JP2507733B2 - ダイレス伸線装置 - Google Patents

ダイレス伸線装置

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JP2507733B2
JP2507733B2 JP62096206A JP9620687A JP2507733B2 JP 2507733 B2 JP2507733 B2 JP 2507733B2 JP 62096206 A JP62096206 A JP 62096206A JP 9620687 A JP9620687 A JP 9620687A JP 2507733 B2 JP2507733 B2 JP 2507733B2
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新五郎 福岡
恵三 小杉
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,伸線すべき材料を加熱しつつ引取って伸線
するダイレス伸線装置に関するものである。
(従来技術) この種の伸線装置は,伸線すべき材料を加熱する誘導
加熱手段と,この材料を送出する送出手段と,伸線され
た材料を巻取る巻取手段とから成り,送出手段は通常誘
導加熱手段の手前に設けられた送出用引取機を含んでい
る。この装置は引取機と巻取手段との間で張力をかけつ
つ誘導加熱コイルで材料を加熱し材料の温度による変形
抵抗の差を利用して材料を縮径している。この装置にお
いて,引取機と巻取縮径との間の張力と加熱部分での材
料の変形抵抗と加熱前の材料の剛性との関係が適当であ
る場合には材料が真直ぐに引取られるが,材料が硬く且
つ加熱された温度における変形抵抗が小さく、引取機と
巻取縮径との間の張力が低い場合には、材料の巻きぐせ
がとれる張力とならないために、誘導加熱手段の誘導加
熱コイル内で材料が真直ぐに延びないで径方向に偏位し
て移動し、従って誘導加熱コイル内で材料が不均一に加
熱されて材料の断線が生ずることがる。これは特に線径
が大きく剛性が高い場合に起き易い。ダイレス伸線は通
常のダイ式伸線装置では伸線が難しい材料に適している
のにこのような難加工材料に適用することができいない
ことは好ましくない。
(発明の目的) 本発明の目的は,不均一な加熱による材料の断線を生
ずることがなく、また難加工材料を高い減面率でダイレ
ス伸線することができる装置を提供することにある。
(発明の構成) 本発明に係るダイレス伸線装置は,伸線すべき材料を
誘導加熱する誘導加熱コイルを含む誘導加熱手段と,こ
の誘導加熱手段に材料を送出す送出手段と,伸線された
材料を巻取る巻取手段とから成り,送出手段は誘導加熱
コイルの手前に配置された送出用引取機を有し、材料
は、この送出用引取機と巻取手段との間で張力をかけつ
つ誘導加熱手段によって加熱されて伸線されるが、特に
引取機の手前に材料の曲りくせを矯正する矯正機を有す
ることを特徴としている。
このように、材料が引取機に入る前に矯正機によって
材料の曲がりくせが矯正されると、引取機と巻取手段と
の間で張力をかけられながら誘導加熱手段内を通る材料
が偏位することがなく真直ぐに移動し、従って材料は誘
導加熱手段によって均等に加熱されるので、不均一な加
熱によって生ずるような断線を起こすことがない上に、
高い減面率で難加工材料をダイレス伸線することができ
る。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべると,第
1図は本発明に係るダイレス伸線装置10を示し,このダ
イレス伸線装置10は,伸線すべき材料12を加熱する誘導
加熱コイル14を含む誘導加熱手段16と,この誘導加熱手
段16に材料12を送出す送出ドラム18を含む送出手段20
と,伸線された材料12を巻取る巻取ドラム22を含む巻取
手段24と,送出手段20と巻取手段24とを駆動する駆動手
段26とから成っている。送出手段20は誘導加熱コイル14
の手前に配置されたピンチロール29の形態の送出用引取
機28を有する。また,送出ドラム18はトルクモータで駆
動されるか、ピンチロール29に直結して駆動される。一
方,図示の実施例では,巻取手段24は巻取ドラム22の手
前に配置された巻取ガイドロール30を含む。引取機28と
巻取ガイドロール30との材料速度は、これらの間で材料
12に所定の張力を付与して材料12に所望の減面率を与え
るために一定の比率となるように制御される。尚,図面
において符号32は加熱されて伸線された線材を冷却する
冷却ノズルである。望ましくは、冷却ノズル32と巻取ガ
イドロール30との間または巻取ガイドロール30と巻取ド
ラム22との間に線径センサを配置してこの線径を一定に
するように巻取ガイドロール30及び巻取ドラム22の回転
を制御することができる。更に,冷却ノズル32の直前の
材料の温度を温度センサで検出して誘導加熱手段16を制
御することもできる。
本発明のダイレス伸線装置10は,特に引取機28の手前
に材料12の曲がりくせを矯正する矯正機34を有する。ま
た,引取機28がピンチロールである場合にはこのピンチ
ロールの速度をマスターとして矯正機34の矯正ロール36
をピンチロール29と同一速度で駆動する。
このようにすると,材料12は誘導加熱手段16の誘導加
熱コイル14に入る前に送出手段20のピンチロール29と同
一速度で駆動される矯正機34によって真直に矯正される
ので、引取機28と巻取手段24との間で材料12に付与され
る張力が低くても、材料12は誘導加熱コイル14内を径方
向に偏位することがなく真直ぐに通り、このため誘導加
熱コイル14から均一に誘導電流が誘起されるため線材12
は均一に加熱される。従って,材料が断線することがな
く、また剛性の高い難加工材料でも確実にダイレス伸線
することができる。
第2図は引取機28としてピンチロール29の代わりにキ
ャプスタン29Aを用いた本発明の他の実施例を示し,こ
の場合には矯正ロール36を駆動しなくてもよく,その後
方にガイドロール29Bを設けるのが望ましい。また,第
3図は巻取ガイドロール30に代えてアルミナ,窒化珪素
セラミック製の固定ガイド30Aを用いた本発明の更に他
の実施例を示す。
本発明の具体例をのべると,矯正機を有しない従来の
装置で線径9.5mmのアルミニウムブロンズ線を約800℃に
加熱してダイレス伸線を行なったが,直径が約400mmの
ルーズコイルの曲げぐせがきつく,誘導加熱コイル中で
断線が発生した。同じ材料を第1図に示す本発明の装置
で直径が約80mmの5つの矯正ロールから成る矯正機を通
して直径が160mmのピンチロールを通しピンチロールか
ら矯正ロールを駆動して材料を矯正しつつダイレス伸線
したところ断線を生ずることがなかった。尚,この場合
加熱は約800℃とし,またピンチロールの速度0.4m/分に
対してガイドロール及び巻取ドラムの速度を1m/分と
し,材料の直径を約7.8mmまで伸線した。
(発明の効果) 本発明によれば,上記のように,材料は引取機に入る
前に矯正機によって曲がりぐせが矯正されるので、誘導
加熱手段内では材料が径方向に偏位することがなく真直
ぐに延びて、材料は均等に加熱されるため断線を起すこ
とがなく,高い減面率で難加工材料をダイレス伸線する
ことができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るダイレス伸線装置の概略系統図,
第2図及び第3図は本発明の異なる更に他の実施例の要
部概略図である。 10……ダイレス伸線装置,12……線材,14……誘導加熱コ
イル,16……誘導加熱手段,18……送出ドラム,20……送
出手段,22……巻取ドラム,24……巻取手段,26……駆動
手段,28……引取機,29……ピンチロール,29A……キャプ
スタン,30……巻取ガイドロール,34……矯正機,36……
矯正ロール。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸線すべき材料を誘導加熱する誘導加熱コ
    イルを含む誘導加熱手段と、前記誘導加熱手段に前記材
    料を送出する送出手段と、前記伸線された材料を巻取る
    巻取手段とから成り、前記送出手段は、前記誘導加熱コ
    イルの手前に配置された送出用引取機を有し、前記材料
    は前記送出用引取機と前記巻取手段との間で張力をかけ
    つつ前記誘導加熱手段によって加熱されて伸線されるダ
    イレス伸線装置において、前記引取機の手前に材料の曲
    がりくせを矯正する矯正機を有することを特徴とするダ
    イレス伸線装置。
  2. 【請求項2】前記巻取手段は、巻取ドラムと前記巻取ド
    ラムの手前に配置された巻取ガイドロールとから成って
    いる特許請求の範囲第1項に記載のダイレス伸線装置。
  3. 【請求項3】前記引取機はピンチロールであり、前記ピ
    ンチロールの速度をマスターとし、前記矯正機は前記ピ
    ンチロールと同速度で駆動される特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載のダイレス伸線装置。
  4. 【請求項4】前記引取機はキャプスタンである特許請求
    の範囲第1項または第2項に記載のダイレス伸線装置。
JP62096206A 1987-04-21 1987-04-21 ダイレス伸線装置 Expired - Lifetime JP2507733B2 (ja)

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JPS63264217A JPS63264217A (ja) 1988-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6067683A (ja) * 1983-09-22 1985-04-18 Sumitomo Metal Ind Ltd ステンレス鋼線材の脱スケール方法
JPS60255923A (ja) * 1984-05-30 1985-12-17 Sumitomo Electric Ind Ltd ステンレス被覆鋼線の製造方法

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