JP2507682B2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は油圧モーターによってトラクター等の走行作
業車の車軸を駆動する車軸駆動装置に関する。
(ロ)従来技術 従来技術においては、油圧ポンプからの圧油を受けて
駆動される油圧モーターによって左右の車軸を駆動する
車軸駆動装置を構成するには、車軸を駆動する動力伝動
部をミッションケース内に予め組立てておき、ミッショ
ンケース外側面に開けた開口部にモーター軸を突入させ
るようにして油圧モーターを該外側面に付設し、モータ
軸を前記動力伝動部に連結して完成される為に、車軸駆
動装置の組立に非常に時間がかかっていた。
また、モーター軸はミッションケース内に突入させる
為にモーターケースから軸方向に長く形成されると、車
軸への動力伝達時における反力が曲げ応力として作用す
るので支持部分の強度アップを図らねばならなかった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明においては、2分割構成のミッションケース内
に油圧モーターのモーター軸をその一方の半割ケースと
他方の半割ケースとに跨がって車軸と平行に配置し、モ
ーター軸の一方に構成される油圧モーターと他方に構成
される車軸への動力伝動部とは、それぞれ一方の半割ケ
ースと他方の半割ケースに別々に収納することによっ
て、油圧モーターをも含んだ車軸駆動装置が両ケースの
合着によって一挙に完成すべく構成し、車軸駆動装置の
組立てを簡単にしたのである。
また、モーター軸は両半割ケース内にて支持される為
に、モーター軸は短くて済み、車軸への動力伝達時にお
ける反力がモーター軸3に曲げ応力として作用しても安
定して受け止めることができ、支持部分の強度アップを
図ったのである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明すると。
油圧ポンプPからの圧油を受けて駆動される油圧モー
ターMによって左右の車軸2・2を駆動するようにした
車軸駆動装置において、左右方向に2分割し互いの開口
側面を合着して構成されるミッションケース1であって
車軸2・2をその一方の半割ケース1aと他方の半割ケー
ス1bに支持し、該ミッションケース1内にて油圧モータ
ーMのモーター軸3を一方の半割ケース1aと他方の半割
ケース1bとに跨がって車軸2・2と平行に配置するとと
もに、一方の半割ケース1a内のモーター軸3上に油圧モ
ーターMを構成し、他方の半割ケース1b内のモーター軸
3から車軸2・2間に動力伝動部を構成したものであ
る。
(ホ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図により、モアトラクターの構成について説明す
る。
前部のボンネット内にエンジンEを配置し、該エンジ
ンEのクランクシャフトにプーリー24を付設している。
またHST変速装置の油圧ポンプPのポンプ軸14に付設し
てプーリー22を設け、該プーリー24と22間にVベルト23
を介装している。
該油圧ポンプPのポンプ軸14を下方へ延長してPTOプ
ーリー25を固設している。該PTOプーリー25よりVベル
ト26を介してモア装置Rの入力プーリー27を駆動してい
る。
ミッションケース1より車軸2が左右に突出されて、
先端に後輪が固設されている。
次に第2図・第3図・第4図・第5図により基本的な
構成について説明すると。
ミッションケース1は左右の半割のミッションケース
に構成されており、右側の半割ケース1aと左側の半割ケ
ース1bにより構成されている。左右の車軸2・2の別々
が半割ケース1a・1bに軸受支持されている。
そして右側の半割ケース1aの一部を油圧モーターMの
ケースに兼用構成し、該内部に油圧モーターMを構成し
ている。
そして右側の半割ケース1aが兼用する油圧モーターM
のケース部の側面と前面と上面に、別体に構成した油圧
ポンプPを付設可能に構成している。
該油圧ポンプPと油圧モーターMの閉回路内を循環す
る作動油が不足した場合ミッションケース1の内部の潤
滑油を、第4図に示される右側ミッションケース1a内壁
の刻設油路35又は36の3連油路の中央油路aより吸引さ
れる。
油圧ポンプPの構成は第3図において示されている。
ベルト23により駆動されるプーリー22にポンプ軸14が
固設されており、該ポンプ軸14の回転によりピストン保
