JP2506106Y2 - 車両用光レ―ダ装置 - Google Patents

車両用光レ―ダ装置

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JP2506106Y2
JP2506106Y2 JP1992014922U JP1492292U JP2506106Y2 JP 2506106 Y2 JP2506106 Y2 JP 2506106Y2 JP 1992014922 U JP1992014922 U JP 1992014922U JP 1492292 U JP1492292 U JP 1492292U JP 2506106 Y2 JP2506106 Y2 JP 2506106Y2
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裕史 田中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に車両に設けられた
光を用いたレーダ装置に関し、このレーダ装置が有する
発光手段の劣化を抑制するようにした車両用光レーダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光レーダ装置を車両に取付けることによ
り車両の進行方向に存在する障害物を検出し、走行の安
全を確保したり、または先行車と自車との車間距離を検
出し、安全車間距離を常に保ち、安全走行できるように
自車速を制御するものが提案されている。
【0003】図4は、このような場合に用いられる車両
用光レーダ装置の一例を示すものであり、この車両用光
レーダ装置を構成する光レーダ測距装置1は、例えば、
先行車と自車との間の車間距離を求めるとともに、車速
センサを使用して自車速を検出し、この自車速に基づい
て先行車との間の最適車間距離を演算により求め、この
求めた最適車間距離を常に維持するように自車速を自動
制御する車両用走行制御装置に使用されるものである
(例えば特開昭58−203524号公報)。
【0004】この光レーダ測距装置1は、制御回路3を
構成するパルス変調器5から出力される図5に示すよう
な繰返し周期Tpが約100μs、パルス幅Twが約1
20ns、波高値Voの駆動パルス信号bを送光器7の
発光素子9に供給して、発光素子9を高速パルス変調駆
動し、発光素子9から波長λ、パルス幅Twのパルス光
LTを出力している。なお、発光素子9としては、例え
ば、赤外線を発生するレーザダイオードが使用されてい
る。発光素子9から出力されたパルス光LTは、レンズ
11により集光され、拡がり角θTのビーム状に成形さ
れた後、車両の進行方向に放射されている。
【0005】このようにして、放射されたパルス光LT
は、前方にある物体、例えば先行車で反射され、図5に
示すような微弱な反射光LRとして受光器13を構成す
る口径の大きいレンズ15で集光され、太陽光、人口照
明などの外乱光からなる背向雑音を除去する光フィルタ
17を通過した後、レンズ15の焦点に位置する受光素
子19の受光面に入射する。受光素子19は、この入射
した反射光を光電変換して、図5に示すような高速微小
パルスの反射信号cを出力する。この反射信号cは、広
帯域増幅器21で所定レベルまで増幅され、成形された
後、高速パルス信号dとなって、信号処理回路23に供
給される。
【0006】信号処理回路23には、パルス変調器5か
ら駆動パルス信号bに同期したトリガ信号aが供給され
ており、信号処理回路23は、このトリガ信号aと広帯
域増幅器21からの高速パルス信号dとの時間関係によ
り伝播遅延時間τを計算し、この伝播遅延時間τから物
体までの距離Rを次式により算出する。
【0007】R=c・τ/2 ここにおいて、cは、光速であり、 c≒3×108 m/s である。
【0008】このようにして得た距離情報Rは、図示し
ない走行制御装置の演算部に供給され、ここで図示しな
い車速センサで検出された自車速に基づいて算出された
安全車間距離Roと比較されて、偏差ΔR=R=Roが
求められ、この偏差ΔRを補正する方向に自車速を制御
し、先行車と自車との車間距離を安全車間距離Roに維
持するようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
車両用光レーダ装置は、発光素子としてレーザダイオー
ドなどを使用しているが、その作動時においては、強力
なパルス光を発生させるために発光素子に高エネルギー
を供給する必要があり、発光素子およびその制御回路は
かなりの高熱を発生する。また、車両用光レーダ装置
は、車両の進行方向、特に車両の前方にある障害物や先
行車を検出するために、車両の前部、具体的にはエンジ
ンルーム前部に取付けられるが、特に、車両のエンジン
ルームは、走行風により冷却されないような車両がのろ
のろ運転の状態にある時や停止してアイドリング状態の
時などに更に高温状態になるので、レーダ装置としては
周囲からかなりの高熱を受ける。このような結果、車両
用光レーダ装置を構成する発光素子は、作動中かなりの
高温状態になることが考えられる。レーザダイオードの
ように半導体からなる発光素子は、高温に対して比較的
弱く、高温状態で作動すると、寿命が極端に短くなった
り、発生するパルス光の強さが異常に低下するという問
題がある。図6は、このような発光素子の温度に対する
素子の寿命を示す特性図であるが、この図に示すよう
に、発光素子の寿命は、たとえば温度が20℃上昇する
と、一桁も短くなる。このような発光素子の劣化は、レ
ーダ装置の性能低下につながるため、従来から劣化の対
策が切望されていた。
【0010】本考案は、上記に鑑みてなされたもので、
高温による発光手段の劣化を抑制してその寿命低下を防
止することのできる車両用光レーダ装置を提供すること
を目的とする。
【0011】本考案は、車両に設けられ、送光手段によ
り光の出力からこの出力した光の反射光を受光手段によ
り受光するまでの伝達遅延時間に基づいて、光の反射体
までの距離を測定する装置において、自車速が所定速度
以下になったときには、装置への給電を一定時間毎に遮
断する給電制御手段とを備えたものである。
【0012】本考案においては、自車速度が所定速度以
下になったときには、距離を測定する装置への給電が一
定時間毎に遮断され、レーダ装置は間欠的に動作するよ
うになり、車がゆっくりと走っていても又は停止して空
冷が低下し、エンジンルームの室温も上がっても、レー
ダ装置への給電が一定時間毎に遮断されるため、レーダ
装置の劣化を抑制する。また、自車速度が所定速度以下
になったときには駆動は停止しない。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により説明す
る。
【0014】図1は、本考案の一実施例を示す車両用光
レーダ装置のブロック図である。この図において光レー
ダ部を構成する光レーダ測距装置1は、図4に示す装置
1と同じものであり、この光レーダ測距装置1に対して
電源電圧を連続的又は間欠的に供給するように、次のよ
うな構成の電源供給制御装置20が接続されている。即
ち、電源供給制御装置20は、車速を検出して一定走行
距離r毎にパルス信号を発生する車速センサ25からの
パルス信号を計数して、距離2r毎に出力信号を発生す
るカウンタ回路27と、カウンタ回路27からの出力信
号でトリガされ、一定時間出力信号を発生するリトリガ
ブルマルチバイブレータ29と、このマルチバイブレー
タ29の出力信号を増幅し、遮断回路33を駆動する駆
動回路31と、光レーダ測距装置1への電源電圧の供
給、停止を制御する遮断回路33とから構成されてい
る。
【0015】遮断回路33は、駆動回路31からの駆動
信号で作動するリレー等で構成されており、そのブレー
ク接点が光レーダ測距装置と電源との間に直列に接続さ
れている。また、遮断回路33には、半導体スイッチな
どを用いることもできる。
【0016】次に、作用を説明するに当りまずエンジン
ルーム内の温度について説明する。車両のエンジンルー
ム内の温度は、一般に走行中と停止してアイドリングし
ている時または交通渋滞などで徐行あるいはのろのろ運
転している時とではかなりの差があり、例えば図2に示
すように、停車中は走行中に比べ20℃近くエンジンル
ーム内の温度が上昇する。
【0017】図1の車両用光レーダ装置においては、車
両が高速で走行している時には、車両が距離2rを走行
する時間は短くなり、カウンタ回路27の出力信号は短
い時間間隔で発生するため、マルチバイブレータ29は
連続的にトリガされ続け、連続的に出力信号を発生す
る。これによって、駆動回路31はオフし続けるため、
遮断回路33は作動せず、そのブレーク接点を介して光
レーダ測距装置1に連続的に給電され、光レーダ測距装
置1は作動し続ける。また、前述のように交通渋滞など
により車両が低速状態にあったり、または停止し、エン
ジンルーム内の温度が上昇するような場合には、車両が
距離2rを通過する時間は非常に長くなるので、カウン
タ回路27からのマルチバイブレータ29をトリガする
出力信号の発生時間間隔は長くなり、マルチバイブレー
タ29からの出力信号の発生間隔も長くなるため、駆動
回路31がオフになる時間間隔は長くなり、遮断回路3
3が作動しなくなる時間間隔は長くなる。従って、遮断
回路33の作動時間が長くなるため、光レーダ測距装置
1に電源電圧を供給しない時間が長くなり、光レーダ測
距装置1は、長い停止時間をもって間欠的に作動するよ
うになり、高温状態において発光素子が劣化するのを防
止している。
【0018】図3は、本考案の車両用光レーダ装置の他
の実施例を示すものである。この実施例においては車両
が停止中において所定の時間間隔で光レーダ測距装置1
を作動させることにより先行車との間の車間距離を常に
監視し、車両が停止中に先行車が走行開始した場合にも
追従走行できるような装置に適用すべく構成したもので
ある。即ち、この車両用光レーダ装置は、自己の車両が
停止状態にあるか否かを検出し、車両が停止状態にある
ことを検出した場合に出力信号を発生する車速判別装置
35と、この車速判別装置35の出力信号によって作動
され、所定時間間隔で出力パルスを発生する自走マルチ
バイブレータ37と、駆動回路39と、遮断回路41と
で構成されている。
【0019】そして、自己の車両が停止状態になったこ
とを車速判別装置35が検出すると、自走マルチバイブ
レータ37が作動し、自走マルチバイブレータ37から
所定間隔で発生する出力パルスが駆動回路39に供給さ
れる。その結果、遮断回路41を介して光レーダ測距装
置1に所定の時間間隔で電源電圧が供給され、光レーダ
測距装置1は所定時間毎に作動する。その結果、停車中
においても高温の影響を極力避けながら、先行車との車
間距離を測定し、先行車の走行開始を監視し得るように
しているのである。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
車両に設けられ発光手段による光の出力からこの出力し
た光の反射光の受光までの伝播遅延時間に基づいて光の
反射体までの距離を測定する装置において、検出した自
車速が所定速度以下となったときには、前記装置への給
電を間欠的に遮断するようにしたので、所定速度以下で
はレーダ装置が間欠的に動作しているため、高温による
発光手段の劣化が抑制されてその寿命低下の防止を実現
することができるとともに、先行車の監視をすることが
でき、レーダ装置を先行車追従装置に適用した場合、先
行車を見失うことがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用光レーダ装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】車両の走行状態とエンジンルーム内の温度の関
係を示すグラフである。
【図3】本考案の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の車両用光レーダ装置の構成図である。
【図5】図4の装置の動作波形図である。
【図6】車両用光レーダ装置に使用される発光素子の温
度に対する寿命の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 光レーダ測距装置 7 送光器 9 発光素子 13 受光器 19 受光素子 20 電源供給制御装置(給電制御手段) 25 車速センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、送光手段により光の出
    力からこの出力した光の反射光を受光手段により受光す
    るまでの伝達遅延時間に基づいて、光の反射体までの距
    離を測定する装置において、 自車速を検出する車速検出手段と、自車速が所定速度以
    下になったときには、前記装置への給電を一定時間毎に
    遮断する給電制御手段とを有することを特徴とする車両
    用光レーダ装置。
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