JP2507156Y2 - 液体取出装置 - Google Patents
液体取出装置Info
- Publication number
- JP2507156Y2 JP2507156Y2 JP6855593U JP6855593U JP2507156Y2 JP 2507156 Y2 JP2507156 Y2 JP 2507156Y2 JP 6855593 U JP6855593 U JP 6855593U JP 6855593 U JP6855593 U JP 6855593U JP 2507156 Y2 JP2507156 Y2 JP 2507156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- spout
- kerosene
- rod
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば灯油缶のように
天面の隅部に注ぎ口を有した容器から、液体を取出すた
めの装置に関する。
天面の隅部に注ぎ口を有した容器から、液体を取出すた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】例えば灯油缶から灯油を
取出す際、灯油缶を傾けて注ぎ口から取出す操作は、灯
油缶が重く、また容器から出る灯油が受入れ容器にうま
く入らないこともあり、困難を伴う。一般的には、灯油
缶の天面の隅部の注ぎ口に手動ポンプの本体から延びる
パイプを挿入し、ポンプ本体から延びる可撓性チューブ
を受取用容器に挿入して、ポンプ本体の可撓性胴部を手
で繰返し圧縮して灯油を吸上げサイフォン作用により連
続的な取出しを行う。或いは、ポンプを乾電池によるモ
ータ駆動として手による圧縮操作を不要にしたものも用
いられている。しかしながら、いずれの場合も、取出し
の都度、灯油を取出す際に灯油缶のキャップを取外し、
ポンプのパイプとチューブを各容器に挿入する必要があ
り、面倒であった。さらに、手動式のポンプは本体の圧
縮操作の手間を要し、モータ駆動式のポンプは乾電池の
取替えの手間を要し、共に灯油の付着したポンプの保管
が煩わしいという問題もあった。
取出す際、灯油缶を傾けて注ぎ口から取出す操作は、灯
油缶が重く、また容器から出る灯油が受入れ容器にうま
く入らないこともあり、困難を伴う。一般的には、灯油
缶の天面の隅部の注ぎ口に手動ポンプの本体から延びる
パイプを挿入し、ポンプ本体から延びる可撓性チューブ
を受取用容器に挿入して、ポンプ本体の可撓性胴部を手
で繰返し圧縮して灯油を吸上げサイフォン作用により連
続的な取出しを行う。或いは、ポンプを乾電池によるモ
ータ駆動として手による圧縮操作を不要にしたものも用
いられている。しかしながら、いずれの場合も、取出し
の都度、灯油を取出す際に灯油缶のキャップを取外し、
ポンプのパイプとチューブを各容器に挿入する必要があ
り、面倒であった。さらに、手動式のポンプは本体の圧
縮操作の手間を要し、モータ駆動式のポンプは乾電池の
取替えの手間を要し、共に灯油の付着したポンプの保管
が煩わしいという問題もあった。
【0003】このような問題は、灯油缶に限らず、天面
に注ぎ口を有した容器から液体を取出す多くの場合に生
じていた。
に注ぎ口を有した容器から液体を取出す多くの場合に生
じていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、これらの従
来技術の問題点を解決し、天面の隅部に注ぎ口を有した
容器から簡便に液体を取出すことができる装置を提供す
ることを目的とする。
来技術の問題点を解決し、天面の隅部に注ぎ口を有した
容器から簡便に液体を取出すことができる装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の前記目的は、天
面の隅部に注ぎ口を有した容器の該注ぎ口に装着され容
器から液体を取出すための装置であって、側壁及び上壁
を有し下部が開放され下部周縁が前記容器の注ぎ口の周
縁上に被着可能とされた筒体と、該筒体の周方向におけ
る相異なる位置に各々止め弁を介して設けられた液体取
出口及び空気導入口と、前記上壁を貫通して延び前記上
壁より上に突出した部分に回転用つまみが形成され下端
は前記筒体下端よりも下方へ延び下部にねじを施された
ロッドと、細長い形状を有し水平に延び一端側に雌ねじ
付き貫通孔が設けられ前記ロッドに螺合したストッパと
を備え、該ストッパは、前記容器の注ぎ口から挿入され
前記ロッドが前記注ぎ口の中心部に位置したときに、該
ロッドに近い側の端部が前記注ぎ口の周縁の下方に位置
し、反対側の端部は前記容器における前記注ぎ口に近い
側壁に当接し得る長さとされていることを特徴とする液
体取出装置により達成される。
面の隅部に注ぎ口を有した容器の該注ぎ口に装着され容
器から液体を取出すための装置であって、側壁及び上壁
を有し下部が開放され下部周縁が前記容器の注ぎ口の周
縁上に被着可能とされた筒体と、該筒体の周方向におけ
る相異なる位置に各々止め弁を介して設けられた液体取
出口及び空気導入口と、前記上壁を貫通して延び前記上
壁より上に突出した部分に回転用つまみが形成され下端
は前記筒体下端よりも下方へ延び下部にねじを施された
ロッドと、細長い形状を有し水平に延び一端側に雌ねじ
付き貫通孔が設けられ前記ロッドに螺合したストッパと
を備え、該ストッパは、前記容器の注ぎ口から挿入され
前記ロッドが前記注ぎ口の中心部に位置したときに、該
ロッドに近い側の端部が前記注ぎ口の周縁の下方に位置
し、反対側の端部は前記容器における前記注ぎ口に近い
側壁に当接し得る長さとされていることを特徴とする液
体取出装置により達成される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。図1は、本考案に係る液体取出装置を灯油
缶20に装着した状態を示している。筒体1は側壁及び
上壁を有し、下部は液体が通過し得るように空洞2を設
けて開放されている。液体取出口5及び空気導入口6
は、筒体1側壁の互いに対向する位置にねじ嵌合された
止め弁3、4を介して設けられている。ロッド7は、筒
体1の上壁中央から該筒体を貫通し筒体下端より下方へ
延びている。該ロッドには、ねじが施されており、下部
には細長い平板状の一端側に雌ねじ付き貫通孔が設けら
れたストッパ9が螺合されている。該ストッパ9は、灯
油缶20の注ぎ口から挿入された状態においてロッド7
が注ぎ口の中央に位置したとき、貫通孔が設けられた一
端側が、灯油缶の注ぎ口を越え筒体の側壁と略一致して
延び、他端側は注ぎ口付近に位置する灯油缶の側壁に当
接し得る長さとされている。また、ロッドの筒体上壁よ
り突出した部分には蝶形片を有した回転用つまみ8が形
成されており、該つまみと筒体上壁との間には液体漏出
防止用Oリングが通されている。筒体の下面には環状の
溝が形成され、該溝内にシリコンゴム製のOリング10
が嵌合されており、該溝及びOリングは灯油缶の注ぎ口
の上突した周縁に被着される。
つ説明する。図1は、本考案に係る液体取出装置を灯油
缶20に装着した状態を示している。筒体1は側壁及び
上壁を有し、下部は液体が通過し得るように空洞2を設
けて開放されている。液体取出口5及び空気導入口6
は、筒体1側壁の互いに対向する位置にねじ嵌合された
止め弁3、4を介して設けられている。ロッド7は、筒
体1の上壁中央から該筒体を貫通し筒体下端より下方へ
延びている。該ロッドには、ねじが施されており、下部
には細長い平板状の一端側に雌ねじ付き貫通孔が設けら
れたストッパ9が螺合されている。該ストッパ9は、灯
油缶20の注ぎ口から挿入された状態においてロッド7
が注ぎ口の中央に位置したとき、貫通孔が設けられた一
端側が、灯油缶の注ぎ口を越え筒体の側壁と略一致して
延び、他端側は注ぎ口付近に位置する灯油缶の側壁に当
接し得る長さとされている。また、ロッドの筒体上壁よ
り突出した部分には蝶形片を有した回転用つまみ8が形
成されており、該つまみと筒体上壁との間には液体漏出
防止用Oリングが通されている。筒体の下面には環状の
溝が形成され、該溝内にシリコンゴム製のOリング10
が嵌合されており、該溝及びOリングは灯油缶の注ぎ口
の上突した周縁に被着される。
【0007】この実施例の灯油抽出ノズルの主な寸法は
以下の通りである。
以下の通りである。
【0008】 筒体の外径:50mm 筒体側壁下部の溝の径:40mm ロッドの長さ:100mm ストッパの長さ:100mm ストッパの厚さ:6mm ストッパにおける貫通孔から両端までの長さ:75mm
及び25mm。
及び25mm。
【0009】以下、実施例に係る液体取出装置の操作に
ついて述べる。止め弁3及び4は、最初は共に閉じてお
く。筒体1を灯油缶に装着するため、図2に示すよう
に、ストッパ9をロッド7の下端付近まで下げ、筒体1
を傾斜させて灯油缶の注ぎ口からストッパ9を挿入し、
筒体側壁下部を灯油缶の注ぎ口に被着させる。次に、つ
まみ8を回転させてストッパ9を上昇させる。このと
き、ストッパ9の筒体を越えて延びる側の端部は、注ぎ
口付近に位置する灯油缶の側壁に当接して回り止め作用
をなす。この上昇により、ストッパ9は、筒体1との間
に灯油缶の注ぎ口を挾持することになり、つまみ8の緊
締により液体取出装置が灯油缶に固定される。その後、
灯油缶上面が垂直になるように灯油缶を倒し注ぎ口を下
方に位置させる。灯油の取出しは、コック30及び40
を回転操作して止め弁3及び4を開閉することにより行
うことができ、それらの開度を調節することにより、流
量を変えることができる。
ついて述べる。止め弁3及び4は、最初は共に閉じてお
く。筒体1を灯油缶に装着するため、図2に示すよう
に、ストッパ9をロッド7の下端付近まで下げ、筒体1
を傾斜させて灯油缶の注ぎ口からストッパ9を挿入し、
筒体側壁下部を灯油缶の注ぎ口に被着させる。次に、つ
まみ8を回転させてストッパ9を上昇させる。このと
き、ストッパ9の筒体を越えて延びる側の端部は、注ぎ
口付近に位置する灯油缶の側壁に当接して回り止め作用
をなす。この上昇により、ストッパ9は、筒体1との間