持体12が回転するものである。ピストン保持体12のシリ
ンダー孔内に複数のピストン8が嵌装されており、変速
レバー34による斜板9の傾斜角の変更により、ピストン
8のストロークが変化して吐出量が変わるように構成さ
れている。21はスラストベアリングである。
該ピストン8により吐出された圧油はポンプケース30
底壁の刻設油路dまたはeより、第4図の右側ミッショ
ンケース1aの刻設油路35又は36の3連油路のうちの油路
b又はcを介して油圧モーターMに受継がれて、ピスト
ン7とピストン保持体11のシリンダー間に流入する。
該シリンダー内に流入される圧油の量により、傾斜ス
ラストベアリング10に沿って、ピストン保持体11に回転
力が発生し、油圧モーター軸3が回転する。
該油圧モーター軸3が右側ミッションケース1aの側面
に取付けられた固定斜板座1cに支持されて左側ミッショ
ンケース1b内に突出し、該油圧モーター軸3上の出力回
転体4である歯車により、動力伝達系を構成する中間軸
6上の歯車5を駆動する。
該油圧モーター軸3の一端は右側の半割ケース1aの内
壁で、ピストン保持体11の固定壁面に軸受支持され、他
端は固定斜板座1c内に設けた軸受に支持されている。
また、中間軸6の一方は、前記固定斜板座1cに支持さ
れ、他端は左側の半割ケース1bに軸受支持されている。
該中間軸6の上の刻設歯車6aがデフギア装置のリング
ギア15と噛合し、デフギア装置を回転する。
上記出力部材4と歯車の中間軸6と刻設歯車6aにより
構成された部分が動力伝達部であり、左側の半割ケース
1b内に配置されている。
また固定斜板座1cは半割ケース1aと半割ケース1bの間
に挟持した別体に構成し取付けている。
デフギア装置はリングギア15がデフギアケースを兼用
しており、該リングギア15の内部の開口内にデフピニオ
ン軸16を固定している。そして該デフピニオン軸16にデ
フピニオン17・17を遊嵌し、該デフピニオン17・17が駆
動車軸2の上にスプライン係合したサイドギア19・19と
噛合している。
該サイドギア19・19は左右の駆動車軸2の上に固設さ
れており、左右への抜け止めは駆動車軸2のベアリング
2a・2a及び止め輪により行っている。
Bは半割ケース1bに形成したブレーキケースに収容さ
れる、それ自体周知の内拡式ドラムブレーキで、駐車ブ
レーキとして油圧モーター軸3の端部に固定されてい
る。
次に第3図において、ポンプ軸14の延長部にPTOプー
リー25を固設する部分について説明すると。
該PTOプーリー25は常時必要というわけではないの
で、PTO軸28の部分をポンプ軸14に挿入固着可能として
いる。
第4図において示す如く、右側の半割ケース1aの一部
を油圧モーターMのケースに構成した部分において、右
側の半割ケース1aの側面に油圧ポンプPへの油路を構成
しているのである。該右側の半割ケース1aの側面に油路
を開口したことにより、該油圧ポンプPを付設するだけ
で作動油の油路を連結することが出来るのである。
第4図の如く油圧モーターMの側面に油圧ポンプPを
付設した状態が、第3図・第6図に示す実施例である。
また該右側の半割ケース1aに設けた油圧ポンプPへの
油路35を、第5図の如く右側の半割ケース1aの前面に向
けて油路36として開口している。
該油路36の部分に油圧ポンプPを付設する場合には、
第7図の実施例の如くレイアウトされることとなる。
また油圧モーターMの上面にも油圧ポンプPを載置可
能として、この場合には油路35より油路板33を介して圧
油を導入すべく構成しているのである。
該油圧モーターMの上面に油圧ポンプPを載置した場
合には、第8図・第9図・第10図の如く構成される。
第6図の実施例においては、第1図の如く油圧ポンプ
Pを油圧モーターMの側面に配置しており下方にPTOプ
ーリー25を配置している。
第7図の実施例においては、油圧ポンプPを油圧モー
ターMの前面に付設し、側面の油路35は蓋体32により閉
鎖している。
蓋体32は油路35と油路36において使用しない方の油路
を閉鎖する。
第8図における実施例においては、油圧モーターMの
上面に油圧ポンプPを載置し、油圧モーターMの側面の
油路35より油路板33を介して圧油を油圧ポンプP内に導
入している。
この場合には油圧ポンプPの装着方向が逆となるの
で、斜板9を回動する変速レバー34が図面上表わされ、
後方へ突出している。
第9図の実施例においてはポンプ軸14が水平方向にな
るように油圧ポンプPを配置しており、ポンプ軸14が前
方へ向けて突出されているのである。この場合にはエン
ジンEが水平のクランクシャフトを具備しており、HST
式走行変速装置の上部に配置されている場合に該構成と
することができる。
第10図の実施例においては、同じくポンプ軸14が前方
へ水平に突出されているが、動力伝達をジョイント軸に
より行っている点が相違するのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するのである。
従来において、油圧ポンプからの圧油を受けて駆動さ
れる油圧モーターによって左右の車軸を駆動する車軸駆
動装置を構成するには、車軸を駆動する動力伝動部をミ
ッションケース内に予め組立てておき、ミッションケー
ス外側面に開けた開口部にモーター軸を突入させるよう
にして油圧モーターを該外側面に付設し、モータ軸を前
記動力伝動部に連結して完成される為に、車軸駆動装置
の組立に非常に時間がかかっていた。
また、モーター軸はミッションケース内に突入させる
為にモーターケースから軸方向に長く形成されると、車
軸への動力伝達時における反力が曲げ応力として作用す
るので支持部分の強度アップを図らねばならない。
本発明においては、2分割構成のミッションケース1
内に油圧モーターMのモーター軸3をその一方の半割ケ
ース1aの他方の半割ケース1bとに跨がって車軸2・2と
平行に配置するので、モーター軸3の一方に構成される
油圧モーターMと他方に構成される車軸2・2への動力
伝動部とは、それぞれ一方の半割ケース1aと他方の半割
ケース1bに別々に収納されることになって、油圧モータ
ーをも含んだ車軸駆動装置が両ケースの合着によって一
挙に完成するので、車軸駆動装置の組立てが非常に簡単
になったのである。
また、モーター軸3は両半割ケース内にて支持される
為に短くて済み、車軸への動力伝達時における反力がモ
ーター軸3に曲げ応力として作用しても安定して受け止
めることができ、支持部分の強度アップを図る必要がな
くなったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車軸駆動装置を装着したモアトラクタ
ーの側面図、第2図は本発明の車軸駆動装置の平面断面
図、第3図は油圧モーターMの側面に油圧ポンプPを付
設した実施例の側面断面図、第4図は油圧モーターMの
側面に油圧ポンプPを付設した状態の油圧回路を示す斜
視図、第5図は油圧モーターMの前面に油圧ポンプPを
装着可能とした実施例の斜視図、第6図は油圧モーター
Mの側面に油圧ポンプPを付設した実施例の斜視図、第
7図は油圧モーターMの前面に油圧ポンプPを付設した
状態の斜視図、第8図は油圧モーターMの上面に油圧ポ
ンプPを載置した状態の斜視図、第9図は油圧モーター
Mの上部に油圧ポンプPを載置し、ポンプ軸14を前方に
突出した状態の斜視図、第10図はジョイント軸によりエ
ンジンEから動力伝達した状態の斜視図である。 M……油圧モーター P……油圧ポンプ 1……ミッションケース 1a……右側の半割ケース 1b……左側の半割ケース 1c……固定斜板座 3……油圧モーター軸 4……出力回転体 7……ピストン 10……傾斜スラストベアリング 11……ピストン保持体 32……蓋体 33……油路板 35,36……油路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプPからの圧油を受けて駆動され
    る油圧モーターMによって左右の車軸2・2を駆動する
    ようにした車軸駆動装置において、 左右方向に2分割し互いの開口側面を合着して構成され
    るミッションケース1であって車軸2・2をその一方の
    半割ケース1aと他方の半割ケース1bに支持し、 該ミッションケース1内にて油圧モーターMのモーター
    軸3を一方の半割ケース1aと他方の半割ケース1bとに跨
    がって車軸2・2と平行に配置するとともに、 一方の半割ケース1a内のモーター軸3上に油圧モーター
    Mを構成し、 他方の半割ケース1b内のモーター軸3から車軸2・2間
    に動力伝動部を構成したことを特徴とする車軸駆動装
    置。
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