JP2506198B2 - 自走式作業機の操作レバ―装置 - Google Patents
自走式作業機の操作レバ―装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自走式作業機の操作レバー装置の改良に関す
る。
る。
(従来の技術) 芝刈り機や除雪機や耕耘機等の自走式作業機は、機体
から後上方へハンドルを延設し、このハンドルに各種操
作レバーを設けたものがあり、例えば実開昭63−191121
号公報に示されている。
から後上方へハンドルを延設し、このハンドルに各種操
作レバーを設けたものがあり、例えば実開昭63−191121
号公報に示されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公報の芝草刈り機のハンドルには各種レバーが設
けられていて、走行には走行速度用変速レバーと車輪を
自由回転可能にするニュートラルレバーとを使用する。
けられていて、走行には走行速度用変速レバーと車輪を
自由回転可能にするニュートラルレバーとを使用する。
これらレバーは夫々ワイヤで油圧変速装置に連結さ
れ、これらワイヤがハンドルに沿って張設されるが、ワ
イヤが複数本である為、これらワイヤを一本化する試み
が為されるが、ニュートラルレバーの揺動ストロークが
一定であるのに対して変速レバーの傾動角は所望速度に
応じて変化させる必要がある為に上記一本化は難しい。
れ、これらワイヤがハンドルに沿って張設されるが、ワ
イヤが複数本である為、これらワイヤを一本化する試み
が為されるが、ニュートラルレバーの揺動ストロークが
一定であるのに対して変速レバーの傾動角は所望速度に
応じて変化させる必要がある為に上記一本化は難しい。
仍って、簡便な機構でニュートラルレバーと変速レバ
ーの夫々の作用を有効にしつつ、ワイヤの一本化が可能
な技術が求められている。
ーの夫々の作用を有効にしつつ、ワイヤの一本化が可能
な技術が求められている。
(課題を解決するための手段) 上記要請に応えるべく本発明は、作業機の車体あるい
はハンドルに変速レバーとニュートラルレバーとを揺動
可能に軸支せしめ、変速用斜板と変速レバーとニュート
ラルレバーとをこの順に連動連結する。
はハンドルに変速レバーとニュートラルレバーとを揺動
可能に軸支せしめ、変速用斜板と変速レバーとニュート
ラルレバーとをこの順に連動連結する。
変速レバーには曲線溝を設け、この変速レバーの揺動
中心に変速レバーアームを枢着し、この変速レバーアー
ムの縦溝と変速レバーの曲線溝とを連結部材で連結し、
この連結部材に上記の変速装置の変速制御操作部材を係
合し、また変速レバーアームをニュートラルレバーに連
結する。
中心に変速レバーアームを枢着し、この変速レバーアー
ムの縦溝と変速レバーの曲線溝とを連結部材で連結し、
この連結部材に上記の変速装置の変速制御操作部材を係
合し、また変速レバーアームをニュートラルレバーに連
結する。
前記変速レバーの曲線溝は揺動中心からの半径を徐々
に減ずるように形成し、半径の大なる方を変速レバーの
高速側に配置する。
に減ずるように形成し、半径の大なる方を変速レバーの
高速側に配置する。
(作用) ニュートラルレバーは揺動して走行変速装置の変速制
御操作部材、即ちワイヤを引き/戻して作業機を非ニュ
ートラル/ニュートラル状態とする。
御操作部材、即ちワイヤを引き/戻して作業機を非ニュ
ートラル/ニュートラル状態とする。
この際に、ワイヤ連結ピンは変速レバーの円弧溝に沿
って移動し、その円弧径に応じて移動ストロークが増減
し、もって変速レバーはそのセットポジションに応じて
ストロークを調節して変速作用を行なう。
って移動し、その円弧径に応じて移動ストロークが増減
し、もって変速レバーはそのセットポジションに応じて
ストロークを調節して変速作用を行なう。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
る。
第1図は、芝刈り機の側面図であり、歩行型動力芝刈
り機1は車体2の前・後に前輪3,3と後輪4,4を備え、こ
れら前・後輪間に芝刈りブレード5とエンジン6を配置
している。エンジン6の出力はユニバーサル軸7を介し
て油圧無段変速装置10に入力され、この油圧無段変速装
置で変速・減速されて後輪4,4車軸に伝達される。
