JP2505527B2 - 加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置 - Google Patents
加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置Info
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- JP2505527B2 JP2505527B2 JP63091740A JP9174088A JP2505527B2 JP 2505527 B2 JP2505527 B2 JP 2505527B2 JP 63091740 A JP63091740 A JP 63091740A JP 9174088 A JP9174088 A JP 9174088A JP 2505527 B2 JP2505527 B2 JP 2505527B2
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- control unit
- temperature
- pressurizer
- cooling system
- heating
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
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- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、加圧水型原子力プラントの起動時に適用さ
れて冷態から温態への加熱を行うための、加圧水型原子
力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置に関す
る。
れて冷態から温態への加熱を行うための、加圧水型原子
力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置に関す
る。
[従来の技術] 加圧水型原子力プラントは、起動時、一次冷却系をま
ず冷態と呼ばれる状態に保持し、その後、温態と呼ばれ
る状態まで高められる。冷態においては、加圧器は満水
状態とされ、一次冷却ポンプが運転されている。原子炉
冷却系すなわち一次冷却系(RCS)温度は、余熱除去ポ
ンプを運転して余熱除去クーラへ通水し、該通水量は余
熱除去冷却器出口流量調節弁により手動で調整され、ま
た、一次冷却系(RCS)圧力は、抽出水圧力制御弁によ
り約28kg/cm2に保持されている。
ず冷態と呼ばれる状態に保持し、その後、温態と呼ばれ
る状態まで高められる。冷態においては、加圧器は満水
状態とされ、一次冷却ポンプが運転されている。原子炉
冷却系すなわち一次冷却系(RCS)温度は、余熱除去ポ
ンプを運転して余熱除去クーラへ通水し、該通水量は余
熱除去冷却器出口流量調節弁により手動で調整され、ま
た、一次冷却系(RCS)圧力は、抽出水圧力制御弁によ
り約28kg/cm2に保持されている。
手動操作により温態まで高められると、一次冷却系圧
力は約157.2k、一次冷却系温度は約291.7°または286.1
°程度となり、本願の対象とする起動時の一連の加熱モ
ードは終了する。
力は約157.2k、一次冷却系温度は約291.7°または286.1
°程度となり、本願の対象とする起動時の一連の加熱モ
ードは終了する。
このような加圧水型原子力プラントにおける加熱操作
は一部の例外を除き基本的に手動操作で行われていた。
は一部の例外を除き基本的に手動操作で行われていた。
[発明が解決しようとする問題点] 以上のように加圧水型原子力プラントにおける加熱操
作は手動で行われるため、 i.運転員のプラント操作及び監視の負担が大きすぎる。
作は手動で行われるため、 i.運転員のプラント操作及び監視の負担が大きすぎる。
ii.複雑かつ高度な技術を要する操作部分もあり、この
ようなプラント運転操作を運転員が手動操作にて行うの
は誤操作が生じ得る可能性がある。
ようなプラント運転操作を運転員が手動操作にて行うの
は誤操作が生じ得る可能性がある。
iii.また、手動であるため、このような運転制御に莫大
な時間がかかる。
な時間がかかる。
等の不具合が従来から指摘されていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は以上の従来の欠点を除去するために為された
もので、プラント加熱に必要な機器、制御器の操作をマ
スタ・スイッチを押すことにより一連のシーケンスに従
って自動で機能させるようにした。そのために新しい制
御系を大幅に導入すると共に、シーケンス動作を駆使す
るようにしている。
もので、プラント加熱に必要な機器、制御器の操作をマ
スタ・スイッチを押すことにより一連のシーケンスに従
って自動で機能させるようにした。そのために新しい制
御系を大幅に導入すると共に、シーケンス動作を駆使す
るようにしている。
本発明の具体的な態様によれば、原子炉と、該原子炉
に連絡すると共に加圧器を備えた一次冷却材循環系と、
該循環系に連絡した余熱除去系及び冷却材抽出・充填系
とを有する加圧水型原子力プラントの起動制御装置にお
いて、 原子炉冷却系(RCS)温度制御部、余熱除去流量制御
部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷却系(RC
S)温度を第1の所定温度まで高めて保持するための第
1の加熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、加圧器温度制御部、及び充
填流量制御部及び抽出水圧力制御部を有して、加圧器温
度を所定の温度まで上昇させると共に、原子炉冷却系温
度を第2の所定の温度まで高めて保持するための第2の
加熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉圧力制御部、加圧器
水位制御部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷
却系温度を第3の所定の温度まで上昇させると共に原子
炉冷却系圧力を所定の圧力まで高めて保持するための第
3の加熱モード制御部と、 を備えたことを特徴とする、加圧水型原子力プラントの
冷態から温態への自動加熱運転装置が提供される。
に連絡すると共に加圧器を備えた一次冷却材循環系と、
該循環系に連絡した余熱除去系及び冷却材抽出・充填系
とを有する加圧水型原子力プラントの起動制御装置にお
いて、 原子炉冷却系(RCS)温度制御部、余熱除去流量制御
部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷却系(RC
S)温度を第1の所定温度まで高めて保持するための第
1の加熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、加圧器温度制御部、及び充
填流量制御部及び抽出水圧力制御部を有して、加圧器温
度を所定の温度まで上昇させると共に、原子炉冷却系温
度を第2の所定の温度まで高めて保持するための第2の
加熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉圧力制御部、加圧器
水位制御部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷
却系温度を第3の所定の温度まで上昇させると共に原子
炉冷却系圧力を所定の圧力まで高めて保持するための第
3の加熱モード制御部と、 を備えたことを特徴とする、加圧水型原子力プラントの
冷態から温態への自動加熱運転装置が提供される。
また、本発明のもう1つの態様によれば、前記第2及
び第3の加熱モード制御部による動作の間に、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、
加圧器温度制御部、充填流量制御部、及び抽出流量制御
