JP2505482Y2 - ウエ−ハ自動ラッピング装置 - Google Patents

ウエ−ハ自動ラッピング装置

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JP2505482Y2
JP2505482Y2 JP1990108940U JP10894090U JP2505482Y2 JP 2505482 Y2 JP2505482 Y2 JP 2505482Y2 JP 1990108940 U JP1990108940 U JP 1990108940U JP 10894090 U JP10894090 U JP 10894090U JP 2505482 Y2 JP2505482 Y2 JP 2505482Y2
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文彦 長谷川
浩昌 橋本
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信越半導体 株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ウエーハの自動ラッピング装置に関する。
(従来の技術) 例えば半導体製造分野においては、半導体ウエーハの
表面はラップ盤によって鏡面研磨される。即ち、半導体
ウエーハは遊星ギヤを構成するキャリア上にセットさ
れ、複数の半導体ウエーハがセットされたキャリアは下
定盤上に太陽歯車(駆動ギヤ)と内歯歯車に噛合する状
態でセットされる。そして、キャリアが上下の定盤間で
遊星運動することによって、これにセットされた半導体
ウエーハの表面が研磨される。
ところで、半導体ウエーハのキャリア上へのセット、
半導体ウエーハがセットされたキャリアのラップ盤への
セット、研磨加工終了後のキャリアのラップ盤からの取
り出し、研磨された半導体ウエーハの取り出し等の作業
は人手に頼っていたため、作業には熟練を要し、作業能
率が悪くサイクルタイムが長くなるという問題があっ
た。
そこで、研磨作業の自動化が考えられ、ラップ盤の近
傍にキャリアとウエーハのセットステージを設け、この
セットステージでウエーハをキャリア上に自動でセット
し、ウエーハがセットされたキャリアを自動でラップ盤
上にセットし、且つ取り出す装置が提案されている(例
えば、特開昭61−76269号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の自動ラッング装置では、自動化
による作業能率の向上効果は、必ずしも、充分とはいえ
ないものであった。
また、上記提案に係る自動ラッピング装置においてキ
ャリアをラップ盤にセットする場合、該キャリアが太陽
歯車と内歯歯車に常に滑らかに噛合するとは限らず、各
歯同士が干渉し合う結果、キャリアが正しくセットされ
ない場合があった。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目
的は、自動ラッピング装置によるウエーハ研磨作業の自
動化の効果を、より高めることにある。
この目的を達成するために本考案は、従来の自動ラッ
ピング装置の全体構造を更に改良するとともに、キャリ
アをラップ盤に常に正しくセットできるように、該キャ
リアの形状を改良したものである (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本考案のウエーハの自動ラッ
ピング装置は、ラップ盤Aと、該ラップ盤の近傍に配備
され、ウエーハをキャリア6と一体でセットするための
第1のローダー部Bおよび第2のローダー部B′を備え
たウエーハローダー部と、これら第1、第2のローダー
部間に配備され、研磨後のウエーハをラップ盤からキャ
リアと一体で取り出して排出するための1系列のアンロ
ーダー部Cと、前記ウエーハローダー部の一部を構成
し、かつ前記アンローダー部の一部を構成し、キャリア
にウエーハをセットするための第1のステージS1および
