JP2505325Y2 - ウェットス―ツ - Google Patents
ウェットス―ツInfo
- Publication number
- JP2505325Y2 JP2505325Y2 JP1992086913U JP8691392U JP2505325Y2 JP 2505325 Y2 JP2505325 Y2 JP 2505325Y2 JP 1992086913 U JP1992086913 U JP 1992086913U JP 8691392 U JP8691392 U JP 8691392U JP 2505325 Y2 JP2505325 Y2 JP 2505325Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wetsuit
- neck
- opening
- base material
- fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案はダイビング、サーフィ
ン等のマリンスポーツにおいて使用されるウェットスー
ツに係り、詳しくは、首等の挿通用開口部からむやみに
水が進入したりすることのないように、首等の挿通用開
口部が肌をある程度締めつけるようにしてなるタイプの
ウェットスーツの改良に関するものである。
ン等のマリンスポーツにおいて使用されるウェットスー
ツに係り、詳しくは、首等の挿通用開口部からむやみに
水が進入したりすることのないように、首等の挿通用開
口部が肌をある程度締めつけるようにしてなるタイプの
ウェットスーツの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェットスーツは、ネオプレンゴム等の
発泡性ゴム薄板を基材とし、適宜必要に応じてジャージ
等の伸縮性を有する編生地を表面及び/又は裏面へ貼着
してなる素材を用い、首部及び両手両足部を夫々挿通す
るための各開口部と、首挿通用開口部から背中に沿って
腰付近まで又は首挿通用開口部から胸部を通って腹部付
近まで裂開された着脱用開口部を有し、着脱時に着脱用
開口部に設けられたファスナー等の留め具を係脱するこ
とによりウェットスーツを着脱するような構造としたワ
ンピース型のものや、上着部とズボン部に分かれ着脱用
開口部を各1つずの合計2つを有するツーピース型のも
のが一般的である。すなわち、ウェットスーツにおいて
は首部及び両手両足部を夫々挿通するための各開口部以
外に、着脱するための着脱用開口部が必要とされる。
発泡性ゴム薄板を基材とし、適宜必要に応じてジャージ
等の伸縮性を有する編生地を表面及び/又は裏面へ貼着
してなる素材を用い、首部及び両手両足部を夫々挿通す
るための各開口部と、首挿通用開口部から背中に沿って
腰付近まで又は首挿通用開口部から胸部を通って腹部付
近まで裂開された着脱用開口部を有し、着脱時に着脱用
開口部に設けられたファスナー等の留め具を係脱するこ
とによりウェットスーツを着脱するような構造としたワ
ンピース型のものや、上着部とズボン部に分かれ着脱用
開口部を各1つずの合計2つを有するツーピース型のも
のが一般的である。すなわち、ウェットスーツにおいて
は首部及び両手両足部を夫々挿通するための各開口部以
外に、着脱するための着脱用開口部が必要とされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ウェットスー
ツを着用する者から言うと、自分の身体の動きに無理な
く従い、ちょうど自分の身体の周りにさらにもう一枚皮
膚で覆ったように、ぴったりとフィットしてくれるもの
が理想のものと言える。そのため、留め具がないことが
一番好ましいけれども、一方でウェットスーツを着脱す
るためには着脱用開口部がどうしても必要とすることが
従来の発想であった。従って、上述のようにウェットス
ーツの前部又は背部等に着脱用の開口部を有する構造で
は、留め具を設けることにより留め具及び留め具を取り
付けた縫い目等からの入水を防ぐための防水手段をさら
に講じなければならず非常に煩わしくかつ困難なもので
あった。又、防水性を有する留め具を設けたウェットス
ーツもあるが、ウェットスーツ本体に対して留め具の経
済的負担が大きく全体として高価なものとなってしまい
好ましくない。
ツを着用する者から言うと、自分の身体の動きに無理な
く従い、ちょうど自分の身体の周りにさらにもう一枚皮
