JP2507802Y2 - 水田作業機におけるロ―リング制御機構 - Google Patents
水田作業機におけるロ―リング制御機構Info
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- JP2507802Y2 JP2507802Y2 JP12307490U JP12307490U JP2507802Y2 JP 2507802 Y2 JP2507802 Y2 JP 2507802Y2 JP 12307490 U JP12307490 U JP 12307490U JP 12307490 U JP12307490 U JP 12307490U JP 2507802 Y2 JP2507802 Y2 JP 2507802Y2
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- Japan
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- rolling control
- rolling
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、田植機、播種機、施肥機等の歩行型の水田
作業機におけるローリング制御機構に関するものであ
る。
作業機におけるローリング制御機構に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種水田作業機においては、例えば、機体
の左右に配した感知フロートによつて機体の左右ローリ
ング傾斜の検知をし、これに基づいてローリング制御用
の切換えバルブを切換えて、ローリング制御用シリンダ
に対して圧油供給をし、これに基づくシリンダ作動によ
つて左右走行車輪に連動連結される天秤腕を揺動させて
機体左右姿勢が圃場面に対して平行となるようにした所
謂ローリング制御機構を設けたものがある。
の左右に配した感知フロートによつて機体の左右ローリ
ング傾斜の検知をし、これに基づいてローリング制御用
の切換えバルブを切換えて、ローリング制御用シリンダ
に対して圧油供給をし、これに基づくシリンダ作動によ
つて左右走行車輪に連動連結される天秤腕を揺動させて
機体左右姿勢が圃場面に対して平行となるようにした所
謂ローリング制御機構を設けたものがある。
ところでこのようなものにおいて、路上走行時や後進
走行時等の場合にはローリング制御が無用であり、そこ
でこの様な場合に、天秤腕の揺動をロツクするためのロ
ーリングロツク機構を設け、該ロツク機構を、操作具の
操作で必要においてできるようにしたものがある。
走行時等の場合にはローリング制御が無用であり、そこ
でこの様な場合に、天秤腕の揺動をロツクするためのロ
ーリングロツク機構を設け、該ロツク機構を、操作具の
操作で必要においてできるようにしたものがある。
ところでこのものでは、走行車輪に対し機体が左右何
れかに傾斜している状態のときローリングロツクをしよ
うとしても、天秤腕はロツク姿勢になつておらず、この
ため機体の左右姿勢を走行車輪に対して平行に復帰して
天秤腕をロツク姿勢に矯正する必要がある。このために
は、左右何れか一方の感知フロートを手で動かすか、機
体を無理に左右に振つて感知フロートを揺動させること
によつて油圧切換え弁を切換え、これによってローリン
グ制御用シリンダを作動させて機体の左右姿勢を左右走
行車輪に対して平行となるように矯正していたが、この
操作は非常に面倒かつ煩雑で手間がかかるものである。
れかに傾斜している状態のときローリングロツクをしよ
うとしても、天秤腕はロツク姿勢になつておらず、この
ため機体の左右姿勢を走行車輪に対して平行に復帰して
天秤腕をロツク姿勢に矯正する必要がある。このために
は、左右何れか一方の感知フロートを手で動かすか、機
体を無理に左右に振つて感知フロートを揺動させること
によつて油圧切換え弁を切換え、これによってローリン
グ制御用シリンダを作動させて機体の左右姿勢を左右走
行車輪に対して平行となるように矯正していたが、この
操作は非常に面倒かつ煩雑で手間がかかるものである。
さらにローリングロツク状態になつた場合において、
機体が左右に振れたことに伴い、これを感知フロートが
検知すると、ローリング制御用シリンダに圧油供給がな
されて天秤腕に対し機体姿勢を修正するための負荷が働
くこととなり、このためロツク部材にこれに対応した負
荷が加わることになつて、ロツク部材等を殊更強固なも
のにしなければならずコスト高や重量アツプの原因にな
るという問題がある。
機体が左右に振れたことに伴い、これを感知フロートが
検知すると、ローリング制御用シリンダに圧油供給がな
されて天秤腕に対し機体姿勢を修正するための負荷が働
くこととなり、このためロツク部材にこれに対応した負
荷が加わることになつて、ロツク部材等を殊更強固なも
のにしなければならずコスト高や重量アツプの原因にな
るという問題がある。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる水田作業機におけるローリング制御
機構を提供することを目的として創案されたものであつ
て、機体の左右傾斜検知に基づくローリング制御用シリ
ンダの油圧切換え作動によつて、左右の走行車輪に連結
された天秤腕を揺動せしめて機体のローリング制御を行
うように構成した水田作業機において、前記ローリング
制御用シリンダの油圧切換え作動を行う切換えバルブか
らローリング制御用シリンダに至る油路に、開状態と閉
状態とに切換えできるリリーフ弁を設け、該リリーフ弁
を、天秤腕の揺動ロツクをするためのロツク操作具に、
該ロツク操作具をロツク状態に操作したとき閉状態から
開状態に切換えするよう連動連結して、ロツク操作具を
ロツク状態に操作したことに連動して開状態になつたリ
リーフ弁によつてローリング制御用シリンダを連通状態
にして、ローリング制御用シリンダの自由なシリンダ作
動ができるように構成したことを特徴とするものであ
る。
掃することができる水田作業機におけるローリング制御
機構を提供することを目的として創案されたものであつ
て、機体の左右傾斜検知に基づくローリング制御用シリ
ンダの油圧切換え作動によつて、左右の走行車輪に連結
された天秤腕を揺動せしめて機体のローリング制御を行
うように構成した水田作業機において、前記ローリング
制御用シリンダの油圧切換え作動を行う切換えバルブか
らローリング制御用シリンダに至る油路に、開状態と閉
状態とに切換えできるリリーフ弁を設け、該リリーフ弁
を、天秤腕の揺動ロツクをするためのロツク操作具に、
該ロツク操作具をロツク状態に操作したとき閉状態から
開状態に切換えするよう連動連結して、ロツク操作具を
ロツク状態に操作したことに連動して開状態になつたリ
リーフ弁によつてローリング制御用シリンダを連通状態
にして、ローリング制御用シリンダの自由なシリンダ作
動ができるように構成したことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によつて、ローリングロツ
ク状態に操作したときには、ローリング制御用シリンダ
を開状態になつたリリーフ弁によつて自由なシリンダ作
動ができるようにしたものである。
ク状態に操作したときには、ローリング制御用シリンダ
を開状態になつたリリーフ弁によつて自由なシリンダ作
動ができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は歩行型田植機の走行機体であつて、
該走行機体1は、エンジン2を搭載する機体フレーム
3、左右往復動をする苗載台4、苗載台4に載置された
植付苗を掻取つて田面に植付ける植付爪5、田面滑走を
するセンターフロート6、走行車輪7、運転ハンドル8
等の各種部材によつて構成されていること等は何れも従
来通りである。
図面において、1は歩行型田植機の走行機体であつて、
該走行機体1は、エンジン2を搭載する機体フレーム
3、左右往復動をする苗載台4、苗載台4に載置された
植付苗を掻取つて田面に植付ける植付爪5、田面滑走を
するセンターフロート6、走行車輪7、運転ハンドル8
等の各種部材によつて構成されていること等は何れも従
来通りである。
9はメインシリンダであつて、該メインシリンダ9の
先端部(機体後方側)には天秤腕10が揺動自在に枢支さ
れており、この天秤腕10の両端部にそれぞれ連結された
連結ロツド10aの先端部は、走行車輪7が支持されるス
イングケース7aの基端部に連結されている。一方、天秤
腕10から前方に伸びる作動腕10bには複動式のサブシリ
ンダ(ローリング制御用シリンダ)11の作動ロツド11a
が係合しており、そして天秤腕10は、メインシリンダ9
の伸縮作動では揺動すること無く前後平行移動して左右
走行車輪7の同時の昇降動を行うが、サブシリンダ11の
作動では揺動して左右走行車輪7の背反的な昇降動を行
うようになつている。
先端部(機体後方側)には天秤腕10が揺動自在に枢支さ
れており、この天秤腕10の両端部にそれぞれ連結された
連結ロツド10aの先端部は、走行車輪7が支持されるス
イングケース7aの基端部に連結されている。一方、天秤
腕10から前方に伸びる作動腕10bには複動式のサブシリ
ンダ(ローリング制御用シリンダ)11の作動ロツド11a
が係合しており、そして天秤腕10は、メインシリンダ9
の伸縮作動では揺動すること無く前後平行移動して左右
走行車輪7の同時の昇降動を行うが、サブシリンダ11の
作動では揺動して左右走行車輪7の背反的な昇降動を行
うようになつている。
12は前記サブシリンダ11に対して圧油供給をするため
の切換えバルブ(ローリング制御弁)であつて、該切換
えバルブ12のバルブスプール(図示せず)は、左右感知
フロート15に作動アーム13を介して連動連結されてお
り、左右感知フロート15が背反的に上下揺動したとき、
つまり機体に対して一方の感知フロート15が上側に相対
移動したとき、該感知フロート15の上動に基づきバルブ
スプールが切換えられて、切換えバルブ12は、感知フロ
ート15が上側に相対移動した側の走行車輪7を下側に揺
動せしめるようサブシリンダ11に圧油供給をし、これに
よつて機体の田面に対する左右傾斜を補正して機体姿勢
が略水平状となるようローリング制御をする構成になつ
ている。
の切換えバルブ(ローリング制御弁)であつて、該切換
えバルブ12のバルブスプール(図示せず)は、左右感知
フロート15に作動アーム13を介して連動連結されてお
り、左右感知フロート15が背反的に上下揺動したとき、
つまり機体に対して一方の感知フロート15が上側に相対
移動したとき、該感知フロート15の上動に基づきバルブ
スプールが切換えられて、切換えバルブ12は、感知フロ
ート15が上側に相対移動した側の走行車輪7を下側に揺
動せしめるようサブシリンダ11に圧油供給をし、これに
よつて機体の田面に対する左右傾斜を補正して機体姿勢
が略水平状となるようローリング制御をする構成になつ
ている。
さらに切換えバルブ12からサブシリンダ11に至る油路
にはリリーフ弁20が接続されているが、該リリーフ弁20
は、切換えバルブ12が設けられるバルブアツシー21に一
体的に組み込まれている。つまり、バルブアツシー21か
らはリリーフ弁20の切換えレバー20aが突出している
が、該切換えレバー20aは、連結ワイヤ19を介して運転
ハンドル8に設けたロツク操作レバー18に連動連結され
ていると共に、復帰弾機22がバルブアツシー21との間に
介装されている。そしてロツク操作レバー18が非ロツク
位置にセツトされている場合には、連結ワイヤ19は復帰
弾機22に抗して引張られた状態となり、これによつて切
換えレバー20aはリリーフ弁20を閉状態にする姿勢とな
り、そしてこの閉状態において、前述したローリング制
御が行われる構成になつている。一方、ロツク操作レバ
ー18をロツク位置にセツトした場合、連結ワイヤ19は緩
んで切換えレバー20aは復帰弾機22の付勢力を受けてリ
リーフ弁20を開状態にする姿勢となり、この状態では、
切換えバルブ12の切換え作動とは無関係にサブシリンダ
11は連通状態となつて自由な作動ができる構成になつて
いる。
にはリリーフ弁20が接続されているが、該リリーフ弁20
は、切換えバルブ12が設けられるバルブアツシー21に一
体的に組み込まれている。つまり、バルブアツシー21か
らはリリーフ弁20の切換えレバー20aが突出している
が、該切換えレバー20aは、連結ワイヤ19を介して運転
ハンドル8に設けたロツク操作レバー18に連動連結され
ていると共に、復帰弾機22がバルブアツシー21との間に
介装されている。そしてロツク操作レバー18が非ロツク
位置にセツトされている場合には、連結ワイヤ19は復帰
弾機22に抗して引張られた状態となり、これによつて切
換えレバー20aはリリーフ弁20を閉状態にする姿勢とな
り、そしてこの閉状態において、前述したローリング制
御が行われる構成になつている。一方、ロツク操作レバ
ー18をロツク位置にセツトした場合、連結ワイヤ19は緩
んで切換えレバー20aは復帰弾機22の付勢力を受けてリ
リーフ弁20を開状態にする姿勢となり、この状態では、
切換えバルブ12の切換え作動とは無関係にサブシリンダ
11は連通状態となつて自由な作動ができる構成になつて
いる。
16は前記天秤腕10の揺動を規制するロツクピンであつ
て、該ロツクピン16は機体フレーム3側に設けたブラケ
ツト16aに出没自在に支持されている。このロツクピン1
6はワイヤ17を介して前記ロツク操作レバー18に連動連
結されており、該ロツク操作レバー18を前述したロツク
位置にセツトした場合、ワイヤ17が緩んでロツクピン16
は弾機16bの付勢力を受けてブラケツト16aから突出し、