部を有し、加圧器内に気相を生成させるための加圧器気
相生成モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、
加圧器水位制御部、抽出流量制御部、及び抽出水圧力制
御部を有し、余熱除去系の隔離動作を行う余熱除去系隔
離モード制御部と、 による動作が行われるようにした、加圧水型原子力プラ
ントの冷態から温態への自動加熱運転装置も提供され
る。
び第3の加熱モード制御部による動作の間に、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、
加圧器温度制御部、充填流量制御部、及び抽出流量制御
部を有し、加圧器内に気相を生成させるための加圧器気
相生成モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、
加圧器水位制御部、抽出流量制御部、及び抽出水圧力制
御部を有し、余熱除去系の隔離動作を行う余熱除去系隔
離モード制御部と、 による動作が行われるようにした、加圧水型原子力プラ
ントの冷態から温態への自動加熱運転装置も提供され
る。
[作用] 冷態から温態までを各モードに分け、該各モードのマ
スタ・スイッチを段階的に操作することにより各モード
が自動的に完了されることとなる。このように各モード
ごとに自動化されるので、運転員の操作・負担を大幅に
軽減すると共に、誤操作が防止でき、さらに監視・操作
時間を減少することが可能となり機器の健全な状態の維
持が可能となる。
スタ・スイッチを段階的に操作することにより各モード
が自動的に完了されることとなる。このように各モード
ごとに自動化されるので、運転員の操作・負担を大幅に
軽減すると共に、誤操作が防止でき、さらに監視・操作
時間を減少することが可能となり機器の健全な状態の維
持が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図を参照して説明する。第
1図は、冷態より温態への自動加熱を行う際にオペレー
タにより操作される加熱モード起動スイッチの概念図、
第2図は、第1図の加熱モード起動スイッチの操作によ
り制御される原子炉の一次冷却系の制御系統を示す概念
図であり、本願の実施に関係した部分のみを示してい
る。
1図は、冷態より温態への自動加熱を行う際にオペレー
タにより操作される加熱モード起動スイッチの概念図、
第2図は、第1図の加熱モード起動スイッチの操作によ
り制御される原子炉の一次冷却系の制御系統を示す概念
図であり、本願の実施に関係した部分のみを示してい
る。
第1図の加熱モード起動スイッチにおいて、 上段の起動指令スイッチ部SW−Aには、起動スイッチ
S1と、切りスイッチS2と、保持スイッチS3とが示さ
れており、 2段目のブレークポイント方式のモードスイッチ部SW
−Bには、 加熱Iの動作を行わせるために操作される加熱Iスイ
ッチM1、及び該加熱Iの動作が完了したことを示す加
熱I完了ランプL1と、 加熱I完了ランプL1が点灯した後に加熱IIの動作を
行わせるために操作される加熱IIスイッチM2、及び該
加熱IIの動作が完了したことを示す加熱II完了ランプL
2と、 加熱II完了ランプL2が点灯した後に加圧器気相生成
の動作を行わせるために操作される加圧器気相生成スイ
ッチM3、及び該加圧器気相生成の動作が完了したこと
を示す加圧器気相生成完了ランプL3と、 加圧器気相生成完了ランプL3が点灯した後にRHR隔離
の動作を行わせるために操作されるRHR隔離スイッチ
M4、及び該RHR隔離の動作が完了したことを示すRHR隔
離完了ランプL4と、 RHR隔離完了ランプL4が点灯した後に加熱IIIの動作
を行わせるために操作される加熱IIIスイッチM5、及び
該加熱IIIの動作が完了したことを示す加熱III完了ラン
プL5と、 が示されており、これにより起動時には、これらスイッ
チM1〜M5を順番に操作することにより、冷態から温態
まで半自動で加熱が行われる。
S1と、切りスイッチS2と、保持スイッチS3とが示さ
れており、 2段目のブレークポイント方式のモードスイッチ部SW
−Bには、 加熱Iの動作を行わせるために操作される加熱Iスイ
ッチM1、及び該加熱Iの動作が完了したことを示す加
熱I完了ランプL1と、 加熱I完了ランプL1が点灯した後に加熱IIの動作を
行わせるために操作される加熱IIスイッチM2、及び該
加熱IIの動作が完了したことを示す加熱II完了ランプL
2と、 加熱II完了ランプL2が点灯した後に加圧器気相生成
の動作を行わせるために操作される加圧器気相生成スイ
ッチM3、及び該加圧器気相生成の動作が完了したこと
を示す加圧器気相生成完了ランプL3と、 加圧器気相生成完了ランプL3が点灯した後にRHR隔離
の動作を行わせるために操作されるRHR隔離スイッチ
M4、及び該RHR隔離の動作が完了したことを示すRHR隔
離完了ランプL4と、 RHR隔離完了ランプL4が点灯した後に加熱IIIの動作
を行わせるために操作される加熱IIIスイッチM5、及び
該加熱IIIの動作が完了したことを示す加熱III完了ラン
プL5と、 が示されており、これにより起動時には、これらスイッ
チM1〜M5を順番に操作することにより、冷態から温態
まで半自動で加熱が行われる。
3段目の全自動のモードスイッチ部SW−B′には、一
度操作すれば冷態から温態まで自動的に加熱制御を行う
全自動スイッチAUTOが示されており、そして、 4段目には昇温率設定用のスイッチ部SW−Cが示され
ている。
度操作すれば冷態から温態まで自動的に加熱制御を行う
全自動スイッチAUTOが示されており、そして、 4段目には昇温率設定用のスイッチ部SW−Cが示され
ている。
第2図においては、蒸気発生器(SG)1、一次冷却ポ
ンプ(RCP)2、原子炉容器(R/V)3、及び加圧器4で
もって構成された一次冷却系すなわち原子炉冷却系(RC
S)を制御するための種々の要素が概念的に示されてお
り、それら制御要素として、余熱除去(RHR)ポンプ5
と、充填ポンプ6と、余熱除去(RHR)クーラ7と、加
圧器ヒータ8と、脱塩塔9と、体積制御タンク(VCT)
9′と、原子炉冷却系(RCS)の温度制御を行う大気放
出弁10及び蒸気ダンプ弁11と、RCS圧力制御を行う加圧
器スプレー弁12と、加圧器水位制御、充填流量制御を行
う充填流量制御弁13と、RCS圧力、抽出流量、抽出圧力
制御を行う抽出水圧力制御弁14と、RCS温度制御を行う
ための、余熱除去(RHR)温度制御弁15と、シーケンス
の制御用の、第1の低圧抽出弁16、第2の低圧抽出弁1
7、抽出オリフィス隔離弁18、及び抽出ライン切替3方
弁19と、加圧器圧力Ppを測定する測定装置30と、RCS圧
力Prを測定する測定装置31と、RCS温度Trを測定する測
定装置32と、充填流量Fcを測定する充填流量測定装置33
と、加圧器水位Lを測定する測定装置34と、抽出水流量
Flを測定する測定装置35と、抽出水圧力をPlを測定する
測定装置36と、が示されている。
ンプ(RCP)2、原子炉容器(R/V)3、及び加圧器4で
もって構成された一次冷却系すなわち原子炉冷却系(RC
S)を制御するための種々の要素が概念的に示されてお
り、それら制御要素として、余熱除去(RHR)ポンプ5
と、充填ポンプ6と、余熱除去(RHR)クーラ7と、加
圧器ヒータ8と、脱塩塔9と、体積制御タンク(VCT)
9′と、原子炉冷却系(RCS)の温度制御を行う大気放
出弁10及び蒸気ダンプ弁11と、RCS圧力制御を行う加圧
器スプレー弁12と、加圧器水位制御、充填流量制御を行
う充填流量制御弁13と、RCS圧力、抽出流量、抽出圧力
制御を行う抽出水圧力制御弁14と、RCS温度制御を行う
ための、余熱除去(RHR)温度制御弁15と、シーケンス
の制御用の、第1の低圧抽出弁16、第2の低圧抽出弁1
7、抽出オリフィス隔離弁18、及び抽出ライン切替3方
弁19と、加圧器圧力Ppを測定する測定装置30と、RCS圧
力Prを測定する測定装置31と、RCS温度Trを測定する測
定装置32と、充填流量Fcを測定する充填流量測定装置33
