JP2506990Y2 - デフロスタノズル - Google Patents
デフロスタノズルInfo
- Publication number
- JP2506990Y2 JP2506990Y2 JP1990005066U JP506690U JP2506990Y2 JP 2506990 Y2 JP2506990 Y2 JP 2506990Y2 JP 1990005066 U JP1990005066 U JP 1990005066U JP 506690 U JP506690 U JP 506690U JP 2506990 Y2 JP2506990 Y2 JP 2506990Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle body
- air flow
- nozzle
- air
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば、自動車のウインドガラスに霜取り
用の空気流を吹き付けるデフロスタノズルの改良に関す
るものである。
用の空気流を吹き付けるデフロスタノズルの改良に関す
るものである。
（従来技術） この種のデフロスタノズルは、一般に、第５図に示す
ように、ブロアから流入される空気流12を受け入れる入
口14を有し、この空気流12を横方向に分散し多数の空気
吹き出し口16に導く横長のノズル本体18から成ってい
る。従来技術のデフロスタノズルは、通常、図示のよう
に、ノズル本体18の内部が空洞26となっており、入口14
から流入された空気流12は、この空洞26内を移動して各
空気吹き出し口16から吹き出されている。
ように、ブロアから流入される空気流12を受け入れる入
口14を有し、この空気流12を横方向に分散し多数の空気
吹き出し口16に導く横長のノズル本体18から成ってい
る。従来技術のデフロスタノズルは、通常、図示のよう
に、ノズル本体18の内部が空洞26となっており、入口14
から流入された空気流12は、この空洞26内を移動して各
空気吹き出し口16から吹き出されている。
（考案が解決しようとする課題） しかし、このような構造では、入口14から流入された
空気流12は、第６図に示すように、空洞26内を長手方向
に延びる渦芯28を中心にして符号12Aで示すように旋回
しながら横方向に拡がっていくため、上下の速度成分12
Bがこの渦芯28を中心にして旋回流を引き起こし、この
ため空気流12は、総体的に分岐損失を生じ、空気流12の
吹き出し強さが低減する欠点があった。
空気流12は、第６図に示すように、空洞26内を長手方向
に延びる渦芯28を中心にして符号12Aで示すように旋回
しながら横方向に拡がっていくため、上下の速度成分12
Bがこの渦芯28を中心にして旋回流を引き起こし、この
ため空気流12は、総体的に分岐損失を生じ、空気流12の
吹き出し強さが低減する欠点があった。
本考案の目的は、ノズル本体内で空気流が旋回するの
を防止して空気の吹き出し強さを低減することがないデ
フロスタノズルを提供することにある。
を防止して空気の吹き出し強さを低減することがないデ
フロスタノズルを提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案は、上記の課題を解決するために、ブロアから
流入される空気流を受け入れる入口を有しこの空気流を
横方向に分散し多数の空気吹き出し口に導く横長のノズ
ル本体から成るデフロスタノズルにおいて、このノズル
本体内に入口を横切ってノズル本体の長手方向に連続的
に延びる整流板を有し、この整流板の下端はノズル本体
の底面に連続しており、整流板の上端は空気吹き出し口
に対して隙間を保って対向していることを特徴とするデ
フロスタノズルを提供するものである。
流入される空気流を受け入れる入口を有しこの空気流を
横方向に分散し多数の空気吹き出し口に導く横長のノズ
ル本体から成るデフロスタノズルにおいて、このノズル
本体内に入口を横切ってノズル本体の長手方向に連続的
に延びる整流板を有し、この整流板の下端はノズル本体
の底面に連続しており、整流板の上端は空気吹き出し口
に対して隙間を保って対向していることを特徴とするデ
フロスタノズルを提供するものである。
（作用） このように整流板が入口を横切ってノズル本体を長手
方向に連続して延びていると、ノズル本体内で空気流が
旋回するのが阻止されるため、入口から流入された空気
流は、旋回流を引き起こすことなく、整流板の両側の区
画された空間を分岐して上昇しながら横方向に誘導さ
れ、従って空気流の旋回による分岐損失が生ずることが
なく、空気を空気吹き出し口から大きな吹き出し強さで
吹き出すことができる。
方向に連続して延びていると、ノズル本体内で空気流が
旋回するのが阻止されるため、入口から流入された空気
流は、旋回流を引き起こすことなく、整流板の両側の区
画された空間を分岐して上昇しながら横方向に誘導さ
れ、従って空気流の旋回による分岐損失が生ずることが
なく、空気を空気吹き出し口から大きな吹き出し強さで
吹き出すことができる。
（実施例） 本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第１図乃至第４図は本考案に係るデフロスタノズル10を
示し、このデフロスタノズル10は、図示しないブロアか
ら流入する空気流12を受け入れる入口14を有し、この空
気流12を横方向に分散し多数の空気吹き出し口16に導く
横長のノズル本体18から成っている。図示の例では、空
気吹き出し口16は、自動車のインストルメントパネル22
に設けられているが、ノズル本体18自体の上面に設けら
れていてもよい。
第１図乃至第４図は本考案に係るデフロスタノズル10を
示し、このデフロスタノズル10は、図示しないブロアか
ら流入する空気流12を受け入れる入口14を有し、この空
気流12を横方向に分散し多数の空気吹き出し口16に導く
横長のノズル本体18から成っている。図示の例では、空
気吹き出し口16は、自動車のインストルメントパネル22
に設けられているが、ノズル本体18自体の上面に設けら
れていてもよい。
本考案のデフロスタノズル10は、このノズル本体18内
に入口14を横切ってノズル本体18の長手方向に連続的に
延びる整流板20を有し、この整流板20の下端は、ノズル
本体18の底面に連続しており、またこの整流板20の上端
は空気吹き出し口16に対して隙間24を保って対向してい
る。図示の実施例では、整流板20は、ノズル本体18と一
体に形成されているが（第４図参照）、別体のものをノ
ズル本体18に固定してもよい。
に入口14を横切ってノズル本体18の長手方向に連続的に
延びる整流板20を有し、この整流板20の下端は、ノズル
本体18の底面に連続しており、またこの整流板20の上端
は空気吹き出し口16に対して隙間24を保って対向してい
る。図示の実施例では、整流板20は、ノズル本体18と一
体に形成されているが（第４図参照）、別体のものをノ
ズル本体18に固定してもよい。
このように整流板20が入口14を横切ってノズル本体18
を長手方向に連続して延びていると、第４図に点線で示
すように、ノズル本体18内に流入する空気流12のうち回
転方向の速度成分12Bが旋回しようとしてもこの速度成
分12Bの旋回がノズル本体18の底面に連続してこの底面
から立ち上がる整流板20によって阻止される。従って、
入口14から流入された空気流12は、第３図に示すよう
に、整流板20の両側の区画された空間26A、26Bを分岐し
て上昇しながら旋回することなく横方向に誘導され、第
４図の実線で示すように、整流板20の上端で合流して空
気吹き出し口16から吹き出される。このため、空気流12
の旋回による分岐損失が生ずることがなく、空気を空気
吹き出し口16から大きな吹き出し強さで吹き出すことが
できる。
を長手方向に連続して延びていると、第４図に点線で示
すように、ノズル本体18内に流入する空気流12のうち回
転方向の速度成分12Bが旋回しようとしてもこの速度成
分12Bの旋回がノズル本体18の底面に連続してこの底面
から立ち上がる整流板20によって阻止される。従って、
入口14から流入された空気流12は、第３図に示すよう
に、整流板20の両側の区画された空間26A、26Bを分岐し
て上昇しながら旋回することなく横方向に誘導され、第
４図の実線で示すように、整流板20の上端で合流して空
気吹き出し口16から吹き出される。このため、空気流12
の旋回による分岐損失が生ずることがなく、空気を空気
吹き出し口16から大きな吹き出し強さで吹き出すことが
できる。
（考案の効果） 本考案によれば、上記のように、入口を横切ってノズ
ル本体を長手方向に連続して延びる整流板によってノズ
ル本体内で空気流が旋回するのが阻止されるため、入口
から流入された空気流は、旋回流を引き起こすことな
く、整流板の両側の区画された空間を通して上昇しなが
ら横方向に誘導され、従って空気流の旋回による分岐損
失が生ずることがなく、霜取り用の空気の吹き出し強さ
が低減することがなく、霜取りを有効に行うことができ
る実益がある。
ル本体を長手方向に連続して延びる整流板によってノズ
ル本体内で空気流が旋回するのが阻止されるため、入口
から流入された空気流は、旋回流を引き起こすことな
く、整流板の両側の区画された空間を通して上昇しなが
ら横方向に誘導され、従って空気流の旋回による分岐損
失が生ずることがなく、霜取り用の空気の吹き出し強さ
が低減することがなく、霜取りを有効に行うことができ
る実益がある。
第１図は本考案に係るデフロスタノズルの斜視図、第２
図乃至第４図はそれぞれ第１図のII-II線、III-III線、
IV-IV線の断面図、第５図は従来技術のデフロスタノズ
ルの縦断面図、第６図は第５図のデフロスタノズルの空
気流を示す説明図である。 10……デフロスタノズル、12……空気流、14……入口、
16……空気吹き出し口、18……ノズル本体、20……整流
板、24……隙間、26A、26B……ノズル本体内の空間。
図乃至第４図はそれぞれ第１図のII-II線、III-III線、
IV-IV線の断面図、第５図は従来技術のデフロスタノズ
ルの縦断面図、第６図は第５図のデフロスタノズルの空
気流を示す説明図である。 10……デフロスタノズル、12……空気流、14……入口、
16……空気吹き出し口、18……ノズル本体、20……整流
板、24……隙間、26A、26B……ノズル本体内の空間。
Claims (1)
- 【請求項１】ブロアから流入される空気流を受け入れる
入口を有し前記空気流を横方向に分散し多数の空気吹き
出し口に導く横長のノズル本体から成るデフロスタノズ
ルにおいて、前記ノズル本体内に前記入口を横切って前
記ノズル本体の長手方向に連続的に延びる整流板を有
し、前記整流板の下端は前記ノズル本体の底面に連続し
ており、また前記整流板の上端は前記空気吹き出し口に
対して隙間を保って対向していることを特徴とするデフ
ロスタノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990005066U JP2506990Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | デフロスタノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990005066U JP2506990Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | デフロスタノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0396908U JPH0396908U (ja) | 1991-10-04 |
| JP2506990Y2 true JP2506990Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31508786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990005066U Expired - Lifetime JP2506990Y2 (ja) | 1990-01-25 | 1990-01-25 | デフロスタノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506990Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60175763U (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-21 | 日産自動車株式会社 | デフロスタノズル |
| JPS6227863U (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-20 |
-
1990
- 1990-01-25 JP JP1990005066U patent/JP2506990Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0396908U (ja) | 1991-10-04 |
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