り機1は車体2の前・後に前輪3,3と後輪4,4を備え、こ
れら前・後輪間に芝刈りブレード5とエンジン6を配置
している。エンジン6の出力はユニバーサル軸7を介し
て油圧無段変速装置10に入力され、この油圧無段変速装
置で変速・減速されて後輪4,4車軸に伝達される。
なお、油圧無段変速装置10は第7図に示す通りオイル
ポンプ111とオイルモータ115と歯車減速機構とからなる
アキシャルピストン機構であって、且つオイルポンプと
オイルモータを結ぶ油路にニュートラルバルブと称する
切換弁120(実開昭63−191121号公報第9図も参照)を
内蔵したものである。詳しくは、オイルポンプ111はエ
ンジン6の出力軸から延出したユニバーサル軸7に結合
されたポンプ軸111aと、この軸にスプライン嵌合したシ
リンダ部111bと、このシリンダ部に擢嵌された複数のピ
ストン111c…と、これらピストンの先端にスラスト軸受
111dを介して当接する変速用斜板112と、この斜板に先
端が当接可能な中立切換弁120とからなり、これらがポ
ンプケース111eに一括収容されてなる。
ポンプ111とオイルモータ115と歯車減速機構とからなる
アキシャルピストン機構であって、且つオイルポンプと
オイルモータを結ぶ油路にニュートラルバルブと称する
切換弁120(実開昭63−191121号公報第9図も参照)を
内蔵したものである。詳しくは、オイルポンプ111はエ
ンジン6の出力軸から延出したユニバーサル軸7に結合
されたポンプ軸111aと、この軸にスプライン嵌合したシ
リンダ部111bと、このシリンダ部に擢嵌された複数のピ
ストン111c…と、これらピストンの先端にスラスト軸受
111dを介して当接する変速用斜板112と、この斜板に先
端が当接可能な中立切換弁120とからなり、これらがポ
ンプケース111eに一括収容されてなる。
前記変速用斜板112の軸はポンプケース111eに両端を
支承されるとともに、その一方がケース外へ延出し、こ
の軸端部112aにアーム10aが嵌合し、このアーム10aの先
端にワイヤ11の一端が係合し、ワイヤの引き動作で図示
右回転する。尚、アーム10aは、コイル状リターンバネ1
12cにて、常時左回転方向へ付勢されている。
支承されるとともに、その一方がケース外へ延出し、こ
の軸端部112aにアーム10aが嵌合し、このアーム10aの先
端にワイヤ11の一端が係合し、ワイヤの引き動作で図示
右回転する。尚、アーム10aは、コイル状リターンバネ1
12cにて、常時左回転方向へ付勢されている。
よって、油圧無段変速装置10はワイヤ11を引くことに
よって変速斜板を傾けて、走行速度を増し、またワイヤ
11をゆるめることで走行速度を減じる若しくは停止す
る。
よって変速斜板を傾けて、走行速度を増し、またワイヤ
11をゆるめることで走行速度を減じる若しくは停止す
る。
第1図の車体2の後部から後上方へハンドル12が延出
し、このハンドルに各種操作レバーが設けられている。
し、このハンドルに各種操作レバーが設けられている。
第2図は操作レバー装置の一部破断側面図であり、ハ
ンドルの握り部12aに近接してデッドマンクラッチレバ
ー13とニュートラルレバー14がハンドル12にピン13a,13
a係止され、これらピンより車体寄りのハンドル12に変
速レバー15が設けられている。
ンドルの握り部12aに近接してデッドマンクラッチレバ
ー13とニュートラルレバー14がハンドル12にピン13a,13
a係止され、これらピンより車体寄りのハンドル12に変
速レバー15が設けられている。
第3図は変速レバーの分解斜視図であって、変速レバ
ー15は二又状に離間配置したディスク部15a,15aとこれ
らディスク部の上端から突起した握り部15bとからな
り、ディスク部15aに通孔15c、ディスク部下部には曲線
溝15dに穿設し、またディスク部15a,15a間には断面コ字
形なチェンジレバーアーム16を収納する。
ー15は二又状に離間配置したディスク部15a,15aとこれ
らディスク部の上端から突起した握り部15bとからな
り、ディスク部15aに通孔15c、ディスク部下部には曲線
溝15dに穿設し、またディスク部15a,15a間には断面コ字
形なチェンジレバーアーム16を収納する。
変速レバーアーム16は上部に通孔16a、中間部に湾曲
縦溝16b、下部に小孔16cを有する。
縦溝16b、下部に小孔16cを有する。
第2図の変速レバーアーム16の湾曲縦溝16bの形状は
ニュートラルクラッチレバー14がオフの時、ワイヤー11
を支持しているブラケット12bのワイヤー折曲点Pから
円弧R5を描く。
ニュートラルクラッチレバー14がオフの時、ワイヤー11
を支持しているブラケット12bのワイヤー折曲点Pから
円弧R5を描く。
これは変速レバー15がどの位置にセットしてもニュー
トラルクラッチレバー14がオフの時、油圧無段変速装置
の斜板が中立位置に復帰し、車両が停止していることが
条件となるから、ニュートラルクラッチレバー14がオフ
の時、ワイヤーの長さが一定でなければならないためで
ある。
トラルクラッチレバー14がオフの時、油圧無段変速装置
の斜板が中立位置に復帰し、車両が停止していることが
条件となるから、ニュートラルクラッチレバー14がオフ
の時、ワイヤーの長さが一定でなければならないためで
ある。
なお、前記ディスク部15aの曲線溝15dは図示する如
く、通孔15cを中心にした円弧径R1〜R4はR1≧R2>R3>R
4となるように形成されている。
く、通孔15cを中心にした円弧径R1〜R4はR1≧R2>R3>R
4となるように形成されている。
尚、変速レバー15が最高速の位置においてR1はニュー
トラルレバーがオフの時の半径でありまたR2はニュート
ラルレバーがオンの時の半径であり、この場合R1=R2で
ある。又、変速レバー15が最低速の位置においてR3はニ
ュートラルレバーがオフの時の半径でありまたR4はニュ
ートラルレバーがオンの時の半径である。
トラルレバーがオフの時の半径でありまたR2はニュート
ラルレバーがオンの時の半径であり、この場合R1=R2で
ある。又、変速レバー15が最低速の位置においてR3はニ
ュートラルレバーがオフの時の半径でありまたR4はニュ
ートラルレバーがオンの時の半径である。
高速時は変速レバーと連動している油圧無段変速装置
の斜板の中立復帰力が増大するため、変速レバー15は戻
りやすくなるため、その解消として下記のように溝を設
けた。R1=R2の時、変速レバー15の曲線溝15dのL1を
(第6図(b)参照)を円弧状に形成したことにより、
ニュートラルレバーをオフからオンの状態に切換えて
も、最高速側に位置している変速レバー15は低速側に戻
りずらくなり、高速走行でクラッチのオンオフをくりか
えし時、高速走行をほぼ一定にたもつことができる。
の斜板の中立復帰力が増大するため、変速レバー15は戻
りやすくなるため、その解消として下記のように溝を設
けた。R1=R2の時、変速レバー15の曲線溝15dのL1を
(第6図(b)参照)を円弧状に形成したことにより、
ニュートラルレバーをオフからオンの状態に切換えて
も、最高速側に位置している変速レバー15は低速側に戻
りずらくなり、高速走行でクラッチのオンオフをくりか
えし時、高速走行をほぼ一定にたもつことができる。
ディスク部15a,15a間に変速レバーアーム16を嵌め合
せて後、これらをスピンドル17a、長ナット17b及びガイ
ドピン17cで貫通連結する。
せて後、これらをスピンドル17a、長ナット17b及びガイ
ドピン17cで貫通連結する。
第4図は変速レバー部断面図であり、ハンドル12から
内向きに水平に突設したスピンドル17aと長ナット17b間
には、エンジンの回転数を調整を為すスロットルレバー
18、ブラケット17d、スプリングシート17e、前記変速レ
バー15及び変速レバーアーム16が介設される。
内向きに水平に突設したスピンドル17aと長ナット17b間
には、エンジンの回転数を調整を為すスロットルレバー
18、ブラケット17d、スプリングシート17e、前記変速レ
バー15及び変速レバーアーム16が介設される。
なお、前記ブラケット17dはハンドル12の図示せぬ部
分に取着され、このブラケットにスロットルレバー18が
バネ17fにて付勢され、またブラケット17dの反対側のセ
ットバネ17gは鋸歯付スプリングシート17eを変速レバー
のディスク部15aに押し当てる。ディスク部15aの刻みと
スプリングシート17eの鋸歯とが噛合するので変速レバ
ー15は適度に位置固定される。
分に取着され、このブラケットにスロットルレバー18が
バネ17fにて付勢され、またブラケット17dの反対側のセ
ットバネ17gは鋸歯付スプリングシート17eを変速レバー
