JP2506538Y2 - キャップシ―ル - Google Patents

キャップシ―ル

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JP2506538Y2
JP2506538Y2 JP1990099644U JP9964490U JP2506538Y2 JP 2506538 Y2 JP2506538 Y2 JP 2506538Y2 JP 1990099644 U JP1990099644 U JP 1990099644U JP 9964490 U JP9964490 U JP 9964490U JP 2506538 Y2 JP2506538 Y2 JP 2506538Y2
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義則 松本
宗治 八木
真理子 杉本
憲三 芝原
裕史 花岡
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Gunze Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は容器等の口部に被せて使用する新規なキャッ
プシールに関するもので、詳しくは飲料水、化粧水等の
容器の口部を栓で密閉した後、容器の口部に被せ、その
外観を美しくするために多く使用するキャップシールに
関する。
従来の技術 従来、日本酒の容器(例えば一升瓶)の口部等に使用
するキャップシールとしては、第12図に示すように紙、
特に和紙を利用し複雑な折り方をして容器の形状に合わ
せ、折り目11、スカート12等を形成し、容器の口部に被
せ紐14等で結び付けて使用している飾り蓋9がある。こ
の飾り蓋9の折り目11、スカート12は、外観上重要な役
割を果たしている。
考案が解決しようとする課題 前記した如く、第12図に示すような飾り蓋9を紙、和
紙で作成するにはその折り方が大変複雑となり、困難な
作業となる。
複雑な折り方に付いて、第13図により説明すると、一
枚の平らな紙15の中央部に容器の天蓋の寸法に合わせた
形状(図では円)を描き、外周は設けるスカート12の個
数Nに等分して略N角形(図では4角形)となし、N角
形の各頂点n1、n2、・・・がスカート12の頂部121、12
2、・・・となるように点線部a、d、e・・・は図面
上の表面で谷折りし、実線部b、c、f・・・は図面上
の表面で山折りすることにより、第12図に示す飾り蓋9
を形成する。
第14図は飾り蓋9の底面図を示し、第13図に描いた折
り目点、実線部a、b、c・・・の折り方を理解し易く
するために示したものである。
第12図において、13は天蓋、14は飾り蓋9を容器の口
部に結び付ける紐、10は筒部を示すものであるが、同飾
り蓋9を、前記した方法で紙を折り重ねて作成するのは
大変複雑困難な作業である。
又、平らな紙を立体的な形状を持つ容器の口部の形状
に合わせる事は、紙に何れの方向においても等しい伸縮
性が無い限り理論的には不可能であり、局部的に歪みが
発生することが多く、外観上好ましくない。
本考案は上記問題点に鑑み、製作が簡単でかつ従来の
飾り蓋と同様に美しい外観をもつキャップシールを提供
することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案に係るキャップシー
ルは熱収縮フィルム又は熱収縮フィルムを基材とする積
層フィルムからなり、紙を折り重ねて作成した飾り蓋様
の成形品であって、外周面に周方向複数箇所に軸方向に
沿って折り部又は重ね部を接着する又は熱収縮させるこ
とにより形成した筋状の隆起部を有する筒状部と、前記
筒状部の軸方向下端部で隣合う隆起部間に設けられたス
カート部と、前記筒状部の軸方向上端部を捩りにより絞
り込んで形成された天蓋部とを備えることを特徴として
いる。
作用 本考案によれば、全体は熱収縮フィルム又はそれを基
材とする積層フィルムを成形して構成しているので、ビ
ン口部のような3次曲面であっても歪みやたわみを発生
することなく美しく成形することができる。その上、筒
状部の隆起部分は従来の紙を折り重ねて作成した飾り蓋
における折り目に相当し、またスカート部は飾り蓋のス
カートに相当するので、飾り蓋としてのイメージを損な
うことなく美しい外観を呈する。更に、天蓋部は筒状部
端部捩りにより絞り込んで形成されているので、あたか
も紙又は布を絞り込んだように自然な感じを与える。
実施例 以下、図面に基づき本考案の一実施例を示す。キャッ
プシール1は熱収縮性フィルム又は熱収縮性フィルムを
基材とする積層フィルムからなる成形品で、第1図に示
すように筒状部2と、その下端に設けられたスカート部
3と上端に設けられた天蓋部4とから成っている。
前記熱収縮性フィルムは材質的に特に限定されるもの
でなく、包装材、ラベル材等として使用されている合成
樹脂よりなる熱収縮性フィルム、例えばポリ塩化ビニー
ル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE
T)等であり、熱収縮性フィルムを基材とする積層フィ
ルムとしては、前記した熱収縮性フィルムPVC、PP、PET
等の一方の面に接着剤を塗布し、その面上に適宜の不織
布、紙及び熱収縮率の異なる発泡フィルム等を圧着し形
成する。
前記筒状部2は、上端が径小で下端に近づく程径大な
錐体状をしており、かつ外周面には周方向複数箇所に軸
方向に沿った筋状の隆起部2a…が形成されている。この
隆起部2a…は、第13図に示す紙を折り重ねて作成した飾
り蓋の折り目と同様の外観を呈するもので、第2図に示
すように熱収縮性フィルムの外面側に形成された二つ折
り部分20aを、第3図の如く再び折り重ね接着形成した
折り返し部21aであっても良いし、第4図に示すように
二つ折り部分20aを熱収縮させて作成した凸部22aであっ
ても良い。
前記スカート部3は、隣合う隆起部2a…間の筒状部2
下端を更に下方に延長して形成したもので、その形状は
特に制限されるものでなく三角形、半円形等適宜で良
い。