これによつて連結ロツド10aに突設のプレート10cのロツ
ク孔10dに嵌入係合して天秤腕10の揺動ロツクをするよ
うになつているが、この天秤腕10の揺動ロツクは、走行
車輪7対して機体1が左右傾斜している状態では、ロツ
クピン16とロツク孔10dとが一致しないためロツクでき
ず、機体姿勢が走行車輪7に対して平行な状態のときに
のみロツクできるようになつている。
て、該ロツクピン16は機体フレーム3側に設けたブラケ
ツト16aに出没自在に支持されている。このロツクピン1
6はワイヤ17を介して前記ロツク操作レバー18に連動連
結されており、該ロツク操作レバー18を前述したロツク
位置にセツトした場合、ワイヤ17が緩んでロツクピン16
は弾機16bの付勢力を受けてブラケツト16aから突出し、
これによつて連結ロツド10aに突設のプレート10cのロツ
ク孔10dに嵌入係合して天秤腕10の揺動ロツクをするよ
うになつているが、この天秤腕10の揺動ロツクは、走行
車輪7対して機体1が左右傾斜している状態では、ロツ
クピン16とロツク孔10dとが一致しないためロツクでき
ず、機体姿勢が走行車輪7に対して平行な状態のときに
のみロツクできるようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、機体
のローリング制御は、ロツク操作レバー18を非ロツク位
置にセツトしておけば、前述したように感知フロート15
の背反的な感知揺動に伴う切換えバルブ12の切換えに基
づいたサブシリンダ10の作動によつて成されることにな
り、これによつて機体姿勢を田面に対して平行に維持し
た姿勢状態で苗植付け作業を行うことができる。
のローリング制御は、ロツク操作レバー18を非ロツク位
置にセツトしておけば、前述したように感知フロート15
の背反的な感知揺動に伴う切換えバルブ12の切換えに基
づいたサブシリンダ10の作動によつて成されることにな
り、これによつて機体姿勢を田面に対して平行に維持し
た姿勢状態で苗植付け作業を行うことができる。
この様に本考案においては、左右感知フロート15の感
知揺動に基づいてローリング制御を行うことができるも
のであるが、路上走行時や後進走行時等の非植付け走行
時においては、ロツク操作レバー18をロツク位置にセツ
トして天秤腕10の揺動ロツクをした安定状態で走行する
ことになる。この場合、ロツク操作レバー18をロツク位
置にセツトすることによつて、連結ワイヤ17が緩んでロ
ツクピン16が弾機16bの付勢力を受けて突出してロツク
孔10dに没入してロツク状態になろうとする。このとき
機体姿勢が左右走行車輪7に対して平行状態になつてお
らず、ロツクピン16とロツク孔10dとが位置ずれしてい
た場合に、ロツクピン16は、プレート10cに当つた状態
になる。この場合には、機体姿勢を左右走行車輪7に対
して平行となるよう矯正する必要があるが、それには、
運転ハンドル8を操作をして機体を左右揺動すればよ
い。
知揺動に基づいてローリング制御を行うことができるも
のであるが、路上走行時や後進走行時等の非植付け走行
時においては、ロツク操作レバー18をロツク位置にセツ
トして天秤腕10の揺動ロツクをした安定状態で走行する
ことになる。この場合、ロツク操作レバー18をロツク位
置にセツトすることによつて、連結ワイヤ17が緩んでロ
ツクピン16が弾機16bの付勢力を受けて突出してロツク
孔10dに没入してロツク状態になろうとする。このとき
機体姿勢が左右走行車輪7に対して平行状態になつてお
らず、ロツクピン16とロツク孔10dとが位置ずれしてい
た場合に、ロツクピン16は、プレート10cに当つた状態
になる。この場合には、機体姿勢を左右走行車輪7に対
して平行となるよう矯正する必要があるが、それには、
運転ハンドル8を操作をして機体を左右揺動すればよ
い。
つまり、本考案では、前記ロツク操作レバー18をロツ
ク位置にセツトすることに連動して連結ワイヤ19が緩
み、これに連動して切換えレバー20aが開側に揺動する
ことになつてリリーフ弁20が開状態になる。この結果、
サブシリンダ11は、開状態となつたリリーフ弁20によつ
て圧油供給の有無に無関係に自由にシリンダ作動するこ
とになり、そこで機体1をハンドル操作で軽く左右揺動
して、機体姿勢を左右走行車輪7に対して水平にするこ
とが簡単にでき、これによつてロツクピン16がロツク孔
10d位置に合致して嵌入することになつてローリングロ
ツク状態にセツトできる。
ク位置にセツトすることに連動して連結ワイヤ19が緩
み、これに連動して切換えレバー20aが開側に揺動する
ことになつてリリーフ弁20が開状態になる。この結果、
サブシリンダ11は、開状態となつたリリーフ弁20によつ
て圧油供給の有無に無関係に自由にシリンダ作動するこ
とになり、そこで機体1をハンドル操作で軽く左右揺動
して、機体姿勢を左右走行車輪7に対して水平にするこ
とが簡単にでき、これによつてロツクピン16がロツク孔
10d位置に合致して嵌入することになつてローリングロ
ツク状態にセツトできる。
この様に本考案においては、機体が左右走行車輪7に
対して非平行状態のときローリングロツクをすべくロツ
ク操作レバー18をロツク位置に操作した場合に、サブシ
リンダ11は、開状態になつたリリーフ弁20によつて自由
に作動できる状態になつて、機体姿勢を、左右走行車輪
7に平行になるよう矯正することが、従来のように無理
に機体を傾斜したり、直接手で操作したりして感知フロ
ート15を動かしてサブシリンダ11を油圧作動させる必要
が無くなつて、大幅な作業性の向上が図れることにな
る。
対して非平行状態のときローリングロツクをすべくロツ
ク操作レバー18をロツク位置に操作した場合に、サブシ
リンダ11は、開状態になつたリリーフ弁20によつて自由
に作動できる状態になつて、機体姿勢を、左右走行車輪
7に平行になるよう矯正することが、従来のように無理
に機体を傾斜したり、直接手で操作したりして感知フロ
ート15を動かしてサブシリンダ11を油圧作動させる必要
が無くなつて、大幅な作業性の向上が図れることにな
る。
しかもこのものは、前記ローリングロツク状態のと
き、感知フロート15が振動したり接触したりして揺動し
て切換えバルブ12が切換わり、圧油をサブシリンダ11側
に供給する状態になつても、該供給された圧油は、開状
態になつたリリーフ弁20を通つて油タンク側に還流する
ことになり、もつて従来のようにサブシリンダ11に圧油
供給されて天秤腕10を揺動させるような負荷が働くこと
が無く、ロツクピン16やプレート10c等のロツク部材を
殊更強固なものにする必要がなくなつて、コストダウン
および軽量化に大いに寄与することができる。
き、感知フロート15が振動したり接触したりして揺動し
て切換えバルブ12が切換わり、圧油をサブシリンダ11側
に供給する状態になつても、該供給された圧油は、開状
態になつたリリーフ弁20を通つて油タンク側に還流する
ことになり、もつて従来のようにサブシリンダ11に圧油
供給されて天秤腕10を揺動させるような負荷が働くこと
が無く、ロツクピン16やプレート10c等のロツク部材を
殊更強固なものにする必要がなくなつて、コストダウン
および軽量化に大いに寄与することができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、ロツク操作具の操作によつてローリングロツ
ク状態にしたとき、これに連動して切換えバルブとロー
リング制御用シリンダとの間の油路に配されるリリーフ
弁が開状態になる。この結果、ローリング制御用シリン
ダは、前記開状態になつたリリーフ弁によつて圧油供給
の有無に無関係に自由にシリンダ作動することになつ
て、機体姿勢を左右走行車輪に対して水平にすることが
簡単にでき、これによつて、機体が左右走行車輪に対し
非平行な状態でローリングロツク操作をした場合に、従
来のように無理に機体を傾斜せしめたり、直接手で操作
したりして感知フロートを動かしてローリング制御用シ
リンダを油圧作動させる必要が無くなつて、大幅な作業
性の向上が図れることになる。
あるから、ロツク操作具の操作によつてローリングロツ
ク状態にしたとき、これに連動して切換えバルブとロー
リング制御用シリンダとの間の油路に配されるリリーフ
弁が開状態になる。この結果、ローリング制御用シリン
ダは、前記開状態になつたリリーフ弁によつて圧油供給
の有無に無関係に自由にシリンダ作動することになつ
て、機体姿勢を左右走行車輪に対して水平にすることが
簡単にでき、これによつて、機体が左右走行車輪に対し
非平行な状態でローリングロツク操作をした場合に、従
来のように無理に機体を傾斜せしめたり、直接手で操作
したりして感知フロートを動かしてローリング制御用シ
リンダを油圧作動させる必要が無くなつて、大幅な作業
性の向上が図れることになる。
しかも、前記ローリングロツク状態のとき、感知フロ
ートが振動したりして切換えバルブが切換わり、ローリ
ング制御用シリンダ側に圧油供給状態になつても、該供
給される圧油は、開状態になつたリリーフ弁を通つて油
タンク側に還流することになり、もつて、従来のように
ローリング制御用シリンダに圧油供給されて天秤腕を揺