第2のステージS1′と、前記アンローダー部の一部を構
成し、かつキャリア6内のウエーハを排出するためのウ
エーハ排出ステージS2とを含んで構成され、ラップ盤A
は、上定盤および下定盤と、下定盤上の中央に設けた太
陽歯車と、下定盤の外周に固定した内歯歯車と、太陽歯
車および内歯歯車に噛合して上定盤・下定盤間で遊星運
動をする複数枚のキャリアとを備え、かつ太陽歯車およ
び内歯歯車は、全歯について上部端面をテーパ面に面取
りしたものであり、キャリア6は、中心軸の回りに同一
直径のウエーハを保持するための円孔7を同一ピッチ円
上に等角度ピッチで備えたものであり、第1のローダー
部Bと第2のローダー部B′は実質的に同一の構成から
成るものであって、第1のローダー部Bは、ウエーハカ
セット10から成るウエーハ収納部aと、ウエーハを前記
第1のステージ上でキャリア6にセットするための第1
アーム旋回ロボット20および第2アーム旋回ロボット30
から成るウエーハ取出し・セット手段bと、研磨後のウ
エーハをキャリア6と一体で前記ラップ盤から取り出し
た後キャリア6からウエーハを排出するための第3アー
ム旋回ロボット40から成りキャリア取出し・搬送手段e
およびウエーハ取出し・排出手段fをも構成するキャリ
アセット手段cとを備え、第1アーム旋回ロボット20お
よび第2アーム旋回ロボット30は、それぞれアームの先
部にウエーハ吸着用の真空吸着部24a,32aを備え、第3
アーム旋回ロボット40はアームの先部に吸着板43を備
え、該吸着板はウエーハ吸着用の真空吸着部43aをキャ
リア6の複数の円孔7対応した形態で備えるとともに、
キャリア吸着用の真空吸着部43bを備え、かつ該円孔7
のピッチ角度と同一角度ピッチで間欠的に自転可能と
し、第2のローダー部B′は、キャリアセット手段cを
第1のローダー部Bと共有し、アンローダー部Cは、ウ
エーハ回収部dを含むとともに、キャリアセット手段c
を共有しており、ラップ盤A、第1のステージS1、第2
のステージS1′およびウエーハ排出ステージS2は、第3
アーム旋回ロボット40のアーム42の旋回範囲内に配置さ
れ、第1のステージS1および第2のステージS1′は、そ
れぞれ前記ターンテーブル60を備え、該ターンテーブル
は複数枚のキャリア6を多重にセットして、これらを前
記円孔7のピッチ角度と同一の角度ピッチで間欠的に自
転させうるものであり、ウエーハ排出ステージS2はウエ
ーハ回収部dの直上に位置していることを特徴とする。
(作用) 本考案のウエーハの自動ラッピング装置においては、
ウエーハ収納部aのウエーハを第1アーム旋回ロボット
20、次いで第2アーム旋回ロボット30により取り出し、
このウエーハを、第1のステージS1のターンテーブル60
に第3アーム旋回ロボット40でセットしたキャリア6の
円孔7にセットし、所定枚数のウエーハをセットしたキ
ャリア6を第3アーム旋回ロボット40によりラップ盤A
にセットする。
ウエーハ研磨後は、ラップ盤Aからウエーハを保持し
たキャリア6を第3アーム旋回ロボット40により取り出
してウエーハ排出ステージS2にセットし、吸着板43を所
定角度自転させた後、ウエーハをウエーハ回収部dに排
出し、空になったキャリア6を第3アーム旋回ロボット
40で、第2のステージS1′のターンテーブル60にセット
する。
そして、ウエーハの研磨加工中には、第1のローダー
部Bと第2のローダー部B′を交互に用いて第1のステ
ージS1、第2のステージS1′それぞれのキャリア6にウ
エーハをセットする。
また、本考案に係るラップ盤においては、太陽歯車と
内歯歯車は、その各歯の上部端面がテーパ面に面取りさ
れているため、キャリアの外周歯の位相が太陽歯車と内
歯歯車に対してズレていても、該キャリアの外周歯は太
陽歯車と内歯歯車のテーパ面に案内されてこれら太陽歯
車と内歯歯車の歯に確実に噛合する。この結果、キャリ
アは如何なる場合も、その歯が太陽歯車と内歯歯車の歯
