JP2507383Y2 - 超音波画像化装置の走査機構 - Google Patents
超音波画像化装置の走査機構Info
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- JP2507383Y2 JP2507383Y2 JP1991012409U JP1240991U JP2507383Y2 JP 2507383 Y2 JP2507383 Y2 JP 2507383Y2 JP 1991012409 U JP1991012409 U JP 1991012409U JP 1240991 U JP1240991 U JP 1240991U JP 2507383 Y2 JP2507383 Y2 JP 2507383Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- scanning
- ultrasonic transducer
- ultrasonic imaging
- scanning mechanism
- transducer
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,高速増殖炉の高温液体
ナトリウム中で炉内検査に使用する超音波画像化装置の
走査機構に関するものである。
ナトリウム中で炉内検査に使用する超音波画像化装置の
走査機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】離れた個所の構造物や部品の形状を超音
波で画像化する方法として,超音波トランスデユーサか
ら目標点へ超音波を当てて,帰ってくる時間から目標点
までの距離を求め,この超音波トランスデユーサを平面
上で走査させることにより,目標面を画像化する方法が
ある。
波で画像化する方法として,超音波トランスデユーサか
ら目標点へ超音波を当てて,帰ってくる時間から目標点
までの距離を求め,この超音波トランスデユーサを平面
上で走査させることにより,目標面を画像化する方法が
ある。
【0003】走査の方法は各種あるが,極座標のr方向
とθ方向とに走査する場合には,図5,図6に示すよう
な走査機構が使用されている。即ち,固定されたアーム
51に回転部52を回転可能に取付け,同アーム51内
に回転部52を回転させるためのモータ53を取付け,
同回転部52にスライドガイド部材52とボールねじ5
5とモータ56とを取付け,スライドガイド部材52と
ボールねじ55とに超音波トランスデユーサ57を装着
しており,θ方向(図6参照)に移動させる場合には,
モータ53を起動して,回転部52をθ方向に回転させ
る。またr方向(図6参照)に移動させる場合には,モ
ータ56を起動し,その回転をボールねじ55に伝え
て,超音波トランスデユーサ57をスライドガイド部材
52に沿ってr方向に移動させる。
とθ方向とに走査する場合には,図5,図6に示すよう
な走査機構が使用されている。即ち,固定されたアーム
51に回転部52を回転可能に取付け,同アーム51内
に回転部52を回転させるためのモータ53を取付け,
同回転部52にスライドガイド部材52とボールねじ5
5とモータ56とを取付け,スライドガイド部材52と
ボールねじ55とに超音波トランスデユーサ57を装着
しており,θ方向(図6参照)に移動させる場合には,
モータ53を起動して,回転部52をθ方向に回転させ
る。またr方向(図6参照)に移動させる場合には,モ
ータ56を起動し,その回転をボールねじ55に伝え
て,超音波トランスデユーサ57をスライドガイド部材
52に沿ってr方向に移動させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記図5,図6に示す
従来の超音波画像化装置の走査機構では,高速増殖炉内
のような極限雰囲気で使用する場合,超音波トランスデ
ユーサ57の検出面だけを極限雰囲気に曝し,駆動部を
カバーで覆っておく必要がある。しかし駆動部が大型
であること,回転時に超音波トランスデユーサ57が
自転することから,カバーで覆うことができない。この
ため,走査部を対称位置へ持ってゆくことが容易でな
く,ロボツトアームのような移動式の検査機に搭載する
のが困難であった。
従来の超音波画像化装置の走査機構では,高速増殖炉内
のような極限雰囲気で使用する場合,超音波トランスデ
ユーサ57の検出面だけを極限雰囲気に曝し,駆動部を
カバーで覆っておく必要がある。しかし駆動部が大型
であること,回転時に超音波トランスデユーサ57が
自転することから,カバーで覆うことができない。この
ため,走査部を対称位置へ持ってゆくことが容易でな
く,ロボツトアームのような移動式の検査機に搭載する
のが困難であった。
【0005】本考案は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり,その目的とする処は,ロボツトアームのような
移動式の検査機に適用できる超音波画像化装置の走査機
構を提供しようとする点にある。
であり,その目的とする処は,ロボツトアームのような
移動式の検査機に適用できる超音波画像化装置の走査機
構を提供しようとする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本考案は,超音波トランスデユーサを極座標系で
走査する超音波画像化装置の走査機構において,装置本
体に円筒状回転台を取付け,同回転台の偏心位置に前後
方向への伸縮可能な張出アーム機構を取付け,同張出ア
ーム機構に前記トランスデユーサを取付けて,同トラン
スデユーサを回転台の中心線を中心とした公転と前後方