のディスク部15aに押し当てる。ディスク部15aの刻みと
スプリングシート17eの鋸歯とが噛合するので変速レバ
ー15は適度に位置固定される。
更に、ブラケット17dの上部両端(図面表裏方向)に
離間してストッパ17i,17jが折曲げ形成されていて、変
速レバー15の移動範囲を規定する。
離間してストッパ17i,17jが折曲げ形成されていて、変
速レバー15の移動範囲を規定する。
19はブラケット17dにビス止めされたカバーであり、
上面に目盛板19a,19aを貼着し、変速レバー15およびス
ロットルレバー18のポジションを表示する。
上面に目盛板19a,19aを貼着し、変速レバー15およびス
ロットルレバー18のポジションを表示する。
第5図は第2図のA矢視図であり、ハンドルの握り部
12aと略同形にアーチ状に曲折形成されたデッドマンク
ラッチレバー13が握り部12aの手前(作業員側)に配設
され、更にデッドマンクラッチレバー13の手前にニュー
トラルレバー14が配置され、またデッドマンクラッチレ
バー13の左部に切換レバー20が出没自在に設けられてい
る。
12aと略同形にアーチ状に曲折形成されたデッドマンク
ラッチレバー13が握り部12aの手前(作業員側)に配設
され、更にデッドマンクラッチレバー13の手前にニュー
トラルレバー14が配置され、またデッドマンクラッチレ
バー13の左部に切換レバー20が出没自在に設けられてい
る。
次に、変速レバー15、ニュートラルレバー18及びワイ
ヤ11の連結関係を第2図にて説明する。
ヤ11の連結関係を第2図にて説明する。
第1図の油圧無段変速装置10から延出したワイヤ11は
ハンドル12から突起するワイヤガイド12bでワイヤ径方
向の位置決めをされつつ、更に延びて先端のワイヤクリ
ップ11aをガイドピン17cに係合せしめる。
ハンドル12から突起するワイヤガイド12bでワイヤ径方
向の位置決めをされつつ、更に延びて先端のワイヤクリ
ップ11aをガイドピン17cに係合せしめる。
一方、変速レバーアーム16下部の小孔16cにはニュー
トラルレバー14下部の揺動片14aにテンションスプリン
グ21で連結されている。
トラルレバー14下部の揺動片14aにテンションスプリン
グ21で連結されている。
以上に述べたレバー類、特にニュートラルレバー14、
変速レバー15及びチェンジレバーアーム16から操作レバ
ー装置22を構成する。
変速レバー15及びチェンジレバーアーム16から操作レバ
ー装置22を構成する。
この操作レバー装置の作用を次に述べる。
尚、変速レバー15は油圧無段変速装置の変速斜板を傾
動して、走行速度を変更するものであり、ニュートラル
レバー14は走行系を中立状態にして人力による車両の移
動を可能にするものであり、デッドマンクラッチレバー
13はエンジン6と芝刈りブレード5との間にあるクラッ
チ5a(第1図参照)を入切りする為のものである。
動して、走行速度を変更するものであり、ニュートラル
レバー14は走行系を中立状態にして人力による車両の移
動を可能にするものであり、デッドマンクラッチレバー
13はエンジン6と芝刈りブレード5との間にあるクラッ
チ5a(第1図参照)を入切りする為のものである。
第6図(a)〜(c)は作用説明図であり、第6図
(a)に示すように、作業者が予め変速レバー15をスト
ッパ17iに当るまで高速側に倒した場合を説明する。
(a)に示すように、作業者が予め変速レバー15をスト
ッパ17iに当るまで高速側に倒した場合を説明する。
ニュートラルレバー14が放されているので、ワイヤ11
は油圧無段変速装置10のリターンバネで引き寄せられて
芝刈り機1はニュートラルとなっている。
は油圧無段変速装置10のリターンバネで引き寄せられて
芝刈り機1はニュートラルとなっている。
次に、ニュートラルレバー14をハンドルの握り部12a
へ、デッドマンクラッチレバー13とともに近接させ且つ
切換レバー20をも握ると(第6図(b))、ニュートラ
ルレバー14下部の揺動片14aは変速レバーアーム16下部
を引寄せる。これによってワイヤ先端のワイヤエンド11
aは矢印方向に曲線溝15dに従って移動し、変速斜板に
連結しているアーム10aを傾動せしめる(矢印)。
へ、デッドマンクラッチレバー13とともに近接させ且つ
切換レバー20をも握ると(第6図(b))、ニュートラ
ルレバー14下部の揺動片14aは変速レバーアーム16下部
を引寄せる。これによってワイヤ先端のワイヤエンド11
aは矢印方向に曲線溝15dに従って移動し、変速斜板に
連結しているアーム10aを傾動せしめる(矢印)。
第6図(c)は、作業者が予め変速レバー15を低速側
に倒した場合を示し、ニュートラルレバー14をハンドル
の握り部12a(矢印)へ引き寄せる(以下、この動作
をオンと記す)と、ワイヤエンド11aは曲線溝15dに沿っ
て引き寄せられ、油圧無段変速装置のアーム10aを傾動
せしめる(矢印)。
に倒した場合を示し、ニュートラルレバー14をハンドル
の握り部12a(矢印)へ引き寄せる(以下、この動作
をオンと記す)と、ワイヤエンド11aは曲線溝15dに沿っ
て引き寄せられ、油圧無段変速装置のアーム10aを傾動
せしめる(矢印)。
円弧半径はR1≧R2>…R3>R4と設定してあるのでL1>
L2であり、もって変速レバー15のポジションと走行速度
とは良く合致する。
L2であり、もって変速レバー15のポジションと走行速度
とは良く合致する。
更に、ニュートラルレバー14は変速レバー15のポジシ
ョンに関係なく、自在にオン・オフできることは操作性
を大いに高める。
ョンに関係なく、自在にオン・オフできることは操作性
を大いに高める。
尚、走行せずに芝を刈る場合には、ニュートラルレバ
ー14をオフとし、切換レバー20を握りながらデッドマン
クラッチレバー13をオンにすれば良く、また芝を刈らず
に走行する場合には、切換レバー20を握らずにニュート
ラルレバー14及びデッドマンクラッチレバー13をオンに
すれば良い。
ー14をオフとし、切換レバー20を握りながらデッドマン
クラッチレバー13をオンにすれば良く、また芝を刈らず
に走行する場合には、切換レバー20を握らずにニュート
ラルレバー14及びデッドマンクラッチレバー13をオンに
すれば良い。
このように、変速レバー15が最低速から最高速のどの
位置に設定されても、本発明のニュートラルレバー14は
任意に変速用斜板に係るニュートラルバルブ(切換弁)
120を開閉する。
位置に設定されても、本発明のニュートラルレバー14は
任意に変速用斜板に係るニュートラルバルブ(切換弁)
120を開閉する。
即ち、ニュートラルレバー14は変速レバー15とワイヤ
等を介して連結されているにもかかわらず、変速レバー
に独立してニュートラル/非ニュートラル状態をつくり
だせることが本発明の特徴である。
等を介して連結されているにもかかわらず、変速レバー
に独立してニュートラル/非ニュートラル状態をつくり
だせることが本発明の特徴である。
尚、本操作レバー装置22は芝刈り機に限らず除雪車、
耕耘機等自走式作業機に広く採用可能である。
耕耘機等自走式作業機に広く採用可能である。
(発明の効果) 以上に説明した通り、本発明はハンドルに変速レバー
とニュートラルレバーとを揺動自在に軸支し、油圧無段
変速装置に係る一本のワイヤをニュートラルレバーで引
き・戻しさせ、また変速レバーにはワイヤの移動ストロ
ークを調整させるように構成して、変速操作とニュート
ラル操作とを一本のワイヤ操作で切換調整可能にしつつ
ニュートラルレバーと変速レバーの夫々の作用を発揮さ
せるようにしたので、本発明は自走式作業機の操作レバ
ー構成を簡単にするとともに、操作性を高める。
とニュートラルレバーとを揺動自在に軸支し、油圧無段
変速装置に係る一本のワイヤをニュートラルレバーで引
き・戻しさせ、また変速レバーにはワイヤの移動ストロ
ークを調整させるように構成して、変速操作とニュート
ラル操作とを一本のワイヤ操作で切換調整可能にしつつ
ニュートラルレバーと変速レバーの夫々の作用を発揮さ
せるようにしたので、本発明は自走式作業機の操作レバ
ー構成を簡単にするとともに、操作性を高める。
第1図は芝刈り機の側面図、 第2図は操作レバー装置の一部破断側面図、 第3図は変速レバーの分解斜視図、 第4図は変速レバー部断面図、 第5図は第2図のA矢視図、 第6図(a)〜(c)は作用説明図、 第7図は油圧無段変速装置の一部破断平面図。 R1,R2,R3,R4…半径 2…車体、10…油圧無段変速装置 11…ワイヤ、11a…ワイヤエンド 12…ハンドル、14…ニュートラルレバー 15…変速レバー、15d…曲線溝 16…変速レバーアーム 16b…縦溝、22…操作レバー装置
Claims (3)
- 【請求項1】自走式作業機の走行速度を変更する変速装