膚で覆ったように、ぴったりとフィットしてくれるもの
が理想のものと言える。そのため、留め具がないことが
一番好ましいけれども、一方でウェットスーツを着脱す
るためには着脱用開口部がどうしても必要とすることが
従来の発想であった。従って、上述のようにウェットス
ーツの前部又は背部等に着脱用の開口部を有する構造で
は、留め具を設けることにより留め具及び留め具を取り
付けた縫い目等からの入水を防ぐための防水手段をさら
に講じなければならず非常に煩わしくかつ困難なもので
あった。又、防水性を有する留め具を設けたウェットス
ーツもあるが、ウェットスーツ本体に対して留め具の経
済的負担が大きく全体として高価なものとなってしまい
好ましくない。
【0004】さらに、背部に留め具があるとダイビング
スーツにおいては留め具が邪魔になりボンベが背負いず
らく背中を痛めやすいという欠点を有し、前部に留め具
があるとサーフィンスーツにおいては留め具が邪魔にな
り腹這いがしずらく腹部等を痛めたり、サーフィンボー
ドを傷つけてしまうという欠点を有するとともに、留め
具自体は伸縮性を有するものではないためウェットスー
ツの伸びを抑制し、動きずらく違和感のあるものである
ということは否めない。本願考案はこれらの課題に対処
しようとするものであり、鋭意研究の結果、以下に記載
のように首部及び両手両足部以外に独立した着脱用開口
部を設けることなくウェットスーツの着脱を可能にする
という理想的なウェットスーツを開発したことにより、
その目的を達成することができたものである。
スーツにおいては留め具が邪魔になりボンベが背負いず
らく背中を痛めやすいという欠点を有し、前部に留め具
があるとサーフィンスーツにおいては留め具が邪魔にな
り腹這いがしずらく腹部等を痛めたり、サーフィンボー
ドを傷つけてしまうという欠点を有するとともに、留め
具自体は伸縮性を有するものではないためウェットスー
ツの伸びを抑制し、動きずらく違和感のあるものである
ということは否めない。本願考案はこれらの課題に対処
しようとするものであり、鋭意研究の結果、以下に記載
のように首部及び両手両足部以外に独立した着脱用開口
部を設けることなくウェットスーツの着脱を可能にする
という理想的なウェットスーツを開発したことにより、
その目的を達成することができたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願考案は、ネオプレン
ゴム等の発泡性ゴム薄板(1)の内面にパイル化なし得
る編生地(2)を貼着して細微にして密集したパイル状
起毛を発生せしめ、各方向に高度の伸長率を以て伸縮を
可能ならしめるパイル状起毛面を有する素材とするとと
もに、この素材を、首まわりにぴったり合う形状をした
立ち衿部(6)を有する1つの首挿通用開口部(3)
と、手首もしくは腕まわりにぴったり合う形状をした袖
口部(7)を有する左右2つの手挿通用開口部(4,
4)と、足首もしくは脚まわりにびったり合う形状をし
た裾部(8)を有する左右2つの足挿通用開口部(5,
5)とに設けてなる構成とすることにより、首等の挿通
用開口部が肌をある程度締めつけるようにしてなるタイ
プの通常のウェットスーツの着脱においては、必要不可
欠なファスナー等の留め具を備えた着脱用開口部を除去
した構造のウェットスーツ(A)としてなるものであ
る。このようにしたウェットスーツ(A)は、首挿通用
開口部を拡げることにより着脱することとなる。尚、こ
こで言うパイル化なし得る編生地とは、特公昭38−1
1189号公報に記載された編生地の表面にパイル状起
毛を発生せしめてパイル化をなし得る伸縮性を有する編
生地をいう。
ゴム等の発泡性ゴム薄板(1)の内面にパイル化なし得
る編生地(2)を貼着して細微にして密集したパイル状
起毛を発生せしめ、各方向に高度の伸長率を以て伸縮を
可能ならしめるパイル状起毛面を有する素材とするとと
もに、この素材を、首まわりにぴったり合う形状をした
立ち衿部(6)を有する1つの首挿通用開口部(3)
と、手首もしくは腕まわりにぴったり合う形状をした袖
口部(7)を有する左右2つの手挿通用開口部(4,
4)と、足首もしくは脚まわりにびったり合う形状をし
た裾部(8)を有する左右2つの足挿通用開口部(5,
5)とに設けてなる構成とすることにより、首等の挿通
用開口部が肌をある程度締めつけるようにしてなるタイ
プの通常のウェットスーツの着脱においては、必要不可
欠なファスナー等の留め具を備えた着脱用開口部を除去
した構造のウェットスーツ(A)としてなるものであ
る。このようにしたウェットスーツ(A)は、首挿通用
開口部を拡げることにより着脱することとなる。尚、こ
こで言うパイル化なし得る編生地とは、特公昭38−1
1189号公報に記載された編生地の表面にパイル状起
毛を発生せしめてパイル化をなし得る伸縮性を有する編
生地をいう。
【0006】
【作用】首挿通用開口部を拡げると、ウェットスーツの
基材は発泡性ゴム薄板なので約5〜7倍は伸張すること
が可能であり、基材の発泡性ゴム薄板の伸張に伴って該
基板の内面に貼着されたパイル化処理を施しパイル状起
毛面を設けた編生地も伸張されることとなり、ウェット
スーツの着脱に可能な大きさまで拡げられる。首挿通用
開口部の拡張は前記編生地が伸張可能な約3倍以上は伸
張することがないので、基材となる発泡性ゴム薄板が伸
張しすぎて破断することはない。ウェットスーツの首挿
通用開口部が3倍程度伸張すると、例えば、40cmの
首回りのウェットスーツであれば120cm程度に伸張
し首挿通用開口部が拡げられるので、尻部や胸部も容易
に挿通してウェットスーツを着脱することが可能とな
る。パイル状起毛面の伸張は、図3に示すように平常時
は(イ)の状態であるが、伸張時は(ロ)又は(ハ)に
示すように、接着部(12)は基材とともループ状を維
持したまま、非接着部(11)だけがループ状を崩して
伸張しウェットスーツの素材全体が伸張することとな
る。
基材は発泡性ゴム薄板なので約5〜7倍は伸張すること
が可能であり、基材の発泡性ゴム薄板の伸張に伴って該
基板の内面に貼着されたパイル化処理を施しパイル状起
毛面を設けた編生地も伸張されることとなり、ウェット
スーツの着脱に可能な大きさまで拡げられる。首挿通用
開口部の拡張は前記編生地が伸張可能な約3倍以上は伸
張することがないので、基材となる発泡性ゴム薄板が伸
張しすぎて破断することはない。ウェットスーツの首挿
通用開口部が3倍程度伸張すると、例えば、40cmの
首回りのウェットスーツであれば120cm程度に伸張
し首挿通用開口部が拡げられるので、尻部や胸部も容易
に挿通してウェットスーツを着脱することが可能とな
る。パイル状起毛面の伸張は、図3に示すように平常時
は(イ)の状態であるが、伸張時は(ロ)又は(ハ)に
示すように、接着部(12)は基材とともループ状を維
持したまま、非接着部(11)だけがループ状を崩して
伸張しウェットスーツの素材全体が伸張することとな
る。
【0007】
【効果】上述したような本願考案のウェットスーツは、
常識では今まで到底考えられなかった構造のウェットス
ーツとしたことにより、着脱用の開口部を前部又は背部
等に設け、かつ、留め具を設けるという必要がなく、余
分な手間が省け効率良く簡単に作ることができる生産性
を高めたものとすることができるとともに、留め具や防
水手段に対する費用がかからず非常に経済的なものとす
ることができた。
常識では今まで到底考えられなかった構造のウェットス
ーツとしたことにより、着脱用の開口部を前部又は背部
等に設け、かつ、留め具を設けるという必要がなく、余
分な手間が省け効率良く簡単に作ることができる生産性
を高めたものとすることができるとともに、留め具や防
水手段に対する費用がかからず非常に経済的なものとす
ることができた。
【0008】また、留め具を有さないことからボンベが
背負いずらく背中を痛めてしまったり、腹這いがしずら
く腹部等を痛めてしまったりする恐れがなくなるととも
に、非常に動きやすく今までのように動作が抑制された
違和感を覚えるということは全くない身体によりフィッ
トしたウェットスーツとすることができた。さらに、着
脱が非常に簡単に行うことができるという特徴を有する
今までにない色々な効果を備えたウェットスーツとする
ことができた。
背負いずらく背中を痛めてしまったり、腹這いがしずら
く腹部等を痛めてしまったりする恐れがなくなるととも
に、非常に動きやすく今までのように動作が抑制された
違和感を覚えるということは全くない身体によりフィッ
トしたウェットスーツとすることができた。さらに、着
脱が非常に簡単に行うことができるという特徴を有する
今までにない色々な効果を備えたウェットスーツとする
ことができた。
【図1】 本願考案のウェットスーツを示す(イ)正面
