JP2507147Y2 - イレイザ― - Google Patents
イレイザ―Info
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- JP2507147Y2 JP2507147Y2 JP1992061000U JP6100092U JP2507147Y2 JP 2507147 Y2 JP2507147 Y2 JP 2507147Y2 JP 1992061000 U JP1992061000 U JP 1992061000U JP 6100092 U JP6100092 U JP 6100092U JP 2507147 Y2 JP2507147 Y2 JP 2507147Y2
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- JP
- Japan
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- eraser
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- holding
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はイレイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】黒板等の表示板にマーカー又は白墨等の
表示材にて表示された文字、図形等を拭き取る際に、一
般には、イレイザーが使用される。
表示材にて表示された文字、図形等を拭き取る際に、一
般には、イレイザーが使用される。
【0003】しかしながら、従来のイレイザーは、表て
面が布体からなるイレイザー本体と、このイレイザー本
体を保持する把持部材と、からなる。
面が布体からなるイレイザー本体と、このイレイザー本
体を保持する把持部材と、からなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、従来のイレイ
ザーでは、大きな吸引力で表示板上の表示材を吸引する
ことができず、表示板上の表示材を確実にイレイザーへ
付着させることができなかった。
ザーでは、大きな吸引力で表示板上の表示材を吸引する
ことができず、表示板上の表示材を確実にイレイザーへ
付着させることができなかった。
【0005】そこで、本考案では、長期にわたって確実
に表示材を拭き取ることができるイレイザーを提供する
ことを目的とする。
に表示材を拭き取ることができるイレイザーを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係るイレイザーは、親水性ゴム又はイオ
ン交換性樹脂又は高吸水性樹脂からなる保水剤を有する
と共に表示板の表面に付着した表示材を拭き取るイレイ
ザー本体と、該イレイザー本体が厚さ方向へ摺動可能と
して内嵌される把持部材とを、備えると共に、該イレイ
ザー本体の裏面と、上記把持部材の内面との間に、上記
表示材を上記イレイザー本体内へ吸引するための弾性変
形膜体を介装し、上記イレイザー本体は、固化した表示
材を溶かす溶剤が加えられた上記保水剤を保持する繊維
系濾過材から成る保持材と、該保持材の裏面側に配設さ
れると共に上記保水剤から滲み出た溶剤に表示材が溶け
て なるゲルを保持する繊維系濾過材から成る吸収材と、
を有し、かつ、該吸収材の厚さを上記保持材の厚さより
も大きく設定し、さらに、上記イレイザー本体を上記把
持部材に着脱自在に取付け、上記弾性変形膜体を、イレ
イザー本体の裏面側へ開口する薄皿状に形成したもので
ある。
めに、本考案に係るイレイザーは、親水性ゴム又はイオ
ン交換性樹脂又は高吸水性樹脂からなる保水剤を有する
と共に表示板の表面に付着した表示材を拭き取るイレイ
ザー本体と、該イレイザー本体が厚さ方向へ摺動可能と
して内嵌される把持部材とを、備えると共に、該イレイ
ザー本体の裏面と、上記把持部材の内面との間に、上記
表示材を上記イレイザー本体内へ吸引するための弾性変
形膜体を介装し、上記イレイザー本体は、固化した表示
材を溶かす溶剤が加えられた上記保水剤を保持する繊維
系濾過材から成る保持材と、該保持材の裏面側に配設さ
れると共に上記保水剤から滲み出た溶剤に表示材が溶け
て なるゲルを保持する繊維系濾過材から成る吸収材と、