置の速度調整に係るワイヤの移動ストロークを規定する
変速レバーを作業機の車体に揺動可能に軸支するととも
に、上記変速レバーの揺動により中立から低速高速に順
時変速調整可能な構造で前記ワイヤを一杯引くか若しく
は変速レバーがセットした位置に戻すことで前記変速装
置に具備する速度調整を中立にするニュートラル機構を
切り若しくは入り状態とするニュートラルレバーを作業
機の車体に揺動可能に軸支したことを特徴とする自走式
作業機の操作レバー装置。 - 【請求項2】走行速度を変える変速装置を搭載し、且つ
この変速装置に駆動輪を任意にフリーにするニュートラ
ル機構を具備し、前記速度調整はワイヤの移動ストロー
クに依存し、前記ニユートラル機構の切り・入りはワイ
ヤの引き・戻し動作によるものとした自走式作業機にお
いて、 この自走式作業機はハンドルを延出し、このハンドルの
握り部近傍にニュートラルレバーを揺動自在に設け、こ
のニュートラルレバーより変速装置寄りのハンドルに曲
線溝を有する変速レバーを揺動自在に設け、この変速レ
バーの揺動中心に変速レバーアームを枢着し、この変速
レバーアームに縦溝を設け、この縦溝と変速レバーの曲
線溝を連動部材で連結し、この連動部材に上記の変速装
置の変速制御操作部材を係合し、且つ変速レバーアーム
をニュートラルレバーに連結したことを特徴とする自走
式作業機の操作レバー装置。 - 【請求項3】前記変速レバーの曲線溝は、該変速レバー
の揺動中心からの半径を徐々に減じて形成し、大きい方
の半径を変速レバーの高速側に配置するようにしたこと
を特徴とする請求項2記載の自走式作業機の操作レバー
装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19622589A JP2506198B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 自走式作業機の操作レバ―装置 |
CA002022176A CA2022176C (en) | 1989-07-28 | 1990-07-27 | Hydraulic transmission for motor vehicle |
EP90308362A EP0410819B1 (en) | 1989-07-28 | 1990-07-30 | Hydraulic transmission for motor vehicles |
DE69016868T DE69016868T2 (de) | 1989-07-28 | 1990-07-30 | Hydraulisches Getriebe für ein Motorfahrzeug. |
US07/559,896 US5094078A (en) | 1989-07-28 | 1990-07-30 | Hydraulic transmission for motor vehicle |
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CN101438640A (zh) * | 2007-11-21 | 2009-05-27 | 本田技研工业株式会社 | 步行式作业机的手柄结构 |
WO2010070722A1 (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | 作業機用ハンドル装置およびこれを備えた作業機 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP19622589A patent/JP2506198B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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CN101438640A (zh) * | 2007-11-21 | 2009-05-27 | 本田技研工业株式会社 | 步行式作业机的手柄结构 |
WO2010070722A1 (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | 作業機用ハンドル装置およびこれを備えた作業機 |
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