JP2004329498A - 回転式まな板 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、円形又は多角形のまな板部を回転式として、斬新な構成のまな板としての利用を可能とし、更にこのまな板自体を盛り皿、ターンテーブルとしても利用可能な回転式まな板を提供する。
【解決手段】本発明の回転式まな板1は、上面に円形配置にレール状の上面突部3を突設した円形又は多角形の支持体2と、下面側に円形配置に前記上面突部3に嵌合するレール状の下面突部5を設けた円形又は多角形のまな板部4とを有し、下面突部5と、上面突部3との嵌合により支持体2上でまな板部4を回転可能に支持したものである。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の回転式まな板1は、上面に円形配置にレール状の上面突部3を突設した円形又は多角形の支持体2と、下面側に円形配置に前記上面突部3に嵌合するレール状の下面突部5を設けた円形又は多角形のまな板部4とを有し、下面突部5と、上面突部3との嵌合により支持体2上でまな板部4を回転可能に支持したものである。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式まな板に関し、詳しくは、便利なまな板としての利用は勿論のこと食品の盛り皿として、更に食品を載せたターンテーブルとしても利用可能な回転式まな板に関するものである。
【従来の技術】
従来、円板状に形成したまな板が実用化されているが、これは単にまな板の形状を円板状にしただけであり、包丁で切断した食品を調理者の指で別の場所に移動させる点は一般的な角形状のまな板の場合と何ら変わりないところである。
また、例えば特許文献1には、中央部を回転軸により支持された円板をキッチン調理台上に配置し、この円板上面に複数の取っ手付きのまな板を円形配置に取り付けた回転式まな板が開示されている。
しかし、特許文献1の回転式まな板の場合、個々のまな板自体が回転するものではなく、単体のまな板上に複数種の食品を盛った盛り皿としてや食卓上でのターンテーブルとして使用することはできない。
【特許文献1】
特開平6−261835号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、円形又は多角形のまな板部を回転式として、斬新な構成のまな板としての利用を可能とし、更に複数種の食品の盛り皿としての利用や、食品を載せたターンテーブルとしても利用可能な回転式まな板を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の回転式まな板は、支持体と、この支持体により回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明の回転式まな板は、円形又は多角形の支持体と、この支持体と同心配置で回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明の回転式まな板は、上面に円形配置にレール状の上面突部を突設した円形又は多角形の支持体と、下面側に円形配置に前記上面突部に嵌合するレール状の下面突部を設けた円形又は多角形のまな板部とを有し、前記下面突部と上面突部との嵌合により支持体上でまな板部を回転可能に支持したことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明の回転式まな板は、請求項1乃至3のいずれかに記載の回転式まな板において、前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明の回転式まな板は、請求項1乃至4のいずれかに記載の回転式まな板において、前記多角形は、8角形又は12角形であることを特徴とするものである。
請求項1乃至5記載の発明によれば、前記支持体上でまな板部を回転可能に支持した構成であるため、まな板部上で切断して調理する食品をこのまな板部を少しずつ指で回転し移動させることで、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能となる。
また、まな板部上の領域に複数種の食品を盛り付ける盛り皿としての利用や、まな板部上に複数種の食品を載せ、食卓等に配置して回転させることで複数種の食品を箸等により容易につかみ易い食事用のターンテーブルとしての利用も可能となる。
更に、まな板部の領域を複数に仕切る仕切り板を設けることにより、仕切り板で区画される各食品間で味覚が混ざり合うことを防止できる。
請求項6記載の発明の回転式まな板は、円盤状の支持体と、この支持体と同心配置で回転可能に支持された円盤状のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明の回転式まな板は、円盤状で中心部から上方に向けて支持軸を突設した支持体と、この支持体の支持軸により下面中心部を回転可能に支持された円盤状のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の回転式まな板において、前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とするものである。
請求項6乃至8記載の発明によれば、請求項1乃至5記載の発明と同様な作用を発揮するとともに、円盤状の支持体の端面(下面)側をまな板部の上面と同様に仕上げ加工しておくことで、まな板部の上面と支持体の下面とのいずれをもまな板部として利用できる両面式の回転式まな板を提供できる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1乃至図3は本発明の実施の形態1の回転式まな板1を示すものであり、この回転式まな板1は、上面側に円形配置に、且つ、平行なレール状の上面突部3、3を突設した円形又は多角形の支持体2と、下面側に円形配置に前記上面突部3、3に嵌合する平行なレール状の下面突部5、5を設けた円形又は多角形のまな板部4とを有し、前記下面突部5、5と上面突部3、3との嵌合により支持体2上でまな板部4を同心配置で回転可能に支持している。
本発明においては、まな板部4の回転機構を本実施の形態に限定するものではなく、図示する機構以外をもってまな板部4を回転可能に構成しても良いことは勿論である。
前記まな板部4の下面外周部に、断面コ状の円環板状部材6を開口側を下向きとしてネジ止め等により接合し、この円環板状部材6の両側の一対の突出片を前記下面突部5、5として、上面突部3、3の外側に嵌合させるように構成している。
前記円形又は多角形の支持体2の上面突部3、3の間の領域には、図4にも示すように、円形配置で、且つ、間隔をおいて複数個(例えば8個)の受突起7を設けている。また、前記まな板部4と接合した円環板状部材6の下面突部5、5の間の領域には、図4にも示すように、前記受突起7と対応する位置に全周に亙って円形突条8を形成している。
そして、図2に示すように、前記下面突部5、5と上面突部3、3とを嵌合させたとき、円形突条8が受突起7に当接し、これにより、支持体2上でのまな板部4の回転を安定化させている。
前記支持体2の下面側には、図3に示すように、例えば4個の滑り止めパッド9が接着等により等間隔で取り付けられ、例えば図示しないキッチン台上での滑り止めパッド9の滑り止め作用により、回転式まな板1自体の滑り止めを図っている。
前記多角形をもって支持体2、まな板部4を構成する場合、例えば、8角形又は12角形でもって構成すると、円形に一層近い形状を得られるので好都合である。
本実施の形態1の回転式まな板1によれば、前記支持体2上でまな板部4をレール構造で回転可能に支持した構成であるため、まな板部4上で、例えば魚の刺し身等の調理を行う場合、刺し身の一切れを切断する毎にまな板部4を少しずつ徐々に回転させることで、刺し身の一切れ、一切れを体裁よく並べることができ、従来のように一切れ、一切れを指に持って並べていくというような煩雑な動作が不要となる。
すなわち、本実施の形態1の回転式まな板1によれば、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能となる。
また、前記構成のまな板部4上の領域に、刺し身、ワサビ、野菜等というように複数種の食品を順次体裁よく盛り付ける回転式の盛り皿としても利用することができる。
更に、回転式まな板1のまな板部4を、例えば直径30乃至40cm程度の寸法に構成し、このまな板部4上に、刺し身皿、スープ皿等、複数種の食品を体裁良く載せ、食卓等に配置して回転させることで、複数種の食品を箸等により容易につかみ易い食事用のターンテーブルとしての利用も可能となる。
図5は本実施の形態1の回転式まな板1の変形例を示すものであり、回転式まな板1の構成に加えて、まな板部4の上面領域を複数(例えば4領域)に仕切る仕切り板10を設けたことが特徴である。仕切り板10は、例えばまな板部4の上面からの突出寸法を5mm乃至10mm程度としている。上面領域の仕切り個数は2,3,5,6等任意である。
この変形例の回転式まな板1によれば、上述した回転式まな板1の作用、効果を発揮することに加え、まな板部4の上面領域において仕切り板10で区画される各領域で異なる食品の調理を行うことで、食品間で味覚が混ざり合うことを防止できるという利点がある。
(実施の形態2)
図6、図7は本発明の実施の形態2の回転式まな板1Aを示すものであり、本実施の形態2の回転式まな板1Aは、円盤状で中心部から上方に向けて支持軸13を突設した円盤状の支持体12と、この支持体12の支持軸13により下面中心部を回転可能に、且つ、離脱しないように支持された円盤状のまな板部14とを有している。
円盤状の支持体12の下面は、まな板部14の上面と同様に仕上げ加工されている。
本発明においては、まな板部14の回転機構を本実施の形態に限定するものではなく、図示する機構以外をもってまな板部14を回転可能に構成しても良いことは勿論である。
本実施の形態2の回転式まな板1Aによれば、図1乃至図4に示す回転式まな板1と同様な作用を発揮するとともに、円盤状の支持体12の下面側をまな板部14の上面と同様に仕上げ加工しておくことで、まな板部14の上面と支持体12の下面とのいずれをも(双方を)まな板部として利用できる両面式の回転式まな板1Aを提供できる。
図8は本実施の形態2の回転式まな板1Aの変形例を示すものであり、回転式まな板1Aの構成に加えて、まな板部14の上面領域を複数(例えば4領域)に仕切る仕切り板15を設けたことが特徴である。仕切り板15は、例えばまな板部14の上面からの突出寸法を5mm乃至10mm程度としている。上面領域の仕切り個数は2,3,5,6等任意である。
この変形例の回転式まな板1Aによれば、上述した実施の形態2の回転式まな板の作用、効果を発揮することに加え、まな板部14の上面領域において仕切り板15で区画される各領域で異なる食品の調理を行うことで、食品間で味覚が混ざり合うことを防止できるという利点がある。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、回転式まな板のまな板部のサイズ、まな板部の回転機構は種々に変更可能である。例えば、まな板部の回転機構としては、既述した場合の他、ベアリングを用いる構成等を挙げることができる。
【発明の効果】
請求項1乃至5記載の発明によれば、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能であり、円形又は多角形のまな板部上の領域に複数種の食品を盛り付ける盛り皿としての利用や、まな板部上に複数種の食品を載せた食事用のターンテーブルとしての利用も可能な回転式まな板を提供することができ、また、まな板部の領域を複数に仕切る仕切り板を設けることにより、仕切り板で区画される各食品間で味覚が混ざり合うことを防止できる回転式まな板を提供することができる。
請求項6乃至8記載の発明によれば、請求項1乃至4記載の発明と同様な効果を有するとともに、まな板部の上面と支持体の下面とのいずれをもまな板部として利用できる両面式の回転式まな板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す底面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の回転式まな板の部分拡大分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1の変形例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の回転式まな板の側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の回転式まな板の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転式まな板
1A 回転式まな板
2 支持体
3 上面突部
4 まな板部
5 下面突部
6 円環板状部材
7 受突起
8 円形突条
9 滑り止めパッド
10 仕切り板
12 支持体
13 支持軸
14 まな板部
15 仕切り板
本発明は、回転式まな板に関し、詳しくは、便利なまな板としての利用は勿論のこと食品の盛り皿として、更に食品を載せたターンテーブルとしても利用可能な回転式まな板に関するものである。
【従来の技術】
従来、円板状に形成したまな板が実用化されているが、これは単にまな板の形状を円板状にしただけであり、包丁で切断した食品を調理者の指で別の場所に移動させる点は一般的な角形状のまな板の場合と何ら変わりないところである。
また、例えば特許文献1には、中央部を回転軸により支持された円板をキッチン調理台上に配置し、この円板上面に複数の取っ手付きのまな板を円形配置に取り付けた回転式まな板が開示されている。
しかし、特許文献1の回転式まな板の場合、個々のまな板自体が回転するものではなく、単体のまな板上に複数種の食品を盛った盛り皿としてや食卓上でのターンテーブルとして使用することはできない。
【特許文献1】
特開平6−261835号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、円形又は多角形のまな板部を回転式として、斬新な構成のまな板としての利用を可能とし、更に複数種の食品の盛り皿としての利用や、食品を載せたターンテーブルとしても利用可能な回転式まな板を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の回転式まな板は、支持体と、この支持体により回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明の回転式まな板は、円形又は多角形の支持体と、この支持体と同心配置で回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明の回転式まな板は、上面に円形配置にレール状の上面突部を突設した円形又は多角形の支持体と、下面側に円形配置に前記上面突部に嵌合するレール状の下面突部を設けた円形又は多角形のまな板部とを有し、前記下面突部と上面突部との嵌合により支持体上でまな板部を回転可能に支持したことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明の回転式まな板は、請求項1乃至3のいずれかに記載の回転式まな板において、前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明の回転式まな板は、請求項1乃至4のいずれかに記載の回転式まな板において、前記多角形は、8角形又は12角形であることを特徴とするものである。
請求項1乃至5記載の発明によれば、前記支持体上でまな板部を回転可能に支持した構成であるため、まな板部上で切断して調理する食品をこのまな板部を少しずつ指で回転し移動させることで、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能となる。
また、まな板部上の領域に複数種の食品を盛り付ける盛り皿としての利用や、まな板部上に複数種の食品を載せ、食卓等に配置して回転させることで複数種の食品を箸等により容易につかみ易い食事用のターンテーブルとしての利用も可能となる。
更に、まな板部の領域を複数に仕切る仕切り板を設けることにより、仕切り板で区画される各食品間で味覚が混ざり合うことを防止できる。
請求項6記載の発明の回転式まな板は、円盤状の支持体と、この支持体と同心配置で回転可能に支持された円盤状のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明の回転式まな板は、円盤状で中心部から上方に向けて支持軸を突設した支持体と、この支持体の支持軸により下面中心部を回転可能に支持された円盤状のまな板部とを有することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の回転式まな板において、前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とするものである。
請求項6乃至8記載の発明によれば、請求項1乃至5記載の発明と同様な作用を発揮するとともに、円盤状の支持体の端面(下面)側をまな板部の上面と同様に仕上げ加工しておくことで、まな板部の上面と支持体の下面とのいずれをもまな板部として利用できる両面式の回転式まな板を提供できる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1乃至図3は本発明の実施の形態1の回転式まな板1を示すものであり、この回転式まな板1は、上面側に円形配置に、且つ、平行なレール状の上面突部3、3を突設した円形又は多角形の支持体2と、下面側に円形配置に前記上面突部3、3に嵌合する平行なレール状の下面突部5、5を設けた円形又は多角形のまな板部4とを有し、前記下面突部5、5と上面突部3、3との嵌合により支持体2上でまな板部4を同心配置で回転可能に支持している。
本発明においては、まな板部4の回転機構を本実施の形態に限定するものではなく、図示する機構以外をもってまな板部4を回転可能に構成しても良いことは勿論である。
前記まな板部4の下面外周部に、断面コ状の円環板状部材6を開口側を下向きとしてネジ止め等により接合し、この円環板状部材6の両側の一対の突出片を前記下面突部5、5として、上面突部3、3の外側に嵌合させるように構成している。
前記円形又は多角形の支持体2の上面突部3、3の間の領域には、図4にも示すように、円形配置で、且つ、間隔をおいて複数個(例えば8個)の受突起7を設けている。また、前記まな板部4と接合した円環板状部材6の下面突部5、5の間の領域には、図4にも示すように、前記受突起7と対応する位置に全周に亙って円形突条8を形成している。
そして、図2に示すように、前記下面突部5、5と上面突部3、3とを嵌合させたとき、円形突条8が受突起7に当接し、これにより、支持体2上でのまな板部4の回転を安定化させている。
前記支持体2の下面側には、図3に示すように、例えば4個の滑り止めパッド9が接着等により等間隔で取り付けられ、例えば図示しないキッチン台上での滑り止めパッド9の滑り止め作用により、回転式まな板1自体の滑り止めを図っている。
前記多角形をもって支持体2、まな板部4を構成する場合、例えば、8角形又は12角形でもって構成すると、円形に一層近い形状を得られるので好都合である。
本実施の形態1の回転式まな板1によれば、前記支持体2上でまな板部4をレール構造で回転可能に支持した構成であるため、まな板部4上で、例えば魚の刺し身等の調理を行う場合、刺し身の一切れを切断する毎にまな板部4を少しずつ徐々に回転させることで、刺し身の一切れ、一切れを体裁よく並べることができ、従来のように一切れ、一切れを指に持って並べていくというような煩雑な動作が不要となる。
すなわち、本実施の形態1の回転式まな板1によれば、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能となる。
また、前記構成のまな板部4上の領域に、刺し身、ワサビ、野菜等というように複数種の食品を順次体裁よく盛り付ける回転式の盛り皿としても利用することができる。
更に、回転式まな板1のまな板部4を、例えば直径30乃至40cm程度の寸法に構成し、このまな板部4上に、刺し身皿、スープ皿等、複数種の食品を体裁良く載せ、食卓等に配置して回転させることで、複数種の食品を箸等により容易につかみ易い食事用のターンテーブルとしての利用も可能となる。
図5は本実施の形態1の回転式まな板1の変形例を示すものであり、回転式まな板1の構成に加えて、まな板部4の上面領域を複数(例えば4領域)に仕切る仕切り板10を設けたことが特徴である。仕切り板10は、例えばまな板部4の上面からの突出寸法を5mm乃至10mm程度としている。上面領域の仕切り個数は2,3,5,6等任意である。
この変形例の回転式まな板1によれば、上述した回転式まな板1の作用、効果を発揮することに加え、まな板部4の上面領域において仕切り板10で区画される各領域で異なる食品の調理を行うことで、食品間で味覚が混ざり合うことを防止できるという利点がある。
(実施の形態2)
図6、図7は本発明の実施の形態2の回転式まな板1Aを示すものであり、本実施の形態2の回転式まな板1Aは、円盤状で中心部から上方に向けて支持軸13を突設した円盤状の支持体12と、この支持体12の支持軸13により下面中心部を回転可能に、且つ、離脱しないように支持された円盤状のまな板部14とを有している。
円盤状の支持体12の下面は、まな板部14の上面と同様に仕上げ加工されている。
本発明においては、まな板部14の回転機構を本実施の形態に限定するものではなく、図示する機構以外をもってまな板部14を回転可能に構成しても良いことは勿論である。
本実施の形態2の回転式まな板1Aによれば、図1乃至図4に示す回転式まな板1と同様な作用を発揮するとともに、円盤状の支持体12の下面側をまな板部14の上面と同様に仕上げ加工しておくことで、まな板部14の上面と支持体12の下面とのいずれをも(双方を)まな板部として利用できる両面式の回転式まな板1Aを提供できる。
図8は本実施の形態2の回転式まな板1Aの変形例を示すものであり、回転式まな板1Aの構成に加えて、まな板部14の上面領域を複数(例えば4領域)に仕切る仕切り板15を設けたことが特徴である。仕切り板15は、例えばまな板部14の上面からの突出寸法を5mm乃至10mm程度としている。上面領域の仕切り個数は2,3,5,6等任意である。
この変形例の回転式まな板1Aによれば、上述した実施の形態2の回転式まな板の作用、効果を発揮することに加え、まな板部14の上面領域において仕切り板15で区画される各領域で異なる食品の調理を行うことで、食品間で味覚が混ざり合うことを防止できるという利点がある。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、回転式まな板のまな板部のサイズ、まな板部の回転機構は種々に変更可能である。例えば、まな板部の回転機構としては、既述した場合の他、ベアリングを用いる構成等を挙げることができる。
【発明の効果】
請求項1乃至5記載の発明によれば、被調理物(例えば野菜、魚等々)を包丁で切る際、調理者自身の前のまな板部領域を常に新たな調理領域スペースとして利用できるという斬新な利用形態が可能であり、円形又は多角形のまな板部上の領域に複数種の食品を盛り付ける盛り皿としての利用や、まな板部上に複数種の食品を載せた食事用のターンテーブルとしての利用も可能な回転式まな板を提供することができ、また、まな板部の領域を複数に仕切る仕切り板を設けることにより、仕切り板で区画される各食品間で味覚が混ざり合うことを防止できる回転式まな板を提供することができる。
請求項6乃至8記載の発明によれば、請求項1乃至4記載の発明と同様な効果を有するとともに、まな板部の上面と支持体の下面とのいずれをもまな板部として利用できる両面式の回転式まな板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の回転式まな板を示す底面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の回転式まな板の部分拡大分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1の変形例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の回転式まな板の側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の回転式まな板の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転式まな板
1A 回転式まな板
2 支持体
3 上面突部
4 まな板部
5 下面突部
6 円環板状部材
7 受突起
8 円形突条
9 滑り止めパッド
10 仕切り板
12 支持体
13 支持軸
14 まな板部
15 仕切り板
Claims (8)
- 支持体と、
この支持体により回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部と、
を有することを特徴とする回転式まな板。 - 円形又は多角形の支持体と、
この支持体と同心配置で回転可能に支持された円形又は多角形のまな板部と、
を有することを特徴とする回転式まな板。 - 上面に円形配置にレール状の上面突部を突設した円形又は多角形の支持体と、
下面側に円形配置に前記上面突部に嵌合するレール状の下面突部を設けた円形又は多角形のまな板部と、
を有し、
前記下面突部と上面突部との嵌合により支持体上でまな板部を回転可能に支持したことを特徴とする回転式まな板。 - 前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回転式まな板。
- 前記多角形は、8角形又は12角形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転式まな板。
- 円盤状の支持体と、
この支持体と同心配置で回転可能に支持された円盤状のまな板部と、
を有することを特徴とする回転式まな板。 - 円盤状で中心部から上方に向けて支持軸を突設した支持体と、
この支持体の支持軸により下面中心部を回転可能に支持された円盤状のまな板部と、
を有することを特徴とする回転式まな板。 - 前記まな板部に、上面領域を複数に仕切る仕切り板を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の回転式まな板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003128328A JP2004329498A (ja) | 2003-05-06 | 2003-05-06 | 回転式まな板 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004329498A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011013070A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Kitasato Institute | 組織細胞標本作製用生物試料切出し板及び組織細胞標本の作製方法 |
WO2013177490A1 (en) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Baranoff Sergei C | Chopping board |
-
2003
- 2003-05-06 JP JP2003128328A patent/JP2004329498A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011013070A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Kitasato Institute | 組織細胞標本作製用生物試料切出し板及び組織細胞標本の作製方法 |
WO2013177490A1 (en) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Baranoff Sergei C | Chopping board |
US9049964B2 (en) | 2012-05-24 | 2015-06-09 | Sergei C. Baranoff | Chopping board |
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