を有し、かつ、該吸収材の厚さを上記保持材の厚さより
も大きく設定し、さらに、上記イレイザー本体を上記把
持部材に着脱自在に取付け、上記弾性変形膜体を、イレ
イザー本体の裏面側へ開口する薄皿状に形成したもので
ある。
【0007】
【作用】弾性変形膜体は、イレイザー本体の裏面側へ開
口する薄皿状に形成されるので、本イレイザー全体の厚
さを小さくすることができる。イレイザー本体を表示板
に押し付けてその表示板の表面を拭うと、把持部材をイ
レイザー本体側へ押圧して、その押圧を解除して、把持
部材をイレイザー本体と反対側へ移動させれば、弾性変
形膜体とイレイザー本体の裏面との間にエアが吸引さ
れ、それと共に表示材が保持材内に吸引され、保持材内
の保水剤から滲み出た溶剤に固化した表示材が溶ける。
さらに、その表示材が溶け込んだ溶剤が保持材から吸収
材へと吸収されてゲル化し、そのゲルが吸収材内に保持
される。このため、保持材に表示材が溜まり難く、か
つ、吸収材から保持材へとゲルが逆流することも無い。
さらに、吸収材の厚さが保持材の厚さよりも大きいた
め、吸収材が表示材を含むゲルを吸収できる許容量は十
分多くなる。このため、表示材を拭き取る効果が長期間
にわたって持続する。また、イレイザー本体は把持部材
に着脱自在に取付けられるので、イレイザー本体を把持
部材から取り外すことにより、容易に洗滌できる。ま
た、イレイザー本体の交換も容易である。
口する薄皿状に形成されるので、本イレイザー全体の厚
さを小さくすることができる。イレイザー本体を表示板
に押し付けてその表示板の表面を拭うと、把持部材をイ
レイザー本体側へ押圧して、その押圧を解除して、把持
部材をイレイザー本体と反対側へ移動させれば、弾性変
形膜体とイレイザー本体の裏面との間にエアが吸引さ
れ、それと共に表示材が保持材内に吸引され、保持材内
の保水剤から滲み出た溶剤に固化した表示材が溶ける。
さらに、その表示材が溶け込んだ溶剤が保持材から吸収
材へと吸収されてゲル化し、そのゲルが吸収材内に保持
される。このため、保持材に表示材が溜まり難く、か
つ、吸収材から保持材へとゲルが逆流することも無い。
さらに、吸収材の厚さが保持材の厚さよりも大きいた
め、吸収材が表示材を含むゲルを吸収できる許容量は十
分多くなる。このため、表示材を拭き取る効果が長期間
にわたって持続する。また、イレイザー本体は把持部材
に着脱自在に取付けられるので、イレイザー本体を把持
部材から取り外すことにより、容易に洗滌できる。ま
た、イレイザー本体の交換も容易である。
【0008】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
詳説する。
【0009】図1と図2は本考案に係るイレイザーを示
し、このイレイザーは、黒板又はホワイトボード等の表
示板30(図4参照)から表示材を拭き取るイレイザー
本体1と、該イレイザー本体1が厚さ方向へ摺動可能と
して内嵌される把持部材2と、を備える。
し、このイレイザーは、黒板又はホワイトボード等の表
示板30(図4参照)から表示材を拭き取るイレイザー
本体1と、該イレイザー本体1が厚さ方向へ摺動可能と
して内嵌される把持部材2と、を備える。
【0010】しかして、イレイザー本体1は、表示材を
拭き取る消去部3と、該消去部3を保持する保持枠体4
と、からなる。
拭き取る消去部3と、該消去部3を保持する保持枠体4
と、からなる。
【0011】即ち、消去部3は、保持材5に保持された
保水剤6と、吸収材7と、該保持材5と保水剤6と吸収
材7とを被覆する外装材8とからなる。また、吸収材7
の厚さを保持材5の厚さよりも大きく設定する。
保水剤6と、吸収材7と、該保持材5と保水剤6と吸収
材7とを被覆する外装材8とからなる。また、吸収材7
の厚さを保持材5の厚さよりも大きく設定する。
【0012】外装材8は、矩形状のメッシュ状体からな
り、例えば、不織布(例えば、ダイワボウ社製のNK7
0)、100コットン(例えば、旭化成工業株式会社製
のアサクリンワイパー)等からなる。
り、例えば、不織布(例えば、ダイワボウ社製のNK7
0)、100コットン(例えば、旭化成工業株式会社製
のアサクリンワイパー)等からなる。
【0013】また、保水剤6は、親水性ゴム(ゴムに高
吸収性樹脂をブレンドしたもの)又はイオン交換性樹
脂、又は高吸水性樹脂(例えば、住友化学工業株式会社
製のスミカゲル)に、固化した表示材を溶かす溶剤を加
えたものである。
吸収性樹脂をブレンドしたもの)又はイオン交換性樹
脂、又は高吸水性樹脂(例えば、住友化学工業株式会社
製のスミカゲル)に、固化した表示材を溶かす溶剤を加
えたものである。
【0014】ところで、高吸水性樹脂とは、自重の数十
倍から千倍以上もの水を吸収することができる高分子で
あり、水に膨潤してヒドロゲルを形成する。即ち、あた
かも大量の水を閉じ込めたカプセルのように挙動し、水
を形あるものとして取扱うことが可能となる。
倍から千倍以上もの水を吸収することができる高分子で
あり、水に膨潤してヒドロゲルを形成する。即ち、あた
かも大量の水を閉じ込めたカプセルのように挙動し、水
を形あるものとして取扱うことが可能となる。
【0015】そして、上述の表示材を溶かす溶剤とは、
例えば、水と界面活性剤からなる弱アルカリ性の株式会
社内田洋行製のOAオフィスクリーナ、花王株式会社製
液体ガラスマイペット、または中性洗剤(例えば、ライ
オン株式会社製ママレモン)等である。
例えば、水と界面活性剤からなる弱アルカリ性の株式会
社内田洋行製のOAオフィスクリーナ、花王株式会社製
液体ガラスマイペット、または中性洗剤(例えば、ライ
オン株式会社製ママレモン)等である。
【0016】また、この保水剤は、球状であって、直径
が2〜3mm位とされる。
が2〜3mm位とされる。
【0017】次に、保持材5は、固化した表示材を溶か
す溶剤が加えられた保水剤6を保持する繊維系濾過材か
ら成る。具体的には、空孔率が97%位の繊維系濾過材
であり、ポリウレタンフォーム(膜状物質を除去したも
の)(例えば、ブリヂストン社製のエバーライトSF、
粗目HR−08、又は細目HR−20)を使用する。
す溶剤が加えられた保水剤6を保持する繊維系濾過材か
ら成る。具体的には、空孔率が97%位の繊維系濾過材
であり、ポリウレタンフォーム(膜状物質を除去したも
の)(例えば、ブリヂストン社製のエバーライトSF、
粗目HR−08、又は細目HR−20)を使用する。
【0018】そして、吸収材7は、保持材5の裏面側に
配設されると共に保水剤6から滲み出た溶剤に表示材が
溶けてなるゲルを保持する繊維系濾過材から成る。具体
的には、上述の細目のエバーライトSFを使用する。
配設されると共に保水剤6から滲み出た溶剤に表示材が
溶けてなるゲルを保持する繊維系濾過材から成る。具体
的には、上述の細目のエバーライトSFを使用する。
【0019】なお、エバーライトSFに代えて高分子ポ
リマーシート(生理用ナプキン)を使用するも自由であ
る。
リマーシート(生理用ナプキン)を使用するも自由であ
る。
【0020】しかして、保持枠体4は、消去部3の外装
材8の外周縁部が係止する第1ホルダー9と、該1第ホ
ルダー9の上方開口部を施蓋する第2ホルダー10と、
からなる。
材8の外周縁部が係止する第1ホルダー9と、該1第ホ
ルダー9の上方開口部を施蓋する第2ホルダー10と、
からなる。
【0021】即ち、第1ホルダー9は、図3に示すよう
に、偏平の四角筒状体からなる本体部11と、該本体部
11の短辺から外方へ突設する突出片部12と、からな
り、本体部11に消去部3が挿入され、外装材8の外周
縁部8aが該本体部11の周壁11aに係止している。
に、偏平の四角筒状体からなる本体部11と、該本体部
11の短辺から外方へ突設する突出片部12と、からな
り、本体部11に消去部3が挿入され、外装材8の外周
縁部8aが該本体部11の周壁11aに係止している。
【0022】また、第2ホルダー10は、偏平の四角筒
状体からなる本体部13と、該本体部13の上方開口部
を施蓋状とする上壁部14と、からなり、上壁部14に
は多数の貫孔28…が貫設されている。
状体からなる本体部13と、該本体部13の上方開口部
を施蓋状とする上壁部14と、からなり、上壁部14に
は多数の貫孔28…が貫設されている。
【0023】従って、消去部3を第1ホルダー9に挿入
して外装材8の外周縁部8aを第1ホルダー9の周壁1
1aに係止させた状態で、第2ホルダー10を第1ホル
ダー9に対して外嵌し、第1ホルダー9の周壁11a
と、第2ホルダー10の周壁13aとの間に外装材8の
外周縁部8aを挟持させれば、図3に示すように消去部
3と保持枠体4とが一体状となったイレイザー本体1を
形成することができる。
して外装材8の外周縁部8aを第1ホルダー9の周壁1
1aに係止させた状態で、第2ホルダー10を第1ホル
ダー9に対して外嵌し、第1ホルダー9の周壁11a
と、第2ホルダー10の周壁13aとの間に外装材8の
外周縁部8aを挟持させれば、図3に示すように消去部
3と保持枠体4とが一体状となったイレイザー本体1を
形成することができる。
【0024】しかして、把持部材2は、図1と図2に示
すように、本体15と、該本体15の上方開口部を施蓋
する施蓋体16と、からなる。
すように、本体15と、該本体15の上方開口部を施蓋
する施蓋体16と、からなる。
【0025】即ち、本体15は、偏平四角筒状部17
と、該偏平四角筒状部17の周壁17aの上端縁に外方
へ突出する水平鍔部18と、からなり、偏平四角筒状部
17の周壁17a、つまり、短辺及び長辺の内面下端に
係止片19…が内方へ突設されている。
と、該偏平四角筒状部17の周壁17aの上端縁に外方
へ突出する水平鍔部18と、からなり、偏平四角筒状部
17の周壁17a、つまり、短辺及び長辺の内面下端に
係止片19…が内方へ突設されている。
【0026】また、施蓋体16は、底壁20と、底壁2
0から上方へ膨出する膨出部21と、からなり、膨出部
21には、その長辺側に切欠部22,22が形成され、
上方へ突出する把持部31が形成される。
0から上方へ膨出する膨出部21と、からなり、膨出部
21には、その長辺側に切欠部22,22が形成され、
上方へ突出する把持部31が形成される。
【0027】なお、本体15と施蓋体16とをヒンジ部
を介して連結し、施蓋体16を本体15に対して揺動開
閉自在とするも、本体15と施蓋体16とをヒンジ部を
介して連結しないようにするも自由である。しかし、図
1に示すように、施蓋体16にて本体15の上方開口部
を施蓋した際には、施蓋体16と本体15とが一体化さ
れる必要があるので、施蓋体16と本体15との間に、
係止凸部と該係止凸部に係脱自在に係止する係止凹所等
からなる係止機構を設ける必要がある。
を介して連結し、施蓋体16を本体15に対して揺動開
閉自在とするも、本体15と施蓋体16とをヒンジ部を
介して連結しないようにするも自由である。しかし、図
1に示すように、施蓋体16にて本体15の上方開口部
を施蓋した際には、施蓋体16と本体15とが一体化さ
れる必要があるので、施蓋体16と本体15との間に、
係止凸部と該係止凸部に係脱自在に係止する係止凹所等
からなる係止機構を設ける必要がある。
【0028】しかして、イレイザー本体1の裏面23
と、把持部材2の内面24との間に、弾性変形膜体25
が介装される。
と、把持部材2の内面24との間に、弾性変形膜体25
が介装される。
【0029】即ち、弾性変形膜体25は、例えば、ゴ
ム、PE(フェノール樹脂)、PP(ポリプロピレン)
等からなり、イレイザー本体1の裏面23側へ開口する
略矩形状の薄皿状体からなる。
ム、PE(フェノール樹脂)、PP(ポリプロピレン)
等からなり、イレイザー本体1の裏面23側へ開口する
略矩形状の薄皿状体からなる。
【0030】そして、この弾性変形膜体25は、イレイ
ザー本体1が内嵌される偏平四角筒体からなる保持枠体
26の上端縁に一体連設される。
ザー本体1が内嵌される偏平四角筒体からなる保持枠体
26の上端縁に一体連設される。
【0031】また、保持枠体26の周壁の各短辺及び長
辺には、切欠き部27…が形成され、この切欠き部27
に把持部材2の係止片19…が係止する。なお、この場
合、切欠き部27以外の周壁の外面をローレット面とす
るも自由である。
辺には、切欠き部27…が形成され、この切欠き部27
に把持部材2の係止片19…が係止する。なお、この場
合、切欠き部27以外の周壁の外面をローレット面とす
るも自由である。
【0032】従って、把持部材2は保持枠体26に対し
て、矢印A,Bの如く厚さ方向にスライド可能に嵌合す
る。また、イレイザー本体1は、把持部材2に着脱自在
に取付けられる。
て、矢印A,Bの如く厚さ方向にスライド可能に嵌合す
る。また、イレイザー本体1は、把持部材2に着脱自在
に取付けられる。
【0033】しかして、上述の如く構成されたイレイザ
ーは、図4に示すように、イレイザー本体1の表て面2
9を表示板30に押し当て、把持部材2を矢印A方向に
押圧すれば、弾性変形膜体25はイレイザー本体1側へ
押圧され、偏平状態となる。
ーは、図4に示すように、イレイザー本体1の表て面2
9を表示板30に押し当て、把持部材2を矢印A方向に
押圧すれば、弾性変形膜体25はイレイザー本体1側へ
押圧され、偏平状態となる。
【0034】この図4に示す状態から、矢印A方向の押
圧力を解除すれば、弾性変形膜体25の復元力等にて、
把持部材2は矢印B方向に移動して、図1に示す元の状
態に戻ろうとする。
圧力を解除すれば、弾性変形膜体25の復元力等にて、
把持部材2は矢印B方向に移動して、図1に示す元の状
態に戻ろうとする。
【0035】しかし、この場合、弾性変形膜体25が復
元する際、イレイザー本体1の多数の貫孔28…を介し
て、イレイザー本体1側からエアが矢印Cの如く吸引さ
れる。
元する際、イレイザー本体1の多数の貫孔28…を介し
て、イレイザー本体1側からエアが矢印Cの如く吸引さ
れる。
【0036】次に、上述の如く構成されたイレイザーの
使用方法を説明する。
使用方法を説明する。
【0037】まず、把持部材2の把持部31を手で握っ
て、図4に示すように表示板30にイレイザー本体1の
表て面29を押し当てて、把持部材2を矢印A方向に押
圧し、この状態で、表示材にて表示されている文字、図
形等に沿って表示板30上をスライドさせつつ、矢印A
方向の押圧力をしだいにゆるめてゆく。
て、図4に示すように表示板30にイレイザー本体1の
表て面29を押し当てて、把持部材2を矢印A方向に押
圧し、この状態で、表示材にて表示されている文字、図
形等に沿って表示板30上をスライドさせつつ、矢印A
方向の押圧力をしだいにゆるめてゆく。
【0038】従って、表示材は、図1に示す矢印Cの如
くイレイザー本体1内へ吸引されるが、この際、表示板
上で固化している表示材は、保水剤6の溶剤にて溶かさ
れ、確実に、保水剤6を介して吸収材7に吸収される。
くイレイザー本体1内へ吸引されるが、この際、表示板
上で固化している表示材は、保水剤6の溶剤にて溶かさ
れ、確実に、保水剤6を介して吸収材7に吸収される。
【0039】また、吸収材7に吸収された表示材はゲル
化し、この吸収材7内で確実に保持される。つまり、表
示材は、逆戻りしてイレイザー本体1の外部へ排出され
ることはなく、表示板30上の表示材は確実に拭き取ら
れる。
化し、この吸収材7内で確実に保持される。つまり、表
示材は、逆戻りしてイレイザー本体1の外部へ排出され
ることはなく、表示板30上の表示材は確実に拭き取ら
れる。
【0040】なお、把持部材2の摺動ストロークSとし
ては、5mm位とするのが好ましい。
ては、5mm位とするのが好ましい。
【0041】ところで、長期にわたって使用すれば、表
示材の吸収の許容量を越える場合があり、この場合、把
持部材2から図3に示すように、イレイザー本体1のみ
を取外し、新しいイレイザー本体1を把持部材2に装着
すればよい。
示材の吸収の許容量を越える場合があり、この場合、把
持部材2から図3に示すように、イレイザー本体1のみ
を取外し、新しいイレイザー本体1を把持部材2に装着
すればよい。
【0042】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【0043】表示板30上の表示材がイレイザー本体1
内へ比較的大きな吸引力にて吸引され、表示板30上か
ら表示材が確実に拭き取られる。
内へ比較的大きな吸引力にて吸引され、表示板30上か
ら表示材が確実に拭き取られる。
【0044】また、固化した表示材を溶かす溶剤を含有
するものでは、表示材が固化して拭き取りにくくなって
いる場合でも、簡単かつ確実に拭き取ることができる。
するものでは、表示材が固化して拭き取りにくくなって
いる場合でも、簡単かつ確実に拭き取ることができる。
【0045】特に、拭き取った表示材が保持材5内に残
り難くなるため、長期間にわたって良好な拭き取り効果
が得られる。
り難くなるため、長期間にわたって良好な拭き取り効果
が得られる。
【0046】また、拭き取った表示材をゲル状にして吸
収材7内に確実にかつ長期間にわたって吸収・保持させ
ることができる。従って、表示材が保持材5内に逆流し
たりイレイザー本体1の裏面側に流出するのを確実に防
止できる。
収材7内に確実にかつ長期間にわたって吸収・保持させ
ることができる。従って、表示材が保持材5内に逆流し
たりイレイザー本体1の裏面側に流出するのを確実に防
止できる。
【0047】さらに、イレイザー本体1の洗滌が簡単と
なる上、必要に応じて、イレイザー本体1を容易に新し
いものに交換できる。
なる上、必要に応じて、イレイザー本体1を容易に新し
いものに交換できる。
【0048】また、(表示材を吸引する機構を有するに
もかかわらず)イレイザー全体をコンパクトとすること
ができる。
もかかわらず)イレイザー全体をコンパクトとすること
ができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】斜視図である。
【図3】イレイザー本体の断面図である。
【図4】使用状態を示す断面図である。
1 イレイザー本体 2 把持部材 6 保水剤 23 裏面 24 内面 25 弾性変形膜体
Claims (1)
- 【請求項1】 親水性ゴム又はイオン交換性樹脂又は高
吸水性樹脂からなる保水剤6を有すると共に表示板の表
面に付着した表示材を拭き取るイレイザー本体1と、該
イレイザー本体1が厚さ方向へ摺動可能として内嵌され
る把持部材2とを、備えると共に、該イレイザー本体1
の裏面23と、上記把持部材2の内面24との間に、上
記表示材を上記イレイザー本体1内へ吸引するための弾
性変形膜体25を介装し、上記イレイザー本体1は、固
化した表示材を溶かす溶剤が加えられた上記保水剤6を
保持する繊維系濾過材から成る保持材5と、該保持5の
裏面側に配設されると共に上記保水剤6から滲み出た溶
剤に表示材が溶けてなるゲルを保持する繊維系濾過材か
ら成る吸収材7と、を有し、かつ、該吸収材7の厚さを
上記保持材5の厚さよりも大きく設定し、さらに、上記
イレイザー本体1を上記把持部材2に着脱自在に取付
け、上記弾性変形膜体25を、イレイザー本体1の裏面
23側へ開口する薄皿状に形成したことを特徴とするイ
レイザー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061000U JP2507147Y2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | イレイザ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061000U JP2507147Y2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | イレイザ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623797U JPH0623797U (ja) | 1994-03-29 |
JP2507147Y2 true JP2507147Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13158664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992061000U Expired - Lifetime JP2507147Y2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | イレイザ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507147Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109203799B (zh) * | 2018-11-12 | 2020-10-02 | 台州市黄岩鼎坚塑业有限公司 | 一种防止粉笔灰飞扬的黑板擦 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338437U (ja) * | 1976-09-06 | 1978-04-04 | ||
JPS56163593U (ja) * | 1980-05-03 | 1981-12-04 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP1992061000U patent/JP2507147Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623797U (ja) | 1994-03-29 |
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