に灯油缶の注ぎ口を挾持することになり、つまみ8の緊
締により液体取出装置が灯油缶に固定される。その後、
灯油缶上面が垂直になるように灯油缶を倒し注ぎ口を下
方に位置させる。灯油の取出しは、コック30及び40
を回転操作して止め弁3及び4を開閉することにより行
うことができ、それらの開度を調節することにより、流
量を変えることができる。
【0010】灯油取出口5の材質は、金属の他、ビニー
ル、プラスチック等、可撓性を有するものとすることが
でき、長さも適宜のものとすることができる。
ル、プラスチック等、可撓性を有するものとすることが
でき、長さも適宜のものとすることができる。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る液体取出装置は、筒体容器
の注ぎ口に被着し、筒体を貫通して延びるねじ付きロッ
ドを回転することによりに、その下方のストッパの作用
により容器に装着することができる。したがって、一度
筒体を容器に装着すれば、筒体側壁に設けられた止め弁
の開閉のみで容易に取出口から液体を取出すことがで
き、従来のようにポンプのチューブ及びパイプを容器に
挿入したり引出したりする必要もなくなり、ポンプ保管
の煩わしさもなくなる。また、衣服や人体に液体が付着
する虞もなくなる。
の注ぎ口に被着し、筒体を貫通して延びるねじ付きロッ
ドを回転することによりに、その下方のストッパの作用
により容器に装着することができる。したがって、一度
筒体を容器に装着すれば、筒体側壁に設けられた止め弁
の開閉のみで容易に取出口から液体を取出すことがで
き、従来のようにポンプのチューブ及びパイプを容器に
挿入したり引出したりする必要もなくなり、ポンプ保管
の煩わしさもなくなる。また、衣服や人体に液体が付着
する虞もなくなる。
【図1】本考案に係る液体取出装置を灯油缶に装着した
状態で示す断面図である。
状態で示す断面図である。
【図2】本考案に係る液体取出装置を灯油缶に装着する
途中の状態を示す断面図である。
途中の状態を示す断面図である。
1 筒体 2 通路 3 止め弁 4 止め弁 5 液体取出口 6 空気導入口 7 ロッド 8 つまみ 9 ストッパ 10 Oリング 20 灯油缶
Claims (1)
- 【請求項1】 天面の隅部に注ぎ口を有した容器の該注
ぎ口に装着され容器から液体を取出すための装置であっ
て、側壁及び上壁を有し下部が開放され下部周縁が前記
容器の注ぎ口の周縁上に被着可能とされた筒体と、該筒
体の周方向における相異なる位置に各々止め弁を介して
設けられた液体取出口及び空気導入口と、前記上壁を貫
通して延び前記上壁より上に突出した部分に回転用つま
みが形成され下端は前記筒体下端よりも下方へ延び下部
にねじを施されたロッドと、細長い形状を有し水平に延
び一端側に雌ねじ付き貫通孔が設けられ前記ロッドに螺
合したストッパとを備え、該ストッパは、前記容器の注
ぎ口から挿入され前記ロッドが前記注ぎ口の中心部に位
置したときに、該ロッドに近い側の端部が前記注ぎ口の
周縁の下方に位置し、反対側の端部は前記容器における
前記注ぎ口に近い側壁に当接し得る長さとされているこ
とを特徴とする液体取出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6855593U JP2507156Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 液体取出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6855593U JP2507156Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 液体取出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740468U JPH0740468U (ja) | 1995-07-18 |
JP2507156Y2 true JP2507156Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13377130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6855593U Expired - Lifetime JP2507156Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 液体取出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507156Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP6855593U patent/JP2507156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740468U (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |