JP2507195Y2 - 活水器 - Google Patents

活水器

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JP2507195Y2
JP2507195Y2 JP1991078326U JP7832691U JP2507195Y2 JP 2507195 Y2 JP2507195 Y2 JP 2507195Y2 JP 1991078326 U JP1991078326 U JP 1991078326U JP 7832691 U JP7832691 U JP 7832691U JP 2507195 Y2 JP2507195 Y2 JP 2507195Y2
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Inventor
伸玄 煎江
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平成サンライズ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生け花等に使用される
水盤等の容器に給水された水が腐敗して悪臭が発生する
のを防止し得る活水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭等において陶器製の水盤に
生け花を生けた場合、水盤に給水した水は、時間の経過
と共に雑菌によって腐敗し、悪臭の発生の原因となると
共に、生け花が枯れてしまう。そこで、従来は水盤に供
給した水を頻繁に交換して、水が腐敗するのを防止して
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】水盤に給水した水を交
換する場合、水盤を持ち上げて水を排出した後、再び新
しい水を水盤に給水しなければならないため、水を頻繁
に交換すると、手間がかかって煩雑であった。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑み提案されたも
ので、水盤等の容器に給水された水が時間の経過により
腐敗するのを防止して、活水させることのできる活水器
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、複数個の薄肉円板形状にタブレット化した
放射性鉱物焼結体と、この焼結体を位置決め保持するた
めの受座を衝合面の中心部及びその周囲等配部位の複数
個所に凹設形成し、全体を同一偏平円板状で2分割可能
に形成した第1の分割ケース体と第2の分割ケース体と
からなり、上記焼結体は、放射性元素の酸化物を含有す
る天然鉱石粉末をセラミック粉末と混合して焼成してな
り、また、上記第1の分割ケース体と第2の分割ケース
体は、夫々の偏平円板面に複数個の環状枠部を放射方向
に延びる連結枠部で同芯状配置に連結して、中心部に中
心部受座の焼結体へ通水接触させるための円形状の開口
を、またこの開口の周囲に周辺部受座の焼結体へ通水接
触させると共に各焼結体間の隙間部分へも貫通通水する
複数個の同芯円弧状の開口を円周等配部位に形成し、か
つ、上記第1及び第2分割ケース体の夫々に偏平円板面
から直交方向外方に突出する円弧状の支持突起を設けた
ものである。
【0006】
【作用】本考案は、水を殺菌処理して腐敗を防止するた
めに用いる放射性鉱物を、複数個の薄肉円板形状にタブ
レット化し、その際、放射性元素の酸化物を含有する天
然鉱石粉末をセラミック粉末と混合して焼成してなるも
ので、このような形状を付与したことにより、流出防止
網等を用いることなく放射性鉱物が処理水中に混入流出
することを防止でき、かつ、形態を安定させ、受座を薄
く形成でき、これによって、ケース全体を偏平薄肉に形
成することを可能にし、生け花の水盤(深さが浅い容
器)にも用いることを可能とし、しかも、薄肉円板形状
にタブレット化してあることにより、取り扱いが容易で
あるのみならず、特に、水との接触表面積を大きくする
ことができる利点がある。特に、複数個に分けること、
しかも、1個1個は薄くして表面積を増加させているこ
と、その場合に、個々のものは放射性鉱物の粉末とセラ
ミック粉末との混合焼結体として上記のように薄くして
も必要な強度を持たせていることが重要である。また、
ケースは、上記焼結体を位置決め保持するための受座を
衝合面の中心部及びその周囲等配部位の複数個所に凹設
形成し、全体を同一偏平円板状で2分割可能に形成して
あることにより、活水器を薄型に形成でき、かつ、焼結
体への水の接触を均等に配分させることができる。特
に、第1の分割ケース体と第2の分割ケース体は、夫々
の偏平円板面に複数個の環状枠部を放射方向に延びる連
結枠部で同芯状配置に連結して、中心部に中心部受座の
焼結体へ通水接触させるための円形状の開口を、またこ
の開口の周囲に周辺部受座の焼結体へ通水接触させると
共に各焼結体間の隙間部分へも貫通通水する複数個の同
芯円弧状の開口を円周等配部位に形成したことによっ
て、各焼結体の表裏両面に水との広い接触面を形成させ
ることができ、しかも、各焼結体の間の隙間をケースの
両側へ貫通して通水させることができ、水と焼結体との
接触作用を良好とできる。さらに、第1及び第2分割ケ
ース体の夫々に偏平円板面から直交方向外方に突出する
円弧状の支持突起を設けたことにより、水盤等の容器底
面に対する通水隙間を形成できるのみならず、この活水
器上に剣山を直接載置した場合でも剣山の底面と活水器
の上面との間に通水隙間を形成させることができるた
め、水と焼結体との接触作用を良好に維持させることが
できる。
【0007】
【実施例】以下本考案に係る活水器の実施例を図1乃至
図10を参照しながら説明すると次の通りである。
【0008】図1乃至図10に示すように、活水器
(1)は、扁平形状の収容ケース(2)とこの収容ケー
ス(2)内に収容された複数個の放射性鉱物焼結体
(3)とから構成されており、例えば、図11に示すよ
うに、生け花用の水盤(a)に給水された水(b)に浸
漬される。
【0009】上記放射性鉱物焼結体(3)は、例えば、
フェルグソン石等の酸化ラジウム、酸化トリウム等の放
射性元素の酸化物を含有する天然鉱石粉末をセラミック
粉末と混合して焼成し、肉厚の薄い円板状にタブレット
化したものである。
【0010】上記収容ケース(2)は、第1の分割ケー
ス体(4a)と第1の分割ケース体(4a)と同一形状
の第2の分割ケース体(4b)とを衝合一体化したもの
で、第1及び第2の分割ケース体(4a)(4b)は、
合成樹脂製の一体成形品であって、図9に示すように、
同芯状に配置された環状枠部(5)(6)(7)(8)
(9)(10)を放射方向に延びる連結枠部(11)で
連結し、中心部には円形状の開口(12)を形成し、こ
の開口(12)の周囲の円周等配部位に円弧状で、か
つ、スリット状の相似形状をした多数の開口(13)
(14)(15)(16)(17)を同芯状に形成して
ある。
【0011】上記各分割ケース体(4a)(4b)の対
向面の中心部及びその円周等配部位に、上記放射性鉱物
焼結体(3)を位置決め保持可能な受座(18)を衝合
可能に形成する。また、環状枠部(5)〜(10)のう
ち、外周枠部(10)の内側面の所定個所に、位置決め
突起(21)及び位置決め孔(22)を夫々対向する分
割ケース体の位置決め孔及び位置決め突起と嵌合可能に
形成し、かつ、外周枠部(10)の外周縁に衝合可能な
環状突条(23)を形成する。
【0012】さらに、上記各分割ケース体(4a)(4
b)の外周枠部(10)の外側面の円周等配部位に、複
数の円弧状の支持突起(25)を形成し、収容ケース
(2)を水盤(a)の底壁に載置したとき、この底壁と
収容ケース(2)、及び収容ケース(2)と剣山との間
に隙間が形成されて、放射性鉱物焼結体(3)と水とが
効率よく接触するようにしてある。
【0013】上記活水器(1)を製作する場合は、先
ず、第1の分割ケース体(4a)の複数の受座各(1
8)に放射性鉱物焼結体(3)を載置したのち、上下に
対向させた第1の分割ケース体(4a)と第2の分割ケ
ース体(4b)との位置決め突起(21)と位置決め孔
(22)とを嵌合させ、しかる後、第1の分割ケース体
(4a)と第2の分割ケース体(4b)の外周枠部(1
0)の環状突条(23)を衝合させて適宜の手段により
接着する。
【0014】そうして、図11に示すように、水(b)
が給水された水盤(a)の底壁に上記活水器(1)を載
置すると共に、活水器(1)上に剣山(c)を載置す
る。上記活水器(1)は上下面の円周等配位置に支持突
起(25)を形成してあるので、活水器(1)の上下面
と、水盤(a)の底壁及び剣山(c)との間に所定の隙
間が形成され、水盤(a)に給水された水(b)は収容
ケース(2)の開口(12)(13)(14)(15)
(16)(17)を介して放射性鉱物焼結体(3)と接
触し、この水(b)は、放射性鉱物焼結体(3)の発す
る放射線で殺菌されて、活性化される。その結果、水盤
(a)内の水(b)を頻繁に交換する必要がなくなる。
【0015】尚、上記実施例では、収容ケースの第1及
び第2の分割ケース体とを接着したが、これに限定され
るわけではなく、第1の分割ケース体と第2の分割ケー
ス体とをスナップ係合手段等により開閉可能とし、放射
性鉱物焼結体を清浄化手入れできるようにしてもよい。
また、水盤に給水された水を活水化する場合について説
明したが、収容ケース及び放射性鉱物焼結体の形状を適
宜変更することにより、水盤だけでなく、金魚鉢等に給
水された水を活性化させる場合等にも広く適用すること
ができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、水を殺菌処理して腐敗を防止
するために用いる放射性鉱物を、複数個の薄肉円板形状
にタブレット化し、その際、放射性元素の酸化物を含有
する天然鉱石粉末をセラミック粉末と混合して焼成して
なるもので、このような形状を付与したことにより、流
出防止網等を用いることなく放射性鉱物が処理水中に混
入流出することを防止でき、かつ、形態を安定させ、受
座を薄く形成でき、これによって、ケース全体を偏平薄
肉に形成することを可能にし、生け花の水盤(深さが浅
い容器)にも用いることを可能とし、しかも、薄肉円板
形状にタブレット化してあることにより、取り扱いが容
易であるのみならず、特に、水との接触表面積を大きく
することができる利点がある。特に、複数個に分けるこ
と、しかも、1個1個は薄くして表面積を増加させてい
ること、その場合に、個々のものは放射性鉱物の粉末と
セラミック粉末との混合焼結体として上記のように薄く
しても必要な強度を持たせていることが重要である。ま
た、ケースは、上記焼結体を位置決め保持するための受
座を衝合面の中心部及びその周囲等配部位の複数個所に
凹設形成し、全体を同一偏平円板状で2分割可能に形成
してあることにより、活水器を薄型に形成でき、かつ、
焼結体への水の接触を均等に配分させることができる。
特に、第1の分割ケース体と第2の分割ケース体は、夫
々の偏平円板面に複数個の環状枠部を放射方向に延びる
連結枠部で同芯状配置に連結して、中心部に中心部受座
の焼結体へ通水接触させるための円形状の開口を、また
この開口の周囲に周辺部受座の焼結体へ通水接触させる
と共に各焼結体間の隙間部分へも貫通通水する複数個の
同芯円弧状の開口を円周等配部位に形成したことによっ
て、各焼結体の表裏両面に水との広い接触面を形成させ
ることができ、しかも、各焼結体の間の隙間をケースの
両側へ貫通して通水させることができ、水と焼結体との
接触作用を良好とできる。さらに、第1及び第2分割ケ
ース体の夫々に偏平円板面から直交方向外方に突出する
円弧状の支持突起を設けたことにより、水盤等の容器底
面に対する通水隙間を形成できるのみならず、この活水
器上に剣山を直接載置した場合でも剣山の底面と活水器
の上面との間に通水隙間を形成させることができるた
め、水と焼結体との接触作用を良好に維持させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る活水器の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】正面図である。
【図3】平面図である。
【図4】左側面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】受座に焼結体を載置した状態を示す分割ケース
体の正面図である。
【図8】図7の底面図である。
【図9】受座から焼結体を取り出した状態の示す分割ケ
ース体の正面図である。
【図10】図9の底面図である。
【図11】水盤の水に活水器を浸漬した状態を示す概略
断面説明図である。
【符号の説明】
1 活水器 2 収容ケース 3 放射性鉱物焼結体 12、13、14、15、16、17 開口 18 受座 25 支持突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の薄肉円板形状にタブレット化し
    た放射性鉱物焼結体と、この焼結体を位置決め保持する
    ための受座を衝合面の中心部及びその周囲等配部位の複
    数個所に凹設形成し、全体を同一偏平円板状で2分割可
    能に形成した第1の分割ケース体と第2の分割ケース体
    とからなり、 上記焼結体は、放射性元素の酸化物を含有する天然鉱石
    粉末をセラミック粉末と混合して焼成してなり、 また、上記第1の分割ケース体と第2の分割ケース体
    は、夫々の偏平円板面に複数個の環状枠部を放射方向に
    延びる連結枠部で同芯状配置に連結して、中心部に中心
    部受座の焼結体へ通水接触させるための円形状の開口
    を、またこの開口の周囲に周辺部受座の焼結体へ通水接
    触させると共に各焼結体間の隙間部分へも貫通通水する
    複数個の同芯円弧状の開口を円周等配部位に形成し、 かつ、上記第1及び第2分割ケース体の夫々に偏平円板
    面から直交方向外方に突出する円弧状の支持突起を設け
    たことを特徴とする活水器。
JP1991078326U 1991-09-27 1991-09-27 活水器 Expired - Lifetime JP2507195Y2 (ja)

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JPH0528489U JPH0528489U (ja) 1993-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344154Y2 (ja) * 1984-10-03 1988-11-16
JPS61234988A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 Mitsumine Matsumoto 水処理活性化装置
JP3066693U (ja) * 1999-08-18 2000-03-03 株式会社エキスプレス社 壁掛型展示販売用区画収容器

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JPH0528489U (ja) 1993-04-16

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