動せしめるような負荷が働くことが無い。この結果、ロ
ツクピンやプレート等のロツク部材を殊更強固なものに
する必要がなくなつて、コストダウンおよび軽量化に大
いに寄与することができる。
ートが振動したりして切換えバルブが切換わり、ローリ
ング制御用シリンダ側に圧油供給状態になつても、該供
給される圧油は、開状態になつたリリーフ弁を通つて油
タンク側に還流することになり、もつて、従来のように
ローリング制御用シリンダに圧油供給されて天秤腕を揺
動せしめるような負荷が働くことが無い。この結果、ロ
ツクピンやプレート等のロツク部材を殊更強固なものに
する必要がなくなつて、コストダウンおよび軽量化に大
いに寄与することができる。
図面は、本考案に係る水田作業機におけるローリング制
御機構の実施例を示したものであつて、第1図は歩行型
田植機の側面図、第2図はシリンダ部の要部斜視図、第
3図はローリングロツク部とサブシリンダの油路との連
繋関係を示した作用説明図である。 図中、1は走行機体、7は走行車輪、10は天秤腕、11は
サブシリンダ、12は切換えバルブ、18はロツク操作レバ
ー、20はリリーフ弁である。
御機構の実施例を示したものであつて、第1図は歩行型
田植機の側面図、第2図はシリンダ部の要部斜視図、第
3図はローリングロツク部とサブシリンダの油路との連
繋関係を示した作用説明図である。 図中、1は走行機体、7は走行車輪、10は天秤腕、11は
サブシリンダ、12は切換えバルブ、18はロツク操作レバ
ー、20はリリーフ弁である。
Claims (1)
- 【請求項1】機体の左右傾斜検知に基づくローリング制
御用シリンダの油圧切換え作動によつて、左右の走行車
輪に連結された天秤腕を揺動せしめて機体のローリング
制御を行うように構成した水田作業機において、前記ロ
ーリング制御用シリンダの油圧切換え作動を行う切換え
バルブからローリング制御用シリンダに至る油路に、開
状態と閉状態とに切換えできるリリーフ弁を設け、該リ
リーフ弁を、天秤腕の揺動ロツクをするためのロツク操
作具に、該ロツク操作具をロツク状態に操作したとき閉
状態から開状態に切換えするよう連動連結して、ロツク
操作具をロツク状態に操作したことに連動して開状態に
なつたリリーフ弁によつてローリング制御用シリンダを
連通状態にして、ローリング制御用シリンダの自由なシ
リンダ作動ができるように構成したことを特徴とする水
田作業機におけるローリング制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12307490U JP2507802Y2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 水田作業機におけるロ―リング制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12307490U JP2507802Y2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 水田作業機におけるロ―リング制御機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0480310U JPH0480310U (ja) | 1992-07-13 |
JP2507802Y2 true JP2507802Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31870802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12307490U Expired - Fee Related JP2507802Y2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | 水田作業機におけるロ―リング制御機構 |
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JP (1) | JP2507802Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-24 JP JP12307490U patent/JP2507802Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0480310U (ja) | 1992-07-13 |
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