向への移動とを可能に支持し,同トランスデユーサの先
端部と上記装置本体との間をベローズにより気密的にシ
ールしている。
めに,本考案は,超音波トランスデユーサを極座標系で
走査する超音波画像化装置の走査機構において,装置本
体に円筒状回転台を取付け,同回転台の偏心位置に前後
方向への伸縮可能な張出アーム機構を取付け,同張出ア
ーム機構に前記トランスデユーサを取付けて,同トラン
スデユーサを回転台の中心線を中心とした公転と前後方
向への移動とを可能に支持し,同トランスデユーサの先
端部と上記装置本体との間をベローズにより気密的にシ
ールしている。
【0007】
【作用】本考案の超音波画像化装置の走査機構は前記の
ように構成されており,回転台を回転させて,張出アー
ム機構と超音波トランスデユーサとを回転台の中心線を
中心に公転させる。その際,ベローズが超音波トランス
デユーサの自転(捩じり)運動を拘束するので,ベロー
ズによるシール機能を保持したまま,超音波トランスデ
ユーサの回転方向の走査が行われる。一方,半径方向へ
の走査は,張出アーム機構を伸縮させて,超音波トラン
スデユーサを半径方向に移動させる。
ように構成されており,回転台を回転させて,張出アー
ム機構と超音波トランスデユーサとを回転台の中心線を
中心に公転させる。その際,ベローズが超音波トランス
デユーサの自転(捩じり)運動を拘束するので,ベロー
ズによるシール機能を保持したまま,超音波トランスデ
ユーサの回転方向の走査が行われる。一方,半径方向へ
の走査は,張出アーム機構を伸縮させて,超音波トラン
スデユーサを半径方向に移動させる。
【0008】
【実施例】次に本考案の超音波画像化装置の走査機構を
図1乃至図4に示す一実施例により説明すると,図1,
図2,図3の1が装置本体,2が円筒状回転台,2aが
同円筒状回転台2を上記装置本体1内に回転可能に支持
する軸受,3が上記装置本体1内に取付けた回転用モー
タ,4が上記回転台2の偏心位置に取付けた支柱,7,
8が同支柱4に沿って上下方向に移動可能なスライダ
ー,5が同スライダー7,8に結合した張出アーム機
構,10が上記回転台2内に取付けた張出用モータ,1
1が同張出用モータ10と上記張出アーム機構5との間
に介装してボールねじ,12が同張出用モータ10へ給
電するためのスリツプリングである。
図1乃至図4に示す一実施例により説明すると,図1,
図2,図3の1が装置本体,2が円筒状回転台,2aが
同円筒状回転台2を上記装置本体1内に回転可能に支持
する軸受,3が上記装置本体1内に取付けた回転用モー
タ,4が上記回転台2の偏心位置に取付けた支柱,7,
8が同支柱4に沿って上下方向に移動可能なスライダ
ー,5が同スライダー7,8に結合した張出アーム機
構,10が上記回転台2内に取付けた張出用モータ,1
1が同張出用モータ10と上記張出アーム機構5との間
に介装してボールねじ,12が同張出用モータ10へ給
電するためのスリツプリングである。
【0009】9がこの張出アーム機構5の先端部の2個
所に取付けたトランスデユーサ支持筒,13が同支持筒
9により支持された超音波トランスデユーサ,14がト
ランスデユーサ用信号ケーブルで,このトランスデユー
サ用信号ケーブル14が装置本体3外へ延びている。1
5が上記超音波トランスデユーサ13の先端部と上記装
置本体1との間を気密的にシールするベローズで,同ベ
ローズ15がトランスデユーサ13の先端部と装置本体
1とにシール溶接されている。このベローズ15は,伸
縮はするが,自転(捩じり)運動は拘束するため,超音
波トランスデユーサ13は,回転方向が装置本体1と常
に同方向になる。これにより,ベローズ15は,両側と
もシール溶接されて,内部が密閉状態になるので,ベロ
ーズ15内の走査機構部を外部環境から隔離することに
なる。
所に取付けたトランスデユーサ支持筒,13が同支持筒
9により支持された超音波トランスデユーサ,14がト
ランスデユーサ用信号ケーブルで,このトランスデユー
サ用信号ケーブル14が装置本体3外へ延びている。1
5が上記超音波トランスデユーサ13の先端部と上記装
置本体1との間を気密的にシールするベローズで,同ベ
ローズ15がトランスデユーサ13の先端部と装置本体
1とにシール溶接されている。このベローズ15は,伸
縮はするが,自転(捩じり)運動は拘束するため,超音
波トランスデユーサ13は,回転方向が装置本体1と常
に同方向になる。これにより,ベローズ15は,両側と
もシール溶接されて,内部が密閉状態になるので,ベロ
ーズ15内の走査機構部を外部環境から隔離することに
なる。
【0010】図4の1’,1’’が検査装置アーム(ロ
ボツトアーム),16が配管(干渉物),17が高温液
体ナトリウム,18が画像対象物,19が走査パターン
である。次に前記図1乃至図4に示す超音波画像化装置
の走査機構の作用を具体的に説明する。回転用モータ3
を起動して,その回転を回転台2に伝え,回転台2を回
転させて,支柱4と張出アーム機構5とトランスデユー
サ支持筒9と超音波トランスデユーサ13とを回転台2
の中心線を中心に公転させる。その際,ベローズ15が
超音波トランスデユーサ13の自転(捩じり)運動を拘
束し,これにより,ベローズ15によるシール機能を保
持したまま,超音波トランスデユーサ13の回転方向の
走査が行われる。
ボツトアーム),16が配管(干渉物),17が高温液
体ナトリウム,18が画像対象物,19が走査パターン
である。次に前記図1乃至図4に示す超音波画像化装置
の走査機構の作用を具体的に説明する。回転用モータ3
を起動して,その回転を回転台2に伝え,回転台2を回
