JP2507567Y2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

Info

Publication number
JP2507567Y2
JP2507567Y2 JP1990119223U JP11922390U JP2507567Y2 JP 2507567 Y2 JP2507567 Y2 JP 2507567Y2 JP 1990119223 U JP1990119223 U JP 1990119223U JP 11922390 U JP11922390 U JP 11922390U JP 2507567 Y2 JP2507567 Y2 JP 2507567Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing bracket
fan cover
mounting hole
tubular member
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990119223U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0476150U (ja
Inventor
忍 西谷
禎夫 森崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1990119223U priority Critical patent/JP2507567Y2/ja
Publication of JPH0476150U publication Critical patent/JPH0476150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507567Y2 publication Critical patent/JP2507567Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、樹脂製の軸受ブラケットにファンカバーを
取付ける構成を改良した回転電機に関する。
(従来の技術) 回転電機においては、量産性に富み且つ小形軽量化を
図り得るとともに安価に製作できることから樹脂製の軸
受ブラケットが多く使用されるようになっている。
而して、従来、回転電機たる外扇形電動機の樹脂製の
軸受ブラケットにファンカバーを取付けるには、軸受ブ
ラケットの取付位置に取付孔を形成し、取付位置に挿通
孔を有するファンカバーを配置し、セルフタッピングね
じをファンカバーの挿通孔を通して軸受ブラケットの取
付孔に螺着させている。
(考案が解決しようとする課題) 然しながら、上述したファンカバーは、外扇たるファ
ン及び電動機の保守、点検をするときに取外す必要があ
るため、その都度軸受ブラケットに対して分解、組立て
を行わなければならない。このように、分解、組立てが
繰返し行われると、取付孔に形成されたねじ部がつぶれ
てしまい、ファンカバーの固定ができなくなる。従っ
て、軸受ブラケットを交換することになり、保守、点検
のための費用が多く掛かるという問題がある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、ファンカバーの樹脂製の軸受ブラケットに対す
る分解、組立てが繰返し行われても軸受ブラケットを交
換する必要がなく、保守、点検のための費用が著しく減
少できる回転電機を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の回転電機は、外周部に取付孔を有する樹脂製
の軸受ブラケットの外周部に前記取付孔に対応する挿通
孔を有するファンカバーを配置し、このファンカバーに
当接する鍔部及びこの鍔部に突設されて該ファンカバー
の挿通孔を挿通して前記軸受ブラケットの取付孔に挿入
される筒状部材並びにこの筒状部材の先端部に拡開可能
に形成された固定部から構成された固定部材を設け、前
記筒状部材にねじ込まれて前記固定部を拡開して前記軸
受ブラケットの取付孔内面に圧接固定するねじ部材を設
ける構成に特徴を有する。
(作用) 本考案の回転電機によれば、軸受ブラケットの取付位
置にファンカバーを配置し、このファンカバーの挿通孔
を挿通して軸受ブラケットの取付孔に固定部材の筒状部
材並びに固定部を挿入するとともに鍔部をファンカバー
に当接させ、前記筒状部材にねじ部材をねじ込むと、ね
じ部材が固定部を拡開して前記軸受ブラケットの取付孔
内面に圧接固定するので、軸受ブラケットにねじ孔を形
成する必要がなく、ファンカバーの軸受ブラケットに対
する分解、組立てを繰返し行なっても軸受ブラケットは
破損しない。
(実施例) 以下、本考案を外扇形電動機に適用した一実施例につ
き図面を参照して説明する。
先ず、第4図において、1はフレームで、これは、円
筒状の固定子枠2と、この固定子枠2の両端部に嵌合さ
れた樹脂製の負荷側軸受ブラケット3及び反負荷側軸受
ブラケット4とから構成され、ボルト5及びナット6に
より固定されている。7は固定子枠2に嵌着された固定
子で、これは固定子鉄心8にコイル9を巻回してなる。
