JP2505660B2 - 自動ワインダ―の玉揚方法 - Google Patents

自動ワインダ―の玉揚方法

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JP2505660B2 JP3123809A JP12380991A JP2505660B2 JP 2505660 B2 JP2505660 B2 JP 2505660B2 JP 3123809 A JP3123809 A JP 3123809A JP 12380991 A JP12380991 A JP 12380991A JP 2505660 B2 JP2505660 B2 JP 2505660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ワインダーの玉揚
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図11に従来の実公昭61−22
929号公報に開示された自動ワインダーを示す。この
自動ワインダー1は、多数並列されたワインディングユ
ニット2及び各ユニットに沿って移動する玉揚台車(オ
ートドッファAD)3より成り、ワインディングユニッ
ト2には、パッケージ4を支持するクレードル部5、綾
振ドラム6、満巻パッケージをコンベアに搬出するガイ
ド板7などを有している。玉揚台車3は空ボビンを内蔵
し、満巻パッケージをクレードル部5から取り外し、空
ボビンをクレードルに挿着する動作を行う。8は玉揚台
車3に設けた糸寄せ装置、9は同じくパッケージ押出し
兼糸ガイドロッドである。
【0003】この自動ワインダーにおいては、満巻パッ
ケージを玉揚げする際に、パッケージ糸端がボビンに巻
き付け(いわゆる耳巻)されて切断される。
【0004】先ず、満巻パッケージ4を綾振ドラム6か
ら離去させる。この目的で、玉揚台車3内に位置してい
た揚挙レバー50(図11)を下降し、その先端のフッ
ク51をクレードルアーム52の側部に突出したピン5
3に係合し、揚挙レバー50を上昇することによりクレ
ードルアーム52を若干旋回(図8反時計方向)し、綾
振ドラム6とパッケージ4との間を離す。
【0005】次に、綾振ドラム6と満巻パッケージ4間
に亘っている糸Yをパッケージ側面に移しボビン54
(図11)に巻き付けなければならない。ロッド17が
図示しないカムによって図10矢印A方向へ引き上げら
れると、レバー12は軸11を中心に反時計方向へ旋回
し、レバー12先端の軸16がパッケージ中心位置側面
に至と、ロッド17の引き上げが停止し、レバー12及
び支持アーム15は二点鎖線12a,15a位置にな
る。続いてロッド22が上方へ引き上げられて扇形ギア
21の旋回により、該ギア21に噛合するギア14が反
時計方向に回転し、ギア14を固定した軸11も同方向
に回転し、該軸11に固定した三角板13が反時計方向
に旋回する。即ち二点鎖線位置のロッド20aが矢印B
方向に押されてレバー19と一体の支持アーム15aが
軸16aを中心に矢印C方向に旋回し、糸寄せガイド2
3はパッケージ4に非接触状態でパッケージ外周に沿っ
て旋回し、パッケージ4と綾振ドラム6の隙間を通って
糸Yと係合する。そして糸寄せガイド23の端縁24
は、図9に示すごとく傾斜しているために、上記係合に
より糸Yは端縁24に沿って滑り糸寄せガイド23の端
部に設けた規制片25に当接する。この位置はパッケー
ジ4の側面より外れた位置であって、糸Yはパッケージ
端面から落ち、パッケージ押出し兼糸ガイドロッド9と
パッケージ側面との間に位置する。この状態で糸Yはボ
ビン54に巻き付けられ耳巻が作られる。
【0006】上記糸寄せガイド23で糸Yを拾い且つ耳
巻きする際のパッケージ回転は、バンチローラ27によ
って行われる。即ち、旋回軸26に軸支されたバンチロ
ーラ27は図示しないモータによりベルトを介して矢印
方向に回転駆動され、パッケージ4を矢印方向に回転さ
せて糸Yをトラバースさせる。これにより糸Yは端縁2
4に沿って滑りパッケージ端面から落ち、パッケージ押
出し兼糸ガイドロッド9の凸部9a,9bによってパッ
ケージ4の側部に推し当てられた状態でボビン54に巻
き付けられる。その後、図示しないカッタにより糸端は
切断され、パッケージ4はクレードルアーム52から取
り外される。そして、クレードルアーム52に新しいボ
ビン(紙管)54を取り付け、この新しいボビン54を
バンチローラ27で回転させつつ糸端を巻き付ける工程
(いわゆるバンチ巻き)を施した後、パッケージの作製
を再開する。
【0007】上記構成によれば、糸端の耳巻を施すと
き、パッケージ糸端がパッケージに近接して巻かれるた
め、巻き付け時或いは巻き付け終了時に糸端がボビンか
ら外れる心配が無い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した玉揚
方法のようにボビンに糸端の耳巻を施すこと、即ち糸Y
をパッケージ端面から落とすことは、玉揚の際にパッケ
ージ表面に綾乱れを発生させる原因となりかねず、本来
好ましくない。
【0009】そこで、図7に示すような糸拾いガイド2
8を用い、バンチローラ27によってパッケージ4を回
転させることにより、下糸Yを糸拾いガイド28に沿っ
てトラバースさせて、糸寄せガイド28に形成したピッ
クアップ(カッタ位置)29の孔までガイドし、以てパ
ッケージ端面から落とさない状態で下糸Yを切断するこ
とが考えられる。しかし、この糸拾いガイド28で下糸
Yを拾う際、糸のトラバース即ち満巻パッケージ4の回
転をバンチローラ27によって行わせた場合、バンチロ
ーラ27が満巻パッケージ表面に接触するため、パッケ
ージ表面に綾乱れを発生させ易い。また、パッケージ4
が10インチの如く大きい場合やパッケージ表面が軟ら
かい糸種,巻方等の場合には、バンチローラ27で所望
通りに回転させることが困難である。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、パッケージ表面に綾乱れを発生させずに下糸を拾う
ことができる自動ワインダーの玉揚方法を提供すること
にある。
【0011】 上記目的を達成するため、本発明の自動
ワインダーの玉揚方法は、玉揚時に玉揚台車からワイン
ディングユニットへ信号を送り、該信号に基づいてワイ
ンディングユニットのドラムモータを駆動して綾振ドラ
ム上のパッケージを回転させることにより下糸をトラバ
ースさせて玉揚台車の糸拾いガイド内に誘導し、この糸
拾いガイドで下糸を拾うようにしたものである。
【0012】
【作用】下糸を拾う際に、従来のバンチローラによるパ
ッケージ回転は行わず、ドラムモータを低速駆動してパ
ッケージを回転させるので、従来のバンチローラによる
パッケージの損傷が防止される。また、パッケージサイ
ズや糸種,巻方等に左右されることなく、確実にパッケ
ージを回転させ下糸を拾うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0014】図1に示す自動ワインダー1は、従来の図
8〜図11の場合と同様に、多数並列されたワインディ
ングユニット2及び各ユニットに沿って移動する玉揚台
車(オートドッファAD)3より成り、ワインディング
ユニット2はクレードル部5,綾振ドラム6などを有す
る。しかし従来と異なり、玉揚台車3の糸寄せ装置8
は、ノッターと綾振ドラム6との間まで移動して下糸Y
を引っ掛けてカッタ位置へ導く糸拾いガイド28を有し
ている。また、この自動ワインダー1の全体の構成は、
下糸を拾うためのパッケージ回転を、ワインディングユ
ニット2の綾振ドラム6を低速回転させることで行うよ
うになっている。
【0015】この自動ワインダーにおいて満巻パッケー
ジを玉揚げする際には、玉揚台車3の糸拾いガイド28
が図2の位置から図3に示す位置に下降され、次いで綾
振ドラム6の回転によりトラバースする糸Yが図7の如
くピックアップ29に引っ掛った後、この引っ掛けた下
糸Yをカット位置まで持ち上げて切断する。
【0016】まず、ロッド22がプログラムカム30の
一つであるカム30aにより図3矢印B方向へ引き下げ
られると、扇形ギア21の旋回により該ギア21に噛合
するギア14が反時計方向に回転し、ギア14を固定し
た軸11も同方向に回転し、該軸11に固定した糸寄せ
アーム31が反時計方向に旋回する。即ち糸拾いガイド
28はノッターと綾振ドラム6との間まで移動して下糸
Yを引っ掛け可能な位置(図3の位置)となり、糸拾い
ガイド28の内側縁28aが下糸Yを外側から押さえる
ように下糸Yと係合する(図1参照)。
【0017】次に、綾振ドラム6が低速回転して、下糸
Yが図7の矢印の如くトラバースされる。このトラバー
スにより、糸Yは糸寄せガイド28の片端部の外側縁に
形成したピックアップ29内にガイドされる。その後、
ロッド22が上方(図3矢印A方向)へ引き上げられる
と、扇形ギア21の旋回により、糸寄せアーム31が時
計方向に旋回し、糸Yは糸寄せガイド28のピックアッ
プ29に引っ掛けられたまま、カット位置まで持ち上げ
られる。その後、カッタ32(図2)により糸端は切断
される。但し、カッタ32はカットした後の下糸先端を
把持している。
【0018】この後、パッケージ4はオープナ33によ
りクレードルアーム52から取り外される。そして、チ
ャッカー34によりクレードルアーム52に新しいボビ
ン(紙管)54を取り付け、この新しいボビン54をバ
ンチローラ27で回転させつつ、上記カッタ32が把持
していた下糸Yの先端を巻き付けてバンチ巻きする。こ
のバンチ巻の際、糸Yは糸寄せレバー35によりカッタ
把持位置からボビン大径側まで寄せられて、ボビン54
とクレードルアーム52間に押込められる。最後に、プ
ログラムカム30が原点位置に戻った時点をとらえて綾
振ドラム6が高速スタートされ、パッケージの作製が再
開する。従って、玉揚台車3にはワインディングユニッ
ト2側のスタートボタンを押すためのスタートレバー3
6は設けられていない。但し、玉揚台車3のインチング
動作時、及び人手による玉揚げ時には、人がドラムスタ
ートボタンを押すことによりスタートできるようになっ
ている。
【0019】図1に戻り、ワインディングユニット2に
は、綾振ドラム6を駆動するドラムモータ40及びこれ
を駆動するインバータ41が設けられ、ユニット制御部
42によりその運転,停止及び回転周波数が制御され
る。玉揚台車3側には、シーケンサから成る制御部43
が設けられ、この制御部43には、駆動軸44に固定さ
れたプログラムカム30の所定回転位置によって作動す
る一群の近接スイッチ45からの信号、即ちカム軸原点
センサPXS1,バンチ巻きセンサPXS2,糸拾いセ
ンサPXS3等からの位置検出信号が入力される。一
方、ワインディングユニット2及び玉揚台車3間の通信
を行うため、玉揚台車3側には投光器46が、ワインデ
ィングユニット2側には受光器47が設けられている。
この投光器46及び受光器47は、玉揚台車3がワイン
ディングユニット2に停止したとき互いに対向する位置
に配設されている。
【0020】玉揚台車3側の制御部43からの信号は、
投光器46から受光器47へ光信号の形で通信され、ユ
ニット制御部42に送られ、糸拾い時にはインバータ4
1を介してドラムモータ40が回転される。即ち、綾振
ドラム6が低速回転し、これに接触載置されているパッ
ケージ4が回転される。このとき旋回軸26は下降して
おらず、バンチローラ27によるパッケージ4の回転は
行われないので、下糸Yの綾乱れは発生しない。糸拾い
に続くバンチ巻き、即ち新しいボビン(紙管)54に対
する糸端の巻き付けの際には、従来と同様に旋回軸26
が下降してバンチローラ27によりボビン54が回転さ
れる。尚、受光器47の外乱(太陽光など)による誤動
作を防止するため、ユニットシーケンサたる制御部42
は、満巻でないのに受光器入力がONした時は、満巻後
も綾振ドラムを低速回転させないようになっている。
【0021】図4及び図5は上記玉揚台車3の制御部4
3たるシーケンサのかわりに、リレー制御回路による例
を示したものである。上記プログラムカム30によって
作動する近接スイッチ45のうち、カム軸原点センサP
XS1,糸拾いセンサPXS3のみが示され、バンチ巻
きセンサPXS2は図から省略されている。図4中のP
HODEは上記投光器46であり、受光器47は図示さ
れてない。図5中のTR210は限時動作(オンデイレ
イ)タイマである。
【0022】以下、図4及び図5の回路の動作を、図6
の制御タイミングチャートに従って説明する。
【0023】パッケージ4が満巻になると、当該ワイン
ディングユニット2のグリーンランプ48が点灯し、玉
揚台車3がこのワインディングユニット2まで移動して
停止する。ワインディングユニット2のシーケンサ制御
部42の入力は通常ONしており、投光器46からの光
を受光器47が受光したときOFFとなる。尚、受光器
47の出力がOFFの時には、受光器47の動作表示L
ED(図示せず)が点灯する。カム軸原点スイッチPX
S1は、カム軸が回転していない時、即ち玉揚台車3が
原点位置にある時ONし、リレーRD240がこの間励