と、加圧器水位Lを測定する測定装置34と、抽出水流量
Flを測定する測定装置35と、抽出水圧力をPlを測定する
測定装置36と、が示されている。
初期状態である冷態から始まって温態まで、自動的に
加熱モードを進行させるための動作様式として、スイッ
チAUTOを操作することによる全自動方式と、段階的にス
イッチM1〜M5の人為的な操作が介入するブレークポイ
ント方式とがあるが、いずれの場合も(A)アナログ量
を制御する連続制御と、(B)補機のオン−オフ制御を
順序だてて行うシーケンス制御とを駆使している。以下
では、ブレークポイント方式について説明する。
加熱モードを進行させるための動作様式として、スイッ
チAUTOを操作することによる全自動方式と、段階的にス
イッチM1〜M5の人為的な操作が介入するブレークポイ
ント方式とがあるが、いずれの場合も(A)アナログ量
を制御する連続制御と、(B)補機のオン−オフ制御を
順序だてて行うシーケンス制御とを駆使している。以下
では、ブレークポイント方式について説明する。
初期条件 第2図において、初期条件としては、一次冷却ポンプ
(RCP)2が運転されており、しかも加圧器4は満水
(後で気相ができる)状態で余熱除去(RHR)ポンプ5
を運転し、余熱除去クーラ7へ通水し余熱除去温度制御
弁15によりRCS温度は手動で調整されている。また、抽
出水圧力制御弁14によりRCS圧力が(例えば28kg/cm
2に)保持されている。
(RCP)2が運転されており、しかも加圧器4は満水
(後で気相ができる)状態で余熱除去(RHR)ポンプ5
を運転し、余熱除去クーラ7へ通水し余熱除去温度制御
弁15によりRCS温度は手動で調整されている。また、抽
出水圧力制御弁14によりRCS圧力が(例えば28kg/cm
2に)保持されている。
a.加熱Iモード この条件の下でモードスイッチ部SW−Bの加熱Iスイ
ッチM1を押し、かつ起動指令スイッチ部SW−Aの起動
スイッチS1を押すと、加熱Iモードとなる。加熱Iモ
ードにおける制御回路が第3図に示されており、アンド
回路301は、加熱IスイッチM1からの信号と、起動スイ
ッチS1からの信号と、加熱I起動条件を表わす信号と
のアンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに
起動指令を出力する。加熱I起動条件としては、例え
ば、充填ライン流量制御弁前止め弁全開であり、RCP封
水注入ライン流量制御弁前止め弁全開であり、そして低
圧抽出ライン止め弁−1または低圧抽出ライン止め弁−
2のいずれかが全開であることである。条件がすべて満
足してアンド回路301が起動指令を出力し加熱Iモード
に入ると以下の動作が生じる。
ッチM1を押し、かつ起動指令スイッチ部SW−Aの起動
スイッチS1を押すと、加熱Iモードとなる。加熱Iモ
ードにおける制御回路が第3図に示されており、アンド
回路301は、加熱IスイッチM1からの信号と、起動スイ
ッチS1からの信号と、加熱I起動条件を表わす信号と
のアンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに
起動指令を出力する。加熱I起動条件としては、例え
ば、充填ライン流量制御弁前止め弁全開であり、RCP封
水注入ライン流量制御弁前止め弁全開であり、そして低
圧抽出ライン止め弁−1または低圧抽出ライン止め弁−
2のいずれかが全開であることである。条件がすべて満
足してアンド回路301が起動指令を出力し加熱Iモード
に入ると以下の動作が生じる。
(a-1) アンド回路301からの起動指令により、RHR流
量制御部302は、RHR冷却器バイパス流量制御弁15により
RHR流量が680m3/hとなるように制御を行う。また、RCS
温度制御部は、RHR温度制御弁15′が閉方向になるよう
な制御を行ってRCS温度を上昇させる。また、その上昇
程度は、RCS温度制御部303に入力されている昇温率設定
部SW−Cからの昇温率設定信号に応じて上昇される。昇
温率設定信号は可変であるが、RCS温度が77℃を超えた
ら10℃/h一定とする。
量制御部302は、RHR冷却器バイパス流量制御弁15により
RHR流量が680m3/hとなるように制御を行う。また、RCS
温度制御部は、RHR温度制御弁15′が閉方向になるよう
な制御を行ってRCS温度を上昇させる。また、その上昇
程度は、RCS温度制御部303に入力されている昇温率設定
部SW−Cからの昇温率設定信号に応じて上昇される。昇
温率設定信号は可変であるが、RCS温度が77℃を超えた
ら10℃/h一定とする。
また抽出水圧力制御部304は、起動指令による制御開
始時の値に保持される。
始時の値に保持される。
(a-2) アンド回路301からの起動指令は、加圧器ス
プレイ弁12にも与えられて該弁12を全開とする。
プレイ弁12にも与えられて該弁12を全開とする。
(a-3) 一次冷却系の温度Trが約80℃になると、比較
部305は、RCS温度測定装置32からの温度信号に基づいて
それを検知し、加熱I完了信号を出力する。加熱I完了
信号により加熱I完了ランプL1が点灯されると共に、
該加熱I完了信号はオア回路306にも与えられ、アンド
回路307を介して保持信号を出力する。この保持信号に
より、RHR温度制御弁15′がRCS温度を80℃に一定に保つ
ように制御されることを含め、すべての制御はその時の
プロセス状態を維持するように保持制御が行われる。
部305は、RCS温度測定装置32からの温度信号に基づいて
それを検知し、加熱I完了信号を出力する。加熱I完了
信号により加熱I完了ランプL1が点灯されると共に、
該加熱I完了信号はオア回路306にも与えられ、アンド
回路307を介して保持信号を出力する。この保持信号に
より、RHR温度制御弁15′がRCS温度を80℃に一定に保つ
ように制御されることを含め、すべての制御はその時の
プロセス状態を維持するように保持制御が行われる。
(a-4) 加熱I完了信号の他に、加熱途中で異常が発
生した場合には、加熱Iの異常を表わす信号がオア回路
306に入力され、これにより、アンド回路307に加熱Iス
イッチM1の操作信号が入力されていれば、前述と同様
に保持制御が行われ、そのときの状況を「自動」で保持
するようにしている。加熱Iモードでの異常状態として
は、RCS圧力が31kg/cm2以上であるか、RCS圧力が22kg/c
m2以下であるか、もしくはTref<Trcs−4℃である場合
が挙げられる。
生した場合には、加熱Iの異常を表わす信号がオア回路
306に入力され、これにより、アンド回路307に加熱Iス
イッチM1の操作信号が入力されていれば、前述と同様
に保持制御が行われ、そのときの状況を「自動」で保持
するようにしている。加熱Iモードでの異常状態として
は、RCS圧力が31kg/cm2以上であるか、RCS圧力が22kg/c
m2以下であるか、もしくはTref<Trcs−4℃である場合
が挙げられる。
また第1図に示された保持スイッチS3からの信号が
オア回路306に入力された場合にも、その時点でのプラ
ント状況を保持する。
オア回路306に入力された場合にも、その時点でのプラ
ント状況を保持する。
(a-5) もし第1図にも示されている切りスイッチS
2が操作されると、すべての制御は自動化ロジックから
通常ロジックに移行する。
2が操作されると、すべての制御は自動化ロジックから
通常ロジックに移行する。
なお、「保持」並びに「切」に関する動作は、以降で
説明する各モードにおいて同様である。
説明する各モードにおいて同様である。
b.加熱IIモード 加熱Iモードが達成された後、モードスイッチ部SW−
Bの加熱IIスイッチM2を押し、起動スイッチS1を押す
と、加熱IIモードとなる。加熱IIモードの動作が第4図
に示されており、アンド回路401は、加熱IIスイッチM2
からの操作信号と、起動スイッチS1からの操作信号
と、加熱II起動条件としての第3図の比較部305からの
加熱I完了信号とのアンドを取り、これら信号がすべて
満たされたときに加熱IIモードのための起動指令を出力
する。条件がすべて満足しアンド回路401が起動指令を
出力して加熱IIモードに入ると以下の動作が生じる。
Bの加熱IIスイッチM2を押し、起動スイッチS1を押す
と、加熱IIモードとなる。加熱IIモードの動作が第4図
に示されており、アンド回路401は、加熱IIスイッチM2
からの操作信号と、起動スイッチS1からの操作信号
と、加熱II起動条件としての第3図の比較部305からの
加熱I完了信号とのアンドを取り、これら信号がすべて
満たされたときに加熱IIモードのための起動指令を出力
する。条件がすべて満足しアンド回路401が起動指令を
出力して加熱IIモードに入ると以下の動作が生じる。
(b-1) アンド回路401からの起動指令により、加圧
器スプレイ弁12が全開より全閉となる。
器スプレイ弁12が全開より全閉となる。
(b-2) アンド回路401からの起動指令はまた、加圧
器温度制御部407に与えられ、これにより加圧器ヒータ
8が投入及びアンド回路409からの信号にて加圧器ヒー
タ8′が投入されて加圧器4内の水の温度を上昇させ
る。
器温度制御部407に与えられ、これにより加圧器ヒータ
8が投入及びアンド回路409からの信号にて加圧器ヒー
タ8′が投入されて加圧器4内の水の温度を上昇させ
る。
(b-3) アンド回路401からの起動指令により第1のR
CS温度制御部402内のRHR冷却器出口流量調節弁すなわち
RHR温度制御弁の制御部(第4A図)が動作され、これに
より第2図に示されたRHR温度制御弁15が閉方向にな
り、RCS温度を上昇させる。第4A図に示されたRHR温度制
御弁の制御部において、切替スイッチSW1は、手動操作
信号MANU1、もしくはRHR温度制御弁自動化ロジック回路
C1からの自動化信号のいずれかを切り替えてRHR温度制
御弁15に与える。切替スイッチSW1を手動操作MANU1側に
倒せば従来と同様の手動による制御が行われるが、自動
化ロジック回路C1の側に倒せば、PI制御機能を持たせ
た本発明による自動制御が行われる。自動化ロジック回
路C1において、第1図に示された昇温率設定用スイッ
チ部SW−Cからの昇温率設定信号は関数発生器F1に与
えられる。関数発生器F1は、昇温率設定信号に基づい
て、徐々に上昇する温度関数を基準信号Tref1として比
較器COM1に出力する。比較器COM1のもう一方の入力に
は、測定装置32により測定されたRCS温度Trが与えられ
ており、これにより、比較器COM1は基準信号Tref1とRCS
温度Trとの偏差信号をPI制御器に出力してRHR温度制御
弁15に与えて該弁15は閉方向となり、このようにしてRC
S温度は徐々に上昇されることとなる。
CS温度制御部402内のRHR冷却器出口流量調節弁すなわち
RHR温度制御弁の制御部(第4A図)が動作され、これに
より第2図に示されたRHR温度制御弁15が閉方向にな
り、RCS温度を上昇させる。第4A図に示されたRHR温度制
御弁の制御部において、切替スイッチSW1は、手動操作
信号MANU1、もしくはRHR温度制御弁自動化ロジック回路
C1からの自動化信号のいずれかを切り替えてRHR温度制
御弁15に与える。切替スイッチSW1を手動操作MANU1側に
倒せば従来と同様の手動による制御が行われるが、自動
化ロジック回路C1の側に倒せば、PI制御機能を持たせ
た本発明による自動制御が行われる。自動化ロジック回
路C1において、第1図に示された昇温率設定用スイッ
チ部SW−Cからの昇温率設定信号は関数発生器F1に与
えられる。関数発生器F1は、昇温率設定信号に基づい
て、徐々に上昇する温度関数を基準信号Tref1として比
較器COM1に出力する。比較器COM1のもう一方の入力に
は、測定装置32により測定されたRCS温度Trが与えられ
ており、これにより、比較器COM1は基準信号Tref1とRCS
温度Trとの偏差信号をPI制御器に出力してRHR温度制御
弁15に与えて該弁15は閉方向となり、このようにしてRC
S温度は徐々に上昇されることとなる。
(b-4) アンド回路401からの起動指令により、抽出
ライン切替3方弁19はVCTすなわち体積制御タンク9′
側よりDEMすなわち脱塩塔9、VCTすなわち体積制御タン
ク9′側に切り替えるように運転報知を行う。
ライン切替3方弁19はVCTすなわち体積制御タンク9′
側よりDEMすなわち脱塩塔9、VCTすなわち体積制御タン
ク9′側に切り替えるように運転報知を行う。
(b-5) 以上の動作が続けられてRCS温度Trが徐々に
上昇し、測定装置32からの信号により該RCS温度Trが約1
10℃位となったことが判別されると、第2のRCS温度制
御部405は大気放出弁10を順に一時開として蒸気ライン
のガス抜きを行う。約160℃になると、大気放出弁10の
制御に移る。この時点でRHR温度制御弁15が開いていれ
ば全閉となる。
上昇し、測定装置32からの信号により該RCS温度Trが約1
10℃位となったことが判別されると、第2のRCS温度制
御部405は大気放出弁10を順に一時開として蒸気ライン
のガス抜きを行う。約160℃になると、大気放出弁10の
制御に移る。この時点でRHR温度制御弁15が開いていれ
ば全閉となる。
第2のRCS温度制御部405で行われる主蒸気逃がし弁す
なわち大気放出弁10の制御を第4B図を用いてより詳細に
説明する。
なわち大気放出弁10の制御を第4B図を用いてより詳細に
説明する。
第4B図において、切替スイッチSW2は、通常系操作信
号(MS圧力制御または手動)MANU2、もしくは大気放出
弁自動化ロジック回路C2からの自動化信号のいずれか
を切り替えて大気放出弁10に与える。切替スイッチSW2
を通常系操作MANU側に倒せば従来と同様のMS圧力制御ま
たは手動による制御が行われるが、自動化ロジック回路
C2の側に倒せば、PI制御機能を持たせた本発明による
自動制御が行われる。
号(MS圧力制御または手動)MANU2、もしくは大気放出
弁自動化ロジック回路C2からの自動化信号のいずれか
を切り替えて大気放出弁10に与える。切替スイッチSW2
を通常系操作MANU側に倒せば従来と同様のMS圧力制御ま
たは手動による制御が行われるが、自動化ロジック回路
C2の側に倒せば、PI制御機能を持たせた本発明による
自動制御が行われる。
自動化ロジック回路C2において、第1図に示された
昇温率設定用スイッチ部SW−Cからの昇温率設定信号は
関数発生器F2に与えられる。関数発生器F2は、昇温率
設定信号に基づいて、徐々に上昇する温度関数を基準信
号Tref2として比較器COM2に出力する。比較器COM2のも
う一方の入力には、測定装置32により測定されたRCS温
度Trが与えられており、これにより、比較器COM2は基準
信号Tref2とRCS温度Trとの偏差信号をPI制御器に出力し
て大気放出弁10に与えて該弁10を制御する。
昇温率設定用スイッチ部SW−Cからの昇温率設定信号は
関数発生器F2に与えられる。関数発生器F2は、昇温率
設定信号に基づいて、徐々に上昇する温度関数を基準信
号Tref2として比較器COM2に出力する。比較器COM2のも
う一方の入力には、測定装置32により測定されたRCS温
度Trが与えられており、これにより、比較器COM2は基準
信号Tref2とRCS温度Trとの偏差信号をPI制御器に出力し
て大気放出弁10に与えて該弁10を制御する。
(b-6) 比較部403がRCS温度の約160℃を検出する
と、その信号はアンド回路415を介して充填流量制御部4
10に与えられ、これにより該制御部410は、充填流量信
号Fcに基づいて充填流量制御弁13を制御し、充填流量Fc
が6m3/h位まで減少させるようにする。この充填流量制
御部410で行われる制御の詳細は第4C図に示されてい
る。
と、その信号はアンド回路415を介して充填流量制御部4
10に与えられ、これにより該制御部410は、充填流量信
号Fcに基づいて充填流量制御弁13を制御し、充填流量Fc