に干渉することがなく、下定盤上へのキャリアのセット
が常に正しく行われる。
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図はウエーハ自動ラッピング装置の平面図、第2
図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−I
II線断面図、第4図(a),(b)はそれぞれ太陽歯
車、内歯歯車の歯端面の面取りを示す斜視図である。
このウエーハ自動ラッピング装置はラップ盤Aと、該
ラップ盤Aの近傍に配される2系列のローダー部、すな
わち第1のローダー部Bおよび第2のローダー部B′
と、これらローダー部B、B′に挟まれる中間に配され
る1系列のアンローダー部Cを含んで構成される。
上記ラップ盤Aは、第3図に示すように上定盤1と下
定盤2を有しており、上定盤1は軸3に沿って上下動自
在、且つ軸3の回りに回転自在に支持されている。又、
下定盤2の中央部には駆動歯車を構成する太陽歯車4が
設けられており、同下定盤2の外周部には内歯歯車5が
設けられている。尚、太陽歯車4、内歯歯車5はそれぞ
れ第4図(a),(b)に示すようにその全歯4a…,5a
…について、その上部端面がテーパ面4a−1,4a−1,5a−
1,5a−1によって面取りされており、歯4a…,5a…の上
部端面は図示のように上部に向かって尖った山形状に成
形されている。
ところで、下定盤2には、第1図に示すように遊星ギ
ヤから成る5枚のキャリア6…が太陽歯車4と内歯歯車
5に噛合する状態でセットされるが、各キャリア6には
ウエーハWを保持すべき4つの円孔7…が同一ピッチ円
上に等角度ピッチ(90°ピッチ)で貫通形成されてい
る。尚、各キャリア6の中心には円孔8が形成され、中
心に対し幾分偏位した位置には小径の円孔9が形成され
ている。
而して、ラップ盤Aにあっては、キャリア6…及びこ
れらに保持された複数のウエーハW…は上定盤1と下定
盤2との間で挟持され、太陽歯車4が回転駆動される
と、各キャリア6は上定盤1と下定盤2との間で遊星運
動するため、これに保持されたウエーハW…の上下面が
研磨される。
次に、第1のローダー部Bの構成を第1図及び第2図
に基づいて説明する。
即ち、第1のローダー部Bは、ウエーハ収納部aと、
ウエーハ取出し・セット手段bと、キャリアセット手段
cを含んで構成される。ウエーハ収納部aは、第2図に
示すように複数(本実施例では、20枚)のウエーハW…
を上下方向に積層収納するカセット10で構成されてい
る。
又、前記ウエーハ取出し・セット手段bは、第1図に
示すように第1アーム旋回ロボット20および第2アーム
旋回ロボット30にて構成され、第1アーム旋回ロボット
20は軸21を中心に回動するアーム22と、軸23を中心に回
動するアーム24を含んで構成され、アーム24の先部には
吸着部24aが設けられている。第2アーム旋回ロボット3
0は軸31を中心に回動するアーム32を含んで構成され、
アーム32の先部には吸着部32aが設けられている。
更に、前記キャリアセット手段cは第3アーム旋回ロ
ボット40にて構成され、該アーム旋回ロボット40は軸41
を中心に回動するアーム42と、該アーム42の先部に垂直
に支持された円板状の吸着板43を含んで構成される。そ
して、吸着板43には第1図に示すようにウエーハW…を
吸着すべき4つの吸着部43a…が等角度ピッチ(90°ピ
ッチ)で設けられ、これらの吸着部43a…の間にはキャ
リア6を吸着すべき4つの吸着部43b…が等角度ピッチ
(90°ピッチ)で設けられている。
尚、以上は第1のローダー部Bの構成について述べた
が、第2のローダーB′の構成は第1のローダー部Bの
それと全く同じであり、第1図中、第1のローダー部B
と同一要素には同一符号でダッシュ「′」を付して示す
が、該ローダー部B′は前記キャリアセット手段cを第
1のローダー部Bと共有する。
ここで、前記アンローダー部Cの構成を第1図及び第
3図に基づいて説明する。
