポンプ等を同時に支持
することが可能となる。
けてフロントセンターフレーム4を設けているので、車
体の剛性をより向上させることができる。又、このフロ
ントセンターフレーム4でバッテリー24、スペアタイヤ
35、アンチロックブレーキ装置のポンプ等を同時に支持
することが可能となる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によればスペアタイヤを棒状
部材で支持するので、ラジエタを通る風が抜け易くな
り、これによりラジエタの冷却効率を高めることがで
き、また、フロントセンターフレームによって通風性と
強固な支持を確保することができる。
部材で支持するので、ラジエタを通る風が抜け易くな
り、これによりラジエタの冷却効率を高めることがで
き、また、フロントセンターフレームによって通風性と
強固な支持を確保することができる。
第1図はミッドシップエンジンの乗用車の前部側面図、
第2図はフロントセンターフレームの斜視図、第3図は
第2図のIII-III線断面図を示す。 尚、図面中、2はフロントボンネット、3はダッシュボ
ードロア、4はフロントセンターフレーム、18はラジエ
タ、26は支持部材、35はスペアタイヤ、Fはフロントフ
レームである。
第2図はフロントセンターフレームの斜視図、第3図は
第2図のIII-III線断面図を示す。 尚、図面中、2はフロントボンネット、3はダッシュボ
ードロア、4はフロントセンターフレーム、18はラジエ
タ、26は支持部材、35はスペアタイヤ、Fはフロントフ
レームである。
Claims (1)
- 【請求項1】ミッドシップエンジン車もしくはリアエン
ジン車のフロントボンネット下方にラジエタを設け、該
ラジエタの後方でスペアタイヤを支持したスペアタイヤ
の支持構造において、フロント部のクロスメンバーをな
すフロントフレームとダッシュボードロア間に車体の前
後方向に延在するフロントセンターフレームを設け、該
フロントセンターフレームに棒状の支持部材を溶接固定
し、この支持部材によってスペアタイヤを支持し、前記
ラジエタを通過した風が前記スペアタイヤの周縁部近傍
を通って後方へ流れるようにしたことを特徴とするスペ
アタイヤの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013827U JP2508182Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | スペアタイヤの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013827U JP2508182Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | スペアタイヤの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105020U JPH02105020U (ja) | 1990-08-21 |
JP2508182Y2 true JP2508182Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31224476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989013827U Expired - Fee Related JP2508182Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | スペアタイヤの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508182Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61253269A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-11 | Mazda Motor Corp | 自動車のスペアタイヤ格納装置 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1989013827U patent/JP2508182Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105020U (ja) | 1990-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |