JP2506536B2 - 小屋裏部屋の施工方法 - Google Patents

小屋裏部屋の施工方法

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JP2506536B2 JP22724092A JP22724092A JP2506536B2 JP 2506536 B2 JP2506536 B2 JP 2506536B2 JP 22724092 A JP22724092 A JP 22724092A JP 22724092 A JP22724092 A JP 22724092A JP 2506536 B2 JP2506536 B2 JP 2506536B2
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公史 仲野
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小屋裏部屋の施工方法
に係り、建物の小屋裏に例えば収納庫として使用する小
屋裏部屋を施工する場合に好適な小屋裏部屋の施工方法
に関する。
【0002】
【背景技術】住宅の小屋裏には、収納庫等として使用さ
れる小屋裏部屋が設けられる場合がある。従来、このよ
うな小屋裏部屋を施工する場合は、建物本体に屋根を施
工してから行われていた。つまり、屋根の施工後、屋根
と建物本体との間に形成された小屋裏に小屋裏部屋を仕
切る間仕切材、天井材等の小屋裏部屋の構成部材を配置
していた。ここで、建物本体に屋根を設けてから小屋裏
部屋を施工するのは、建物本体に屋根のない状態をでき
るだけ短かくし、施工中の降雨によって建物内部が濡れ
るのを防止するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
小屋裏で施工作業を行うのは、屋根の小屋組みによって
頭上高が十分に確保できない等、施工時の作業能率を低
下させるという欠点がある。特に、夏季には小屋裏の気
温は非常に高くなるため、作業環境が悪く、施工作業は
非常に困難となる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、住宅等の小屋裏に例えば収納庫として使用さ
れる小屋裏部屋を施工する場合に、小屋裏での施工作業
を行う必要がなく、迅速且つ能率的な施工が可能な小屋
裏部屋の施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物本体の上
面に屋根を設けて形成された小屋裏に小屋裏部屋を施工
する小屋裏部屋の施工方法において、小屋裏部屋が施工
される前記建物本体の上面に前記小屋裏部屋の構成部材
の配置位置を規定する位置決め部を形成しておき、前記
位置決め部に沿って前記構成部材を配置して小屋裏部屋
を施工した後、前記建物本体上に屋根を設けることを特
徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、先ず、小屋裏部屋が施工される建
物本体の上面に小屋裏部屋の構成部材の配置位置を規定
する位置決め部を形成しておき、建設時に位置決め部に
沿って構成部材を配置して小屋裏部屋を施工し、その
後、建物本体に屋根を設けるようにしている。つまり、
小屋裏部屋の施工は、屋根のない状態で行われることに
なるので、施工時に十分な作業空間が確保される。
【0007】また、建物本体上面に小屋裏部屋の構成部
材の配置位置を示す位置決め部が形成されているので、
小屋裏部屋の施工作業を迅速に行うことが可能となる。
従って、屋根を設ける前に小屋裏部屋の施工を行ったと
しても建物本体に屋根のない状態は短時間ですみ、降雨
によって建物内部が濡れるといった危険を回避できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る小屋裏
部屋の施工方法の実施例について詳説する。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係る小屋裏部
屋の施工方法が適用される組立中のユニット住宅の概略
斜視図、図2は、小屋裏部屋の床面の要部を示す要部断
面図、図3は、図1のユニット住宅に小屋裏部屋を施工
した状態を示す概略斜視図、図4は、図1のユニット住
宅に屋根を設けた状態を示す概略斜視図である。
【0010】図1の建物本体14は、直方体状の建物ユ
ニット10を複数個、組み合わせて積層配置することに
より形成される。建物ユニット10は、4本の柱と、こ
れらの柱の上端間及び下端間に架設された図示しない計
8本の梁によって一つの建物ユニット10が構成され
る。対角線上の柱の頂部との間は、ブレース11によっ
て連結され建物ユニット10が補強されている。
【0011】ここで、ユニット工法とは、予め工場にて
造作材等を組み付けて製造された建物ユニット10を建
設現場に輸送し、これらの建物ユニット10を建設現場
にて組み合わせて住宅等の建物を建設する方法である。
このユニット工法は、建設現場での作業を簡略化し、工
期の短縮につながるという利点を有している。
【0012】建物本体14の2階を構成する建物ユニッ
ト10A,10Bの上面には、小屋裏部屋の床面となる
パーティクルボード16A,16Bが建物ユニット10
A,10Bの製造時に予め取付けられている。これらの
パーティクルボード16A,16Bの側端には間仕切受
け材18が計5個取付けられ、これらの間仕切受け材1
8は小屋裏部屋の壁面を構成する図3に示す間仕切材2
2をパーティクルボード16A,16Bに位置決めする
役割がある。
【0013】また、パーティクルボード16Bの一部に
は、出入り口20が設けられ、この出入り口20に取付
けられる図示しない階段によって建物本体14の居室
と、小屋裏部屋との間が行き来可能となっている。基礎
12上には、ユニット住宅の1階部分を構成する計6つ
の建物ユニット10が隣接配置されるとともに、1階の
建物ユニット10上に2階部分を構成する建物ユニット
10が計6つ積層配置され、これによりユニット住宅の
建物本体14を構成している。
【0014】このようなユニット工法によって建設され
るユニット住宅に例えば収納庫等の小屋裏部屋を施工す
る場合は、以下の施工手順によって行われる。
【0015】図2に示すように、先ず、建物本体14の
建物ユニット10A,10Bに床ジョイント材19をま
たがって配置してパーティクルボード16A,16B間
を連続させ小屋裏部屋の床面を形成する。
【0016】次いで、図3に示すように小屋裏部屋25
を構成する間仕切材22を間仕切受け材18に沿って立
設する。このとき、間仕切材22は、間仕切受け材18
に沿って立設することによりパーティクルボード16
A,16Bの所定位置に位置決めされるので、間仕切材
22の立設作業を容易且つ迅速に行うことができる。従
って、小屋裏部屋25の施工に要する時間は5分から1
0分程度ですむ。
【0017】そして、間仕切材22上に天井材24を取
付けて小屋裏部屋25の天井を形成し、これにより小屋
裏部屋25が完成する。小屋裏部屋25の完成後、図4
に示すように、建物ユニット10上に寄せ棟の屋根26
を建物本体14上に設ける。
【0018】このように、本実施例の小屋裏部屋の施工
方法によれば、小屋裏部屋25を施工してから屋根26
を設けるようにしているので、従来のように小屋裏で小
屋裏部屋25の施工作業を行う必要がない。従って、作
業空間が狭くなることがないとともに、特に夏季に気温
の高い環境での施工作業を回避できる。
【0019】また、小屋裏部屋25を形成する間仕切材
22は、間仕切受け材18によって容易且つ迅速に所定
位置に位置決めされるので、小屋裏部屋25の施工時間
を大幅に短縮できる。このため、屋根26を小屋裏部屋
25の施工後に設けても屋根26のない状態は短くてす
み、雨対策の点においても不都合はない。
【0020】尚、本実施例では、ユニット工法で建設さ
れるユニット建物に本発明を適用した場合について説明
したが、鉄骨軸組みによって建設される建物についても
適用可能である。また、本実施例では、小屋裏に一つの
小屋裏部屋25を設ける場合について説明したが、複数
の小屋裏部屋を設ける場合でも適用可能である。
【0021】更に、本実施例では、パネル状の間仕切材
22を配置することにより、小屋裏部屋を施工するよう
にしているが、小屋裏部屋用のユニットを建物本体14
の上面に形成された位置決め部に沿って配置して小屋裏
部屋を施工するようにしてもよい。加えて、本実施例で
建物ユニット10A,10Bに予め取付けておいたパー
ティクルボード16A,16Bは建物ユニット10A,
10Bの配置後に建物ユニット10A,10B上に取付
けてもよい。
【0022】一方、本実施例では、間仕切材22を位置
決めする間仕切受け材18をパーティクルボード16
A,16Bの側端に取付けたが、間仕切受け材18の位
置は、これに限らずパーティクルボード16A,16B
上であれば、どのような位置に取付けてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
屋根を設ける前に先ず小屋裏部屋を施工するようにして
いるので、小屋裏での施工作業を行う必要がない。これ
により、小屋裏部屋の施工作業を能率的に行うことが可
能となる。また、建物本体の上面に小屋裏部屋の構成部
材の配置位置を示す位置決め部を形成しているので、小
屋裏部屋の迅速な施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る小屋裏部屋の施工方法
が適用される組立中のユニット住宅の概略斜視図であ
る。
【図2】小屋裏部屋の床面の要部を示す要部断面図であ
る。
【図3】図1のユニット住宅に小屋裏部屋を施工した状
態を示す概略斜視図である。
【図4】図1のユニット住宅に屋根を設けた状態を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 14 建物本体 16A 16B パーティクルボード 18 間仕切受け材(位置決め部) 22 間仕切材(構成部材) 24 天井材 25 小屋裏部屋 26 屋根

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の上面に屋根を設けて形成され
    た小屋裏に小屋裏部屋を施工する小屋裏部屋の施工方法
    において、 小屋裏部屋が施工される前記建物本体の上面に前記小屋
    裏部屋の構成部材の配置位置を規定する位置決め部を形
    成しておき、前記位置決め部に沿って前記構成部材を配
    置して小屋裏部屋を施工した後、前記建物本体上に屋根
    を設けることを特徴とする小屋裏部屋の施工方法。
JP22724092A 1992-08-26 1992-08-26 小屋裏部屋の施工方法 Expired - Lifetime JP2506536B2 (ja)

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JPH0673900A JPH0673900A (ja) 1994-03-15
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