図、(ロ)背面図。
図、(ロ)背面図。
【図2】 本願考案のウェットスーツの(イ)構成を説
明する要部拡大図及び(ロ)素材を説明する拡大図。
明する要部拡大図及び(ロ)素材を説明する拡大図。
【図3】 本願考案のウェットスーツの素材の伸張を示
す拡大略説明図。
す拡大略説明図。
【図4】 本願考案のウェットスーツの使用説明図。
A・・・・・・・ウェットスーツ 1・・・・・・・発泡性ゴム薄板 2・・・・・・・パイル化なし得る編生地 3・・・・・・・首挿通用開口部 4・・・・・・・手挿通用開口部 5・・・・・・・足挿通用開口部6・・・・・・・立ち衿部 7・・・・・・・袖口部 8・・・・・・・裾部 10a,10b,10c・・編目 11・・・・・・・非接着部 12・・・・・・・接着部
Claims (1)
- 【請求項1】 ネオプレンゴム等の発泡性ゴム薄板から
なる基材の内面にパイル化なし得る編生地を貼着してパ
イル状起毛面を設けてなる構成とした素材を、首まわり
にぴったり合う形状をした立ち衿部を有する首挿通用開
口部と、手首もしくは腕まわりにぴったり合う形状をし
た袖口部を有する左右の手挿通用開口部と、足首もしく
は脚まわりにぴったり合う形状をした裾部を有する左右
の足挿通用開口部とに設けてなる構成としたことを特徴
とするウェットスーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086913U JP2505325Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | ウェットス―ツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086913U JP2505325Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | ウェットス―ツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721499U JPH0721499U (ja) | 1995-04-18 |
JP2505325Y2 true JP2505325Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=13900091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086913U Expired - Lifetime JP2505325Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | ウェットス―ツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505325Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10237711A (ja) * | 1997-02-20 | 1998-09-08 | Shi World:Kk | スポーツ用スーツ |
US7395553B2 (en) * | 2006-02-03 | 2008-07-08 | Patagonia, Inc. | Wetsuit |
JP6158745B2 (ja) | 2014-04-23 | 2017-07-05 | ヌーベルバーグ・インターナショナル株式会社 | 運動用保護衣 |
JP6087869B2 (ja) * | 2014-05-07 | 2017-03-01 | 亙 風間 | 防水服 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4999845B1 (en) * | 1989-09-14 | 1993-05-11 | Ocean Pacific Sunwear Limited | Wet suit |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP1992086913U patent/JP2505325Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0721499U (ja) | 1995-04-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |