JP3628944B2 - 木造家屋の施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、木造軸組工法により建てられる家屋の側壁や床、屋根をパネル化して工場生産し、施工現場で組み立てるようにした木造家屋の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木造家屋の建築工法は、いわゆる在来工法である軸組工法が主流であるが、近年、予め工場生産されたパネル材を施工現場で、柱間の壁部分に複数並設して組み立てる枠組み壁工法も広まってきている。また、予め工場生産されたユニット状の家屋部分を、施工現場で複数連結して家屋を形成するプレハブ住宅も普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の在来工法や枠組み壁工法は、施工現場での作業により、壁パネルを柱や梁に固定しているので現場での工程が多く、施工日数が掛かる上、施工現場での作業は施工精度が悪く、気密性、断熱性を高める施工を施しても、後の配線や空調工事等により壁パネル体自体や、断熱材や気密材に穴が開けられたりして、十分な気密断熱性が得られないという問題があった。
【0004】
さらに、従来技術のプレハブ住宅の場合、予め工場で住宅の箱形のユニットを生産するものであるが、箱形ユニット部分の運搬には多くのトラックを要し、搬送効率が悪いものであった。しかも従来型木造建築においてはこのようなユニット化ができず、在来型の木造家屋を求める場合、在来工法による施工が不可欠であった。しかしながら、在来工法による施工は、大工職人等による工数が多くかかる上、現場での施工精度は高くないので、コストが高い上に品質が安定しないものであった。
【0005】
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、施工が容易であり、強度及び耐久性も高い木造家屋の施工方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、柱や梁を用いた軸組構造の木造家屋の施工方法において、上記木造家屋の各軸部材及びこの各軸部材間に設けられる壁パネル体を予め工場内で一体に固定して成る大型一体パネル構造体を形成し、この大型一体パネル構造体には、枠と間柱が一体に設けられた上記壁パネル体と、この枠と間柱の一方の側に設けられ耐力壁を構成する構造用合板と、上記構造用合板に形成された窓用の開口部と、この開口部に取り付けられたサッシ枠と、上記構造用合板の室外側に取り付けられた外壁材と、この外壁材と上記構造用合板の間に設けられた通気胴縁による通気層と、上記構造用合板の室内側に設けられた断熱材と、上記構造用合板の室内側に設けられた電気配線及び内装材と、上記構造用合板の上端縁に固定された梁と、上記構造用合板の一方の端縁に固定され上記軸部材である柱と、上記柱の側面に設けられた連結金具と、上記柱とは反対側に位置し後に施工現場で他の大型一体パネル構造体と当接する端縁の上記梁の端部に取り付けられ他の大型一体パネル構造体の上記連結金具と係合する係合部とが、予め一体に設けられ、工場内で予め一体に構成した上記大型一体パネル構造体を、施工現場にて施工する際に、木造家屋の布基礎上の土台に床用構造用合板である床下地材を予め施工し、この後、上記大型一体パネル構造体をクレーンにより吊り下げて、上記土台上に施工された床下地材の上の所定位置に下ろし、上記大型一体パネル構造体の上記壁パネル体の枠の下面を上記床下地材の上に載せ、上記構造用合板の下端縁の室内側面を上記土台の側面に対して隙間無く付けて釘により固定するとともに、上記土台上に施工された床下地材上に、同様にしてクレーンにより下ろされた他の上記大型一体パネル構造体を同様に固定し、一方の大型一体パネル構造体に予め一体に設けられた上記係合部と、隣接する他の大型一体パネル構造体に設けられた上記連結金具とを係合して、上記大型一体パネル構造体同士を施工現場で連結し、上記一方の大型一体パネル構造体の上記構造用合板の一端縁を、上記他の大型一体パネル構造体に設けられた柱に固定して、予め工場で軸部材や構造用合板が一体に形成された上記大型一体パネル構図体同士を、施工現場で連結して上記木造家屋を形成する木造家屋の施工方法である。
【0007】
上記梁に他の大型一体パネル構造体を重ね、1階部分の柱に上記他の上記大型一体パネル構造体の柱を軸方向に重ねるようにして取り付けて、家屋の2階部分を形成するものである。また、上記大型一体パネル構造体は、床パネルや屋根パネルを連結可能に設けられ、上記床パネルには仕上げ材または床暖房装置が一体に設けられ、上記屋根パネルには屋 根被覆材または太陽電池パネルが一体に設けられているものである
【0008】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。この実施形態の木造家屋の施工方法は、柱や梁を用いた軸組工法による木造家屋について適用されるものである。先ず、図1(a)〜(f)示すように、木造家屋を構成する軸部材である柱2と壁パネル体4からなる空間を、形状及び大きさ毎に所定の数、例えば6個の空間ユニット6に規格化する。さらに、図2に示すように、軸部材である各柱2及び各壁パネル体4と家屋を構成する空間ユニット6の組み合わせのパターンを予め複数、例えば4パターン設定する。この空間ユニット6の組み合わせは、家屋の大まかな間取りとなるもので、既定のパターン以外にも空間ユニット6を適宜組み合わせて家屋の間取りを形成することができる。
【0009】
また、この実施形態では、軸部材である大引き8や土台10、梁12、柱2を、例えば図3から図6に示すように、各々所定の数のグループ毎に記号を付して規格化し、家屋を構成する所定の数の空間ユニット6やその他施工上のパターンに合わせて、予め決められた端面形状、側面形状、及び寸法にしておく。また、その寸法及び形状毎に、例えば図3から図6に示すように、個々の部材についてアルファベットや数字で記号を対応させておく。
【0010】
さらに、軸部材である柱2間に設けられる壁パネル体4は、図7〜図12に示す例のように、予め決められた寸法及び形状に規格化して、複数のパターンを定めておく。例えば、図7に示す壁パネル体4は、家屋の室内を仕切る内壁を構成するもので、所定の寸法の枠14と間柱16及び壁板18とから成る。また、図8に示す壁パネル体4は、図7に示す壁パネル体と同様に室内用の壁パネル体であって、通路やドアが設けられる開口部20が形成されたものである。また、図9に示す壁パネル体4は、図7に示す壁パネル体よりも大型の室内用壁パネルであり、開口部20を有したものである。
【0011】
図10に示す壁パネル体は、外壁を構成するもので、家屋を構成する空間ユニット6の外側の壁パネル体であって、外壁となる部分の構造材である枠14や間柱16、及び外壁材を設ける下地材であり耐力壁でもある構造用合板22、及び窓用の開口部24を一体に構成した構造体である大型一体パネル40である。さらに、一方の端縁及び上端縁には柱2と梁12が一体に設けられている。
【0012】
この大型一体パネル40は、図13に示すように、軸部材である柱2に設けられた連結金具30に係合する金属棒等の係合部32が、梁12端面に形成されている。構造用合板22の室外側には、外壁材を予め工場内で取り付けておく。また、図11に示すように、開口部24を有しない大型一体パネル40も同様に形成される。その外、図12に示すように、出入口用の開口部26を設けた大型一体パネル40も予め規格の中に入れられている。なお、これらの軸部材やパネル体のパターンは図示したものの外、適宜の定められた数だけ予め設定されている。
【0013】
この実施形態の大型一体パネル40は、図13〜図17に示すように、布基礎42上の土台10に載置され固定されるもので、図14に示すように、外壁材44が構造用合板22の外側に取り付けられ、構造用合板22の内側には断熱材46が設けられている。外壁材44と構造用合板22の間は図示しない通気胴縁による通気層48が形成されている。また、構造用合板22の下端縁は、土台10の側面に位置し、釘50等で周縁部が固定されている。さらに、構造用合板22の他の周縁部も釘50により柱2等に固定されている。大型一体パネル40同士が交差する角部では、図13,図15に示すように、軸部材である柱2に設けられた連結金具30に、梁12の端部の金属棒等の係合部32が係合し、互いに固定されている。
【0014】
また、土台10には、図13,図14に示すように、床用構造用合板による床パネル体である床下地材52が張り付けられている。床下地材52の裏面には断熱材54が張り付けられ、床下の土間56はコンクリート58で覆われその上に炭等の調湿材60が設けられている。また、図16、図17に示すように、家屋の2階部分も上記と同様の構成により形成されている。
【0015】
次にこの実施形態の大型一体パネル40の製造方法及びこの大型一体パネル40を用いた木造家屋の施工方法について、図18〜図26を基にして説明する。この木造家屋に用いられる各軸部材及びこの軸部材間に設けられる壁パネル体4は、予め、各々所定の数のグループ毎に規格化されて工場生産される。そして、家屋を構成する空間、即ち間取りが図1,図2に示すパターンの組み合わせにより決定されると、その間取りに用いる壁パネル体4を製造する。壁パネル体4の製造は、図18に示すように、工場内で正確に直角を出すことができる保持装置70に、枠14、間柱16により組まれたものを取り付け、直角を正確に出して、枠14等に壁板18や構造用合板22を取り付ける。これにより、正確に角が直角に形成された壁パネル体4が形成される。壁パネル体4は、開口部24に窓用のサッシ枠25等を取り付け、外壁材44を張り付け、さらに内装材等が施されて大型一体パネル40として製造される。また、図19、図20に示すように、ウレタン等の断熱材46を、大型一体パネル40を立てた状態で構造用合板22の内側に吹き付ける。さらに、壁紙47等の内装材や、電気配線等を設ける。
【0016】
大型一体パネル40が工場内で形成されると、図20,図21に示すように、工場内のクレーン72により吊り下げてトラック74に乗せる。クレーン72は、工場内の天井部分に設けられ、互いに直交する2方向であるXY軸方向にレール73が設けられ、移動可能に設けられている。クレーン72は、大型一体パネル40の吊り下げ用に、水平方向に長く設けられた吊り下げ棒75を備え、この吊り下げ棒75により、大型一体パネル40が複数箇所で吊り下げられる。
【0017】
トラック74には、大型一体パネル40を立てた状態で複数枚載せて、互いに連結してトレーラ76に固定する。さらに、図22に示すように、より大きい大型一体パネル40を容易に運ぶための低床のトレーラ77を用いても良い。各大型一体パネル40は、大型パネル用コンテナ78内で互いに寄せるようにして連結固定する。大型パネル用コンテナ78内部でも、治具やロープ等で確実に固定して搬送する。また、図22に示すように、トラック74のトレーラ77部分は分離可能とし、搬送後、トレーラ77とともにコンテナ78を大型一体パネル40全体を収納可能な一時的な倉庫として用いることもできる。この大型一体パネル40を収納可能なコンテナ78は、雨にも強く、良好な状態で搬送、保管することができる。
【0018】
家屋の施工現場では、図23に示すように、トラック74からクレーン80により大型一体パネル40を吊り上げて、図24,図25に示すように、土台10及び床下地材52が施工された所定位置に下ろされ固定される。ここで、床下地材52の施工も、上記と同様の大型一体パネル40にして、まとめて一体に形成する。また床下地材52には床暖房装置が一体に設けられていても良い。
【0019】
さらに、図26に示すように、大型一体パネルを形成する屋根パネル体82も、クレーンで吊り下げて家屋の屋根部分に取り付ける。この屋根パネル体82も予め規格化された大きさでその家屋の屋根面積に合わせて所定の屋根パネル体82の枚数及び設置形態が設定される。この屋根パネル体82は、枠部分に合板83を貼り付け、内側には断熱材が設けられている。外表面には、スレートや瓦状の屋根被覆材や、太陽光発電パネル84を一体に設けたものである。
【0020】
この実施形態の木造家屋の施工方法は、従来の軸組工法による木造家屋において、柱2や梁12その他の部品である構成部材を所定の数の規格部品としたので、製造が容易であり、予め製造してストックしておくことも可能となる。さらに側壁や内壁を構成する部材も、一体化して規格部品として複数組そろえ、これらを組み合わせて家屋を形成するようにしたので、設計施工を極めて効率よく行うことができ、家屋の施工期間を短くし、コストも抑えることができきる。
【0021】
なお、この発明の木造家屋の施工方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、規格化する形状及び長さ等は適宜設定可能であり、工場生産する程度は、壁パネル体や外壁パネルの複数の構成部材を予め形成するものであればよい。
【0022】
【発明の効果】
この発明の木造家屋の施工方法は、木造軸組工法において構成部材を所定の数の規格部品とし、さらに側壁や内壁を構成する部材も一体化して規格部品としてそろえ、これらを組み合わせて家屋を形成するようにしたので、設計施工を極めて効率よく行うことができる。そして、これにより施工が容易であり、強度及び耐久性も高い木造家屋を形成することができる。さらに、家屋の建設コストを大幅に抑えることができ、工期も短くすることができる。また、外壁材等を施工した大型のパネル構造体を工場内で生産し、これを効率よく搬送し施工可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の家屋の空間ユニットの例を示す模式図である。
【図2】この発明の一実施形態の家屋の空間ユニットの組み合わせの例を示す模式図である。
【図3】この発明の一実施形態の規格化された軸部材である大引きの例を示す平面図である。
【図4】この発明の一実施形態の規格化された軸部材である土台の例を示す平面図である。
【図5】この発明の一実施形態の規格化された軸部材である梁の例を示す平面図である。
【図6】この発明の一実施形態の規格化された軸部材である柱の例を示す平面図である。
【図7】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である内壁の例を示す正面図である。
【図8】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である内壁の他の例を示す正面図である。
【図9】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である内壁の他の例を示す正面図である。
【図10】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの例を示す正面図である。
【図11】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの他の例を示す正面図である。
【図12】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの他の例を示す正面図である。
【図13】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの施工例を示す正面図である。
【図14】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの施工例を示す部分縦断面図である。
【図15】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの施工例を示す部分横断面図である。
【図16】この発明の一実施形態の規格化された壁パネル体である大型一体パネルの施工例を示す正面図である。
【図17】この発明の一実施形態の大型一体パネルを用いた家屋の施工例を示す部分縦断面図である。
【図18】この発明の一実施形態の大型一体パネルの製造工程を示す概略斜視図である。
【図19】この発明の一実施形態の大型一体パネルの製造工程を示す概略斜視図である。
【図20】この発明の一実施形態の大型一体パネルの搬送方法を示す概略斜視図である。
【図21】この発明の一実施形態の大型一体パネルの搬送方法を示す概略斜視図である。
【図22】この発明の一実施形態の大型一体パネルの搬送方法を示す概略斜視図である。
【図23】この発明の一実施形態の大型一体パネルを用いた家屋の施工方法を示す概略斜視図である。
【図24】この発明の一実施形態の大型一体パネルを用いた家屋の施工方法を示す概略斜視図である。
【図25】この発明の一実施形態の大型一体パネルを用いた家屋の施工方法を示す概略斜視図である。
【図26】この発明の一実施形態の大型一体パネルを用いた家屋の施工方法を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 柱
4 壁パネル体
6 空間ユニット
8 大引き
10 土台
12 梁
14 枠
16 間柱
18 壁板
20,24,26 開口部
25 サッシ枠
22 構造用合板
30 金物
40 大型一体パネル

Claims (3)

  1. 柱や梁を用いた軸組構造の木造家屋の施工方法において、
    上記木造家屋の各軸部材及びこの各軸部材間に設けられる壁パネル体を予め工場内で一体に固定して成る大型一体パネル構造体を形成し、
    この大型一体パネル構造体には、枠と間柱が一体に設けられた上記壁パネル体と、この枠と間柱の一方の側に設けられ耐力壁を構成する構造用合板と、上記構造用合板に形成された窓用の開口部と、この開口部に取り付けられたサッシ枠と、上記構造用合板の室外側に取り付けられた外壁材と、この外壁材と上記構造用合板の間に設けられた通気胴縁による通気層と、上記構造用合板の室内側に設けられた断熱材と、上記構造用合板の室内側に設けられた電気配線及び内装材と、上記構造用合板の上端縁に固定された梁と、上記構造用合板の一方の端縁に固定され上記軸部材である柱と、上記柱の側面に設けられた連結金具と、上記柱とは反対側に位置し後に施工現場で他の大型一体パネル構造体と当接する端縁の上記梁の端部に取り付けられ他の大型一体パネル構造体の上記連結金具と係合する係合部とが、予め一体に設けられ、
    工場内で予め一体に構成した上記大型一体パネル構造体を、施工現場にて施工する際に、
    木造家屋の布基礎上の土台に床用構造用合板である床下地材を予め施工し、
    この後、上記大型一体パネル構造体をクレーンにより吊り下げて、上記土台上に施工された床下地材の上の所定位置に下ろし、
    上記大型一体パネル構造体の上記壁パネル体の枠の下面を上記床下地材の上に載せ、上記構造用合板の下端縁の室内側面を上記土台の側面に対して隙間無く付けて釘により固定するとともに、
    上記土台上に施工された床下地材上に、同様にしてクレーンにより下ろされた他の上記大型一体パネル構造体を同様に固定し、
    一方の大型一体パネル構造体に予め一体に設けられた上記係合部と、隣接する他の大型一体パネル構造体に設けられた上記連結金具とを係合して、上記大型一体パネル構造体同士を施工現場で連結し、
    上記一方の大型一体パネル構造体の上記構造用合板の一端縁を、上記他の大型一体パネル構造体に設けられた柱に固定して、
    予め工場で軸部材や構造用合板が一体に形成された上記大型一体パネル構図体同士を、施工現場で連結して上記木造家屋を形成することを特徴とする木造家屋の施工方法。
  2. 上記梁に他の大型一体パネル構造体を重ね、1階部分の柱に上記他の上記大型一体パネル構造体の柱を軸方向に重ねるようにして取り付けて、家屋の2階部分を形成することを特徴とする請求項1記載の木造家屋の施工方法。
  3. 上記大型一体パネル構造体は、床パネルや屋根パネルを連結可能に設けられ、上記床パネルには仕上げ材または床暖房装置が一体に設けられ、上記屋根パネルには屋根被覆材または太陽電池パネルが一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の木造家屋の施工方法。
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