天蓋部4は筒状部2の上端開放部分を絞り加工するこ
とによって形成されている。
次にキャップシール1の製造方法を順を追って説明す
ると、先ず所定巾寸法を有する連続帯状の熱収縮性フィ
ルム又は熱収縮フィルムを基材とする積層フィルム、こ
こではポリ塩化ビニール70μのシートフィルムに不織布
を接着剤を介し公知の方法で熱圧着して形成した積層フ
ィルム5に、第5図に示す如くロール状に巻装した状態
から引き出し、等間隔にPVC側の面上に4筋の接着剤層
を設け、接着剤層を内側とする筒状フィルムを作成す
る。この場合、筒状フィルムを得るためのフィルムシー
ト両端の貼り合わせ方式は、第6図に示すような封筒貼
り方式であってもよいし、第7図に示すような合掌貼り
方式であってもよい。
次に第2図に示したように接着剤層を内側にして接着
した二つ折り部分20aを筒状フィルム5の外面側に筒方
向に4筋作成し、第4図に示したように二つ折り部分を
熱収縮させて凸部22aを作成した。同凸部22aは成形され
ることにより筋目状の隆起部2a…となる。
次いで、筒状フィルム5を所定寸法、即ち容器の寸法
に合わせてカットして、同筒状フィルム5の一方端部に
三角形状の複数個のスカート部3を前記隣合う凸部22
a、22a間に夫々形成する。第8図にこのようにして得た
筒状フィルム5の斜視図を示す。
続いて、第9図(a)に示すように瓶上部と同じ形状
をした金型7を用意し、これに前述のようにして得た筒
状フィルム5を被せる。この状態で筒状フィルム5を矢
印cで示すように押し下げて位置決めする(図
(b))。この位置は、筒状フィルム5の金型7に対す
る高さを規定することにより決められる。
この後、筒状フィルムを加熱し、矢印dで示す方向に
熱収縮させる(図(c))。この熱収縮により、キャッ
プシールの筒状部は、図の如く、金型の周面形状に沿っ
た円錐状に成形される。しかし金型7の上面より上方に
突出する筒状フィルム5の上端部は、開放しており、又
複数条の筋目及び不織布の腰の強さが強いため、金型7
の上面上に半ば立ち上がった状態となっている。
そこで、次に図(d)に示すように金型7を水平面内
で矢印m方向に回転させつつ、図示しない治具にて金型
7の上面上に突出している筒状フィルムの上端部を矢印
e、eの方向から挟む。金型7の回転と治具による挟み
作用によって筒状フィルム5の上端部は第10図(a)に
示す状態を経由して第10図(b)に示すように金型7の
上面で、捩じられ、この際上記筋状の隆起部がいわば渦
巻き状となるように絞り込まれ、天蓋地41と折り皺42と
からなる天蓋部4を形成する。
以上の如くして成形を完了すると、筒状フィルム5を
金型7から抜き出すことにより(第8図(f))、第1
図に示したキャップシール1を得る。
このようにして得たキャップシール1は第11図(a)
に示すように一升瓶8の口部に被せて使用する。又、同
図(b)に示すように筒状部2の外側から飾り紐7で結
び付けて使用してもよい。
考案の効果 本願考案による熱収縮フィルムで作成したキャップシ
ール又は熱収縮性フィルムと不織布とからなる積層フィ
ルムで作成したキャップシールは、その筒状部の外面側
に複数条の筋目状隆起部を有するし、筒状部の下方端に
は複数個のスカートを有し、更に上方端には、筋状の隆
起部が捩りにより絞り込み加工させた天蓋部を有するの
で、その外観は従来の紙を利用し折り重ねて作成した飾
り蓋と同様の美的外観を呈し、優れた装飾効果を発揮す
る。
又、熱収縮性フィルムを基材としているので天蓋、筒
状部等にも歪みを発生しなく、見栄えの良い新規なキャ
ップシールを提供すると共に、省力化による経済効果も
期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるキャップシール1の構成を示す斜
視図、第2図は同キャップシール1の隆起部の構成を示
す図、第3図及び第4図は隆起部として実施可能な他の
構成を示す図、第5図はキャップシールを作製する際の
最初の工程を示す図、第6図は次に行う工程を示す図、
第7図は第6図と異なる貼り合わせ方式を示す図、第8
図は成形前のキャップシールを示す図、第9図は第8図
のものを成形する工程を示す図、第10図は天蓋部の成形
過程を示す図、第11図は使用状態を示す図、第12図は従
来の飾り蓋を示す斜視図、第13図は飾り蓋の展開図、第
14図は飾り蓋の底面図である。 1……キャップシール、2……筒状部、2a……隆起部、
3……スカート部、4……天蓋部。
フロントページの続き (72)考案者 杉本 真理子 滋賀県守山市森川原町163番地 グンゼ 株式会社守山工場内 (72)考案者 芝原 憲三 大阪府大阪市淀川区宮原4―4―63番地 新大阪千代田ビル別館5Fグンゼ包装 システム株式会社内 (72)考案者 花岡 裕史 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号 グンゼ株式会社プラスチック事業部内 (56)参考文献 実開 昭51−120188(JP,U) 実公 昭30−14488(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮フィルム又は熱収縮フィルムを基材
    とする積層フィルムからなり、紙を折り重ねて作成した
    飾り蓋様の成形品であって、 外周面に周方向複数箇所に軸方向に沿って折り部又は重
    ね部を接着する又は熱収縮させることにより形成した筋
    状の隆起部を有する筒状部と、 前記筒状部の軸方向下端部で隣合う隆起部間に設けられ
    たスカート部と、 前記筒状部の軸方向上端部を捩りにより絞り込んで形成
    された天蓋部と、 を備えることを特徴とするキャップシール。
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JP6553380B2 (ja) * 2015-03-18 2019-07-31 株式会社フジシール ラベル付き容器

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