転させて,支柱4と張出アーム機構5とトランスデユー
サ支持筒9と超音波トランスデユーサ13とを回転台2
の中心線を中心に公転させる。その際,ベローズ15が
超音波トランスデユーサ13の自転(捩じり)運動を拘
束し,これにより,ベローズ15によるシール機能を保
持したまま,超音波トランスデユーサ13の回転方向の
走査が行われる。
【0011】半径方向への走査は,張出用モータ10を
起動し,その回転をボールねじ11を介して張出アーム
機構5に伝えて,スライダー7,8を支柱4に沿い移動
させ,張出アーム機構5を伸縮させて,トランスデユー
サ支持筒9と超音波トランスデユーサ13とを半径方向
に移動させる。
起動し,その回転をボールねじ11を介して張出アーム
機構5に伝えて,スライダー7,8を支柱4に沿い移動
させ,張出アーム機構5を伸縮させて,トランスデユー
サ支持筒9と超音波トランスデユーサ13とを半径方向
に移動させる。
【0012】
【考案の効果】本考案の超音波画像化装置の走査機構は
前記のように回転台を回転させて,張出アーム機構と超
音波トランスデユーサとを回転台の中心線を中心に公転
させる。その際,ベローズが超音波トランスデユーサの
自転(捩じり)運動を拘束するので,ベローズによるシ
ール機能を保持したまま,超音波トランスデユーサの回
転方向の走査が行われる。一方,半径方向への走査は,
張出アーム機構を伸縮させて,超音波トランスデユーサ
を半径方向に移動させるので,駆動部をカバーで覆うこ
とができて,高速増殖炉内のような極限雰囲気で使用す
るロボツトアームのような移動式の検査機に適用でき
る。
前記のように回転台を回転させて,張出アーム機構と超
音波トランスデユーサとを回転台の中心線を中心に公転
させる。その際,ベローズが超音波トランスデユーサの
自転(捩じり)運動を拘束するので,ベローズによるシ
ール機能を保持したまま,超音波トランスデユーサの回
転方向の走査が行われる。一方,半径方向への走査は,
張出アーム機構を伸縮させて,超音波トランスデユーサ
を半径方向に移動させるので,駆動部をカバーで覆うこ
とができて,高速増殖炉内のような極限雰囲気で使用す
るロボツトアームのような移動式の検査機に適用でき
る。
【図1】本考案の超音波画像化装置の走査機構を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】半径方向に張り出した場合の作用説明図であ
る。
る。
【図3】半径方向0の場合の作用説明図である。
【図4】ロボツトアームに適用した場合の斜視図であ
る。
る。
【図5】従来の超音波画像化装置の走査機構を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図6】その作用説明図である。
1 装置本体 2 円筒状回転台 5 張出アーム機構 13 超音波トランスデユーサ 15 ベローズ
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波トランスデユーサを極座標系で走
査する超音波画像化装置の走査機構において,装置本体
に円筒状回転台を取付け,同回転台の偏心位置に前後方
向への伸縮可能な張出アーム機構を取付け,同張出アー
ム機構に前記トランスデユーサを取付けて,同トランス
デユーサを回転台の中心線を中心とした公転と前後方向
への移動とを可能に支持し,同トランスデユーサの先端
部と上記装置本体との間をベローズにより気密的にシー
ルしたことを特徴とする超音波画像化装置の走査機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012409U JP2507383Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 超音波画像化装置の走査機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012409U JP2507383Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 超音波画像化装置の走査機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109398U JPH04109398U (ja) | 1992-09-22 |
JP2507383Y2 true JP2507383Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31901087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991012409U Expired - Fee Related JP2507383Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 超音波画像化装置の走査機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507383Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP1991012409U patent/JP2507383Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109398U (ja) | 1992-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960326 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |