JP2505289B2 - ボタン供給装置 - Google Patents

ボタン供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ボタン付けミシンに対し、ボタンを順次
供給するためのボタン供給装置、詳しくは、ボタンをボ
タン供給部から水平に搬送してボタン付けミシンに供給
するようにした新規なボタン供給装置に関する。
[従来の技術] 従来、ボタン付けミシンのボタン保持部へボタンを供
給する装置としては第8図及び第9図に示すようなもの
がある。
図において、作業台1上にはボタン付けミシン2及び
ボタン供給部3が設けられ、このボタン供給部3とボタ
ン付けミシン2との間にはボタン案内体4が設けられて
いる。このボタン案内体4には、ボタンBをその自重に
より落下させるための斜状のボタン移送通路5が形成さ
れており、このボタン移送通路5と、ボタン供給部3の
上方に形成されたボタン排出口3aとの間には、シュータ
部材6が設けられている。
そして、ボタン供給部3の底部に収納されているボタ
ンBは、同供給部3の螺旋状の通路3bに沿って上方へ移
動して行き、ボタン表面が上方に向いた状態で順次排出
口3aから連続的に排出される。ボタン供給部3aから排出
されたボタンBはその自重によりシュータ部材6及びボ
タン移送通路5を滑降し、途中でボタン移送通路5中に
設けられたボタン個別送り機構7により一旦停止され、
その後最後のものから1個ずつ間欠的に送られて移送通
路5の終端部に至り、ここで同終端部直下に位置するボ
タン搬送体8の支持部8aにより略水平状態に保持され
る。すると、上方に位置していた棒状のボタン位置修正
部材9がボタンBの上面(表面)上に下降して回転し、
ボタンBを回転させる。これにより、ボタンBのボタン
縫着孔Ba,Baが、前記ボタン搬送体8に突設された位置
決めピン8b,8bと合致して嵌合し、ボタンBは所定の位
置に保持される。この後、ボタン搬送体8は回動軸8cを
中心に矢符A方向に回転し、位置決めピン8b,8bにて係
止したボタンBをボタン付けミシン2の一対のボタン挟
持部10,10中に圧入させる。そして、ボタン挟持部10,10
が上昇し、保持したボタンBがボタン搬送体8の位置決
めピン8bから抜脱すると、ボタン支持部8は矢符A′方
向に回転してボタン待機位置へ復帰し、ボタン個別送り
機構7から送られてくる次のボタンBを保持する。
以上のようにして、従来のボタン供給装置はミシン2
のボタン挟持部10,10にボタンBを供給するようになっ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のボタン供給装置にあって
は、ボタン供給部3から排出されたボタンBが、その自
重によってシュート部材6及びボタン移送通路5を滑降
するようになっているため、使用するボタンBの材質及
び重さなどによっては、ボタンBが円滑に前記経路5,6
を滑降せず、ミシン2への供給不良が発生する場合があ
った。
例えば、ボタンBが軽量で、しかもポリエチレン等の
静電気の発生し易い材質から成るものであった場合に
は、前記経路5,6を滑降する際に発生する静電気によ
り、ボタン同志が重なり合ったり、経路内に吸着したり
して、ボタンBが詰まり、ミシン2にボタンBが供給さ
れないことがあった。これは、特に冬場などの湿度の低
い季節に発生し易く、このような場合には、詰まったボ
タンの取り出し作業に手間がかかるばかりでなく、ボタ
ン挟持部10,10にボタンBが供給されないままミシン2
が縫製サイクルを実行してしまい、無用な縫目が布に形
成されるといった不都合も発生し、生産性が著しく低下
するという問題があった。
また、ボタンBを供給部3から待機位置まで滑降させ
るためには、供給部3から待機位置に至る落差を十分に
とる必要があり、そのため、どうしても供給部3の排出
口3aを作業台1からかなり高い位置に設定しなければな
らない。このため、作業者は、通常の作業姿勢、つまり
作業台1の前に置かれている椅子CHに腰掛けた姿勢で、
供給部3内のボタン残量を確認することができず、確認
に際しては、その都度椅子CHから立ち上がらなければな
らないという作業上の不便さもあった。
この発明は前記問題点に着目して成されたもので、ボ
タンを確実にミシンへ供給することができると共に、作
業者が通常の姿勢をとりながら容易にボタン供給部内の
ボタン残量を確認することができる、生産性及び作業性
に優れたボタン供給装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、ボタン供給部の排出口より順次排出され
る各ボタンを、それぞれ一定の間隔を保持しつつ水平環
状経路に沿って移動させ、そのボタンを、水平環状経路
中に設定された第1の排出位置より排出させるボタン搬
送機構と、ボタン縫着孔に嵌挿可能な係止ピンを突設し
て成るボタン保持部が前記排出部の直下からボタン付け
ミシンのボタン挟持部に亘って水平に往復旋回移動する
旋回アームと、前記排出部より排出されたボタンをその
直下に位置する係止ピン上で回転させ、ボタン縫着孔と
係止ピンとを合致させるボタン位置修正機構と、を備え
て成り、前記ボタン搬送機構を、水平環状経路に沿って
等間隔に形成された複数のボタン挿通用の切欠部を有
し、所定の駆動手段により同水平環状経路の回動軸線を
中心に水平に間欠回転する円形の回動板と、この回動板
の下面に重合するよう保持されると共に、同回動板のボ
タン挿通部と連通する第1、第2の開口部を有し、第1
の開口部を前記第1の排出位置に位置させる一方、第2
の開口部を第1の排出位置からボタン供給部の排出口に
至る間に設定した第2の排出位置に位置させて成るボタ
ン支持体と、により構成し、かつ、前記駆動手段による
回動板の回転方向を切り換える制御手段を設け、この制
御手段により、ボタン供給動作指令に応じて回動板を正
方向へ回転させ、ボタン挿通部内のボタンを第1の開口
部より排出させるようにすると共に、ボタン排出指令に
応じて第2の回転板を逆方向へ回転させ、第2の開口部
より排出させるようにしたものである。
[作 用] この発明において、作業者がボタン供給動作開始指令
を入力すると、制御手段は、駆動手段を制御して回動板
を正方向に間欠回転させる。これにより、ボタン供給部
の排出口から送り出されたボタンは、排出口で一時停止
する回動板の切欠部内に一つずつ挿入され、その下面を
ボタン支持体の底部によって支持される。
そして、それらボタンは、ボタン支持体の周縁部に案
内されながら水平環状経路を回動板によって送られて行
き、ボタン支持体の開口部に達した時点でその直下に位
置している旋回アームの係止ピン上へ排出される。ここ
で、ボタン位置修正機構が作動し、ボタンを回転させて
そのボタン縫着孔を係止ピンに嵌挿させ、旋回アームに
確固に保持させる。
このように、ボタンは、ボタン供給部から排出された
後、回動板及び旋回アームによって、強制的に送られる
ため、静電気などの発生に全く影響されることなく確実
にミシンへ供給される。
さらに、ボタンの移動経路を略水平に設定したため、
ボタン供給部の排出口の位置を低く設定することがで
き、作業者はボタン供給部内のボタン残量を通常の姿勢
を取りながら容易に確認することができる。
また、製品の変更などに伴ない供給すべきボタンの種
類を変更する場合、作業者がボタン排出指令を入力する
と、これを受けた制御手段が駆動手段を制御し、回動板
を逆方向へ回転させるため、それ以前の供給動作により
回動板の挿通部内に残留している不要なボタンは第2の
開口部から自動的に外部へ排出される。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図ないし第7図に基
づき説明する。
図において、12は作業台11上に設置されたボタン付け
ミシンであり、このミシン12にはボタンBをミシベッド
12a上で水平に保持する一対のボタン挟持腕(ボタン挟
持部)12b,12bが昇降可能に設けられている。13は同じ
く作業台11上に固定した円筒状のボタン供給部であり、
その底面部13aに収納されたボタンBを所定の微振動に
よって内壁面に形成された螺旋状の通路13bに沿って上
昇させ、最終的に、表面を上に向けた状態でボタンBを
排出口13cから順次連続的に排出するようになってい
る。
14は、作業台11上に固定した駆動手段としてのモータ
15を介して水平に保持された円盤状の回動板であり、モ
ータシャフト15aと共に正方向または逆方向へ1/8回転ず
つ間欠的に回転するようになっている。また、この回動
板14の周縁部には、一個のボタンBを嵌挿させ得る程度
の大きさを有するボタン挿通用の切欠部14aが複数個
(ここでは8個)穿設されており、これら切欠部14a
は、回動板14の間欠停止時において、ボタン供給部13の
排出口13cの近傍に順次停止するよう配置されている。
また16は前記回動板14に下面より嵌合させたボタン支持
体である。このボタン支持体16は第4図に示すように、
円形の底部16aとその底部16aの周縁に突設した環状突部
16bとにより薄型円筒状を成しており、前記環状突部16b
には、前記ボタン供給部13の排出口13cに対向してボタ
ン導入口16b1が形成されている。また前記底部16aに
は、回動板14の間欠停止時において、ボタン挿通孔14a
と連通する第1の開口部16a1第2の開口部16a2とが、そ
れぞれ第1の排出位置と第2の排出位置とに設けられて
いる。
この実施例では、第1の排出位置を前記ボタン供給部
13の排出口13cから最も離れた位置、すなわち、排出口1
3cから180゜回転した切欠部14aの位置をボタン排出位置
としており、また、第2の排出位置は、第1の排出位置
とボタン供給部13の排出口13cとの中間位置、つまり、
切欠部14aが排出口13cから正方向270゜(逆方向へ90
゜)回転した位置としている。
なお、上記14,15,16によりボタン搬送機構が構成され
ている。
17は、前記作業台11上に固定した支持台18の側面に取
り付けて成るアーム回動モータであり、前記回動板14の
間欠回転動作に同期して回動軸17aが所定の角度範囲を
往復回転するようになっている。19は前記回動軸17aの
下端部に固定した旋回アームで、前記回動軸17aと一体
に水平に往復回転移動を行うようになっており、その往
復回転移動によって先端部上面に突設された4本の係止
ピン19a(第5図参照)が前記ボタン支持体16の開口部1
6a1の直下からミシン12のボタン挟持部12bに至る範囲を
往復移動する。
20は前記支持台18によって、昇降及び回動可能に保持
された棒状のボタン位置修正部材である。
このボタン位置修正部材20は、リンク部材21,22を介
してシリンダ23のロッド23aに連結されると共に、ギヤ2
4,25を介してモータ26の回動シャフト26aに連結されて
おり、前記シリンダロッド23aの進退に連動して前記ボ
タン排出位置上を昇降すると共に、回動ロッド26aの回
動に応じて回動するようになっている。なお、上記20〜
26aによりボタン位置修正機構27を構成している。
また、第6図はこの実施例における制御手段を示す図
である。図示のように、この制御手段は、CPU28a,ROM28
b,RAM28c等から成る周知のマイクロコンピュータ28によ
り構成されており、ここから出力される制御信号により
ボタン付けミシン12,ボタン供給部13,モータ15,17,26及
びシリンダ23等の駆動が制御されるようになっている。
また、29はボタン供給動作開始指令、ボタン排出指令な
どをはじめとする種々の指令、及びデータをCPU28aへ入
力するための入力装置である。
以上の構成に基づき、次に作用を説明する。
入力装置29からボタン供給開始指令が入力されると、
CPU28aによりモータ15は駆動を開始し、回動板14を正方
向(矢符D方向)に1/8回転ずつ間欠回転させて行く。
この回転板14のボタン挿通用の切欠部14aは、順次ボタ
ン供給部13の排出口13cにて一時停止し、その間に、ボ
タン供給部13の排出口13cから排出される最前のボタン
Bが切欠部14a内に嵌入し、ボタン支持体16の底部によ
って水平に保持される。そして、切欠部14a内に嵌入し
たボタンは、ボタン支持体16の環状突部16bに案内され
ながら第7図(a)を示すように水平環状経路Oに沿っ
て回動板14と共に間欠的に回転移動して行き、前記排出
口13cから180゜移動した時点で排出位置に達し、ここで
ボタン支持体16の底部16aに形成されている第1の開口
部16a1内に落下し、その直下に位置している旋回アーム
19の係止ピン19aにて保持される。
ここで、CPU28aからの制御信号を受けてシリンダ23及
びモータ26が作動し、排出位置上方に位置しているボタ
ン位置修正部材20を回転させつつ下降させ、その下端部
に設けられている高摩擦部材20aをボタンBの上面に圧
接させる。これにより、ボタンBは係止ピン19a上で回
転し、ボタン縫着孔Baが係止ピン19aに合致してこれに
嵌合し、旋回アーム19により硬固に保持される。
その後、旋回アーム19は、CPU28aからの制御信号を受
けて作動するモータ17によって回動軸17aを中心に矢符
C方向へ水平に回転し、保持しているボタンBを一対の
ボタン挟持部12b,12b間に圧入して保持させる。ここ
で、ボタン挟持部12b,12bは一旦上昇してボタンBを係
止ピン19aから抜脱させ、それに応じて旋回アーム19は
元の開口部16a1下方へ復動回転(矢符C′へ回転し)
し、次に切欠部16aから排出されて来るボタンBを保持
すべく待機する。
このように、この実施例においては、回動板14及び旋
回アーム19が、ボタン供給部13より排出されるボタンB
を一個ずつ強制的に移動させてミシン12への供給を行う
ようになっているため、例えばボタンBが軽量かつ静電
気の発生し易い材質で形成されていたとしても、ボタン
Bが経路中に付着したり、ボタン同志が重なり合って経
路中に詰まったりするといった不都合が発生する余地は
全くなくなり、確実にボタンBをミシン12へ供給するこ
とができ、ミシン12による空縫い動作の発生率を大幅に
低減することができる。
また、回動板14及び旋回アーム19によるボタンBの移
送経路は略水平であるため、ボタン供給部13は極めて低
い位置、すなわち、ボタン挟持部12b,12bと略同一の高
さに設定することができる。
従って、作業者は作業台11前の椅子CHに腰掛けた通常
の姿勢をとりながら、容易にボタン供給部13内のボタン
残量を確認することができる。
ところで、上述のようなボタン供給動作において、縫
製品の変更に伴い、ボタンの種類を変更する必要が生じ
た場合には、ボタン供給部13内のボタンBを入れ替ると
共に、それまでに回動板14の切欠部14a内に供給されて
いたボタンBを一つずつ摘み出すのは、極めて面倒であ
り、しかも、その際にはボタンBと切欠部14aとの間隙
が狭いため、ピンセットなどを用いなければならないと
いう煩わしさもあり、作業能率の低下を招くといった不
都合がある。
そこで、この実施例では、入力装置29よりボタン排出
指令を入力することにより、回動板14に供給されている
ボタンの取り出しを迅速かつ自動的に行ない得るように
なっている。すなわち、ボタン排出指令を入力すると、
これを受けてマイクロコンピュータ28がボタン供給部13
の駆動を停止させると共にモー15を逆駆動させて回動板
14を第7図に示すように逆回転させ、切欠部14a内に供
給されているボタンBを第2の開口部16a2へ向けて排出
させるようになっている。この際、第2開口部16a2の下
方にボタンを受けるための容器を設けておけば、排出さ
れるボタンBを容易に回収することができる。
なお、上記実施例においては、4個のボタン縫着孔Ba
を有する。所謂4つ孔ボタンを対象としたため、旋回ア
ーム19に4本の係止ピン19aを設けたが、2つ孔ボタン
の供給を行う場合には、ボタン縫着孔の位置に合わせて
2本の係止ピンを設ければ良い。
また、回動板14の間欠回転の角度、ボタン挿通用の切
欠部14aの数、第1,第2の開口部16a1,16a2の位置等につ
いても、必要に応じて適宜変更可能である。例えば、ボ
タン挿通用の切欠部14aの数を8個又は3個以上または
以下とすることも可能である。その場合、各切欠部14a
を前記排出口13c及び第1の開口部16a1で停止させるよ
うにするためには、回動板14の間欠回転の角度を、2π
/a・n(aはボタン挿通用の切欠部の数、nは整数)と
する必要がある。但し、切欠部14aの数aを奇数とする
場合には、nの値を偶数として前記角度を設定するか、
あるいは、上記実施例における排出口13aと開口部16a1
との平面上の位置関係を変更する必要がある。
さらには、第2の開口部16a2は、回動板14の正方向の
回転において、水平環状経路O中の第1の開口部16a1か
らボタン供給部13の排出口13cに至る間であれば、特に
上記実施例で示した位置に限らず、その他の位置、例え
ば排出口13cから225゜または315゜の位置等に設定して
も良い。
また、ボタン挿通用の切欠部14aを必要最大数設けて
おき、必要とする切欠部14aのみを選択的にボタン供給
動作に供するようにすることも可能であり、これを実現
するためには、例えば回動板14の間欠回転角度を、2π
/a(aはボタン挿通用切欠部の必要最大数)から、それ
以上に適宜設定するとか、あるいは、ボタンの授受を行
わせる必要のない切欠部については、排出口13c及び第
1の開口部16a1における停止時間をごく短時間に設定す
る、などといった手段を講じれば良い。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明に係るボタン供給装置
にあっては、ボタン搬送機構の回動板と旋回アームとに
よって、ボタン供給部から排出されるボタンを一個ずつ
強制的に水平移動させてボタン付けミシンへ供給するよ
うになっているため、ボタンをその自重によって滑降さ
せる従来のもののように静電気の影響を受けることもな
くなり、いかなる材質及び重さを有するボタンも確実に
ボタン付けミシンへ供給することができる。このため、
ミシンにおける空縫い動作の発生率を大幅に低減するこ
とができ、生産性は大幅に向上する。
さらに、ボタン供給部からボタン付けミシンに至るボ
タンの供給経路を略水平としたため、ボタン供給部はボ
タン挟持部と略同一の極めて低い位置に設定可能とな
り、作業者は通常の姿勢を取りながら容易にボタン供給
部内のボタン残量を確認することができ、作業性も著し
く改善される。
また、ボタン排出指令を入力すれば、制御手段により
回動板が逆回転し、回動板のボタン挿通部中に残留して
いるボタンを排出させるようになっているため、縫製品
の変更に伴う供給ボタンの変更作業も、作業者の手を煩
わせることなく極めて能率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図に示したものの概略平面図、第3図は第2図に示し
たものの正面図、第4図は同実施例における回動板及び
ボタン支持板を示す分解斜視図、第5図(a)は同実施
例における旋回アームの先端部を示す平面図、同図
(b)は同図(a)に示したものの正面図、第6図は同
実施例における制御手段を示すブロック図、第7図は同
実施例における動作を示す平面図で、同図(a)はボタ
ン供給時を、同図(b)はボタン排出時をそれぞれ示
す。第8図は従来のボタン供給装置を示す斜視図、第9
図は第8図に示したものの正面図である。 図において 12……ボタン付けミシン 12b……ボタン挟持部 13……ボタン供給部 13c……ボタン排出口 15……モータ(駆動手段) 14……回動板(ボタン搬送機構) 14a……ボタン挿通用の切欠部(ボタン搬送機構) 16……ボタン支持体(ボタン搬送機構) 16a1……第1の開口部(ボタン搬送機構) 16a2……第2の開口部 27……ボタン位置修正機構 28……マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対のボタン縫着孔を有するボ
    タンを、その表面を上方に向けて順次所定の排出口より
    1個ずつ排出させるボタン供給部と、 前記ボタン供給部の排出口より順次排出される各ボタン
    を、それぞれ一定間隔を介して保持しつつ水平環状経路
    に沿って移動させ、その水平環状経路中に設定された第
    1の排出位置より排出させるボタン搬送機構と、 所定の回動支点を中心に水平往復回転移動を行い、その
    回転移動により上面に突設された係止ピンが前記第1の
    排出位置の直下からボタン付けミシンのボタン挟持部に
    亘って移動する旋回アームと、 前記第1の排出位置より排出されたボタンをその直下に
    位置する係止ピン上で回転移動させ、ボタン縫着孔と係
    止ピンとの位置を合致させるボタン位置修正機構と、を
    備え、 前記ボタン搬送機構を、 前記水平環状経路に沿って等間隔に形成された複数のボ
    タン挿通部を有し、所定の駆動手段により同水平環状経
    路の回動軸線を中心に水平に間欠回転する円形の回動板
    と、 前記回動板の下面に重合するよう保持されると共に、同
    回動板のボタン挿通部と連通する第1、第2の開口部を
    有し、第1の開口部を前記第1の排出位置に位置させる
    一方、第2の開口部を第1の排出位置からボタン供給部
    の排出口に至る間に設定した第2の排出位置に位置させ
    て成るボタン支持体と、により構成し、 かつ、前記駆動手段による回動板の回転方向を切り換え
    る制御手段を設け、 前記制御手段は、ボタン供給動作指令に応じて回動板を
    正方向へ回転させ、ボタン挿通部内のボタンを第1の開
    口部より排出させると共に、ボタン排出指令に応じて第
    2の回転板を逆方向へ回転させ、第2の開口部より排出
    させることを特徴とするボタン供給装置。
JP24287589A 1989-08-31 1989-09-18 ボタン供給装置 Expired - Lifetime JP2505289B2 (ja)

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