が6m3/h位まで減少させるようにする。この充填流量制
御部410で行われる制御の詳細は第4C図に示されてい
る。
本発明における、第4C図に示される自動化ロジック回
路C3による自動化制御では、従来から行われている加
圧器水位制御に加うるに、充填流量制御も行う。このよ
うに従来は水位制御のみであり設定点はプラント負荷に
より決められていたが、本発明による自動化では、水位
制御または充填流量制御を行い、水位設定点Lref並びに
流量設定点Fref(6m3/h)は自動的に変化して制御する
ようにしている。
路C3による自動化制御では、従来から行われている加
圧器水位制御に加うるに、充填流量制御も行う。このよ
うに従来は水位制御のみであり設定点はプラント負荷に
より決められていたが、本発明による自動化では、水位
制御または充填流量制御を行い、水位設定点Lref並びに
流量設定点Fref(6m3/h)は自動的に変化して制御する
ようにしている。
第4C図において、切替スイッチSW4により自動ロジッ
クL3からの自動化信号または通常系操作信号(加圧器
水位制御または手動)が切り換えられ、また切替スイッ
チSW3により水位制御または充填流量制御が切り換えら
れる。自動化信号における充填流量制御においては、充
填流量Fcが比較器COM3で流量設定点Frefと比較され、そ
れらの偏差がPI制御されて充填流量制御弁13に出力さ
れ、これにより前述のように充填流量が6m3/h程度にさ
れる。
クL3からの自動化信号または通常系操作信号(加圧器
水位制御または手動)が切り換えられ、また切替スイッ
チSW3により水位制御または充填流量制御が切り換えら
れる。自動化信号における充填流量制御においては、充
填流量Fcが比較器COM3で流量設定点Frefと比較され、そ
れらの偏差がPI制御されて充填流量制御弁13に出力さ
れ、これにより前述のように充填流量が6m3/h程度にさ
れる。
(b-7) 比較部408が加圧器温度218℃を検知すると、
アンド回路409を介して加圧器ヒータ8′を切にし、加
圧器水の加熱を止めると共に、加圧器温度制御部407に
より加圧器ヒータ8は加圧器温度を218℃に制御する。
また、RCS温度が約165℃になったことを比較部411が検
知すると、アンド回路412を介して加熱II完了信号が出
力され、これによりオア回路413及びアンド回路414を介
して保持信号が出力され、その時点でのプロセス状態が
保持される。
アンド回路409を介して加圧器ヒータ8′を切にし、加
圧器水の加熱を止めると共に、加圧器温度制御部407に
より加圧器ヒータ8は加圧器温度を218℃に制御する。
また、RCS温度が約165℃になったことを比較部411が検
知すると、アンド回路412を介して加熱II完了信号が出
力され、これによりオア回路413及びアンド回路414を介
して保持信号が出力され、その時点でのプロセス状態が
保持される。
c.加圧器気相生成モード 加熱IIモードが達成された後、モードスイッチ部SW−
Bの加圧器気相生成スイッチM3を押し、起動スイッチ
S1を押すと、加圧器気相生成モードとなる。加圧器気
相生成モードの動作が第5図に示されており、アンド回
路501は、気相生成スイッチM3からの操作信号と、起動
スイッチS1からの操作信号と、気相生成起動条件とし
ての第4図のアンド回路412からの加熱II完了信号との
アンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに加
圧器気相生成モードのための起動指令を出力する。条件
がすべて満足しアンド回路501が起動指令を出力して加
圧器気相生成モードに入ると以下の動作が生じる。
Bの加圧器気相生成スイッチM3を押し、起動スイッチ
S1を押すと、加圧器気相生成モードとなる。加圧器気
相生成モードの動作が第5図に示されており、アンド回
路501は、気相生成スイッチM3からの操作信号と、起動
スイッチS1からの操作信号と、気相生成起動条件とし
ての第4図のアンド回路412からの加熱II完了信号との
アンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに加
圧器気相生成モードのための起動指令を出力する。条件
がすべて満足しアンド回路501が起動指令を出力して加
圧器気相生成モードに入ると以下の動作が生じる。
(c-1) RCS温度Tr(32)はRCS温度制御部502で大気
放出弁10を制御することにより、またRCS圧力Prは抽出
水圧力制御弁14で保持されている。この状態で気相生成
モードが動作して、アンド回路501からの起動指令がア
ンド回路507を介して加圧器温度制御部508に入力される
と、該加圧器温度制御部508は加圧器ヒータ8にて、加
圧器液相温度の測定装置509のからの信号に基づいて該
加圧ヒータ8を218℃に制御する。また、この時アンド
回路507からの信号にて後備8′、8″が投入される。
放出弁10を制御することにより、またRCS圧力Prは抽出
水圧力制御弁14で保持されている。この状態で気相生成
モードが動作して、アンド回路501からの起動指令がア
ンド回路507を介して加圧器温度制御部508に入力される
と、該加圧器温度制御部508は加圧器ヒータ8にて、加
圧器液相温度の測定装置509のからの信号に基づいて該
加圧ヒータ8を218℃に制御する。また、この時アンド
回路507からの信号にて後備8′、8″が投入される。
(c-2) 測定装置35からの抽出流量Flを抽出流量サン
プル部521によりサンプルしておき、比較部520、519に
より元の値より有意に大きくなったと判別された段階
で、加圧器4に気相が生成されたと判別する信号を出力
する。
プル部521によりサンプルしておき、比較部520、519に
より元の値より有意に大きくなったと判別された段階
で、加圧器4に気相が生成されたと判別する信号を出力
する。
(c-3) 気相が生成されたと判別されると、比較部52
0、519からの気相生成判別信号は素子518を介して抽出
流量制御部515に入力され、これにより、抽出水圧力制
御弁14はRCS圧力制御から抽出流量制御となり、第4D図
に示す抽出水流量制御の設定値Frefを約30m3/hまで上昇
させる。充填と抽出流量の偏差をつけ、気相生成を促進
させるわけである。
0、519からの気相生成判別信号は素子518を介して抽出
流量制御部515に入力され、これにより、抽出水圧力制
御弁14はRCS圧力制御から抽出流量制御となり、第4D図
に示す抽出水流量制御の設定値Frefを約30m3/hまで上昇
させる。充填と抽出流量の偏差をつけ、気相生成を促進
させるわけである。
本発明による、第4D図の点線内に示される自動化ロジ
ック回路C4による自動化制御では、抽出水の制御は従
来から行われている圧力制御に加うるに抽出水流量制御
をも行う。このように従来は圧力制御のみであり設定点
の変更は手動操作であったが、本発明による自動化で
は、圧力制御または流量制御を行い、圧力基準点Pref並
びに流量基準点Frefの設定は自動的に変化して制御する
ようにしている。
ック回路C4による自動化制御では、抽出水の制御は従
来から行われている圧力制御に加うるに抽出水流量制御
をも行う。このように従来は圧力制御のみであり設定点
の変更は手動操作であったが、本発明による自動化で
は、圧力制御または流量制御を行い、圧力基準点Pref並
びに流量基準点Frefの設定は自動的に変化して制御する
ようにしている。
第4D図において、切替スイッチSW5により自動化ロジ
ック回路L4からの自動化信号または通常系操作信号(R
CS、抽出圧力制御または手動)が切り換えられ、また切
替スイッチSW6により圧力制御または流量制御が切り換
えられる。自動運転における流量制御においては、測定
装置35での抽出水流量Flが比較器COM6で流量設定点Fref
(30m3/h)と比較され、それらの偏差がPI制御されて抽
出水圧力制御弁14に出力され、これにより前述のように
充填流量が30m3/h程度にされる。
ック回路L4からの自動化信号または通常系操作信号(R
CS、抽出圧力制御または手動)が切り換えられ、また切
替スイッチSW6により圧力制御または流量制御が切り換
えられる。自動運転における流量制御においては、測定
装置35での抽出水流量Flが比較器COM6で流量設定点Fref
(30m3/h)と比較され、それらの偏差がPI制御されて抽
出水圧力制御弁14に出力され、これにより前述のように
充填流量が30m3/h程度にされる。
(c-4) また、気相が生成されると、RCS圧力制御は
加圧器スプレイ弁12と加圧器ヒータ8により行われる。
すなわち、気相が生成されたと判別されると、気相生成
判別信号は素子518からRCS圧力制御部506にも与えら
れ、該RCS圧力制御部506は、加圧器スプレイ弁12及び加
圧器ヒータ8を制御することによりRCS圧力制御を行う
こととなる。
加圧器スプレイ弁12と加圧器ヒータ8により行われる。
すなわち、気相が生成されたと判別されると、気相生成
判別信号は素子518からRCS圧力制御部506にも与えら
れ、該RCS圧力制御部506は、加圧器スプレイ弁12及び加
圧器ヒータ8を制御することによりRCS圧力制御を行う
こととなる。
(c-5) 測定装置34で測定された加圧器水位Lが35%
程度まで下がり、その信号が加圧器水位制御部530に入
力されると、測定装置35での抽出流量Flを、測定装置33
での充填流量Fcとバランスさせる点まで減少させ、その
後、第4C図の切替スイッチSW3を切り換えて、充填流量
制御弁13の制御を充填流量制御から加圧器水位制御に切
り替える。
程度まで下がり、その信号が加圧器水位制御部530に入
力されると、測定装置35での抽出流量Flを、測定装置33
での充填流量Fcとバランスさせる点まで減少させ、その
後、第4C図の切替スイッチSW3を切り換えて、充填流量
制御弁13の制御を充填流量制御から加圧器水位制御に切
り替える。
再度、第4C図を参照すると、加圧器水位制御におい
て、比較器COM4は、加圧器水位L及び水位基準点Lrefを
比較して両者の偏差を出力し、該偏差のPI演算の後、そ
れを比較器COM5にて充填抽出ΔFと比較し、再度PI演算
を行い、充填流量制御弁13に出力する。これにより充填
流量制御弁13は加圧器水位にて制御されることとなる。
て、比較器COM4は、加圧器水位L及び水位基準点Lrefを
比較して両者の偏差を出力し、該偏差のPI演算の後、そ
れを比較器COM5にて充填抽出ΔFと比較し、再度PI演算
を行い、充填流量制御弁13に出力する。これにより充填
流量制御弁13は加圧器水位にて制御されることとなる。
(c-6) 以上により、加圧器水位が30%程度であるこ
とを比較部527が判別すると、その信号がアンド回路528
を介してアンド回路529に与えられる。アンド回路529の
もう一方の入力端子に、充填流量と抽出流量との流量偏
差が小であることを示す信号が入力されていれば、該ア
ンド回路529は加圧器気相生成モード完了信号を出力し
て、加圧器気相生成モードを完了とする。また、アンド
回路529、及びアンド回路532を介して、保持信号が出力
される。
とを比較部527が判別すると、その信号がアンド回路528
を介してアンド回路529に与えられる。アンド回路529の
もう一方の入力端子に、充填流量と抽出流量との流量偏
差が小であることを示す信号が入力されていれば、該ア
ンド回路529は加圧器気相生成モード完了信号を出力し
て、加圧器気相生成モードを完了とする。また、アンド
回路529、及びアンド回路532を介して、保持信号が出力
される。
d.RHR隔離モード 加圧器気相生成モードが達成された後、モードスイッ
チ部SW−BのRHR隔離スイッチM4を押し、起動スイッチ
S1を押すと、RHR隔離モードとなる。RHR隔離モードの
動作が第6A図及び第6B図に示されており、アンド回路60
1は、RHR隔離スイッチM4からの操作信号と、起動スイ
ッチS1からの操作信号と、RHR隔離起動条件としての第
5図のアンド回路529からの加圧器気相生成完了信号と
のアンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに
RHR隔離モードのための起動指令を出力する。条件がす
べて満足しアンド回路601が起動指令を出力してRHR隔離
モードに入ると以下の動作が生じる。
チ部SW−BのRHR隔離スイッチM4を押し、起動スイッチ
S1を押すと、RHR隔離モードとなる。RHR隔離モードの
動作が第6A図及び第6B図に示されており、アンド回路60
1は、RHR隔離スイッチM4からの操作信号と、起動スイ
ッチS1からの操作信号と、RHR隔離起動条件としての第
5図のアンド回路529からの加圧器気相生成完了信号と
のアンドを取り、これら信号がすべて満たされたときに
RHR隔離モードのための起動指令を出力する。条件がす
べて満足しアンド回路601が起動指令を出力してRHR隔離
モードに入ると以下の動作が生じる。
(d-1) まず、RCS温度制御604、RCS圧力制御606、加
圧器水位制御608、及び抽出流量制御610は、制御開始時
の値をそれぞれTref、Pref、Lref、及びFLrefとして入
力しておき、該RHR隔離モードの間、これらの値に保持
される。
圧器水位制御608、及び抽出流量制御610は、制御開始時
の値をそれぞれTref、Pref、Lref、及びFLrefとして入
力しておき、該RHR隔離モードの間、これらの値に保持
される。
この状態で、RCSの抽出ラインを低圧抽出(スート
I)より通常抽出(ルートII)に切り換えるため、アン
ド回路601からの起動指令はまずアンド回路615に与えら
れ、制御部616により抽出オリフィス隔離弁18が全開と
される。
I)より通常抽出(ルートII)に切り換えるため、アン
ド回路601からの起動指令はまずアンド回路615に与えら
れ、制御部616により抽出オリフィス隔離弁18が全開と
される。
また起動指令は、アンド回路617、619及び621にも与
えられ、まず制御部618により、第2図に示される第1
の低圧抽出弁16及び第2の低圧抽出弁17を閉とする動作
が行われる。
えられ、まず制御部618により、第2図に示される第1
の低圧抽出弁16及び第2の低圧抽出弁17を閉とする動作
が行われる。
(d-2) 第1及び第2の低圧抽出弁16及び17が全閉と
されると、次にアンド回路619を介し、適当な表示手段
等を附勢してオペレータに指令し、これによりオペレー
タは手動でRHRポンプ5を停止すると共に、(RCSから
の)RHR入口弁を閉とし、余熱除去系RHRを隔離する(点
数のブロック620;なお、ブレークポイント方式について
説明しているが、全自動方式の場合は、このブロック62
0の内容は自動で行われる)。
されると、次にアンド回路619を介し、適当な表示手段
等を附勢してオペレータに指令し、これによりオペレー
タは手動でRHRポンプ5を停止すると共に、(RCSから
の)RHR入口弁を閉とし、余熱除去系RHRを隔離する(点
数のブロック620;なお、ブレークポイント方式について
説明しているが、全自動方式の場合は、このブロック62
0の内容は自動で行われる)。
(d-3) ブロック620の動作が完了すると、アンド回
路621のゲートが開かれ、これにより制御部626は、RHR
系統の圧力抜きを行うため、第1及び第2の低圧抽出弁
16及び17を一旦開とした後、再び閉とする動作を行う。
路621のゲートが開かれ、これにより制御部626は、RHR
系統の圧力抜きを行うため、第1及び第2の低圧抽出弁
16及び17を一旦開とした後、再び閉とする動作を行う。
なお、第6B図に点線で示したブロック624、628及び63
1は手動による操作の場合を示している。
1は手動による操作の場合を示している。
このようにして、RHR隔離完了条件がアンド回路632に
入力されると、該アンド回路632はRHR隔離完了信号を出
力して完了ランプL4が点灯する。また、アンド回路63
2、及びオア回路602、アンド回路603を介して、保持信
号が出力される。
入力されると、該アンド回路632はRHR隔離完了信号を出
力して完了ランプL4が点灯する。また、アンド回路63
2、及びオア回路602、アンド回路603を介して、保持信
号が出力される。
この時点では、アンド回路619からの信号がアンド回
路613を介して抽出流量制御610、並びに抽出水圧力制御
611に与えられることにより、抽出水圧力制御弁14は、
抽出流量制御から抽出水圧力制御に切替わっている。
路613を介して抽出流量制御610、並びに抽出水圧力制御
611に与えられることにより、抽出水圧力制御弁14は、
抽出流量制御から抽出水圧力制御に切替わっている。
その態様が第4D図に一層詳細に示されており、アンド
回路619から制御部610及び611に与えられる信号によ
り、まず第4D図の切替スイッチSW6が抽出水圧力制御に
切換わる。これにより、比較器COM7は、測定装置36で測
定された抽出水圧力Plをを抽出水圧力基準値Prefと比較
して偏差を表わす信号を出力し、該偏差信号はPI演算さ
れて、制御信号として抽出水圧力制御弁14に与えられ、
このようにして、抽出水圧力制御弁14は抽出水圧力によ
り制御される。
回路619から制御部610及び611に与えられる信号によ
り、まず第4D図の切替スイッチSW6が抽出水圧力制御に
切換わる。これにより、比較器COM7は、測定装置36で測
定された抽出水圧力Plをを抽出水圧力基準値Prefと比較
して偏差を表わす信号を出力し、該偏差信号はPI演算さ
れて、制御信号として抽出水圧力制御弁14に与えられ、
このようにして、抽出水圧力制御弁14は抽出水圧力によ
り制御される。
e.加熱IIIモード RHR隔離モードが達成された後、モードスイッチ部SW
−Bの加熱IIIスイッチM5を押し、起動スイッチS1を
押すと加熱IIIモードとなる。加熱IIIモードの動作が第
7図に示されており、アンド回路701は、加熱IIIスイッ
チM5からの操作信号と、起動スイッチS1からの操作信
号と、加熱III起動条件としての第6B図のアンド回路632
からのRHR隔離完了信号とのアンドを取り、これら信号
がすべて満たされたときに加熱IIIモードのための起動
指令を出力する。条件がすべて満足しアンド回路701が
起動指令を出力して加熱IIIモードに入ると以下の動作
が生じる。
−Bの加熱IIIスイッチM5を押し、起動スイッチS1を
押すと加熱IIIモードとなる。加熱IIIモードの動作が第
7図に示されており、アンド回路701は、加熱IIIスイッ
チM5からの操作信号と、起動スイッチS1からの操作信
号と、加熱III起動条件としての第6B図のアンド回路632
からのRHR隔離完了信号とのアンドを取り、これら信号
がすべて満たされたときに加熱IIIモードのための起動
指令を出力する。条件がすべて満足しアンド回路701が
起動指令を出力して加熱IIIモードに入ると以下の動作
が生じる。
(e-1) RCS温度が160℃以上である比較部703からの
信号並びにアンド回路701からの起動指令により、アン
ド回路704はRCS温度制御705に信号を出力し、これによ
り該RCS温度制御705は第4B図で前述したようにして、大
気放出弁すなわち主蒸気逃がし弁10を閉方向とし、昇温
率設定器SW−Cで設定されている所定の昇温率に従って
RCS温度を上昇させる。
信号並びにアンド回路701からの起動指令により、アン
ド回路704はRCS温度制御705に信号を出力し、これによ
り該RCS温度制御705は第4B図で前述したようにして、大
気放出弁すなわち主蒸気逃がし弁10を閉方向とし、昇温
率設定器SW−Cで設定されている所定の昇温率に従って
RCS温度を上昇させる。
(e-2) また、アンド回路701からの起動指令によりR
CS圧力制御709は、RCS温度に対応する信号を出力するRC
S圧力設定708に基づいて加圧器ヒータ8及びスプレイ12
を制御し、これにより、RCS圧力をRCS温度に対応させて
圧力上昇させる。
CS圧力制御709は、RCS温度に対応する信号を出力するRC
S圧力設定708に基づいて加圧器ヒータ8及びスプレイ12
を制御し、これにより、RCS圧力をRCS温度に対応させて
圧力上昇させる。
RCS圧力制御709による制御が第4E図に示されており、
従来の設定変更は手動操作であったが、本発明による自
動化では測定装置32からの信号Trcsの変化により設定が
自動的に変化して制御するようにしている。すなわち、
比較器COM8は、RCS圧力設定708からの、自動的に変化す
る基準もしくは設定圧力Pref並びに測定装置31からの実
際のRCS圧力Prを入力して両者を比較し、その偏差をPI
演算して制御信号として出力する。その制御の態様が第
4E図中の右下に概念的に示されている。
従来の設定変更は手動操作であったが、本発明による自
動化では測定装置32からの信号Trcsの変化により設定が
自動的に変化して制御するようにしている。すなわち、
比較器COM8は、RCS圧力設定708からの、自動的に変化す
る基準もしくは設定圧力Pref並びに測定装置31からの実
際のRCS圧力Prを入力して両者を比較し、その偏差をPI
演算して制御信号として出力する。その制御の態様が第
4E図中の右下に概念的に示されている。
(e-3) このようにしてRCS圧力が上昇していき115k
を超えると、該RCS圧力は、RCS圧力Prに基づく制御から
加圧器圧力Ppに基づく制御に移り、このように制御対象
が代わる。
を超えると、該RCS圧力は、RCS圧力Prに基づく制御から
加圧器圧力Ppに基づく制御に移り、このように制御対象
が代わる。
(e-4) RCS圧力Prが157.2kとなったことを比較部706
が測定装置30からの信号により判別し、そしてRCS温度
が291.7℃または286.1℃温度になったことを比較部702
が測定装置32からの信号により判別すると、アンド回路
707は加熱III完了信号を出力して完了ランプL5を点灯
し、また、オア回路720、アンド回路721を介して保持信
号が出力される。これにより加熱Iから加熱IIIまでの
一連のモードが全て完了したこととなる。
が測定装置30からの信号により判別し、そしてRCS温度
が291.7℃または286.1℃温度になったことを比較部702
が測定装置32からの信号により判別すると、アンド回路
707は加熱III完了信号を出力して完了ランプL5を点灯
し、また、オア回路720、アンド回路721を介して保持信
号が出力される。これにより加熱Iから加熱IIIまでの
一連のモードが全て完了したこととなる。
本発明による自動化実現にあたっては、多量の連続ア
ナログ制御、並びにシーケンス制御が駆使されている。
ナログ制御、並びにシーケンス制御が駆使されている。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、冷態から温態までを複数のモ
ードに分け、各モードごとにモード・スイッチを段階的
に操作して自動的に完了させ、全加熱モードを完了させ
るようにしたので、運転員の操作・負担を大幅に軽減す
ると共に、誤操作が防止でき、さらには操作時間を減少
することが可能となり、機器の健全な状態の維持が可能
となるという効果がある。
ードに分け、各モードごとにモード・スイッチを段階的
に操作して自動的に完了させ、全加熱モードを完了させ
るようにしたので、運転員の操作・負担を大幅に軽減す
ると共に、誤操作が防止でき、さらには操作時間を減少
することが可能となり、機器の健全な状態の維持が可能
となるという効果がある。
第1図は本発明によって分けられた各モードごとのモー
ド・スイッチを概念的に示す図、第2図は本発明が適用
され得る原子炉制御系を概念的に示す図、第3図は加熱
Iモードの制御を説明するための作用説明図、第4図は
加熱IIモードの制御を説明するための作用説明図、第4A
図〜第4E図は各モードにおける制御部のさらに具体的な
作用を説明するための作用説明図、第5図は加圧器気相
生成モードの制御を説明するための作用説明図、第6A及
び第6B図は余熱除去系隔離モードの制御を説明するため
の作用説明図、第7図は加熱IIIモードの制御を制御を
説明するための作用説明図である。図において、M1は
加熱Iスイッチ、L1は加熱I完了ランプ、M2は加熱II
スイッチ、L2は加熱II完了ランプ、M3は加圧器気相生
成スイッチ、L3は加圧器気相生成完了ランプ、M4は余
熱除去系隔離スイッチ、L4は余熱除去系隔離完了ラン
プ、M5は加熱IIIスイッチ、L5は加熱III完了ランプ、
S1は起動スイッチ、S2は切りスイッチ、S3は保持ス
イッチ、1は蒸気発生器、2は一次冷却ポンプ、3は原
子炉容器、4は加圧器、5は余熱除去ポンプ、6は充填
ポンプ、7は余熱除去クーラ、8は加圧器ヒータ、9は
脱塩塔、9′は体積制御タンク、10は大気放出弁、11は
蒸気ダンプ弁、12は加圧器スプレ弁、13は充填流量制御
弁、14は抽出水圧力制御弁、15は余熱除去温度制御弁、
16は第1の低圧抽出弁、17は第2の低圧抽出弁、18は抽
出オリフィス隔離弁、19は抽出ライン切替3方弁、30は
加圧器圧力測定装置、31はRCS圧力測定装置、32はRCS温
度測定装置、33は充填流量測定装置、34は加圧器水位測
定装置、35は抽出水流量測定装置、36は抽出水圧力測定
装置である。
ド・スイッチを概念的に示す図、第2図は本発明が適用
され得る原子炉制御系を概念的に示す図、第3図は加熱
Iモードの制御を説明するための作用説明図、第4図は
加熱IIモードの制御を説明するための作用説明図、第4A
図〜第4E図は各モードにおける制御部のさらに具体的な
作用を説明するための作用説明図、第5図は加圧器気相
生成モードの制御を説明するための作用説明図、第6A及
び第6B図は余熱除去系隔離モードの制御を説明するため
の作用説明図、第7図は加熱IIIモードの制御を制御を
説明するための作用説明図である。図において、M1は
加熱Iスイッチ、L1は加熱I完了ランプ、M2は加熱II
スイッチ、L2は加熱II完了ランプ、M3は加圧器気相生
成スイッチ、L3は加圧器気相生成完了ランプ、M4は余
熱除去系隔離スイッチ、L4は余熱除去系隔離完了ラン
プ、M5は加熱IIIスイッチ、L5は加熱III完了ランプ、
S1は起動スイッチ、S2は切りスイッチ、S3は保持ス
イッチ、1は蒸気発生器、2は一次冷却ポンプ、3は原
子炉容器、4は加圧器、5は余熱除去ポンプ、6は充填
ポンプ、7は余熱除去クーラ、8は加圧器ヒータ、9は
脱塩塔、9′は体積制御タンク、10は大気放出弁、11は
蒸気ダンプ弁、12は加圧器スプレ弁、13は充填流量制御
弁、14は抽出水圧力制御弁、15は余熱除去温度制御弁、
16は第1の低圧抽出弁、17は第2の低圧抽出弁、18は抽
出オリフィス隔離弁、19は抽出ライン切替3方弁、30は
加圧器圧力測定装置、31はRCS圧力測定装置、32はRCS温
度測定装置、33は充填流量測定装置、34は加圧器水位測
定装置、35は抽出水流量測定装置、36は抽出水圧力測定
装置である。
フロントページの続き (72)発明者 寺西 進 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭62−201397(JP,A) 特開 昭62−218898(JP,A) 特開 昭63−11896(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】原子炉と、該原子炉に連絡すると共に加圧
器を備えた一次冷却材循環系と、該循環系に連絡した余
熱除去系及び冷却材抽出・充填系とを有する加圧水型原
子力プラントの起動制御装置において、 原子炉冷却系(RCS)温度制御部、余熱除去流量制御
部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷却系(RC
S)温度を第1の所定温度まで高めて保持するための第
1の加熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、加圧器温度制御部、及び充填
流量制御部及び抽出水圧力制御部を有して、加圧器温度
を所定の温度まで上昇させると共に、原子炉冷却系温度
を第2の所定の温度まで高めて保持するための第2の加
熱モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉圧力制御部、加圧器水
位制御部、及び抽出水圧力制御部を有して、原子炉冷却
系の温度を第3の所定の温度まで上昇させると共に原子
炉系冷却系圧力を所定の圧力まで高めて保持するための
第3の加熱モード制御部と、 を備えたことを特徴とする、加圧水型原子力プラントの
冷態から温態への自動加熱運転装置。 - 【請求項2】前記第2及び第3の加熱モード制御部によ
る動作の間に、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、加
圧器温度制御部、充填流量制御部、及び抽出流量制御部
を有し、加圧器内に気相を生成させるための加圧器気相
生成モード制御部と、 原子炉冷却系温度制御部、原子炉冷却系圧力制御部、加
圧器水位制御部、抽出流量制御部、及び抽出水圧力制御
部を有し、余熱除去系の隔離動作を行う余熱除去系隔離
モード制御部と、 による動作が行われるようにした特許請求の範囲第1項
記載の加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動
加熱運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63091740A JP2505527B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63091740A JP2505527B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01263597A JPH01263597A (ja) | 1989-10-20 |
JP2505527B2 true JP2505527B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=14034918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63091740A Expired - Lifetime JP2505527B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 加圧水型原子力プラントの冷態から温態への自動加熱運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505527B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2544446B2 (ja) * | 1988-07-27 | 1996-10-16 | 三菱重工業株式会社 | 加圧水型原子力プラントの温態から冷態への自動冷却運転装置 |
JP5737881B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2015-06-17 | 三菱重工業株式会社 | 原子力発電プラント及び原子炉冷却材圧力制御装置 |
CN115100914B (zh) * | 2022-06-21 | 2024-01-30 | 岭澳核电有限公司 | 一种模拟核电站一回路水压试验方法、系统、计算机设备 |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP63091740A patent/JP2505527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01263597A (ja) | 1989-10-20 |
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