10は回転子で、これは回転子鉄心11に回転軸12を圧入し
てなり、その回転軸12が負荷側軸受ブラケット3に嵌着
された軸受14及び反負荷側軸受ブラケット4に嵌着され
た軸受15に回転可能に支承されている。16は回転軸12の
反負荷軸受ブラケット4から突出した端部に取着された
外扇たるファンである。17はファンカバーで、これは、
その端面部に多数の吸気孔18が形成されていて、反負荷
側軸受ブラケット4の外周部に嵌合され、反負荷側軸受
ブラケット4との間に吐気口19が形成されている。
さて、第1図及び第2図において、20は反負荷側軸受
ブラケット4の外周部に形成された複数個の取付孔(1
個のみ図示)である。21は取付孔20に対応してファンカ
バー17に形成された挿通孔で、取付孔20よりも若干小径
となっている。22は樹脂製の固定部材で、これは、第3
図にも示すように、円板状の鍔部23と、この鍔部23に突
設されて内周にねじ部24aが形成された筒状部材24と、
この筒状部材24の先端部に形成された固定部25とから構
成されている。そして、固定部25は、十字状のすり割り
部25aにより4個に分割されて拡開可能に形成されてお
り、外周部に筒状部材24の外径と同径で、その端部外周
には先端に至るに従って小径となる傾斜状の圧設部25b
が形成され、端部内周には中心に向かうに従って小径に
なる傾斜部25cを存して突出部25dが形成されている。
尚、前記した取付孔20の内径は、固定部25の外径の例え
ば約1.1倍に形成することが好ましい。
而して、この固定部材22は、第2図に示すように、固
定部25及び筒状部材24がファンカバー17の挿通孔21を挿
通して反負荷側軸受ブラケット4の取付孔20に挿入さ
れ、鍔部23がファンカバー17に当接するように配置され
る。そこで、ねじ部材26を筒状部材24のねじ部24aに螺
合させると、ねじ部材26が螺進するに従ってその先端が
傾斜部25cに当接した後突出部25dに圧接し、固定部25を
外側に押し拡げるようになり、圧接部25bが取付孔20内
面に圧接されるとともにねじ部材16の頭部下面26aが鍔
部23に圧接し、以て、ファンカバー17が反負荷側軸受ブ
ラケット4に固定され、固定部材22が挿通孔21から抜脱
不能になる。
ところで、ファンカバー17を取外す場合には、先ず、
ねじ部材26を筒状部材24のねじ部24aに対して螺退させ
ると、ねじ部材26が螺退するに従ってその先端が傾斜部
25cに沿って後退して、固定部25が逐次縮小し、ねじ部
材26の先端が傾斜部25cを通過した時点で第2図に示す
状態に復元する。そこで、ねじ部材26を抜出した後固定
部材22を取付孔20から抜出せば、ファンカバー17を反負
荷側軸受ブラケット4から取外すことができる。
上記実施例によれば次の効果を奏する。即ち、固定部
材22の固定部25及び筒状部材24をファンカバー17の挿通
孔21に挿通しつつ反負荷側軸受ブラケット4の取付孔20
に挿入して鍔部23をファンカバー17に当接し、筒状部材
24のねじ部24aにねじ部材26を螺合させると、固定部25
が拡開されて取付孔20内面に圧接され、ファンカバー17
が反負荷側軸受ブラケット4に固定される。従って、従
来とは異なり、樹脂製の反負荷側軸受ブラケット4にね
じ孔を形成する必要がなく、ファンカバー17の反負荷側
軸受ブラケット4に対する分解、組立てを繰返し行なっ
ても反負荷側軸受ブラケット4の取付孔20が破損するこ
とはなくて、保守、点検のために反負荷側軸受ブラケッ
ト4を交換する必要がない。この場合、固定部材22のね
じ部24aが破損した場合でも、固定部材22を交換するだ
けで良く、従来とは異なり、保守、点検の費用を著しく
低減できる。
尚、実施例では、固定部材22の筒状部材24のねじ部24
aにねじ部材26を螺合させたが、代わりに、ねじ部24aを
形成しないで筒状部材24の内周部にタッピングねじを螺
合しないようにしても良い。
その他、本考案は、上記し且つ図面に示す実施例のみ
限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案の回転電機は、樹脂製の軸受ブラケットの取付
位置に取付孔に対応する挿通孔を有するファンカバーを
配置し、このファンカバーの挿通孔を挿通して前記軸受
ブラケットの取付孔に固定部材の筒状部材並びにこの筒
状部材の先端部に拡開可能に形成された固定部を挿入す
るとともに鍔部を該ファンカバーに当接させ、前記筒状
部材にねじ部材をねじ込んで前記固定部を拡開して前記
軸受ブラケットの取付孔内面に圧接固定するようにした
ので、軸受ブラケットにねじ孔を形成する必要がなく、
ファンカバーを軸受ブラケットに対して分解、組立が繰
返し行われても軸受ブラケットを交換する必要がなく
て、保守、点検のための費用が著しく減少できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は要部の
拡大断面図、第2図は組立て過程における第1図相当
図、第3図は固定部材の斜視図、第4図は上半部を破断
して示す全体の正面図である。 図中、4は反負荷側軸受ブラケット(軸受ブラケッ
ト)、17はファンカバー、20は取付孔、21は挿通孔、22
は固定部材、23は鍔部、24は筒状部材、25は固定部、26
はねじ部材を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246750(JP,A) 特開 昭54−30353(JP,A) 実開 平2−14264(JP,U) 実開 昭58−130111(JP,U) 実開 昭56−38549(JP,U) 実開 昭62−149255(JP,U) 実開 昭63−4156(JP,U) 実開 昭64−20053(JP,U) 実開 昭62−11352(JP,U) 実開 昭63−4395(JP,U) 実開 昭53−106562(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に取付孔を有する樹脂製の軸受ブラ
    ケットと、この軸受ブラケットの外周部に配置され前記
    取付孔に対応する挿通孔を有するファンカバーと、この
    ファンカバーに当接する鍔部及びこの鍔部に突設されて
    該ファンカバーの挿通孔を挿通して前記軸受ブラケット
    の取付孔に挿入される筒状部材並びにこの筒状部材の先
    端部に拡開可能に形成された固定部から構成された固定
    部材と、前記筒状部材にねじ込まれて前記固定部を拡開
    して前記軸受ブラケットの取付孔内面に圧接固定するね
    じ部材とを具備してなる回転電機。
JP1990119223U 1990-11-13 1990-11-13 回転電機 Expired - Lifetime JP2507567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990119223U JP2507567Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990119223U JP2507567Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476150U JPH0476150U (ja) 1992-07-02
JP2507567Y2 true JP2507567Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=31867195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990119223U Expired - Lifetime JP2507567Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507567Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214264U (ja) * 1988-07-12 1990-01-29
JPH02246750A (ja) * 1989-03-17 1990-10-02 Shibaura Eng Works Co Ltd モールドモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0476150U (ja) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5051636A (en) Dynamic electric machine
US5519574A (en) Electronic component cooling apparatus
JPH07507197A (ja) ロータ組立体製造のための方法及び装置
JP3351690B2 (ja) 車両用交流発電機およびその組立方法
US6379126B1 (en) Blower
JP2507567Y2 (ja) 回転電機
JP5868548B2 (ja) ハイブリッド車両用回転電機のロータ保持構造
JPH084748A (ja) ボールジョイント
US3848837A (en) Mounting adapter means for dynamoelectric machine
JPS6321166Y2 (ja)
KR200144706Y1 (ko) 모터
KR100379480B1 (ko) 모터 직접 구동방식의 세탁기
KR200282475Y1 (ko) 냉각팬과 원심스위치를 갖춘 단상 전동기
JPH05328644A (ja) 電動機の固定子の固定方法
JP3002747B2 (ja) モールドモータ
JPH0526202U (ja) ビルトインモータ
JP2551374B2 (ja) 電動機の組立方法
JPH07212993A (ja) モータのステータコア
JPH05252696A (ja) 回転電機
JPH0686501A (ja) ボールネジ一体形acサーボモータ
JPS585407Y2 (ja) 回転機の軸受装置
JPH07264799A (ja) 電動機
JP2600602Y2 (ja) 回転子
JPH0429161Y2 (ja)
JP2003097551A (ja) 軸受の予圧構造