JP2507451B2 - エレベ−タの呼び登録装置 - Google Patents

エレベ−タの呼び登録装置

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JP2507451B2
JP2507451B2 JP62181065A JP18106587A JP2507451B2 JP 2507451 B2 JP2507451 B2 JP 2507451B2 JP 62181065 A JP62181065 A JP 62181065A JP 18106587 A JP18106587 A JP 18106587A JP 2507451 B2 JP2507451 B2 JP 2507451B2
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敏光 飛田
壮四郎 葛貫
健治 米田
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの呼び登録装置に係り、特に、
ホールで行先階床別呼と上下方向呼びを状況に応じて切
換えて使用するのに好適な呼び登録装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ホールで行先階床別呼びと上・下方向呼びの両
者の呼びを発生できるものとして特開昭60−19672号公
報のように、同一操作盤に両者の呼び釦を設ける方式が
提案されている。このように同一操作盤に同時に二種類
の釦が設置されているため、特開昭60−36274号公報の
ように一方の種類の釦が押された場合には、他方の釦は
押しても応答しないようにするとか、かご呼び数が少な
いときは上下呼び釦の呼びは無効にする等の登録方法が
提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では、二種類の呼び釦が同一操作盤上に
設置されているため、利用者がどちらの釦を押してよい
かとまどう場合もあり、かつ、例えば、行先階床別釦を
押せばその呼びが、かごに自動登録されるものと考えて
いる人が、行先階床別呼び釦が無効となつていることを
知らずに呼び釦を押して長時間待つたり、または、上・
下呼びとして登録されていることを知らずにかごに乗り
込み、目的階を通過してから気づいてあわてるという問
題があつた。
本発明の目的は利用者の使用上の間違いをなくすた
め、押しボタンの表示と動作を常に単一とし、二種類の
作用を可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ホール呼び操作盤の押しボタン部の表示
形態を状況に応じて変え、押しボタン部を操作した場
合、その表示形態に見合つた出力信号が発生するように
することにより達成される。
〔作用〕
すなわち、本発明のエレベータの呼び登録装置では、
平面デイスプレイ装置とタツチパネルを組合せ、予じめ
行先階床別呼びボタン表示と上下呼び表示画面を作成
し、メモリに入れておき、状況に応じてどちらか一方の
画面をデイスプレイ装置に表示し、そのボタン相当部に
触れることによりタツチパネルから呼び信号が発信され
るようにすることにより、ボタン表示を自由に変更でき
るため、利用者がとまどうことがなくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第11図により
説明する。
第10図は一階のエレベータホールを示したもので、1
はエレベータドア、2はマンマシンを大幅に向上したホ
ール操作盤で、この中には、ホールから行先階床ボタン
1BH〜10BH(十階床の単独エレベータの例)、及び、そ
の空領域にエレベータの運転状況やメツセージを表示CA
Gできるタツチパネル付の平面デイスプレイ3と各種案
内を音声で出力するスピーカSPHがある。
第11図はホール操作盤の構造図で、液晶やプラズマTS
H等の平面デイスプレイPDHと透明タツチパネルTSHを一
体構造とした入力表示一体化装置3、さらに、音声案内
用スピーカSPHが内蔵されている。
なお、本発明では十階床のビルを対象とし、各階にも
第10図と同様のホール操作盤があるものとするが、複数
台を管理する群管理エレベータのホール操作盤としても
良い。
第1図は本発明の一実施例のブロツク図である。
本発明ではマイクロコンピユータを中心に構成してい
る。すなわち、マイクロコンピユータμとは入力インタ
ーフエースIDと出力インターフエースDOでインターフエ
ースされ、各々に入出力ディバイスが接続されている。
入力デバイスとして、ホール操作盤とかご操作盤の透明
タツチパネルTSH(一階床分のみ図示),TSc,各種リレー
の接点やリミツトスイツチ(一個で代表,Rya),ホー
ル待客検出装置PAH,かご乗客検出装置PAcがある。
一方、出力デバイスとして、ホール操作盤とかご操作
盤の平面デイスプレイPDH(一階分のみ図示),PDc,スピ
ーカのSPH(一階床分のみ図示),SPc,さらにエレベータ
を制御するための各種リレーRy(一個で代表)及び電動
機Mがある。なお、電動機MにてかごCAGEとカウンタウ
エイトCWがトラクシヨンマシン(図示なし)を介して直
結されている。
なお、エレベータの運転制御は全てマイクロコンピユ
ータμのプログラムにより実行される。
第2図は、エレベータ運転制御のプログラムシーケン
スを示したものである。
電源投入後、マイクロコンピユータμはリセツトスタ
ートし、まず、イニシヤル処理100を実行する。イニシ
ヤル処理は各種テーブルのクリアや初期値セツト,各種
入出力デバイスのイニシヤル処理を行なうプログラムで
ある。
次に、ステツプ200〜700を電源ダウンまで繰返し処理
する。
ホール呼び処理200はホール操作盤2のデイスプレイP
DHの表示形態を行先階床別呼びボタン表示か、又は、上
・下呼びボタン表示とするかを決定し、それぞれの表示
形態に見合つた呼び発生処理をするプログラムである。
かご呼び処理300は、上・下呼びの場合は、かご呼び
ボタンの登録処理を、行先階床別呼びの場合は、本登録
及びキヤンセル処理、及びかご操作盤のかご呼び処理を
するプログラムである。
かご運行状態表示処理400は、ホール操作盤2の運転
状況表示部CAGに、かご位置表示CAPH、かご運転方向表
示CADHを行なうプログラムである。
メツセージ表示処理500は400と同様に必要なタイミン
グで所定のメツセージをメツセージ表示部CAMに表示す
るプログラムである。
音声案内処理600は、必要なタイミングで所定の音声
をスピーカSPH,SPCに出力するプログラムである。
最後に、ホール行先呼び,かご呼び,その他エレベー
タ運転制御するプログラムである。
第3図はホール呼び処理200の詳細フローで、全階床
(十階床)分処理される。第4図はステツプ210のデイ
スプレイPDHの表示形態決定するプログラムで、もし混
雑時間帯211で、かつ、ホール待人数の多い212ホールが
ある時は第5図に示すようにホールボタン表示部を上下
の呼びボタン表示213とし、混雑時間帯でないか211,又
はホール待人数が少ない212の場合は第6図のように行
先階床別呼びボタン表示214としている。本図の場合、
ホール待人数と混雑時間帯の両者を見て表示形態を決定
しているが、どちらか一方の条件が成立することで表示
形態を変換することも可能であり、又、エレベータかご
内への乗り込み人数が一定数以上で、満員状態で出発す
る場合が発生した時に、ホールの表示形態のみを上・下
呼び表示とすることもできる。
更に、上記表示の切換えは、ホールからの呼びが発生
しておらず、かつ、予め設定した時間になっていること
を確認して行うことができる。更に又、上記表示の切換
えは、ホールに別設した待客検出装置により検出した待
人数が予め設定した値より多いか少ないかを判定し、か
つ、前記ホールの呼びが発生していないことを確認して
行うことができる。
第7図は透明タツチパネルの呼び有効範囲を示したも
のである。
第8図は第3図のステツプ230の透明タツチパネルTSH
よりの入力信号を求める詳細フローを示したものであ
り、ステツプ270も同様の手法で判定できるのでここで
の説明は第7図,第8図をもちいて行なう。すなわち、
第7図の透明タツチパネルの座標が入力されると、その
座標X,Yより、行先呼び、あるいは、上・下呼びの有効
範囲かどうか判定し、もし有効であれば、その座標から
ホール行先呼び(あるいは上・下呼び)を計算できる。
たとえば、座標(X,Y)が、(2,5)のとき5BHが、(2,
7)のとき3BHが発生したことになる。上下呼びボタンが
表示されている場合第7図の(イ)の場合座標(2,0〜
4)は上方向呼びとなり座標(2,5〜9)は下方向呼び
となる。
第9図は、かごの運行状態を表示処理400の詳細フロ
ーである。ステツプ405〜435がホール操作盤2のかご運
行状態表示器CAGへの表示処理ステツプ440〜455がかご
操作盤のかご運行状態表示器への表示処理である。な
お、第9図は乗客数を考慮したかご運行状態表示は図示
していないが、乗客数とドア開閉度合により容易に表示
できる。
以上、本発明のように、行先階呼び方式と上・下呼び
方式の両方式を取り入れたエレベータ呼び方式採用した
エレベータにおいて、同一ホール操作盤に両方のボタン
を混在させることなく、液晶デイスプレイや、プラズマ
デイスプレイ等の平面デイスプレイとタツチパネルを組
合せて、エレベータホールの状況等に応じた表示形態を
変換することにより、上・下呼び方式のボタンと、行先
階床別呼びボタンの両者の機能を混在させることなく実
現できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ホール呼び操作盤に上・下呼びボタ
ンと、行先階床別呼びボタンを同時に設置することな
く、両者の機能を付加することができるため、利用者
が、エレベータを呼ぶ場合にどちらのボタンが有効かを
判断する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2図はエレ
ベータ運転制御のプログラムシーケンス、第3図はホー
ル呼び処理のフローチヤート、第4図はデイスプレー表
示形態決定処理の一例のフローチヤート、第5図,第6
図はホール操作盤のボタン表示例図、第7図はタツチパ
ネルの座標例図、第8図は行先呼び計算フローチヤー
ト、第9図はかご運行状態表示処理フローチヤート、第
10図は本発明を用いたエレベータホールの一例図、第11
図は本発明を用いたホール操作盤の構造図である。 1…エレベータドア、2…ホール操作盤、3…入力表示
一体化装置、SPH…音声案内用スピーカ、PDH…平面デイ
スプレイ、TSH…タツチパネル、PAH…ホール待客検出装
置、PAC…かご内乗客数検出装置、DI…入力インターフ
エース、DO…出力インターフエース、μ…マイクロコン
ピユータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 健治 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (72)発明者 上島 孝明 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日 立製作所水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭64−13385(JP,A) 特開 昭59−114280(JP,A) 実開 昭58−75264(JP,U) 特公 昭63−30267(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホールに設置されたエレベータを呼ぶため
    の行先階床を指示する行先階床ホール呼び手段及び上・
    下方向のみを指示する上・下方向ホール呼び手段と、前
    記2つのホール呼び手段の一方を無効とする手段と、前
    記ホール呼びの操作に応じてこの呼びをエレベータ制御
    装置に送信する手段と、前記呼びの登録を利用者に報知
    する手段を備えたエレベータ呼び登録装置において、 ホールからの呼びが発生しておらず,かつ,予め設定し
    た時間になっていることを確認して,ホール操作盤のホ
    ール呼び表示部を行先階床ホール呼び表示と,上・下方
    向ホール呼び表示との間に切換える手段と、切り換わっ
    た表示形態に対応した呼び登録機能を有効とする手段を
    設けたことを特徴とするエレベータの呼び登録装置。
  2. 【請求項2】前記行先階床ホール呼び表示と上・下方向
    ホール呼び表示との間の切換えは、ホールからサービス
    かごへの乗込み人数と、同階出発時の同かご内人数によ
    って決定する手段としたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 【請求項3】前記行先階床ホール呼び表示と上・下方向
    ホール呼び表示との間の切換えは、ホールに別設した待
    客検出装置により検出した待人数が予め設定した値より
    多いか少ないかを判定して行う手段としたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のエレベータの呼び登録
    装置。
  4. 【請求項4】前記ホール操作盤のホール呼び表示部には
    タッチパネル付平面ディスプレイを使用し、前記表示部
    以外の空きエリアには前記エレベータの運行状態あるい
    はメッセージ等を表示する手段を設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のエレベータの呼び登録装
    置。
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