磁され、その接点RD240−1(図5)がONしてい
る。従って、図6のa位置ではRD240はONしてい
る。玉揚げ動作に入り、カム軸が回転し始めると、PX
S1はOFFし、ADが1サイクル動作終了して再び原
点に戻るまで、即ち図6のaからhまでの間はPXS1
はOFFとなるのでRD240もOFFとなる。
【0024】先ず、ロッド22が図3矢印A方向へ引き
上げられ、糸寄せアーム31が図3で示す位置へ旋回し
下糸Yと係合する。次に、プログラムカム30は図6の
回転位置bとなり、糸拾いセンサPXS3がONし、リ
レーRD241が励磁される。これにより図5の接点R
D241−1がONしてリレーRD242が励磁され、
接点RD242−1がONして投光器46がONする。
また別の接点RD241−2がONし、リレーRD24
3が励磁されて接点RD243−1がONし、インデッ
クスIN後のカム軸回転の回路が自己保持される。同時
にインデックスIN後のカム軸回転回路の別の接点RD
243−2がONし、カム軸が再び原点に戻ってからユ
ニットにドラムスタート信号を送っている間(図6のh
〜i)もインデックスS0を働かせ、他のユニットへ移
動しないようにしている。
【0025】さて、投光器46の光信号を受信して受光
器47の出力がOFFし(図6のb点)、制御部42の
入力がOFFすると、制御部42は低周波数の回転指令
をインバータ41に与え、ドラムモータ40従って綾振
ドラム6を低速回転させる。これにより、綾振ドラム6
上に接触載置されているパッケージ4が下糸Yを巻き取
る方向にゆっくりと回転し、下糸Yがトラバースされ、
糸拾いガイド28に沿って滑り、端部のピックアップ2
9の孔へ導かれる。このように下糸Yを拾うときには、
バンチローラ27ではなく綾振ドラム6によりパッケー
ジ4の回転が行われるので、下糸Yの綾乱れは発生しな
い。
【0026】次に、図6のc,d,e点に示すように、
玉揚台車3の制御部43は、糸拾いを終了した後、糸カ
ット及び糸端の巻取り動作のために、一旦投光器46の
光信号を断続して糸拾い信号の終りにパルスを1発付加
し、モータ40の一旦停止及びこれに続く寸動をさせ
る。
【0027】詳述するに、糸拾いセンサPXS3が一回
OFFしリレーRD241が消磁すると、接点RD24
1−1,RD241−2がOFFし、糸拾い回路のリレ
ーRD242が消磁される。これにより図4の接点RD
242−1がOFFし、投光器46からの光信号が断と
なる。即ち受光器47の出力がONする(図6のc
点)。次いで、再び糸拾いセンサPXS3がONしリレ
ーRD241が励磁状態に戻ると、糸拾い回路のリレー
RD242が励磁され、図4の接点RD242−1がO
Nし、投光器46からの光信号が発生されて、受光器4
7の出力がOFFとなる(図6のd点)。このc,d間
のモータ停止期間で、綾振ドラム6と満巻パッケージ4
間に亘っている糸Yがカットされる。その後、糸拾いセ
ンサPXS3がOFF状態となりリレーRD241が消
磁すると、図6のc点の場合と同様にして、投光器46
からの光信号は無くなり(図6のe点)、受光器47の
出力はON状態を維持に戻る。このd,e間のモータ寸
動により、切断後の垂れ下っていた糸端がパッケージ4
に巻き付けられる。
【0028】プログラムカム30の回転位置が更に進ん
で図6のfとなると、バンチ巻きセンサPXS2がON
して、図示してない回路により、新しいボビン54が玉
揚台車3から供給セットされ、このボビン54に下糸の
糸端が巻き付けられ、いわゆるバンチ巻きが施される。
このバンチ巻きの際のボビンの回転は、パッケージのよ
うな綾乱れの問題が生じる余地がないので、従来と同様
にバンチローラ27により行われる(図6のf,g
間)。
【0029】上記バンチ巻き終了後、カム軸原点センサ
PXS1がONに戻る(図6のh点)。リレーRD24
0が励磁され、RD240−1がONして、接点TR2
10−1,RD243−1,RD240−1及びリレー
RD244から成るドラムスタート回路が入る。このた
めリレーRD244が励磁されて、図4の接点RD24
2−1がONし、投光器46から光信号が発生される。
この光信号を受光器47が受信して、ドラムモータ30
が回転する。一方、図6のh点で、接点RD242−2
(図5)がONし、ドラムスタート回路の限時タイマT
R210がセットされる。このタイマTR210は0.
5秒後に作動し(図6のi点)、上記ドラムスタート回
路及びインデックス回路に共通の接点TR210−1を
ONするので回路は開となる(TR210−1はタイマ
常時閉のb接点)。これにより、ドラムスタート回路の
リレーRD244が消磁され、接点RD244−1がO
FFに戻って光信号が消失し、ドラムスタート信号はO
FFとなる。タイマTR210のドラムスタート回路の
接点RD244−2もOFFする。ワインディングユニ
ット2においては、ドラムモータ30が高速回転し巻き
取りを再開する。また、インデックス回路においては、
リレーRD243が消磁するため、接点RD243−2
がOFFし、玉揚台車3の移動禁止が解除(インデック
スOUT)される。
【0030】上記実施例では、糸寄せ装置8として、パ
ッケージ4と綾振ドラム6との間の接触を断ち切る必要
のない糸拾いガイド28を例にして説明したが、従来例
として掲げた図8〜図11図の装置の下でも同様にして
実施することができる。即ち、先ず、揚挙レバー50
(図11)で綾振ドラム6とパッケージ4間を離した状
態とし、糸寄せガイド23をパッケージ4に非接触状態
でパッケージ外周に沿って旋回させた後に、再び綾振ド
ラム6とパッケージ4間を接触状態に戻せば、綾振ドラ
ム6でパッケージ4を回転させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
糸を拾う際のパッケージ回転は、従来のようにバンチロ
ーラによるのではなく、綾振ドラムによるパッケージ回
転であるので、下糸を拾う際に、従来のバンチローラに
よるパッケージ損傷を防止することができる。また、パ
ッケージサイズや糸種,巻方等に左右されることなく、
確実にパッケージを回転させ下糸を拾うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式を実施するための制御系を示す概
略図である。
【図2】図1の玉揚台車の構成を示した図である。
【図3】図2の糸拾いガイドの構成例を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の制御部の具体的回路の一部を示した図で
ある。
【図5】図1の制御部の具体的回路の残りの部分を示し
た図である。
【図6】図4及び図5の回路の動作を示したタイミング
チャート図である。
【図7】図3の糸拾いガイドが糸を拾う過程を示す略図
である。
【図8】従来の自動ワインダーの構成例を示す概略図で
ある。
【図9】従来の糸寄せ装置を示す側面図である。
【図10】従来の糸寄せ装置を示す部分斜視図である。
【図11】従来の構成例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 自動ワインダー 2 ワインディングユニット 3 玉揚台車(オートドッファAD) 4 パッケージ 5 クレードル部 6 綾振ドラム 7 ガイド板 8 糸寄せ装置 9 パッケージ押出し兼糸ガイドロッド 9a,9b 凸部 11 軸 12 レバー 12a レバー(二点鎖線位置) 13 三角板 14 ギア 15 支持アーム 15a 支持アーム(二点鎖線位置) 16 軸 16a 軸(二点鎖線位置) 17 ロッド 20a ロッド 21 扇形ギア 22 ロッド 23 糸寄せガイド 24 端縁 25 規制片 26 旋回軸 27 バンチローラ 28 糸拾いガイド 28a 内側縁 29 糸寄せレバー 29 ピックアップ 30 プログラムカム 30a カム 31 糸寄せアーム 32 カッタ 33 オープナ 34 チャッカー 35 糸寄せレバー 36 スタートレバー 40 ドラムモータ 41 インバータ 42 ユニット制御部 43 制御部 44 駆動軸 45 近接スイッチ 46 投光器 47 受光器 48 グリーンランプ 50 揚挙レバー 51 フック 52 クレードルアーム 53 ピン 54 ボビン Y 下糸 PXS1 カム軸原点センサ PXS2 バンチ巻きセンサ PXS3 糸拾いセンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉揚時に玉揚台車からワインディングユ
    ニットへ信号を送り、該信号基づいてワインディング
    ユニットのドラムモータを駆動して綾振ドラム上のパッ
    ケージを回転させることにより下糸をトラバースさせて
    玉揚台車の糸拾いガイド内に誘導し、この糸拾いガイド
    下糸を拾うことを特徴とする自動ワインダーの玉揚方
    法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244772A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Teijin Seiki Co Ltd 玉揚げ装置
JPS6290333A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 Toray Ind Inc 自動糸継ぎ玉揚げ装置

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JPH04350066A (ja) 1992-12-04

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