即ち、該アンローダー部Cは前記キャリアセット手段
cを共通に含む他、ウエーハ回収部dを含んで構成され
る。尚、キャリアセット手段cは、ラップ盤Aから各キ
ャリア6を順次取り出してこれをウエーハ回収部dまで
搬送するキャリア取出し・搬送手段eと、各キャリア6
にセットされたウエーハW…を1枚ずつ取り出してこれ
をウエーハ回収部dに排出するウエーハ取出し・排出手
段fを構成している。
ところで、前記ウエーハ回収部dは水を満たした水槽
50を有しており、該水槽50の底部には斜めに傾斜した凹
部50aと、該凹部50aに向かって斜めに下がる傾斜面50b
が形成されている。
そして、上記凹部50a内には、地上に設置されたエア
リシンダ51から延出するロッド52の先部が臨んでおり、
該ロッド52の先部には縦断面がコの字状の保持部材53が
軸54にて回動自在に枢着されており、この保持部材53に
はウエーハ回収用のカセット55が保持されている。
ところで、第1図に示すように、第3アーム旋回ロボ
ット40のアーム42の旋回範囲内には、第1のステージ
S1、第2のステージS1′およびウエーハ排出ステージS2
が設けられており、第1および第2のステージS1,S1
上には第2図に示すように円板状のターンテーブル60が
設置されており、ターンテーブル60の中心には軸61が、
中心から偏位した位置にはピン62がそれぞれ垂設されて
いる。
次に、当該ウエーハ自動ラッピング装置の作用を説明
する。
作業に先立ち第1のステージS1のターンテーブル60上
には5枚のキャリア6…が同位相で多重セットされてい
る。即ち、各キャリア6はこれの中央に穿設された円孔
8に前記軸61を通し、円孔9にピン62を通すことによっ
て同位相にセットされ、5枚のキャリア6…が同位相で
多重セットされると、これら多重セットされたキャリア
6…には同位相の5つの円孔7…が縦方向に並んで1つ
の貫通孔を形成する。
上記キャリア6…の、第1のステージS1におけるター
ンテーブル60上への多重セットが終了すると、第1アー
ム旋回ロボット20が駆動され、該アーム旋回ロボット20
はカセット10に収納されたウエーハW…の中から1枚の
ウエーハWを取り出してこれを第2アーム旋回ロボット
30に受け渡す。即ち、第1アーム旋回ロボット20はアー
ム24の先部に設けられた吸着部24aに1枚のウエーハW
を吸着してこれを第1図の実線位置で待機する第2アー
ム旋回ロボット30に受け渡す。尚、カセット10から1枚
のウエーハWが取り出されると、カセット10は1ピッチ
分だけ上動して次のウエーハWの取り出しに備える。
ウエーハWを受け渡された第2のアーム旋回ロボット
30は、アーム32の先部に設けられた吸着部32aにウエー
ハWを保持した状態でアーム31が軸31を中心に図示矢印
イ方向に180°回動することによって、第1のステージS
1におけるターンテーブル60上にセットされた1枚のキ
ャリア6の1つの円孔7内にウエーハWをセットする。
次に、ターンテーブル60が駆動されて、これに多重セ
ットされたキャリア6…が所定角度(本実施例では、90
°)だけ回動せしめられ、前記と同様の操作によって次
の、カセット10から取り出された2枚目のウエーハWが
キャリア6の次の円孔7にセットされる。
以上の操作が所定回数(本実施例の場合、4×5=20
回)だけ繰り返されると、第1のステージS1におけるタ
ーンテーブル60上の全てのキャリア6…の円孔7…には
計20枚のウエーハW…がセットされる。
次に、第3アーム旋回ロボット40が駆動され、第1の
ステージS1にある1枚のキャリア6が、これにセットさ
れた4枚のウエーハW…と共にラップ盤Aの下定盤2上
にセットされる。即ち、第3アーム旋回ロボット40のア
ーム42が軸41を中心に回動され、これに支持された吸着
板43が第2図に鎖線にて示すように、第1のステージS1
にセットされたキャリア6…上に位置すると、該吸着板
43に設けられた前記吸着部43a…,43bが共にONされて、
最上部に位置する1枚のキャリア6と、これにセットさ
れた4枚のウエーハW…が吸着板43に吸着される。この
状態でアーム42が軸41を中心に第1図の矢印ロ方向に旋
回し、これに支持された吸着板43がラップ盤Aの所定位
置に位置したときにアーム42の旋回が停止され、吸着板
43の吸着部43a…,43b…がともにOFFされて、該吸着板43
からキャリア6及びウエーハW…が離れ、キャリア6は
太陽歯車4と内歯歯車5に噛合して下定盤2上の所定位
置S3にセットされる。
而して、本実施例では、太陽歯車4と内歯歯車5は、
前述のようにその各歯4a,5aの上部端面がテーパ面4a−
1,4a−1、5a−1,5a−1によって面取りされている(第
4図(a),(b)参照)ため、キャリア6の外周歯6a
…の位相が太陽歯車4と内歯歯車5に対してズレていて
も、該キャリア6の外周歯6a…は太陽歯車4と内歯歯車
5のテーパ面5の歯4a−1,4a−1、5a−1,5a−1に案内
されて、これら太陽歯車4と内歯歯車5の歯4a…,5a…
に確実に噛合する。この結果、各キャリア6は如何なる
場合もその歯6a…が太陽歯車4と内歯歯車5の歯4a…,5
a…に干渉することがなく下定盤2上へのキャリア6の
セットが常に正しく行われる。
上記のように下定盤2上へのキャリア6のセットが終
了すると、下定盤2が所定角度(72°)だけ回動されて
これの割り出しがなされ、以後は前記と同様の操作によ
って、第1のステージS1上にセットされた次のキャリア
6が、4枚のウエーハW…と共に下定盤2上の所定位置
S3にセットされる。
上記操作を、第1のステージS1上にセットされた残り
3枚のキャリア6…についても繰り返すことによって、
第1図に示すようにラップ盤Aの下定盤2上には5枚の
キャリア6…が、これらにセットされた計20枚のウエー
ハW…と共に配置される。
以上の操作が完了すると、ラップ盤Aが駆動され、前
述のようにキャリア6…に保持された計20枚のウエーハ
W…の上下面が研磨される。
上記研磨加工が終了すると、上定盤1が第3図に示す
ように軸3に沿って持ち上げられるとともに、1枚目の
キャリア6が所定の位置S3に割り出される。すると、第
3アーム旋回ロボット40が再び駆動され、1枚目のキャ
リア6が、これにセットされた4枚のウエーハW…と共
に位置S3からウエーハ排出ステージS2に移動せしめられ
る。即ち、第3アーム旋回ロボッロ40のアーム42が軸41
を中心に回動して、これに支持された吸着板43が位置S3
にある1枚目のキャリア6上に位置すると、該吸着板43
に設けられた吸着部43a…,43b…が共にONされて1枚目
のキャリア6と、これにセットされた4枚のウエーハW
…が吸着板43に吸着される。この状態でアーム42が軸41
を中心に第1図の矢印ハ方向に180°旋回し、これに支
持された吸着板43がウエーハ排出ステージS2上に位置し
たときにアーム42の旋回が停止される。次に、吸着板43
が旋回せしめられ、これに吸着された1枚目のウエーハ
Wが第1図のS4位置に割り出され、次に該ウエーハWを
吸着していた1つの吸着部43aのみOFFされる。すると、
1枚目のウエーハWの吸着が解除され、該ウエーハWは
吸着板43から離れて水槽50の水中に落下し、第3図に示
すように水槽50の傾斜面50bに沿ってカセット55方向へ
移動し、第3図に鎖線にて示すように、その下限位置で
待機するカセット55の最上段に収納される。尚、この1
枚目のウエーハWが収納されると、エアシリンダ51が駆
動されてカセット55が1ピッチ分だけ上動せしめられ
て、次の2枚目のウエーハWの収納に備えられる。
上記作業が終了すると、吸着板43が所定角度(90°)
だけ回動されて次の2枚目のウエーハWがS4位置に割り
出され、以後は前記と同様の操作によってこの2枚目の
ウエーハWがカセット55内に収納される。
以下、同様にして1枚目のキャリア6の4枚全てのウ
エーハW…がカセット55内に収納されると、第3アーム
旋回ロボット40のアーム42が再び駆動されて第1図の矢
印ニ方向に旋回せしめられ、空になったキャリア6がウ
エーハ排出ステージS2から第2のステージS1′に移さ
れ、ここで吸着板43の吸着部43b…がOFFされてキャリア
6が、第2のステージS1′に設置されたターンテーブル
60上にセットされる。
以上の一連の操作をラップ盤Aの下定盤2上の2枚目
乃至5枚目のキャリア6…についても繰り返せば、研磨
加工が施された計20枚のウエーハW…の全てがカセット
55内に収納されるとともに、第2のステージS1′のター
ンテーブル60上には空になった5枚のキャリア6…が同
位相で多重セットされる。すると、第3図に示すエアシ
リンダ51が駆動されて保持部材53が凹部50Aの斜面50a−
1に沿って上動せしめられ、該保持部材53は凹部50aを
越えて上動せしめられると斜面50a−1によるガイドを
解除されるため、該保持部材53は、第3図に破線にて示
すように軸54を中心に回動して、その開口部が上になる
ようにして静止する。従って、保持部材53に保持された
カセット55を水槽50の水中から容易に取り出すことがで
きる。
以上によって研磨加工の1サイクルが自動的に完了す
るが、続けて研磨加工を実施するには、再び第1のステ
ージS1のターンテーブル60上に別の5枚のキャリア6…
がセットされ、以上と同様の操作が繰り返し行われる
が、2サイクル目以降においては、ラップ盤Aによって
研磨加工がおこなわれている間に、第2のローダー部
B′によって第2のステージS1′において多重セットさ
れている空のキャリア6…に、カセット10′に収納され
ている未加工ウエーハW…をセットすることができる。
以後同様にしてラップ盤Aによる研磨加工中に第1、
第2のローダー部B,B′を交互に用いて第1、第2のス
テージS1,S1′に多重セットされた空のキャリア6…に
予めウエーハW…をセットするようにすれば、キャリア
6…上へのウエーハW…のセット時間分だけサイクルタ
イムを短縮することができ、作業能率の向上を図ること
ができる。
又、本実施例では、各5枚のキャリア6…は第1、第
2のステージS1,S1′において多重セットされるため、
これらが大きなスペースを占めることがなく、装置の小
型化が図れる。
尚、本実施例において1サイクルの加工枚数に満たな
い20枚未満のウエーハW…について研磨加工を実施する
には、カセット10(10′)内にウエーハW…と共に、不
足枚数分のダミーウエーハを収納しておけばよい。又、
ラップ盤Aやキャリア6…の清掃は、ロード及びアンロ
ード時にスプレーや水タワシによって行われる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く、本考案によれば、ウエー
ハの研磨作業が高度に自動化され、多数枚のウエーハに
ついて研磨加工を短時間に的確に行うことができ、生産
効率が大幅に向上する効果がある。
また、本考案に係るラップ盤では、太陽歯車及び内歯
歯車の全歯について、その上部端面をテーパ面によって
面取りしたためキャリアを、その歯が太陽歯車と内歯歯
車の各歯と干渉することなく常に正しくセットすること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はウエーハ自動ラッピング装置の平面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III
線断面図、第4図は(a),(b)はそれぞれ太陽歯
車、内歯歯車の歯端面の面取りを示す斜視図である。 1…上定盤、2…下定盤、4…太陽歯車、5…内歯歯
車、4a,5a…歯車の歯、4a−1,5a−1…テーパ面、6…
キャリア、7…円孔、10…ウエーハカセット、20…第1
アーム旋回ロボット、30…第2アーム旋回ロボット、40
…第3アーム旋回ロボット、24a,32a,43a…真空吸着
部、42…アーム、43…吸着板、60…ターンテーブル、A
…ラップ盤、B…第1のローダー部、B′…第2のロー
ダー部、C…アンローダー部、S1…第1のステージ、
S1′…第2のステージ、S2…ウエーハ排出ステージ、a
…ウエーハ収納部、b…ウエーハ取出し・セット手段、
c…キャリアセット手段、d…ウエーハ回収部、e…キ
ャリア取出し・搬送手段、f…ウエーハ取出し・排出手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−131863(JP,A) 特開 昭53−103283(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラップ盤と、該ラップ盤にウエーハをキャ
    リアと一体でセットするための第1のローダー部および
    第2のローダー部を備えたウエーハローダー部と、研磨
    後のウエーハをラップ盤からキャリアと一体で取り出し
    て排出するための1系列のアンローダー部と、前記ウエ
    ーハローダー部の一部を構成し、かつ前記アンローダー
    部の一部を構成し、キャリアにウエーハをセットするた
    めのターンテーブルをもつ第1のステージおよび第2の
    ステージと、前記アンローダー部の一部を構成し、かつ
    キャリア内のウエーハを排出するためのウエーハ排出ス
    テージとを含んで構成され、 前記ラップ盤は、上定盤および下定盤と、下定盤上の中
    央に設けた太陽歯車と、下定盤の外周に固定した内歯歯
    車と、太陽歯車および内歯歯車に噛合して上定盤・下定
    盤間で遊星運動をする複数枚のキャリアとを備え、かつ
    太陽歯車および内歯歯車は、全歯について上部端面をテ
    ーパ面に面取りしたものであり、 前記キャリアは、中心軸の回りに同一直径のウエーハを
    保持するための円孔を同一ピッチ円上に等角度ピッチで
    備えたものであり、 第1のローダー部と第2のローダー部は実質的に同一の
    構成から成るものであって、第1のローダー部は、ウエ
    ーハカセットから成るウエーハ収納部と、ウエーハを前
    記第1のステージ上で前記キャリアにセットするための
    第1アーム旋回ロボットおよび第2アーム旋回ロボット
    から成るウエーハ取出し・セット手段と、研磨後のウエ
    ーハを前記キャリアと一体で前記ラップ盤から取り出し
    た後キャリアからウエーハを排出するための第3アーム
    旋回ロボットから成りキャリア取出し・搬送手段および
    ウエーハ取出し・排出手段をも構成するキャリアセット
    手段とを備え、第1アーム旋回ロボットおよび第2アー
    ム旋回ロボットは、それぞれアームの先部にウエーハ吸
    着用の真空吸着部を備え、第3アーム旋回ロボットはア
    ームの先部に吸着板を備え、該吸着板はウエーハ吸着用
    の真空吸着部を前記キャリアの複数の円孔に対応した形
    態で備えるとともにキャリア吸着用の真空吸着部を備
    え、かつ該円孔のピッチ角度と同一角度ピッチで間欠的
    に自転可能とし、 第2のローダー部は、前記キャリアセット手段を第1の
    ローダー部と共有し、アンローダー部は、ウエーハ回収
    部を含むとともに、前記キャリアセット手段を共有して
    おり、 前記ラップ盤、第1のステージ、第2のステージおよび
    ウエーハ排出ステージは、第3アーム旋回ロボットのア
    ームの旋回範囲内に配置され、第1のステージおよび第
    2のステージはそれぞれ前記ターンテーブルを備え、該
    ターンテーブルは複数枚のキャリアを多重にセットし
    て、これらを前記円孔のピッチ角度と同一角度ピッチで
    間欠的に自転させうるものであり、ウエーハ排出ステー
    ジは前記ウエーハ回収部の直上に位置していることを特
    徴とするウエーハの自動ラッピング装置。
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